JP2020046163A - 加熱調理システム - Google Patents

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加津彦 長屋
Katsuhiko Nagaya
加津彦 長屋
杉本 喜輝
Yoshiteru Sugimoto
喜輝 杉本
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Abstract

【課題】 音声入出力装置への音声入力によって動作する加熱調理システムにおいて、ユーザの利便性をより向上することができる技術を提供する【解決手段】 加熱調理システムは、加熱調理器と、音声入出力装置と、音声識別部と、を備える。音声入出力装置は、第1の音声が入力される場合に、第1の音声の第1の音声データを音声識別部に送信する。音声識別部は、音声入出力装置から第1の音声データを受信し、第1の音声データを第1のテキストデータに変換し、第1のテキストデータから2以上の基準キーワードを抽出し、2以上の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている2以上の動作条件を含む特定の動作条件を加熱調理器の加熱制御部に送信する。加熱調理器の加熱制御部は、音声識別部から特定の動作条件を受信し、特定の動作条件に従って、加熱部の動作を制御する。【選択図】図5

Description

本明細書で開示する技術は、加熱調理システムに関する。
特許文献1には、音声入出力部と、音声識別部と、加熱対象物を加熱する加熱部と、加熱部の動作を制御する加熱制御部と、を備える加熱調理器が開示されている。音声入出力部は、第1の音声が入力される場合に、第1の音声の第1の音声データを音声識別部に送信する。音声識別部は、第1の音声データを第1のテキストデータに変換し、第1のテキストデータから1個のキーワードを抽出し、抽出済みのキーワードに対応する第1の動作条件を特定する。そして、音声入出力部は、第2の音声が入力される場合に、第2の音声の第2の音声データを音声識別部に送信する。音声識別部は、第2の音声データを第2のテキストデータに変換し、第2のテキストデータから1個のキーワードを抽出し、抽出済みのキーワードに対応する第2の動作条件を特定する。そして、音声識別部は、第1及び第2の動作条件を含む特定の動作条件を加熱制御部に送信する。加熱制御部は、特定の動作条件に従って、加熱部の動作を制御する。
特開2014−043964号公報
加熱調理器を動作させる場合において、複数の動作条件が必要な場合がある。例えば、加熱調理器の調理モード、加熱温度、加熱時間等の組み合わせである。特許文献1の場合、加熱調理器は、テキストデータから1個のキーワードしか抽出できない。この場合、ユーザは、加熱調理器を動作させるために複数の動作条件が必要である場合に、複数回、即ち2回以上、音声を入力する必要があり、煩わしい。
本明細書では、音声入出力装置への音声入力によって動作する加熱調理システムにおいて、ユーザの利便性をより向上することができる技術を提供する。
本明細書によって開示される加熱調理システムは、加熱調理器と、音声入出力装置と、音声識別部と、を備える。前記加熱調理器は、加熱対象物を加熱する加熱部と、前記加熱部の動作を制御する加熱制御部と、を備え、前記音声識別部は、複数個の基準キーワードのそれぞれについて、前記加熱部の動作に関する動作条件を対応付けて記憶しており、前記音声入出力装置は、第1の音声が入力される場合に、前記第1の音声の第1の音声データを前記音声識別部に送信し、前記音声識別部は、前記音声入出力装置から前記第1の音声データを受信し、前記第1の音声データを第1のテキストデータに変換し、前記第1のテキストデータから2以上の前記基準キーワードを抽出し、前記2以上の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている2以上の前記動作条件を含む特定の動作条件を前記加熱調理器の前記加熱制御部に送信し、前記加熱調理器の前記加熱制御部は、前記音声識別部から前記特定の動作条件を受信し、前記特定の動作条件に従って、前記加熱部の動作を制御する。
上記の構成によると、音声識別部は、第1の音声に基づく第1のテキストデータから、2以上の基準キーワードを抽出し、2以上の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている2以上の動作条件を含む特定の動作条件を加熱調理器に送信する。即ち、音声識別部は、第1のテキストデータに2以上の基準キーワードが含まれていても、2以上の基準キーワードのそれぞれを抽出することができる。このため、ユーザは、加熱調理器を動作させるための2以上の基準キーワードを含む音声を、1回だけ音声入出力装置に入力すればよい。従って、ユーザの利便性を向上することができる。
音声識別部は、加熱部の動作条件に含まれる加熱条件に関連する単位を示す情報を、基準キーワードを抽出するための抽出キーワードとして記憶しており、第1のテキストデータが、抽出キーワードを含み、かつ、抽出キーワードの直前のデータが数値データである場合に、数値データ及び抽出キーワードのそれぞれを、前記加熱条件に関連する基準キーワードとして抽出してもよい。
加熱部の動作条件に含まれる加熱条件には、多くの条件が存在する。例えば、加熱温度が加熱条件である場合、「100度」、「110度」、「120度」等であり、加熱時間が加熱条件である場合、「100分」、「110分」、「120分」等である。このため、全ての加熱条件を基準キーワードとして記憶する場合、音声識別部の記憶容量が比較的に大きくなる。上記の構成によると、音声識別部は、抽出キーワードを記憶していれば、テキストデータから数値データ及び抽出キーワードのそれぞれを基準キーワードとして抽出することができる。このため、音声識別部は、加熱条件内の数値データが同じ基準キーワード、例えば、「100度」、「100分」、「110度」、「110分」、「120度」、「120分」等を記憶しなくても、「100」、「110」、「120」、「度」、「分」等を記憶していればよい。従って、音声識別部が記憶する基準キーワードの数を低減することができ、音声識別部の記憶容量を低減することができる。
加熱調理器は、複数の加熱部を備え、音声識別部は、複数の加熱部のそれぞれに対して、基準キーワードと、加熱部の動作条件と、を対応付けて記憶していてもよい。
上記の構成によると、ユーザは、動作させる加熱部に対応する基準キーワードを含む第1の音声を音声入出力装置に入力することで、当該加熱部を適切に動作させることができる。従って、ユーザの利便性を向上することができる。
音声識別部は、第1のテキストデータから第1の基準キーワード、第2の基準キーワード、及び、第3の基準キーワードが抽出される場合に、第1〜第3の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている第1〜第3の動作条件を含む特定の動作条件を送信するように構成されていてもよい。この場合、音声識別部は、第1のテキストデータから、第1及び第2の基準キーワードが抽出され、かつ、第3の基準キーワードが抽出されない場合に、第3の基準キーワードの入力が必要であることを示すキーワード要求信号を音声入出力装置に送信し、音声入出力装置は、音声識別部から、キーワード要求信号を受信し、第3の基準キーワードの入力が必要であることを示す音声を出力し、第2の音声が入力される場合に、第2の音声の第2の音声データを音声識別部に送信し、音声識別部は、音声入出力装置から、第2の音声データを受信し、第2の音声データを第2のテキストデータに変換し、第2のテキストデータから第3の基準キーワードが抽出される場合に、第1〜第3の動作条件を含む特定の動作条件を加熱調理器の加熱制御部に送信してもよい。
上記の構成によると、音声識別部は、第1のテキストデータにおいて、第3の基準キーワードが不足している場合に、キーワード要求信号を音声入出力装置に送信する。そして、音声入出力装置は、第3の基準キーワードの入力が必要であることを示す音声を出力する。従って、ユーザは、第3の基準キーワードを含む音声の入力が必要であることを知ることができる。そして、音声入出力装置は、第3の基準キーワードを含む第2の音声が入力されると、第2の音声データを音声識別部に送信する。この場合、音声識別部は、第2の音声データを第2のテキストデータに変換し、第2のテキストデータから第3の基準キーワードを抽出する。そして、音声識別部は、第1〜第3の基準キーワードのそれぞれに対応する第1〜第3の動作条件を特定し、第1〜第3の動作条件を含む特定の動作条件を加熱調理器に送信する。即ち、ユーザは、第1の音声で不足していた第3の基準キーワードを含む第2の音声を入力すればよい。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
音声識別部は、第1の基準キーワードに対応付けて、第1の基準キーワードとは異なる第1の登録キーワードを記憶しており、テキストデータから第1の登録キーワードが抽出される場合に、第1の基準キーワードが抽出されたと判断してもよい。
上記の構成によると、音声識別部は、テキストデータから第1の基準キーワード及び第1の登録キーワードのうちのいずれかのキーワードが抽出されれば、テキストデータから第1の基準キーワードが抽出されたと判断する。即ち、ユーザは、第1の基準キーワード及び第1の登録キーワードのうちのいずれかのキーワードを含む音声を入力すればよい。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
音声入出力装置は、登録音声が入力される場合に、前記登録音声の登録音声データを前記音声識別部に送信し、音声識別部は、音声入出力装置から前記登録音声データを受信し、登録音声データを登録テキストデータに変換し、登録テキストデータが、第1の基準キーワードに対応付けて、前記第1の登録キーワードを記憶させることを要求するためのデータを含む場合に、登録テキストデータから第1の基準キーワードを抽出し、音声入出力装置は、登録音声が入力された後に、第1の登録キーワードを含む第3の音声が入力される場合に、第3の音声の第3の音声データを音声識別部に送信し、音声識別部は、音声入出力装置から第3の音声データを受信する場合に、第3の音声データを第3のテキストデータに変換し、第3のテキストデータから第1の登録キーワードを抽出し、第1の基準キーワードに対応付けて、第1の登録キーワードを記憶してもよい。
上記の構成によると、音声識別部は、第1の基準キーワードに対応付けて、ユーザによって音声入出力装置に入力される第3の音声に含まれる第1の登録キーワードを記憶する。従って、ユーザは、ユーザが所望する第1の登録キーワードを音声識別部に記憶させることができる。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
加熱調理システムは、さらに、外部サーバを備え、外部サーバが音声識別部を備えてもよい。
サーバが音声識別部を有していることで、加熱調理器が音声識別を有している場合と比較して、基準キーワード、動作条件を容易に追加することができる。また、加熱調理器が、音声識別部を有している場合と比較して、加熱調理器に必要なメモリの容量を低減することができる。
実施例に係る加熱調理システムの構成を示す図である。 実施例に係る加熱調理器を手前側から見た斜視図である。 実施例に係るキーワードテーブル、コマンドテーブル、判定テーブルの一例である。 実施例において、キーワードテーブルへの登録キーワードを登録するケースAのシーケンス図である。 実施例において、加熱調理器を温度調整モードで動作させるケースBのシーケンス図である。 実施例において、加熱調理器を温度調整モードで動作させるための音声に含まれる基準キーワードが不足しているケースCのシーケンス図である。 実施例において、加熱調理器をオーブンモードで動作させるケースDのシーケンス図である。
(実施例)
(加熱調理システム1の構成)
図1に示すように、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、スマートスピーカ100と、アシスタントサーバ200と、コマンドサーバ300と、を備える。加熱調理器2及びスマートスピーカ100は、同じ家屋に設置されている。加熱調理器2、スマートスピーカ100、アシスタントサーバ200、及び、コマンドサーバ300は、インターネット400を介して通信可能である。
(加熱調理器2の構成)
図1、図2を参照して、加熱調理器2について説明する。図2に示すように、加熱調理器2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器2は、本体4と、本体4の上部に配置されている天板6を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a、8b、8cと、それぞれの五徳8a、8b、8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a、8b、8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a、10b、10cと、それぞれのコンロバーナ10a、10b、10cに対応して設けられている温度センサ12a、12b、12cと、が設けられている。なお、以下の説明では、「コンロバーナ10a、10b、10c」等、実質的に同じ構成の複数部品に関して共通する特徴を説明する場合、例えば、「コンロバーナ10」のように参照番号のアルファベットを省略して説明することがある。
本体4は、本体4の内部に設けられて食材を収容するグリル庫20と、本体4の前面4aに配置されてグリル庫20を開閉するグリル扉22を備えている。また、本体4は、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の右側に設けられたコンロ操作部24と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の左側に設けられたグリル操作部26を備えている。なお、グリル庫20の内部には、グリル庫20内に収容した食材を加熱するグリルバーナ20a(図1参照)が設けられている。
コンロ操作部24は、加熱調理器2の電源スイッチ40と、3つの加熱量操作部42a、42b、42cと、パネル操作部44を備えている。各加熱量操作部42a、42b、42cは、それぞれコンロバーナ10a、10b、10cに対応する。加熱量操作部42は、コンロバーナ10の点火及び消火を行うとともに、コンロバーナ10の加熱量の調整を行うための操作部である。
パネル操作部44は、コンロ表示部46と、コンロ設定操作部48a、48b、48cと、を備える。コンロ表示部46には、各コンロバーナ10a、10b、10cの動作状態などが表示される。
グリル操作部26は、加熱量操作部60と、パネル操作部62と、を備える。ユーザは、加熱量操作部60を操作することによって、グリルバーナ20aの点火及び消火を行うとともに、グリルバーナ20aの加熱量の調整を行うことができる。加熱量操作部60の構造は、コンロ操作部24の加熱量操作部42aと同様である。
パネル操作部62は、グリル表示部64と、グリル設定操作部66と、を備える。グリル表示部64には、グリルバーナ20aの動作状態などが表示される。
図1に示すように、加熱調理器2は、さらに、通信I/F70と、加熱制御部80と、を備える。通信I/F70は、外部機器との無線通信を実行するためのインターフェースである。加熱調理器2は、通信I/F70を介して、インターネット400にアクセスし、外部機器との無線通信を実行することができる。
加熱制御部80は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ82を備える。加熱制御部80は、メモリ82に格納されているプログラム84に従って、加熱調理器2の各構成要素の動作を制御する。
(スマートスピーカ100の構成)
スマートスピーカ100は、マイク102、スピーカ104と、を備える音声入出力装置である。スマートスピーカ100は、インターネット400にアクセス可能である。スマートスピーカ100は、インターネット400を介して、マイク102で取得した音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信可能である。
(アシスタントサーバ200の構成)
アシスタントサーバ200は、スマートスピーカ100から受信した音声データをテキストデータに変換し、変換済みのテキストデータ(以下では、「音声テキストデータ」と呼ぶ)から基準キーワードを抽出し、抽出済みの基準キーワードをコマンドサーバ300に送信するサーバである。本実施例では、アシスタントサーバ200は、Google(登録商標)によって提供されるGoogle アシスタントである。なお、変形例では、アシスタントサーバ200は、加熱調理器2の製造元によって提供されてもよい。
アシスタントサーバ200は、第1サーバ制御部210を備える。第1サーバ制御部210は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ212を備える。第1サーバ制御部210は、メモリ212に格納されているプログラム214に従って動作する。また、メモリ212には、キーワードテーブル216(図3参照)、抽出キーワード218(「度」、「分」)が記憶されている。キーワードテーブル216については、後で詳しく説明する。抽出キーワード218は、音声テキストデータ内から加熱調理器2の加熱条件を示す基準キーワードを抽出するためのキーワードであり、加熱条件である加熱温度の単位「度」、加熱時間の単位「分」を示すキーワードである。第1サーバ制御部210は、音声テキストデータ内において、抽出キーワード218の直前のデータが数値データである場合に、当該数値データ及び抽出キーワード218のそれぞれを基準キーワードとして抽出する。
(コマンドサーバ300)
コマンドサーバ300は、アシスタントサーバ200から受信される基準キーワードに基づいて、加熱調理器2に制御コマンドを送信するサーバである。コマンドサーバ300は、加熱調理器2の製造元によって提供されるサーバである。
コマンドサーバ300は、第2サーバ制御部310を備える。第2サーバ制御部310は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成されるメモリ312を備える。第2サーバ制御部310は、メモリ312に格納されているプログラム314に従って動作する。また、メモリ312には、コマンドテーブル316と、判定テーブル318と、が記憶されている。コマンドテーブル316及び判定テーブル318については、後で詳しく説明する。
(各テーブル216、316、318の構成;図3)
図3を参照して、アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216、コマンドサーバ300内のコマンドテーブル316、判定テーブル318の内容について説明する。
(キーワードテーブル216;図3)
アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216は、スマートスピーカ100から受信する音声テキストデータ内の基準キーワードを抽出するために利用されるテーブルである。キーワードテーブル216では、基準キーワードと登録キーワードとが対応付けて記憶される。基準キーワードは、加熱調理器2の製造元によって予め登録されている情報である。基準キーワードには、加熱調理器2の加熱部位を示すキーワード(「左コンロ」、「右コンロ」、「後コンロ」、「グリル」)と加熱調理器2の動作モードを示すキーワード(「温度調整」、「湯沸かし」、「炊飯」、「オーブン」)とが登録される。なお、基準キーワード「左コンロ」、「右コンロ」、「後コンロ」は、それぞれ、コンロバーナ10a、10b、10cに対応するキーワードである。登録キーワードは、ユーザによって追加可能なキーワードである。ユーザは、1個の基準キーワードに対応付けて、複数の登録キーワードを登録することができる。例えば、基準キーワード「温度調整」には、2個の登録キーワード「温調」、「温度設定」が対応付けて登録されている。第1サーバ制御部210は、音声テキストデータから登録キーワードが抽出される場合に、当該登録キーワードに対応付けられている基準キーワードが抽出されたと判断する。例えば、音声テキストデータから登録キーワード「第1コンロ」が抽出される場合、基準キーワード「左コンロ」が抽出されたと判断する。なお、変形例では、基準キーワードは、単語ではなく、「ご飯を炊く」等のフレーズであってもよい。
(コマンドテーブル316;図3)
コマンドサーバ300内のコマンドテーブル316は、アシスタントサーバ200から受信する基準キーワードに基づいて、加熱調理器2に送信する制御コマンドを特定するためのテーブルである。コマンドテーブル316は、4個のテーブル316a〜316dで構成されている。各テーブル316a〜316dでは、基準キーワードと制御コマンドとが対応付けられている。コマンドテーブル316aには、加熱調理器2の加熱部位に対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316bには、加熱調理器2の動作モードに対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316cには、数値データに対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316dには、加熱条件(即ち加熱温度及び加熱時間)の単位に対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。
(判定テーブル318;図3)
コマンドサーバ300内の判定テーブル318は、加熱調理器2に送信する制御コマンドが不足していないことを判定するためのテーブルである。判定テーブル318では、動作モードに対応付けて、加熱温度の判定情報と、加熱時間の判定情報と、加熱部位の判定情報と、が記憶されている。判定情報の「〇」は、対応付けられている情報が必須の情報であることを示し、判定情報の「△」は、対応付けられている情報が任意の情報であることを示し、判定情報の「×」は、対応付けられている情報が不要であることを示す。なお、炊飯モードに対応する加熱部位の判定情報「△」の後の「後コンロ」は、炊飯モードが、後コンロ(コンロバーナ10c)のみで実行可能な動作モードであることを意味する。オーブンモードに対応する加熱部位の判定情報「△」の後の「グリル」についても同様である。
(具体的なケース;図4〜図7)
図4〜図7を参照して、本実施例の加熱調理システム1によって実現される具体的なケースA〜ケースDについて説明する。
(ケースA;図4)
図4を参照して、アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216の基準キーワード「温度調整」に登録キーワード「温調」を登録するケースAについて説明する。ケースAの初期状態では、キーワードテーブル216の登録キーワードに1個のキーワードも登録されていない。
スマートスピーカ100は、T10において、音声「登録キーワードを登録します」の入力を受け付けると、T12において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T12において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、キーワードテーブル216への登録キーワードの登録が所望されていると判断し、T14において、音声データ「基準キーワードを指定してください」をスマートスピーカ100に送信する。
スマートスピーカ100は、T14において、アシスタントサーバ200から、音声データを受信すると、T16において、音声「基準キーワードを指定してください」を出力する。そして、スマートスピーカ100は、T20において、音声「温度調整」の入力を受け付けると、T22において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T22において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、変換済みの音声テキストデータから「温度調整」を抽出し、基準キーワード「温度調整」に対応する登録キーワードの登録が所望されていると判断する。そして、アシスタントサーバ200は、T24において、音声データ「登録キーワードを入力してください」をスマートスピーカ100に送信する。
スマートスピーカ100は、T24において、アシスタントサーバ200から、音声データを受信すると、T26において、音声「登録キーワードを入力してください」を出力する。そして、スマートスピーカ100は、T30において、音声「温調」の入力を受け付けると、T32において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T32において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、変換済みの音声テキストデータから「温調」を抽出し、T34において、キーワードテーブル216の「温度調整」に対応付けて、「温調」を登録する。そして、アシスタントサーバ200は、T36において、音声データ「登録キーワード「温調」を登録しました」をスマートスピーカ100に送信する。
スマートスピーカ100は、T36において、アシスタントサーバ200から、音声データを受信すると、T38において、音声「登録キーワード「温調」を登録しました」を出力する。これにより、ユーザは、基準キーワード「温度調整」に対応付けて「温調」が登録されたことを知ることができ、登録キーワード「温調」を利用可能になる。
(ケースB;図5)
続いて、図5を参照して、スマートスピーカ100への音声入力によって加熱調理器2を温度調整モードで動作させるケースBについて説明する。ケースBの初期状態において、アシスタントサーバ200のキーワードテーブル216は、図3の状態である。
スマートスピーカ100は、T110において、音声「右コンロを180度に温調」の入力を受け付けると、T112において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T112において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、キーワードテーブル216を利用して、音声テキストデータ内の基準キーワード及び登録キーワードを抽出する。具体的には、アシスタントサーバ200は、T120において、音声テキストデータから基準キーワード「右コンロ」、及び、登録キーワード「温調」を抽出する。なお、アシスタントサーバ200は、T120において、登録キーワード「温調」が抽出されたために、基準キーワード「温度調整」が抽出されたと判断する。また、アシスタントサーバ200は、音声テキストデータから抽出キーワード「度」を抽出する。アシスタントサーバ200は、音声テキストデータにおいて、抽出キーワード「度」の直前のデータが数値データ、即ち「180」であるために、T122において、抽出キーワード「度」及び数値データ「180」のそれぞれを基準キーワードとして抽出する。そして、アシスタントサーバ200は、T124において、基準キーワード「右コンロ」、「温度調整」、「180」、「度」を含むキーワードデータをコマンドサーバ300に送信する。
コマンドサーバ300は、T124において、キーワードデータをアシスタントサーバ200から受信すると、判定テーブル318を利用して、基準キーワードが不足していないことを確認する。具体的には、コマンドサーバ300は、キーワードデータが基準キーワード「温度調整」を含むので、加熱温度に対応する基準キーワード、及び、加熱部位に対する基準キーワードが必要であると判断する。そして、コマンドサーバ300は、キーワードデータが、加熱温度に対応する基準キーワード「度」、及び、加熱部位に対する基準キーワード「右コンロ」を含むので、基準キーワードが不足していないと判断する。そして、コマンドサーバ300は、T130において、キーワードデータが基準キーワードに対応する制御コマンドを特定する。具体的には、コマンドサーバ300は、基準キーワード「右コンロ」、「温度調整」、「180」、「度」のそれぞれに対応する制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を特定する。そして、コマンドサーバ300は、T132において、制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する。
加熱調理器2は、T132において、コマンドサーバ300から、コマンドデータを受信すると、T140において、当該コマンドデータ内の制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」に従った動作を実行する。即ち、加熱調理器2は、右コンロ(コンロバーナ10b)上の加熱対象物の温度が180度になるように、コンロバーナ10bの加熱量を調整する。
なお、スマートスピーカ100が、音声「右コンロを180度に10分間、温調」の入力を受け付けると、アシスタントサーバ200は、基準キーワード「右コンロ」、「温度調整」、「10」、「分」、「180」、「度」を抽出し、抽出済みの基準キーワードを含むキーワードデータをコマンドサーバ300に送信する。そして、コマンドサーバ300は、制御コマンド「A2」、「B1」、「C6」、「D2」、「C32」、「D1」を特定し、特定済みの制御コマンドを含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する。加熱調理器2は、コマンドサーバからコマンドデータを受信すると、右コンロ(コンロバーナ10b)上の加熱対象物の温度が180度になるように、コンロバーナ10bの加熱量を、10分間調整する。
(ケースC;図6)
続いて、図6を参照して、ユーザによってスマートスピーカ100に入力される音声において、基準キーワードが不足しているケースCについて説明する。ケースCの初期状態は、ケースBの初期状態と同様である。
スマートスピーカ100は、T210において、音声「右コンロを温調」の入力を受け付けると、T212において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T212において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、T220において、音声テキストデータから、基準キーワード「右コンロ」、及び、登録キーワード「温調」を抽出する。なお、アシスタントサーバ200は、T220において、登録キーワード「温調」が抽出されたために、基準キーワード「温度調整」が抽出されたと判断する。そして、アシスタントサーバ200は、T222において、基準キーワード「右コンロ」、「温度調整」を含むキーワードデータをコマンドサーバ300に送信する。
コマンドサーバ300は、T222において、キーワードデータをアシスタントサーバ200から受信すると、判定テーブル318を利用して、基準キーワードが不足していると確認する。具体的には、コマンドサーバ300は、キーワードデータが基準キーワード「温度調整」を含むので、加熱温度に対応する基準キーワードが不足していると判断する。そして、コマンドサーバ300は、T230において、加熱温度の入力を要求するための加熱温度要求をアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T230において、コマンドサーバ300から加熱温度要求を受信すると、T232において、音声データ「加熱温度を入力してください」をスマートスピーカ100に送信する。
スマートスピーカ100は、T232において、アシスタントサーバ200から、音声データを受信すると、T234において、音声「加熱温度を入力してください」を出力する。これにより、ユーザは、加熱温度の入力が不足していたことを知ることができる。スマートスピーカ100は、T240において、音声「180度」の入力を受け付けると、T242において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T242において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、T250において、音声テキストデータから基準キーワード「180」、「度」を抽出し、T252において、基準キーワード「180」、「度」を含むキーワードデータをコマンドサーバ300に送信する。
コマンドサーバ300は、T252において、キーワードデータをアシスタントサーバ200から受信すると、当該キーワードデータが、加熱温度に対応するキーワード「度」を含んでいると判断し、T222で受信した基準キーワード「温度調整」に対応する情報が不足していないと判断し、T260において、基準キーワード「右コンロ」、「温度調整」、「180」、「度」のそれぞれに対応する制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を特定する。そして、コマンドサーバ300は、T262において、制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する。
加熱調理器2は、T262において、コマンドサーバ300から、コマンドデータを受信すると、T270において、右コンロ(コンロバーナ10b)上の加熱対象物の温度が180度になるように、コンロバーナ10bの加熱量を調整する。
(ケースD;図7)
続いて、図7を参照して、スマートスピーカ100への音声入力によって加熱調理器2をオーブンモードで動作させるケースDについて説明する。ケースDの初期状態は、ケースBの初期状態と同様である。
スマートスピーカ100は、T310において、音声「オーブンモードを170度で実行」の入力を受け付けると、T312において、当該音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信する。
アシスタントサーバ200は、T312において、スマートスピーカ100から音声データを受信すると、当該音声データを音声テキストデータに変換し、T320において、音声テキストデータ内の基準キーワード「オーブン」、「170」、「度」を抽出し、T322において、基準キーワード「オーブン」、「170」、「度」を含むキーワードデータをコマンドサーバ300に送信する。
コマンドサーバ300は、T322において、キーワードデータをアシスタントサーバ200から受信すると、判定テーブル318を利用して、オーブンモードに対応する基準キーワードが不足していないことを確認する。そして、コマンドサーバ300は、T330において、基準キーワード「オーブン」、「170」、「度」のそれぞれに対応する制御コマンド「B4」、「C31」、「D1」を特定する。また、コマンドサーバ300は、判定テーブル318において、オーブンモードに対応する加熱部位の判定情報「△」の後にグリルが記述されているために、基準キーワード「グリル」に対応する制御コマンド「A4」も特定する。そして、コマンドサーバ300は、T332において、制御コマンド「A4」、「B4」、「C31」、「D1」を含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する。このように、コマンドサーバ300は、動作させる加熱部位が予め定まっている場合は、当該加熱部位に対応する基準キーワードを取得しなくても、当該加熱部位に対応する制御コマンドを特定する。
加熱調理器2は、T332において、コマンドサーバ300から、コマンドデータを受信すると、T340において、グリル庫20内の温度が170度になるようにグリル(グリルバーナ20a)の加熱量を調整する。
以下では、アシスタントサーバ200及びコマンドサーバ300を総称して、単に「サーバ」と呼ぶ。上述のように、サーバは、スマートスピーカ100に入力される音声「右コンロを180度に温調」に基づく音声テキストデータから、2以上の基準キーワード(「右コンロ」、「180」、「度」、「温度調整」)を抽出する(図5のT120、T122)。そして、サーバは、「右コンロ」、「温度調整」、「180」、「度」のそれぞれに対応付けられている制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する(図5のT132)。即ち、サーバは、スマートスピーカ100から受信する音声テキストデータに2以上の基準キーワードが含まれていても、2以上の基準キーワードのそれぞれを抽出することができる。このため、ユーザは、加熱調理器2を動作させるための2以上の基準キーワードを含む音声を、1回だけスマートスピーカ100に入力すればよい。従って、ユーザの利便性を向上することができる。
コンロバーナ10の加熱条件には、多くの条件が存在する。例えば、加熱温度が加熱条件である場合、「100度」、「110度」、「120度」等であり、加熱時間が加熱条件である場合、「100分」、「110分」、「120分」等である。このため、全ての加熱条件を基準キーワードとして記憶する場合、サーバの記憶容量が比較的に大きくなる。上記の構成によると、サーバは、抽出キーワード218を記憶していれば、音声テキストデータから、数値データ及び抽出キーワードのそれぞれを基準キーワードとして抽出することができる。このため、サーバは、加熱条件内の数値データが同じ基準キーワード、例えば、「100度」、「100分」、「110度」、「110分」、「120度」、「120分」等を記憶しなくても、「100」、「110」、「120」、「度」、「分」等を記憶していればよい。従って、サーバが記憶する基準キーワードの数を低減することができ、サーバの記憶容量を低減することができる。
また、サーバは、コマンドテーブル316aにおいて、加熱調理器2の複数の加熱部位(コンロバーナ10a〜10c、グリルバーナ20a)のそれぞれについて、基準キーワードと、制御コマンドと、を対応付けて記憶している(図3参照)。従って、ユーザは、動作させる加熱部位に対応する基準キーワードを含む音声をスマートスピーカ100に入力することで、当該加熱部位を動作させることができる。従って、ユーザの利便性を向上することができる。
また、サーバは、スマートスピーカ100から受信する音声に基づく音声テキストデータにおいて、加熱温度に対応する基準キーワードが不足している場合(図6のT210〜T222)に、音声データ「加熱温度を入力してください」をスマートスピーカ100に送信する(図6のT230、T232)。そして、スマートスピーカ100は、音声「加熱温度を入力してください」を出力する(図6のT234)。従って、ユーザは、加熱温度に対応する基準キーワードの入力が必要であることを知ることができる。そして、スマートスピーカ100は、基準キーワード「180」、「度」を含む音声が入力されると(図6のT240)、音声データをサーバに送信する(図6のT242)。この場合、サーバは、「右コンロ」、「温度調整」、「180」、「度」のそれぞれに対応付けられている制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を特定し(図6のT260)、制御コマンド「A2」、「B1」、「C32」、「D1」を含むコマンドデータを加熱調理器2に送信する(図6のT262)。即ち、ユーザは、音声「右コンロを温調」で不足していた加熱温度に対応する基準キーワードを含む音声を入力すればよい。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
また、サーバは、音声テキストデータからキーワードテーブル216内の基準キーワード及び登録キーワードのうちのいずれかのキーワードが抽出されれば、音声テキストデータから基準キーワードが抽出されたと判断する。即ち、ユーザは、基準キーワード及び登録キーワードのうちのいずれかのキーワードを含む音声を入力すればよい。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
また、サーバは、基準キーワード「温度調整」に対応付けて、ユーザによってスマートスピーカに入力される音声「温調」に含まれる登録キーワード「温調」を記憶する。従って、ユーザは、ユーザが所望する登録キーワード「温調」をサーバのキーワードテーブル216に記憶させることができる。従って、ユーザの利便性をより向上することができる。
また、サーバの管理者は、加熱調理器2が各テーブル216、316を記憶している場合と比較して、各テーブル216、316内の基準キーワード、制御コマンドを容易に追加することができる。また、加熱調理器2が各テーブル216、316を記憶している場合と比較して、加熱調理器2に必要なメモリの容量を低減することができる。
(対応関係)
コンロバーナ10a〜10c及びグリルバーナ20aが、「加熱部」の一例である。スマートスピーカ100が、「音声入出力装置」の一例である。アシスタントサーバ200の第1サーバ制御部210及びコマンドサーバ300の第2サーバ制御部310が、「音声識別部」の一例である。アシスタントサーバ200及びコマンドサーバ300が、「外部サーバ」の一例である。コマンドテーブル316内の制御コマンドが、「動作条件」の一例である。コマンドデータが、「特定の動作条件」の一例である。加熱温度及び加熱時間が、「加熱部の加熱条件」の一例である。「右コンロ」、「温度調整」、「度」が、それぞれ、「第1の基準キーワード」、「第2の基準キーワード」、「第3の基準キーワード」の一例である。音声「右コンロを温調」、音声「度」が、それぞれ、「第1の音声」、「第2の音声」の一例である。音声データ「加熱温度を入力してください」が、「キーワード要求信号」の一例である。図4のT10の音声「登録キーワードを登録します」及びT20の音声「温度調整」が、「登録音声」の一例である。図4のT30の音声「温調」が、「第3の音声」の一例である。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(第1変形例)アシスタントサーバ200は、キーワードテーブル216において、加熱温度、加熱時間に対応する基準キーワードを記憶していてもよい。本変形例では、アシスタントサーバ200は、抽出キーワードを記憶していなくてもよい。
(第2変形例)加熱調理器2は、1個のバーナのみを備えていてもよい。本変形例では、各テーブル216、316、318において、加熱部に関する情報が記憶されていなくてもよい。
(第3変形例)サーバは、音声テキストデータに含まれる基準データが不足している場合に、加熱調理器2を動作させることができないことを示すエラー音声データをスマートスピーカ100に送信してもよい。
(第4変形例)アシスタントサーバ200は、キーワードテーブル216において、登録キーワードを記憶していなくてもよい。
(第5変形例)加熱調理器2が、キーワードテーブル216、抽出キーワード218、コマンドテーブル316、及び、判定テーブル318を記憶していてもよい。本変形例では、スマートスピーカ100は、加熱調理器2に音声データを送信する。
(第6変形例)アシスタントサーバ200及びコマンドサーバ300が、1個のサーバで構成されていてもよい。
(第7変形例)アシスタントサーバ200は、抽出キーワード218として、「W」を記憶していてもよい。本変形例では、電子レンジが「加熱調理器」の一例である。
(第8変形例)コマンドテーブル316c内の全ての数値データが、「N(Nは1以上の整数)」刻みであってもよい。コマンドテーブル316c内の数値データの最大値は、「250」よりも大きくてもよい。例えば、コマンドテーブル316c内の全ての数値データが、「10」刻みである場合(即ち「100」、「110」、「120」等)のコマンドサーバ300の動作について説明する。本変形例では、コマンドサーバ300は、「右コンロを115度に温調」がスマートスピーカ100に入力される場合に、コマンドテーブル316cにおいて、「115」が基準キーワードとして登録されていないと判断し、加熱温度の再入力を要求するための加熱温度要求をアシスタントサーバ200に送信する。また、別の変形例では、コマンドサーバ300は、「115」との差が一番小さい数値データである「110」又は「120」に対応する制御コマンドを、加熱調理器2に送信する制御コマンドとして特定してもよい。
(第9変形例)加熱調理器2の製造元によって、アシスタントサーバ200のキーワードテーブル216内に予め登録キーワードが登録されていてもよい。
(第10変形例)コマンドサーバ300の判定テーブル318の加熱温度及び加熱時間に上限値が設定されていてもよい。本変形例では、コマンドサーバ300は、温度調整の加熱時間の上限時間として「120分」が設定されている状態において、120分を超える加熱時間がスマートスピーカ100に入力される場合に、加熱時間の再入力を要求するための加熱時間要求をアシスタントサーバ200に送信してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :加熱調理システム
2 :加熱調理器
4 :本体
4a :前面
6 :天板
8 :五徳
10 :コンロバーナ
12 :温度センサ
20 :グリル庫
20a :グリルバーナ
22 :グリル扉
24 :コンロ操作部
26 :グリル操作部
40 :電源スイッチ
42 :加熱量操作部
44 :パネル操作部
46 :コンロ表示部
48 :コンロ設定操作部
60 :加熱量操作部
62 :パネル操作部
64 :グリル表示部
66 :グリル設定操作部
70 :通信I/F
80 :加熱制御部
82 :メモリ
84 :プログラム
100 :スマートスピーカ
102 :マイク
104 :スピーカ
200 :アシスタントサーバ
210 :第1サーバ制御部
212 :メモリ
214 :プログラム
216 :キーワードテーブル
218 :抽出キーワード
300 :コマンドサーバ
310 :第2サーバ制御部
312 :メモリ
314 :プログラム
316 :コマンドテーブル
318 :判定テーブル

Claims (7)

  1. 加熱調理器と、音声入出力装置と、音声識別部と、を備える加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    加熱対象物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の動作を制御する加熱制御部と、を備え、
    前記音声識別部は、複数個の基準キーワードのそれぞれについて、前記加熱部の動作に関する動作条件を対応付けて記憶しており、
    前記音声入出力装置は、
    第1の音声が入力される場合に、前記第1の音声の第1の音声データを前記音声識別部に送信し、
    前記音声識別部は、
    前記音声入出力装置から前記第1の音声データを受信し、
    前記第1の音声データを第1のテキストデータに変換し、
    前記第1のテキストデータから2以上の前記基準キーワードを抽出し、前記2以上の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている2以上の前記動作条件を含む特定の動作条件を前記加熱調理器の前記加熱制御部に送信し、
    前記加熱調理器の前記加熱制御部は、
    前記音声識別部から前記特定の動作条件を受信し、
    前記特定の動作条件に従って、前記加熱部の動作を制御する、
    加熱調理システム。
  2. 前記音声識別部は、
    前記加熱部の動作条件に含まれる加熱条件に関連する単位を示す情報を、前記基準キーワードを抽出するための抽出キーワードとして記憶しており、
    前記第1のテキストデータが、前記抽出キーワードを含み、かつ、前記抽出キーワードの直前のデータが数値データである場合に、前記数値データ及び前記抽出キーワードのそれぞれを、前記加熱条件に関連する前記基準キーワードとして抽出する、請求項1に記載の加熱調理システム。
  3. 前記加熱調理器は、複数の前記加熱部を備え、
    前記音声識別部は、
    前記複数の加熱部のそれぞれに対して、前記基準キーワードと、前記加熱部の動作条件と、を対応付けて記憶している、請求項1又は2に記載の加熱調理システム。
  4. 前記音声識別部は、
    前記第1のテキストデータから第1の前記基準キーワード、第2の前記基準キーワード、及び、第3の前記基準キーワードが抽出される場合に、前記第1〜第3の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている第1〜第3の前記動作条件を含む前記特定の動作条件を送信するように構成されており、
    前記第1のテキストデータから、前記第1及び第2の基準キーワードが抽出され、かつ、前記第3の基準キーワードが抽出されない場合に、前記第3の基準キーワードの入力が必要であることを示すキーワード要求信号を前記音声入出力装置に送信し、
    前記音声入出力装置は、
    前記音声識別部から、前記キーワード要求信号を受信し、
    前記第3の基準キーワードの入力が必要であることを示す音声を出力し、
    ユーザから第2の音声が入力される場合に、前記第2の音声の第2の音声データを前記音声識別部に送信し、
    前記音声識別部は、
    前記音声入出力装置から、前記第2の音声データを受信し、
    前記第2の音声データを第2のテキストデータに変換し、
    前記第2のテキストデータから前記第3の基準キーワードが抽出される場合に、前記第1〜第3の動作条件を含む前記特定の動作条件を前記加熱調理器の前記加熱制御部に送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
  5. 前記音声識別部は、
    第1の前記基準キーワードに対応付けて、第1の基準キーワードとは異なる第1の登録キーワードを記憶しており、
    テキストデータから前記第1の登録キーワードが抽出される場合に、前記第1の基準キーワードが抽出されたと判断する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
  6. 前記音声入出力装置は、
    登録音声が入力される場合に、前記登録音声の登録音声データを前記音声識別部に送信し、
    前記音声識別部は、
    前記音声入出力装置から前記登録音声データを受信し、
    前記登録音声データを登録テキストデータに変換し、
    前記登録テキストデータが、前記第1の基準キーワードに対応付けて、前記第1の登録キーワードを記憶させることを要求するためのデータを含む場合に、前記登録テキストデータから前記第1の基準キーワードを抽出し、
    前記音声入出力装置は、
    前記登録音声が入力された後に、前記第1の登録キーワードを含む第3の音声が入力される場合に、前記第3の音声の第3の音声データを前記音声識別部に送信し、
    前記音声識別部は、
    前記音声入出力装置から前記第3の音声データを受信する場合に、前記第3の音声データを第3のテキストデータに変換し、前記第3のテキストデータから前記第1の登録キーワードを抽出し、前記第1の基準キーワードに対応付けて、前記第1の登録キーワードを記憶する、請求項5に記載の加熱調理システム。
  7. 前記加熱調理システムは、さらに、外部サーバを備え、
    前記外部サーバが前記音声識別部を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
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