JP2020045998A - 比例電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部振動等により所期性能が劣化しないような比例電磁弁を提供する。【解決手段】流体の通路11c及び通路の途中における弁座11dを画定するハウジング10、弁座よりも上流側においてハウジング内に配置され調圧作用を及ぼすダイヤフラム20、ダイヤフラムと連動すると共に弁座に対して着座及び離脱可能に移動する弁体30、弁体に係合して駆動力を及ぼすプランジャ40を含む電磁駆動ユニット2を備える比例電磁弁において、プランジャ40が所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部103を設けた。これによれば、比例電磁弁の搬送時等において、プランジャ40が外部振動を受けて過度に振動するのを防止できる。【選択図】図3

Description

本発明は、電磁駆動力により弁体の開度を制御する比例電磁弁に関し、特に、ガス給湯器のシステムに組み込まれてガス流量を調整する際に適用される比例電磁弁に関する。
従来の比例電磁弁としては、ガス流体の入口室,出口室,入口室と出口室の間に位置する弁座を画定するケースと、入口室の弁座と反対側の面を閉塞するダイヤフラムと、ダイヤフラムと一体的に往復動して弁座に着座し得る弁体と、弁体を往復駆動する可動鉄心を含むソレノイドを備えたガス比例弁が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この比例電磁弁において、ソレノイドは、弁体のロッドに離脱可能に当接する可動鉄心としてのプランジャ、プランジャを往復動自在にガイドする円筒状のガイドスリーブ、プランジャを弁体のロッドに向けて付勢するスプリング、スプリングを受ける調圧棒又はスプリング受け、ガイドスリーブの周りに配置された励磁用のコイルを備えている。
上記従来の構成においては、比例電磁弁を例えば車両等で運搬する際に外部から過大な振動が加わると、プランジャがガイドスリーブ内で振動し、この振動によりスプリングが過度に圧縮されてスプリングの設定荷重及びバネ特性が変化する虞がある。
また、重量物であるプランジャが過度に振動して他の部材と衝突すると、部品の変形や位置ずれ等を招く虞もある。
特開平7−158762号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、従来の問題点を解消して、所期の機能及び特性を維持できる比例電磁弁を提供することにある。
本発明の比例電磁弁は、流体の通路及び通路の途中における弁座を画定するハウジングと、弁座よりも上流側において通路に面するようにハウジング内に配置され調圧作用を及ぼすダイヤフラムと、ダイヤフラムと連動すると共に弁座に対して着座及び離脱可能に移動する弁体と、弁体に係合して駆動力を及ぼすプランジャを含む電磁駆動ユニットとを備え、プランジャが所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部を含む、構成となっている。
上記比例電磁弁において、プランジャを弁体に向けて付勢する圧縮コイルバネを含む、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、規制部は、プランジャが圧縮コイルバネを圧縮する方向において、所定ストロークを超えて移動するのを規制するように設けられている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、所定ストロークは、圧縮コイルバネの密着長さを超えて圧縮コイルバネを過圧縮しないように設定されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、圧縮コイルバネを伸縮自在に収容する筒部材と、筒部材に固定されて圧縮コイルバネを受けるバネ受け部材を含む、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、バネ受け部材は、圧縮コイルバネの設定荷重を調整し得るべく筒部材に螺合された調整ネジである、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、規制部は、バネ受け部材に形成されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、規制部は、筒部材の内壁に形成されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において規制部は、バネ受け部材又は筒部材において環状に形成されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、規制部は、バネ受け部材においてバネ受け部材の軸線を通る柱状突部として形成されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、プランジャは、圧縮コイルバネの一端部を位置決めする位置決め部を有し、バネ受け部材は、圧縮コイルバネの他端部を位置決めする位置決め部を有する、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、筒部材及びバネ受け部材は、樹脂材料により形成されている、構成を採用してもよい。
上記比例電磁弁において、ハウジングは、弁体が弁座から離れた最大流量位置において、弁体の移動を規制するストッパを有する、構成を採用してもよい。
上記構成をなす比例電磁弁によれば、従来の問題点を解消して、所期の機能及び特性を維持することができる。
本発明に係る比例電磁弁の一実施形態を示すものであり、上方斜めから視た外観斜視図である。 図1に示す比例電磁弁を下方斜めから視た外観斜視図である。 図1に示す比例電磁弁の斜視断面図である。 図1に示す比例電磁弁の動作を説明するものであり、電磁駆動ユニットが非駆動で弁体が閉弁した休止状態を示す断面図である。 図1に示す比例電磁弁の動作を説明するものであり、電磁駆動ユニットの駆動力により弁体が開弁した動作状態を示す断面図である。 図1に示す比例電磁弁の動作を説明するものであり、電磁駆動ユニットの駆動力により弁体が最大流量位置まで開弁してストッパに当接した動作状態を示す断面図である。 図1に示す比例電磁弁の一部をなす電磁駆動ユニット及び保持ユニットを示す斜視断面図である。 プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが休止位置に停止した状態における断面図である。 プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが外部振動等により移動して規制部に当接した状態における断面図である。 本発明に係る比例電磁弁の他の実施形態を示すものであり、電磁駆動ユニット及び保持ユニットの断面図である。 本発明に係る比例電磁弁のさらに他の実施形態を示すものであり、電磁駆動ユニット及び保持ユニットの斜視断面図である。 図11に示す実施形態において、プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが休止位置に停止した状態における断面図である。 図11に示す実施形態において、プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが外部振動等により移動して規制部に当接した状態における断面図である。 本発明に係る比例電磁弁のさらに他の実施形態を示すものであり、電磁駆動ユニット及び保持ユニットの斜視断面図である。 図14に示す実施形態において、プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが休止位置に停止した状態における断面図である。 図14に示す実施形態において、プランジャ、規制部、及び圧縮コイルバネの相互関係を示すものであり、プランジャが外部振動等により移動して規制部に当接した状態における断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
一実施形態に係る比例電磁弁は、図1ないし図3に示すように、ガス給湯器のシステムに組み込まれて、ガス流体の流量を制御するものであり、弁ユニット1、電磁駆動ユニット2、保持ユニット3により構成されている。
弁ユニット1は、ハウジング10、ダイヤフラム20、弁体30を備えている。
電磁駆動ユニット2は、プランジャ40、ガイドスリーブ50、ソレノイドコイル60、ヨーク70を備えている。
保持ユニット3は、筒部材80、圧縮コイルバネ90、バネ受け部材100、ロックナット110を備えている。
そして、比例電磁弁は、弁体30及びプランジャ40が往復動する軸線Sを鉛直方向に方向付け、弁体30が上側でプランジャ40が下側に配置されるようにして、ガス給湯器のシステムに組み込まれる。
ハウジング10は、アルミニウム等の金属材料を用いて成形されたハウジング本体11及びハウジングカバー12と、ステンレス鋼板等の金属材料を用いてプレス成形されたハウジングカバー13により構成されている。
ハウジング本体11は、入口11a、開口部11b、通路11c、弁座11d、開口部11e、取付け部11f、フランジ部11gを備えている。
入口11a及び通路11cは、ガス流体の通路として機能する。
入口11aは、電磁弁Viのオン/オフ制御により開閉されるガス導入通路IPに連通するようになっている。
開口部11bは、ハウジングカバー12をハウジング本体11に結合することにより閉塞される。
通路11cは、ハウジング本体11、ハウジングカバー12、及びハウジングカバー13の内側に配置されたダイヤフラム20により画定される。
弁座11dは、通路11cの途中において環状に形成され、弁体30の弁部31が軸線S方向において離脱可能に着座し得るようになっている。
開口部11eは、取付け部11fに取り付けられたダイヤフラム20により閉塞されるようになっている。
取付け部11fは、ダイヤフラム20の外縁部21aが嵌め込まれるように、環状凹部として形成されている。
フランジ部11gは、略矩形の平板状に形成され、四隅においてネジ孔11hを備えている。
フランジ部11gには、ダイヤフラム20の外縁部21aを挟み込んだ状態でハウジングカバー13が組み付けられる。そして、ハウジングカバー13の外側からヨーク70のアウターヨーク71が組み付けられて、ネジBがフランジ部11gのネジ孔11hに捩じ込まれる。これにより、弁ユニット1及び電磁駆動ユニット2が一体的に固定される。
ハウジングカバー12は、接合部12a、ガス流体の通路としての出口12b、軸線S方向に下向きに突出するストッパ12cを備えている。
接合部12aは、ハウジング本体11の端面に密接して当接される。
そして、ハウジングカバー12は、開口部11bを閉塞するべく、接合部12aとハウジング本体11の間にシールリングSr1を挟み込んで当接され、不図示のネジによりハウジング本体11に固定される。
出口12bは、電磁弁Voのオン/オフ制御により開閉されるガス導出通路OPに連通するようになっている。
ストッパ12cは、図6に示すように、軸線S上において下方に突出するように形成され、弁体30が弁座11dからリフトした最大流量位置において、弁体30の移動を規制するようになっている。
このように、ストッパ12cにより弁体30の最大流量位置を超える移動が規制されるため、弁体30と連動するダイヤフラム20の過移動又は過変形を防止でき、所期の機能を維持することができる。
ハウジングカバー13は、図7に示すように、接合部13a、ネジBを通す4つの円孔13b、環状凹部13c、嵌合凹部13d、開口部13eを備えている。
接合部13aは、ハウジング本体11のフランジ部11gに密接して当接される。
環状凹部13cは、ダイヤフラム20よりも鉛直方向の下側において、ダイヤフラム20の変形による移動を許容する空間を画定するように形成されている。
嵌合凹部13dは、電磁駆動ユニット2に含まれるガイドスリーブ50がシールリングSr2と一緒に嵌め込まれるように形成されている。
開口部13eは、軸線Sを中心とする円形孔として形成され、所定の隙間をおいて弁体30の下側軸部32cを通すように形成されている。
そして、開口部13eは、ダイヤフラム20とハウジングカバー13との間に画定される背圧室11jをガイドスリーブ50内に連通させる役割をなす。
ダイヤフラム20は、開口部11eを覆うように形成された弾性変形可能なゴム盤21、円板状の座金22、固定リング23を備えている。
ゴム盤21は、ハウジング本体11の取付け部11fに嵌め込まれる外縁部21a、弁体30の嵌合軸部32bを通す円孔21bを備えている。
座金22は、ゴム盤21の中央領域を保持するように形成され、弁体30の嵌合軸部32bを通す円孔22aを備えている。
固定リング23は、ハウジングカバー13の開口部13eよりも小さい外径をなし、ゴム盤21及び座金22を弁体30のロッド部32に固定するべく、下側軸部32cに圧入されて固定される。
尚、固定リング23の替わりに、下側軸部32cに捩じ込まれて固定されるプッシュナットが採用されてもよい。
すなわち、ダイヤフラム20は、弁座11dよりも上流側において通路11cに面するようにハウジング10内に配置され、軸線S方向に移動する弁体30に連動するようになっている。
そして、ダイヤフラム20は、弁座11dよりも上流側の通路11c内の圧力が変動したとき、その変動をキャンセルするように調圧作用を及ぼす役割をなす。
例えば、弁座11dよりも上流側の通路11c内において、ガス流体の圧力が上昇したとき、ダイヤフラム20が下方に弾性変形して弁体30を閉じる側に移動させる。
一方、ガス流体の圧力が低下したとき、ダイヤフラム20が上方に弾性変形して弁体30を開く側に移動させる。
このように、ダイヤフラム20が軸線S方向に弾性変形することにより、ガス流体の圧力変動によるガス流量の変動が抑制されるようになっている。
また、ダイヤフラム20は、図4に示すように、弁体30が弁座11dに着座した休止状態でゴム盤21が弾性変形していない成形形態にあり、図5及び図6に示すように、弁体30が弁座11dから離れて上方にリフトした状態でもゴム盤21の弾性変形による抗力が弁体30に極力作用しないように形成されている。これにより、弁体30を円滑に移動させることができる。
弁体30は、金属材料により形成され、弁部31、弁部31が固定されると共に軸線S方向に伸長するロッド部32を備えている。
弁部31は、軸線Sを中心とする円盤状をなし、外周領域において弁座11dに着座する円錐状の傾斜面31aを備えている。
ロッド部32は、上側軸部32a、嵌合軸部32b、下側軸部32cを備えている。
上側軸部32aは、ストッパ12cに離脱可能に当接するべく、弁部31から軸線S方向の上向き突出して形成されている。
嵌合軸部32bは、ロッド部32に対してダイヤフラム20を固定するべく、ゴム盤21及び座金22の円孔21b,22aに嵌合されるように形成されている。
下側軸部32cは、ゴム盤21及び座金22を押圧する固定リング23が固定される共に、その下端部がプランジャ40に離脱可能に当接するべく、嵌合軸部32bから軸線S方向の下向き伸長して形成されている。
すなわち、弁体30は、軸線S方向において、ダイヤフラム20と連動すると共に弁座11dに対して着座及び離脱可能に移動する。
プランジャ40は、略円柱状をなす可動鉄心であり、ガイドスリーブ50内に摺動自在に配置される形状をなし、図8に示すように、上側当接部41、バネ受け面42、位置決め部43、下側当接部44、肉抜き部45を備えている。
上側当接部41は、円形の平坦面として形成され、弁体30の下側軸部32cと離脱可能に当接するように形成されている。
バネ受け面42は、環状の平坦面として形成され、軸線S方向において圧縮コイルバネ90の上端部91を受ける。
位置決め部43は、軸線Sを中心として下方に突出する円柱突部として形成され、圧縮コイルバネ90の上端部91が軸線Sに対して水平方向に位置ずれしないように位置決めする役割をなす。
このように、位置決め部43で圧縮コイルバネ90の上端部91を位置決めすることにより、圧縮コイルバネ90の位置ずれや倒れを防止できる。
下側当接部44は、位置決め部43の下端に位置する円形の平坦面として画定され、バネ受け部材100に形成された規制部としての柱状突部103に離脱可能に当接するように形成されている。
肉抜き部45は、ガイドスリーブ50の内壁面とプランジャ40の外周面との間に隙間を画定するべく、外周面の一部を軸線S方向に沿ってカットするように形成されている。
そして、肉抜き部45は、ダイヤフラム20の下側の背圧室11jと筒部材80に形成された背圧孔86とを連通させる役割をなす。
すなわち、プランジャ40は、軸線S方向において弁体30に当接して、すなわち、弁体30に係合して、駆動力を及ぼすようになっている。
ガイドスリーブ50は、ステンレス等の金属材料を用いて円筒状に形成され、プランジャ40を軸線S方向に摺動自在にガイドする役割をなす。
そして、ガイドスリーブ50は、ヨーク70の嵌合孔71a,72aに嵌合されると共に、上端領域がシールリングSr2によりシールされてハウジングカバー13の開口部13eの周りに位置付けられ、下端領域がシールリングSr3によりシールされて筒部材80の嵌合内壁部83に嵌合されて組み込まれる。
ここで、ガイドスリーブ50の上端面は、ハウジングカバー13に対して接するか又は僅かな隙間をおいて配置され、ガイドスリーブ50の下端面は、筒部材80の嵌合内壁部83の段差面に対して接するか又は僅かな隙間をおいて配置される。
これにより、ガイドスリーブ50は、組み付け時に軸線S方向に押圧されることなく組み付けられるため、ガイドスリーブ50の変形が防止される。それ故に、プランジャ40は円滑にガイドされる。
ソレノイドコイル60は、軸線Sを中心として、ヨーク70に保持された樹脂製のボビン61の周りに巻回されている。
ボビン61は、ソレノイドコイル60から延出する二本の端子61aを備えている。
そして、ボビン61は、ソレノイドコイル60を巻回した状態で、アウターヨーク71とインナーヨーク72の間に挟み込まれて保持されると共に、インナーヨーク72の嵌合筒部72bにより軸線S上に位置決めされている。
ヨーク70は、軟鉄等により形成されて磁力線を通す磁路として機能するものであり、アウターヨーク71、インナーヨーク72、エンドヨーク73により構成されている。
アウターヨーク71は、略コ字状に屈曲して形成され、軸線S上に位置する嵌合孔71a、二つの脚部71b、4つの腕部71c、ネジBを通す4つの円孔71d、2つの連結部71eを備えている。
インナーヨーク72は、略矩形の平板状に形成され、軸線S上に位置する嵌合孔72a、ボビン61を位置決めする嵌合筒部72b、アウターヨーク71の連結部71eに連結される2つの連結部72cを備えている。
エンドヨーク73は、略矩形の平板状に形成され、軸線S上に位置する嵌合孔73a、筒部材80の鍔部81を保持する環状凹部73b、筒部材80の位置決め部82を嵌め込んで位置決めする2つの切り欠き73c、アウターヨーク71の連結部71eに連結される2つの連結部73dを備えている。
筒部材80は、図7及び図8に示すように、樹脂材料を用いて略円筒状に形成され、鍔部81、2つの位置決め部82、嵌合内壁部83、内壁面に形成された雌ネジ部84、端面85、背圧孔86を備えている。
鍔部81は、エンドヨーク73の環状凹部73bに保持され、インナーヨーク72とエンドヨーク73で挟み込まれて保持される。
位置決め部82は、鍔部81から突出して形成され、エンドヨーク73の切り欠き73cに嵌め込まれて、軸線S回りの角度位置が位置決めされる。
嵌合内壁部83は、圧縮コイルバネ90が収容される内壁面よりも大きい内径に形成されて、ガイドスリーブ50の下端領域が嵌合されるように形成されている。
雌ネジ部84は、バネ受け部材100の雄ネジ部104が螺合されるものであり、圧縮コイルバネ90の設定荷重を調整可能とする範囲に亘って形成されている。
背圧孔86は、ガイドスリーブ50の内部通路及びプランジャ40の肉抜き部45を通して、背圧室11jを大気圧にするために大気に開放される。
尚、ガス給湯器の設置場所が圧力の変動を伴う環境の場合には、背圧孔86がガス給湯器のシステム内、例えば燃焼室に接続されてもよい。
筒部材80は、エンドヨーク73の嵌合孔73aに通され、ガイドスリーブ50の下端領域が嵌合内壁部83に嵌合されつつ、鍔部81がシールリングSr3と一緒にエンドヨーク73とインナーヨーク72に挟み込まれて組み付けられる。
そして、筒部材80の内部に圧縮コイルバネ90が挿入され、バネ受け部材100が捩じ込まれることにより、圧縮コイルバネ100を軸線S方向において伸縮自在に収容するようになっている。
圧縮コイルバネ90は、プランジャ40を弁体30に向けて付勢するものであり、一端部としての上端部91、他端部としての下端部92を備えている。
そして、圧縮コイルバネ90は、上端部91がプランジャ40のバネ受け面42に当接し、下端部92がバネ受け部材100のバネ受け面101に当接して、軸線S方向に伸縮するように配置される。
この組み付け状態において、バネ受け部材100の捩じ込み量が適宜調整されて、圧縮コイルバネ90が及ぼす付勢力が、所望される設定荷重に設定される。
すなわち、圧縮コイルバネ90は、軸線S方向において弁体30及びダイヤフラム20並びにプランジャ40の重量を支えると共に弁体30を休止位置に位置付けるべく、プランジャ40に対して鉛直方向の上向きに付勢力を及ぼす役割をなす。
ここで、圧縮コイルバネ90は、所定線径の素線が螺旋状に等間隔で巻かれて複数のコイルを含む形態に形成されている。そして、圧縮コイルバネ90が軸線S方向に圧縮されて、各々のコイル同士が密着した状態における軸線S方向のバネ長さが、「密着長さ」に相当する。
バネ受け部材100は、樹脂材料を用いて形成され、バネ受け面101、位置決め部102、規制部としての柱状突部103、雄ネジ部104、頭部105を備えている。
バネ受け面101は、環状の平坦面として形成され、軸線S方向において圧縮コイルバネ90の下端部92を受ける。
位置決め部102は、柱状突部103の付け根領域により画定される円柱領域であり、圧縮コイルバネ90の下端部92が軸線Sに対して水平方向に位置ずれしないように位置決めする役割をなす。
このように、位置決め部102で圧縮コイルバネ90の下端部92を位置決めすることにより、圧縮コイルバネ90の位置ずれや倒れを防止できる。
柱状突部103は、軸線S上において上方に向かって先細りつつ伸長する円錐台形状に形成されており、プランジャ40の下側当接部44と離脱可能に当接する。
このように、プランジャ40の移動を規制する規制部として、バネ受け部材100に形成された柱状突部103を採用するため、圧縮コイルバネ90としては筒部材80に収容できる範囲でコイル径が比較的大きいものを使用することができる。
雄ネジ部104は、圧縮コイルバネ90の設定荷重を調整可能とする範囲に亘って筒部材80の雌ネジ部84と螺合し得ると共に、筒部材80よりも下方においてロックナット110が螺合されるように形成されている。
頭部105は、バネ受け部材100を捩じ込むための工具を連結可能な形態に形成されている。
すなわち、バネ受け部材100は、筒部材80に固定されて圧縮コイルバネ90を受けると共に、バネ受け部材100に形成された柱状突部103は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90を圧縮する方向において所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部として機能する。
ここでは、プランジャ40は、図8に示す休止位置から圧縮コイルバネ90を圧縮する方向に移動するとき、圧縮コイルバネ90が密着長さに圧縮される位置に至る前に、図9に示すように、プランジャ40が柱状突部103に当接し、プランジャ40の移動が規制される。
換言すれば、規制部としての柱状突部103は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90の密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように設定されている。
これによれば、プランジャ40が所定ストロークを超えて移動しないように柱状突部103により規制されるため、運搬等の際に比例電磁弁が外部から振動を受けた場合にプランジャ40が過移動するのを防止できる。それ故に、過移動によるプランジャ40と他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止できる。
また、プランジャ40が圧縮コイルバネ90に及ぼす圧縮力を抑制することができ、圧縮コイルバネ90の反力による振動の増幅を防止できる。
特に、プランジャ40の移動が、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように規制されるため、比例電磁弁が外部から振動を受けても、圧縮コイルバネ90の過圧縮によるヘタリや倒れを防止できる。その結果、バネ特性や設定荷重を所期の設定状態に維持することができる。
また、ハウジング10にストッパ12cを設けたことにより、プランジャ40が休止位置から弁体30を開弁させる方向に移動するとき、弁体30を介して、プランジャ40が所定ストロークを超えて移動しないように規制されるため、運搬等の際に比例電磁弁が外部から振動を受けた場合にプランジャ40が過移動するのを防止できる。それ故に、過移動によるプランジャ40と他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止でき、又、過移動によるダイヤフラム20の性能劣化や破損等を防止できる。
さらに、規制部としての柱状突部103がバネ受け部材100に形成されているため、バネ受け部材100の捩じ込み量が変動しても、バネ受け部材100の圧縮コイルバネ90を受ける位置(バネ受け面101)から柱状突部103の上端面までの距離を一定に維持することができる。
それ故に、設定荷重を変更しても、上記の所定ストロークを、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しない長さに維持することができる。
上記のように、筒部材80及びバネ受け部材100を採用したことにより、筒部材80の内側に圧縮コイルバネ90を挿入し、圧縮コイルバネ90を圧縮しつつバネ受け部材100を筒部材80に固定することで、圧縮コイルバネ90を容易に組み付けることができる。
特に、バネ受け部材100が筒部材80に螺合された調整ネジであるため、圧縮コイルバネ90を圧縮しつつバネ受け部材100を筒部材80に捩じ込むことで、圧縮コイルバネ90の設定荷重を容易に調整することができる。
また、バネ受け部材100が樹脂材料で形成されているため、規制部としての柱状突部103をバネ受け部材100に対して容易に一体成形することができる。
さらに、バネ受け部材100の雄ネジ部104には、ロックナット110が螺合されているため、バネ受け部材100が所望される位置まで捩じ込まれた後に、ロックナット110を筒部材80の端面85に当接するまで移動させてロックさせることにより、バネ受け部材100を筒部材80に対して堅固に固定することができる。
それ故に、バネ受け部材100に規制部としての柱状突部103を設けても、バネ受け部材100の緩みや位置ずれを防止しつつ、プランジャ40の衝撃力を確実に受け止めることができる。
上記比例電磁弁の組み付けは、以下の手順にて行われる。
組付け作業に際して、ハウジング本体11、ハウジングカバー12、ハウジングカバー13、ダイヤフラム20、弁体30、プランジャ40、ガイドスリーブ50、ソレノイドコイル60が巻回されたボビン61、アウターヨーク71、インナーヨーク72、エンドヨーク73、筒部材80、圧縮コイルバネ90、バネ受け部材100、ロックナット110等が準備される。
先ず、ハウジング本体11の開口部11bを通して、ハウジング本体11に弁体30が挿入される。
続いて、ハウジング本体11内に配置された弁体30の嵌合軸部32bに対して、開口部11eを通し、ダイヤフラム20のゴム盤21及び座金22が装着され、その外側から固定リング23が下側軸部32cに固定される。これにより、ダイヤフラム20が弁体30と連動するように組み付けられる。
続いて、ハウジングカバー12が、開口部11bを閉塞するようにハウジング本体11に固定され、ハウジングカバー13が、ダイヤフラム20の外縁部21aを挟み込むようにしてセットされる。
次に、ソレノイドコイル60を巻回したボビン61が、インナーヨーク72に組み付けられる。
続いて、アウターヨーク71及びインナーヨーク72が、ボビン61を挟み込むようにして組み付けられる。
続いて、ガイドスリーブ50が、アウターヨーク71及びインナーヨーク72の嵌合孔71a,72aに嵌合されて組み付けられる。
続いて、筒部材80を組み付けたエンドヨーク73が、アウターヨーク71に組み付けられる。
続いて、プランジャ40が筒部材80を通してガイドスリーブ50内に挿入され、圧縮コイルバネ90が筒部材80に挿入される。
そして、ロックナット110を組み付けたバネ受け部材100が、筒部材80に捩じ込まれて組み付けられる。
これにより、電磁駆動ユニット2及び保持ユニット3の組み付けが完了する。
最後に、アウターヨーク71がハウジングカバー13に重なるように組み合わせられ、ネジBがネジ孔11hに捩じ込まれて、弁ユニット1、電磁駆動ユニット2及び保持ユニット3が一体的に組み付けられて、比例電磁弁の組み付けが完了する。
その後、バネ受け部材100の捩じ込み量が調整されて、ロックナット110によりロックされ、圧縮コイルバネ90の設定荷重が所望の値に調整される。
上記の作業手順は、一例であって、これに限定されるものではなく、その他の手順を採用することができる。
次に、上記比例電磁弁が、ガス給湯器のシステムに組み込まれた状態での動作について説明する。
先ず、作動停止の状態において、電磁弁Vi,Voは閉弁し、ソレノイドコイル60は非通電で、図4に示すように、弁体30は、弁座11dに着座して閉弁した休止位置にある。
この停止状態から、制御機器により燃焼動作の開始信号が発せられると、電磁弁Vi,Voが適宜開弁されると共に、ソレノイドコイル60が通電されて、プランジャ40の駆動力が作用し、弁体30は、図5に示すように弁座11dからリフトして開弁する。
そして、制御信号に応じて、ソレノイドコイル60の通電がPWM制御されて、要求される弁開度に調整される。
尚、弁体30が、図6に示すように最大リフトすると、ストッパ12cに当接してそれ以上の移動が規制される。
一方、制御機器により燃焼停止の信号が発せられると、電磁弁Vi,Voが適宜閉弁されると共に、ソレノイドコイル60が非通電とされて、プランジャ40の駆動力が作用しなくなり、弁体30は、図4に示すように、自重により弁座11dに着座して閉弁する。
図10は、図8及び図9に示す実施形態におけるプランジャ40及びバネ受け部材100を、プランジャ140及びバネ受け部材200に変更した実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態において、プランジャ140は、略円柱状をなす可動鉄心であり、ガイドスリーブ50内に摺動自在に配置される形状をなし、上側当接部41、バネ受け面142、位置決め部143、下側当接部144、肉抜き部45を備えている。
バネ受け面142は、軸線Sを中心とする円形の平坦面として形成され、圧縮コイルバネ90の上端部91を受ける。
位置決め部143は、軸線Sを中心とする円環状凹部の内側面により画定され、圧縮コイルバネ90の上端部91が軸線Sに対して水平方向に位置ずれしないように位置決めする役割をなす。
このように、位置決め部143で圧縮コイルバネ90の上端部91を位置決めすることにより、圧縮コイルバネ90の位置ずれや倒れを防止できる。
下側当接部144は、バネ受け面142から軸線S方向の下向きに突出する円筒状に形成され、バネ受け部材200に形成された規制部としての円環状突部203に離脱可能に当接するように形成されている。
バネ受け部材200は、樹脂材料を用いて形成され、バネ受け面201、位置決め部202、規制部としての円環状突部203、雄ネジ部104、頭部105を備えている。
バネ受け面201は、軸線Sを中心とする円形の平坦面として形成され、軸線S方向において圧縮コイルバネ90の下端部92を受ける。
位置決め部202は、軸線Sを中心とする円環状凹部の内側面により画定され、圧縮コイルバネ90の下端部92が軸線Sに対して水平方向に位置ずれしないように位置決めする役割をなす。
このように、位置決め部202で圧縮コイルバネ90の下端部92を位置決めすることにより、圧縮コイルバネ90の位置ずれや倒れを防止できる。
円環状突部203は、バネ受け面201から軸線S方向の上向きに突出する円筒形状に形成されており、プランジャ140の下側当接部144と離脱可能に当接する。
そして、バネ受け部材200は、筒部材80に固定されて圧縮コイルバネ90を受けると共に、バネ受け部材200に形成された円環状突部203は、プランジャ140が圧縮コイルバネ90を圧縮する方向において所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部として機能する。
すなわち、規制部としての円環状突部203は、プランジャ140が圧縮コイルバネ90の密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように設定されている。
これによれば、プランジャ140が所定ストロークを超えて移動しないように円環状突部203により規制されるため、運搬等の際に比例電磁弁が外部から振動を受けた場合にプランジャ140が過移動するのを防止できる。それ故に、過移動によるプランジャ140と他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止できる。
また、プランジャ140が圧縮コイルバネ90に及ぼす圧縮力を抑制することができ、圧縮コイルバネ90の反力による振動の増幅を防止できる。
特に、プランジャ140の移動が、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように規制されるため、比例電磁弁が外部から振動を受けても、圧縮コイルバネ90の過圧縮によるヘタリや倒れを防止できる。その結果、バネ特性や設定荷重を所期の設定状態に維持することができる。
さらに、規制部としての円環状突部203がバネ受け部材200に形成されているため、バネ受け部材200の捩じ込み量が変動しても、バネ受け部材200の圧縮コイルバネ90を受ける位置(バネ受け面201)から円環状突部203の上端面までの距離を一定に維持することができる。
それ故に、設定荷重を変更しても、上記の所定ストロークを、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しない長さに維持することができる。
その他、前述の実施形態と同様の作用効果が得られる。尚、比例電磁弁の動作は前述と同様である。
図11ないし図13は、図7ないし図9に示す実施形態における筒部材80及びバネ受け部材100を、筒部材180及びバネ受け部材210に変更した実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態において、筒部材180は、樹脂材料を用いて略円筒状に形成され、鍔部81、2つの位置決め部82、嵌合内壁部83、内壁面に形成された雌ネジ部184、背圧孔185aを画定するパイプ部185、拡大内径面186、環状段差面187を備えている。
雌ネジ部184は、バネ受け部材210の雄ネジ部214が螺合されるものであり、圧縮コイルバネ90の設定荷重を調整可能とする範囲に亘って形成されている。
背圧孔185aは、ガイドスリーブ50の内部通路及びプランジャ40の肉抜き部45を通して、背圧室11jをガス給湯器のシステム内の燃焼室に連通させる。すなわち、パイプ部185が、配管を介してガス給湯器の燃焼室に接続される。
拡大内径面186は、バネ受け部材210の頭部215を受け入れると共に頭部215に嵌め込まれたシールリングSr4を密接させるように形成されている。
環状段差面187は、バネ受け部材210の頭部215を当接させて、それ以上の捩じ込みを規制する役割をなす。
バネ受け部材210は、樹脂材料を用いて形成され、バネ受け面101、位置決め部102、規制部としての柱状突部103、雄ネジ部214、頭部215、頭部215の外周に形成された環状溝216を備えている。
雄ネジ部214は、圧縮コイルバネ90の設定荷重を調整可能とする範囲に亘って筒部材180の雌ネジ部184と螺合し得るように形成されている。
頭部215は、その下端面がバネ受け部材210を捩じ込むための工具を連結可能な形態に形成され、又、その外輪郭が筒部材180の拡大内径面186に挿入される寸法に形成されている。
そして、頭部215は、筒部材180の拡大内径面186に臨むように収容され、その軸線S方向の上端面が筒部材180の環状段差部187に当接することで、バネ受け部材210の捩じ込みが規制される。
環状溝216は、筒部材180の拡大内径面186と協働してシールするシールリングSr4を嵌め込めるように形成されている。
この実施形態によれば、バネ受け部材210が、筒部材180の内部に収容される形態に形成されているため、筒部材180の下方にバネ受け部材210が突出しない。
したがって、筒部材180の下方に近接させて他の部品を配置することができ、ガス給湯器のシステムにおいて、部品の集約化を達成することができる。
また、前述同様に、バネ受け部材210は、筒部材180に固定されて圧縮コイルバネ90を受けると共に、バネ受け部材210に形成された柱状突部103は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90を圧縮する方向において所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部として機能する。
ここでは、プランジャ40は、図12に示す休止位置から圧縮コイルバネ90を圧縮する方向に移動するとき、圧縮コイルバネ90が密着長さに圧縮される位置に至る前に、図13に示すように、プランジャ40が柱状突部103に当接し、プランジャ40の移動が規制される。
換言すれば、バネ受け部材210に形成された規制部としての柱状突部103は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90の密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように設定されている。
これによれば、プランジャ40が所定ストロークを超えて移動しないように柱状突部103により規制されるため、運搬等の際に比例電磁弁が外部から振動を受けた場合にプランジャ40が過移動するのを防止できる。それ故に、過移動によるプランジャ40と他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止できる。
また、プランジャ40が圧縮コイルバネ90に及ぼす圧縮力を抑制することができ、圧縮コイルバネ90の反力による振動の増幅を防止できる。
特に、プランジャ40の移動が、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように規制されるため、比例電磁弁が外部から振動を受けても、圧縮コイルバネ90の過圧縮によるヘタリや倒れを防止できる。その結果、バネ特性や設定荷重を所期の設定状態に維持することができる。
さらに、規制部としての柱状突部103がバネ受け部材210に形成されているため、バネ受け部材210の捩じ込み量が変動しても、バネ受け部材210の圧縮コイルバネ90を受ける位置(バネ受け面101)から柱状突部103の上端面までの距離を一定に維持することができる。
それ故に、設定荷重を変更しても、上記の所定ストロークを、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しない長さに維持することができる。
その他、前述の実施形態と同様の作用効果が得られる。
図14ないし図16は、図11ないし図13に示す実施形態における筒部材180及びバネ受け部材210を筒部材280及びバネ受け部材310に変更した実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態において、筒部材280は、樹脂材料を用いて略円筒状に形成され、鍔部81、2つの位置決め部82、嵌合内壁部83、内壁面に形成された雌ネジ部184、背圧孔185aを画定するパイプ部185、拡大内径面186、環状段差面187、規制部としての環状段差部288を備えている。
環状段差部288は、圧縮コイルバネ90を収容する内壁面から内側に突出する円環状に形成され、プランジャ40のバネ受け面42の外縁領域と離脱可能に当接する。
バネ受け部材310は、樹脂材料を用いて形成され、バネ受け面101、位置決め部312、雄ネジ部214、頭部215、頭部215の外周に形成された環状溝216を備えている。
位置決め部312は、軸線Sを中心として上方に突出する円柱突部として形成され、圧縮コイルバネ90の下端部92が軸線Sに対して水平方向に位置ずれしないように位置決めする役割をなす。
このように、位置決め部312で圧縮コイルバネ90の下端部92を位置決めすることにより、圧縮コイルバネ90の位置ずれや倒れを防止できる。
この実施形態によれば、バネ受け部材310が、筒部材280の内部に収容される形態に形成されているため、筒部材280の下方にバネ受け部材310が突出しない。
したがって、筒部材280の下方に近接させて他の部品を配置することができ、ガス給湯器のシステムにおいて、部品の集約化を達成することができる。
また、筒部材280に形成された環状段差部288は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90を圧縮する方向において所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部として機能する。
ここでは、プランジャ40は、図15に示す休止位置から圧縮コイルバネ90を圧縮する方向に移動するとき、圧縮コイルバネ90が密着長さに圧縮される位置に至る前に、図16に示すように、プランジャ40が環状段差部288に当接し、プランジャ40の移動が規制される。
換言すれば、筒部材280に形成された規制部としての環状段差部288は、プランジャ40が圧縮コイルバネ90の密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように設定されている。
これによれば、プランジャ40が所定ストロークを超えて移動しないように環状段差部288により規制されるため、運搬等の際に比例電磁弁が外部から振動を受けた場合にプランジャ40が過移動するのを防止できる。それ故に、過移動によるプランジャ40と他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止できる。
また、プランジャ40が圧縮コイルバネ90に及ぼす圧縮力を抑制することができ、圧縮コイルバネ90の反力による振動の増幅を防止できる。
特に、プランジャ40の移動が、密着長さを超えて圧縮コイルバネ90を過圧縮しないように規制されるため、比例電磁弁が外部から振動を受けても、圧縮コイルバネ90の過圧縮によるヘタリや倒れを防止できる。その結果、バネ特性や設定荷重を所期の設定状態に維持することができる。
さらに、プランジャ40の移動を規制する規制部としての環状段差部288は、筒部材280の内壁に形成されているため、バネ受け部材310に対する衝撃力の影響を抑制ないし防止でき、プランジャ40の衝撃力を確実に受け止めることができる。
上記実施形態においては、プランジャ40を鉛直方向の上向きに付勢する圧縮コイルバネ90を備えた比例電磁弁を示したが、これに限定されるものではなく、圧縮コイルバネが不要な構成においても、規制部を採用することでプランジャの過移動を防止できる。
それ故に、過移動によるプランジャと他部品との衝突や衝撃力による変形や位置ずれを防止でき、所期の性能及び特性を維持することができる。
上記実施形態においては、プランジャの移動を規制する規制部として、バネ受け部材100,210に形成された柱状突部103、バネ受け部材200に形成された円環状突部203、又は、筒部材280に形成された環状段差部288を示したが、これに限定されるものではなく、プランジャが所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部であれば、その他の形態を採用してもよい。
上記実施形態においては、流体の通路及び弁座を画定するハウジングとして、ハウジング本体11、ハウジングカバー12、及びハウジングカバー13により構成されるハウジング10を示したが、これに限定されるものではなく、その他の形態を採用することができる。
上記実施形態においては、ヨークとして、アウターヨーク71、インナーヨーク72、エンドヨーク73により構成されるヨーク70を示したが、これに限定されるものではなく、その他の構成又は形態をなすヨークを採用してもよい。
以上述べたように、本発明の比例電磁弁は、プランジャの過移動を防止して所期の機能及び特性を維持できるため、ガス流体の流量を制御する比例電磁弁として適用できるのは勿論のこと、その他の流体の流量を制御するシステムにおいても有用である。
S 軸線
2 電磁駆動ユニット
10 ハウジング
11 ハウジング本体(ハウジング)
12 ハウジングカバー(ハウジング)
13 ハウジングカバー(ハウジング)
11c 通路
11d 弁座
12c ストッパ
20 ダイヤフラム
30 弁体
40 プランジャ
43 位置決め部
80 筒部材
90 圧縮コイルバネ
91 上端部(一端部)
92 下端部(他端部)
100 バネ受け部材(調整ネジ)
102 位置決め部
103 柱状突部(規制部)
140 プランジャ
143 位置決め部
180 筒部材
200 バネ受け部材(調整ネジ)
202 位置決め部
203 円環状突部(規制部)
210 バネ受け部材(調整ネジ)
280 筒部材
288 環状段差部(規制部)
310 バネ受け部材(調整ネジ)
312 位置決め部

Claims (13)

  1. 流体の通路及び前記通路の途中における弁座を画定するハウジングと、
    前記弁座よりも上流側において前記通路に面するように前記ハウジング内に配置され調圧作用を及ぼすダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムと連動すると共に前記弁座に対して着座及び離脱可能に移動する弁体と、
    前記弁体に係合して駆動力を及ぼすプランジャを含む電磁駆動ユニットと、を備え、
    前記プランジャが所定ストロークを超えて移動するのを規制する規制部を含む、
    ことを特徴とする比例電磁弁。
  2. 前記プランジャを前記弁体に向けて付勢する圧縮コイルバネを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の比例電磁弁。
  3. 前記規制部は、前記プランジャが前記圧縮コイルバネを圧縮する方向において、前記所定ストロークを超えて移動するのを規制するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の比例電磁弁。
  4. 前記所定ストロークは、前記圧縮コイルバネの密着長さを超えて前記圧縮コイルバネを過圧縮しないように設定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の比例電磁弁。
  5. 前記圧縮コイルバネを伸縮自在に収容する筒部材と、前記筒部材に固定されて前記圧縮コイルバネを受けるバネ受け部材を含む、
    ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか一つに記載の比例電磁弁。
  6. 前記バネ受け部材は、前記圧縮コイルバネの設定荷重を調整し得るべく前記筒部材に螺合された調整ネジである、
    ことを特徴とする請求項5に記載の比例電磁弁。
  7. 前記規制部は、前記バネ受け部材に形成されている、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の比例電磁弁。
  8. 前記規制部は、前記筒部材の内壁に形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の比例電磁弁。
  9. 前記規制部は、環状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の比例電磁弁。
  10. 前記規制部は、前記バネ受け部材の軸線を通る柱状突部として形成されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の比例電磁弁。
  11. 前記プランジャは、前記圧縮コイルバネの一端部を位置決めする位置決め部を有し、
    前記バネ受け部材は、前記圧縮コイルバネの他端部を位置決めする位置決め部を有する、
    ことを特徴とする請求項5ないし10いずれか一つに記載の比例電磁弁。
  12. 前記筒部材及び前記バネ受け部材は、樹脂材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項5ないし11いずれか一つに記載の比例電磁弁。
  13. 前記ハウジングは、前記弁体が前記弁座から離れた最大流量位置において、前記弁体の移動を規制するストッパを有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし12いずれか一つに記載の比例電磁弁。


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