JP2020050112A - 車両用パーキングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転部材にトルクが残った状態で車両用パーキングロック装置がロック状態となった場合に、回転部材に残ったトルクを逃がすことができるパーキングギヤを備えた車両用パーキングロック装置を提供する。【解決手段】パーキングギヤ82は、ロック爪84と噛み合う外周歯90を備え回転軸線C1まわりに回転するパーキングロックギヤ92と、パーキングロックギヤ92に対して回転軸線C1まわりに相対回転可能に出力軸32に固定されたパーキングロックギヤベース94と、を含み、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94との間には、パーキングロックギヤ92およびパーキングロックギヤベース94の相対回転に伴って周方向に伸縮する空間Sが形成され、空間S内には、スプリング108が予圧状態で設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用パーキングロック装置に関し、特にパーキングギヤの構造に関するものである。
駆動輪に連結される回転部材に設けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに噛合可能なロック爪が形成され、前記ロック爪と前記パーキングギヤとが噛み合うロック状態および前記ロック爪と前記パーキングギヤとの噛合が解除される非ロック状態の間で回動させられるロックポールと、位置固定部材と前記ロックポールとの間に介挿されたロックカムを有し、前記ロックカムを前記パーキングギヤの回転軸線に対して平行に移動することで、前記ロックポールを回動させるカム機構と、を含む車両用パーキングロック装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載の車両用パーキングロック装置である。上記特許文献1に記載の車両用パーキングロック装置では、前記ロック爪と前記パーキングギヤとが噛み合ってロック状態とされることにより前記パーキングギヤに一体的に設けられた前記回転部材の回転が停止される。
特開2009−143363号公報
ところで、上記特許文献1に記載の車両用パーキングロック装置では、運転者によるパーキングロック操作たとえばシフトレバーのパーキング位置への操作が為された場合に、駆動輪に連結された回転部材の回転を停止させるために車両用パーキングロック装置がロック状態にされる。しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用パーキングロック装置では、たとえば車両走行中あるいは車両が完全に停止していない状態でパーキングロック操作たとえば運転者によりシフトレバーがパーキング位置すなわち駐車ポジションに移動させられた場合には、回転部材にトルクが残った状態たとえば回転部材にトルクが入力されて回転している状態で、パーキングギヤとロック爪とが噛み合わされる。これにより、たとえばパーキングギヤからロック爪を有するロックポールに動力伝達機構のねじりトルクが入力された状態となるので、パーキングギヤとカム機構との間の摩擦力が増大してシフト操作時の負荷荷重いわゆるシフトレバーの再操作荷重が大きくなる可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、回転部材にトルクが残った状態で車両用パーキングロック装置がロック状態となった場合に、回転部材に残ったトルクを逃がすことができるパーキングギヤを備えた車両用パーキングロック装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、駆動輪に連結される回転部材に設けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに噛合可能なロック爪が形成され、前記ロック爪と前記パーキングギヤとが噛み合うロック状態および前記ロック爪と前記パーキングギヤとの噛合が解除される非ロック状態の間で回動させられるロックポールと、位置固定部材と前記ロックポールとの間に介挿されたロックカムを有し、前記ロックカムを前記パーキングギヤの回転軸線に対して平行に移動することで、前記ロックポールを回動させるカム機構と、を含む車両用パーキングロック装置であって、前記パーキングギヤは、前記ロック爪に噛み合う外周歯を備え前記回転軸線まわりに回転するパーキングロックギヤと、前記パーキングロックギヤに対して前記回転軸線まわりに相対回転可能に前記回転部材に固定されたパーキングロックギヤベースと、を含み、前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックギヤベースとの間には、前記パーキングロックギヤおよび前記パーキングロックギヤベースの相対回転に伴って周方向に伸縮する空間が形成され、前記空間内には、弾性体が予圧状態で設けられることにある。
第2発明の要旨とするところは、第1発明において、前記弾性体は、周方向の一端部が前記パーキングロックギヤに接触し、周方向の他端部が前記パーキングロックギヤベースに接触していることにある。
第3発明の要旨とするところは、第1発明または第2発明において、前記弾性体は、前記パーキングギヤの径方向において前記回転部材と前記外周歯との間に設けられることにある。
第4発明の要旨とするところは、第1発明または第3発明において、前記弾性体は、スプリングであることにある。
第5発明の要旨とするところは、第1発明または第4発明において、前記パーキングロックギヤには、周方向に延伸するとともに前記回転軸線方向に貫通する溝部が形成され、前記パーキングロックギヤベースには、前記溝部に対して周方向に小さく、前記溝部に挿入可能な突出部が形成され、前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックベースとの間に、前記溝部に前記突出部が挿入されて前記溝部および前記突出部によって囲まれる前記空間が形成されることにある。
第1発明の車両用パーキングロック装置によれば、前記パーキングギヤは、前記ロック爪と噛み合う外周歯を備え前記回転軸線まわりに回転するパーキングロックギヤと、前記パーキングロックギヤに対して前記回転軸線まわりに相対回転可能に前記回転部材に固定されたパーキングロックギヤベースと、を含み、前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックギヤベースとの間には、前記パーキングロックギヤおよび前記パーキングロックギヤベースの相対回転に伴って周方向に伸縮する空間が形成され、前記空間内には、弾性体が予圧状態で設けられている。これにより、前記回転部材にトルクが入力された状態すなわち前記回転部材にトルクが残った状態で、前記ロック爪と前記パーキングギヤとが噛み合ったロック状態になった場合には、前記回転部材に残ったトルクは、前記空間内に設けられた弾性体によって逃がされて、前記パーキングギヤから前記ロック爪に入力されることが抑制されるので、たとえばシフトレバーの操作荷重の増大が抑制できる。
第2発明によれば、前記弾性体は、周方向の一端部が前記パーキングロックギヤに接触し、周方向の他端部が前記パーキングロックギヤベースに接触している。これにより、前記回転部材に残ったトルクを前記弾性体によってより確実に逃がすことができる。
第3発明によれば、前記弾性体は、前記パーキングギヤの径方向において前記回転部材と前記外周歯との間に設けられる。これにより、前記弾性体によって前記回転部材に残ったトルクを前記回転部材と前記外周歯との間でより確実に逃がすことができる。
第4発明によれば、前記弾性体はスプリングである。これにより、より安価な部品によって前記回転部材に残ったトルクを前記回転部材と前記外周歯との間で逃がすことができる。
第5発明によれば、前記パーキングロックギヤには、周方向に延伸するとともに前記回転軸線方向に貫通する溝部が形成され、前記パーキングロックギヤベースには、前記溝部に対して周方向に小さく、前記溝部に挿入可能な突出部が形成され、前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックギヤベースとの間に、前記溝部に前記突出部が挿入されて前記溝部および前記突出部によって囲まれる前記空間が形成される。これにより、前記空間が前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックギヤベースとの間に簡素な構造で形成されるので、前記パーキングギヤの大型化を抑制することができる。
本発明が適用された車両の要部を説明する骨子図である。 図1の変速機内に設けられた、車両用パーキングロック装置の構成を説明する概略図である。 図2のパーキングギヤの要部を示す断面図であり、図2のIII−III断面図である。 図3のパーキングギヤの要部を示す正面図であり、図3のIV−IV断面図である。 図2の車両用パーキングロック装置の斜視図であり、車両用パーキングロック装置の一部を拡大して示す拡大図である。 本発明の他の実施例の車両用パーキングロック装置の構成を説明する概略図である。 図6の実施例のパーキングギヤの要部を示す断面図であり、図6のVII−VII断面図である。 本発明の他の実施例のパーキングギヤの要部を示す断面図である。
本発明は、エンジン駆動車両に適用されているが、走行用の駆動力源としてエンジンの他に走行用回転機すなわち駆動用電動機を有するハイブリッド車両等や駆動力源として電動モータのみを備えている電気自動車などにも適用され得る。車両用動力伝達装置は、複数の軸が車両幅方向に沿って配置されるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)等の横置き型のトランスアクスルが好適に用いられるが、FR型や4輪駆動型の動力伝達装置であってもよい。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された車両10の要部を説明する骨子図である。車両10は、走行用の駆動力源として機能するエンジン14と、駆動輪38と、エンジン14と駆動輪38との間に設けられた動力伝達装置12とを備えている。動力伝達装置12は、エンジン14に連結された流体式伝動装置としてのトルクコンバータ16、トルクコンバータ16に連結されてエンジン14からの動力が伝達される図示しない入力軸、前記入力軸に入力された動力を出力する出力軸32、出力軸32に連結された差動歯車装置34等を備えている。この図1に示す動力伝達装置12において、駆動力源として機能するエンジン14により発生させられた駆動トルクは、トルクコンバータ16、変速機18、出力軸32、差動歯車装置34、及び一対の車軸36を介して左右の駆動輪38へ伝達されるようになっている。
車両10には、エンジン14の出力制御や変速機18の変速制御などの制御を行う制御装置に対応する電子制御装置40が備えられている。電子制御装置40は、たとえばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。
電子制御装置40には、車両10が備える各種センサにより検出される各種入力信号が供給されるようになっている。たとえば、エンジン回転速度センサ50、入力軸回転速度センサ52、出力軸回転速度センサ54、アクセル開度センサ56、スロットル開度センサ58、ブレーキ操作量センサ60、シフトポジションセンサ62などによる検出信号に基づく、エンジン回転速度Ne(rpm)、タービン回転速度Nt(rpm)である入力軸回転速度Nin(rpm)、車速V(km/h)に対応する出力軸回転速度Nout(rpm)、アクセル開度θacc(%)、スロットル弁開度θth(%)、運転者の減速操作の大きさを表すブレーキ操作量θbrk(%)、車両10に備えられたシフトレバー64の操作ポジションPshなどが、それぞれ供給される。また、電子制御装置40からは、エンジン14の出力制御のためのエンジン出力制御信号Se、変速機18の変速などの油圧制御のための油圧制御指令信号Sp、シフトレンジの切替えを制御する為のシフト指令信号Ssなどが、それぞれ出力される。油圧制御指令信号Spは、たとえば変速機18のギヤ段を切り換える為に図示しないソレノイドバルブを作動させるための係合指令信号であり、油圧制御回路66へ出力される。シフト指令信号Ssは、シフトアクチュエータ68へ出力される。
シフトレバー64は、たとえば運転席の近傍に配設され、図1に示すように、P位置、R位置、N位置、D位置およびS位置へ選択的に移動操作できる。P位置は、たとえば変速機18内の動力伝達経路を解放しすなわち変速機18内の動力伝達が遮断される中立状態いわゆるニュートラル状態とし且つ変速機18内の車両用パーキングロック装置80によって機械的に変速機18の図示しない出力歯車の回転を阻止いわゆるロックする為の駐車ポジションである。R位置は、たとえば変速機18の図示しない出力歯車の回転方向を逆回転とする為の後進走行ポジションである。N位置は、変速機18内の動力伝達が遮断されるニュートラル状態とする為の中立ポジションである。D位置は、たとえば変速機18の変速を許容する変速範囲いわゆるDレンジで総ての前進ギヤ段を用いて自動変速制御を実行させる前進走行ポジションである。S位置は、たとえばギヤ段の変化範囲を制限する複数種類の変速レンジすなわち高車速側のギヤ段が異なる複数種類の変速レンジを切り換えることにより手動変速が可能な前進走行ポジションである。
図2は、車両用パーキングロック装置80の構成を説明する概略図である。車両用パーキングロック装置80は、駆動輪38に連結される回転部材たとえば変速機18の出力軸32に設けられたパーキングギヤ82を備えている。また、車両用パーキングロック装置80は、パーキングギヤ82に噛み合うロック爪84を有するロックポール86と、ロックポール86を回動させるカム機構88とを備えている。すなわち車両10は、カム機構88によってロックポール86が回動させられてロックポール86のロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合うことにより、出力軸32の回転が阻止される。ロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合った状態が車両用パーキングロック装置80のロック状態であり、ロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合っていない状態が車両用パーキングロック装置80の非ロック状態である。車両用パーキングロック装置80のロック状態は、たとえば運転者のパーキングロック指示すなわちシフトレバー64の操作に基づくロック指示であって、運転者によってシフトレバー64が駐車ポジションに移動させられた場合に為される。図2は、ロックポール86のロック爪84がパーキングギヤ82と噛み合っているロック状態を示している。
図3は、図2のIII−III断面図であり、パーキングギヤ82の要部を示す断面図である。図3に示すように、パーキングギヤ82は、ロック爪84に噛み合う外周歯90を備え出力軸32の回転軸線C1まわりに出力軸32に対して相対回転するパーキングロックギヤ92と、出力軸32に固定され、パーキングロックギヤ92に対して相対回転可能に回転軸C1まわりに回転するパーキングロックギヤベース94とを備えて構成されている。パーキングロックギヤ92は、図2において2点鎖線で示すように外周形状の一部を省略して示しているが、後述する図4に示すように外周歯90が等間隔に複数形成されている。パーキングギヤ82は、略円板状にそれぞれ形成されたパーキングロックギヤ92およびパーキングロックギヤベース94が、それぞれの厚さ方向すなわち回転軸線C1方向に隣接して重なっている。パーキングギヤ82は、たとえば出力軸32の回転に伴って出力軸32まわりに回転させられる。
図4は、図3のIV−IV断面図である。図3および図4に示すように、パーキングロックギヤ92には、一方の側面92aに周方向に延伸して開口する円弧状の溝部96が形成されている。溝部96は、パーキングロックギヤ92の厚さ方向にパーキングロックギヤ92を貫通するように形成されている。溝部96は、側面92aの周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されており、本実施例では、パーキングロックギヤ92には略等間隔に合計2個の溝部96が形成されている。パーキングロックギヤ92には、回転軸線C1まわりに一方の側面92aに開口する有底円状の第1凹部98が形成されている。第1凹部98は、パーキングロックギヤベース94に形成された凸部112が嵌め入れられる。溝部96は、パーキングロックギヤ92の径方向において、第1凹部98と外周歯90との間に形成されている。溝部96は、外周歯90の歯元と第1凹部98との間にパーキングロックギヤ92の径方向に所定の長さを有してたとえば回転軸線C1まわりの回転円に沿って周方向に延伸する略扇状に側面92aに開口している。パーキングロックギヤ92には、側面92aに形成された溝部96の開口よりも径方向に大きく且つ周方向に延伸して開口する有底の第2凹部100が他方の側面92bに形成されている。第2凹部100は、溝部96に連通するように形成されている。
パーキングロックギヤベース94には、図3に示すように、一方の側面94aすなわちパーキングロックギヤ92に隣接した状態においてパーキングロックギヤ92側の側面94aに、第1凹部98に嵌合する円形の凸部112が形成されている。
パーキングロックギヤベース94の側面94aには、溝部96に挿入可能な円弧状の突出部102が形成されている。突出部102は、溝部96に挿入可能に側面94aの周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されており、本実施例では、パーキングロックギヤベース94に略等間隔に合計2個形成されている。突出部102は、溝部96に沿うようにパーキングロックギヤベース94の径方向に所定の長さを有してたとえば回転軸線C1まわりの回転円に沿って周方向に延伸する略扇状であって、パーキングロックギヤベース94の厚さ方向に突出するように形成されている。突出部102は、パーキングロックギヤベース94の内周側すなわちパーキングロックギヤベース94の外周よりも内周側に突出部102の外周があるように形成されている。突出部102の厚さ方向の長さは、パーキングロックギヤ92の側面92aから第2凹部100の底面100aまでの長さと等しくなるように形成されている。すなわち溝部96に突出部102が挿入されて側面92aと側面94aとが当接させられた場合には、突出部102の先端面102aと底面100aとが回転軸線C1方向において等しい位置となる。
突出部102には、先端面102aに開口して所定の深さを有する雌ねじ穴102bが形成されている。雌ねじ穴102bの深さは、たとえば突出部102の厚さ方向の長さよりも小さくなるように形成されている。雌ねじ穴102bには、第2凹部100から挿入されたボルト104がたとえばワッシャ106を介して螺合される。ワッシャ106は、ボルト104のヘッド部と第2凹部100の底面100aおよび突出部102の先端面102aとの間に介在している。また、ワッシャ106は、第2凹部100の開口よりも径方向に小さいものが用いられている。そのため、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94とはボルト104によって固定され、且つ相互に摺動可能になっており、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94とは相対回転可能となっている。
パーキングロックギヤベース94には、図2および図4に示すように、突出部102の周方向両側にパーキングロックギヤベース94の厚さ方向に向かって溝状にパーキングロックギヤベース94を切り欠く切欠き114が形成されている。突出部102は、溝部96に対して周方向に小さくなるように形成されており、具体的には、溝部96の外周の長さは、突出部102および突出部102の周方向両側の切欠き114の合計の外周の長さと略同じとなっており、溝部96の内周の長さは、突出部102および突出部102の周方向両側の切欠き114の合計の内周の長さと略同じとなっている。溝部96に突出部102が挿入された場合には、溝部96の周方向の壁面96aを含む三方の壁面と突出部102の周方向の端面102cとによって囲まれる空間Sが溝部96内に形成される。空間Sは、溝部96内すなわちパーキングロックギヤ92内に形成される。本実施例では、溝部96に突出部102が挿入させられることによって、溝部96内であって突出部102の周方向両側にそれぞれ空間Sが形成されている。本実施例では、空間Sは合計4箇所に形成されている。空間S内には、弾性体108たとえばコイル状のスプリング108が予圧状態で配設されている。スプリング108は、周方向の一端部が溝部96の周方向の壁面96aすなわちパーキングロックギヤ92に接触し、且つ周方向の他端部が突出部102の周方向の端面102cすなわちパーキングロックギヤベース94に接触するように配設されている。空間Sは、図2および図4に示すように、パーキングギヤ82の径方向すなわちパーキングロックギヤ92の径方向において出力軸32と外周歯90との間に形成される。すなわちスプリング108は、パーキングギヤ82の径方向において出力軸32と外周歯90との間に設けられる。
本実施例では、パーキングロックギヤ92が出力軸32に相対回転可能に設けられ、パーキングロックギヤベース94が出力軸32に相対回転不能に設けられ且つパーキングロックギヤ92に相対回転可能に設けられているため、空間Sは、パーキングロックギヤ92およびパーキングロックギヤベース94の相対回転に伴って周方向に伸縮させられる。空間Sが伸縮させられることにより、空間S内に配設されたスプリング108も伸縮させられる。
図2に戻り、車両用パーキングロック装置80は、シフトレバー64の操作に連動して回動させられるコントロールレバー120と、コントロールレバー120を介してシフトレバー64の操作に応じて回転するコントロールシャフト122と、コントロールシャフト122に相対回転不能に固設されて、コントロールシャフト122の軸心まわりに回動可能に設けられるマニュアルバルブレバー124とを備えている。マニュアルバルブレバー124には、カム機構88が連結されている。車両用パーキングロック装置80に備えられるロックポール86は、図2に示すように、基端部86aがロックポールシャフト136によって回動可能に支持され、且つ先端部86bがロックカム128に摺接させられており、外周歯90と係合するためのロック爪84を長手方向の略中央に備えている。
カム機構88は、位置固定部材126とロックポール86との間に介挿されたロックカム128と、基端部がマニュアルバルブレバー124に連結され且つ先端部にロックカム128が取り着けられて、回転軸線C1に対して平行に移動可能なロックロッド130とを備えている。図5は、車両用パーキングロック装置80の斜視図であり、車両用パーキングロック装置80の一部を拡大して示す拡大図である。図5に示すように、ロックカム128は、テーパ状カム面を有する略円すい状に形成されており、ロックロッド130の先端側に向かうに従って直径が小径となっている。ロックロッド130は、L字状に形成されている。ロックロッド130には、ロックカム128の直径の大径側から小径側に向かう方向すなわち図5に示す矢印A方向にロックカム128を付勢するカムスプリング132が、ロックカム128とばね受134との間に介挿されている。ロックカム128は、シフトレバー64の操作たとえば運転者によってシフトレバー64が駐車ポジションのP位置へ操作されたことに応じて、コントロールシャフト122の回転に伴って回動するマニュアルバルブレバー124によりロックロッド130を介して矢印A方向に沿って移動させられる。図5は、ロックポール86のロック爪84がパーキングギヤ82と噛み合っていない状態を示している。
たとえば運転者によるパーキングロック指示によりシフトレバー64が駐車ポジションに移動させられると、ロックカム128が矢印A方向に押されて、ロックポール86が矢印B方向に押し上げられロックポールシャフト136まわりに反時計回りに回動させられる。車両用パーキングロック装置80は、ロックポール86がロックカム128によって回動させられることにより、図2に示すように、ロック爪84とパーキングロックギヤ92の外周歯90すなわちロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合ったロック状態となる。また、ロックポール86は、リターンスプリング138によってロック爪84とパーキングギヤ30との噛合が解除される方向すなわち矢印B方向とは反対方向に向かって常時付勢されている。
ところで、車両用パーキングロック装置80は、たとえば車両10の走行中や車両10が完全に停止する前にシフトレバー64が駐車(P)ポジションに移動させられた場合には、出力軸32にトルクが残った状態たとえば出力軸32にトルクが入力されている状態で、ロックポール86のロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合わされる。本実施例では、たとえば出力軸32にトルクが残った状態でロックポール86のロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合わされた場合には、前記トルクは、出力軸32と外周歯90との間の空間S内に配設されたスプリング108によって、出力軸32と周歯90との間すなわち出力軸32とパーキングロックギヤ92との間で逃がされる。そのため、車両用パーキングロック装置80は、パーキングギヤ82からロックポール86に前記トルクが入力されることを抑制することができる。
このように、本実施例の車両用パーキングロック装置80によれば、パーキングギヤ82は、ロック爪84と噛み合う外周歯90を備え回転軸線C1まわりに回転するパーキングロックギヤ92と、パーキングロックギヤ92に対して回転軸線C1まわりに相対回転可能に出力軸32に固定されたパーキングロックギヤベース94と、を含み、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94との間には、パーキングロックギヤ92およびパーキングロックギヤベース94の相対回転に伴って周方向に伸縮する空間Sが形成され、空間S内には、スプリング108が予圧状態で設けられている。これにより、出力軸32にトルクが入力された状態すなわち出力軸32にトルクが残った状態で、ロック爪84とパーキングギヤ82とが噛み合ったロック状態になった場合には、出力軸32に残ったトルクは、空間S内に設けられたスプリング108によって逃がされて、パーキングギヤ82からロック爪84に入力されることが抑制されるので、たとえばシフト操作荷重の増大が抑制できる。また、出力軸32に残ったトルクが空間S内に設けられたスプリング108によって逃がされるので、たとえば出力軸32にトルクが残った状態で車両用パーキングロック装置80を非ロック状態にする場合と比較して、パーキングギヤ82とロックポール86との噛み合いが解除される際の異音の発生が抑制できるとともに、噛み合いによるパーキングギヤ82とロックポール86との摩耗を抑制することができる。
また、本実施例の車両用パーキングロック装置80によれば、スプリング108は、周方向の一端部がパーキングロックギヤ92に接触し、周方向の他端部がパーキングロックギヤベース94に接触している。これにより、出力軸32に残ったトルクをスプリング108によってより確実に逃がすことができる。
また、本実施例の車両用パーキングロック装置80によれば、スプリング108は、パーキングギヤ82の径方向において出力軸32と外周歯90との間に設けられる。これにより、スプリング108によって出力軸32に残ったトルクを出力軸32と外周歯90との間でより確実に逃がすことができる。
また、本実施例の車両用パーキングロック装置80は、空間S内に配設される弾性体をスプリングにすることによって、より安価な部品によって出力軸32に残ったトルクを出力軸32と外周歯90との間で逃がすことができる。
また、本実施例の車両用パーキングロック装置80によれば、パーキングロックギヤ92には、周方向に延伸するとともに回転軸線C1方向に貫通する溝部96が形成され、パーキングロックギヤベース94には、溝部96に対して周方向に小さく、溝部96に挿入可能な突出部102が形成され、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94との間に、溝部96に突出部102が挿入されて溝部96および突出部102によって囲まれる空間Sが形成される。これにより、空間Sがパーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94との間に簡素な構造で形成されるので、パーキングギヤ82の大型化を抑制することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、前述の実施例1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の他の実施例の車両用パーキングロック装置200の構成を説明する概略図である。図7は、図6のVII−VII断面図であり、パーキングギヤ202の要部を示す断面図である。パーキングギヤ202は、出力軸32に相対回転可能に設けられたパーキングロックギヤ204と、出力軸32に相対回転不能に設けられ且つパーキングロックギヤ204に相対回転可能に設けられたパーキングロックギヤベース206とを備えて構成されている。
パーキングロックギヤ204には、パーキングロックギヤ204の径方向に所定の長さを有してたとえば回転軸線C1まわりの回転円に沿って周方向に延伸する略扇状であって、パーキングロックギヤ204の厚さ方向に突出する円弧状の突出部208が形成されている。突出部208は、パーキングロックギヤ204およびパーキングロックギヤベース206が、それぞれの厚さ方向すなわち回転軸線C1方向に隣接して重なった状態で、パーキングロックギヤ204の厚さ方向における一方の側面204aすなわちパーキングロックギヤベース206側の側面204aから突出するように形成されている。突出部208は、側面204a周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されており、本実施例では、パーキングロックギヤ204に略等間隔に合計2個形成されている。
パーキングロックギヤベース206には、外周の一部を厚さ方向に切り欠く円弧状の溝部210が形成されている。溝部210は、パーキングロックギヤベース206の周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されており、パーキングロックギヤベース206の径方向に所定の長さを有してたとえば回転軸線C1まわりの回転円である外周に沿って周方向に延伸する略扇状に形成されている。溝部210は、溝部210内に突出部208が係合可能に形成されており、本実施例では、パーキングロックギヤベース206に略等間隔に合計2個形成されている。溝部210は、突出部208に対して周方向に大きくなるように形成されており、溝部210と突出部208との間には周方向に空間Sが形成されている。空間Sは、突出部208の周方向両側にそれぞれ形成されて、内部にスプリング108が設けられる。
パーキングロックギヤベース206には、図7に示すように、パーキングロックギヤ204側の側面206aに開口して所定の深さを有する雌ねじ穴212がパーキングロックギヤベース206の周方向に所定の間隔を隔てて複数形成されており、パーキングロックギヤ204に形成されたボルト104がたとえばワッシャ106を介して螺合される。本実施例では、パーキングロックギヤベース206に略等間隔に合計2個形成されている。
このように、本実施例の車両用パーキングロック装置200によれば、パーキングロックギヤ204には、突出部208が形成され、パーキングロックギヤベース206には、溝部210形成され、パーキングロックギヤ204とパーキングロックギヤベース206との間に、空間Sが形成されている。空間S内にスプリング108が設けられることにより、たとえば出力軸32にトルクが残った状態で、車両用パーキングロック装置200がロック状態になった場合には、出力軸32に残ったトルクを空間S内に設けられたスプリング108によって逃がすことができる。さらに、空間Sがパーキングロックギヤ204とパーキングロックギヤベース206との間に簡素な構造で形成されるので、パーキングギヤ82の大型化を抑制することができる。
図6は、本発明の他の実施例のパーキングギヤ302の要部を示す断面図であり、実施例1の図3および実施例2の図7に対応する断面図である。図8に示すように、パーキングギヤ302は、出力軸32に相対回転可能に設けられたパーキングロックギヤ304と、出力軸32に相対回転不能に設けられ且つパーキングロックギヤ304に相対回転可能に設けられたパーキングロックギヤベース306とを備えて構成されている。
パーキングロックギヤ304は、図8に示すように、外周歯90が形成された円環形状のリング部308と、リング部308の内周側に設けられた本体部310とを備えて構成されている。リング部308には円弧状の溝部96が形成されており、溝部96はパーキングロックギヤベース306に形成された円弧状の突出部102が挿入可能に形成されている。リング部308は本体部310に相対回転不能に設けられている。
このように、本実施例の車両用パーキングロック装置300によれば、パーキングロックギヤ304は、リング部308と本体部310とを備えて構成されているので、たとえばパーキングロックギヤ304の形状の自由度を高めることができるので、設計上の自由度を向上させることができる。
本実施例では、本体部310はリング部308に相対回転不能に設けられていたが、たとえば本体部310はリング部308に相対回転可能にもうけられ且つパーキングロックギヤベース306に相対回転不能に設けられていてもよい。この場合には、リング部308を備えるパーキングロックギヤ304は出力軸32に相対回転可能に設けられ、パーキングロックギヤベース306は出力軸32に相対回転不能に設けられることになる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例においては、空間S内には、スプリング108が設けられているが、ゴムなどの弾性体であってもよい。
また、前述の実施例においては、パーキングロックギヤ92とパーキングロックギヤベース94とを固定しているボルト104が螺合する雌ねじ穴102bは、パーキングロックギヤベース94の突出部102に形成されていたが、必ずしもこれに限らず、たとえば雌ねじ穴102bはパーキングロックギヤ92に形成されていてもよい。この場合には、ボルト104は、パーキングロックギヤベース94から挿入する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
32:出力軸(回転部材)
38:駆動輪
80、200:車両用パーキングロック装置
82、202、302:パーキングギヤ
84:ロック爪
86:ロックポール
88:カム機構
90:外周歯
92、204、304:パーキングロックギヤ
94、206、306:パーキングロックギヤベース
96、210:溝部
102、208:突出部
128:ロックカム
C1:回転軸線
S:空間

Claims (5)

  1. 駆動輪に連結される回転部材に設けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに噛合可能なロック爪が形成され、前記ロック爪と前記パーキングギヤとが噛み合うロック状態および前記ロック爪と前記パーキングギヤとの噛合が解除される非ロック状態の間で回動させられるロックポールと、位置固定部材と前記ロックポールとの間に介挿されたロックカムを有し、前記ロックカムを前記パーキングギヤの回転軸線に対して平行に移動することで、前記ロックポールを回動させるカム機構と、を含む車両用パーキングロック装置であって、
    前記パーキングギヤは、前記ロック爪に噛み合う外周歯を備え前記回転軸線まわりに回転するパーキングロックギヤと、前記パーキングロックギヤに対して前記回転軸線まわりに相対回転可能に前記回転部材に固定されたパーキングロックギヤベースと、を含み、
    前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックギヤベースとの間には、前記パーキングロックギヤおよび前記パーキングロックギヤベースの相対回転に伴って周方向に伸縮する空間が形成され、
    前記空間内には、弾性体が予圧状態で設けられる
    ことを特徴とする車両用パーキングロック装置。
  2. 前記弾性体は、周方向の一端部が前記パーキングロックギヤに接触し、周方向の他端部が前記パーキングロックギヤベースに接触している
    ことを特徴とする請求項1の車両用パーキングロック装置。
  3. 前記弾性体は、前記パーキングギヤの径方向において前記回転部材と前記外周歯との間に設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2の車両用パーキングロック装置。
  4. 前記弾性体は、スプリングである
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1の車両用パーキングロック装置。
  5. 前記パーキングロックギヤには、周方向に延伸するとともに前記回転軸線方向に貫通する溝部が形成され、
    前記パーキングロックギヤベースには、前記溝部に対して周方向に小さく、前記溝部に挿入可能な突出部が形成され、
    前記パーキングロックギヤと前記パーキングロックベースとが隣接された場合に、前記溝部に前記突出部が挿入されて前記溝部および前記突出部によって囲まれる前記空間が形成される
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1の車両用パーキングロック装置。
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