JP2020049136A - 消臭用シートおよびこれを用いた消臭用複合シート - Google Patents

消臭用シートおよびこれを用いた消臭用複合シート Download PDF

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Yoshikazu Koyama
嘉一 小山
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Kunio Tabata
邦男 田畑
昌也 坪田
Masaya Tsubota
昌也 坪田
正彦 武田
Masahiko Takeda
正彦 武田
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Abstract

【課題】種々の繊維シートを基材として用いることができ、かつ比較的少ない結合材でゼオライトが担持された、より薄くて、より取り扱いやすい消臭シートを提供することを課題とする。【解決手段】ゼオライトを担持している繊維シートを含む消臭シートであって、前記ゼオライトの少なくとも一部は、前記繊維シートに含まれる繊維と繊維との間において結合材とともに膜状で担持されており、前記結合材の1m2あたりの量が、前記ゼオライトの1m2あたりの量よりも少ない消臭シート。【選択図】図2

Description

本開示は、臭気成分、特にアンモニア臭、トリメチルアミン臭、および酢酸臭を低減させる消臭シートに関する。
不快な臭いを低減させるための消臭器具としては種々のものがあり、その一つとして、シート状物に消臭剤を担持させた消臭シートが知られている。消臭シートとしては、例えば、活性炭を繊維シートに担持させたものがある。別の消臭シートとして、ゼオライトを消臭剤として用いるシートも提案されている。例えば、特許文献1は、粒状または粉体状ゼオライトおよびセルロース繊維の混合物に、カチオン系アクリル樹脂およびポリアクリルアマイド系凝集剤を添加した分散スラリーから抄造したゼオライトシートを提案している。また、特許文献2は、不織布からなる基材に、特定の平均粒径および比表面積、ならびに特定の塩基置換容量および吸湿能力を有する人工ゼオライト粉体がセルロース誘導体からなる塗着剤及びアクリルゴム連続気泡塗着剤により、特定の塗着量で、且つ基材の通気率に対し特定の割合の通気率を以て均質に分散塗着されてなる、消臭吸湿シート材を提案している。
特公平5−21024号公報 特開2003−239421号公報
特許文献1が提案する粉状または粒状のゼオライトをセルロース繊維とともに抄造して得られるシートは、いわゆる紙であるため、その強度が比較的小さく、また、そのシート形態が紙に限定されるので、用途が限定されることがある。特許文献2が提案する消臭吸湿シート材は、ゼオライトの脱落を防止するために、ゼオライトを固定するための結合材(特許文献2でいう塗着材に相当)を相当量使用する必要がある。結合材の使用量が増えると、ゼオライトの表面が結合材により覆われて、ゼオライトによる消臭機能が充分に発揮されないことがある。そのため、特許文献2では、セルロース系誘導体からなる塗着剤およびアクリルゴム連続気泡塗着剤を使用して、透気性や透湿性を確保している。また、結合材の使用量が増えると、消臭シートが厚く、嵩張ったものとなることがあり、その結果、取り扱い性が低下する、あるいは結合材が基材全体を覆うために基材の特性(例えばヒートシール性)や風合いが低下することがある。
本開示は、種々の繊維シートを基材として用いることができ、かつ比較的少ない結合材でゼオライトが担持された、より薄くて、より取り扱いやすい消臭シートを提供することを課題とする。
本開示に係る消臭シートは、ゼオライトを担持している繊維シートを含む消臭シートであって、
前記ゼオライトの少なくとも一部は、前記繊維シートに含まれる繊維と繊維との間において結合材とともに膜状で担持されており、
前記結合材の1mあたりの量が、前記ゼオライトの1mあたりの量よりも少ない、
消臭シートである。
本開示に係る消臭シートは、繊維と繊維との間において結合材とともに膜状で担持されているゼオライトを含み、かかる担持形態によって、結合材の1mあたりの量をゼオライトの1mあたりの量よりも少なくできるので、より薄く、また、より取り扱いやすい。
実施例1で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×500)を示す。 実施例1で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×200)を示す。 実施例2で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×500)を示す。 実施例2で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×200)を示す。 比較例1で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×500)を示す。 比較例1で作製した消臭シートの電子顕微鏡写真(×200)を示す。
本実施形態の消臭シートは、ゼオライトを担持している繊維シートを含む消臭シートであって、
前記ゼオライトの少なくとも一部は、前記繊維シートに含まれる繊維と繊維との間において結合材とともに膜状で担持されており、
前記結合材の1mあたりの量が、前記ゼオライトの1mあたりの量よりも少ない、
消臭シートである。
以下、本発明の消臭シートを構成する要素等について説明する。
[ゼオライト]
本実施形態で使用するゼオライトは、特に限定されず、天然ゼオライト、合成ゼオライト、および人工ゼオライトのいずれであってもよい。ゼオライトとして、具体的には、A型、X型、Y型、L型、ベータ型、モルデナイト、フェリエライト、ZSM−5、シリカライト等のゼオライト等が挙げられる。
ゼオライトの平均粒子径に特に制限はなく、その下限は、例えば1μm、特に3μm、より特には5μmであってよく、その上限は、例えば100μm、特に60μm、より特には30μmであってよい。ゼオライトの平均粒子径は、例えば、1μm以上100μm以下であってよい。そのような寸法のゼオライトは、臭気成分をより効果的かつ効率的に吸着することができ、消臭シートの消臭機能を良好なものとし得る。ゼオライトの平均粒子径は、繊維シートに担持されているゼオライトの大きさを実際に電子顕微鏡にて測定して平均化したものであり、原料ゼオライトの平均粒子径をそのまま示すものではない。ゼオライトの平均粒子径が小さすぎると、ゼオライトの表面の大部分が結合材に覆われて、吸着能力が低下することがある。また、ゼオライトの平均粒子径が大きすぎると、ゼオライトが繊維シートから脱落しやすくなる。
[繊維シート]
繊維シートは、ゼオライトを担持させるための基材となる繊維シート(以下、「基布」ともいう)は、繊維から構成される織物、編物、および不織布等から選択される。基布はゼオライトを結合材とともに膜状に担持させうる繊維間空隙を有する限りにおいて、特に限定されない。本実施形態では、不織布が好ましく用いられる。不織布は、繊維同士の接着および/または絡み合いにより一体化されたシートであり、繊維と繊維との間には、ゼオライトを結合材とともに膜状で担持するのに適した空隙が形成されている。
基布を構成する繊維の繊度は特に限定されず、その下限は、例えば0.9dtex、特に1.5dtex、より特には2.0dtexであり、さらにより特には2.2texであり、その上限は、例えば100dtex、特に20dtex、より特には10dtex、さらに特には3.0dtexである。繊維の繊度が大きすぎると、基布に担持できるゼオライトの量が少なくなることがある。また、繊度が小さすぎると、ゼオライトを担持させた場合に通気性ないしは通水性が低下し、臭気成分を含むガスまたは液体が消臭シートを通過せず、あるいは十分にゼオライトと接触せず、その結果、消臭機能が低下することがある。本実施形態の所望の効果を損なわない範囲において、前記範囲外の繊度を有する繊維が含まれていてもよい。
繊維の繊維径に特に限定されず、その下限は、例えば10μm、特に15μm、より特には20μmであり、その上限は、例えば50μm、特に40μm、より特には30μmである。繊維の繊維径が大きすぎると、基布に担持できるゼオライトの量が少なくなることがある。また、繊維径が小さすぎると、ゼオライトを担持させた場合に通気性ないしは通水性が低下し、消臭機能が低下することがある。
基布の目付は特に限定されず、その下限は、例えば15g/m、特に20g/m、より特には25g/mであり、その上限は、例えば50g/m、特に40g/m、より特には30g/mである。基布の目付が大きすぎると、消臭シートが厚くなって取り扱いにくくなることがある。また、基布の目付が小さすぎると、消臭シートの強力が小さくなることがある。
基布の厚み(ゼオライトを担持させる前)は特に限定されず、その下限は、例えば0.25mmであり、特に0.30mmであり、より特には0.35mm以上であり、その上限は、例えば1.7mmであり、特に1.0mmであり、より特には0.5mmである。基布の厚みが大きすぎると、消臭シートが厚くなって取り扱いにくくなることがある。また、厚みが小さすぎると、ゼオライトを担持させた繊維シートの強力が小さくなることがある。ここで、繊維シートの厚みは、厚み測定機を用いて、JIS−L−1096に準じて、試料1cmあたり2.94cNの荷重を加えた状態で測定した厚みのことをいう。
基布を構成する繊維(原料又は材質)は、特に限定されない。また、基布を構成する繊維の繊維長も特に限定されず、基布の種類および製造方法等に応じて適宜選択してよい。例えば、基布が不織布であり、当該不織布がカードウェブを作製して製造される場合、基布を構成する繊維は短繊維であってよい。この短繊維の繊維長は例えば20mm以上80mm以下としてよく、特に28mm以上75mm以下としてよく、より特には30mm以上65mm以下としてよい。
基布を構成する繊維としては、以下の繊維が例示される。
コットン、シルクおよびウールなどの天然繊維;
ビスコースレーヨン、キュプラ、および溶剤紡糸セルロース繊維(例えば、レンチングリヨセル(登録商標)およびテンセル(登録商標))等の再生繊維;
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートおよびその共重合体等のポリエステル系樹脂;ポリプロピレン、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等を含む)、ポリブテン−1、プロピレンを主たる成分とするプロピレン共重合体(プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン-1−エチレン共重合体を含む)、およびエチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂;ナイロン6、ナイロン12およびナイロン66のようなポリアミド系樹脂;アクリル系樹脂;ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレンおよび環状ポリオレフィンなどのエンジニアリング・プラスチック、ならびにそれらのエラストマーから任意に選択される1または複数の熱可塑性樹脂からなる、合成繊維。
基布が合成繊維を含む場合、合成繊維は、単一成分(「単一セクション」ともいう)からなる単一繊維であってよく、および/または複数の成分(「セクション」ともいう)から構成される複合繊維であってよい。複合繊維は、例えば、同心または偏心の芯鞘型複合繊維、海島型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維、または分割型複合繊維等であってよい。繊維の断面は円形であっても非円形であってもよく、非円形の形状としては、楕円形、Y形、X形、井形、多葉形、多角形、星形等が挙げられる。また、合成繊維は、中空断面を有するものであってよい。単一繊維および複合繊維のいずれの場合も、繊維を構成する各セクションは、一種類の樹脂からなっていてよく、あるいは二種以上の樹脂が混合されたものであってもよい。
合成繊維が単一繊維である場合には、単一繊維は、上記ポリオレフィン系樹脂、上記ポリエステル系樹脂、上記ポリアミド系樹脂、および上記アクリル系樹脂から成る群から選ばれる一種以上の樹脂からなるものであってよい。より具体的には、ポリプロピレン単一繊維、ポリエチレンテレフタレート単一繊維等を用いてよい。
合成繊維が複合繊維である場合には、融点の最も低い熱可塑性樹脂が繊維表面の一部を構成するように、二以上の成分を配置してよい。その場合、不織布を生産する工程において、最も融点が低い熱可塑性樹脂からなる成分(以下、「低融点成分」)が溶融または軟化する条件で熱を加えると、低融点成分が接着成分となり、繊維同士の接着または他の部材への接着に寄与する。融点のより高い熱可塑性樹脂である第1成分と、融点のより低い熱可塑性樹脂である第2成分とからなる複合繊維を構成する樹脂の組み合わせ(第1/第2)は、例えば、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、およびポリエチレンテレフタレート/プロピレン共重合体等のポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂との組み合わせ、ならびにポリプロピレン/ポリエチレン/、およびポリプロピレン/プロピレン共重合体等の二種類のポリオレフィン系の熱可塑性樹脂の組み合わせ、および融点の異なる二種類のポリエステル系樹脂の組み合わせである。
なお、単一繊維または複合繊維の構成成分として例示した熱可塑性樹脂は、具体的に示された熱可塑性樹脂を50質量%以上含む限りにおいて他の成分を含んでよい。具体的に示された熱可塑性樹脂は80質量%以上含まれていてよく、90質量%以上含まれていてよく、あるいは構成成分は具体的に示された熱可塑性樹脂から実質的に成っていてよい。ここで「実質的に」という用語は、通常、熱可塑性樹脂には各種の添加剤等が含まれていることを考慮して使用している。例えば、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレートの組み合わせにおいて、「ポリエチレン」はポリエチレンを50質量%以上含んでいれば、他の熱可塑性樹脂および添加剤等を含んでいてよい。このことは以下の例示においてもあてはまる。
合成繊維が、融点のより高い熱可塑性樹脂が第1成分として芯成分を構成し、融点のより低い熱可塑性樹脂が第2成分として鞘成分を構成する同心または偏心芯鞘型複合繊維である場合、芯/鞘の組み合わせは、例えば、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン-1−エチレン共重合体/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/プロピレン共重合体、ポリトリメチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/共重合ポリエステル(例えば、イソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート)であってよい。鞘がポリエチレン(例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、もしくは直鎖状低密度ポリエチレン)または共重合ポリエステルである芯鞘型複合繊維は、前記鞘を構成する熱可塑性樹脂の融点以上の温度で熱処理することで鞘が溶融または軟化して、繊維同士を接着する性質を有する。
芯鞘型複合繊維の場合、芯成分と鞘成分との複合比(芯成分:鞘成分)が質量比で80:20〜20:80であることが好ましく、70:30〜30:70であることがより好ましく、60:40〜40:60であることがさらに好ましい。
本実施形態において、基布を構成する繊維は、特に、第1成分および第2成分がともにポリオレフィン系樹脂を含み、第2成分が繊維表面の少なくとも一部を占めている複合繊維であってよい。そのような複合繊維は、例えば、同心または偏心芯鞘型複合繊維であってよい。より特には、第1成分がポリプロピレンを含み、第2成分が高密度ポリエチレンを含む複合繊維が好ましい。構成成分がすべてポリオレフィン系樹脂を含み、融点のより低いポリオレフィン系樹脂を含む第2成分が繊維表面の少なくとも一部を占める複合繊維は、耐薬品性に優れ、また、良好な熱接着性を示し、比較的低い温度で加熱することにより繊維間を接着させる。したがって、かかる複合繊維を含む基布に、本実施の形態に従って比較的少ない量の結合材でゼオライトを担持させた消臭シートは、ゼオライトを担持した状態でも熱接着性を示し、良好な熱加工性(特に、ヒートシール性)を発揮する。すべての構成成分がポリオレフィン系樹脂である複合繊維は、3以上の成分から成るものであってよい。
基布が芯鞘型複合繊維を含む場合、芯鞘型複合繊維の割合は、例えば50質量%以上としてよく、特に70質量%以上としてよく、より特には100質量%としてよい。芯鞘型複合繊維のみからなる基布は良好な熱接着性を示す消臭シートを与える。
前記のとおり、本実施形態において、基布は好ましくは不織布である。この場合、不織布は、カードウェブ、エアレイドウェブ、および湿式ウェブのいずれで構成されるものであってもよい。カードウェブとして、パラレルウェブ、セミランダムウェブ、ランダムウェブ、クロスウェブ、およびクリスクロスウェブ等が挙げられる。
続いて、不織布における、繊維同士の一体化の態様を説明する。
繊維同士の一体化の態様は特に限定されない。繊維同士は、高圧流体流(特に高圧水流)を用いた交絡処理法またはニードルパンチ法により交絡されて一体化していてよく、あるいは繊維同士が接着されることにより一体化していてよい。
繊維同士の接着は、不織布を構成する少なくとも1種類の繊維の少なくとも一成分を接着成分として機能させることにより実現してよく、あるいはバインダー(接着剤)を適用することにより実現してよい。
例えば、繊維同士は、複合繊維を構成する成分によって接着されてよい。その場合、接着は、複合繊維を構成する樹脂のうち、最も融点の低い樹脂を加熱により溶融または軟化させることにより実施できる。加熱は、例えば、熱風貫通式熱処理機、熱風吹き付け式熱処理機、および赤外線式熱処理機等のいずれかを用いて実施される。あるいは、複合繊維を構成する成分による接着は、電子線等の照射、または超音波溶着により実施してよい。
あるいは、不織布は、スパンボンド不織布、またはメルトブロー不織布であってよい。
合成繊維を含む基布(特に不織布)は、一種類又は複数種類の合成繊維から成ってよく、あるいは一種類又は複数種類の合成繊維に加えて、再生繊維および/または天然繊維を含んでよい。後者の場合、再生繊維および/または天然繊維は、1種類であってもよく、複数種類であってもよい。
[基布へのゼオライトの担持]
本実施形態において、ゼオライトの量(1mあたりのゼオライトの質量)は、繊維シートの目付の0.3倍〜2倍であってよく、特に0.8倍〜2.5倍であってよく、より特には1倍〜3倍であってよい。本実施形態の消臭シートにおいては、ゼオライトが繊維表面だけでなく、繊維と繊維との間で膜状で担持されるため、比較的多い量のゼオライトが均一に分布して担持され得る。
ゼオライトの量が上記の範囲内であると、ゼオライトがより脱落しにくく、また、所望の吸着能力をより発揮できる。ゼオライトの担持量が多いと、繊維と繊維との間においてゼオライトを結合材とともに膜状で担持させる場合において、膜が繊維と繊維との間の空隙の全てを覆いやすくなり、通気性ないしは通水性が低下し、シートの消臭機能が低下することがある。すなわち、繊維間の空隙の多くが膜で覆われていると、臭気成分を含む気体または液体が消臭シートを順次通過して、ゼオライトに接触することができず、臭気成分がゼオライトに吸着されない。
ゼオライトの量は、繊維シートの目付によらず、または上記において説明した範囲内にある目付を有する繊維シートにおいて、その下限は、例えば10g/m、特に17g/m、より特には25g/mであってよく、その上限は、例えば60g/m、特に50g/m、より特には45g/m、さらに特には40g/mであってよい。ゼオライトの量は10g/m以上60g/m以下であることが好ましい。ゼオライトの量が多すぎる、または少なすぎる場合の問題点は、繊維シートの目付を基準としたゼオライト量の範囲に関連して、先に説明したとおりである。
繊維シートに担持されるゼオライトが消臭シート全体に占める割合も特に限定されず、その下限は、例えば30質量%、特に40質量%、より特には50質量%であってよく、その上限は、例えば80質量%、特に70質量%、より特には60質量%であってよい。
本実施形態の消臭シートが得られる限りにおいて、ゼオライトの繊維シートへの担持方法は、特に限定されない。具体的には、任意の結合材(バインダー)(又は接着剤)を用いて、ゼオライトを繊維シートの表面に担持させることが好ましい。また、ゼオライトはその多孔質構造を有し、臭気成分を孔(または細孔)の内部に吸着させることで消臭機能を発揮するから、ゼオライトの表面の少なくとも一部が結合材で被覆されずに露出した状態で繊維シートに担持されていることが特に好ましい。より特には、ゼオライトは、その表面の孔(又は細孔)が存在する箇所において少なくとも一部の孔が結合材で被覆されずに露出し、その表面の孔(又は細孔)が存在しない箇所においては結合材で被覆された状態で繊維シートに担持されていることが好ましい。かかる構成によれば、ゼオライトが脱落しにくく、かつゼオライトによる臭気成分除去効果が有効に発揮される。
結合材として、例えば、樹脂系の結合材を使用することができる。結合材は、例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、SBR系樹脂、またはポリエチレン系樹脂である。結合材は、例えば樹脂エマルジョンの形態で準備してよい。その場合、樹脂エマルジョンにゼオライトを分散させて分散体を調製し、この分散体に不織布を含浸させた後、加熱および乾燥処理に付すことで、本実施形態の消臭シートを得ることができる。樹脂エマルジョンは水性のものであってよい。
結合材によってゼオライトを繊維シートに担持させると、通常、ゼオライトは繊維の表面に担持され得る。それに加えて、ゼオライト同士が結合材で結合されていてもよい。さらに、本実施形態では、繊維と繊維との間において、ゼオライトを結合材とともに膜状で担持させることができる。このような膜は、繊維同士の交点を基点として延在するように形成される傾向にある。
繊維と繊維との間で、ゼオライトを結合材とともに膜状に担持させ、かつ適度な通気性ないしは通水性、ならびに良好な消臭機能を消臭シートにおいて確保するために、結合材の1mあたりの量は、ゼオライトの1mあたりの量よりも少なくなるように選択することが好ましい。シート1mあたりの結合材の量は、シート1mあたりのゼオライトの量の、例えば40%以下、特に30%以下、より特には20%以下としてよい。また、シート1mあたりの結合材の量は、シート1mあたりのゼオライトの量の、例えば3%以上、特に6%以上、より特には10%以上としてよい。結合材の量が少ないと、ゼオライトを担持した膜が形成されにくくなることがあり、結合材の量が多いと、消臭シートの通気性ないしは通水性が低下し、消臭機能が低下することがある。上記の範囲で結合材を使用することにより、本実施形態の消臭シートにおいては良好な通気性ないしは通水性をより確保しやすくなる。
このようにしてゼオライトを繊維シートに担持させると、より多くのゼオライトを繊維シートに担持させることができ、より優れた消臭機能が発揮される。
繊維と繊維との間にゼオライトを膜状で担持させる場合には、繊維シートの平均繊維間距離が重要となることがある。平均繊維間距離は、例えば5μm〜250μmであってよく、特に30μm〜200μmであってよく、より特には40μm〜150μmであってよい。平均繊維間距離が5μm〜250μmである場合、消臭シートの通気性ないしは通水性を適度なものとしつつ、ゼオライトが担持された膜を繊維と繊維との間に形成することができる。
なお、平均繊維間距離は、次式から算出することができる。厚み(L)としては、上述の方法で測定した値を用いる。
式中
wは、繊維シートの目付(g/m)を表し、
Lは、繊維シートの厚み(cm)を表し、
αは、i番目の繊維の割合(質量%)を表し、
Dtは、i番目の繊維の繊度(dtex)を表し、
Fdは、平均繊維径(μm)を表す。
本実施形態の消臭シートでは、繊維表面に担持されるゼオライトに加えて、繊維と繊維との間で膜状に担持されたゼオライトが存在するので、比較的多くのゼオライトが消臭シート内でより均一に分布し、より効率良く臭気成分を吸着することができる。また、膜状に担持されたゼオライトは脱落しにくいため、本実施形態の消臭シートは、使用中の吸着性能の低下が抑制されたものとなる。
[消臭シート]
本発明者らの実験によれば、本実施形態の消臭シートは、特に、アンモニア臭、トリメチルアミン臭、および酢酸臭を低減させ得ることがわかった。アンモニア臭は、人または動物の糞尿の臭いとして知られ、トリメチルアミン臭は生ゴミ臭として知られ、酢酸臭は体臭・汗の臭いとして知られている。したがって、本実施形態のゼオライト担持シートは、ペットのトイレに敷いて用いるペットシート(トイレシートとも呼ぶ)、人もしくは動物用の紙おむつ等を廃棄するための汚物処理袋、またはゴミ袋として、あるいはこれらの製品の構成部材として用いることができる。あるいはまた、本実施形態の消臭シートは、三角コーナー、ゴミ入れ、押し入れ、ロッカー、箪笥またはクローゼットの内壁面に敷いて又は貼り付けて用いる消臭マットとして、または当該消臭マットの構成部材として用いることができる。
例えば、ペットシートの場合、液透過性シート/本実施形態の消臭シート/液不透過性のシートが厚さ方向でこの順に配置されて一体化した構成としてよい。あるいは、ペットシートは、液透過性のシートと本実施形態の消臭シートとを積層して一体化した構成のものであってよく、そのようなペットシートは、猫砂の上、中間または下に敷いて用いることができる。
紙おむつ等の汚物処理袋は、本実施形態の消臭シートの一方の面に液不透過性のシート(例えばフィルム)を積層して一体化し、外側が液不透過性シートとなるように、袋状に加工したものであってよい。消臭シートの他方の面には、ガス透過性シートまたは液透過性シートが積層されていてもよい。本実施形態の消臭シートと他のシートとの一体化および袋状物への加工は、消臭シートを構成する繊維シートが2種類のポリオレフィン系の樹脂から成る芯鞘型複合繊維を含む場合には、ヒートシール加工等の熱加工によって比較的容易に実施できる。ゴミ袋も同様の構成とすることができる。
上記の用途およびその他の用途に用いる製品は、本実施形態の消臭シートをガス透過性または液透過性シートと組み合わせた、消臭複合シートであってよい。特に、臭気成分を含む気体または液体を最初に接する側の面に、ガス透過性または液透過性シートを配置する構成とすれば、当該気体または液体に含まれる比較的大きな異物をガス透過性または液透過性シートが捕捉できる。その結果、異物に干渉されることなく、ゼオライトにて臭気成分が効率的に吸着されるので、悪臭をより効果的に低減できる。
(実施例1)
[繊維シート(基材)としての不織布の作製]
鞘成分が高密度ポリエチレン系樹脂、芯成分がポリプロピレン系樹脂からなり、繊度が2.2dtexであり、平均繊維径が18μmであり、繊維長が51mmである芯鞘型複合繊維(商品名「NBF(H)」、ダイワボウポリテック株式会社製)を用いて、目付26g/m2のパラレルカードウェブを作製した。このウェブを、温度を130℃に設定した熱風吹き付け装置で約30秒間加熱し、鞘成分である高密度ポリエチレン系樹脂を溶融または軟化させて、繊維同士を熱接着させて不織布を作製した。この不織布における平均繊維間距離は68μmであった。
[消臭シートの作製]
ゼオライト(日東粉化工業株式会社製、商品名:SP#600、代表粒子径:1.92μm)を用意し、これに水とアクリル樹脂エマルジョンを加えて混合し、ゼオライトの水分散体とした。この水分散体に不織布を含浸させ、加熱および乾燥を行って、ゼオライトを不織布に担持させて消臭シートを得た。消臭シートは、ゼオライトを約30g/mの量で担持し、結合材としてのアクリル樹脂を約5g/mの量で担持していた。
得られた消臭シートの電子顕微鏡写真を、図1(×500)、図2(×200)に示す。図1の電子顕微鏡写真から、実施例1の消臭シートにおいて、ゼオライトは凝集しており、それにより原料のゼオライト(代表粒子径:1.92μm)よりも大きな粒子径を有しており、具体的には、6.8μmの平均粒子径を有していた。さらに、図2の電子顕微鏡写真に示す通り、実施例1の消臭シートにおいて、ゼオライトは、繊維表面だけでなく、繊維と繊維との間に膜状(又は層状)で存在することもわかった。
ゼオライトを担持させる前の繊維シート、およびゼオライトを担持した消臭シートはそれぞれ、以下の表1に示す目付、厚み、強度、伸度、および通気度を有していた。
厚み、通気度の測定方法は以下のとおりである。
(厚み)
厚さは、厚み測定機(商品名 THICKNESS GAUGE モデル CR−60A (株)大栄科学精器製作所製)を用い、試料1cm2あたり2.94cN、および19.6cNの荷重を加えた状態で測定した。
(通気度)
JIS L 1096 8.27A(フラジール形法)に準じて測定した。
[消臭シートの評価(消臭試験)]
(1)試験方法
検知管法により実施した。
(2)試験試料
消臭シートを10cm角にカットしたものを試料とした。
(3)適用方法
静置法により実施した。試験容器として、容器5リットルのエアーバック(商品名テドラーバッグ)を用意し、このエアーバッグに試料および初発濃度に調整した臭気成分ガス2リットルを入れた。初発濃度は、臭気成分に応じて表2に示すとおりに調整した。表2に示す初発濃度は、一般財団法人ボーケン品質評価機構の消臭性試験方法で採用されているものである。
臭気成分ガスをエアーバッグに入れてから、2時間、6時間および24時間経過した時点での臭気成分の濃度)(試料試験濃度)を、検知管を用いて測定した。合わせて、臭気成分ガスのみをエアーバッグに入れたものについて、同じ時間が経過した時点での臭気成分の濃度(空試験濃度)を、検知管を用いて測定した。これらの測定値から、以下の式に基づいて、臭気成分の減少率求めた。
減少率(%)={(a−b)/a}×100
(式中、aは所定時間経過後の空試験濃度、bは同時間経過後の試料試験濃度を示す。)
結果を表3に示す。
アンモニア、トリメチルアミン、および酢酸といった臭気成分に対して、本実施例の消臭シートは優れた消臭機能を発揮することが分かった。
[実施例2]
[繊維シート(基材)としての不織布の作製]
平均繊度が2.5dtexであり、平均繊維径が9.6μmであり、平均繊維長が35mmであるコットン(「MSD(商品名)」、丸三産業株式会社製)を用いて、目付33g/m2のパラレルカードウェブを作製した。このウェブを水流交絡処理に付した後、温度を130℃に設定した熱風吹き付け装置で約30秒間、加熱乾燥させて不織布を作製した。この不織布における平均繊維間距離は7.87μmであった。
[消臭シートの作製]
ゼオライト(日東粉化工業株式会社製、商品名:SP#600、代表粒子径:1.92μm)を用意し、これに水とアクリル樹脂エマルジョンを加えて混合し、ゼオライトの水分散体とした。この水分散体に不織布を含浸させ、加熱および乾燥を行って、ゼオライトを不織布に担持させて消臭シートを得た。消臭シートは、ゼオライトを約30g/mの量で担持し、結合材としてのアクリル樹脂を約5g/mの量で担持していた。
得られた消臭シートの電子顕微鏡写真を、図3(×500)、図4(×200)に示す。図3の電子顕微鏡写真から、実施例2の消臭シートにおいて、ゼオライトは凝集しており、それにより原料のゼオライト(代表粒子径:1.92μm)よりも大きな粒子径を有しており、具体的には、6.8μmの平均粒子径を有していた。さらに、図4の電子顕微鏡写真に示す通り、実施例2の消臭シートにおいて、ゼオライトは、繊維表面だけでなく、繊維と繊維との間に膜状(又は層状)で存在することもわかった。
得られた消臭シートを、実施例1で説明した方法の消臭試験に付した。結果を表4に示す。
アンモニア、トリメチルアミン、および酢酸といった臭気成分に対して、本実施例の消臭シートは優れた消臭機能を発揮することが分かった。
[比較例1]
[繊維シート(基材)としての不織布の作製]
繊維シートとして、実施例1で作製した不織布と同様の不織布を用いた。
[消臭シートの作製]
酢酸ビニル系接着剤(セメダイン株式会社製)を用意し、これに水を加えて混合し、水溶液を作製した。酢酸ビニル系接着剤と水との割合は10:90とした。不織布にこの水溶液を刷毛により約3g/m塗布した。それから、実施例1および2で用いたものと同じゼオライトを不織布の一方の表面に振りかけ、片寄ったゼオライトを刷毛にて不織布表面に均一に分布させた後、加熱および乾燥を行うことにより、不織布にゼオライトを担持させた。消臭シートは、ゼオライトを約30g/mの量で担持していた。
得られた消臭シートの電子顕微鏡写真を、図5(×500)、図6(×200)に示す。図5および図6に示されるとおり、比較例1の消臭シートにおいて、ゼオライトは、繊維表面に付着しているものの、繊維と繊維との間で膜状(又は層状)にはなっていなかった。
得られた消臭シートを、実施例1で説明した方法の消臭試験に付した。結果を表5に示す。
比較例1の消臭シートは、アンモニアに対して優れた消臭機能を発揮したものの、トリメチルアミンおよび酢酸に対する消臭機能は、実施例1および2のそれよりも劣っていた。
本開示の消臭シートは、アンモニア、トリメチルアミン、および酢酸といった臭気成分を消臭するのに適しており、ペットシート、汚物の処理袋、およびゴミ袋等として、またはこれらの構成部材として使用することができる。

Claims (8)

  1. ゼオライトを担持している繊維シートからなる消臭シートであって、
    前記ゼオライトの少なくとも一部は、前記繊維シートに含まれる繊維と繊維との間において結合材とともに膜状で担持されており、

    前記結合材の1mあたりの量が、前記ゼオライトの1mあたりの量よりも少ない、
    消臭シート。
  2. 前記ゼオライトの表面の少なくとも一部が前記結合材で被覆されずに露出している、請求項1に記載の消臭シート。
  3. 前記ゼオライトが、1mあたり、10g〜50gの量で担持されている、請求項1または2に記載の消臭シート。
  4. 前記繊維シートが不織布である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の消臭シート。
  5. 前記不織布が、ポリプロピレンを含む第1成分、ポリエチレンを含む第2成分とからなる複合繊維であって、前記第2成分が繊維表面の少なくとも一部を占めている複合繊維を含み、繊維同士が前記第2成分で接着している、請求項4に記載の消臭シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭シートの少なくとも一方の面に、ガス透過性または液透過性シートを配置してなる、消臭用複合シート。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭シートの一方の面に液透過性シートを積層し、他方の面に吸収体を積層し、前記吸収体の前記消臭シート側とは反対側の面に液不透過性シートを配置してなる、ペット用シート。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭シートの一方の面に液不透過性シートが積層されている積層シートを、液不透過性シートが外側面となるように袋状に加工された、汚物処理袋。
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