JP2020051197A - 防風防雪柵の補強・張替構造及び防風防雪柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度が高く既存の防雪柵を容易に補強・張替可能な補強・張替構造、及び防風防雪効果の高い防風防雪柵を提供すること。【解決手段】本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、複数のジョイント部と2つの固定縁20とネット面10を備え、ネット面10が2本の既設支柱B1の前面側にオフセットした位置に展張されており、締結材32の螺回によってネット面10を左右に緊張可能に構成したことを特徴とする。本発明の防風防雪柵は、隣り合う2つの固定縁20を1つのジョイント部の締結材32の両端に連結したことを特徴とする。本発明のジョイント材31は、挟持部31aと2つの連結片31bを備え、2つの連結片31bはそれぞれ両面を連通する複数のボルト孔を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は防風防雪柵の補強・張替構造、防風防雪柵、及びジョイント材に関し、特に設計の自由度が高く既存の防雪柵を容易に補強・張替可能な補強・張替構造、防風防雪効果の高い防風防雪柵、及び簡易な構造で以て支柱に容易に付設可能なジョイント材に関する。
防風防雪柵は、多雪地域において、道路の風上側に設置して道路への風雪の吹込みや飛雪の吹き溜まりを防止する構造である。
防雪防雪柵には、柵を道路から離して設置し飛雪を柵の前後に堆積させる吹溜式、飛雪を高い柵で塞ぎ風上側に堆積させる吹止式、収束した風を柵の下部に設けた隙間から通過させて路面の雪を吹き払う吹払式等がある。
特許文献1及び2には、支柱の側方に連結した固定部材によって2本の支柱の間にベルトネットを展張した吹払式の防風防雪柵が開示されている。
防風防雪柵のネットが破損した場合、或いは既設のネットが十分な防風防雪効果を発揮できない場合、新しいネットやより性能の高いネットに張り替える必要が生じる。
特開2017−106284号公報 特開2004−316403号公報
従来技術ではネットの張替作業に関する次のような課題がある。
<1>規格の異なるネットへ張り替える場合、ネットの規格に適合する位置に新たに固定用のボルトを取り付ける必要がある。これは、高所における既設支柱へ取付位置の正確な位置出し、穴空け、及びボルトの連結等の作業となるため、施工が困難で施工コストが嵩む。
<2>支柱から左右に突出した既設ネット用の支持ボルトが新設ネットに干渉するため、これを切断しなければ新設ネットを展張することができない。
<3>既設ネットを補強することができない。
従来技術では防風防雪柵の構造に関する次のような課題がある。
<1>隣り合う支柱の間にネットを展張する構造であるため、構造上ネットを最大に緊張してもネットと支柱の間に隙間が生じる。このため、支柱間の面積を最大限に利用することができず、支柱とネットの隙間から風や雪が通過することで、防風・防雪性能が損なわれる(図6)。
<2>風雪に対しネット間に支柱が露出する構造であるため、交換可能なネットのみならず構造部材としての支柱も風雪によるダメージを負う。支柱の補修や交換は容易でないため、維持管理費用が嵩む。
<3>ネットの展張面より前面側に支柱が突出するため、ネットの展張方向に向かって吹く風雪をネット面に沿って吹き流すことができず、支柱との隙間からネット背面側に取り込んでしまう。このため、防風・防雪性能が損なわれる。
以上の課題を解決する本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、複数のジョイント部と2つの固定縁とネット面を備え、ジョイント部がそれぞれ2つのジョイント材と複数の締結材を有し、2つのジョイント材がそれぞれ挟持部と2つの連結片を有し、2つのジョイント材の挟持部が既設支柱を挟持し、複数の締結材が2つのジョイント材を締結結合し、2つの固定縁がネット面と接続し、既設支柱前面側の締結材が固定縁と連結し、ネット面を既設支柱の前面側にオフセットし、締結材によってネット面を左右に緊張したことを特徴とする。
この構成によれば、設計の自由度が高く、簡易な構造と簡単な作業で既存の防雪柵を補強・張替することができる。
本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、挟持部が平面視コの字形状を呈していてもよい。
この構成によれば、ジョイント部を四角柱の既設支柱に確実に連結することができる。
本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、挟持部が平面視U字形状を呈していてもよい。
この構成によれば、ジョイント部を円柱の既設支柱に確実に連結することができる。
本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、ジョイント部が回転防止手段を備えていてもよい。
この構成によれば、ジョイント部が既設支柱に対し水平回転することを防止することができる。
本発明の防風防雪柵は、防風防雪柵の補強・張替構造を、左右に連結してなり、2つの固定縁を1つのジョイント部に連結したことを特徴とする。
この構成によれば、ネット面を支柱間距離以上の幅に展張可能であるため、高い防風・防雪性能を発揮することができる。
本発明の防風防雪柵は、固定縁間の間隔が既設支柱の幅より小さくてもよい。
この構成によれば、固定縁間を通過した風雪を既設支柱の前面で減勢することで、高い防風・防雪性能を発揮することができる。
本発明の防風防雪柵のジョイント材は、挟持部と2つの連結片を備え、2つの連結片は複数のボルト孔を有し、既設支柱の左右両側に線対称に配置して連結片同士をボルトナットで締結することで、既設支柱を挟持して固定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、簡易な構造でありながら支柱を加工することなく容易に補強・張替することができる。
本発明の防風防雪柵の補強・張替構造は、以上の構成より次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>支持ボルトの切断や支柱への穿孔などの加工を要せず、規格が異なるネットを簡易な作業で容易に張り替えることができる。
<2>ネット面が支柱の前面側にオフセットされるため、既設ネットを前面側から被覆して補強することができる。
<3>ネット面の高さを自由に調整できるため、吹止式から吹払式又はその逆へ、既設の防風防雪柵を設計変更することができる。
本発明の防風防雪柵は、以上の構成より次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>ネット面を支柱の前面側にオフセットしたことにより、ネット面を、支柱間距離に制限されることなく、最大の面積で展張することができる。
<2>支柱とネット面の間に風雪が直進可能な隙間がなく、ネット面間の隙間を通った風雪は支柱の前面で受衝して減勢することができる。このため、高い防風・防雪性能を発揮することができる。
<3>支柱前方にオフセットしたネット面で支柱を被覆保護する構造であるため、風雪による支柱へのダメージを低減することができる。
<4>支柱がネット面の前面に突出しないため、ネット面に沿って吹く風雪の通りがよく、ネット面間の隙間から風雪を取り込みにくい。
<5>ネット面が支柱前面側にオフセットされるため、風下側の道路から見て開放感があり、通行者が高い柵による圧迫感を感じにくい。
本発明のジョイント材は、以上の構成より次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>既設支柱に加工を施すことなく簡易な作業で容易に固定することができる。
<2>支柱挟み込み用のボルト穴をネット面連結ボルトの取付穴と兼用する合理的設計によって、部品数を減らし、補強・張替作業の材料コストを大幅に削減できる。
<3>取付け高さを自由に設定できるので、支柱に高低差があってもネット面を水平に保つことができる。
本発明に係る防風防雪柵の補強・張替構造の説明図。 本発明に係る防風防雪柵の補強・張替構造の説明図。 防風防雪柵の説明図。 取付間隔と支柱幅の関係を表す説明図。 実施例2の説明図。 従来技術の説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の防風防雪柵の補強・張替構造、防風防雪柵、及びジョイント材について詳細に説明する。なお、ジョイント材については補強・張替構造の項内で説明する。
本発明において「縦」「上下」とは支柱の鉛直方向、「横」「左右」とはネット面の面方向、「前」とはネット面の風上側、「後」とはネット面の風下側を意味する。また、「補強」とは既設面材の前面にネット面を展張することを意味し、「張替」とは既設面材を取り外した既設支柱間に新たにネット面を展張することを意味する。
[補強・張替構造]
<1>全体の構成(図1〜3)。
本発明の補強・張替構造1は、2本の既設支柱B1と1枚の既設面材B2を一単位とする既設柵Bの既設面材B2のみを張替える構造、又は既設柵Bを補強する構造である。
本例では、四角柱の既設支柱B1と、ベルトネットの既設面材B2とを有し、既設支柱B1の側面から左右に突起した支持ボルトB3によって既設面材B2を既設支柱B1に接続した既設柵Bに、本発明の補強・張替構造1を適用した例について説明する。
補強・張替構造1は、1つのネット面10と、2つの固定縁20と、複数のジョイント部30と、を一単位として構成する。本例では、隣り合う2本の既設支柱B1に、上下に2つの補強・張替構造1を連続して取り付ける。
ネット面10の左右両縁をそれぞれ固定縁20と接続し、固定縁20を既設支柱B1に付設したジョイント部30の前方の連結片31bと連結することで、ネット面10を既設支柱B1から前面側にオフセットした位置に展張する。
本例では、既設柵B及び補強・張替構造1が吹払式の防雪柵である例について説明するが、これに限定されず、吹溜式若しくは吹止式の防雪柵、又は防風柵等であってもよい。
<2>ネット面。
ネット面10は、風雪の通過を阻害する構成要素である。
本例では、ネット面10として、ポリエステル繊維製のメッシュシートを採用する。ただしこれに限らず、風荷重や展張時の張力等に対する必要強度を備えさえしていれば、ポリエチレン繊維、アラミド繊維等の他の公知の素材を採用してもよい。また、繊維の表面に樹脂コーティングを施してもよい。
ネット面10の目合い、開口率、強度などは本発明の本質でないため、ここでは詳述しない。
<3>固定縁。
固定縁20は、ネット面10を縁部でジョイント部30に連結する構成要素である。
本例では、固定縁20として、ネット面10の側辺に接続する長尺の縁部21と、縁部21の背面から突出する控え部22の組み合わせを採用する。縁部21と控え部22には押出成形のアルミニウム材を採用する。
縁部21は、ネット面10の側辺を帯状に挟み込んで固定する。
控え部22には、締結材32を左右に挿通可能な複数のボルト孔を有する。
<4>ジョイント部(図2)。
ジョイント部30は、固定縁20を既設支柱B1に連結する構成要素である。
ジョイント部30は、1つの固定縁20に少なくとも上下2つずつ付設する。
ジョイント部30は、2つのジョイント材31と、複数の締結材32と、を有する。
既設支柱B1の左右両側に2つのジョイント材31を線対称に配置し、これを複数の締結材32で締結結合することで、2つのジョイント材31で既設支柱B1を挟持してジョイント部30を固定することができる。
本発明の補強・張替構造1は、既設支柱B1をジョイント材31で挟持して固定する構造であるため、ジョイント部30を既設支柱B1の任意の高さに設置することができる。
このため、既設支柱B1とネット面10等の規格差を吸収することができるので設計の自由度が高い。また、ジョイント部30と既存の支持ボルトB3の干渉を回避することができる。
<4.1>ジョイント材。
ジョイント材31は、既設支柱B1を挟持する構成要素である。
ジョイント材31は、既設支柱B1の外形に対応した内面形状を有する挟持部31aと、挟持部31aの両端から既設支柱B1の前後方向に延出する2つの連結片31bと、を有する。
本例では、ジョイント材31として、四角柱の既設支柱B1に対応する平面視コの字形状の挟持部31aと連結片31bを一体に構成した鋼材を採用する。
連結片31bには両面を貫通する1つ以上のボルト孔を設ける。本例では、各連結片31bに上下2つのボルト孔を設ける。
ジョイント材31は、既設支柱B1を挟持して固定する構造であるため、既設支柱B1への加工を必要とせず容易に固定することができる。
なお、既設支柱B1を挟持する2つのジョイント材31は同一寸法である必要はなく、例えば既設支柱B1の幅に合わせて、コの字内面の浅さが異なる2つのジョイント材31を組み合わせてもよい。
また、ジョイント材31の用途は、既存の防風防雪柵の補強・張替に限らず、防風防雪柵の新設においても利用することができる。
<4.2>締結材。
締結材32は、2つのジョイント材31を連結するとともにネット面10に張力を付与する構成要素である。
締結材32は、ボルト32a、ナット32b、及びネジ棒32cの組み合わせからなる。
本例では、1つのジョイント部30について、3本のボルト32a、7個のナット32b、及び1本のネジ棒23cを使用する。
この内、後方の連結片31bには、上下2本のボルト32aを左右に連通してそれぞれにナット32bを1個ずつ締結する。
前方の連結片31bには、下方は1本のボルト32aを左右に連通してナット32bを1個締結し、上方はネジ棒32cを左右に連通して2個のナット32bで両側から挟みこむ。
残る2個のナット32bは、ネジ棒32cの左右両端を控え部22のボルト孔に挿通した状態でネジ棒32cに螺着して、控え部22を連結片31b側に引き寄せて固定する(図4)。
<5>ネット面緊張機能。
本発明の補強・張替構造1は、締結材32がネット面10の緊張機能を兼備する点に特徴がある。
ネジ棒32c上の控え部22の外側に螺着したナット32bを締結方向に螺回することで、固定縁20を連結片31b側に引き寄せてネット面10全体に均等な緊張力を付与することができる(図4)。
同時に、一つのジョイント部30に接続する左右の固定縁20の取付間隔iを調整することができる。
[防風防雪柵]
<1>全体の構成(図3)。
本発明の防風防雪柵Aは、複数の補強・張替構造1を、ネット面10の面方向に連結してなる。
具体的には、既設支柱B1に付設した1つのジョイント部30の前面側のネジ棒32cの両端を、隣り合う2つの固定縁20の控え部22にそれぞれ挿通してナット32bを螺着する(図4)。
これによって、固定縁20とジョイント部30を介して、複数のネット面10を面方向に連続して連結することができる。
<2>オフセット構造(図4)。
本発明の防風防雪柵Aは、ジョイント部30によって、ネット面10を既設支柱B1の前面側にオフセットした位置に展張した点に特徴を備える。
この構造により、ネット面10の幅が2本の既設支柱B1間の距離に制限されないため、ネット面10の展張面積を最大化して、高い防風・防雪性能を発揮することができる。
また、既設支柱B1がネット面10の前面側に露出しないため、ネット面10に沿って吹く風の通りがよく、風雪をネット面10間の隙間へ取り込みにくい。
<3>取付間隔と支柱幅の関係(図4)。
本発明の防風防雪柵Aにおいて、固定縁20の縁部21間の取付間隔iは、既設支柱B1の支柱幅wより小さいことが望ましい。
従来の防風防雪柵は、支柱の側方へ突出した支持ボルトとネット面の側辺とを連結していたため、支柱とネット面の間に隙間が生じていた。このため、隙間から風や雪が通過することで、防風・防雪性能が損なわれていた(図6)。
これに対し本発明の防風防雪柵Aは、縁部21間の取付間隔iを支柱幅wより小さく設定することによって、縁部21間の進路がこれと直交する既設支柱B1の前面によって遮蔽される。
この構造によって、縁部21間を通過した雪や風を既設支柱B1の前面で受けて減勢させることで、高い防風・防雪性能を発揮することができる。
[既設支柱が円柱の実施例]
実施例1では、既設支柱が四角柱の例について説明したが、これに限られない。本例では、本発明の補強・張替構造を円柱に適用した例について説明する(図5)。
本例では、ジョイント材31の挟持部31aが円柱に対応した平面視U字形状を呈する。
既設支柱B1が円柱の場合、ネット面10が風圧等を受けることによってジョイント部30が水平方向に回転するおそれがある。そこで、ジョイント部30に、既設支柱B1に係止することで水平回転を防止する回転防止手段33を備えてもよい。
本例では、回転防止手段33として、連結片31bに付設した板材を採用する。
複数のジョイント部30のうち一つに、回転防止手段33を付設して既設支柱B1の控え棒に当接させることで、ジョイント部30の回転を防止する。
ただし回転防止手段33はこれに限られず、例えば2つのジョイント材31で既設支柱B1の支持ボルトB3を挟み込む構成等を採用してもよい。
1 補強・張替構造
10 ネット面
20 固定縁
21 縁部
22 控え部
30 ジョイント部
31 ジョイント材
31a 挟持部
31b 連結片
32 締結材
32a ボルト
32b ナット
32c ネジ棒
33 回転防止手段
A 防風防雪柵
B 既設柵
B1 既設支柱
B2 既設面材
B3 支持ボルト
i 取付間隔
w 支柱幅
本発明は防風防雪柵の補強・張替構造及び防風防雪柵に関し、特に設計の自由度が高く既存の防雪柵を容易に補強・張替可能な補強・張替構造、及び防風防雪効果の高い防風防雪柵に関する。
以下、図面を参照しながら本発明の防風防雪柵の補強・張替構造及び防風防雪柵について詳細に説明する
本発明において「縦」「上下」とは支柱の鉛直方向、「横」「左右」とはネット面の面方向、「前」とはネット面の風上側、「後」とはネット面の風下側を意味する。また、「補強」とは既設面材の前面にネット面を展張することを意味し、「張替」とは既設面材を取り外した既設支柱間に新たにネット面を展張することを意味する。

Claims (7)

  1. 2本の既設支柱を有する防風防雪柵の補強・張替構造であって、
    複数のジョイント部と、2つの固定縁と、ネット面と、を備え、
    前記複数のジョイント部はそれぞれ、2つのジョイント材と、複数の締結材と、を有し、
    前記2つのジョイント材はそれぞれ、前記既設支柱の外形に対応した内面形状を有する挟持部と、前記挟持部の両端から前記既設支柱の前後方向に延出する2つの連結片と、を有し、
    前記既設支柱の左右両側に線対称に配置した前記2つのジョイント材の挟持部が、前記既設支柱を挟持しており、
    前記複数の締結材が、前記2つのジョイント材の前後の前記連結片同士を左右に連通して締結結合しており、
    前記2つの固定縁が、前記ネット面の両側辺と接続しており、
    前記2つの既設支柱の前面側の前記締結材が、それぞれ前記固定縁と連結することで、前記ネット面が前記2本の既設支柱の前面側にオフセットした位置に展張されており、
    前記締結材の螺回によって、前記固定縁を介して前記ネット面を左右に緊張可能に構成したことを特徴とする、
    防風防雪柵の補強・張替構造。
  2. 前記既設支柱が四角柱であり、前記挟持部が平面視コの字形状を呈することを特徴とする、請求項1に記載の防風防雪柵の補強・張替構造。
  3. 前記既設支柱が円柱であり、前記挟持部が平面視U字形状を呈することを特徴とする、請求項1に記載の防風防雪柵の補強・張替構造。
  4. 前記ジョイント部が、前記既設支柱に係止することで前記ジョイント部の水平回転を防止する回転防止手段を備えることを特徴とする、請求項3に記載の防風防雪柵の補強・張替構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の防風防雪柵の補強・張替構造を、左右に連結してなる防風防雪柵であって、
    隣り合う2つの前記固定縁を1つの前記ジョイント部の前面側の1本の前記締結材の両端に連結したことを特徴とする、
    防風防雪柵。
  6. 1つの前記ジョイント部に連結する2つの前記固定縁間の間隔が、前記既設支柱の幅より小さいことを特徴とする、請求項5に記載の防風防雪柵。
  7. 防風防雪柵のジョイント材であって、
    既設支柱の外形に対応した内面形状を有する挟持部と、
    前記挟持部の両側端から相対する両方向に延出する2つの連結片と、を備え、
    前記2つの連結片はそれぞれ両面を連通する複数のボルト孔を有し、
    前記既設支柱の左右両側に2つのジョイント材を線対称に配置し、対応する前記2つの連結片のボルト孔に連通した複数のボルトナットを締結することで、前記既設支柱を前記挟持部で挟持して固定可能に構成したことを特徴とする、
    ジョイント材。
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