JP2020050414A - 合成樹脂製容器 - Google Patents
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Abstract
Description
糸尻部を有さない合成樹脂製容器では、その内容物の量を変更する際には、容器の外形を変更しなくてはならない。内容物を充填後に蓋材でトップを密封する場合には、容器内の空間を少なくしなくてはならないが、そのためには、例えば外径を小さくするか、高さを低くして、外形を変更しなくてはならない。外形を変更すると、充填加工工程の各種機械の段取り替えが必要になったり、梱包資材の形状が変更になり、梱包資材の品種が増えることになる。また、容器の外形に差異が生じるため、販売地点での陳列の統一感が無くなる。糸尻部を有する合成樹脂製容器では、糸尻部の高さを微調整することで、内容物の量が変更されても、外形は変更しなくてもよい場合がある。
なお、静止状態では、前記合成樹脂製容器5は転倒しないが、前記糸尻部52を搬送コンベアプレート31が充分に安定して支えていない場合は、前記合成樹脂製容器5は搬送時の振動で転倒し、前記内容物入り製品66の製造ラインが停止することがある。
前記糸尻部の内側に、前記糸尻部の下端の位置を超えない高さのリブを設けたことを特徴としている。
なお、各図においては、分かり易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
図2は、本願発明の第1の実施形態の六面図である。図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は右側面図、図2(d)は左側面図、図2(e)背面図、図2(f)は下面図を表す。
前記内容物入り製品26を搬送コンベア3に載せて搬送し、その後、前記搬送コンベア3の終端部の乗り移り部の説明図を図7に示す。前記搬送コンベア3の構成については、背景技術で説明した事項と同一であるので、説明は割愛する。
なお、周回状の前記リブ15は、前記ゲート部18との干渉を避けるために、前記ゲート部18から10mm以上離れた位置に設置される。
図5(a)は正面図、図5(b)は平面図、図5(c)は右側面図、図5(d)は左側面図、図5(e)背面図、図5(f)は下面図を表す。
また、前記リブ15の下端が前記糸尻部12の下端より、1mmを超えて高いと、搬送コンベア3の乗り移り部での転倒防止効果が小さくなる。
(第1の実施形態の例)
容器の主要寸法は、フランジ部外径75mm、糸尻部外径56.1mm、容器高さ107.1mm、糸尻部高さ10mm、側面部肉厚0.7mm、糸尻部肉厚0.6mmであり、満注容量は278mlである。
リブは8本であり、中心から10mm離れた位置から糸尻部まで連続しており、リブの長手方向は直径方向であり、底部の中心部で角度を八等分しており、厚さは0.8mm、リブの下端は糸尻部の下端より0.3mm高い位置となっている。
本願発明の合成樹脂製容器を射出成形機にて成形し、樹脂はランダムポリプロピレン(サンアロマー製 CMA70V)を使用した。
成形した容器に、水を250ml充填して、蓋材をシールして、内容物入り製品サンプルを作成した。
リブは、底面の中心にあるゲート部を中心に、内径(直径)が20mmであり、糸尻部と同心円状となっており、本数は1本である。リブの厚さは0.8mmであり、リブの下端は糸尻部の下端より0.3mm高い位置となっている。
容器の糸尻部以外の寸法は第1の実施形態の例と同一であり、容器の成形方法、製品サンプルの作成方法も、第1の実施形態の例と同一である。
リブの両端部は糸尻と接合されており、底面の中心にあるゲート部を中心として、4本のリブが点対称に配置されている。隣接するリブ同士は糸尻部から14mm離れたと位置までは直線であり、かつ平行である。その間隔はリブの内側(合成樹脂製容器の底部の中心側)で10mmである。また、上記のリブ同士の平行部分の中心線は、前記底面の中心部を通る。
1本のリブは、2つの直交したリブと、その2本のリブを半径8mmの円弧で滑らかに繋いだ形状である。半径は、リブの円弧の外周側の半径である。第3の実施形態のリブは上記の形状のため、底面の中心にあるゲート部から半径10mm以内の領域には、リブは存在しない。
リブの厚さは0.8mmであり、リブの下端は糸尻部の下端より0.3mm高い位置となっている。
容器の糸尻部以外の寸法は第1の実施形態の例と同一であり、容器の成形方法、製品サンプルの作成方法も、第1の実施形態の例と同一である。
リブが存在しないこと以外は、上記実施例(第1〜第3の実施形態の例)と同じ寸法、同じ樹脂を使用して、合成樹脂製容器を射出成形した。上記実施例と同じく、水を250ml充填して、蓋材をシールして、内容物入り製品サンプルを作成した。
実施例における第1の実施形態の例、第2の実施形態の例、第3の実施形態の例による内容物入り製品サンプル各500個を、搬送コンベアの乗り移り部に流したところ、転倒する容器はなかった。
比較例による内容物入り製品サンプル500個を、搬送コンベアの乗り移り部に流したところ、転倒する容器は5個であった。
上記の結果により、本願発明の合成樹脂製容器は、搬送コンベアの乗り移り部での転倒を削減することが確認できた。
11 側面部
12 糸尻部
13 底部
14 フランジ部
15 リブ
16 糸尻部の下端
17 リブの下端
18 ゲート部
19 蓋材
20 リブの容器中心側の終端部
21 スタック突起
25 内容物
26 内容物入り製品
3 搬送コンベア
31 搬送コンベアプレート
32 固定プレート
33 搬送コンベアスプロケット
5 従来技術の合成樹脂製容器
51 側面部
52 糸尻部
53 底部
54 フランジ部
56 糸尻部の下端
58 ゲート部
59 蓋材
61 スタック突起
65 内容物
66 内容物入り製品
Claims (9)
- 下方に糸尻部を有する側面部と、前記側面部の上方開口縁に設けられたフランジ部と、前記側面部の糸尻部の上端内側に設けられた底部と、を有する截頭錐体型の合成樹脂製容器であって、
前記糸尻部の内側の領域に、前記糸尻部の下端の位置を超えない高さのリブを設けたことを特徴とする合成樹脂製容器。 - 前記リブは、前記底部と連設されていることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製容器。
- 前記リブは、前記糸尻部の直径方向に位置し、かつ前記底部にあるゲート部から10mm以上離れた位置から前記糸尻部の間に存在することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の合成樹脂製容器。
- 前記リブの本数は4本から12本であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の合成樹脂製容器。
- 前記リブが、前記底部の中心で均等に分割された角度で位置することを特徴とする請求項4の合成樹脂製容器。
- 前記リブは、前記糸尻部と同心で周回状をなし、かつ前記底部にあるゲート部から10mm以上離れた位置から前記糸尻部の間に存在することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の合成樹脂製容器。
- 前記リブは、部分的に切欠を有することを特徴とする請求項6の合成樹脂製容器。
- 前記合成樹脂製容器の開口部を上に向けた状態で、前記リブの下端が前記糸尻部の下端の位置よりも、前記合成樹脂製容器の底部方向に0.1mm以上1mm以下の距離だけ離れていることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の合成樹脂製容器。
- 前記リブの幅が、0.4mm以上1.5mm以下であることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の合成樹脂製容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018183233A JP2020050414A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 合成樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018183233A JP2020050414A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 合成樹脂製容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020050414A true JP2020050414A (ja) | 2020-04-02 |
Family
ID=69995653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018183233A Pending JP2020050414A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 合成樹脂製容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020050414A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08301256A (ja) * | 1995-04-27 | 1996-11-19 | Kyoto Kasei Kogyo Kk | 容 器 |
JPH10297604A (ja) * | 1997-04-23 | 1998-11-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 密封容器のシール方法 |
US6041961A (en) * | 1998-05-14 | 2000-03-28 | F'real! Foods, Llc | Cup with anti-rotation mechanism |
JP2000128141A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | カップ容器 |
JP2001206337A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-07-31 | Bannoo Kk | 密封容器 |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018183233A patent/JP2020050414A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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