JP2020046382A - タイヤ試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ試験装置を提供することを目的とする。【解決手段】ドラム式のタイヤ試験装置であって,タイヤ試験装置は,外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムと,ドラムの内側から透過部を介してタイヤの接地面を撮影する撮影装置と,センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部と,タイヤが透過部に接地したときの接地面を撮影装置で撮影する接地面撮影処理部と,接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており,かつ,接地力が相違する,対応する2以上の接地面の画像情報を用いて算出した変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部と,を備えるタイヤ試験装置である。【選択図】 図1

Description

本発明はタイヤ試験装置に関する。
自動車などに用いられるタイヤの摩耗試験では,タイヤにかかる力(接地力)とタイヤの滑り量とを乗算し,摩耗エネルギーを算出することで行われる。そして,従来,接地力の計測は,たとえば路面に接地力を計測するためのセンサを埋め込むことで行っている。また滑り量はタイヤの接地面を撮影して画像処理を行うことで求めている。
このような従来技術として,たとえば下記特許文献1および特許文献2がある。
特許文献1では路面にカメラと透明な丸棒とを埋め込み,丸棒の周囲に圧力センサを設置することで,接地力の計測とタイヤの接地面の撮影とを行っている。また,特許文献2でも路面にカメラと接地力センサとを設置することで,接地力の計測とタイヤの接地面の撮影とを行っている。
特開2005−214860号公報 特開平11−326145号公報
特許文献1の場合,カメラは透明な丸棒を透過してタイヤの接地面を撮影するが,圧力センサは当該丸棒の周囲に配置されているため,圧力センサで計測する接地力が接地面とは同一とはならない。また特許文献2の場合も特許文献1と同様に,カメラと接地力センサとが離隔して配置されており,その距離を調整することによって,同一の接地面の撮影と接地力の計測とを行おうとするものであるが,現実的には難しいという課題がある。
このように,従来のタイヤの試験装置の場合,接地力の計測を行う接地面と,撮影を行う接地面とが同じとはなっていない。そのため,接地力と滑り量を乗算しても,同一の接地面ではないことから,算出した摩耗エネルギーの値の精度が落ちる問題がある。
そこで本発明者は上記課題に鑑み,接地力の計測を行う接地面と同じ位置の接地面について滑り量を求めることができるタイヤ試験装置を発明した。
第1の発明は,ドラム式のタイヤ試験装置であって,前記タイヤ試験装置は,外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムと,前記ドラムの内側から前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する撮影装置と,前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部と,前記タイヤが前記透過部に接地したときの接地面を前記撮影装置で撮影する接地面撮影処理部と,前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており,かつ,接地力が相違する,対応する2以上の接地面の画像情報を用いて算出した変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部と,を備えるタイヤ試験装置である。
本発明のように構成することで,接地力の計測を行う接地面と同じ位置の接地面について滑り量を求めることができる。
上述の発明において,前記タイヤ試験装置は,前記撮影装置で撮影した画像情報をエッジ化するエッジ化処理部,を備えており,前記滑り量算出処理部は,前記エッジ化した2以上の画像情報における対応する点の変位を算出し,算出した変位を用いて滑り量を算出する,タイヤ試験装置のように構成することができる。
上述の発明において,前記滑り量算出処理部は,前記エッジ化した第1の画像情報を複数の領域に分割し,前記分割した領域と,前記エッジ化した第2の画像情報とをマッチング処理し,前記分割した領域における所定位置の点の座標と,前記マッチングした領域における対応点の座標とを演算することで変位を算出する,タイヤ試験装置のように構成することができる。
接地面の画像情報を用いて滑り量を算出するためにはさまざまな方法があるが,本発明の処理を実行することが好ましい。
上述の発明において,前記タイヤ試験装置は,前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度と,前記ドラムを支持するドラム軸の角度とを検出しており,前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ,前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ,前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき,角度θと角度θ,角度θと角度θとなるタイミングが発生するように,前記タイヤ軸および/または前記ドラム軸の回転を制御する,タイヤ試験装置のように構成することができる。
上述の発明において,前記タイヤ試験装置は,前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度と,前記ドラムを支持するドラム軸の角度とを検出しており,前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ,前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ,前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき,角度θと角度θのときの2以上の画像情報に基づいて算出した滑り量と,角度θと角度θのときの接地力とを用いて,摩耗エネルギーを算出する,タイヤ試験装置のように構成することができる。
ドラム式のタイヤ試験装置のドラムに,透過部とセンサとを設けた場合,同一の接地面がセンサに接地するタイミングと,透過部に接地するタイミングとは相違する。そのため,上述のような処理を実行することで,同一の接地面に対する接地力と,接地面の画像情報とを対応づけることができる。
上述の発明において,前記タイヤ試験装置は,前記センサで計測する接地力が小さいときの前記ドラムの回転速度を,前記センサで計測する接地力が大きいときの前記ドラムの回転速度よりも遅くする,タイヤ試験装置のように構成することができる。
滑り量の算出の際,異なる時系列画像同士での比較では,ドラムの回転による移動およびはみ出しの影響を受ける。しかし,本発明のように,接地力が大きい場合と小さい場合との比較とすることで,同じタイヤ角度同士での比較であるため,それらの影響をほぼ考慮しなくてもよくなる。そのため,画像分割処理を簡略化することができる。
上述の発明において,前記タイヤ試験装置は,前記ドラム軸の回転方向に対して,前記ドラムまたは前記タイヤを相対的に横方向に移動可能とする,タイヤ試験装置のように構成することができる。
摩耗エネルギーの算出の際,接地力と滑り量の分解能はできる限り揃えておくことが好ましい。接地力における縦方向(タイヤの移動方向)の分解能は,タイヤ回転速度とサンプリングタイムに依存するが,接地力における横方向の分解能は,センサの大きさに依存するため,容易には改善できない。しかし,本発明のように,ドラムまたはタイヤを相対的に横方向に移動可能とすれば,移動前後のデータを重ね合わせることで,分解能の改善を望むことができるようになる。
第1のタイヤ試験装置においては,本発明のプログラムを実行することでその制御を実現することができる。すなわち,コンピュータを,外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムを用いたドラム式のタイヤ試験装置の前記ドラムの内側に備えた撮影装置から,前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する接地面撮影処理部,前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部,前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており,かつ,接地力が相違する,対応する2以上の接地面の画像情報を用いて算出した変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部,として機能させるプログラムである。
本発明のタイヤ試験装置を用いることによって,接地圧の計測を行う接地面と同じ位置の接地面について滑り量を求めることができる。その結果,算出する摩耗エネルギーの値の精度を,従来よりも向上させることができる。
本発明のタイヤ試験装置の一例の全体を示す図である。 本発明のタイヤ試験装置のセンサ設置部付近の拡大図である。 本発明のタイヤ試験装置の縦断面および上方図である。 本発明のタイヤ試験装置において,撮影装置による撮影とセンサによる接地力の計測を行う状態を模式的に示す図である。 本発明のタイヤ試験装置の制御コンピュータのハードウェアの一例を模式的に示す図である。 制御コンピュータにおける処理機能の一例を模式的に示すブロック図である。 前処理の一例を示すフローチャートである。 本処理の一例を示すフローチャートである。 前処理において,タイヤの接地面を撮影する状態と,それによって得られたタイヤ軸の角度θごとのタイヤの接地面の画像情報とを模式的に示す図である。 本処理において,タイヤの接地面を撮影する状態と,それによって得られたタイヤ軸の角度θごとのタイヤの接地面の画像情報とを模式的に示す図である。 エッジ化した前処理におけるタイヤの接地面の画像情報を,任意の大きさの領域に分割する処理を模式的に示す図である。 テンプレートとその中心座標とを模式的に示す図である。 エッジ化した本処理におけるタイヤの接地面の画像情報と,テンプレートの画像情報とをマッチング処理し,対応する領域の中心座標を特定する処理を模式的に示す図である。 滑り量をタイヤの接地面の画像情報に重畳して表示した状態をイメージ化して示す図である。 タイヤの接地面の画像情報に滑り量を重畳して表示した状態を示す図である。
本発明のタイヤ試験装置1の外観の一例を図1に示す。また後述する接地力の計測を行うためのセンサ設置部12付近の拡大図を図2に示す。
タイヤ試験装置1は,タイヤ5の接地力の計測およびタイヤ5の接地面を撮影するためのドラム式の試験装置である。タイヤ試験装置1は,ドラム軸13を中心に回転するドラム10の外周面(ドラム面)に,試験対象のタイヤ5を接地させることで試験を行う。ドラム面の一部には,タイヤ5の接地力を計測するためのセンサ12aを備えたセンサ設置部12と,撮影装置14による撮影を行うための透過部11とを備えている。
センサ設置部12には,3分力センサ(X軸,Y軸,Z軸の各方向の力を計測するセンサ12a)を複数個,たとえば80個程度を,ドラム面の幅方向に設置している。ドラム軸13を中心にドラム10が回転することで,タイヤ5の表面(接地面)がセンサ設置部12のセンサ12aに接地することで,その接地力の計測を行う。3分力センサ12aとしては,たとえば出願人が製造する「FMS」(Force Matrix Sensor)を利用することができる。
透過部11は,撮影装置14が透過部11に接地するタイヤ5の接地面を撮影可能なように,ドラム10の内側から外側を透明な材質で構成されていることが好ましい。たとえば強化ガラスや強化プラスチックなどがあるが,それらに限定されない。また,透過部11の摩擦係数は,ドラム面と同一または近似する摩擦係数の材質を用いることが好ましい。
ドラム10の筐体の内側には,透過部11を介してタイヤ5の接地面を撮影する撮影装置14を設ける。好ましくは,ドラム軸13と透過部11とを結ぶ直径上に撮影装置14のレンズを透過部11の側に向けて固定しておき,ドラム10の筐体の内側から透過部11を介して,透過部11に接地したタイヤ5のタイヤ5面を撮影する。ただし,鏡などの反射部材をドラム10の筐体の内側に設けて,撮影装置14が反射部材および透過部11を介して,タイヤ5の接地面を撮影するように構成することもできる。
タイヤ試験装置1は,タイヤ軸51を中心としてタイヤ5を回動自在に支持するタイヤ支持機構を備えており,タイヤ支持機構をドラム10に対して前後に移動させることで,タイヤ5をドラム10の外周面に接地させたり,離隔させるなどの制御が可能となっている。またタイヤ試験装置1では,ドラム10の回転軸の方向に対して,ドラム10またはタイヤ5を相対的に横方向に移動可能に制御する。
ドラム10を回転させるためのドラム軸13,タイヤ5を回転させるためのタイヤ軸51にはそれぞれ角度エンコーダ(ロータリーエンコーダ)が設けられており,それぞれ基準点からの角度(ドラム10が基準点から回転した角度θ,タイヤ5が基準点から回転した角度θ)を計測している。なお角度でなくても,基準点からの回転位置を検出できる方法であれば,いかなるものであってもよい。
タイヤ試験装置1は,その制御を行う制御コンピュータ7を有している。制御コンピュータ7は,プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置70と,情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置71と,情報を表示するディスプレイなどの表示装置73と,情報の入力が可能なキーボードやマウスなどの入力装置72と,演算装置70の処理結果や記憶装置71に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置74とを有している。
コンピュータがタッチパネルディスプレイを備えている場合には,表示装置73と入力装置72とが一体的に構成されていてもよい。タッチパネルディスプレイは,たとえばタブレット型コンピュータやスマートフォンなどの可搬型通信端末などで利用されることが多いが,それに限定するものではない。
タッチパネルディスプレイは,そのディスプレイ上で,直接,所定の入力デバイス(タッチパネル用のペンなど)や指などによって入力を行える点で,表示装置73と入力装置72の機能が一体化した装置である。
タイヤ試験装置1のドラム面に設けたセンサ設置部12のセンサ12aと,透過部11との配置関係は固定的である。タイヤ5がドラム10に接地する場合のタイヤ軸51の角度(基準点からの角度)をθ(θ=θ)とし,撮影装置14が透過部11を介してタイヤ5の接地面を撮影可能なドラム軸13の角度(基準点からの角度)をθ(θ=θ)とする。また,撮影の目標となるタイヤ5の接地面がセンサ設置部12のセンサ12aに接地する際のドラム軸13の角度(基準点からの角度)をθ(θ=θ)とする。制御コンピュータ7は,タイヤ試験装置1のドラム軸13,タイヤ軸51について,θ=θとθ=θ,θ=θとθ=θとなるタイミングが発生(同期)するように,各軸の回転を制御する。これを模式的に示すのが図4である。たとえば,図4に示すように,ドラム軸13とタイヤ軸51の各中心の延長線上に基準点Aがある場合,θ=180度(θ=180),θ=0度(θ=0),θ=270度(θ=270)となる。そして,θ=180度,θ=0度のときに撮影装置14によって透過部11を介して撮影したタイヤ5の接地面と,θ=180度,θ=270度のときにセンサ設置部12のセンサ12aで計測した接地力とが,タイヤ5の同一の接地面に対する情報となる。なお,図4では,ドラム軸13の角度θの基準点,タイヤ軸51の角度θの基準点が同一の場合を示したが,それぞれ異なる点を基準点としてもよい。
一般的に,ドラム10の半径とタイヤ5の半径とは一致しない。そこで,ドラム10とタイヤ5との同期をとるためには,上述のようにドラム軸13やタイヤ軸51の回転速度を制御する方法が一つとしてある。この場合,後述する前処理におけるドラム10の回転速度を,後述する本処理におけるドラム10の回転速度よりも遅い速度とすることが好ましい。
また,ドラム10とタイヤ5との同期の別の方法としては,ドラム軸13やタイヤ軸51の回転速度そのものを制御するのではなく,ドラム軸13やタイヤ軸51を任意の回転数(回転数は固定でも可変でもよい)で回転させながら,センサ設置部12のセンサ12aでの計測,撮影装置14でのタイヤ5の接地面の撮影を行っておき,計測時点でのタイヤ軸51の角度θとドラム軸13の角度θとセンサ12aで計測した接地力,計測時点でのタイヤ軸51の角度θとドラム軸13の角度θと撮影した画像情報とを対応づけて記憶させておく。そして,あるタイヤ5の接地面についての接地力と画像情報は,当該処理対象とするタイヤ5の接地面のタイヤ軸51の角度θと,それに対応するドラム軸13の角度θに基づいて特定することで得ることもできる。
すなわち,処理対象とするタイヤ5の接地面がセンサ設置部12のセンサ12aや透過部11に接地する際のタイヤ軸51の角度θがθとなるタイミングを特定し,また,タイヤ5がドラム10の透過部11に接地する際のドラム軸13の角度θがθとなるタイミングを特定する。同様に,タイヤ5がドラム10のセンサ設置部12におけるセンサ12aに接地する際のドラム軸13の角度θがθとなるタイミングを特定する。そして,ドラム軸13およびタイヤ軸51を所定時間回転させることで,タイヤ軸51について0度≦θ≦360度,ドラム軸13について0度≦θ≦360度のときのタイヤ5の接地面の画像情報,タイヤ5の接地力をそれぞれ取得,計測しておき,所定の閾値以上(たとえば98%以上)の各データが集まったときに,θ=180度,θ=0度のときの撮影装置14によって透過部11を介して撮影したタイヤ5の接地面の画像情報と,θ=180度,θ=270度のときのセンサ設置部12のセンサ12aで計測した接地力とを対応づけるようにする。
図6に,制御コンピュータ7における処理機能の一例を模式的にブロック図で示す。制御コンピュータ7の演算装置70では,接地力計測処理部700と接地面撮影処理部701とエッジ化処理部702と滑り量算出処理部703と摩耗エネルギー算出処理部704とを有する。なお,本明細書ではタイヤ試験装置1を制御する制御コンピュータ7で上述の各処理機能を実現する場合を説明するが,タイヤ試験装置1を制御する制御コンピュータ7とは別のコンピュータで上記各処理機能を実現してもよい。
接地力計測処理部700は,ドラム面に設置したセンサ設置部12のセンサ12aで計測したセンサ12aの値と,そのときのタイヤ軸51の基準点からの角度θと,ドラム軸13の基準点からの角度θとを計測する。計測したセンサ12aの値とそのときのタイヤ軸51の角度θとドラム軸13の角度θとは対応づけて記憶装置71に記憶させる。
接地面撮影処理部701は,撮影装置14を用いて,ドラム面に設置した透過部11を介して,透過部11に接地したタイヤ5の接地面を撮影する。撮影装置14は透過部11を介してタイヤ5の接地面を撮影するので,透過部11を介した撮影が可能なドラム軸13の角度θ(θ=θ)のときに,撮影装置14で透過部11を介してタイヤ5の接地面を撮影する。また撮影装置14はドラム軸13の角度θのときに撮影するのみならず,常に撮影をしておき,そのときのドラム軸13の角度θ,タイヤ軸51の角度θと対応づけておき,ドラム軸13の角度θのときの画像情報を抽出するようにしてもよい。
接地面撮影処理部701は,好ましくは,タイヤ5の全周囲(タイヤ軸51の角度が0度≦θ≦360度)の接地面を撮影していることが好ましい。撮影したタイヤ5面の画像情報は,タイヤ軸51の角度θに対応づけて記憶する。
エッジ化処理部702は,接地面撮影処理部701で撮影した画像情報についてエッジ検出するエッジ化処理を実行する。エッジ検出処理とは,画像情報に含まれる輪郭を検出するための処理であって,さまざまな公知の手法がある。たとえば画像情報の各画素値の変化(勾配)を微分などで算出することで,エッジを検出することができる。本発明では,タイヤ5の接地面を撮影しているので,タイヤ5の接地面の輪郭(トレッドパターン)を検出することとなる。
滑り量算出処理部703は,接地面撮影処理部701で撮影した画像情報を用いて,タイヤ5の接地面における滑り量を算出する。滑り量算出処理部703における滑り量の算出処理としては,前処理として実行した微小な荷重および速度にてタイヤ5の全周または一部の接地面を撮影した画像情報に基づいてエッジ化処理を実行した画像情報と,本処理として実行した所定荷重および所定速度にてタイヤ5の全周または一部の接地面の画像情報に基づいてエッジ化処理を実行した画像情報とを用い,各画像情報における対応箇所の変位を算出することで滑り量を算出する。なお,以下では,前処理で撮影した画像情報と本処理で撮影した画像情報の対応する2種類の画像情報(接地力の異なる2種類の画像情報)を用いて変位を算出して滑り量を算出するが,2種類以上の画像情報を用いて変位を算出して滑り量を算出してもよい。
摩耗エネルギー算出処理部704は,接地力計測処理部700で計測した接地力と,滑り量算出処理部703で算出した滑り量とを対応づけて,それらを演算,たとえば乗算することで,摩耗エネルギーを算出する。
つぎに本発明のタイヤ試験装置1の処理プロセスの一例を図7および図8のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートは前処理を示しており,図8のフローチャートは本処理を示している。
まずタイヤ試験装置1では,処理対象とするタイヤ5をタイヤ軸51に取り付けたうえで,微小な荷重および微小な速度にてタイヤ5の全周の接地面を撮影装置14で撮影する(S100)。微小な荷重および微小な速度とは,タイヤ5の接地面に滑りが発生しない程度(タイヤ5の未使用状態の接地面となる程度)の荷重,速度である。
すなわち,微小な荷重および微小な速度でタイヤ5を,タイヤ軸51を中心として回転させることで,接地面撮影処理部701は,タイヤ5の接地面を撮影することで,タイヤ5の全周囲または一部の接地面の画像情報を取得し,そのときのタイヤ軸51の角度θ,ドラム軸13の角度θと対応づけて記憶装置71に記憶させる。これを模式的に示すのが図9である。図9(a)は,タイヤ5の接地面を撮影する状態を模式的に示す図であり,図9(b)は,それによって得られたタイヤ軸51の角度θごとのタイヤ5の接地面の画像情報を示す図である。
前処理の終了後,本処理を実行する。まず,前処理と同一のタイヤ5をタイヤ軸51に取り付けた上で,所定の荷重および所定の速度でタイヤ5を,タイヤ軸51を中心として回転させることで,接地力計測処理部700は,ドラム面に設置したセンサ設置部12のセンサ12aで計測したセンサ12aの値と,そのときのタイヤ軸51の基準点からの角度θと,ドラム軸13の基準点からの角度θとを計測し,対応づけて記憶させる。
またそれと並行して,接地面撮影処理部701は,ドラム面に設置した透過部11を介して,透過部11に接地したタイヤ5を撮影することで,タイヤ5の全周囲または一部の接地面の画像情報を取得する(S200)。接地面撮影処理部701は,撮影した画像情報に,そのときのタイヤ軸51の角度θ,ドラム軸13の角度θと対応づけて記憶装置71に記憶させる。これを模式的に示すのが図10である。図10(a)は,タイヤ5の接地面を撮影する状態を模式的に示す図であり,図10(b)は,それによって得られたタイヤ軸51の角度θごとのタイヤ5の接地面の画像情報を示す図である。
以上のようにして前処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報,本処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報を取得すると,エッジ化処理部702は,各画像情報をグレイスケール化し,グレイスケール化した画像情報に対してエッジ化処理を行う(S210)。
エッジ化処理部702におけるエッジ化処理のあと,滑り量算出処理部703が,エッジ化した前処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報と,エッジ化した本処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報との対応する点の変位を算出することで,滑り量を算出する処理を実行する。
まず滑り量算出処理部703は,処理対象とするタイヤ5の接地面のタイヤ軸51の角度θにおけるエッジ化した前処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報を,任意の大きさの領域に分割する(S220)。これを模式的に示すのが図11である。そして,分割した領域の一つをテンプレートとして,その中心座標(X1,Y1)を取得する(S230)。これを模式的に示すのが図12である。
滑り量算出処理部703は,処理対象とするタイヤ5の接地面の角度θにおけるエッジ化した本処理におけるタイヤ5の接地面の画像情報と,S230のテンプレートの画像とをマッチング処理し,対応する領域(たとえば,もっとも類似度が高い領域)を特定し,その中心座標(X2,Y2)を取得する(S240)。この際に,マッチング処理する範囲として,テンプレートを構成する領域(前処理のエッジ化した画像情報における当該テンプレートの座標により構成する領域)から上下左右の一定範囲のみをマッチング処理することがよい。タイヤの接地面では類似する面が多いので,マッチング処理する範囲を一定範囲に限定することで,マッチング処理の精度を向上させることができるためである。これを模式的に示すのが図13である。そして,テンプレートの中心座標(X1,Y1)と,中心座標(X2,Y2)との対応関係を記憶装置71に記憶させる。
以上の処理を,滑り量の算出が必要なタイヤ5の接地面(タイヤ軸51の角度)における画像情報のすべての領域について実行する(S250,S260)。
そして,滑り量の算出が必要なすべての領域,タイヤ軸51の角度について,テンプレートの中心座標(X1,Y1)と,中心座標(X2,Y2)との対応関係を特定すると,滑り量算出処理部703は,その対応関係に基づいて,滑り量の変位を算出する(S270)。すなわち,中心座標(X2,Y2)−中心座標(X1,Y1)を演算して変位を算出する。この演算を,滑り量の算出が必要なタイヤ5の接地面(タイヤ軸51の角度)における画像情報のすべての領域について行う。そしてこのように算出した変位を集計することで,滑り量を算出し,S220で分割した領域の大きさに対応づけて,本処理で撮影した,対応するタイヤ5の接地面の画像情報に重畳して表示させる。滑り量は,分割した領域の中心座標を通過するように,滑り量に応じた長さや太さ,色などの矢印で視覚的に区別可能な表示をするとよい。これを模式的に示すのが,図14である。図14(a)乃至(c)は,それぞれのタイヤ軸51の角度における滑り量を,滑り量の算出が必要なタイヤ5の接地面の画像情報に重畳して表示した状態をイメージ化して示している。また,図15に,タイヤ5の接地面の画像情報に滑り量を示す矢印を重畳して表示した図を示す。図15(a)は荷重が小さい場合であり,図15(b)は荷重が大きい場合である。
以上のように処理対象とするタイヤ5の接地面(タイヤ軸51の角度θ)における滑り量を算出すると,摩耗エネルギー算出処理部704は,当該タイヤ軸51の角度θに対応する接地力を記憶部から抽出し,それらを演算することで,摩耗エネルギーを算出する(S280)。
以上のような処理を実行することで,接地力の測定時と,タイヤ5の接地面の撮影時とが同一の接地面とすることができ,また精度の高い摩耗エネルギーを算出することができる。
本発明のタイヤ試験装置1を用いることによって,接地圧の計測を行う接地面と同じ位置の接地面について滑り量を求めることができる。その結果,算出する摩耗エネルギーの値の精度を,従来よりも向上させることができる。
1:タイヤ試験装置
5:タイヤ
7:制御コンピュータ
10:ドラム
11:透過部
12:センサ設置部
12a:センサ
13:ドラム軸
14:撮影装置
51:タイヤ軸
70:演算装置
71:記憶装置
72:入力装置
73:表示装置
74:通信装置
700:接地力計測処理部
701:接地面撮影処理部
702:エッジ化処理部
703:滑り量算出処理部
704:摩耗エネルギー算出処理部
第1の発明は、ドラム式のタイヤ試験装置であって、前記タイヤ試験装置は、外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムと、前記ドラムの内側から前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する撮影装置と、前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部と、前記タイヤが前記透過部に接地したときの接地面を前記撮影装置で撮影する接地面撮影処理部と、前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており、かつ、異なる荷重によるタイヤの接地面の画像情報における対応箇所の変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部と、を備えるタイヤ試験装置である。
上述の発明において、前記タイヤ試験装置は、前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度θ と、前記ドラムを支持するドラム軸の角度θ とを検出しており、前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ、前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ、前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき、角度θ =θ と角度θ =θ となるタイミングおよび角度θ =θ と角度θ =θ なるタイミングが発生するように、前記タイヤ軸および/または前記ドラム軸の回転を制御する、タイヤ試験装置のように構成することができる。
上述の発明において、前記タイヤ試験装置は、前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度θ と、前記ドラムを支持するドラム軸の角度θ とを検出しており、前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ、前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ、前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき、角度θ =θ と角度θ =θ となるときの2以上の画像情報に基づいて算出した滑り量と、角度θ =θ と角度θ =θ のときの接地力とを用いて、摩耗エネルギーを算出する、タイヤ試験装置のように構成することができる。
第1のタイヤ試験装置においては、本発明のプログラムを実行することでその制御を実現することができる。すなわち、コンピュータを、外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムを用いたドラム式のタイヤ試験装置の前記ドラムの内側に備えた撮影装置から、前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する接地面撮影処理部、前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部、前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており、かつ、異なる荷重によるタイヤの接地面の画像情報における対応箇所の変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部、として機能させるプログラムである。

Claims (8)

  1. ドラム式のタイヤ試験装置であって,
    前記タイヤ試験装置は,
    外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムと,
    前記ドラムの内側から前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する撮影装置と,
    前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部と,
    前記タイヤが前記透過部に接地したときの接地面を前記撮影装置で撮影する接地面撮影処理部と,
    前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており,かつ,接地力が相違する,対応する2以上の接地面の画像情報を用いて算出した変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部と,
    を備えることを特徴とするタイヤ試験装置。
  2. 前記タイヤ試験装置は,
    前記撮影装置で撮影した画像情報をエッジ化するエッジ化処理部,を備えており,
    前記滑り量算出処理部は,
    前記エッジ化した2以上の画像情報における対応する点の変位を算出し,算出した変位を用いて滑り量を算出する,
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ試験装置。
  3. 前記滑り量算出処理部は,
    前記エッジ化した第1の画像情報を複数の領域に分割し,
    前記分割した領域と,前記エッジ化した第2の画像情報とをマッチング処理し,
    前記分割した領域における所定位置の点の座標と,前記マッチングした領域における対応点の座標とを演算することで変位を算出する,
    ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ試験装置。
  4. 前記タイヤ試験装置は,
    前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度と,前記ドラムを支持するドラム軸の角度とを検出しており,
    前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ,前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ,前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき,角度θと角度θ,角度θと角度θとなるタイミングが発生するように,前記タイヤ軸および/または前記ドラム軸の回転を制御する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ試験装置。
  5. 前記タイヤ試験装置は,
    前記タイヤを支持するタイヤ軸の角度と,前記ドラムを支持するドラム軸の角度とを検出しており,
    前記タイヤがドラムに接地する場合のタイヤ軸の基準点からの角度をθ,前記撮影装置が前記透過部を介して前記タイヤの接地面を撮影可能なドラム軸の基準点からの角度をθ,前記タイヤの接地面が前記センサに接地するときのドラム軸の基準点からの角度をθとしたとき,角度θと角度θのときの2以上の画像情報に基づいて算出した滑り量と,角度θと角度θのときの接地力とを用いて,摩耗エネルギーを算出する,
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のタイヤ試験装置。
  6. 前記タイヤ試験装置は,
    前記センサで計測する接地力が小さいときの前記ドラムの回転速度を,前記センサで計測する接地力が大きいときの前記ドラムの回転速度よりも遅くする,
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のタイヤ試験装置。
  7. 前記タイヤ試験装置は,
    前記ドラム軸の回転方向に対して,前記ドラムまたは前記タイヤを相対的に横方向に移動可能とする,
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のタイヤ試験装置。
  8. コンピュータを,
    外周面にタイヤの接地力を計測するセンサと透過部とを有するドラムを用いたドラム式のタイヤ試験装置の前記ドラムの内側に備えた撮影装置から,前記透過部を介してタイヤの接地面を撮影する接地面撮影処理部,
    前記センサに接地したタイヤの接地力を計測する接地力計測処理部,
    前記接地力計測処理部で計測したタイヤの接地面に対応しており,かつ,接地力が相違する,対応する2以上の接地面の画像情報を用いて算出した変位により滑り量を算出する滑り量算出処理部,
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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