JP2020046163A - 加熱調理システム - Google Patents
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Abstract
Description
(加熱調理システム1の構成)
図1に示すように、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、スマートスピーカ100と、アシスタントサーバ200と、コマンドサーバ300と、を備える。加熱調理器2及びスマートスピーカ100は、同じ家屋に設置されている。加熱調理器2、スマートスピーカ100、アシスタントサーバ200、及び、コマンドサーバ300は、インターネット400を介して通信可能である。
図1、図2を参照して、加熱調理器2について説明する。図2に示すように、加熱調理器2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器2は、本体4と、本体4の上部に配置されている天板6を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a、8b、8cと、それぞれの五徳8a、8b、8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a、8b、8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a、10b、10cと、それぞれのコンロバーナ10a、10b、10cに対応して設けられている温度センサ12a、12b、12cと、が設けられている。なお、以下の説明では、「コンロバーナ10a、10b、10c」等、実質的に同じ構成の複数部品に関して共通する特徴を説明する場合、例えば、「コンロバーナ10」のように参照番号のアルファベットを省略して説明することがある。
スマートスピーカ100は、マイク102、スピーカ104と、を備える音声入出力装置である。スマートスピーカ100は、インターネット400にアクセス可能である。スマートスピーカ100は、インターネット400を介して、マイク102で取得した音声の音声データをアシスタントサーバ200に送信可能である。
アシスタントサーバ200は、スマートスピーカ100から受信した音声データをテキストデータに変換し、変換済みのテキストデータ(以下では、「音声テキストデータ」と呼ぶ)から基準キーワードを抽出し、抽出済みの基準キーワードをコマンドサーバ300に送信するサーバである。本実施例では、アシスタントサーバ200は、Google(登録商標)によって提供されるGoogle アシスタントである。なお、変形例では、アシスタントサーバ200は、加熱調理器2の製造元によって提供されてもよい。
コマンドサーバ300は、アシスタントサーバ200から受信される基準キーワードに基づいて、加熱調理器2に制御コマンドを送信するサーバである。コマンドサーバ300は、加熱調理器2の製造元によって提供されるサーバである。
図3を参照して、アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216、コマンドサーバ300内のコマンドテーブル316、判定テーブル318の内容について説明する。
アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216は、スマートスピーカ100から受信する音声テキストデータ内の基準キーワードを抽出するために利用されるテーブルである。キーワードテーブル216では、基準キーワードと登録キーワードとが対応付けて記憶される。基準キーワードは、加熱調理器2の製造元によって予め登録されている情報である。基準キーワードには、加熱調理器2の加熱部位を示すキーワード(「左コンロ」、「右コンロ」、「後コンロ」、「グリル」)と加熱調理器2の動作モードを示すキーワード(「温度調整」、「湯沸かし」、「炊飯」、「オーブン」)とが登録される。なお、基準キーワード「左コンロ」、「右コンロ」、「後コンロ」は、それぞれ、コンロバーナ10a、10b、10cに対応するキーワードである。登録キーワードは、ユーザによって追加可能なキーワードである。ユーザは、1個の基準キーワードに対応付けて、複数の登録キーワードを登録することができる。例えば、基準キーワード「温度調整」には、2個の登録キーワード「温調」、「温度設定」が対応付けて登録されている。第1サーバ制御部210は、音声テキストデータから登録キーワードが抽出される場合に、当該登録キーワードに対応付けられている基準キーワードが抽出されたと判断する。例えば、音声テキストデータから登録キーワード「第1コンロ」が抽出される場合、基準キーワード「左コンロ」が抽出されたと判断する。なお、変形例では、基準キーワードは、単語ではなく、「ご飯を炊く」等のフレーズであってもよい。
コマンドサーバ300内のコマンドテーブル316は、アシスタントサーバ200から受信する基準キーワードに基づいて、加熱調理器2に送信する制御コマンドを特定するためのテーブルである。コマンドテーブル316は、4個のテーブル316a〜316dで構成されている。各テーブル316a〜316dでは、基準キーワードと制御コマンドとが対応付けられている。コマンドテーブル316aには、加熱調理器2の加熱部位に対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316bには、加熱調理器2の動作モードに対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316cには、数値データに対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。コマンドテーブル316dには、加熱条件(即ち加熱温度及び加熱時間)の単位に対応する基準キーワード及び制御コマンドが記憶されている。
コマンドサーバ300内の判定テーブル318は、加熱調理器2に送信する制御コマンドが不足していないことを判定するためのテーブルである。判定テーブル318では、動作モードに対応付けて、加熱温度の判定情報と、加熱時間の判定情報と、加熱部位の判定情報と、が記憶されている。判定情報の「〇」は、対応付けられている情報が必須の情報であることを示し、判定情報の「△」は、対応付けられている情報が任意の情報であることを示し、判定情報の「×」は、対応付けられている情報が不要であることを示す。なお、炊飯モードに対応する加熱部位の判定情報「△」の後の「後コンロ」は、炊飯モードが、後コンロ(コンロバーナ10c)のみで実行可能な動作モードであることを意味する。オーブンモードに対応する加熱部位の判定情報「△」の後の「グリル」についても同様である。
図4〜図7を参照して、本実施例の加熱調理システム1によって実現される具体的なケースA〜ケースDについて説明する。
図4を参照して、アシスタントサーバ200内のキーワードテーブル216の基準キーワード「温度調整」に登録キーワード「温調」を登録するケースAについて説明する。ケースAの初期状態では、キーワードテーブル216の登録キーワードに1個のキーワードも登録されていない。
続いて、図5を参照して、スマートスピーカ100への音声入力によって加熱調理器2を温度調整モードで動作させるケースBについて説明する。ケースBの初期状態において、アシスタントサーバ200のキーワードテーブル216は、図3の状態である。
続いて、図6を参照して、ユーザによってスマートスピーカ100に入力される音声において、基準キーワードが不足しているケースCについて説明する。ケースCの初期状態は、ケースBの初期状態と同様である。
続いて、図7を参照して、スマートスピーカ100への音声入力によって加熱調理器2をオーブンモードで動作させるケースDについて説明する。ケースDの初期状態は、ケースBの初期状態と同様である。
コンロバーナ10a〜10c及びグリルバーナ20aが、「加熱部」の一例である。スマートスピーカ100が、「音声入出力装置」の一例である。アシスタントサーバ200の第1サーバ制御部210及びコマンドサーバ300の第2サーバ制御部310が、「音声識別部」の一例である。アシスタントサーバ200及びコマンドサーバ300が、「外部サーバ」の一例である。コマンドテーブル316内の制御コマンドが、「動作条件」の一例である。コマンドデータが、「特定の動作条件」の一例である。加熱温度及び加熱時間が、「加熱部の加熱条件」の一例である。「右コンロ」、「温度調整」、「度」が、それぞれ、「第1の基準キーワード」、「第2の基準キーワード」、「第3の基準キーワード」の一例である。音声「右コンロを温調」、音声「度」が、それぞれ、「第1の音声」、「第2の音声」の一例である。音声データ「加熱温度を入力してください」が、「キーワード要求信号」の一例である。図4のT10の音声「登録キーワードを登録します」及びT20の音声「温度調整」が、「登録音声」の一例である。図4のT30の音声「温調」が、「第3の音声」の一例である。
2 :加熱調理器
4 :本体
4a :前面
6 :天板
8 :五徳
10 :コンロバーナ
12 :温度センサ
20 :グリル庫
20a :グリルバーナ
22 :グリル扉
24 :コンロ操作部
26 :グリル操作部
40 :電源スイッチ
42 :加熱量操作部
44 :パネル操作部
46 :コンロ表示部
48 :コンロ設定操作部
60 :加熱量操作部
62 :パネル操作部
64 :グリル表示部
66 :グリル設定操作部
70 :通信I/F
80 :加熱制御部
82 :メモリ
84 :プログラム
100 :スマートスピーカ
102 :マイク
104 :スピーカ
200 :アシスタントサーバ
210 :第1サーバ制御部
212 :メモリ
214 :プログラム
216 :キーワードテーブル
218 :抽出キーワード
300 :コマンドサーバ
310 :第2サーバ制御部
312 :メモリ
314 :プログラム
316 :コマンドテーブル
318 :判定テーブル
Claims (7)
- 加熱調理器と、音声入出力装置と、音声識別部と、を備える加熱調理システムであって、
前記加熱調理器は、
加熱対象物を加熱する加熱部と、
前記加熱部の動作を制御する加熱制御部と、を備え、
前記音声識別部は、複数個の基準キーワードのそれぞれについて、前記加熱部の動作に関する動作条件を対応付けて記憶しており、
前記音声入出力装置は、
第1の音声が入力される場合に、前記第1の音声の第1の音声データを前記音声識別部に送信し、
前記音声識別部は、
前記音声入出力装置から前記第1の音声データを受信し、
前記第1の音声データを第1のテキストデータに変換し、
前記第1のテキストデータから2以上の前記基準キーワードを抽出し、前記2以上の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている2以上の前記動作条件を含む特定の動作条件を前記加熱調理器の前記加熱制御部に送信し、
前記加熱調理器の前記加熱制御部は、
前記音声識別部から前記特定の動作条件を受信し、
前記特定の動作条件に従って、前記加熱部の動作を制御する、
加熱調理システム。 - 前記音声識別部は、
前記加熱部の動作条件に含まれる加熱条件に関連する単位を示す情報を、前記基準キーワードを抽出するための抽出キーワードとして記憶しており、
前記第1のテキストデータが、前記抽出キーワードを含み、かつ、前記抽出キーワードの直前のデータが数値データである場合に、前記数値データ及び前記抽出キーワードのそれぞれを、前記加熱条件に関連する前記基準キーワードとして抽出する、請求項1に記載の加熱調理システム。 - 前記加熱調理器は、複数の前記加熱部を備え、
前記音声識別部は、
前記複数の加熱部のそれぞれに対して、前記基準キーワードと、前記加熱部の動作条件と、を対応付けて記憶している、請求項1又は2に記載の加熱調理システム。 - 前記音声識別部は、
前記第1のテキストデータから第1の前記基準キーワード、第2の前記基準キーワード、及び、第3の前記基準キーワードが抽出される場合に、前記第1〜第3の基準キーワードのそれぞれに対応付けられている第1〜第3の前記動作条件を含む前記特定の動作条件を送信するように構成されており、
前記第1のテキストデータから、前記第1及び第2の基準キーワードが抽出され、かつ、前記第3の基準キーワードが抽出されない場合に、前記第3の基準キーワードの入力が必要であることを示すキーワード要求信号を前記音声入出力装置に送信し、
前記音声入出力装置は、
前記音声識別部から、前記キーワード要求信号を受信し、
前記第3の基準キーワードの入力が必要であることを示す音声を出力し、
ユーザから第2の音声が入力される場合に、前記第2の音声の第2の音声データを前記音声識別部に送信し、
前記音声識別部は、
前記音声入出力装置から、前記第2の音声データを受信し、
前記第2の音声データを第2のテキストデータに変換し、
前記第2のテキストデータから前記第3の基準キーワードが抽出される場合に、前記第1〜第3の動作条件を含む前記特定の動作条件を前記加熱調理器の前記加熱制御部に送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理システム。 - 前記音声識別部は、
第1の前記基準キーワードに対応付けて、第1の基準キーワードとは異なる第1の登録キーワードを記憶しており、
テキストデータから前記第1の登録キーワードが抽出される場合に、前記第1の基準キーワードが抽出されたと判断する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理システム。 - 前記音声入出力装置は、
登録音声が入力される場合に、前記登録音声の登録音声データを前記音声識別部に送信し、
前記音声識別部は、
前記音声入出力装置から前記登録音声データを受信し、
前記登録音声データを登録テキストデータに変換し、
前記登録テキストデータが、前記第1の基準キーワードに対応付けて、前記第1の登録キーワードを記憶させることを要求するためのデータを含む場合に、前記登録テキストデータから前記第1の基準キーワードを抽出し、
前記音声入出力装置は、
前記登録音声が入力された後に、前記第1の登録キーワードを含む第3の音声が入力される場合に、前記第3の音声の第3の音声データを前記音声識別部に送信し、
前記音声識別部は、
前記音声入出力装置から前記第3の音声データを受信する場合に、前記第3の音声データを第3のテキストデータに変換し、前記第3のテキストデータから前記第1の登録キーワードを抽出し、前記第1の基準キーワードに対応付けて、前記第1の登録キーワードを記憶する、請求項5に記載の加熱調理システム。 - 前記加熱調理システムは、さらに、外部サーバを備え、
前記外部サーバが前記音声識別部を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
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