JP2020053578A - 回路基板および電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 積層ずれの状態を視認可能な回路基板を提供すること。【解決手段】 第1絶縁層11および第1絶縁層11と接して積層されており表面に露出する露出領域12aを有する第2絶縁層12を含む複数のセラミックからなる絶縁層が積層されてなる絶縁基板1と、第1絶縁層11に設けられて第1絶縁層11と第2絶縁層12との層間に位置しており、方形状で中央部に開口部21aを有する内部導体21と、露出領域12aから層間にかけて第2絶縁層12を貫通し、一端が内部導体21の開口部21a内に位置している第1貫通導体31と、一端が内部導体21の各辺に近接する位置で21内部導体に接続している複数の第2貫通導体32と、を備えており、内部導体21の開口部21aの縁から第1貫通導体31までの距離が、内部導体21の辺から第2貫通導体32までの距離より大きい回路基板100。【選択図】 図1

Description

本開示は、セラミック絶縁層が積層された絶縁基板を備える回路基板および電子部品に関するものである。
半導体素子、センサ素子または容量素子等の電子素子が搭載される回路基板として、セラミックスからなる絶縁基板に回路導体が設けられたものが用いられている。このような回路基板においては、絶縁基板は複数のセラミックからなる絶縁層が積層されてなり、絶縁層の表面および層間の導体層と、絶縁層を貫通する貫通導体とを含む回路導体が設けられている。
このような回路基板を作製する際に絶縁層の積層ずれが発生する場合がある。積層ずれが発生すると回路導体が設計通りに配置されずに回路基板としての機能が損なわれてしまう場合がある。そのため、積層ずれが発生していないことを検知するための導体層等を備えたものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2012−109469号公報
しかしながら、従来の回路基板においては、許容範囲を超える積層ずれが発生していないことを外観から容易に検知することは可能であるが、積層ずれの方向は検知することができなかった。具体的には、x方向あるいはy方向のずれはわかっても、+x方向か−x方向かはわからなかった。また、許容される積層ずれは1つしか設定されないので積層ずれの程度を検知することができなかった。
すなわち、従来の回路基板は、外部の配線基板等との接続強度と表面導体の高密度な配置を両立することができないものであった。
本開示の1つの態様の回路基板は、第1絶縁層および、該第1絶縁層と接して積層されており表面に露出する露出領域を有する第2絶縁層を含む複数のセラミックからなる絶縁層が積層されてなる絶縁基板と、前記第1絶縁層に設けられて前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との層間に位置しており、方形状で中央部に開口部を有する内部導体と、前記露出領域から前記層間にかけて前記第2絶縁層を貫通し、一端が前記内部導体の前記開口部内に位置している第1貫通導体と、前記露出領域から前記層間にかけて前記第2絶縁層を貫通し、一端が前記内部導体の各辺に近接する位置で前記内部導体に接続している複数の第2貫通導体と、を備えており、前記内部導体の前記開口部の縁から前記第1貫通導体までの距離が、前記内部導体の辺から該辺に近接する前記第2貫通導体までの距離より大きい。
本開示の1つの態様の電子部品は、上記構成の回路基板と電子素子とを備えている。
本開示の1つの態様の回路基板によれば、第1絶縁層と第2絶縁層との間の積層ずれに
関して、積層ずれの方向および積層ずれの程度を容易に検知することが可能な回路基板となる。
本開示の1つの態様の電子部品によれば、上記構成の回路基板を含んでいることから、積層ずれによる電気特性等の不具合のない電子部品を提供することができる。
回路基板の一例を示し、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は(b)のC−C線における断面図である。 図1(a)のA部を拡大して示す斜視図である。 図1(b)のA部を拡大して示す平面図である。 (a)は図1(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)は図1(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 本開示の回路基板の他の一例を示し、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は(b)のC−C線における断面図である。 図6(a)のA部を拡大して示す斜視図である。 (a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)は(a)のB部における内部導体を拡大して示す平面図である。 (a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)は他の例の要部を拡大して示す平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)は図12(a)と同じ平面図であり、(b)〜(d)は積層ずれがある場合を示す平面図である。 (a)〜(c)は他の例の要部を拡大して示す平面図である。 回路基板の他の一例を示す平面図である。 電子部品の一例を示す斜視図である。
本開示の実施形態の回路基板および電子部品を、添付の図面を参照して説明する。図1は回路基板の一例の外観を示し、図1(a)は斜視図であり、図1(b)は平面図であり、図1(c)は図1(b)のC−C線における断面図である。図2は図1(a)の二点鎖線で囲まれたA部を拡大して示す斜視図である。図3は図1(b)の二点鎖線で囲まれたA部を拡大して示す平面図である。図4(a)は図1(b)のA部を拡大して示す平面図であり、図4(b)はx方向に、図4(c)はy方向に、図4(d)はxy両方向にそれぞれ積層ずれ(第1絶縁層に対する第2絶縁層の積層ずれ)がある場合を示す平面図である。図5(a)は図1(b)のA部を拡大して示す平面図であり、図5(b)〜図5(d)は図4(b)〜図4(d)より大きい積層ずれがある場合を示す平面図である。図6は本開示の回路基板の他の一例の外観を示し、図6(a)は斜視図であり、図6(b)は平面図であり、図6(c)は図6(b)のC−C線における断面図である。図7は図6(a)のA部を拡大して示す斜視図である。図8(a)は図6(b)の二点鎖線で囲まれたA部を拡大して示す平面図であり、図8(b)は図8(a)の長破線で囲まれたB部における内部導体を拡大して示す平面図である。図9(a)は図6(b)の二点鎖線で囲まれたA部を拡大して示す平面図であり、図9(b)はx方向に、図9(c)はy方向に、図9
(d)はxy両方向にそれぞれ積層ずれ(第1絶縁層に対する第2絶縁層の積層ずれ)がある場合を示す平面図である。図10(a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、図10(b)〜図10(d)は図9(b)〜図9(d)より大きい積層ずれがある場合を示す平面図である。図11(a)は図6(b)のA部を拡大して示す平面図であり、図11(b)〜図11(d)は図10(b)〜図10(d)よりさらに大きい積層ずれがある場合を示す平面図である。図12(a)は他の例の要部を拡大して示す平面図であり、(b)はx方向に、(c)はy方向に、(d)はxy両方向にそれぞれ積層ずれ(第1絶縁層に対する第2絶縁層の積層ずれ)がある場合を示す平面図である。図13(a)は図12(a)と同じ平面図であり、図13(b)〜図13(d)は図12(b)〜図12(d)より大きい積層ずれがある場合を示す平面図である。図14(a)〜図14(c)は他の例の要部を拡大して示す平面図である。図15は回路基板の他の一例を示す平面図である。図16は電子部品の一例を示す斜視図である。図2および図7の斜視図においては絶縁層を透過して表面導体層、内部導体および貫通導体の配置がわかるようにしている。図3〜図5および図8〜図14の平面図においては、内部導体および貫通導体を破線で示して表面導体との位置関係がわかるようにしている。なお、各図面には、説明の便宜上、xyz直交座標を付しており、以下、z方向の正側を上方として上面等の語を用いて説明する場合がある。以下の説明における上下の区別は便宜的なものであり、実際に回路基板および電子部品が使用されるときの上下を限定するものではない。
回路基板100は、第1絶縁層11および、第1絶縁層11と接して積層されており表面に露出する露出領域12aを有する第2絶縁層12を含む複数のセラミックからなる絶縁層が積層されてなる絶縁基板1と、第1絶縁層11に設けられて第1絶縁層11と第2絶縁層12との層間に位置しており、方形状で中央部に開口部21aを有する内部導体21と、露出領域12aから層間にかけて第2絶縁層12を貫通し、一端が内部導体21の開口部21a内に位置している第1貫通導体31と、露出領域12aから層間にかけて第2絶縁層12を貫通し、一端が内部導体21の各辺に近接する位置で内部導体21に接続している複数の第2貫通導体32と、を備えており、内部導体21の開口部21aの縁から第1貫通導体31までの距離D2(D2x,D2y)が、内部導体21の辺から辺に近接する第2貫通導体32までの距離D1(D1x,D1y)より大きい。
このような構成の回路基板100によれば、露出領域を確認することで第1絶縁層11と第2絶縁層12との間の積層ずれに関して、積層ずれの方向および積層ずれの程度を2段階で容易に検知することができる。例えば、回路基板100の内部に容量素子が形成されている場合に、積層ずれによって容量素子を形成する2つの電極間の位置ずれが発生して容量が変動する。2つの電極が同じ大きさの長方形である場合には、短辺方向にずれた場合と長辺方向にずれた場合とでは、同じずれ量であっても容量の変化率が異なる。そのため、2つの方向で許容されるずれ量が異なり、短辺方向のずれの許容値の方が長辺方向のずれの許容値よりも小さい。短辺方向をx方向、長辺方向をy方向として、上記距離D1を短辺方向のずれ許容値とし、距離D2を長辺方向のずれ許容値とすることで、容量素子の容量に応じた積層ずれ不良を検出できる。あるいは、1つの大きい電極に2つの大きさの異なる電極が対向して2つの容量素子が形成される場合にも、ずれの方向によって許容されるずれ量が異なる。上記構成の回路基板100は、このような場合に利用可能である。また、検知されたずれの方向およびずれ量を製造工程にフィードバックして製造装置の調整をすることで、より積層ずれの少ない回路基板100を作製することができる。
図1〜図3に示す例の回路基板100ついて説明する。この例では、絶縁基板1は4層の絶縁層が積層されてなるものであり、最上層が第2絶縁層12でその下に第1絶縁層11が位置し、その下に2つの他の絶縁層10が積層されている。そのため、露出領域12aは第2絶縁層12の上面全体であり、絶縁基板1の上面である。第1貫通導体31および第2貫通導体32の他端が露出している露出領域12aは、正方形の絶縁基板1の上面
のうち、1つの角部に位置しており、回路表面導体43が設けられていない部分に位置している。
絶縁基板1の上面には、回路導体の一部である回路表面導体43が設けられている。絶縁基板1の上面の中央に電子素子を搭載するための搭載用導体としての回路表面導体43が設けられ、これを囲むように電子素子の電極と電気的に接続される接続パッドとしての回路表面導体43が設けられている。絶縁基板1の下面には、回路基板100を外部回路に接続するための端子電極としての回路表面導体43が設けられている。
内部導体21は第1絶縁層11と第2絶縁層12との層間に設けられている。回路基板100を作製する工程において、第1絶縁層11となるセラミックグリーンシート上に内部導体21となる導体ペーストパターンを形成するものであり、その意味で内部導体21は第1絶縁層11の上面に設けられている。内部導体21は外形が正方形で、その中央部に正方形の開口部21aを有している。
第1貫通導体31および第2貫通導体32は、第2絶縁層12を貫通するものであり、第2絶縁層12に設けられているものである。第1貫通導体31および第2貫通導体32の一端は第1絶縁層11と第2絶縁層12との層間に位置し、他端は露出領域12aに露出している。第1貫通導体31の一端は開口部21aの中心に位置し、第2貫通導体32の一端は内部導体21の4つの各辺の中央部に近接する位置で内部導体21に接続している。中心の第1貫通導体31をx方向に挟む位置および第1貫通導体31をy方向に挟む位置にそれぞれ第2貫通導体32が配置されている。
図3においては、内部導体21の開口部21aの縁から第1貫通導体31までの距離D2として、x方向のD2xとy方向のD2yを示している。内部導体21の辺から辺に近接する第2貫通導体32までの距離D1も同様にD1xおよびD1yを示している。D1xとD1yとは同じ距離である。開口部21aが正方形で、第1貫通導体31の一端は開口部21aの中心に位置しているので、D2xとD2yも同じ距離である。なお、図3に示すように、内部導体21の辺から辺に近接する第2貫通導体32までの距離D1(D1x,D1y)は、内部導体21の辺と第2貫通導体32との間の距離ではなく、内部導体21の辺と第2貫通導体32との間の距離(内部導体21の辺から第2貫通導体32までの距離)に第2貫通導体32の径を加えた長さである。
内部導体21は回路基板100の表面に露出する表面導体4(43)の表面に電解めっきでめっき皮膜を形成するためのめっき導体(不図示)に接続されている。図1〜図3、図4(a)および図5(a)に示す例のように、第1絶縁層11と第2絶縁層12との間に積層ずれがない、もしくは積層ずれが距離D1以下である場合には4つの第2貫通導体32の一端は内部導体21に接続されている。そのため、第2貫通導体32の露出領域12aに露出する他端の端面にはめっき皮膜が形成される。一方、第1貫通導体31の一端は開口部21a内にあって内部導体21には接続されていないので、第1貫通導体31の他端の端面にはめっき皮膜は形成されない。なお、図1〜図5において(図6〜図16においても)、めっき皮膜が形成されている部分にはドット状の網掛けを施している。内部導体21は第1絶縁層11に設けられ、第1貫通導体31および第2貫通導体32は第2絶縁層12に設けられているので、第1絶縁層11と第2絶縁層12との間に積層ずれがある場合には、そのずれ量およびずれ方向によって第1貫通導体31および第2貫通導体32と内部導体21との接続関係が変化して、露出領域12aにおけるめっき皮膜の状態が変化する。露出領域12aにおけるめっき皮膜の形成状態を視認することで、積層ずれの方向およびずれの程度を容易に検知することができる。図1〜図3に示す例の回路基板100における積層ずれの検知について、図4および図5に示す具体例で以下に説明する。
図4(b)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがx方向であり、ずれ量がD1(D1x)を少し超えた程度の場合を示しており、図4(a)に対して右側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。図4(c)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがy方向であり、ずれ量がD1(D1y)を少し超えた程度の場合を示しており、図4(a)に対して上側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。図4(d)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがx方向およびy方向であり、いずれの方向においてもずれ量がD1(D1x,D1y)およびを少し超えた程度の場合を示しており、図4(a)に対して右側および上側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。
図5(b)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがx方向であり、ずれ量がD1よりも大きいD2(D2x)以上の場合を示しており、図5(a)に対して右側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。一方で、第1貫通導体31が内部導体21に接続されて第1貫通導体31の他端の端面にめっき皮膜が形成されている。図5(c)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがy方向であり、ずれ量がD2(D2y)以上の場合を示しており、図5(a)に対して上側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。一方で、第1貫通導体31が内部導体21に接続されて第1貫通導体31の他端の端面にめっき皮膜が形成されている。図5(d)は第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれがx方向およびy方向であり、いずれの方向においてもずれ量がD2(D2x,D2y)以上の場合を示しており、図5(a)に対して右側および上側の第2貫通導体32の端面にはめっき皮膜が形成されていない。一方で、第1貫通導体31が内部導体21に接続されて第1貫通導体31の他端の端面にめっき皮膜が形成されている。
次に、図6〜図8に示す例について説明する。この例では、図1〜図3に示す例と同様に絶縁基板1は4層の絶縁層が積層されてなるものであるが、上から2層目が第2絶縁層12でその下に第1絶縁層11が位置し、その下に1つの他の絶縁層10が積層されている。第2絶縁層12の上にも他の絶縁層10が積層されており、この最上層の絶縁層10の一部には貫通孔が設けられている。そのため、露出領域12aは第2絶縁層12の上面のうち、この貫通孔内に露出する部分である。絶縁基板1の上面には、図1〜図3に示す例と同様に、回路導体の一部である回路表面導体43が設けられている。
内部導体21もまた、図1〜図3に示す例と同様に第1絶縁層11と第2絶縁層12との層間に設けられている。内部導体21の形状は異なり、外形が正方形状で、その中央部に円形の開口部21aを有している。外形は、正方形の角部が丸められた形状である。
図1〜図3に示す例に対して、第2貫通導体32の配置が異なっている。第2貫通導体32の一端は内部導体21の4つの角部に近接する位置で内部導体21に接続している。すなわち、1つの第2貫通導体32は、2つの辺に近接する位置で内部導体21に接続している。中心の第1貫通導体31をx方向およびy方向に対して斜め方向に挟む位置に第2貫通導体32が配置されている。
図8に示すように、内部導体21の開口部21aの縁から第1貫通導体31までの距離D2(D2x,D2y)および内部導体21の辺から辺に近接する第2貫通導体32までの距離D1(D1x,D1y)は図1〜図3に示す例と同じである。また、D1xとD1yとは同じ距離で、D2xとD2yも同じ距離である点も同様である。内部導体21の4つの角部は、第2貫通導体32の外形に沿って丸められており、内部導体21の角部において第2貫通導体32と内部導体21の外縁との距離が同じになっている。これにより、x方向およびy方向に対して斜め方向、例えば図8(a)に示す例のようなx方向および
y方向に対して45度の方向における、内部導体21の外縁から第2貫通導体32までの距離D1xyもまたD1xおよびD1yと同じである。
図6〜図8に示す例においては、露出領域12aに、第1表面導体41と第1表面導体41の周囲に複数の第2表面導体42が設けられており、第1貫通導体31の他端は第1表面導体41に接続され、複数の第2貫通導体32はそれぞれ他端が複数の第2表面導体42の1つに接続されている。第1表面導体41は第1貫通導体31の他端の端面より大きく、第2表面導体42は第2貫通導体32の他端の端面より大きいものである。
このような第1表面導体41および第2表面導体42が設けられている回路基板100によれば、第1貫通導体31の端面および第2貫通導体32の端面の代わりに第1表面導体41および第2表面導体42にめっき皮膜が形成される。そのため、比較的小さい第1貫通導体31の端面および第2貫通導体32の端面のめっき皮膜の状態を視認するのに対して視認性がより向上するので、積層ずれの検知をより容易で正確に行なうことのできる回路基板100となる。
図6〜図8に示す例の場合の、積層ずれの状態に対する第1表面導体41および第2表面導体42に形成されるめっき皮膜は、図9〜図11に示す例のようになる。各図の(a)は第1絶縁層11と第2絶縁層12との間に積層ずれがない、もしくは積層ずれが距離D1以下である場合である。各図の(b)、(c)、(d)は、第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれが、x方向である場合、y方向である場合、x方向とy方向の両方である場合をそれぞれ示している。図9の各図はずれ量がD1(D1x、D1y)程度の場合を示しており、図10の各図はずれ量がD1(D1x、D1y)を少し超えた程度の場合を示しており、図11の各図はずれ量がD1よりも大きいD2(D2x、D2y)以上の場合を示している。積層ずれの方向およびずれ量によって、第1表面導体41および第2表面導体42に形成されるめっき皮膜の状態が変化する。
例えば図8に示す例おいてD1(D1x、D1y、D1xy)=0.1mm、D2(D2x、D2y)=0.2mmに設定した場合、x方向およびy方向のいずれにも積層ずれがない場合は、図9(a)に示すように第1表面導体41にはめっき皮膜が形成されず、4つの第2表面導体42にはめっき皮膜が形成される。第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれ(以下、単に積層ずれともいう。)がx方向(右方向)に0.09mm、y方向(左方向)に0mmである場合には、図9(b)に示すように第1表面導体41はめっき皮膜がなく、第2表面導体42はすべてめっき皮膜がある状態となる。また積層ずれがx方向に0mm、y方向に=0.09mmの場合も図9(c)に示すように同様のめっき皮膜状態となる。このようなめっき皮膜の状態からx方向の積層ずれおよびy方向の積層ずれともに0.1mmより小さいのということがわかる。一方、積層ずれがx方向に0.09mm、y方向に=0.09mmの場合は、図9(d)に示すように第1表面導体41はめっき皮膜がなく、第2表面導体42は右上側のもののみがめっき皮膜が形成されない。すなわち第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれが右上方向に0.127mmのずれとなっているためであり、めっき皮膜の状態から右上方向に0.1mmを越えるずれが発生していることがわかる。
また図10(b)では図9(b)に対して第2表面導体42の右側2つのめっき皮膜がない状態となっている。第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれは、右方向のずれで、ずれ量は0.1mmより大きく0.2mmより小さいことがわかる。同様に図10(c)に示す例のめっき状態からは、下方向の積層ずれで0.1mmより大きく0.2mmより小さいものであることがわかり、図10(d)に示す例のめっき状態からは、積右上方向の積層ずれで、右方向および上方向ともに0.1mmより大きく0.2mmより小さいものであることがわかる。
さらに図11(b)では図10(b)に対して第1表面導体41にめっき皮膜が形成されている状態となっているので、積層ずれが右方向で0.2mmより大きくずれていることがわかる。同様に図11(c)に示す例のめっき状態からは、上方向の積層ずれで0.2mmより大きいことがわかる。図11(d)に示す例のめっき状態からは、右上方向の積層ずれで、右方向および上方向ともに0.1mmより大きく、右上方向には0.2mmより大きくずれていることがわかる。
内部導体21の辺から辺に近接する第2貫通導体32までの距離D1(D1x,D1y)および内部導体21の開口部21aの縁から第1貫通導体31までの距離D2(D2x,D2y)は上記の例に限られず、回路基板100に求められる積層ずれ許容値に応じて設定されるものである。また、D1xとD1yとを異なる値に設定することもできる。
ここで、図6〜図8に示す例では、内部導体21の4つの角部は第2貫通導体32の外形に沿って丸められている。これにより、x方向およびy方向に対して斜め方向における、内部導体21の外縁から第2貫通導体32までの距離D1xyがD1xおよびD1yと同じである。そのため、斜め方向においてもx方向およびy方向と同じずれを検知することができる。微小なパターンなどの積層ずれの許容値が小さいものに適用することができる。あるいは、例えば、上述した容量素子の電極が円形である場合には、いずれの方向においても容量変化率は同じで、いずれの方向においてもずれの許容量は同じになるので、このような場合に適している。
また、図1〜図3に示す例の内部導体21の開口部21aの形状は正方形であるのに対して、図6〜図8に示す例では円形である。第1貫通導体31と開口部21aとでより大きいずれを検知するが、この大きいずれについてもいずれの方向にも同じずれ量で検知することができる。例えば、容量素子を内蔵する回路基板100において、容量誤差のレベルが異なる2種類のものを作製する場合に適用することができる。
図12および図13に示す例は、第2貫通導体32が内部導体21の4つの角部および4つの辺の中央部のそれぞれに接続され、合計8つの第2貫通導体32を有する例を示している。図1〜図3に示す例の第2貫通導体32の配置と図6〜図8に示す例の第2貫通導体32の配置とを組み合わせた例である。各図の(a)は第1絶縁層11と第2絶縁層12との間に積層ずれがない、もしくは積層ずれが距離D1以下である場合である。各図の(b)、(c)、(d)は、第1絶縁層11に対する第2絶縁層12の積層ずれが、x方向である場合、y方向である場合、x方向とy方向の両方である場合をそれぞれ示している。図12の各図はずれ量がD1(D1x、D1y)程度の場合を示しており、図13の各図はずれ量がD1よりも大きいD2(D2x、D2y)以上の場合を示している。この例においても、積層ずれの方向およびずれ量によって第1表面導体41および第2表面導体42に形成されるめっき皮膜の状態が変化する。図1〜図3に示す例に対してx方向およびy方向の積層ずれが大きい場合、図6〜図8に示すれに対して斜め方向(xy方向)の積層ずれが大きい場合であっても、ずれの方向が正確に検知することができる。
なお、図6〜図8に示した例の内部導体21の開口部21aの形状を、第1表面導体41および第2表面導体42を有さない例に適用した回路基板100とすることができる。また、図6〜図8および図12,13に示した例のような第2貫通導体32の配置の場合において第1表面導体41および第2表面導体42を設けない回路基板100とすることもできる。
第1表面導体41および第2表面導体42の形状および配置は、図6〜図8に示す例に限られるものではない。図6〜図8に示す例では、第2貫通導体32は第2表面導体42
の外側の角部に接続され、平面透視で第2表面導体42のほぼ全体が内部導体21と重なっている。これに対して、図14(a)に示す例では、第2表面導体42および内部導体21の大きさは同じで、内部導体21に対する第2貫通導体32の接続位置も同じであるあるが、第2貫通導体32は第2表面導体42の中央部に接続され、平面透視で第2表面導体42は内部導体21より外側にはみ出している。この例は、図6〜図8に示す例に対して第1表面導体41および第2表面導体42を設ける領域が大きくなる。図14(b)に示す例では、第2貫通導体32は第2表面導体42の内側の角部に接続されているが、内部導体21の外形が小さく、平面透視で第2表面導体42は内部導体21より外側に大きくはみ出している。内部導体21の外形が同じであれば、図6〜図8に示す例に対して第1表面導体41および第2表面導体42を設ける領域がさらに大きくなる。図14(c)に示す例では、内部導体21の大きさは同じで、内部導体21に対する第2貫通導体32の接続位置も同じであるが、第2表面導体42および第1表面導体41は、形状が異なり、第1表面導体41がひし形で、第2表面導体42は斜辺が第1表面導体41の辺に沿った直角三角形状である。そのため、図6〜図8に示す例に対して、第1表面導体41と第2表面導体42との間隔は同じでも第1表面導体41および第2表面導体42の大きさは大きい。この例は、図6〜図8に示す例に対して第1表面導体41および第2表面導体42を設ける領域の大きさは同じであるが、視認性が高まっている。
図15に示す例の回路基板100は、いわゆる多数個取り基板である。図1〜図3に示す例のような回路基板100と同様の回路基板となる基板領域がx方向およびy方向にそれぞれ5つずつ配列され、計25個の基板領域が中央部に配置されている、多数個取り形態の回路基板100である。第1表面導体41および第2表面導体42は、各基板領域には設けられず、複数の基板領域を取り囲む外周部に設けられている。図面には示されていないが、内部導体21もまた外周部の内部における第1表面導体41および第2表面導体に対応する位置に設けられている。また、この例では第1表面導体41および第2表面導体は複数個所に設けられている。具体的には絶縁基板1の正方形の上面の4つの角部に設けられている。多数個取り基板は比較的大型であり、製造時の変形による積層ずれが平面方向の位置によって異なる場合があるので、複数個所に設けることでこの積層ずれの違いを検知することができる。第1表面導体41および第2表面導体(ならびに第1貫通導体31、第2貫通導体32、内部導体21)を設ける位置および数は図15に示す例に限られるものではない。
図16に示す例のように、電子部品300は、上記のような回路基板100と、電子素子200とを備えている。このような電子部品300によれば、上記構成の回路基板100を含んでいることから、積層ずれによる電気特性等の不具合のない電子部品300を提供することができる。
図16に示す例の電子部品300は、図6に示す例の回路基板100に電子素子200を
搭載した例である。電子素子200は回路基板100の上面に搭載され、電子素子200の電極201と回路基板100の接続導体(回路表面導体43)とが接続部材210としてボンディングワイヤで電気的に接続されている。
絶縁基板1は、回路基板100の基本的な部分であり、複数の回路導体(回路表面導体43、回路内部導体22、回路貫通導体33)を互いに電気的に絶縁させて配置するための電気絶縁体として機能する。また、絶縁基板1は、例えば、電子素子200を搭載して固定するための基体として機能する部分である。
絶縁基板1は、平面視(上面視)で正方形状あるいは長方形状の平板状である。例えば、0.8mm〜6mm×1.2mm〜8mmの長方形状で、厚みが例えば0.15mm〜1mmの板状である。絶縁基板1は、複数の絶縁層10が積層されてなるものである。上
述した例の絶縁基板1は4層の絶縁層10で構成されているが、絶縁層10の数はこれらに限られるものではない。絶縁層10は、内部導体21が設けられる第1絶縁層11および第1貫通導体31および第2貫通導体32ならびに第1表面導体41および第2表面導体42が設けられる第2絶縁層12を含んでいる。第2絶縁層12は、第1絶縁層11に接して積層されるが、図1および図6に示す例のように第1絶縁層11の上方であってもよいし、第1絶縁層11の下方に積層されてもよい。第2絶縁層12が第1絶縁層11の下方に積層される場合は、内部導体21は第1絶縁層11の下面に設けられ、第1表面導体41および第2表面導体42は第2絶縁層12の下面に設けられる。
図1に示す例の絶縁基板1は平板であり、図6に示す例の絶縁基板1は第2絶縁層12の露出領域12aが底面である小さな凹部を上面に有している。絶縁基板1は、この凹部以外に、電子素子200を収容するための大きい凹部(キャビティ)を有するものであってもよい。電子素子200を収容するキャビティは、例えば、キャビティの内側面と絶縁基板1の外側面との間の壁厚みを0.5mm以上とした上で、平面視の形状が1.2mm〜5mm×1.5mm〜7mmの長方形状で、上面からの深さが0.05mm〜0.6mmとすることができる。
絶縁基板1は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ガラスセラミック焼結体、窒化アルミニウム質焼結体またはムライト質焼結体等のセラミック焼結体によって形成されている。絶縁基板1は、例えばガラスセラミック焼結体からなる場合であれば、次のようにして製作することができる。まず、ガラス成分となる酸化ケイ素、酸化ホウ素およびフィラー成分となる酸化アルミニウム等の粉末を主成分とする原料粉末を適当な有機バインダおよび有機溶剤と混練してスラリーとするとともに、このスラリーをドクターブレード法またはリップコータ法等の成形方法でシート状に成形して、絶縁層10〜12となるセラミックグリーンシートを作製する。その後、このセラミックグリーンシートを適当な寸法に切断、成形したセラミックグリーンシートを複数枚積層して積層体を作製する。その後、この積層体を約900〜1000℃程度の温度で焼成することによって絶縁基板1を製作することができる。第2絶縁層12より上または下に他の絶縁層10が積層されている場合には、この絶縁層10となるセラミックグリーンシートに露出領域12aを露出させるための貫通孔等を設けておく。また、上述したキャビティを有する場合には、キャビティとなる貫通孔をセラミックグリーンシートに設けておく。
絶縁基板1には回路導体(回路表面導体43、回路内部導体22、回路貫通導体33)が設けられている。図1および図6に示す例においては、上述したように絶縁基板1の上面には、回路表面導体43として、電子素子200がワイヤボンディング接続される場合の接続導体と、電子素子200を固定するため、また必要に応じで接地するための搭載用導体とが設けられている。絶縁基板1の下面には、回路基板100を外部回路に接続するための端子電極としての回路表面導体43が設けられている。上面の回路表面導体43と下面の回路表面導体43とは、絶縁基板1の内部の回路内部導体22および回路貫通導体33を介して電気的に接続されている。これにより、上面に搭載された電子素子200を、回路導体を介して外部の配線基板に電気的に接続することができる回路基板100となっている。
回路導体は、例えば、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀、パラジウム、金、白金、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、またはこれらの金属材料を含む合金材料等によって形成されている。このような金属材料等は、メタライズ層として絶縁基板1の所定の位置に設けられている。
回路導体の表面導体4(第1表面導体、第2表面導体42、回路表面導体43)および内部導体2の回路内部導体22は、例えば、絶縁基板1が上述したようなガラスセラミッ
ク焼結体からなる場合であれば、例えば銅のメタライズ層で形成することができる。銅のメタライズ層である場合には、銅の粉末を有機溶剤および有機バインダと混合して作製した金属ペーストを絶縁層10〜12となる上記セラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷法等の方法で印刷して、その後セラミックグリーンシートと同時焼成する方法で形成することができる。また、貫通導体(第1貫通導体31、第2貫通導体32、回路貫通導体33)は、絶縁層10〜12となるセラミックグリーンシートに貫通孔をあらかじめ形成しておき、このセラミックグリーンシートの貫通孔内に上記の金属ペーストをスクリーン印刷法等の方法で充填し、同時焼成することによって形成することができる。セラミックグリーンシートの貫通孔は、機械的な孔あけ加工またはレーザ加工等の方法で形成することができる。
表面導体4の外表面には、上述したように、電解めっき法でめっき層がさらに被着されている。めっき層は、例えばニッケルおよび金等からなるものである。表面導体4は、上述した内部導体21と同様にめっき導体(不図示)に接続されている。
回路基板100に搭載される電子素子200としては、IC(Integrated Circuit:集積回路)やLSI(Large-Scale Integrated Circuit:大規模集積回路)等の半導体集積回路素子、およびLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)やPD(Photo Diode:フォトダイオード)、CCD(Charged-Coupled Device:電荷結合素子)、CMOS
(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)等の光半導体
素子、電流センサ素子または磁気センサ素子等のセンサ素子、半導体基板の表面に微小な電子機械機構が形成されてなるマイクロマシン、いわゆるMEMS(Micro electro mechanical systems:微小電気機械システム)素子等の種々の電子素子が挙げられる。また、電子素子200は、圧電素子、容量素子または抵抗器等の受動部品であってもよい。また、電子素子200は、複数個が搭載されてもよく、複数種のものが含まれていてもよい。
電子素子200の回路基板100に対する機械的な接続は、例えば、はんだ等の低融点ろう材または接着剤、あるいは必要によって導電性接着剤等の電気伝導性を有する接合材(不図示)によって行なわれる。電子素子200の電極201と回路基板100の回路表面導体43との電気的な接続は、例えば、図16に示す例のようなボンディングワイヤ等の接続部材210による接続以外に、はんだボールや金属バンプおよび導電性接着剤を接続部材210として用いた、いわゆるフリップチップ接続で、電気的および機械的接続を行なうこともできる。フリップチップ接続の場合は、アンダーフィル材によって機械的接続を補強することができる。
図16に示す例では、電子素子200および接続部材210は露出しているが、これらおよび回路基板100の上面を封止樹脂で覆って封止することができる。封止樹脂は、例えば、エポキシ樹脂およびエポキシ樹脂にフィラーを含有させたものなどを用いることができる。
また、回路基板100がキャビティを有する場合には、キャビティの底面に電子素子200が搭載される。そして、キャビティを蓋体で塞いで、あるいはキャビティ内に封止樹脂を充填して封止することができる。蓋体として金属、セラミックス、樹脂等からなる平板状あるいはキャップ状のものを、また接合材として、はんだやろう材等の金属接合材、樹脂接着剤、導電性接着剤等の樹脂接合材、ガラス接合材等を用いることができる。
1・・・絶縁基板
10・・・絶縁層
11・・・第1絶縁層
12・・・第2絶縁層
12a・・・露出領域
2・・・内部導体
21・・・内部導体
21a・・・開口部
22・・・回路内部導体
3・・・貫通導体
31・・・第1貫通導体
32・・・第2貫通導体
33・・・回路貫通導体
4・・・表面導体
41・・・第1表面導体
42・・・第2表面導体
43・・・回路表面導体
100・・・回路基板
200・・・電子素子
201・・・電極
210・・・接続部材
300・・・電子部品

Claims (3)

  1. 第1絶縁層および、該第1絶縁層と接して積層されており表面に露出する露出領域を有する第2絶縁層を含む複数のセラミックからなる絶縁層が積層されてなる絶縁基板と、
    前記第1絶縁層に設けられて前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との層間に位置しており、方形状で中央部に開口部を有する内部導体と、
    前記露出領域から前記層間にかけて前記第2絶縁層を貫通し、一端が前記内部導体の前記開口部内に位置している第1貫通導体と、
    前記露出領域から前記層間にかけて前記第2絶縁層を貫通し、一端が前記内部導体の各辺に近接する位置で前記内部導体に接続している複数の第2貫通導体と、
    を備えており、
    前記内部導体の前記開口部の縁から前記第1貫通導体までの距離が、前記内部導体の辺から該辺に近接する前記第2貫通導体までの距離より大きい回路基板。
  2. 前記露出領域に、第1表面導体と該第1表面導体の周囲に複数の第2表面導体が設けられており、前記第1貫通導体の他端は前記第1表面導体に接続され、複数の前記第2貫通導体はそれぞれ他端が複数の前記第2表面導体の1つに接続されている請求項1に記載の回路基板。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回路基板と電子素子とを備えている電子部品。
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