JP2020053347A - トイレ空間の環境制御システム - Google Patents

トイレ空間の環境制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020053347A
JP2020053347A JP2018184095A JP2018184095A JP2020053347A JP 2020053347 A JP2020053347 A JP 2020053347A JP 2018184095 A JP2018184095 A JP 2018184095A JP 2018184095 A JP2018184095 A JP 2018184095A JP 2020053347 A JP2020053347 A JP 2020053347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
private room
control
toilet
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018184095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6652175B1 (ja
Inventor
綾 高尾
Aya TAKAO
綾 高尾
哲弘 早田
Tetsuhiro Hayata
哲弘 早田
里子 木塚
Satoko Kizuka
里子 木塚
雄太 酒井
Yuta Sakai
雄太 酒井
春奈 松井
Haruna Matsui
春奈 松井
俊洲 宮崎
Toshikuni Miyazaki
俊洲 宮崎
永石 昌之
Masayuki Nagaishi
昌之 永石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2018184095A priority Critical patent/JP6652175B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6652175B1 publication Critical patent/JP6652175B1/ja
Publication of JP2020053347A publication Critical patent/JP2020053347A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】 トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい使用者による個室空間の使用に支障をきたすことがないように、使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与える期間の一部を個室空間外で行えるようになり、使用者による個室空間の占有時間を短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することを目的とする【解決手段】 トイレ空間は、大便器を備える個室空間と、洗面台を備える共有空間と、個室空間内に設置され、個室空間内の照度または色温度を変更可能な第1の照明装置と、その第1の照明装置を制御する制御装置とを、を備え、制御装置は、第1の照明装置を制御し、個室空間内の照度または色温度を低下させる照明リラックス制御を実行する際に、個室空間内の照度または色温度を、第2の照明装置が設置される共有空間の照度または色温度よりも低くなるように制御する。【選択図】 図5

Description

本発明は、トイレ空間の環境制御システムに関する。
近年、働きやすさの追求のため、在宅勤務をはじめとしたリモートワークを推進する動きが活発化している。その一方で、リモートワークが常になることによって面と向かってのコミュニケーションを取る機会が減り、その結果、生産性が低下することが危惧されている。そのため、現在は、働きやすさを追求すると共に、生産性が低下することがないように、これまで以上にオフィスでの生産性の向上が求められている。
ところで、オフィスでの生産性を向上させるためには、生体が活性化しており作業を集中して行うことが可能な覚醒状態と、生体が鎮静化しており疲労感を回復することが可能なリラックス状態との切り替えを適切に行うことが有効であることが知られている。そのため、従来から執務室の照明は、生体を活性化させる効果のある高照度の照明を利用し、休憩室の照明は、生体を鎮静化させる効果のある低照度の照明を利用することが、2010年のJIS照度基準では推奨されていた。
一方で、生体の鎮静化と活性化による作業性の向上はオフィスに限らず、例えば高速道路のサービスエリア等の公共施設においても必要性は高い。例えばサービスエリアにおいて自動車の運転者には休息が必要であるが、運転の再開の際には集中力が求められる。
これらに対して、一度リラックス状態になってしまうと、再び作業を集中して行うことが可能な覚醒状態になるまでに期間を必要とするため、休憩直後は集中して作業を行うことができず生産性が低下してしまうという課題が知られている。
この課題に対して、特許文献1には、生体を鎮静化させる刺激を与えた直後に生体を活性化させる刺激を与えることで、一度リラックス状態になった人を再び集中して作業を行うことが可能な覚醒状態にするまでに必要とする期間を短縮することが記載されている。
特開平2−213568号公報
萩原啓、荒木和典、道盛章弘、"短期間リフレッシュ法とその生理的評価"、[online]、平成3年6月1日発行、人間工学第27巻特別号、[平成30年8月28日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje1965/27/Supplement/27_Supplement_206/_article>
しかし、特許文献1に記載されたような、使用者の緊張をほぐすように導くリラックス誘導装置と、使用者に意識の水準を高めるような適度の刺激を与えるリフレッシュ刺激装置とを備えた特別な個室空間を導入することは、空間の制約や費用の面で実現性に乏しかった。そこで本発明者らは、元々個室空間を備えているトイレ空間を利用し、特許文献1に記載の制御を行うことで空間や費用の面での導入のハードルを下げることを思い付いた。
しかしながら、特許文献1と同じ開発者によって同時期に発表された非特許文献1によると、一度リラックス状態になった人を再び集中して作業を行うことが可能な覚醒状態にするまでには、特許文献1に記載された制御によって短縮されてもなお10〜20分を必要としていた。そのため、特許文献1に記載された制御をそのままトイレ空間に適用すると、一人当たりのトイレ空間の占有期間が長くなり過ぎることにより、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい人によるトイレ空間の使用に支障をきたすという新たな課題が生じた。
本発明は、このような課題を解決するものであり、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい人によるトイレ空間の使用に対して支障をきたすことがないように、トイレ空間内で一度リラックス状態になった人を再び集中して作業を行うことが可能な覚醒状態にするまでに必要とする期間を短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、第1の発明の態様に係るトイレ空間の環境制御システムは、オフィスが設けられた建物、または公共の施設に設置されるトイレ空間の環境制御システムであって、トイレ空間は、大便器を備える個室空間と、洗面台を備える共有空間と、個室空間内に設置され、個室空間内の照度または色温度を変更可能な第1の照明装置と、共有空間内に設置された第2の照明装置と、第1の照明装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、個室空間内の照度または色温度を低下させる照明リラックス制御を有し、照明リラックス制御は、個室空間内の照度または色温度を、第2の照明装置が設置される共有空間の照度または色温度よりも低くなるように制御する。
特許文献1に記載された発明をトイレ空間に適用にした場合、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい人の使用に支障をきたすという課題が生じる。その理由の一つに、使用者をリラックス状態にする視覚刺激を与えてから、使用者を覚醒状態にする視覚刺激を与えるまでの全ての期間を、大便器を備えた個室空間内で行っていたことが挙げられる。
そこで、本件発明者らは、個室空間外の場所である洗面台を備える共有空間においても使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与えることで、使用者による個室空間の占有時間を短縮できるということを思い付いた。
本発明の第1の態様によれば、照明リラックス制御において、制御装置は、個室空間内に設置された第1の照明装置の照度または色温度を低下させることで、個室空間内の照度または色温度を、第2の照明装置が設置される共有空間の照度または色温度よりも低くなるように制御している。そのため、照明リラックス制御後に共有空間に出た使用者は、第2の照明装置による共有空間の照度または色温度によって、照明リラックス制御時よりも強い視覚刺激を受けることとなり、共有空間において生体を活性化させることができるようになる。これによって、使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与える期間の一部を個室空間外で行えるようになり、使用者による個室空間の占有時間を短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することができる。
なお、本発明において記載している個室空間内や共有空間の照度または色温度とは、第1の照明装置や第2の照明装置の鉛直下方向に存在する床面に照度計を配置し、その照度計の受光部を第1の照明装置や第2の照明装置に向けることで計測している。
第2の発明の態様に係るトイレ空間の環境制御システムは、第1の発明において、第2の照明装置は、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路上に設置された通路空間照明装置と、洗面台付近に設置された洗面台空間照明装置と、を備え、通路空間照明装置は、その通路空間照明装置が設置される通路上の照度または色温度が、洗面台空間照明装置が設置される洗面台付近の照度または色温度よりも低くなるように設置され、照明リラックス制御は、個室空間内の照度または色温度を、通路空間照明装置が設置される通路上の照度または色温度よりも低くなるように制御する。
個室空間を使用した使用者は、個室空間を退室後、共有空間内の通路を移動し洗面台で手を洗った後、トイレ空間から退室するというのが一般的な行動である。本件発明者らは、この個室空間を使用した後の使用者による一般的な行動に着目し、照明リラックス制御を実行した後の使用者のトイレ空間内での移動に合わせて、徐々に強い視覚刺激を与えることで生体を活性化し覚醒状態にすることを思い付いた。すなわち、個室空間を退室後の使用者に対して、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路上に設置された通路空間照明装置による視覚刺激を与えた後、洗面台付近に設置された洗面台空間照明装置により強い視覚刺激を与えることで、使用者を覚醒状態にすることができる。
本発明の第2の態様によれば、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路上に通路空間照明を設置する共に、洗面台付近に通路空間照明装置よりも高い照度または色温度を有する洗面台空間照明装置を設置した。そして、照明リラックス制御において、制御装置は、第1の照明装置の照度または色温度を低下させることで、個室空間内の照度または色温度を、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路上の照度または色温度よりも低くなるように制御している。そのため、照明リラックス制御後に個室空間外である共有空間の通路上に出た使用者は、通路空間照明装置によって照明リラックス制御時よりも強い視覚刺激を受けると共に、その後、洗面台で手を洗う際に、洗面台空間照明装置によって通路空間照明装置よりも強い視覚刺激を受けることとなり、共有空間において生体を強く活性化させることができるようになる。これによって、使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与える期間の多くを個室空間外で行えるようになり、使用者による個室空間の占有時間をより短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することができる。
なお、本発明において、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路とは、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの共有空間からなる。そのため、使用者が、洗面台空間照明装置が設置された洗面台空間を使用しなかった場合であっても、個室空間からトイレ空間の出入口までの通路に設置された通路空間照明装置によって、使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を確実に与えることができる。
第3の発明の態様に係るトイレ空間の環境制御システムは、第2の発明において、トイレ空間は、複数の個室空間を備え、通路空間照明装置は、複数設けられ、それぞれの通路空間照明装置は複数の個室空間のそれぞれの出入口付近に設置される。
本発明の第3の態様によれば、複数の個室空間が設けられたトイレ空間において、それぞれの個室空間の出入口付近に通路空間照明装置が設置されている。そのため、使用者がどの個室空間を使用した場合であっても使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与える期間の一部を確実に個室空間外で行えるようになる。これによって、使用者による個室空間の占有時間を短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することができる。
第4の発明の態様に係るトイレ空間の環境制御システムは、第1乃至第3のいずれか一つの発明において、トイレ空間は、トイレ空間内の混雑状況を検知する混雑検知装置を備え、制御装置は、混雑検知装置の検知結果に基づいて、制御装置が実行する制御の実行期間を短縮する。
本発明の第4の態様によれば、混雑検知装置によってトイレ空間内が混んでいることが検知された場合、制御装置は、使用者をリラックス状態に導くための各制御の実行期間を短縮したり、各制御を実行することを禁止(=制御の実行期間をゼロに短縮)したりできるようになる。これによって、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい使用者による個室空間の利用に支障をきたすことを防止できるトイレ空間の環境制御システムを提供することができる。
第5の発明の態様に係るトイレ空間の環境制御システムは、第1乃至第4のいずれか一つの発明において、個室空間の内部または外部に設けられ、使用者をリラックスにするための各制御の実行状態をトイレ空間の使用者に報知する報知装置を有する。
本発明の第5の態様によれば、個室空間内の使用者に対してリラックス状態にするための制御を実行している場合、個室空間の内部の使用者に対して、当該制御終了までの残り時間を報知することができる。または、個室空間の外部で個室空間の使用を待つ使用者に対して、個室空間内の使用者が当該制御を実行中であることや、当該制御終了までの残り時間を報知することができる。これにより、待ち時間の短縮や、他の個室への誘導ができ、本来の使用目的である排泄を行いたい使用者への支障を取り除くことができる。
本発明によれば、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい使用者による個室空間の使用に支障をきたすことがないように、使用者を覚醒状態にするための視覚刺激を与える期間の一部を個室空間外で行えるようになり、使用者による個室空間の占有時間を短縮することが可能なトイレ空間の環境制御システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムをブロック図で模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の概念図を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すタイムチャートである。 本発明の第1実施例にかかるトイレ空間の概略構成を示した図である。
以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一実施形態を示すものである。以下の実施形態で示される構成要素、構成要素の設置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などはあくまで一例であり、本発明を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面において同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムをブロック図で模式的に示した図である。
図1に示すように、トイレ空間の環境制御システム100は、第1の照明装置200と、第2の照明装置220と、制御装置400とを有する。さらに、映像出力装置300と、混雑検知装置500と、報知装置600を有することが好ましい。
第1の照明装置200は、トイレ空間内において大便器が備えられた個室空間に設置され、個室空間内の照度または色温度を変更可能な照明である。このために、第1の照明装置200は、例えば、異なる照度または色温度に調光可能な単一のLEDや、異なる照度または色温度を有する複数のLEDなどの照明機器を備える。また、照明装置200は、個室空間の上方側に設けられる電球形状の照明機器に限られず、個室空間の壁面に設けられるパネル形状の照明機器であってもよい。なお、照明装置200は、個室空間内への単数の配置であってもよいが、複数設置することにより視覚的効果を得ることができる。
第2の照明装置220は、トイレ空間内において洗面台が備えられた共有空間に設置される照明である。そして、第2の照明装置220は、トイレ空間の出入口から個室空間に至るまでの通路上に設置される通路空間照明装置222と、洗面台付近に設置される洗面台空間照明装置224とを備える。このために、第2の照明装置220は、例えば、単一の照度または色温度を有するLEDなどの照明機器を備える。また、第2の照明装置220は、第1の照明装置200と同様に照度または色温度を変更可能な照明機器であってもよい。
映像出力装置300は、トイレ空間内において大便器が備えられた個室空間内に設置され、静止画または動画による映像を出力する装置である。このために、映像出力装置300は、例えば、個室空間内の壁面に取り付けられるLCD(液晶ディスプレイ)やOLED(有機ELディスプレイ)等の表示装置や、個室空間内に映像を投影するプロジェクタなどを備える。表示装置の表示面のサイズやプロジェクタにより投影する映像のサイズに制限はないが、使用者の視野全体に広がる大きなサイズとするとより視覚的効果を得ることができる。なお、映像出力装置300は出力する映像に関連する音を映像と共に出力してもよい。
制御装置400は、第1の照明装置200の照度または色温度を制御する装置である。また、制御装置400は、映像出力装置300が出力する静止画または動画による映像の出力も制御できることが好ましい。制御装置400は、自動操作または手動操作に基づいて制御指示を第1の照明装置200および映像出力装置300に送信する。このために、制御装置400は、例えば、自動操作のために予め制御指示が記憶されたメモリや、使用者による手動操作のための入力ボタン、そして制御指示を第1の照明装置200及び映像出力装置300に制御指示を送信するための送信部などを備える。
混雑検知装置500は、トイレ空間内の混雑状況を検知する装置である。混雑検知装置500は、個室空間外である洗面台などが設けられた共有空間における使用者の有無や、他の個室空間内における使用者の有無などを検知したりする。混雑検知装置500によって検知された混雑状況に関する情報を使用することで、制御装置400によって実行される各制御にかかる期間をトイレ空間の混雑状況に応じて短縮することができる。
例えば、混雑検知装置500によってトイレ空間内が混んでいることが検知された場合、制御装置400は、使用者をリラックス状態に導くための各制御の実行期間を短縮したり、各制御を実行することを禁止(=制御の実行期間をゼロに短縮)したりできるようになる。これによって、トイレ空間本来の使用目的である排泄を行いたい使用者による個室空間の使用に支障をきたすことを防止できる。このために、混雑検知装置500は、例えば、カメラやドアセンサ、人体検知センサ、着座検知センサなどを用いることができる。
ドアセンサとしては、例えば、個室空間のドアにマグネットセンサや変位センサ、振動センサなどの検出手段を用いることができる。これによって、他の個室空間におけるドアの開閉状態を検知し、使用者の有無から混雑状況を推測できる。
また、人体検知センサとしては、例えば、赤外線ラインセンサやマイクロ波センサなどの検出手段を用いることができる。これによって、個室空間の出入口付近に滞在している使用者の有無を検知し、個室空間を使用したい使用者の有無から混雑状況を検知できる。
また、着座検知センサとしては、例えば、歪みセンサや圧力センサ、赤外線センサなどの検知手段を用いることができる。これによって、他の個室空間における使用者の着座状態を検知し、使用者の有無から混雑状況を推測できる。
報知装置600は、使用者をリラックス状態に導くための各制御実行された際に、個室空間内の人に当該制御時間の残り時間を報知したり、個室空間の外の共有空間で個室空間の使用を待つ人に当該制御の実行状態を報知したりするものである。報知装置600にはLCD(液晶表示装置)又はOLED(有機ELディスプレイ)等の表示装置や、光の色や配置、点滅周期等を変化させることができるLED等の照明装置を用いることができ、個室空間内や共有空間内の壁面などに設置される。当該制御が実行されると、制御装置400は報知装置600に当該制御にかかる情報を送信し、報知装置600はこれを表示させる。報知装置600には、例えば当該制御の実行の有無や当該制御の終了までの残り時間等があげられる。
図2は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行する制御の概念図を模式的に示した図である。以下、図2を参照しつつ、本発明の制御装置が実行する制御について説明する。
制御装置400は、使用者の疲労感を低下させることを目的とするリラックス制御420を有する。リラックス制御420は、第1の照明装置200による照明リラックス制御422を備える。また、リラックス制御420は、映像出力装置300による映像リラックス制御424と、照明リラックス制御422及び映像リラックス制御424を実行する期間を重複させる複合リラックス制御426とを備えることが好ましい。
照明リラックス制御422は、第1の照明装置200の照度を低照度に変更したり、色温度を暖色系などの低い色温度に変更したりすることで、個室空間内の使用者に与える視覚刺激を低下させる制御である。これによって、人の精神状態を副交感神経が優位なリラックス側へ導き生体を鎮静化させる。
映像リラックス制御424は、アルファ波減衰試験(Alpha Attenuation Test:AAT)を行った際に、アルファ波の出現量が少なく、アルファ波の減衰が顕著に表れなかった映像(第1の映像)を映像出力装置300に出力させる制御である。これによって、人の精神状態を副交感神経が優位なリラックス側へ推移させる。
なお、アルファ波減衰試験とは、閉眼安静時のアルファ波出現量と、開眼時のアルファ波の減衰が、生体の活性度に対応して変動する特性を利用し、安静状態で閉眼と開眼を反復することによって生じるアルファ波の出現量、及び、アルファ波の減衰から生体の活性度を数値指標化する評価手法である。
この試験を行った結果、映像リラックス制御424において出力する映像として適した映像とは、例えば、自然の森の映像のように、色温度が低く、動きが無い又は動きが殆ど無いことから視覚刺激の少ない映像や、平均的な人に安らぎや平穏といったものを想起させることで生体をリラックス側へ導く精神生理的反応を引き起こす映像であった。
複合リラックス制御426は、照明リラックス制御422及び映像リラックス制御424を実行する期間を重複させて行う制御である。これによって、第1の照明装置200と映像出力装置300による複数の異なる視覚刺激が連動し、相乗効果を得ることが可能となる。そのため、複合リラックス制御426を実行することで、照明リラックス制御422または映像リラックス制御424のみを実行するときよりも短期間で使用者の生体を鎮静化させることが可能となる。
図3は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照しつつ、本発明の実施形態にかかるトイレ空間の環境制御システムにおけるリラックス制御のフローを説明する。
ステップS301において、使用者による個室空間内への入室、または、使用者による個室空間内の大便器の着座部に着座を検知する。これによって個室空間内に使用者が存在することが検知されたとき、次のステップS302に移行する。なお、個室空間内への入室の有無は、ドアセンサや人体検知センサによって検知することができる。また、大便器の着座部への着座の有無は、着座検知センサによって検知することができる。
ステップS302において、混雑検知装置500によって個室空間外の混雑状況が検知された場合(ステップS302、Yes)、制御装置400は使用者をリラックス状態に導くためのリラックス制御420を実行することを禁止する。このとき、報知装置600を用いて個室空間内の使用者に個室空間外が混雑していることを報知してもよい。
その一方で、ステップS302において、混雑検知装置500によって、個室空間外の混雑状況が検知されなかった場合(ステップS302、No)、次のステップS303に移行し、制御装置400は、使用者をリラックス状態に導くためのリラックス制御420を選択することを許可する。なお、ステップS303におけるリラックス制御420の選択は、使用者による入力を基に実行する手動操作であっても、着座検知などを起点に実行する自動操作であっても良い。あるいは時間帯等の所定条件に応じて実行するか否かを自動的に決定するものであっても良い。
制御装置400は、ステップS303において選択されたリラックス制御420に関する情報を送信し、報知装置600は、個室空間内部、及び個室空間外部に対して、選択されたリラックス制御420に関する情報を報知する(ステップS304)。
そして、制御装置400は、テップS303において選択されたリラックス制御420の実行を開始する(ステップS305〜ステップS311)。
なお、リラックス制御420において、制御装置420が照明装置200及び映像出力装置300を制御することで実行する、照明リラックス制御422および映像リラックス制御424の制御フローについては、図4で後述する。
リラックス制御420を実行中に、混雑検知装置500によって、個室空間外部の混雑状況が検知された場合(ステップS306、Yes)、制御装置400は、リラックス制御420の実行期間を短縮するよう制御する(ステップS307)。
また、リラックス制御420を実行中に、使用者による停止ボタンへの入力操作が検知された場合(ステップS308、Yes)、制御装置400は、リラックス制御420の実行を強制終了する(ステップS311)。
また、リラックス制御420を実行中に、着座部からの離座が所定時間検知された場合(ステップS309、Yes)、制御装置400は、リラックス制御420の実行を強制終了する(ステップS311)。着座検知センサを用いた使用者による着座部への検知は、使用者が姿勢を変えること等によって1秒程度の時間に亘って離座と検知されてしまうことがある。そのため、所定時間とは、例えば5秒程度の時間を設定することが好ましい。
リラックス制御420を実行してから所定時間経過していない場合(ステップS310、No)、制御装置400は、リラックス制御420を実行し続ける。
そして、リラックス制御420を実行してから所定時間経過した場合(ステップS310、Yes)、制御装置400は、リラックス制御420の実行を終了すると同時に(ステップS311)、報知装置600による個室空間内、及び個室空間外部に対する報知を終了する。(ステップS312)。
なお、図3では図示しないが、使用者による停止ボタンの操作や誤作動等によってリラックス制御420が強制終了された場合、再度リラックス制御420の選択を行うことが可能なようにステップS303に戻るように設定してもよい。この場合にリラックス制御420が再び選択された場合、個室内部または個室外部への報知が再び実行される(ステップS304)。
最後に、使用者による個室空間からの退室が検知されることで、使用者による一回の個室空間の使用に伴う、制御装置400による制御が終了する(ステップS313)。
図4は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御の一例を示すフローチャートである。以下、図4を参照しつつ、本発明の実施形態にかかるトイレ空間の環境制御システムにおけるリラックス制御の制御フローを説明する。
入力操作または自動操作によって、リラックス制御420を実行することが選択されたとき、制御装置400は、リラックス制御420に対応する制御指示を第1の照明装置200に送信し照明リラックス制御422を実行する(ステップS402)。
そして、第1の照明装置200によって変更された個室空間内の照度または色温度が、選択された制御において予め規定された所定の照度または色温度に至った場合(ステップS403、Yes)、制御装置400は、リラックス制御420に対応する制御指示を映像出力装置300に送信し、映像リラックス制御424を実行する(ステップS404)。
その後、制御装置400は、所定期間に亘って、第1の照明装置200と映像出力装置300とによる、照明リラックス制御422と映像リラックス制御424とを実行する期間を重複させる複合リラックス制御426を実行する(ステップS405)。
そして、複合リラックス制御426を実行してから所定時間経過した場合(ステップS405、Yes)、制御装置400は、映像出力装置300に停止指示を送信し、映像リラックス制御422を停止する(ステップS406)。
さらに、制御装置400は、第1の照明装置200にも停止指示を送信し、照明リラックス制御422を停止する(ステップS407)。これにより、制御装置400は、リラックス制御420を終了する(ステップS408)。
図5は、本発明の実施形態に係るトイレ空間の環境制御システムにおいて、制御装置が実行するリラックス制御のタイムチャートの一例を示す図である。以下、図5を参照しつつ、本発明の実施形態にかかるトイレ空間の空間制御システムにおけるリラックス制御のタイムチャートを説明する。
使用者によるトイレ空間への入室が検知されたとき、または、使用者がトイレ空間の照明をOFFからONにする入力操作を行ったとき、個室空間に設けられた第1の照明装置200、及び共有空間に設けられた通路空間照明装置222は平常時の照度及び色温度で点灯する(t)。このときの平常時の照度及び色温度は、例えば、160Lx(ルクス)および色温度4000K(ケルビン)である。
次に、自動操作または手動操作に基づいてリラックス制御420の実行を開始するとき、制御装置400は第1の照明装置200の照度または色温度を制御し、個室空間内の照度または色温度を低下させる照明リラックス制御422の実行を開始する(t)。照明リラックス制御422において、制御装置400は、個室空間内の照度または色温度がリラックス制御420を実行する前である平常時の照度または色温度よりも低く、且つ、通路空間照明装置222による共有空間の照度または色温度よりも低くなるように第1の照明装置200を制御する。このとき、第1の照明装置200によって低下された個室空間内の照度及び色温度は、例えば、60Lxおよび色温度2700Kである。
そして、照明リラックス制御422の実行期間が予めプログラムされた所定期間を経過したとき、又は照明リラックス制御422によって低下された個室空間内の照度または色温度が予めプログラムされた照度または色温度に至ったとき、制御装置400は、映像出力装置300を制御し、暖色系などの低い色温度の映像や、人に安らぎや平穏といった精神生理的反応を引き起こす効果がある映像を出力する映像リラックス制御424を開始する(t)。このとき、映像出力装置300が出力する映像は、例えば、森の映像などである。
その後、制御装置400は、予めプログラムされた所定期間にわたって、照明リラックス制御422及び映像リラックス制御424を実行する期間を重複させて行う複合リラックス制御426を実行する(t〜t)。この期間においては、第1の照明装置200と映像出力装置300による複数の異なる視覚刺激が連動するため、相乗効果を得ることが可能となる。そのため、照明リラックス制御422または映像リラックス制御424のみを実行している期間よりも使用者の生体を効果的に鎮静化させることが可能となる。このとき、複合リラックス制御426は、例えば、5分間にわたって実行される。
なお、照明リラックス制御422が実行された直後(t〜t)は、制御装置400が第1の照明装置200の照度または色温度を変更している期間中であるため、個室空間内の視覚刺激は一定に保たれていない。このとき、映像出力装置300を制御して映像リラックス制御424の実行を開始したとしても、使用者は第1の照明装置200によって個室空間内の照度または色温度が変更されていることに気を取られてしまい、照明と映像による相乗効果を得ることができないおそれがある。そのため、複合リラックス制御426は、第1の照明装置200の照度、または色温度が一定に保たれている期間(t〜t)に実行することが好ましい。
そして、予めプログラムされた所定期間経過後、制御装置400は、第1の照明装置200及び映像出力装置300に対して各制御の停止指示を送信する(t)。
なお、このとき、個室空間内の第1の照明装置200の照度を照明リラックス制御422の実行時よりも上昇させる制御を行うことが好ましい(t〜t)。これにより、個室空間が少し明るくなるため使用者が手元を確認することが容易となり、鍵を解除する等の退室時の動作を行う際に不便を感じるおそれを低くすることができる。また、転倒してしまうことを防ぐ等、安全な退室を実現することができる。
さらに、図示しないが、個室空間内の第1の照明装置200の照度を、照明リラックス制御422開始前の平常時における個室空間内の照度に戻してもよい。これにより、例えば離座から個室空間の退室の短期間にわたって覚醒刺激を使用者に与えることができる。このため、共有空間での長期間の覚醒刺激に加え、短期間ではあるもののリラックス制御直後に覚醒刺激を与えることができる。
図6は、第1実施例にかかるトイレ空間の概略構成を示す図である。以下、図6を参照して本実施例の環境制御システムが備えられたトイレ空間について説明する。
図6に表したように、トイレ空間1の中は、大便器3を備えた個室空間5と、洗面台7を備えた共有空間9とを備える。
個室空間5には、個室空間5内の照度または色温度を変更可能な第1の照明装置200が設けられている。
共有空間9には、第2の照明装置220として、トイレ空間1の出入口から個室空間5に至るまでの通路上に設置された通路空間照明装置222と、洗面台7付近に設置された洗面台空間照明装置224が設けられている。
個室空間5において、使用者がリラックス制御420を選択した場合、制御装置400は、個室空間5内に設置された第1の照明装置200を制御し、個室空間5内の照度または色温度を低下させることで個室空間5内の使用者の生体を鎮静化させる。
リラックス制御420を終え、個室空間5外へ退室した使用者は、トイレ空間1の出入口から個室空間5に至るまでの通路上に設置された通路空間照明装置222による視覚刺激を受ける。
そのため、リラックス制御420において、制御装置400は、第1の照明装置200によって、個室空間5内の照度または色温度を、通路空間照明装置222が設置される共有空間9の照度または色温度よりも低くなるようにリラックス制御420を実行することが好ましい。これによって、使用者は個室空間5外へ退室した際に、通路空間照明装置222による視覚刺激を受けるため、生体を活性化させることが可能となる。このとき、制御装置400により照明リラックス制御420がされたときの第1の照明装置200による個室空間5内の照度及び色温度は、例えば、60Lxおよび色温度2700Kであり、通路空間照明装置222による共有空間9の照度及び色温度は、例えば、160Lxおよび色温度4000Kである。
また、図6に表したように、トイレ空間1内に複数の個室空間5が設けられている場合、通路空間照明装置222は、各個室空間5の出入口付近に設置されることが好ましい。これによって、使用者がどの個室空間5を使用した場合であっても、使用者は通路空間照明装置222による視覚刺激を受けるため、生体を活性化させることが可能となる。
個室空間5の出入口付近に設置された通路空間照明装置222によって、生体を活性化させる視覚刺激を受けた使用者は、その後、洗面台7に向かい洗面台7付近に設置された洗面台空間照明装置224による視覚刺激を受ける。
そのため、洗面台空間照明装置224が設置された洗面台7付近の照度または色温度は、通路空間照明装置222が設置される共有空間9の照度または色温度よりも高い照度または色温度を有していることが好ましい。これによって、使用者は個室空間5外へ退室した後に、通路空間照明装置222による視覚刺激を受けることで生体を活性化させ、さらにその後、洗面台空間照明装置224による視覚刺激を受けることで生体を強く活性化させることが可能となる。このとき、通路空間照明装置222による共有空間9の照度および色温度は、例えば、160Lxおよび色温度4000Kであり、洗面台空間照明装置224による共有空間9の照度および色温度は、例えば、400Lxおよび色温度4800Kである。
1・・・トイレ空間
3・・・大便器
5・・・個室空間
7・・・洗面台
9・・・共有空間
100・・・トイレ空間の環境制御システム
200・・・第1の照明装置
220・・・第2の照明装置
222・・・通路空間照明装置
224・・・洗面台空間照明装置
300・・・映像出力装置
400・・・制御装置
420・・・リラックス制御
422・・・照明リラックス制御
424・・・映像リラックス制御
426・・・複合リラックス制御
500・・・混雑検知装置
600・・・報知装置

Claims (5)

  1. オフィスが設けられた建物、または公共の施設に設置されるトイレ空間の環境制御システムであって、
    前記トイレ空間は、
    大便器を備える個室空間と、
    洗面台を備える共有空間と、
    前記個室空間内に設置され、前記個室空間内の照度または色温度を変更可能な第1の照明装置と、
    前記共有空間内に設置された第2の照明装置と、
    前記第1の照明装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記個室空間内の照度または色温度を低下させる照明リラックス制御を有し、
    前記照明リラックス制御は、前記個室空間内の照度または色温度を、前記第2の照明装置が設置される前記共有空間の照度または色温度よりも低くなるように制御することを特徴とするトイレ空間の環境制御システム。
  2. 前記第2の照明装置は、前記トイレ空間の出入口から前記個室空間に至るまでの通路上に設置された通路空間照明装置と、前記洗面台付近に設置された洗面台空間照明装置と、を備え、
    前記通路空間照明装置は、該通路空間照明装置が設置される前記通路上の照度または色温度が、前記洗面台空間照明装置が設置される前記洗面台付近の照度または色温度よりも低くなるように設置され、
    前記照明リラックス制御は、前記個室空間内の照度または色温度を、前記通路空間照明装置が設置される前記通路上の照度または色温度よりも低くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載のトイレ空間の環境制御システム。
  3. 前記トイレ空間は、複数の前記個室空間を備え、
    前記通路空間照明装置は、複数設けられ、それぞれの前記通路空間照明装置は、複数の前記個室空間のそれぞれの出入口付近に設置されることを特徴とする請求項2に記載のトイレ空間の環境制御システム。
  4. 前記トイレ空間は、前記トイレ空間内の混雑状況を検知する混雑検知装置を備え、
    前記制御装置は、前記混雑検知装置の検知結果に基づいて、前記照明リラックス制御の実行期間を短縮することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトイレ空間の環境制御システム。
  5. 前記個室空間の内部または外部に設けられ、前記照明リラックス制御の実行状態を前記トイレ空間の使用者に報知する報知装置を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトイレ空間の環境制御システム。
JP2018184095A 2018-09-28 2018-09-28 トイレ空間の環境制御システム Active JP6652175B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018184095A JP6652175B1 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 トイレ空間の環境制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018184095A JP6652175B1 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 トイレ空間の環境制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6652175B1 JP6652175B1 (ja) 2020-02-19
JP2020053347A true JP2020053347A (ja) 2020-04-02

Family

ID=69568425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018184095A Active JP6652175B1 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 トイレ空間の環境制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6652175B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022070727A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7446560B2 (ja) 2020-03-18 2024-03-11 Toto株式会社 トイレ空間の長期滞在防止システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213568A (ja) * 1989-02-15 1990-08-24 Matsushita Electric Works Ltd ストレス解消ルーム
JPH05123272A (ja) * 1991-11-07 1993-05-21 Minoru Ikeda 便所の照明・換気方法
JP2002170690A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 照明システム
JP2005188969A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレシステムおよび住環境制御システム
JP2017195039A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 個室ユニット、移動体、及び、照明制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213568A (ja) * 1989-02-15 1990-08-24 Matsushita Electric Works Ltd ストレス解消ルーム
JPH05123272A (ja) * 1991-11-07 1993-05-21 Minoru Ikeda 便所の照明・換気方法
JP2002170690A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 照明システム
JP2005188969A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレシステムおよび住環境制御システム
JP2017195039A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 個室ユニット、移動体、及び、照明制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022070727A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム
JP7450162B2 (ja) 2020-09-29 2024-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6652175B1 (ja) 2020-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6652175B1 (ja) トイレ空間の環境制御システム
US8461778B2 (en) Controlling intensity of a light through qualified motion sensing
US20130271015A1 (en) Lighting sytem and method thereof
JP6616255B2 (ja) 照明装置
JP2008181874A (ja) 照明システム
WO2021061655A1 (en) Systems and methods for enhancing sleep patterns
JP2009266605A (ja) 自動調光システム
JP2007321387A (ja) 衛生洗浄装置
JP2008125541A (ja) 光照射装置、プログラム及び光照射方法
JP6895103B2 (ja) トイレシステム
JP2014186961A (ja) 電気機器制御システム
JP2020077608A (ja) トイレ空間の環境制御システム
JP6565041B1 (ja) トイレ空間の環境制御システム
JP2020049145A (ja) トイレ空間の環境制御システム
JP2017116226A (ja) 風呂制御装置及び風呂制御方法
JP4776181B2 (ja) 照明制御装置、照明装置、照明制御システム及び照明システム
JP4848669B2 (ja) 浴室機器制御システム
JP6972736B2 (ja) 浴室用装置
JP7215281B2 (ja) トイレ空間の照明制御システム
JP4835037B2 (ja) 浴室機器制御システム
TWI781372B (zh) 水循環單元
JP2020053346A (ja) 個室空間の環境制御システム
JP7446560B2 (ja) トイレ空間の長期滞在防止システム
Ellis et al. Daylighting; Daylight Simulation and Public Health: Low-Energy Lighting for Optimal Vision/Visual Acuity and Health/Wellbeing
JP2020129310A (ja) 建物内設備の制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190626

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6652175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150