JP2020052960A - 車両制御装置および車両制御方法 - Google Patents

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誠 奥原
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Abstract

【課題】車両の走行中にリプロを行うことができる車両制御装置および車両制御方法を提供する。【解決手段】車両制御装置1は、第1記憶部31と第2記憶部32と制御部4とを備える。第1記憶部31は、車両の制御プログラム61を記憶する第1領域51および第2領域52を有する。第2記憶部32は、制御プログラムの更新制御を行う更新プログラム7を記憶する。制御部4の第1モード実行部41は、第1記憶部31へのアクセスが可能な第1モードを実行し、第1領域51および第2領域52の一方に記憶された制御プログラム61を実行して車両の制御を行う。制御部4の第2モード実行部42は、第1記憶部31および第2記憶部32へのアクセスが可能な第2モードを実行し、更新プログラム7を実行して第1領域51および第2領域52の他方を使用して制御プログラム61の更新制御を行う。制御部4は、第2モードよりも第1モードを優先的に実行する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、車両制御装置および車両制御方法に関する。
従来、車載装置に新たな車両制御機能を追加する場合や、車両制御の不具合を解消する場合に、車載装置に記憶された車両の制御プログラムを最新の制御プログラムに更新するプログラム更新装置がある(例えば、特許文献1参照)。
プログラム更新装置は、例えば、車両の所有者によって整備工場へ持ち込まれる車両の車載装置とコネクタを介して有線で接続された状態で制御プログラムの更新、所謂リプログラミング(以下、「リプロ」と記載する)を行うことが一般的である。
また、近年では、車両を整備工場に持ち込まなくても、制御プログラム配信装置と、例えば、インターネット等の通信ネットワークを介して接続し、無線通信によって制御プログラム配信装置から制御プログラムを取得してリプロを行う車載装置がある。
特開2016−103155号公報
しかしながら、例えば、車両の走行制御を行う車両制御装置は、リプロが行われている期間に制御プログラムを実行することができないため、リプロ中に車両を走行させることができない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の走行中にリプロを行うことができる車両制御装置および車両制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車両制御装置は、第1記憶部と、第2記憶部と、制御部とを備える。第1記憶部は、車両の制御プログラムを記憶する第1領域および第2領域を有する。第2記憶部は、前記制御プログラムの更新制御を行う更新プログラムを記憶する。制御部は、前記車両の制御および前記制御プログラムの更新制御を行う。前記制御部は、第1モード実行部と、第2モード実行部とを備える。第1モード実行部は、前記第1記憶部へのアクセスが可能な第1モードを実行し、前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれか一方に記憶された前記制御プログラムを実行して前記車両の制御を行う。第2モード実行部は、前記第1記憶部および前記第2記憶部へのアクセスが可能な第2モードを実行し、前記更新プログラムを実行して前記第1領域および前記第2領域のうちの他方を使用して前記更新制御を行う。前記制御部は、前記第2モードよりも前記第1モードを優先的に実行する。
実施形態の一態様に係る車両制御装置および車両制御方法は、車両の走行中にリプロを行うことができる。
図1は、実施形態に係る車両制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る車両制御装置の車両制御動作の説明図である。 図3は、実施形態に係る車両制御装置のリプロ制御動作の説明図である。 図4は、実施形態に係るモード移行条件の説明図である。 図5は、実施形態に係る車両制御装置の動作タイミングの一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る車両制御装置の制御部が実行するメイン処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る車両制御装置の制御部が実行する第1モードの一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る車両制御装置の制御部が実行する第2モードの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、車両制御装置および車両制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図1は、実施形態に係る車両制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。
実施形態に係る車両制御装置1は、車両の制御を行い、最新の制御プログラムが公開された場合には、車両の制御プログラムを最新の制御プログラムに更新、所謂リプログラミング(以下、「リプロ」と記載する)を行う車載装置である。
図1に示すように、車両制御装置1は、制御対象装置100に接続されると共に、例えば、インターネット等の通信ネットワークを介して制御プログラム配信装置101と接続される。制御対象装置100は、車両制御装置1によって動作制御される装置であり、例えば、車両のエンジンやモータ等を動作させる各種アクチュエータである。
制御プログラム配信装置101は、例えば、車両メーカのセンタに設置され、最新の制御プログラム(以下、最新制御プログラムと記載する)を公開した場合に、リプロ要求を発生させてリプロ要求と最新制御プログラムとを車両制御装置1へ送信する装置である。
かかる車両制御装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、通信ネットワークNを介して制御プログラム配信装置101と無線通信可能に接続される。また、通信部2は、例えば、CAN(Controller Area Network)を介して制御対象装置100と有線通信可能に接続される。
記憶部3は、例えば、データフラッシュ等の情報記憶デバイスであり、第1記憶部31と、第2記憶部32とを備える。第1記憶部31および第2記憶部32は、ハードウェア的に別体の記憶デバイスである。
また、第1記憶部31は、第1領域51と第2領域52とを備える。第1領域51および第2領域52は、ソフトウェアによって第1記憶部31内に仮想的に設けられて2つの記憶デバイスとして機能する記憶領域である。
第1領域51および第2領域52は、車両の制御プログラム61を記憶する。なお、図1には、第1領域51に制御プログラム61が記憶されている状態を示している。このような状態のときに、最新制御プログラムが公開される場合、最新制御プログラムは、第2領域52に記憶(書き込み)される。
そして、さらなる最新制御プログラムが公開される場合には、第1領域51の制御プログラム61に、さらなる最新制御プログラムが上書きされる。第2記憶部32は、更新プログラム7を記憶する。更新プログラム7は、制御プログラムをリプロする場合に、制御部4によって実行される。
なお、以下では、制御部4が更新プログラム7を実行して制御プログラム61のリプロを行う制御をリプロ制御と称し、制御部4が制御プログラム61を実行して車両を制御する制御を車両制御と称する。
制御部4が行う車両制御には、例えば、車両の走行に関する制御を行うエンジン制御、モータ制御、ステアリング制御等の他、車両電源がオンの際に実行される各種車両制御が含まれる。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
制御部4は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行し、CPU仮想化支援機能を利用することにより機能する第1モード実行部41と、第2モード実行部42とを備える。
ここで、1つのCPU/コアで、ハード的に設けた第1モード(Non-Secureモード)、第2モード(Secureモード)を切り替えながら、複数のOS(Operating System)や制御プログラムを実行可能とする仮想化支援機能は、近年のプロセッサにおいて実装されてきている機能である。
一般的な仮想化支援機能の用い方としては、全ての記憶領域にアクセスする必要がある管理機能についてのプログラムを第2モード(Secureモード)に設けるので、各記憶領域を用いて所定制御を行うプログラムを実行させる第1モードよりも、第2モードの方が優先的に処理されるように構成している。
これに対して、本実施形態では、リプロ機能の実行に仮想化支援機能を用いているので、リプロ機能についてのプログラムを実行する第2モードよりも第1モードの方が優先的に処理されるように構成しており、一般的な仮想化支援機能の通常の用い方と逆である。
なお、制御部4が備える第1モード実行部41および第2モード実行部42は、一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
制御部4が備える第1モード実行部41および第2モード実行部42は、それぞれ以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部4の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
第1モード実行部41は、第1記憶部31にのみアクセスが可能(第2記憶部32にはアクセス不可)な仮想的な処理部であり、図7を参照して後述する第1モードを実行することによって車両制御を行う。一方、第2モード実行部42は、第1記憶部31および第2記憶部32の双方にアクセスが可能な仮想的な処理部であり、図8を参照して後述する第2モードを実行することによって、制御プログラム61のリプロ制御を行う。
次に、図2および図3を参照し、第1モード実行部41が第1モードを実行する場合の車両制御装置1の動作、および第2モード実行部42が第2モードを実行する場合の車両制御装置1の動作について説明する。図2は、実施形態に係る車両制御装置1の車両制御動作の説明図である。図3は、実施形態に係る車両制御装置1のリプロ制御動作の説明図である。
図2に示すように、車両制御装置1は、車両制御を行う場合、第1モード実行部41が第1記憶部31の第1領域51にアクセスして制御プログラム61を実行し、制御対象装置100へ制御信号を出力することによって車両制御を行う。
なお、第1モード実行部41は、第2領域52に最新制御プログラムが記憶されている場合には、第2領域52へアクセスして最新制御プログラムを実行し、制御対象装置100へ制御信号を出力することによって車両制御を行う。
つまり、第1モード実行部41は、第1記憶部31へのアクセス可能な第1モードを実行し、第1領域51および第2領域52のうちのいずれか一方に記憶された新規な方の制御プログラム(図2に示す例では、制御プログラム61)を実行して車両制御を行う。
また、図3に示すように、車両制御装置1は、リプロ制御を行う場合、第2モード実行部42が第1記憶部31および第2記憶部32の双方にアクセスしてリプロ制御を行う。具体的には、第2モード実行部42は、第2記憶部32に記憶された更新プログラム7を実行して、制御プログラム配信装置101から最新制御プログラム62を取得し、最新制御プログラム62を第1記憶部31の第2領域52に書き込むことでリプロ制御を行う。
つまり、第2モード実行部42は、第1記憶部31および第2記憶部32へのアクセスが可能な第2モードを実行し、更新プログラム7を実行して第1領域51および第2領域52のうち他方を使用してリプロ制御を行う。
かかる車両制御装置1は、所定のモード移行条件が成立した場合に、第1モード実行部41による車両制御と、第2モード実行部42によるリプロ制御とを切替えることにより、車両の走行中にリプロを可能とした。次に、実施形態に係るモード移行条件について説明する。
図4は、実施形態に係るモード移行条件の説明図である。図4に示すように、第1モードから第2モードへの一つ目の移行条件は、リプロ要求の発生、且つ車両制御の空き時間である。
つまり、制御部4は、最新の制御プログラムが公開され、第1モード実行部41による車両制御が不要な期間になった場合に、第1モード実行部41による車両制御から第2モード実行部42によるリプロ制御へ切替える。
第1モードから第2モードへの二つ目の移行条件は、リプロフラグON、且つ車両制御の空き時間である。ここでのリプロフラグは、リプロ要求が発生した場合に、制御部4によってOFFからONにされるフラグである。制御部4は、リプロが完了した場合に、リプロフラグをONからOFFにする。
つまり、制御部4は、最新の制御プログラムが公開された後にリプロが完了しておらず、第1モード実行部41による車両制御が不要な期間になった場合に、第1モード実行部41による車両制御から第2モード実行部42によるリプロ制御へ切替える。
また、第2モードから第1モードへの一つ目の移行条件は、割込み要求発生である。つまり、制御部4は、車両制御の空き時間に車両制御が必要になった場合、第2モード実行部42によるリプロ制御から第1モード実行部41による車両制御へ切替える。
また、また、第2モードから第1モードへの二つ目の移行条件は、リプロ制御完了である。つまり、制御部4は、リプロが完了した場合に、第2モード実行部42によるリプロ制御から第1モード実行部41による車両制御へ切替える。
次に、図5を参照し、車両制御装置1がモード移行条件に基づいてリプロを行う場合の一連の動作について説明する。図5は、実施形態に係る車両制御装置1の動作タイミングの一例を示す説明図である。
図5には、上から順に、第1モードの内容、第2モードの内容、車両制御フラグの状態、リプロフラグの状態、および記憶フラグの状態を示している。車両制御フラグは、車両制御の空き時間に車両制御の割込み要求が発生した場合に、OFFからONになり、割込み要求の処理が完了した場合に、ONからOFFになるフラグである。
また、リプロフラグは、リプロ要求が発生した場合に、OFFからONになり、リプロが完了した場合に、ONからOFFになるフラグである。また、記憶フラグは、第1記憶部31の第1領域51および第2領域52のうち、新規な方の制御プログラムが記憶されている領域を示すフラグである。
かかる記憶フラグは、リプロが完了する毎に、制御部4によって更新される。例えば、制御部4は、第1領域51に最新制御プログラム62を書込んだ場合に、記憶フラグを第2領域から第1領域に更新する。その後、制御部4は、さらなる最新制御プログラム62を第2領域52に書込んだ場合に、記憶フラグを第1領域から第2領域に更新する。
図5に示すように、第1モード実行部41が時刻t0から車両制御を開始し、時刻t2で車両制御の空き時間になる前に、時刻t1でリプロ要求が発生すること場合がある(ステップS1)。なお、このとき、第1モード実行部41は、車両制御フラグがONであり、記憶フラグが第1領域になっているため、第1領域51に記憶された制御プログラム61を実行して車両制御を行う。
かかる場合、制御部4は、時刻t1でリプロフラグをOFFからONにし、モード移行条件に基づき、時刻t2で車両制御の空き時間になる(車両制御フラグがOFFになる)のを待って、第1モードから第2モードへ移行する(ステップS2)。
そして、第2モード実行部42が時刻t2からリプロ制御を開始する。このとき、制御部4は、記憶フラグが第1領域になっているため、第2領域52へ最新制御プログラム62を書込んでリプロを行う。その後、制御部4は、時刻t3で割込み要求が発生した場合(ステップS3)、車両制御フラグをONにしてモード移行条件に基づき、第2モードから第1モードへ移行する(ステップS4)。
そして、第1モード実行部41が時刻t3から割込み要求に対応する車両制御を開始する。このとき、第1モード実行部41は、記憶フラグが第1領域になっているため、第1領域51に記憶された制御プログラム61を実行して車両制御を行う。
その後、制御部4は、時刻t4で空き時間になる(車両制御フラグがOFFになる)と、リプロフラグがONであるため、モード移行条件に基づき、第1モードから第2モードへ移行する(ステップS5)。そして、第2モード実行部42が時刻t4からリプロ制御を再開する。
その後、制御部4は、車両制御の空き時間中にリプロ制御が完了した場合、モード移行条件に基づき、第2モードから第1モードへ移行する(ステップS6)。このとき、制御部4は、リプロフラグをONからOFFにし、記憶フラグを第1領域から第2領域にする。
その後、時刻t6で割込み要求が発生した場合(ステップS7)、車両制御フラグをONにして第1モード実行部41が時刻t6から割込み要求に対応する車両制御を開始する。このとき、第1モード実行部41は、記憶フラグが第2領域になっているため、第2領域52に記憶された最新制御プログラム62を実行して車両制御を行う。
このように、車両制御装置1は、第1モード実行部41が第1領域51に記憶された制御プログラム61を実行して車両制御を行う。そして、第2モード実行部42が第2記憶部32に記憶された更新プログラム7を実行し、第1記憶部31の第2領域52を使用してリプロ制御を行う。これにより、車両制御装置1は、車両の走行中にリプロを行うことができる。
また、車両制御装置1は、第1モード実行部による車両制御中に、リプロ要求が発生して車両制御の空き時間になった場合に、第2モード実行部42が第2領域52を使用してリプロ制御を行う。これにより、車両制御装置1は、車両の走行中にリプロを行うことができる。
また、車両制御装置1は、第2モード実行部42によるリプロ制御中に、車両制御の割込み要求が発生した場合、リプロ制御を中断させて、第1モード実行部41が割込み要求に対応する車両制御を開始する。これにより、車両制御装置1は、リプロ制御のために車両を停止させる必要がない。
また、車両制御装置1は、リプロ制御を中断した場合、第2モード実行部42が第1モード実行部41による車両制御の空き時間にリプロ制御を再開する。これにより、車両制御装置1は、車両の走行中にリプロを行うことができる。
また、車両制御装置1は、車両制御の空き時間に、第2モード実行部42によるリプロ制御が完了した場合、第1モード実行部41が車両制御を行う。これにより、車両制御装置は、車両を停止させることなく、リプロを完了することができる。
次に、図6を参照し、実施形態に係る車両制御装置1の制御部4が実行するメイン処理について説明する。図6は、実施形態に係る車両制御装置1の制御部4が実行するメイン処理の一例を示すフローチャートである。
制御部4は、車両のIGがONにされている期間に、図6に示す処理を所定周期で繰り返し実行する。具体的には、図6に示すように、制御部4は、IGがONにされると、まず、車両制御フラグがONか否かを判定する(ステップS101)。
そして、制御部4は、車両制御フラグがONであると判定した場合(ステップS101,Yes)、第1モードの処理を実行して(ステップS102)、処理を終了し、再度、ステップS101から処理を開始する。かかる第1モードの処理については、図7を参照して後述する。
また、制御部4は車両制御フラグがONでない(OFFである)と判定した場合(ステップS101,No)、リプロフラグがONか否かを判定する(ステップS103)。そして、制御部4は、リプロフラグがONでない(OFFである)と判定した場合(ステップS103,No)、処理をステップS102へ移す。
また、制御部4は、リプロフラグがONであると判定した場合(ステップS103,Yes)、第2モードの処理を実行して(ステップS104)、処理を終了し、再度、ステップS101から処理を開始する。かかる第2モードの処理については、図8を参照して後述する。
次に、図7を参照し、実施形態に係る第1モードの処理について説明する。図7は、実施形態に係る車両制御装置1の制御部4が実行する第1モードの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御部4は、第1モードを開始すると、まず、車両制御フラグがONか否かを判定する(ステップS201)。そして、制御部4は、車両制御フラグがONでない(OFFである)と判定した場合(ステップS201,No)、車両制御の割込み要求があるか否かを判定する(ステップS209)。
そして、制御部4は、割込み要求がないと判定した場合(ステップS209,No)、第1モードを終了する。
また、制御部4は、割込み要求があると判定した場合(ステップS209,Yes)、車両制御フラグをONにし(ステップS210)、処理をステップS202へ移す。また、制御部4は、車両制御フラグがONであると判定した場合(ステップS201,Yes)、記憶フラグが第1領域か否かを判定する(ステップS202)。
そして、制御部4は、記憶フラグが第1領域でない(第2領域である)と判定した場合(ステップS202,No)、第2領域52の制御プログラムで車両制御を行い(ステップS204)、処理をステップS205へ移す。
また、制御部4は、記憶フラグが第1領域であると判定した場合(ステップS202,Yes)、第1領域51の制御プログラムで車両制御を行い(ステップS203)、リプロ要求があるか否かを判定する(ステップS205)。
そして、制御部4は、リプロ要求がないと判定した場合(ステップS205,No)、処理をステップS207へ移す。また、制御部4は、リプロ要求があると判定した場合(ステップS205,Yes)、リプロフラグをONにし(ステップS206)、割込み要求の処理が完了したか否かを判定する(ステップS207)。
そして、制御部4は、割込み要求の処理が完了していないと判定した場合(ステップS207,No)、処理をステップS202へ移す。また、制御部4は、割込み要求の処理が完了したと判定した場合(ステップS207,Yes)、車両制御フラグをOFFにし(ステップS208)、第1モードの処理を終了する。
次に、図8を参照し、実施形態に係る第2モードの処理について説明する。図8は、実施形態に係る車両制御装置1の制御部4が実行する第2モードの一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、制御部4は、第2モードを開始すると、まず、記憶フラグが第1領域か否かを判定する(ステップS301)。そして、制御部4は、記憶フラグが第1領域であると判定した場合(ステップS301,Yes)、第2領域52の制御プログラムを書き替え(ステップS302)、処理をステップS304へ移す。
また、制御部4は、記憶フラグが第1領域でない(第2領域である)と判定した場合(ステップS301,No)、第1領域51の制御プログラムを書き替え(ステップS303)、処理をステップS304へ移す。
ステップS304において、制御部4は、車両制御の割込み要求があるか否かを判定する。そして、制御部4は、割込み要求があると判定した場合(ステップS304,Yes)、車両制御フラグをONにし(ステップS309)、第2モードの処理を終了する。
また、制御部4は、割込み要求がないと判定した場合(ステップS304,No)、リプロが完了したか否かを判定する(ステップS305)。そして、制御部4は、リプロが完了していないと判定した場合(ステップS305,No)、処理をステップS301へ移す。
また、制御部4は、リプロが完了したと判定した場合(ステップS305,Yes)、記憶フラグが第1領域か否かを判定する(ステップS306)。なお、このとき、制御部4は、リプロフラグをOFFにする。
そして、制御部4は、記憶フラグが第1領域であると判定した場合(ステップS306,Yes)、記憶フラグを第2領域にして(ステップS307)、第2モードの処理を終了する。
また、制御部4は、記憶フラグが第1領域でない(第2領域である)と判定した場合(ステップS306,No)、記憶フラグを第1領域にして(ステップS308)、第2モードの処理を終了する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車両制御装置
2 通信部
3 記憶部
31 第1記憶部
32 第2記憶部
4 制御部
41 第1モード実行部
42 第2モード実行部
51 第1領域
52 第2領域
61 制御プログラム
62 最新制御プログラム
7 更新プログラム
100 制御対象装置
101 制御プログラム配信装置
N 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 車両の制御プログラムを記憶する第1領域および第2領域を有する第1記憶部と、
    前記制御プログラムの更新制御を行う更新プログラムを記憶する第2記憶部と、
    前記車両の制御および前記制御プログラムの更新制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1記憶部へのアクセスが可能な第1モードを実行し、前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれか一方に記憶された前記制御プログラムを実行して前記車両の制御を行う第1モード実行部と、
    前記第1記憶部および前記第2記憶部へのアクセスが可能な第2モードを実行し、前記更新プログラムを実行して前記第1領域および前記第2領域のうちの他方を使用して前記更新制御を行う第2モード実行部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第2モードよりも前記第1モードを優先的に実行することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記第1モードは前記第2記憶部へのアクセスが禁止されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記第2モード実行部は、
    前記第1モード実行部による前記車両の制御中に、前記更新制御の実行要求が発生した場合、前記車両の制御の空き時間に、前記更新制御を開始する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記第1モード実行部は、
    前記第2モード実行部による前記更新制御中に、前記車両の制御の割込み要求が発生した場合、前記更新制御を中断させて、前記割込み要求に対応する前記車両の制御を開始する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 前記第2モード実行部は、
    前記更新制御が中断された場合、前記第1モード実行部による前記車両の制御の空き時間に、前記更新制御を再開する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記第1モード実行部は、
    前記車両の制御の空き時間中に、前記第2モード実行部による前記更新制御が完了した場合、前記車両の制御を行う
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  7. 車両制御装置が行う車両制御方法であって、
    車両の制御プログラムを記憶する第1領域および第2領域を有する第1記憶部へのアクセスが可能な第1モードを実行し、前記第1領域および前記第2領域のうちのいずれか一方に記憶された前記制御プログラムを実行して前記車両の制御を行う工程と、
    前記第1記憶部および前記制御プログラムの更新制御を行う更新プログラムを記憶する第2記憶部へのアクセスが可能な第2モードを実行し、前記更新プログラムを実行して前記第1領域および前記第2領域のうちの他方を使用して前記制御プログラムの更新制御を行う工程と
    を含み、
    前記車両制御装置は、
    前記第2モードよりも前記第1モードを優先的に実行する
    ことを特徴とする車両制御方法。
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