JP2020051915A - 光学測定装置および光学測定方法 - Google Patents

光学測定装置および光学測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定試料の光学測定を容易かつ高精度に行うことができる光学測定装置および光学測定方法を提供する。【解決手段】光学測定装置は、筐体と、筐体内に設けられ、測定試料を収容する可撓性の試料容器を収容する凹部である試料容器収容部と、試料容器収容部の凹部の内壁から突出し、試料容器を試料容器収容部の所定の位置に位置決めする試料容器保持部と、を備える。試料容器保持部は、試料容器収容部に対する試料容器の挿入方向から見て、第1の導光路および第2の導光路を通過する光の光軸から離れた位置に設けられていると共に、少なくとも挿入方向に対して直交する面のうち、当該光軸を含む面内に設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、吸光度測定などの光学測定を行う光学測定装置および光学測定方法に関する。
作物に必要とされる養分を適時・適量、畑土壌に補給するためには、事前に畑土壌の養分状態を把握することが必要である。この場合、分析対象は、畑土壌に蓄積されているリン酸、畑土壌可給態窒素、硝酸態窒素などである。畑土壌の分析方法としては、土壌に水(精製水)を加えて上記の分析対象を抽出した抽出液に反応試薬を添加し、抽出液と反応試薬との混合液の濃度を測定する方法がある。
抽出液と反応試薬とを混合する際には、例えば特許文献1が開示する簡易分析具(パックテスト(登録商標))を用いることができる。この簡易分析具は、透視可能な密封容器内に反応試薬が封入され、当該密封容器の内外を貫通して引き抜き可能な紐状の栓部材が備えられてなる試料容器である。栓部材を引き抜いた貫通穴からスポイトの要領で検出液(抽出液)を吸引することで、密封容器内において検出液(抽出液)と反応試薬とを混合させることができる。
試薬と抽出液との混合により呈色した混合液(測定試料)の濃度は、吸光光度計により吸光度を測定することで得ることができる。
従来、簡易分析具内の測定試料の濃度測定においては、当該測定試料を別途ガラス等からなるセルに移し、吸光光度計でセル内の測定試料の吸光度を測定していた。しかしながら、この場合、測定試料を簡易分析具からセルに移す必要があるため、手間がかかっていた。
そこで、測定試料を簡易分析具から取り出すことなく吸光度を測定する濃度分析装置として、例えば特許文献2に記載の技術がある。この技術は、測定試料を内部に収容する簡易分析具(パックテスト)を装置内部に設置し、簡易分析具の測定試料が収容されている部分に光を通過させて吸光度を測定する技術である。この濃度分析装置では、押圧手段により可撓性の試料容器である簡易分析具を押圧することにより、当該簡易分析具を変形させ、光路長を一定の長さに調整するようにしている。
特許第4125603号公報 特開2017−75809号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された濃度分析装置においては、押圧手段を備えたホルダに可撓性の試料容器である簡易分析具を挿しこみ、セットすることにより、測定試料が占有する空間の光路長を一定としている。そのため、簡易分析具をホルダにセットする際には、簡易分析具とホルダとの間で摩擦が生じ、簡易分析具の表面が擦れ、当該表面に凹凸部分が生じてしまうおそれがある。
簡易分析具の表面に凹凸部分が生じていると、当該表面を通過する光の一部が散乱し、その散乱度合によって透過光強度のばらつきが生じ、結果として測定結果がばらついてしまう。
そこで、本発明は、測定試料の光学測定を容易かつ高精度に行うことができる光学測定装置および光学測定方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る光学測定装置の一態様は、筐体と、前記筐体内に設けられ、測定試料を収容する可撓性の試料容器を収容する凹部である試料容器収容部と、前記筐体内において光を放出する光源部と、前記筐体内において、前記光源部から放出され前記測定試料を透過した光の光強度を測定する測定部と、前記光源部から放出された光を前記測定試料へ導光する第1の導光路と、前記第1の導光路を包囲する光吸収性材料からなる第1の遮光部と、前記測定試料を透過した光を前記測定部へ導光する第2の導光路と、前記第2の導光路を包囲する光吸収性材料からなる第2の遮光部と、を有する導光部と、前記試料容器収容部の前記凹部の内壁から突出し、前記試料容器を前記試料容器収容部の所定の位置に位置決めする試料容器保持部と、を備え、前記試料容器保持部は、前記試料容器収容部に対する前記試料容器の挿入方向から見て、前記第1の導光路および前記第2の導光路を通過する光の光軸から離れた位置に設けられていると共に、少なくとも前記挿入方向に対して直交する面のうち、前記光軸を含む面内に設けられている。
このように、可撓性の試料容器を試料容器収容部の所定の位置に位置決めし、光学測定を行うことができる。したがって、測定試料を例えばガラス等からなるセルに別途移し替えることなく、測定試料の光学測定を容易に行うことができる。また、試料容器を保持する試料容器保持部を上記の位置に配置することで、試料容器を試料容器収容部に挿入する過程において、試料容器保持部を、試料容器の光学測定を行う際に光が透過する領域(光通過表面)に接触させないようにすることができる。そのため、可撓性の試料容器の光通過表面に、摩擦による凹凸部分が生じることもない。したがって、当該凹凸部分における光の散乱に起因する測定結果のばらつきを抑制し、測定試料の光学測定を高精度に行うことができる。
また、上記の光学測定装置において、前記試料容器保持部は、その先端部が、前記試料容器収容部の軸を中心とする同心円上に配置され、断面が円形状または略円形状である円筒領域を有する前記試料容器の当該円筒領域を保持してもよい。
この場合、試料容器保持部は、試料容器が有する円筒領域を、断面の円形状または略円形状を保って保持することができる。また、試料容器保持部の先端部を、試料容器収容部の軸を中心とする同心円上に配置することで、試料容器の軸が試料容器収容部の軸に一致するように試料容器を適切に位置決めすることができる。
さらに、上記の光学測定装置において、前記試料容器保持部は、前記試料容器における前記円筒領域を、前記試料容器の長手方向に沿って接触して保持してもよい。また、上記の光学測定装置において、前記試料容器保持部は、前記試料容器における前記円筒領域を、前記試料容器の長手方向に離間して複数箇所で接触して保持してもよい。
この場合、試料容器の円筒領域を変形させずに適切に保持することができ、測定光路長をほぼ一定に保つことができる。
さらに、上記の光学測定装置において、前記試料容器収容部の前記凹部は、前記挿入方向に対して直交する方向の断面形状が、前記円筒領域に連続し断面が当該円筒領域とは異なる形状である変形領域の断面形状に対応した形状であってもよい。この場合、試料容器収容部は、円筒領域と変形領域とを有する試料容器を適切に収容することができる。
また、上記の光学測定装置において、前記試料容器収容部の前記凹部は、前記挿入方向に対して直交する方向の断面形状が、楕円形状であってもよい。この場合、試料容器収容部は、円筒領域と断面が楕円形状である変形領域とを有する試料容器を適切に収容することができる。また、試料容器収容部は、試料容器を挿入する際の試料容器の回転を規制することができる。つまり、試料容器が螺旋状に試料容器収容部へ挿入されることを防止し、試料容器の光通過表面が試料容器保持部に接触してしまうことを防止することができる。
さらにまた、上記の光学測定装置において、前記試料容器保持部の先端部が、R形状であってもよい。この場合、試料容器の円筒領域を変形させずに適切に保持することができる。
また、上記の光学測定装置において、前記試料容器収容部は、前記試料容器を、当該試料容器の長手方向が鉛直方向となる姿勢で収容してもよい。この場合、試料容器内における光路上に空気層が介入されることを抑制することができる。試料容器内に試料容器の内容積と等しい体積量の測定試料が収容されていない場合、試料容器を水平配置すると、測定試料と空気との境界層が光路に入ってしまうおそれがある。試料容器を鉛直配置することで、上記境界層が光路に入ることを抑制し、測定試料の光学測定を適切に行うことができる。
また、上記の光学測定装置は、前記試料容器収容部における前記試料容器の挿入口から前記試料容器収容部内への外光の入射を遮断する蓋部を備えてもよい。この場合、試料容器収容部内へ入射した外光が測定結果に及ぼす悪影響を抑制することができる。
さらに、上記の光学測定装置は、前記蓋部の内側の作業者が視認可能な位置に、前記試料容器収容部に対する前記試料容器の挿入姿勢を注意喚起する情報を表示する表示部を備えていてもよい。この場合、作業者は、試料容器を適切な姿勢で試料容器収容部へ挿入することができる。
また、上記の光学測定装置において、前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、光吸収部材が分散されたシリコーン樹脂により構成され、前記第1の導光路および前記第2の導光路は、空洞であってもよい。このように、導光路を光吸収部材が分散されたシリコーン樹脂により構成する遮光部によって包囲することで、外光や散乱光等が迷光(ノイズ光)となって測定部に入射されることを抑制することができる。また、導光路を空洞とすることで、導光部の製造が容易となる。
さらに、上記の光学測定装置は、前記第2の導光路の開口を塞ぐ、前記測定試料を透過する光に対して透明な窓部が設けられていてもよい。この場合、試料容器から測定試料が漏れ出た場合であっても、測定試料が第2の導光路を通って測定部に到達することを防止することができ、測定結果の不具合を回避することができる。
また、上記の光学測定装置において、前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、光吸収部材が分散されたシリコーン樹脂により構成され、前記第1の導光路は、前記光源部から放出される光に対して透明なシリコーン樹脂により構成され、前記第2の導光路は、前記測定試料を透過する光に対して透明なシリコーン樹脂により構成され、前記第1の遮光部を構成する前記シリコーン樹脂と前記第1の導光路を構成する前記シリコーン樹脂とは材質が同一であり、前記記第2の遮光部を構成する前記シリコーン樹脂と前記第2の導光路を構成する前記シリコーン樹脂とは材質が同一であってもよい。
この場合、導光路と遮光部との界面における光の反射や散乱を抑制することができる。したがって、より効果的に迷光による測定誤差を抑制することができる。
さらに、本発明に係る光学測定方法の一態様は、測定試料を収容する可撓性の試料容器を試料容器収容部に収容する工程と、光源部から光を放出し、光吸収性材料からなる第1の遮光部により包囲された第1の導光路を介して前記測定試料へ導光し、前記測定試料を透過した光を、光吸収性材料からなる第2の遮光部により包囲された前記第2の導光路を介して測定部へ導光し、当該測定部により光の光強度を測定する工程と、を含み、前記試料容器を前記試料容器収容部に収容する工程では、前記試料容器の表面のうち、前記光強度を測定する際に前記第1の導光路によって導光された光が透過する領域を擦らずに、前記試料容器を前記試料容器収容部に挿入し、当該試料容器を前記試料容器収容部の所定の位置に位置決めする。
これにより、可撓性の試料容器の表面の光透過部分を擦ることなく、また、当該光透過部分の光路長をほぼ一定に維持して、測定試料に対する光学測定を行うことができる。したがって、測定試料の光学測定を容易かつ高精度に行うことができる。
本発明の光学測定装置は、試料容器の表面の光透過部分を擦ることなく、また、当該光透過部分の光路長をほぼ一定に維持することが可能であり、測定試料の光学測定を容易かつ高精度に行うことができる。
本実施形態における光学測定装置の概略構成図である。 試料容器の正面図である。 試料容器のB−B断面図である。 光学測定装置のA−A断面図である。 試料容器収容部の変形例である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における光学測定装置100の概略構成図である。
光学測定装置100は、筐体11と、筐体11の上に設けられる蓋部12と、を備える。筐体11の上部には、試料容器30を装脱着するための凹部11aが設けられている。この凹部11aの中央部には、さらに試料容器30を収容するための凹部である試料容器収容部13が設けられている。試料容器収容部13は、試料容器30の長手方向が鉛直方向に延びる姿勢で試料容器30を収容する。つまり、試料容器30は、長手方向が鉛直方向に延びる姿勢で試料容器収容部13の上部から挿入され、試料容器収容部13に収容される。
ここで、試料容器収容部13の深さは、試料容器30の長手方向の長さよりも短い。そのため、試料容器収容部13に試料容器30が収容された状態では、試料容器30の上端部の一部が、試料容器収容部13の上端部から筐体11の凹部11a側に突出する。したがって、作業者は、試料容器30を試料容器収容部13に対して容易に装脱着することが可能である。
また、光学測定装置100は、試料容器収容部13に収容された試料容器30を保持するとともに、試料容器30を試料容器収容部13の所定の位置に位置決めするための試料容器保持部14を備える。試料容器保持部14は、後述する図4に示すように、試料容器収容部13の凹部の内壁から突出するように設けられている。試料容器保持部14については後で詳述する。
図2は、測定試料40を内部に収容した状態の試料容器30の正面図である。また、図3は、図2のB−B断面図である。
試料容器30は、透視可能で可撓性を有する樹脂からなる円筒チューブ状の本体部31と、本体部31の両端部をそれぞれ熱融着等により圧着封止(ピンチシール)した耳部32と、を備える。このように、試料容器30は、長手方向両端部が圧着封止されている。そのため、試料容器30の長手方向両端部(耳部32近傍)の断面形状は楕円形状に変形している。一方、試料容器30の長手方向中央部およびその近傍は、耳部32の封止構造の影響を受けない。そのため、試料容器30の長手方向中央部およびその近傍の断面形状は、円形状または略円形状である。つまり、試料容器30は、長手方向中央部およびその近傍の円筒領域30aと、耳部近傍の変形領域30bと、を有する。
試料容器30の一方の耳部32には、試料容器30の内外を貫通する通孔33が形成されている。この通孔33には、引抜き可能な紐状または棒状の栓部材が挿入されることで、試料容器30が密封される。試料容器30内に反応試薬が封入された状態で、通孔33からスポイトの要領で検出液を吸引することで、試料容器30内で反応試薬と検出液とを混合させることができる。
ここで、上記検出液は、例えば、畑土壌に水(精製水)を加えて、畑土壌に蓄積されているリン酸、畑土壌可給態窒素、硝酸態窒素といった分析対象を抽出した抽出液とすることができる。この検出液(抽出液)に試薬を添加し、抽出液と試薬との混合液の濃度を測定することで、畑土壌の養分状態を分析することができる。
本実施形態における光学測定装置100は、上記混合液を測定試料40として光学測定(吸光度測定)を行い、当該混合液の濃度を測定する。なお、試料容器30内には、試料容器30の内容積の半分以上の体積量の測定試料40が収容される。
試料容器30としては、例えば、株式会社共立理化学研究所製のパックテストを用いることができる。なお、試料容器30は、上記パックテストに限定されるものではない。試料容器30は、透視可能で可撓性を有するチューブ状の容器であればよい。試料容器30は、例えば、片側のみが圧着封止された構造であってもよい。
図1に戻って、光学測定装置100は、光源部21aと、センサ部(測定部)21bと、第1の導光ユニット22aおよび第2の導光ユニット22bを有する導光部と、を備える。
光源部21aは、光を放出する投光部である。センサ部21bは、光を受光する受光部である。光源部21aは、例えば発光ダイオード(LED)であり、センサ部21bは、例えばRGBカラーセンサ等の受光センサである。光源部21aおよびセンサ部21bには、給電部15から電力が供給される。また、光源部21aは、制御部16によって、当該光源部21aから放出される光の光強度が調整制御され、センサ部21bは、制御部16によって、センサ感度が調整制御される。
また、制御部16は、通信部17を制御して、センサ部21bから送出される光強度情報を外部に通信することができる。
第1の導光ユニット22aは、光源部21aと試料容器収容部13に収容された試料容器30の光入射面との間に配置され、光源部21aから放出される光を試料容器30の測定試料40が収容されている領域へと導光する。具体的には、第1の導光ユニット22aは、光源部21aから放出される光を、測定試料40が収容された試料容器30の円筒領域30aに導光する。
第1の導光ユニット22aは、投光用導光路(第1の導光路)23aと、投光用導光路23aを包囲する光吸収性材料からなる遮光部(第1の遮光部)24aと、を備える。ここで、遮光部24aは、光吸収部材が分散された光透過特性を有する樹脂とすることができる。例えば、遮光部24aは、カーボンブラックやカーボンナノチューブなどが分散された、黒色のポロジメチルシロキサン(PDMS)などのシリコーン樹脂であってよい。また、投光用導光路23aは、遮光部24aを貫通する空洞部である。
つまり、光源部21aから放出された光は、投光用導光路23aを通過して試料容器収容部13に収容された試料容器30の光入射面に入射し、試料容器30に収容された測定試料40を通過して、試料容器30の光出射面から出射される。投光用導光路23aは、投光用導光路23aを通過する光(試料容器30への入射光)の光軸が、試料容器収容部13に収容された試料容器30の長手方向の中央部付近に位置するように設けられる。
第2の導光ユニット22bは、試料容器収容部13に収容された試料容器30の光出射面とセンサ部21bとの間に配置され、試料容器30に収容された測定試料40等を通過して放出された光をセンサ部21bへと導光する。第2の導光ユニット22bは、受光用導光路(第2の導光路)23bと、受光用導光路23bを包囲する光吸収性材料からなる遮光部(第2の遮光部)24bと、を備える。ここで、受光用導光路23bおよび遮光部24bは、第1の導光ユニット22aにおける投光用導光路23aおよび遮光部24aと同様の構成を有する。
つまり、光源部21aから放出され、試料容器30に収容された測定試料40等を通過して試料容器30の光出射面から出射された光は、受光用導光路23bを通過してセンサ部21bに入射される。
本実施形態では、受光用導光路23bが空洞であるため、試料容器収容部13にて液体状の測定試料40の不所望な漏出が生じると、測定試料40が受光用導光路23bを介してセンサ部21bに到達し、不具合が生じるおそれがある。そのため、図1に示すように、試料容器収容部13と第2の導光ユニット22bとの間に防水用の窓部25を設けてもよい。窓部25は、測定試料40から放出される光に対して透明な樹脂(例えば、シリコーン樹脂)により構成することができる。
なお、窓部25の構成は、受光用導光路23bの開口を塞ぐ構成であればよく、図1に示す構成に限定されない。
ところで、投光用導光路23aや受光用導光路23bには、外光等のノイズ光(迷光)が侵入しうる。当該ノイズ光は、上記外光や光源部21aから放出され装置内部にて発生する不所望な反射光、散乱光等を含む。
本実施形態では、光源部21aおよびセンサ部21bを、それぞれ第1の導光ユニット22aおよび第2の導光ユニット22b内に配置する。そのため、導光路23a、23bへのノイズ光(迷光)の侵入を抑制し、光学測定の測定結果に対するノイズ光(迷光)の影響を抑制することが可能である。
また、本実施形態では、導光路23a、23bをそれぞれ光吸収性材料からなる遮光部24a、24bにより包囲する。導光路23a、23bに侵入するノイズ光のうち、導光路23a、23bの光軸と同方向に進む成分は非常に少なく、大部分は、導光路23a、23bと遮光部24a、24bとの界面から遮光部24a、24bへと入射する。このとき、遮光部24a、24bへ入射した迷光は、遮光部24a、24bが含有する光吸収部材により吸収される。したがって、光学測定の測定結果に対するノイズ光(迷光)の影響を効果的に抑制することが可能である。
なお、投光用導光路23aは、光源部21aから放出される光に対して透明な樹脂(例えば、シリコーン樹脂)により構成することもできる。同様に、受光用導光路23bは、測定試料40から放出される光に対して透明な樹脂(例えば、シリコーン樹脂)により構成することもできる。
ここで、導光路23a、23bを構成する透明な樹脂と、遮光部24a、24bを構成する顔料を含有する樹脂との材質を同じにすると、上記両樹脂の屈折率が同じであるので、当該両樹脂の界面での反射および散乱が抑制される。すなわち、この場合、導光路23a、23bが空洞である場合と同様に、遮光部24a、24bへ入射した迷光は遮光部24a、24bが含有する上記顔料により吸収されるが、さらに、導光路23a、23bと遮光部24a、24bとの界面での反射および散乱が抑制されるので、遮光部24a、24bへ入射した迷光は導光路23a、23bにはほとんど戻らない。よって、迷光の複雑な多重反射がほとんど発生しない。
以下、試料容器保持部14について具体的に説明する。
上述したように、試料容器30は、長手方向中央部およびその近傍に円筒領域30aを有する。試料容器30の個々の形状、特に円筒領域30aの形状の製造ばらつきが小さい場合、円筒領域30aを押圧することなく断面形状を保ったまま試料容器収容部13における導光路23a、23bの光軸上に位置決めすれば、試料容器30内の測定試料40を通過する光の光路長をほぼ一定とすることができる。
そこで、本実施形態の光学測定装置100においては、図1および図1のA−A断面図の一部である図4に示すように、試料容器収容部13の内壁から突出する試料容器保持部14によって試料容器30の円筒領域30aを保持する。このとき、試料容器保持部14は、試料容器30の円筒領域30aを押圧することなく保持し、当該円筒領域30aを光軸L上に位置決めする。
試料容器収容部13は、鉛直方向に直交する方向の断面形状が楕円形状となっている。試料容器収容部13の断面である楕円形状は、試料容器30の変形領域30bの断面形状に対応した形状であり、試料容器30が収容可能で且つ試料容器30が試料容器収容部13内で回転不可能な大きさに設定される。そして、その試料容器収容部13の内壁から、試料容器収容部13の中心軸に向けて複数(本実施形態では4つ)の試料容器保持部14が突出している。試料容器保持部14の先端部は、試料容器収容部13の軸を中心とする同心円上に配置されており、試料容器保持部14は、当該先端部で、試料容器30における断面が円形状または略円形状である円筒領域30aの表面を保持する。
また、試料容器保持部14は、図4に示すように、試料容器30の試料容器収容部13への挿入方向から見て、光源部21a、投光用導光路23a、受光用導光路23bおよびセンサ部21bからなる光学系の光軸Lから離間した位置に設けられている。つまり、試料容器保持部14は、上記挿入方向から見た場合に、試料容器収容部13の内壁における試料容器30の光入射面および光出射面にそれぞれ対向する位置には形成されていない。
作業者が試料容器収容部13に試料容器30を挿入する際、試料容器30は、試料容器保持部14と接触しながら挿入され、位置決めされる。このとき、試料容器30の表面における試料容器保持部14との接触部分には、摩擦により凹凸部分が生じる可能性がある。
この凹凸部分が、試料容器30の光入射面や光出射面に生じていると、試料容器30の表面を通過する光の一部が散乱し、その散乱度合によって透過光強度のばらつきが生じ、結果として測定結果がばらついてしまう。
本実施形態では、試料容器保持部14は、図4に示すように、試料容器30の試料容器収容部13への挿入方向から見て光軸Lから離間した位置に設けられている。そのため、試料容器30を試料容器収容部13に収容する過程において、試料容器30を、光通過表面(光入射面および光出射面)を擦らずに試料容器収容部13に挿入し、位置決めすることができる。したがって、試料容器30の光通過表面には、試料容器保持部14との接触により生じうる凹凸部分は存在せず、試料容器30の光通過表面における光の散乱が抑制され、結果として透過光強度のばらつきを抑制することができる。
また、試料容器保持部14は、図1に示すように、試料容器30の円筒領域30aにおいて、当該試料容器30の長手方向に沿って接触するように構成されている。つまり、試料容器保持部14は、試料容器30の長手方向に直交する面のうち上記光学系の光軸Lを含む面内において、当該光軸Lからシフトした位置に設けられている。ここで、試料容器保持部14は、試料容器30を押圧することなく支持する。また、試料容器保持部14の先端部(試料容器30との接触部分)は、R形状となっている。
上記のように試料容器保持部14によって試料容器30を保持することにより、試料容器30の円筒領域30aであって、液体状の測定試料40が収容されている部分は、試料容器収容部13内の光軸L上で位置決めされる。このとき、上記の光軸Lを含む面における試料容器30の断面形状は、円形状または略円形状を維持する。つまり、試料容器30における光路長をほぼ一定とすることができる。
さらに、試料容器収容部13は、図4に示すように、耳部32が光軸Lに対して直交する姿勢で試料容器30を収容するように、その断面形状が、長軸を光軸Lに対して直交させた楕円形状となっている。これにより、導光路23a、23bの試料容器収容部13側の開口と試料容器30の光通過表面との距離を短くすることができる。すなわち、導光路23a、23bの試料容器収容部13側の開口と試料容器30の光通過表面との間の空気層の厚さを薄くすることができ、光学測定の測定結果への影響を抑制することができる。
また、試料容器収容部13および試料容器保持部14は、例えばABS樹脂により構成されている。例えば、試料容器収容部13および試料容器保持部14は、射出成形により一体的に構成することができる。この場合、試料容器保持部14および試料容器収容部13は、先端部に向けて外径が小さくなるよう抜き勾配が設けられる。なお、試料容器収容部13と試料容器保持部14とは、別体であってもよい。
図1に戻って、蓋部12は、試料容器収容部13に試料容器30が挿入されて光学測定が行われる際には、破線に示すように筐体11の上部に設けられた凹部11aの開口を塞ぐことができる。ここで、蓋部12は、遮光性を有する材料により構成することができる。この場合、蓋部12は、凹部11aを塞ぎ、試料容器収容部13における試料容器30の挿入口から試料容器収容部13内への外光の入射を遮断することができる。これにより、外光の影響を抑制し、測定結果の信頼性を確保することができる。
なお、蓋部11は、必ずしも設ける必要はない。本実施形態では、第1の導光ユニット22aおよび第2の導光ユニット22bにおいて、導光路23a、23bは遮蔽部24a、24bによりそれぞれ包囲されているため、蓋部11を省略しても迷光の影響は抑制される。
なお、試料容器30は、図2に示すように、一方の耳部32に、検出液を容器内部に導入するための通孔33を有する。そのため、通孔33を有する耳部32が下側になるように試料容器30を試料容器収容部13へ挿入すると、上記通孔33を通過して測定試料40が外部に漏れ出るおそれがある。よって、試料容器30は、通孔33を有する耳部32が上側になるように試料容器収容部13に挿入することが好ましい。
そこで、この試料容器30の試料容器収容部13に対する挿入姿勢について、作業者に注意を喚起するために、図1に示すように蓋部12の内側に注意事項を表示する表示部12aを設けてもよい。表示部12aに表示する内容は、例えば「試料容器30の上下を確認してください」などとすることができる。
以上説明したように、本実施形態における光学測定装置100は、筐体11内に設けられ、測定試料40を収容する可撓性の試料容器30を収容する凹部である試料容器収容部13と、試料容器収容部13の凹部の内壁から突出し、試料容器30を試料容器収容部13の所定の位置に位置決めする試料容器保持部14と、を備える。試料容器保持部14は、試料容器収容部13に対する試料容器30の挿入方向から見て、第1の導光路23aおよび第2の導光路23bを通過する光の光軸Lから離れた位置に設けられていると共に、少なくとも上記挿入方向に対して直交する面のうち、光軸Lを含む面内に設けられている。
このように、可撓性の試料容器30を試料容器収容部13の所定の位置に位置決めすることができるので、光学測定に際し、測定試料30を例えばガラス等からなるセルに別途移し替える必要がなく、測定試料40の光学測定を容易に行うことができる。また、試料容器30を試料容器収容部13に挿入する過程において、試料容器保持部14は、試料容器30の光通過表面に接触しない。そのため、可撓性の試料容器30の光通過表面に、摩擦による凹凸部分が生じることもない。したがって、当該凹凸部分における光の散乱に起因する測定結果のばらつきを抑制し、測定試料の光学測定を高精度に行うことができる。
また、試料容器保持部14は、その先端部が、試料容器収容部13の軸を中心とする同心円上に配置されており、試料容器30の円筒領域30aを、断面の円形状または略円形状を保って保持することができる。また、試料容器保持部14は、試料容器30の軸が試料容器収容部13の軸に一致するように試料容器30を適切に位置決めすることができる。さらに、試料容器保持部14は、試料容器30における円筒領域30aを、試料容器30の長手方向に沿って接触して保持することができる。さらにまた、試料容器保持部14は、その先端部をR形状とすることができる。
したがって、試料容器保持部14は、試料容器30の円筒領域30aを変形させずに適切に保持し、光軸L上に位置決めすることができる。そのため、測定光路長をほぼ一定に保つことができる。
また、試料容器30は、断面が円形状または略円形状である円筒領域30aと、断面が楕円形状である変形領域30bと、を有し、試料容器収容部13の凹部の断面形状は、変形領域30bの断面形状に対応した楕円形状とすることができる。これにより、試料容器収容部13は、試料容器30を挿入する際の試料容器30の回転を規制することができる。つまり、試料容器30が螺旋状に試料容器収容部13へ挿入されることを防止し、試料容器30の光通過表面が試料容器保持部14に接触してしまうことを適切に防止することができる。
さらに、試料容器収容部13は、試料容器30を、当該試料容器30の長手方向が鉛直方向となる姿勢で収容することができる。この場合、試料容器30内における光路上に空気層が介入されることを抑制することができる。つまり、試料容器30内における光路上に測定試料40と空気との境界層が入ることを抑制し、測定試料の光学測定を適切に行うことができる。
以上のように、本実施形態における光学測定装置100は、測定試料40の光学測定を容易かつ高精度に行うことができる。
(変形例)
上記実施形態においては、光学測定装置100は、4つの試料容器保持部14により試料容器30を保持する場合について説明したが、試料容器保持部14の個数は4つに限定されない。試料容器保持部14は、3つ以上であれば、試料容器30を適切に位置決めすることが可能である。
また、上記実施形態においては、試料容器保持部14が、試料容器30の長手方向に沿って延びる構造である場合について説明したが、試料容器保持部14の形状は上記に限定されない。例えば、試料容器保持部14は、試料容器30の円筒領域30aを、試料容器30の長手方向に離間して複数箇所で接触して保持してよい。この場合にも、試料容器30の円筒領域30aを変形させずに適切に保持することができ、測定光路長をほぼ一定に保つことができる。また、図1においては、長手方向に延びる試料容器保持部14の下側の一端は、試料容器保持部13の底面まで延びているが、これに限るものではない。すなわち、試料容器保持部14は、試料容器30の円筒領域30aと接触して当該試料容器30を保持すればよく、例えば上記下側の一端は試料容器保持部13の底面まで延びていなくてもよい。
さらに、上記実施形態においては、試料容器収容部13は、図5に示すように、試料容器30を位置決めするための位置決め用凹部13aを備えていてもよい。ここで、位置決め用凹部13aは、試料容器30の耳部32の端部を挿入可能な形状を有する。位置決め用凹部13aを図5に示す位置に設けることにより、試料容器30は、耳部32が光軸Lに対して直交する姿勢のまま、真っ直ぐに試料容器収容部13内に挿入され位置決めされる。つまり、試料容器30が回転されながら試料容器収容部13内に挿入されることがなくなり、試料容器30の光入射面および光出射面が試料容器保持部14と接触することを確実に防止することができる。
また、上記実施形態においては、測定試料40は、畑土壌から抽出された抽出液と試薬との混合液である場合について説明したが、測定試料40は上記に限定されるものではなく、任意の液体試料とすることができる。
さらに、上記実施形態においては、光学測定装置100は、光学測定として吸光度測定を行う場合について説明したが、蛍光、化学蛍光、蛍光偏光等の光学的性質を測定することも可能である。
11…筐体、12…蓋部、13…試料容器収容部、14…試料容器保持部、15…給電部、16…制御部、17…通信部、21a…光源部、21b…センサ部、22a…第1の導光ユニット、22b…第2の導光ユニット、23a…投光用導光路、23b…受光用導光路、24a…遮光部、24b…遮光部、25…窓部、30…試料容器、31…本体部、32…耳部、33…通孔、40…測定試料、100…光学測定装置

Claims (14)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、測定試料を収容する可撓性の試料容器を収容する凹部である試料容器収容部と、
    前記筐体内において光を放出する光源部と、
    前記筐体内において、前記光源部から放出され前記測定試料を透過した光の光強度を測定する測定部と、
    前記光源部から放出された光を前記測定試料へ導光する第1の導光路と、前記第1の導光路を包囲する光吸収性材料からなる第1の遮光部と、前記測定試料を透過した光を前記測定部へ導光する第2の導光路と、前記第2の導光路を包囲する光吸収性材料からなる第2の遮光部と、を有する導光部と、
    前記試料容器収容部の前記凹部の内壁から突出し、前記試料容器を前記試料容器収容部の所定の位置に位置決めする試料容器保持部と、を備え、
    前記試料容器保持部は、
    前記試料容器収容部に対する前記試料容器の挿入方向から見て、前記第1の導光路および前記第2の導光路を通過する光の光軸から離れた位置に設けられていると共に、少なくとも前記挿入方向に対して直交する面のうち、前記光軸を含む面内に設けられていることを特徴とする光学測定装置。
  2. 前記試料容器保持部は、その先端部が、前記試料容器収容部の軸を中心とする同心円上に配置され、断面が円形状または略円形状である円筒領域を有する前記試料容器の当該円筒領域を保持することを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
  3. 前記試料容器保持部は、
    前記試料容器における前記円筒領域を、前記試料容器の長手方向に沿って接触して保持することを特徴とする請求項2に記載の光学測定装置。
  4. 前記試料容器保持部は、
    前記試料容器における前記円筒領域を、前記試料容器の長手方向に離間して複数箇所で接触して保持することを特徴とする請求項2に記載の光学測定装置。
  5. 前記試料容器収容部の前記凹部は、
    前記挿入方向に対して直交する方向の断面形状が、前記円筒領域に連続し断面が当該円筒領域とは異なる形状である変形領域の断面形状に対応した形状であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  6. 前記試料容器収容部の前記凹部は、
    前記挿入方向に対して直交する方向の断面形状が、楕円形状であることを特徴とする請求項5に記載の光学測定装置。
  7. 前記試料容器保持部の先端部が、R形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  8. 前記試料容器収容部は、
    前記試料容器を、当該試料容器の長手方向が鉛直方向となる姿勢で収容していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  9. 前記試料容器収容部における前記試料容器の挿入口から前記試料容器収容部内への外光の入射を遮断する蓋部を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  10. 前記蓋部の内側の作業者が視認可能な位置に、前記試料容器収容部に対する前記試料容器の挿入姿勢を注意喚起する情報を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項9に記載の光学測定装置。
  11. 前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、光吸収部材が分散されたシリコーン樹脂により構成され、
    前記第1の導光路および前記第2の導光路は、空洞であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  12. 前記第2の導光路の開口を塞ぐ、前記測定試料を透過する光に対して透明な窓部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の光学測定装置。
  13. 前記第1の遮光部および前記第2の遮光部は、光吸収部材が分散されたシリコーン樹脂により構成され、
    前記第1の導光路は、前記光源部から放出される光に対して透明なシリコーン樹脂により構成され、
    前記第2の導光路は、前記測定試料を透過する光に対して透明なシリコーン樹脂により構成され、
    前記第1の遮光部を構成する前記シリコーン樹脂と前記第1の導光路を構成する前記シリコーン樹脂とは材質が同一であり、前記記第2の遮光部を構成する前記シリコーン樹脂と前記第2の導光路を構成する前記シリコーン樹脂とは材質が同一であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光学測定装置。
  14. 測定試料を収容する可撓性の試料容器を試料容器収容部に収容する工程と、
    光源部から光を放出し、光吸収性材料からなる第1の遮光部により包囲された第1の導光路を介して前記測定試料へ導光し、前記測定試料を透過した光を、光吸収性材料からなる第2の遮光部により包囲された前記第2の導光路を介して測定部へ導光し、当該測定部により光の光強度を測定する工程と、を含み、
    前記試料容器を前記試料容器収容部に収容する工程では、
    前記試料容器の表面のうち、前記光強度を測定する際に前記第1の導光路によって導光された光が透過する領域を擦らずに、前記試料容器を前記試料容器収容部に挿入し、当該試料容器を前記試料容器収容部の所定の位置に位置決めすることを特徴とする光学測定方法。
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