JP2020046521A - 軸受取付構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、異音の発生を抑制することができる軸受取付構造及び画像形成装置を提供する。【解決手段】回転軸の軸受を回転軸を保持する保持部の取付孔に取り付ける軸受取付構造であって、軸受は取付孔に取り付けられた際に保持部と接触する鍔部を有し、鍔部と保持部との間に鍔部よりも弾性率が低い接触体を挟んだ状態で取付孔に取り付けられ、接触体は、鍔部と保持部に挟まれた状態で鍔部及び保持部に接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、軸受取付構造及び画像形成装置に関する。
筒状の内周側が低摩擦係数の樹脂材で形成されて軸受部の支軸外周に回動可能に摺接する摺動部となっており、この摺動部の外周に負荷を弾性変形でもって吸収するゴム材よりなる緩衝部を設けている緩衝ブッシュが知られている(特許文献1)。
シート収容部からピックアップしたシートを画像形成部に供給するシートの給紙プロセス、あるいは画像形成部により表面に画像を形成したシートを排紙するシートの排紙プロセスに関与するロール状回転体を支持する画像形成装置用軸受部材であって、電鋳加工で形成した電鋳部の内周面で、ロール状回転体を支持するための軸受面を構成した画像形成装置用軸受部材も知られている(特許文献2)。
特開2004−68827号公報 特開2007−72207号公報
本発明は、回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、鍔部と保持部とを直接接触させて取付孔に取り付けた場合に比べて、異音の発生を抑制することができる軸受取付構造及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の軸受取付構造は、
回転軸の軸受を前記回転軸を保持する保持部の取付孔に取り付ける軸受取付構造であって、
前記軸受は前記取付孔に取り付けられた際に前記保持部と接触する鍔部を有し、前記鍔部と前記保持部との間に前記鍔部よりも弾性率が低い接触体を挟んだ状態で前記取付孔に取り付けられている、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の軸受取付構造において、
前記接触体は、前記鍔部と前記保持部に挟まれた状態で前記鍔部及び前記保持部に接合されている、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の軸受取付構造において、
前記鍔部は、外周方向に延びる腕部を有し、前記腕部の先端部には前記保持部に設けられた孔部に嵌り合って前記鍔部を前記保持部に向かって押圧する傾斜部が設けられている、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4に記載の軸受取付構造は、
回転軸の軸受を前記回転軸を保持する保持部の取付孔に取り付ける軸受取付構造であって、
前記軸受は前記取付孔に取り付けられた際に前記保持部と接触する鍔部と内周面で前記回転軸を回転支持し外周面が前記保持部の前記取付孔に嵌め込まれる筒部を有し、前記筒部の外周面に前記筒部よりも弾性率が低い接触体が一体に設けられている、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の軸受取付構造において、
前記接触体は、前記筒部の周方向において2以上の複数の箇所に設けられ、前記回転軸の回転につれて前記筒部が前記取付孔の内面で前記回転軸の回転方向に回転した際に前記取付孔の内面の一部と接触して前記軸受の回転を止める、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の軸受取付構造において、
前記鍔部の前記保持部に接触する側の面に前記接触体が更に設けられている、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の軸受取付構造において、
前記保持部は、前記取付孔の一端に前記回転軸を受け入れるための切り欠き部が設けられている、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の軸受取付構造において、
前記保持部は、前記切り欠き部が設けられている方向に片持ちで突出するように形成されている、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の軸受取付構造において、
前記軸受は、前記保持部よりも弾性率が低く前記接触体よりも弾性率が高い合成樹脂からなる、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項10に記載の画像形成装置は、
記録媒体を収容して送り出す給紙手段と、
像保持体と現像手段を含んでトナー像を形成する像形成手段と、
前記トナー像を前記記録媒体に転写する転写手段と、
前記転写手段によって前記記録媒体に転写された画像を定着させる定着手段と、
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の軸受取付構造に回転支持された搬送ローラを備えた記録媒体搬送手段と、を含む、
ことを特徴とする。
請求項1、10に記載の発明によれば、回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、鍔部と保持部とを直接接触させて取付孔に取り付けた場合に比べて、異音の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、軸受、接触体及び枠体の回転軸方向における位置関係を保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、軸受と接触体の接触圧を増加させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、筒部の外周面に接触体を設けない場合に比べて、異音の発生を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、回転軸から軸受を介して保持部に伝達される加振力を減衰させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、回転軸を軸心で位置決めして支持するとともに、回転軸から軸受に伝達される加振力をより減衰させることができる。
請求項7、8に記載の発明によれば、回転軸の取り付けを容易化することができる。
請求項9に記載の発明によれば、回転軸から軸受に伝達される加振力を減衰させることができる。
本実施形態に係る軸受取付構造を示す分解斜視図である。 (a)は軸受を示す斜視図、(b)は接触体を示す斜視図である。 軸受取付構造を示す断面模式図である。 変形例1に係る軸受取付構造の軸受を示す斜視図である。 変形例1に係る軸受取付構造を示す断面模式図である。 変形例1に係る軸受取付構造の軸受の保持部への取り付けを説明する図である。 変形例2に係る軸受取付構造の軸受を示す斜視図である。 変形例2に係る軸受取付構造の取り付け状態を示す斜視図である。 保持部の取付孔に嵌め合わされた変形例2に係る軸受の動きを説明する図である。 変形例3に係る軸受を示す斜視図である。 画像形成装置の反転搬送路内の搬送ローラ対の軸受取付構造を示す分解斜視図である。 変形例2に係る軸受で搬送ローラ対の回転軸が回転支持された軸受取付構造の実施例を示す図である。 本実施形態に係る軸受支持構造を備える画像形成装置の内部構成を示す縦断面模式図である。 画像形成装置の用紙搬送部の内部構成と用紙搬送を示す断面模式図である。 比較例の軸受取付構造の軸受を示す斜視図である。 比較例の軸受取付構造を示す断面模式図である。 軸受取付構造に作用する加振力を説明する図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図13は本実施形態に係る軸受取付構造を備える画像形成装置1の内部構成を示す縦断面模式図、図14は画像形成装置1の用紙搬送部の内部構成と用紙搬送を示す断面模式図である。
(1.1)画像形成装置本体の構成と動作
画像形成装置1は、本体内に、制御装置10、給紙装置20、感光体ユニット30、現像ユニット40、転写ユニット50、用紙搬送ユニット60、定着ユニット70等を備えて構成されている。画像形成装置1の上面(Z方向)には、画像が記録された用紙が排出・収容される排出トレイ部Tが形成されている。さらに、画像形成装置1の側面(−X方向)には、用紙が紙詰まりした際の除去や点検等をする場合に、画像形成装置1の内部を開放する開閉扉80が回転可能に支持されている。
制御装置10は、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11と、印刷処理要求に応じた画像データを準備するコントローラ部12、露光ヘッドLHの点灯を制御する露光制御部13、後述する帯電ローラ32、現像ローラ42、一次転写ローラ52、二次転写ローラ62等に高圧電圧を印加するとともに、露光ヘッドLH、給紙装置20、定着ユニット70及び備えられた各センサ等に電力を供給する電源装置14等を有する。
給紙装置20は、用紙積載板21上に積載された用紙Pを、上側から1枚ずつ用紙引き出し部22により前方(−X方向)に引き出した後、用紙案内ガイド23を経由してレジストローラ対25のニップ部まで搬送する。
感光体ユニット30は、給紙装置20の上方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向に沿って、帯電ローラ32、露光ヘッドLH、現像ユニット40、一次転写ローラ52、クリーニングブレード34が配置されている。
現像ユニット40は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラ42と、この現像ローラ42の背面側斜め下方には現像剤を現像ローラ42側へ撹拌搬送する一対のオーガ44、45が配設されている。
現像ユニット40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により帯電され、露光ヘッドLHから出射する潜像形成光により静電潜像が形成され、感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42により各色トナー像として現像される。
転写ユニット50は、各感光体ユニット30にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト51、各感光体ユニット30にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ52を備えている。さらに、中間転写ベルト51上に付着している残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーナ54を備えて構成されている。
用紙搬送ユニット60は、給紙装置20から繰り出された用紙Pの姿勢を補正して二次転写のタイミングに合わせて用紙Pを二次転写部TRへ送り込むレジストローラ対25の従動ローラ25bと、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ローラ62とを備えている。また、転写されたトナー像が保持された用紙Pは搬送ガイド65を介して定着ユニット70の定着ニップ部Nへ案内される。
定着ユニット70は、加熱モジュール71と加圧モジュール72を有し、加熱モジュール71と加圧モジュール72の圧接領域によって定着ニップ部N(定着領域)が形成される。
二次転写部TRにおいてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイド65を経由して定着ユニット70に搬送される。定着ユニット70に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール71と加圧モジュール72により、加熱と圧着の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ローラ対78を介して排出ローラ対79から画像形成装置1上面の排出トレイ部Tに排出される。また、両面印刷される場合は、表面が定着された用紙Pの後端が搬送ローラ対78を通過した時点で、排出ローラ対79が反転駆動されて、開閉扉80内に形成された反転搬送路90から、レジストローラ対25へ搬送されて裏面に画像形成が行われる。
開閉扉80の本体と対向する内面には、表面が定着されたのち搬送方向を反転させられた用紙Pがレジストローラ対25に再度合流するまでに通過する反転搬送路90の一方となる外側搬送ガイド82が形成されている。
外側搬送ガイド82は、用紙搬送ユニット60に形成された内側搬送ガイド631と所定の間隙を保持して、反転搬送路90を形成している。
反転搬送路90内には、複数の搬送ローラ対91、92、93が配置され、外側搬送ガイド82には搬送ローラ対91、92、93を構成する駆動側搬送ローラ91A、92A、93Aが配置されている。
駆動側搬送ローラ91A、92A、93Aは、回転軸91Aa、92Aa、93Aaと
所定の外径を有するゴムローラ91Ab、92Ab、93Abからなり、本実施形態に係る軸受取付構造100で回転支持されている。
(2)軸受取付構造の構成
図1は本実施形態に係る軸受取付構造100を示す分解斜視図、図2(a)は軸受120を示す斜視図、(b)は接触体130を示す斜視図、図3は軸受取付構造100を示す断面模式図である。
軸受取付構造100は、図1に示すように、回転軸110と、軸受120と、接触体130と、保持部140からなる。
回転軸110の材質としては、SUM22、SUM23、SUM23L、SUM24Lなどの快削鋼や、SUS303、SUS304、SUS316、SUS416、SUS420、SUS430などのステンレス鋼等が使用され、回転支持される軸受120との摺動性等の用途に応じて、材質及び表面処理方法が適宜選択される。
これらの材料のうち、コストと安全性(例えば、鉛を含まない)を考慮すると、SUM22、SUM23の表面にメッキ処理を施したものが好適である。
軸受120は、回転軸110を回転支持する本体部121と、本体部121の一端に本体部121と一体に設けられた鍔部122からなる。
本体部121は、図2(a)に示すように、全体が円筒形状であり、保持部140に設けられた取付孔141に嵌め込まれる円筒状の円筒部121aと、取付孔141内で軸受120自体の回転を阻止する平坦部121bと、全体が筒状で回転軸110の外周面を滑り軸受として回転支持する軸受部121cからなる。
鍔部122は、本体部121の一端側から本体部121の外周面側に延びるように形成されている。鍔部122は、本体部121の外周面から突出するように形成されていれば、全体の形状は特に限定されないが、本実施形態においては、全体が円形で、外周部には4箇所の平坦部122aが形成されている。
軸受120の材質としては、回転軸110の外周面を摩擦抵抗が少なく、回転支持し、取付孔141への嵌め込み(圧入)時の変形を吸収するため、保持部140よりも柔らかい(弾性率が低い)樹脂で、かつ、摺動性に優れた樹脂が望ましく、本実施形態ではPOM(ポリアセタール)を使用している。
接触体130は、弾性率が軸受120及び保持部140よりも低く、図2(b)に示すように、全体がリング状で厚みt(図2(b) 参照)が0.5〜1.5mmの弾性体シートであり、図1に示すように、軸受120の本体部121に挿通した状態で、軸受120の鍔部122と保持部140の一面140aとの間に挟まれた状態で取り付けられている。
接触体130の材質としては、弾性を有するものであれば特に限定されない。例えばニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム(FPM)等の合成ゴムや、ポリプロピレン(PP)とエチレンプロピレンゴム(EPDM)を混合した熱可塑性エラスマー等のゴム状弾性材が使用可能である。尚、ゴム状弾性材として複数種の合成ゴムや天然ゴムをブレンドしたものを使用しても良い。ここで、軸受120、接触体130、保持部140のヤング率(縦弾性係数:単位GPa)は、それぞれ0.25、0.004〜0.04、200であって、接触体130が最も柔らかい。
接触体130は、図3に示すように、軸受120の鍔部122と保持部140の一面140aとの間に挟まれた状態で、それぞれの一面に接合されて取り付けられていることが望ましい。具体的には、接着剤(不図示)を介して接合されても、両面テープ(不図示)で接合されてもよい。
(3)軸受取付構造の作用
図15は比較例の軸受取付構造300の軸受310を示す斜視図、図16は比較例の軸受取付構造300を示す断面模式図、図17は軸受取付構造に作用する加振力を説明する図である。
軸受120の鍔部122と保持部140の一面140aとの間に接触体130を備えていない軸受取付構造は、保持部140で軸受120を保持するために、保持部140には軸受120を介して回転軸110の回転(図17中 矢印R参照)に伴う加振力(図17中 矢印F参照)が作用して、軸受取付構造全体が自励振動で共振し、その共振が軸受支持構造に発生する異音になる虞があった。特に、保持部140が片持ち構造で、その先端部に取付孔141が形成されている場合には、両持ち構造に比べて保持部140が共振しやすく、より異音になる虞があった。
ここで、本実施形態に係る軸受取付構造100の作用について説明する前に、図15及び図16を参照して、回転軸110を回転支持する軸受取付構造の比較例について説明する。
比較例の軸受取付構造300は、回転軸110を回転支持する軸受310の本体部311の外周部に接触体320が本体部311と一体として形成されている。接触体320の材質としては、本実施形態に係る軸受取付構造100と同様のニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム(FPM)等の合成ゴムや、ポリプロピレン(PP)とエチレンプロピレンゴム(EPDM)を混合した熱可塑性エラスマー等のゴム状弾性材が使用されている。
比較例の軸受取付構造300は、図15に示すように、軸受310の本体部311と保持部330の取付孔331との間に弾性体からなる接触体320を挟み込んで軸受310を保持するために、回転軸110の回転に伴う加振力は減衰して異音の発生を抑制することができる。
一方、図16に示すように、軸受310の本体部311の外周面である円筒部311a及び平坦部311bと保持部330の取付孔331との間には、弾性体からなる接触体320が介在した状態で嵌め合わされているために、弾性体である接触体320が変形して回転軸110の中心位置の位置決めできない虞があった。
本実施形態に係る軸受取付構造100は、図3に示すように、軸受120の鍔部122と保持部140の対向面となる一面140aとの間に弾性体シートからなる接触体130を挟み込んで軸受120を保持するために、回転軸110の回転に伴う加振力は減衰して異音の発生を抑制することができる。
また、軸受120の鍔部122と接触体130間、及び保持部140の一面140aと接触体130間は、接着剤或いは両面テープで接合されているために、軸受120、接触体130、保持部140の回転軸方向における位置関係は保持され、異音の発生を抑制することができる。
また、軸受120の本体部121の外周面である円筒部121a及び平坦部121bと保持部140の取付孔141とは、間に介在物がなく、直接嵌め合わされているために、回転軸110の中心位置の位置決めが可能となっている。
「変形例1」
図4は変形例1に係る軸受取付構造100Aの軸受120Aを示す斜視図、図5は変形例1に係る軸受取付構造100Aを示す断面模式図、図6は軸受120Aの保持部140Aへの取り付けを説明する図である。
変形例1に係る軸受120Aは図4に示すように、鍔部122Aが、外周方向に延びる腕部123を有し、腕部123の先端部には保持部140Aに設けられた孔部142に嵌り合って鍔部122Aを保持部140Aに向かって押圧する傾斜部124が設けられている。
軸受120Aの本体部121Aは、図5に示すように、鍔部122Aと保持部140Aの一面140Aaとの間で接触体130を挟んだ状態で腕部123の先端に設けられた傾斜部124を嵌めこんだ後(図6(a)参照)、傾斜部124を保持部140Aの一面140Aaの裏面140Abに押し当てながら腕部123を回転させて(図6(b)矢印参照)、腕部123を保持部140Aの孔部142の端部142aに突き当てるように固定され、周方向が位置決めされる(図6(c)参照)。
これにより、軸受120Aは、保持部140Aの取付孔141に嵌め合わされた後、周方向が位置決めされた状態で腕部123の弾性力で回転軸方向に引き込まれて固定され、軸受120A(の鍔部122A)と接触体130の接触圧を増加させ、接触体130による加振力の減衰効果をより高めることができる。
尚、腕部123の鍔部122Aからの突出長さL(図6中 L参照)を大きくすることで周方向の加振力の減衰をより大きくすることができる。
「変形例2」
図7は変形例2に係る軸受取付構造100Bの軸受120Bを示す斜視図、図8は変形例2に係る軸受取付構造100Bの取り付け状態を示す斜視図、図9は保持部140の取付孔141に嵌め合わされた軸受120Bの動きを説明する図である。
軸受120Bは、図7、図8に示すように、取付孔141に取り付けられた際に保持部140の一面140aと接触する鍔部122と内周面で回転軸110を回転支持し外周面が保持部140の取付孔141に嵌め込まれる筒部としての本体部121Bを有し、本体部121Bの外周面には本体部121Bよりも弾性率が低い接触体130Bが一体に設けられている。図7に示すように、接触体130Bは、本体部121Bの周方向において2以上の複数の箇所に設けられ(本実施形態においては2箇所)ている。
接触体130Bの材質は、接触体130と同様であり、ニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム(FPM)等の合成ゴムや、ポリプロピレン(PP)とエチレンプロピレンゴム(EPDM)を混合した熱可塑性エラスマー等のゴム状弾性材が使用されている。
軸受120Bは、図9に模式的に示すように、軸受120Bが回転軸110による回転力を受けた場合(図9中 矢印R参照)、接触体130Bが取付孔141の角部141a近傍と接触し、接触体130が形成されていない外周部121Baは取付孔141全体と接触して軸受120Bが取付孔141に位置決めされる。
これにより、回転軸110を軸心で位置決めして回転支持するとともに、回転軸110から軸受120Bを介して保持部140に伝達される加振力を減衰させることができる。
「変形例3」
図10は変形例3に係る軸受120Cを示す斜視図である。
変形例3に係る軸受120Cは、本体部121Cの外周面に本体部121Cよりも弾性率が低い接触体130Bが本体部121Cの周方向において2箇所に一体に設けられている。そして、図10に示すように、鍔部122の保持部140の一面140aに接触する内側面に鍔部122よりも弾性率が低い接触体130Cが鍔部122に一体に形成されている。
接触体130Cの材質は、変形例2に係る接触体130Bと同様であり、ニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム(FPM)等の合成ゴムや、ポリプロピレン(PP)とエチレンプロピレンゴム(EPDM)を混合した熱可塑性エラスマー等のゴム状弾性材が使用されている。
このように、本体部121Cの周方向において2箇所に接触体130Bが一体に設けられるとともに、鍔部122の内側面にも接触体130Cが一体に設けられることにより、回転軸110を軸心で位置決めして回転支持するとともに、回転軸110から軸受120Cを介して保持部140に伝達される加振力をより減衰させることができる。
尚、図10(b)に示すように、鍔部122Bをより外周方向に延ばして鍔部122Bと保持部140との接触面積を大きくすることもできる。これにより、接触体130Cの面積が拡大して、回転軸110から軸受120Cを介して保持部140に伝達される加振力を更に減衰させることができる。
「実施例」
図11は画像形成装置1の反転搬送路90内の搬送ローラ対91、92、93の軸受取付構造200を示す分解斜視図である。
搬送ローラ対91、92、93は、駆動側搬送ローラ91A、92A、93Aと、ピンチローラ91B、92B、93Bから構成されている。
駆動側搬送ローラ91A、92A、93Aは、図11に示すように。装置本体から切り起こされた保持部240に、回転軸91Aa、92Aa、93Aaが軸受120で回転支持され、軸受120は鍔部122と保持部140の一面140aとの間に接触体130を挟んだ状態で保持部140に嵌めこまれている。
本実施例においては、保持部140の一端(外側)には、切り欠き部143が設けられ、回転軸91Aa、92Aa、93Aaは、切り欠き部143から挿通される(図11中 矢印参照)。これにより、回転軸91Aa、92Aa、93Aaの取り付けが容易化されている。
図12は本体部121Bの外周面に接触体130Bが一体に設けられた変形例2に係る軸受120Bで回転軸91Aa、92Aa、93Aaが回転支持された実施例を示している。
このように、反転搬送路90内の搬送ローラ対91、92、93を軸受取付構造200で回転支持することで、回転軸91Aa、92Aa、93Aaを軸心で位置決めして支持するとともに、鍔部122と保持部140とを直接接触させて取付孔141に取り付けた場合に比べて、異音の発生を抑制することができる。
1・・・画像形成装置
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像ユニット
50・・・転写装置
60・・・用紙搬送ユニット
70・・・定着ユニット
80・・・開閉扉
90・・・反転搬送路
100、100A、100B、200、300・・・軸受取付構造
110・・・回転軸
120、120A、120B、120C・・・軸受
130、130A、130B、130C・・・接触体
140・・・保持部

Claims (10)

  1. 回転軸の軸受を前記回転軸を保持する保持部の取付孔に取り付ける軸受取付構造であって、
    前記軸受は前記取付孔に取り付けられた際に前記保持部と接触する鍔部を有し、前記鍔部と前記保持部との間に前記鍔部よりも弾性率が低い接触体を挟んだ状態で前記取付孔に取り付けられている、
    ことを特徴とする軸受取付構造。
  2. 前記接触体は、前記鍔部と前記保持部に挟まれた状態で前記鍔部及び前記保持部に接合されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受取付構造。
  3. 前記鍔部は、外周方向に延びる腕部を有し、前記腕部の先端部には前記保持部に設けられた孔部に嵌り合って前記鍔部を前記保持部に向かって押圧する傾斜部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受取付構造。
  4. 回転軸の軸受を前記回転軸を保持する保持部の取付孔に取り付ける軸受取付構造であって、
    前記軸受は前記取付孔に取り付けられた際に前記保持部と接触する鍔部と内周面で前記回転軸を回転支持し外周面が前記保持部の前記取付孔に嵌め込まれる筒部を有し、前記筒部の外周面に前記筒部よりも弾性率が低い接触体が一体に設けられている、
    ことを特徴とする軸受取付構造。
  5. 前記接触体は、前記筒部の周方向において2以上の複数の箇所に設けられ、前記回転軸の回転につれて前記筒部が前記取付孔の内面で前記回転軸の回転方向に回転した際に前記取付孔の内面の一部と接触して前記軸受の回転を止める、
    ことを特徴とする請求項4に記載の軸受取付構造。
  6. 前記鍔部の前記保持部に接触する側の面に前記接触体が更に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の軸受取付構造。
  7. 前記保持部は、前記取付孔の一端に前記回転軸を受け入れるための切り欠き部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の軸受取付構造。
  8. 前記保持部は、前記切り欠き部が設けられている方向に片持ちで突出するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の軸受取付構造。
  9. 前記軸受は、前記保持部よりも弾性率が低く前記接触体よりも弾性率が高い合成樹脂からなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の軸受取付構造。
  10. 記録媒体を収容して送り出す給紙手段と、
    像保持体と現像手段を含んでトナー像を形成する像形成手段と、
    前記トナー像を前記記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって前記記録媒体に転写された画像を定着させる定着手段と、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の軸受取付構造に回転支持された搬送ローラを備えた記録媒体搬送手段と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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