JP2020044185A - 遊技機 - Google Patents

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恭兵 石原
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Abstract

【課題】有利な状態が過度に継続するのを防止しつつ、遊技者が不満に感じない遊技性を備える遊技機を提供する。【解決手段】スロットマシン1は、有利なボーナス遊技状態RBBへの直接移行が可能である初期RTにおいて、「CBB_1」、「CBB_2」に当選したときに、当該ゲームで入賞しなかった場合は、ボーナス遊技状態RBBに直接移行する可能性がないCBB内部中に移行する。CBB内部中は、3択チャンス時に正解のタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rを操作すると、初期RT(RT0)に移行可能となる。また、有利区間で報知権利がある場合は、初期RTの維持や、CBB内部中に転落するのを回避するための有利な報知が行われる。有利区間は強制終了となる前の所定数のメダルの増加があると、有利な報知が規制される。当該報知が規制された状態では、液晶表示器27にその旨が特定可能な演出が行われる。【選択図】図15

Description

本発明は、可変表示列が停止したときの図柄組合せに応じて遊技媒体が払い出される遊技機に関する。
遊技機の一例であるスロットマシンでは、例えば、ボーナス遊技状態などのメダルが増加する遊技状態と、通常遊技状態などのメダルが減少する遊技状態とが設定され、所定に移行条件の成立により遊技状態が移行することで遊技が進行する。例えば、特許文献1に記載の遊技機では、遊技状態として、BB遊技状態と、BB持越し有りと、ボーナス持越し無しと、MB中と、MB持越し有りとがあり、これらのうち、BB遊技状態はメダルが増加する遊技状態、MB中はメダルの増減がない遊技状態として設定されている。ボーナス持越し無しでは、MB1またはMB2に内部当選し、当該ゲームでこれらの役に入賞しなかった場合は、MB持越し有りに移行し、当該ゲームで入賞するとMB中に移行する。MB持越し有りでは、持ち越しているボーナス役(MB1またはMB2)に入賞するとMB中に移行する。MB中は3枚を超えるメダルの払い出しがあると終了し、遊技状態がボーナス持越し無しに移行する。
また、ボーナス持越し無しでBB1またはBB2に内部当選し、当該ゲームでこれらの役に入賞しなかった場合は、BB持越し有りに移行し、当該ゲームで入賞するとBB遊技状態に移行する。BB遊技状態では、所定数を超えるメダルの払い出し(BB1は285枚、BB2は120枚)があると終了し、遊技状態がボーナス持越し無しに移行する。
なお、MB持越し有りでは、メダルが増加する遊技状態(BB遊技状態)への移行にかかるボーナス役(BB1、BB2)に当選しないようになっている。また、当該遊技状態では、所定役の当選時にストップスイッチの押し順および押下タイミングが正解しなければ、持ち越しているボーナス役(MB1またはMB2)に入賞させることができない。そのため、MB持越し有りでは、所定役の当選時に押し順および押下タイミングに正解し、MB中に移行させなければ、メダルが減り続けることになる。
一方、ボーナス持越し無しでは、メダルが減少する遊技状態ではあるものの、メダルが増加するBB遊技状態への移行にかかるボーナス役(BB1、BB2)に当選可能な遊技状態であるため、MB持越し有りよりも有利な遊技状態である。特許文献1に記載の遊技機では、所定の報知条件が成立している状態では、MB持越し有りで所定役に当選した場合は、持ち越しているボーナス役(MB1、MB2)に入賞可能な正解の操作態様が報知される。また、所定の報知条件が成立している状態では、ボーナス持越し無しでボーナス役(MB1、MB2)に当選した場合に、当選しているボーナス役に入賞可能な情報が報知される。したがって、引用文献1の遊技機では、ボーナス持越し無しと、BB遊技状態とがループすることによりメダルが増加する連荘ゾーンが構成されている。
引用文献1に記載の遊技機によれば、所定の報知条件が成立している状態では、連荘ゾーンを維持する報知が継続するため、遊技者に有利な状態が過度に継続するおそれがある。そこで、報知による有利な状態が過度に継続しないように構成された遊技機も提案されている。
例えば、特許文献2に記載の遊技機では、有利な報知が行われるゲーム数が上限に到達すると、その後の報知を行わないようにし、有利な状態が長期に継続して遊技者に過度の射幸心を煽るのを防止している。
特開2017−196238号公報(段落0126〜0166、図11等参照) 特開2018−23428号公報(段落0739〜0756等参照)
特許文献1に記載の遊技機において、特許文献2のような報知期間に上限を設けると、過度に有利な状態の継続をさけることができるとも思われるが、特許文献1の遊技機ではボーナス持越し無しにおいて、有利な報知が行われなくても、ボーナス役(MB1、MB2)に当選する前にBB遊技状態の移行にかかるボーナス役(RBB1、RBB2)に当選すると、上限に到達後も連荘ゾーンが継続することになる。そのため、報知期間の上限後であってもさらにメダルが増加する場合があり、十分な対策とはならないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、有利な状態が過度に継続するのを防止しつつ、遊技者が不満に感じない遊技性を備える遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、複数種類の図柄を可変表示するリールを複数有する表示手段と、前記リールそれぞれの可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、全ての前記リールが停止したときの図柄組合せに応じて遊技者に遊技用価値を付与する遊技機において、特定役と、所定役とを含む複数の役のいずれに当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、前記遊技用価値が増加する有利な第1遊技状態と、前記遊技用価値が減少する不利な第2遊技状態と、前記第1遊技状態と前記第2遊技状態のどちらにも移行可能な所定遊技状態とを含む複数の遊技状態間の移行を制御する遊技状態移行制御手段と、前記停止操作手段の操作態様を報知可能な報知手段と、前記報知手段による報知を許容する有利区間と、前記報知手段による報知を許容しない非有利区間との間の移行を制御する区間移行制御手段と、前記報知手段による報知を制御する報知制御手段と、遊技の進行に合わせた演出を行う演出実行手段とを備え、前記第2遊技状態からは前記第1遊技状態に移行できないことから、前記所定遊技状態は前記第2遊技状態よりも有利な遊技状態であり、前記遊技状態移行制御手段は、前記所定遊技状態において前記特定役に当選したときに、前記停止操作手段が前記特定役に応じた特定操作態様で操作されなければ前記第2遊技状態に移行させ、前記第2遊技状態において前記所定役に当選したときに、前記停止操作手段が前記所定役に応じた所定操作態様で操作されると、再度前記第2遊技状態に移行する前に前記所定遊技状態を経由する遊技状態に移行させるが、前記所定操作態様で操作されなければ前記第2遊技状態を維持し、前記区間移行制御手段は、前記有利区間において所定の終了条件を満たすか、少なくとも前記所定の終了条件を満たすことなく当該有利区間において前記遊技用価値が規定量増加すると、当該有利区間を終了して前記非有利区間に移行させ、前記報知制御手段は、前記有利区間において特定条件を満たしているときであって、前記遊技用価値の増加量が前記規定量よりも少ない特定量を超えていないときは、前記特定役に当選したときに、前記報知手段で前記特定操作態様を報知するか、前記所定役に当選したときに、前記報知手段で前記所定操作態様を報知するか、の少なくとも一方の報知制御を行うことにより、前記所定遊技状態の前記特定役の当選時に前記第2遊技状態への移行の回避を幇助する、または、前記第2遊技状態の前記所定役の当選時に前記所定遊技状態に移行するのを幇助し、前記有利区間において前記遊技用価値の増加量が前記特定量を超えているときは、前記特定条件を満たしているか否かにかかわらず前記報知制御を禁止することにより、前記所定遊技状態から前記第2遊技状態に移行しやすくし、当該禁止後に前記遊技用価値が前記規定量を超えるのを抑制し、
前記演出実行手段は、当該有利区間において増加した前記遊技用価値が前記特定量を超えた場合は特殊演出を実行することを特徴としている。
この構成によれば、有利区間が終了する規定量より少ない特定量に到達すれば所定遊技状態の維持または移行を幇助する報知が行われなくなるため、有利な状態が過度に継続するのを防止できる。また、特定量に到達するまでは所定遊技状態への移行や維持の報知が行われるため、特定量に到達するまでの遊技を安心して楽しむことができる。また、報知停止は、有利区間が終了する規定量よりも少ない特定量に到達したときに行われるため、報知停止後に所定遊技状態と有利な第1遊技状態とがループしても、有利区間の終了する規定量に到達し難くすることができる。さらに、有利区間において遊技用価値の増加量が特定量に到達した場合は、特殊演出が実行されるため、遊技用価値の増加量が特定量に到達したことを認識できるとともに、その後の遊技用価値の増加は、自身の停止操作手段の操作態様の選択により決定されることを認識でき、より遊技性に対する興趣が向上する。また、報知が終了しても、自力で有利な状態の継続が可能であるため、報知終了することによる遊技者の不満を抑えることができる。
また、前記特殊演出は、前記有利区間において前記遊技用価値の増加量が前記特定量を超えてから、当該有利区間が終了するまで継続するようにしてもよい。
この構成によれば、遊技者は、報知が発生せず、遊技者の選択により遊技用価値の増加させる状態であることを確実に認識でき、興趣が向上する。
また、前記所定の終了条件は複数あり、前記有利区間は、前記所定の終了条件のいずれかを満たすと終了し、前記所定の終了条件の一つに、前記所定遊技状態から前記第2遊技状態への移行があってもよい。
所定遊技状態で有利区間が終了し、当該所定遊技状態で再度有利区間に移行すると、不利な第2遊技状態に移行せずに所定遊技状態が維持されることになるが、有利区間での遊技用価値の増加量は当該有利区間が終了するとクリアされるため、遊技者に過度に有利となるおそれがある。しかしながら、この構成によれば、有利区間は、所定遊技状態から第2遊技状態に移行するまでは継続するため、有利な状態が過度に継続するのを防止できる。
また、前記報知制御手段は、前記非有利区間から前記有利区間に移行したときの遊技状態が前記所定遊技状態であった場合、当該所定遊技状態から前記第2遊技状態に移行するまでの間は前記報知制御を禁止してもよい。
この構成によれば、例えば、所定遊技状態で遊技用価値が規定量増加し、有利区間が終了し、当該所定遊技状態で再度有利区間に移行した場合において、第2遊技状態に移行せずに所定遊技状態が維持されるのを防止できるため、遊技者に過度の射幸心を煽るのを防止できる。
また、前記第1遊技状態は前記遊技用価値が増加するボーナス遊技状態であり、前記区間移行制御手段は、前記第1遊技状態に移行したときに前記非有利区間であった場合は、前記有利区間に移行させてもよい。
この構成によれば、遊技用価値の有利区間での増加量に、第1遊技状態での増加量が確実に含まれるため、有利な状態が過度に継続するのを確実に防止できる。
本発明の一実施形態にかかるスロットマシンの斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 メイン制御基板およびサブ制御基板の機能を示す機能ブロック図である。 遊技を説明するための図である。 役と入賞図柄との関係および入賞時の配当を示す図である。 役と入賞図柄との関係および入賞時の配当を示す図である。 役と入賞図柄との関係および入賞時の配当を示す図である。 役グループと構成役との関係を示す図である。 役グループと構成役との関係を示す図である。 役グループと構成役との関係を示す図である。 当選役グループと、抽選対象となる遊技状態との関係を示す図である。 ボーナス遊技状態CBBへの移行にかかる正解操作タイミングを説明するための図である。 操作タイミングが不正解であったときの停止図柄を示す図である。 報知の有無を説明するための図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態に係る遊技機の一例であるスロットマシン1について、図1〜図15を参照して説明する。
(構成)
スロットマシン1の構成の概略について図1および図2を参照して説明する。
本実施形態におけるスロットマシン1は、筐体3の前面開口が前面扉5により開閉自在に閉塞され、この前面扉5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設され、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。そして、正面板9には横長矩形の表示窓11が設けられ、表示窓11の内側には、複数種類の図柄を予め定められた順序で可変表示する回転リールから成る左・中・右リール13L,13M,13Rが配置されている。この左・中・右リール13L,13M,13Rにより、複数種類の図柄を可変表示する複数の可変表示列を有する表示手段が形成されており、左・中・右リール13L,13M,13Rの夫々が1つの可変表示列を形成する。
ここで、図2(a)に示すように、左・中・右リール13L,13M,13Rには、例えば「R7(赤7)」、「G7(緑7)」、「BR(バー)」、「RP(リプレイ)」、「C1(コイン1)」、「C2(コイン2)」、「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BE(ベル)」、「MD(ブランク)」を含む複数種類の図柄が合計20個、所定の配列でそれぞれ設けられている。また、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの各図柄それぞれには、0番から19番までのコマ番号が順に付され、例えばコマ番号0番から19番までの図柄が印刷されたリールテープがリールの周面に貼り付けられて、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれが形成されている。また、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれが回転すると、コマ番号19番、18番、…、0番、19番、…の予め定められた順に複数の図柄がそれぞれ表示窓11に可変表示される。
そして、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転が停止したときに、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれについて3個ずつで合計9個の図柄が表示窓11から覗くように設定され、具体的には1つのリールにつき上段、中段および下段に各1個の3個ずつ、左・中・右リール13L,13M,13Rで合計9個が表示窓11を通して表示される。すなわち、左・中・右リール13L,13M,13Rの全てが停止すると、縦3列横3行に配列された合計9個の図柄が表示窓11に停止表示されることになる。この実施形態では、表示窓11に表示される各図柄のうち、左リール13Lの下段図柄、中リール13Mの下段図柄、右リール13Rの下段図柄で構成される一ライン(下段ライン)が入賞ラインとなり、入賞ラインに当選役の図柄が揃った状態で左・中・右リール13L,13M,13Rが停止すれば入賞となる。
ここで、図3に示すように、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれには、それぞれがステッピングモータにより構成される左・中・右リールモータ14L,14M,14Rが連結され、左・中・右リール13L,13M,13Rがそれぞれ独立して回転駆動される。
また図1に戻って、操作板7には、遊技者が内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル(遊技用価値)投入を指示するためのベットスイッチ15、遊技者がクレジットメダルから1ゲーム(遊技)あたりの規定枚数の最大投入枚数(3枚に設定されている)のメダル投入を指示するための最大ベットスイッチ17、遊技者が各リール13L,13M,13Rを回転させて各図柄の可変表示を開始させるための操作を行うレバー状のスタートスイッチ19、遊技者が左・中・右リール13L,13M,13Rの回転をそれぞれ停止させて各図柄の可変表示を停止させるための操作を行う左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれに対応した左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R(本発明の「停止操作手段」に相当)、遊技者がクレジットメダルの払い出しを指示するための精算スイッチ23、およびメダル投入口25が設けられている。なお、本実施形態では、1ゲーム(遊技)に必要なメダル投入数(規定枚数)は、3枚の1種類が設定されているものとする。このように、遊技用価値を用いて遊技を行うことが可能になっている。なお、本実施形態では遊技用価値としてメダルを用いるスロットマシン1を本発明にかかる遊技機の一例として説明するが、メダルに限らず、他の遊技媒体や電子的なデータを遊技用価値として用いる遊技機に本発明を適用してもよい。
また、正面板9の上方のほぼ中央には、動画などを表示して遊技者に当選や入賞などを告知したり、入賞させるのに必要な左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様を報知したりする演出を行うための液晶表示器27(本発明の「報知手段」および「演出実行手段」に相当)が設けられ、液晶表示器27のすぐ上方には、各種の入賞図柄が表示された説明パネル29が設けられ、液晶表示器27および説明パネル29の左右には、音楽や音声などによる演出を行うためのスピーカ31L,31Rがそれぞれ設けられている。なお、後述するメダル払出口39の左右にもスピーカ31L,31Rがそれぞれ設けられている。
さらに、説明パネル29およびスピーカ31L,31Rの上辺には中央ランプ部33Mが配設され、その左右には左・右ランプ部33L,33Rがそれぞれ配設されている。中央・左・右ランプ部33M,33L,33Rには、それぞれ発光ダイオードなどの光源が配設されている。これらの中央・左・右ランプ部33M,33L,33Rは一体的に形成され、遊技者に当選や入賞を告知するなどの演出を行うための上部ランプ部33を構成している。
また、操作板7の下方には、装飾画などが表示された下部パネル35が設けられ、この下部パネル35の左右には、それぞれ複数の光源が例えば2列に並んで配置された下部ランプ部37L,37Rが設けられている。また、下部パネル35の下方には、メダル払出口39や、このメダル払出口39から払い出されるメダルを受けるメダル受け41が設けられている。また、正面板9の右下隅には、3つのリールに対する入賞ラインの位置を示す図形(図示省略)が描かれ、正面板9の左下隅には図3のメイン制御基板63に搭載されたCPU61による表示制御を受けて、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器45、メダルの払出枚数を表示する払出表示器46が配設されている。このクレジット表示器45は、例えば2個の7セグメントディスプレイで構成され、2桁の貯留枚数(最大で50枚)が表示可能になっている。また、払出表示器46は、例えば2個の7セグメントディスプレイで構成され、2桁の払出枚数が表示可能になっている。なお、7セグメントディスプレイは、棒状に形成されるとともに、「8」の字状に配列された7つのセグメントと、小数点となる小さな丸い1つのセグメントDPとが組み合わされた計8つのセグメントを有するものであり、各セグメントは発光ダイオードにより構成されている。なお、払出表示器46は、発生したエラーに対応するエラーコードの表示にも用いられる。
クレジット表示器45の上方には、有利区間ランプ47が配設されている。有利区間は、当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」の当選時に入賞図柄を特定可能な情報を報知したり、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時に入賞し得る当選役(役名称)を特定可能な情報を報知したりすることが許容された区間であり、有利区間ランプ47の点灯により、有利区間であることが報知される。この実施形態では、有利区間中に必ず有利区間ランプ47が点灯する訳ではなく、有利区間に移行してから、所定の点灯条件が成立したときに点灯する。ただし、一旦有利区間ランプ47が点灯した後は、当該有利区間が終了して非有利区間に移行するまでは点灯が維持される。なお、所定の点灯条件は、有利区間に移行すると決定されてから、有利区間に移行後に初めてストップスイッチ21L,21M,21Rの有利な操作態様が報知されるゲームにおいて、当該ゲームのストップスイッチ21L,21M,21Rの操作が有効になる前までであれば、適宜設定できる。なお、有利区間ランプ47を個別に設ける代わりに、払出表示器46のセグメントDPを有利区間ランプとして用いてもよい。
また、正面板9の表示窓11の下方には、左ストップスイッチ21L,中ストップスイッチ21M,右ストップスイッチ21Rを操作する順番や、役抽選の結果など、メイン制御基板63の制御に関する情報を報知(表示)するための報知用表示器60(本発明の「報知手段」に相当)が配設されている。報知用表示器60は、例えば2個の7セグメントLEDを備えている。したがって、両7セグメントLEDそれぞれが有する各セグメントの点灯態様を変化させることによって、例えば、当選役(当選役グループ:役抽選結果)、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作順序や操作タイミング等の操作様態を報知できるように構成されている。
また、各リール13L,13M,13Rを支持する支持枠体が、筐体3内の後壁に固定されている。筐体3内の支持枠体の下方には、メダルをメダル払出口39に排出するためのホッパーユニット43(図3参照)が配設されている。また、メダル投入口25付近の裏面側には、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して正規のメダルのみをホッパーユニット43に導くメダルセレクタ48(図3参照)が配設されている。なお、筐体3内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ48において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット43から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口39から払い出される。具体的には、メダルセレクタ48には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの駆動によるレール部の作動により、メダル投入口25から投入されたメダルをホッパーユニット43内に貯留させる通路と、メダル払出口39からメダル受け41へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口25から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け41へ払い出すかの切り換えをすることができる。ただし、例えばメダルの貯留枚数が最大貯留枚数になった場合やゲーム中は、キャンセルコイルの駆動によるレール部の作動が行われずにメダル投入口25に投入されたメダルがメダル払出口39に排出され、これら以外の場合は、図3のメイン制御基板63に搭載されたメインCPU61による駆動制御を受けたキャンセルコイルの駆動によってレール部が作動し、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して正規のメダルのみをホッパーユニット43に導く。
図3に示すように、筐体3内部のメダル投入口25近傍にあるメダルセレクタ48部分に投入センサ53が設けられ、投入センサ53はメダル投入口25に投入されたメダルを1枚ずつ検出する。この投入センサ53は、セレクタセンサA、セレクタセンサB、セレクタセンサCの3つがメダルの通路に設けられて形成されており、投入されたメダルをセレクタセンサC、セレクタセンサA、セレクタセンサBの順序及び所定の範囲の時間の間隔(タイミング)で検知するように配置されている。そして、ホッパーユニット43の出口には払出センサ54が設けられ、払出センサ54はメダル払出口39に払い出されるメダルを1枚ずつ検出する。この払出センサ54は、払出センサAと、払出センサBとの2つが所定距離を開けて配置されている。正常な状態でのメダル通過時のタイミングチャートでは、ホッパーモータ57が駆動中(オン状態)のときに、両払出センサA,Bがオン状態に移行可能になっている。さらに、払出センサBは、オフ状態からオン状態へ2回移行するように設定され、払出センサBの1回目のオン状態の際に、払出センサAがオフ状態からオン状態へ移行し、払出センサBの2回目のオン状態の際に、払出センサAがオン状態からオフ状態へ移行するような配置に設定されている。
また、図3に示すように、操作ボックス50が設けられており、電源のON、OFFを切り換える電源スイッチ50a、キーシリンダー式の設定変更キースイッチ50b、押しボタン式の設定変更ボタン50c(リセットスイッチ)が設けられている。また、操作ボックス50は、筐体3の内部に配設されているため、前面扉5を開放しなければ、操作できないようになっている。なお、設定変更は、有利度の異なる複数の抽選テーブル671(図4参照)のうちのいずれか1つを、役抽選の際に選択するときに使用する当選確率の設定値(設定1から設定6)を設定するための処理である。
また、図3に示すように、設定値表示器56が設けられており、設定値表示器56は例えば1個の7セグメントディスプレイで構成され、1桁の当選確率の設定値(具体的には、1〜6の6段階)を表示するものである。なお、7セグメントディスプレイは、棒状に形成されるとともに、「8」の字状に配列された7つのセグメントと、小数点となる小さな丸い1つのセグメントとが組み合わされた計8つのセグメントを有するものであり、各セグメントは発光ダイオードにより構成されている。この設定値表示器56には、スロットマシン1の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、筐体3の内部、詳しくは、前面扉5の背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は消去される。
また、図3に示すように、扉センサ(扉開閉用スイッチ)58が設けられており、扉センサ58は筐体3側に設置されているものであって、前面扉5が閉じているか否かを検知するためのセンサである。例えば、この扉センサ58は、前面扉5が閉塞している場合に、前面扉5の背面と扉センサ58の前面とが近接することで接触センサによりオン状態(ON状態)となり、前面扉5が開放するに従って前面扉5の背面が扉センサ58の前面から離間して接触センサによりオフ状態(OFF状態)となる。もちろん、接触センサに限定されるものではなく、光センサや磁気センサ等により前面扉5の開閉を検知するようにしてもよい。
また、図3に示すように、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置をそれぞれ検出する左・中・右位置センサ55L,55M,55Rが設けられており、左・中・右位置センサ55L,55M,55Rは、例えば左・中・右リール13L,13M,13Rにそれぞれ設けられた突起部を検出するフォトインタラプタからなり、左・中・右リール13L,13M,13Rが回転すると、一周ごとに突起部を検出してその検出信号をメイン制御基板63のメインCPU61に出力する。本実施形態では、例えば左・中・右位置センサ55L,55M,55Rが突起部を検出したときに、それぞれコマ番号19番の図柄が表示窓11の中段に位置するように構成されている。
図3に示すホッパーモータ57はホッパーユニット43に配設され、その駆動によりメダルをメダル払出口39に向けて払い出すものである。また、オーバーフローセンサ57aは、ホッパーユニット43のメダルを貯留するメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板63のメインCPU61へ信号を出力するものである。
また、筐体3内部には、外部集中端子板59が設けられている。外部集中端子板59は、遊技データをスロットマシン1の外部に出力させるものであり、メイン制御基板63のメインCPU61と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板59は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ表示器)やホールコンピュータに接続されている。
また、図3に示すように、遊技の進行に関する制御を行うメインCPU61が実装されたメイン制御基板63と、メイン制御基板63から送信された情報に基づき遊技の進行に合わせた演出の制御を行うサブCPU71が実装されたサブ制御基板73とが別々に設けられており、メイン制御基板63からサブ制御基板73に対して各種のデータが一方向で送信される。なお、メイン制御基板63は、外部から不正にアクセスすることができないように、基板ケース内に収納された上、該基板ケースが痕跡を残さずに開放することができないように厳重に封印されている。また、基板ケースには、不正に開放されたことを確実に視認することができるように、種々の対策が講じられている。
そして、メイン制御基板63のRWM(リードライトメモリ)65は、メインCPU61内部の記憶容量であり、スロットマシン1の遊技状態などの遊技に関するデータを一時的に記憶するものである。また、メイン制御基板63のROM67は、メインCPU61内部の記憶容量であり、予め設定されたデータを含む遊技機用プログラム(スロットマシン1用のプログラム)を記憶する。
また、図3に示すように、メイン制御基板63には、4個の表示部品により構成される比率表示器(役比モニタ)69が設けられている。この比率表示器69は、筐体3の内部であって左・中・右リール13L,13M,13Rの上部位置に設置された基板ケース内のメイン制御基板63に搭載されて、前面扉5を開放したときに、外部から視認可能な位置に配置されている。そして、比率表示器69は、表示部品である4個の7セグメントディスプレイから成り、7セグメントディスプレイは、棒状に形成されるとともに、「8」の字状に配列された7つのセグメントと、小数点となる小さな丸い1つのセグメントとが組み合わされた計8つのセグメントを有するものであり、各セグメントは発光ダイオードにより構成されている。発光ダイオードの点灯、消灯を制御するためにメインCPU61によるスイッチ制御が行われ、発光ダイオードのアノードおよびカソードの少なくとも一方にはスイッチ経由でVDD、GNDが供給される。なお、比率表示器69には、例えば、所定期間における、役物払出枚数の、総払出枚数に対する百分率や、連続役物払出枚数の、総払出枚数に対する百分率、役物(RBB,CBB)が作動している遊技数の、総遊技数に対する百分率(役物滞在比率)が表示される。AT遊技が搭載された遊技機においては、AT役(押し順役)による払出枚数の、総払出枚数に対する百分率が表示されるようにしてもよい。
また、図3に戻って、上記したメイン制御基板63のメインCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM67に記憶された遊技機用プログラムを実行することにより、遊技の進行に関する処理を行う。そして、メインCPU61は、後述する役抽選手段103による抽選処理における役抽選結果に関するデータ、遊技者により操作される左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R、スタートスイッチ19等の操作に関するデータなどの種々のデータをコマンド形式でサブ制御基板73(サブCPU71)に送信する。
サブ制御基板73は、各種データを一時的に記憶するRWM部と、演出用の各種プログラムなどを記憶するROM部とを有するメモリ75を備えている。さらに、サブ制御基板73のサブCPU71はタイマ割込などの割込機能を有し、サブCPU71は、メインCPU61から送信されるスロットマシン1に関する各種のデータ(後述する役抽選手段103による抽選処理における役抽選結果、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R、スタートスイッチ19等の操作器具が操作されたか、などに関するデータ)に基づいてメモリ75に格納されたプログラムを実行することにより、遊技者に対して供すべき遊技に関連する演出の内容を決定する。また、サブ制御基板73のサブCPU71は、決定された演出の内容に基づいて、サブ制御基板73が有するI/Oポートを介して、スピーカ31L,31Rなどの演出機器の制御を行う。
(メイン制御基板)
次に、メイン制御基板63について、図4〜図12を参照して詳細に説明する。
図4に示すように、メイン制御基板63は、ROM67に格納されたプログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアが制御されることにより実現される種々の機能を備えている。
(1)遊技制御手段100
図4の遊技制御手段100は、予め設定された複数の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態においてスロットマシン1の遊技を制御するものであり、操作態様判定手段100aおよび遊技状態設定手段100bを備えている。具体的には、遊技制御手段100は、通常遊技状態(初期RT(RT0)、CBB内部中(RT2(CBB1F)、RT2(CBB2F)、RBB内部中(RT1(RBBF)))において一般的な遊技を実行し、ボーナス役(RBB、CBB1、CBB2)の入賞により移行する、通常遊技状態よりも有利なボーナス遊技状態(RBB、CBB1、CBB2)においてボーナス遊技を実行する。
a)操作態様判定手段100a
図4の操作態様判定手段100aは、スロットマシン1に対する遊技者の操作の有無や長押し等の態様を判定し、具体的には、ベットスイッチ15、最大ベットスイッチ17、スタートスイッチ19、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rなどの各種スイッチに対する遊技者による操作の態様や、メダル投入口25への遊技者によるメダルの投入操作の態様など、遊技者によるスロットマシン1に対する種々の操作の態様を判定する。
b)遊技状態設定手段100b
遊技状態設定手段100b(本発明の「遊技状態移行制御手段」に相当)は、役抽選手段103による役抽選処理の結果や、図柄判定手段107による有効ライン(中段ライン)上の図柄組合せの判定結果などに基づいて、予め設定された複数の遊技状態のうちのいずれか1つにスロットマシン1の遊技状態を設定するものである。
以下、図5を参照して遊技状態の移行について説明する。初期RT(RT0)では、再遊技役や小役のみならず、ボーナス役(「RBB1」〜「RBB5」、「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」)の役抽選が行われる。なお、この実施形態では、各遊技状態において、複数の役で構成される当選役グループごとに、当選確率を規定する抽選値が設定されており、当選役グループごとに役抽選の当否が判定される(図9〜図12参照)。例えば、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」(ボーナス役「RBB1」〜「RBB5」)の当選確率が約1/8、当選役グループ「CBB_1」および「CBB_2」(ボーナス役「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」)の当選確率の合算が約1/15になるように抽選値が設定されている。なお、各当選役グループの構成については、後述する。
図5に示すように、初期RT(RT0)において、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」(本発明の「特定役」に相当)に当選し、当該ゲームで構成役のいずれかに入賞した場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をボーナス遊技状態(RT4(CBB1)、RT4(CBB2))に設定し、遊技状態がボーナス遊技状態(RT4(CBB1)、RT4(CBB2))に移行する。また、この実施形態では、有利区間において報知権利が付与されている状態で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選した場合は、当該当選役グループの種類を特定可能な情報が液晶表示器27にて報知される。以下では、ボーナス遊技状態(RT4(CBB1))、ボーナス遊技状態(RT4(CBB2))をボーナス遊技状態CBBと称する場合もある。
ボーナス遊技状態CBBでは、1ゲームの賭け数が2枚に設定されている。また、ボーナス遊技状態CBBでは、再遊技役の当選確率が0%の状態であって、毎ゲーム全ての小役に当選している状態となる。そして、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、配当が2枚か3枚の小役(図8参照)のいずれかに入賞する。ボーナス遊技状態CBBは、所定のCBB終了条件が成立すると終了する。CBB終了条件が成立すると、遊技状態設定手段100bは遊技状態を初期RT(RT0)に設定し、遊技状態が初期RT(RT0)に移行する。なお、この実施形態では、所定のCBB終了条件として、「3枚を超えるメダルの払い出し」が設定されているが、適宜変更可能である。
なお、ボーナス遊技状態CBBは、1ゲームを行うのに必要なメダル数が2枚に設定されており、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、3枚または2枚の払い出しが必ず得られる。また、ボーナス遊技状態CBBの終了条件は「3枚を超えるメダルの払い出し」であるため、毎ゲームの払出枚数が2枚であろうと3枚であろうと、ボーナス遊技状態CBBは常に同じゲーム数(具体的には2ゲーム)で終了することとなる。この場合、ボーナス遊技状態CBBの2ゲームの全てで3枚の払い出しが得られれば有利となるため、遊技者の技術介入性が生まれ、遊技者の興趣が向上する。また、遊技者の操作タイミングによらず、ボーナス遊技状態CBBは、2ゲームで終了し、初期RT(RT0)に移行するため、遊技状態の移行が分かり易くなる。
初期RT(RT0)において、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選し、当該ゲームでいずれの構成役にも入賞しなかった場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をCBB内部中(RT2(CBB1F)、RT2(CBB2F))に設定し、遊技状態がCBB内部中(RT2(CBB1F)、RT2(CBB2F))に移行する。以下では、CBB内部中(RT2(CBB1F)、RT2(CBB2F))を、単にCBB内部中と称する場合もある。なお、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときに、当該当選役グループの構成役のいずれかに入賞する、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングが本発明の「特定操作態様」に相当する。
CBB内部中は、当選したボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)を持ち越している状態であり、初期RT(RT0)とは異なり、新たなボーナス役には当選しないようになっている。また、図12に示すように、CBB内部中は、ハズレがなく、再遊技役か小役のいずれかに必ず当選するようになっている。また、この実施形態では、全ての遊技状態において、再遊技役、小役、ボーナス役の順で優先入賞するようにリール制御が行われる。そのため、CBB内部中において小役や再遊技役に当選すれば、持ち越しているボーナス役の入賞よりも、当選している再遊技役や小役の入賞を優先させるリール制御が行われる。なお、詳細は後述するが、CBB内部中において、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」(本発明の「所定役」に相当)のいずれかに当選し、その当選役グループの構成役のいずれにも入賞できないタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作された場合にのみ、持ち越しているボーナス役に入賞するように構成されている。また、この実施形態では、有利区間において報知権利が付与されている状態で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合は、構成役のいずれにも入賞できないタイミングを特定可能な情報が液晶表示器27にて報知される。なお、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したときに、その当選役グループの構成役のいずれにも入賞できないストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングが本発明の「所定操作態様」に相当する。
CBB内部中において、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞した場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をボーナス遊技状態CBBに設定し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。ボーナス遊技状態CBBにおいて、上述のCBB終了条件が成立すると、遊技状態設定手段100bは、遊技状態を初期RT(RT0)に設定し、遊技状態が初期RT(RT0)に移行する。
初期RT(RT0)において、ボーナス役(当選役グループ「RBB」)に当選し、当該ゲームで構成役に入賞した場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をボーナス遊技状態(RT4(RBB_NOM)に設定し、遊技状態がボーナス遊技状態(RT4(RBB_NOM)に移行する。ボーナス遊技状態RBB(本発明の「第1遊技状態」に相当)は、ボーナス遊技状態(RT4(RBB_NOM))、ボーナス遊技状態(RT3(RBF))、ボーナス遊技状態(RT4(RB))で構成されており、ボーナス遊技状態(RT4(RBB_NOM))は、他の遊技状態からボーナス遊技状態RBBに移行したときの初期の遊技状態として設定されている。なお、以下では、ボーナス遊技状態(RT4(RBB_NOM)をRBB一般と称し、ボーナス遊技状態(RT3(RBF))をRB持越し状態と称し、ボーナス遊技状態(RT4(RB))をRB状態と称する場合もある。
RBB一般では、1ゲームの賭け数が3枚に設定されている。また、RBB一般では、再遊技役の当選確率が0%の状態であって、当選役グループ「RB」(ボーナス役)と、当選役グループ「ALL_1」〜「ALL_3」を除く全ての小役にかかる当選役グループが役抽選の対象となっている(図12参照)。なお、当選役グループ「BEA1」「BEB1」、「BEC1」〜「BEC2」、「BED1」〜「BED2」、「BEE1」「BEF1」「BEG1」「BEH1」〜「BEH3」のいずれかに当選した場合、初期RT(RT0)では、配当が少ない1枚役(構成役の一部)に優先入賞するようにリール制御が行われるのに対して、RBB一般では、配当が多い8枚役または4枚役(構成役の一部)に優先入賞するようにリール制御が行われる。
RBB一般において、ボーナス役「RB」に当選し、当該ゲームで当選役に入賞した場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をRB状態に設定し、遊技状態がRB状態に移行する。RB状態では、当選役グループ「ALL_1」〜「ALL_3」とハズレが役抽選の対象となっている(図12参照)。当選役グループ「ALL_1」は全ての小役が構成役となり、当選役グループ「ALL_2」は「ZKY1」が構成役となり、当選役グループ「ALL_3」は全ての1枚役(配当1枚の小役)が構成役となっている。詳細は後述するが、当選役グループ「ALL_1」に当選した場合は、構成役のうち、「BEA1」「BEB1」、「BEC1」〜「BEC2」、「BED1」〜「BED2」、「BEE1」「BEF1」「BEG1」「BEH1」〜「BEH3」のいずれかに必ず入賞するように構成されている。また、当選役グループ「ALL_2」は、構成役(15枚役)に必ず入賞するように構成されている。また、当選役グループ「ALL_3」は、いずれかの構成役(1枚役)に必ず入賞するように構成されている。
RB状態では、各1枚役の当選確率が初期RT(RT0)よりも高くなるように構成されている。RB状態の出玉率は100%未満(約50%)に抑えられている。RB状態は、所定のRB終了条件が成立すると終了する。RB終了条件が成立すると、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をRBB一般に設定し、遊技状態がRBB一般に移行する。なお、この実施形態では、所定のRB終了条件として、「12ゲームを消化するか、または、小役か増加役に8回入賞する」が設定されているが、適宜変更可能である。
なお、RB状態は、全ての小役の当選確率が、初期RT(RT0)の当選確率以上(同じ当選確率を含む)であって、少なくとも一部の小役の当選確率が、初期RT(RT0)よりも高くなっていればよく、例えば、全ての小役の当選確率が、初期RT(RT0)の当選確率よりも高くなっていてもよい。
RBB一般において、ボーナス役「RB」に当選し、当該ゲームで当選役に入賞しなかった場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をRB持越し状態に設定し、遊技状態がRB持越し状態に移行する。RB持越し状態は、初期RT(RT0)よりも再遊技役の当選確率が高く設定されている。また、RB持越し状態の小役の当選確率は、初期RT(RT0)と同じ当選確率に設定されている。ただし、当選役グループ「BEA1」「BEB1」、「BEC1」〜「BEC2」、「BED1」〜「BED2」、「BEE1」「BEF1」「BEG1」「BEH1」〜「BEH3」のいずれかに当選した場合、初期RT(RT0)では、配当が少ない1枚役(構成役の一部)に優先入賞するようにリール制御が行われ、RB持越し状態では、配当が多い8枚役または4枚役(構成役の一部)に優先入賞するようにリール制御が行われる。これにより、出玉率が100%を超える遊技状態となっており、所持メダルが増加する遊技者にとって有利な状態を構成する。なお、当選役グループ「RB」に当選した場合、各リール13L,13M,13Rのいずれかで図柄「G7(緑7)」を入賞ラインに引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rを操作すれば、「SFT」への入賞を回避することができる。
また、RB持越し状態では、左ストップスイッチ21Lを右ストップスイッチ21Rよりも先に操作する押し順の場合、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては当選役のいずれにも入賞させることができない場合があり、この場合は、持ち越しているボーナス役「RB」に入賞する可能性がある。RB持越し状態で持ち越しているボーナス役「RB」に入賞した場合、遊技状態設定手段100bは、遊技状態をRB状態に設定し、遊技状態がRB状態に移行する。一方、左ストップスイッチ21Lを右ストップスイッチ21Rよりも後に操作する押し順の場合は、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「RB」)に入賞しないように構成されており、一旦RB持越し状態に移行すれば、その後逆押し(右→中→左)を行えば、有利な状態であるRB持越し状態が継続することになる。具体的には、RB持越し状態で持ち越しているボーナス役(当選役グループ「RB」)に入賞する可能性があるのは当選役グループ「SP_02」に当選したときである。このとき、左ストップスイッチ21Lを右ストップスイッチ21Rよりも後に操作すると、当選役グループ「SP_02」の構成役の右リール13Rの入賞図柄である「RP(リプレイ)」が入賞ライン(下段)に停止するリール制御が行われる。右リール13Rにおいて、図柄「RP(リプレイ)」は、どのようなタイミングでストップスイッチ21Rが操作されても引き込み可能な位置に配置されているため、必ず右リール13Rの下段に図柄「RP(リプレイ)」が停止する。この時点で、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「RB」)の入賞が不可能となる。
ボーナス遊技状態RBBは、滞在している遊技状態がRBB一般、RB持越し状態、RB状態のいずれであっても、所定のRBB終了条件が成立すると終了する。RBB終了条件が成立すると、遊技状態設定手段100bは、遊技状態を初期RT(RT0)に設定し、遊技状態が初期RT(RT0)に移行する。なお、この実施形態では、所定のRBB終了条件として、「204枚を超えるメダルの払い出し」が設定されているが、適宜変更可能である。
このような構成によれば、本実施形態のゲーム性は、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBとのループを目指しつつ、初期RT(RT0)からCBB内部中に移行した場合は、持ち越しているボーナス役「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」に素早く入賞させ、再びボーナス遊技状態RBBへの移行が期待できる初期RT(RT0)に戻すというゲーム性となる。また、報知権利を獲得すると、初期RT(RT0)で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときは、当該ゲームでの入賞が容易となることから、CBB内部中に移行するのを回避できる。また、報知権利を獲得すると、CBB内部中で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」に当選したときは、持ち越しているボーナス役(「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」の入賞が容易となることから、早期に初期RT(RT0)に戻すことができる。
また、ボーナス遊技状態RBBに入賞した後は、RBB一般において、当選役グループ「RB」の当選時に構成役である「SFT」の入賞を意図的に回避し、有利なRB持越し状態で所持メダルを増やすというゲーム性となる。なお、初期RT(RT0)を経由せずに有利なボーナス遊技状態RBBに移行できないCBB内部中が本発明の「第2遊技状態」に相当し、有利なボーナス遊技状態RBBおよび不利なCBB内部中の両方に直接移行可能な初期RT(RT0)が本発明の「所定遊技状態」に相当する。
ここで、通常遊技の流れの一例について説明する。この実施形態では、スロットマシン1は、3枚のメダルで1遊技(1ゲーム)が行われるように構成されており、ベット枚数カウンタ(図示省略)は、投入メダルの数を3枚まで記憶する。投入センサ53、ベットスイッチ15または最大ベットスイッチ17により3枚のメダルが投入されると、表示窓11の下段の水平な入賞ライン(下段ライン)が有効となる。そして、規定数である3枚のメダルの投入を条件にスタートスイッチ19が操作されると、役抽選手段103により予め設定された複数の当選役(抽選結果)に当選したか否かの役抽選が行われる。ここで、メイン制御基板63は、左・中・右リール13L,13M,13Rの全ての回転を開始させ、表示窓11に表示される各リール13L,13M,13Rの図柄を各リール13L,13M,13Rの回転角に合わせて判別することを開始する。
その後、左・中・右リール13L,13M,13Rが加速され、左・中・右位置センサ55L,55M,55Rにより、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置が所定の基準位置であることが検出されると、すべてのストップスイッチ21L,21M,21Rの操作が有効となる。各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作が有効となった後、左ストップスイッチ21Lが操作されると左リール13Lが停止し、中ストップスイッチ21Mが操作されると中リール13Mが停止し、右ストップスイッチ21Rが操作されると右リール13Rが停止する。このように、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作により、各ストップスイッチ21L,21M,21Rに対応する左・中・右リール13L,13M,13Rの回転が停止する。
そして、3個すべての左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されると、各左・中・右リール13L,13M,13Rの回転が停止する。このとき、所定の図柄が、有効となった表示窓11の下段の入賞ライン上の所定の位置に停止すると、入賞となる。そして、入賞態様に応じた枚数のメダルが、クレジットされるか、またはメダル払出口39から払い出される。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
具体的には、この実施形態では、図6〜図8に示すように、ボーナス役(特別役)として「RBB1」〜「RBB5」、「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」、再遊技役として「RPA1」〜「RPA12」、「RPB1」、「RPC1」〜「RPC2」、「RPD1」〜「RPD6」、「RPE1」〜「RPE6」、「RPF1」〜「RPF9」、「RPG1」〜「RPG3」、「RPH1」〜「RPH12」、小役として「BEA1」「BEB1」、「BEC1」〜「BEC2」、「BED1」〜「BED2」、「BEE1」「BEF1」「BEG1」「BEH1」〜「BEH3」、「ATA1」〜「ATA12」、「SPA1」〜「SPA3」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」、「KYC1」〜「KYC2」、「KYD1」〜「KYD2」、「ATB1」〜「ATB10」、「CPA1」〜「CPA2」、「CPB1」〜「CPB4」、増加役として「ZKY1」が予め設定されている。
(ボーナス役)
役名称「RBB1」〜「RBB5」は、いずれも当選役グループ「RBB」の構成役である。ここで、「RBB1」は、入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「R7(赤7)」が入賞ライン(下段ライン)に揃う図柄組合せが設定されている。「RBB2」は、入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「G7(緑7)」が入賞ライン(下段ライン)に揃う図柄組合せが設定されている。「RBB3」は、入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「R7(赤7)」が右下がりライン(左リール13L:上段、中リール13M:中段、右リール13R:下段)に揃う図柄組合せが設定されている。「RBB4」は、入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「G7(緑7)」が右下がりラインに揃う図柄組合せが設定されている。「RBB5」は、入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「BR(バー)」が入賞ライン(下段ライン)に揃う図柄組合せが設定されている。
役名称「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」は、いずれも当選役グループ「CBB1」か「CBB2」のいずれかの構成役である。ここで、「CBBA1」〜「CBBA6」は、いずれも入賞態様として、各リール13L,13M,13Rの図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が、右上がりライン(左リール13L:下段、中リール13M:中段、右リール13R:上段)に揃う図柄組合せが設定されている。「CBBA7」〜「CBBA9」は、入賞態様として、いずれも左リール13Lの下段に図柄「BR(バー)」、中リール13Mの中段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」、右リール13Rの上段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」が停止する図柄組合せが設定されている。「CBBB1」〜「CBBB3」は、入賞態様として、いずれも左リール13Lの上段に図柄「T1(トマト1)」、図柄「T2(トマト2)」、図柄「BR(バー)」のいずれかが停止し、中リール13Mの上段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が停止し、右リール13Rの上段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が停止する図柄組合せ(上段トマト)が設定されている。「CBBC1」〜「CBBC6」は、入賞態様として、いずれも左リールの上段に図柄「BE(ベル)」、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの上段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せ(小Vベル)が設定されている。役名称「SFT」は、当選役グループ「RB」の構成役である。「SFT」は、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「T2(トマト2)」、中リール13Mの下段に図柄「C2(コイン2)」、右リール13Rの下段に図柄「T2(トマト2)」が停止する図柄組合せが設定されている。
(再遊技役)
「RPA1」〜「RPA12」は、いずれも当選役グループ「NRP_1」、「NRP_2」の構成役である。「RPA1」〜「RPA12」は、いずれも入賞態様として、中段ライン(左リール13L:中段、中リール13M:中段、右リール13R:中段)に図柄「RP(リプレイ)」が揃う図柄組合せが設定されている。「RPB1」は、当選役グループ「NRP_1」、「NRP_2」の構成役である。「RPB1」は、いずれも入賞態様として、下段ライン(左リール13L:下段、中リール13M:下段、右リール13R:下段)に図柄「RP(リプレイ)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「RPC1」〜「RPC2」は、いずれも当選役グループ「NRP_1」、「NRP_2」の構成役である。「RPC1」〜「RPC2」は、いずれも入賞態様として、右下がりライン(左リール13L:上段、中リール13M:中段、右リール13R:下段)に図柄「RP(リプレイ)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「RPD1」〜「RPD6」は、いずれも当選役グループ「NRP_1」、「NRP_2」の構成役である。「RPD1」〜「RPD6」は、いずれも入賞態様として、右上がりライン(左リール13L:下段、中リール13M:中段、右リール13R:上段)に図柄「RP(リプレイ)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「RPE1」〜「RPE6」は、いずれも当選役グループ「SRP_1」の構成役である。「RPE1」〜「RPE6」の入賞態様は、図7に示す図柄組合せであり、どのラインにも図柄「RP(リプレイ)」が揃わない再遊技役である。なお、「RPE1」は、当選役グループ「NRP_2」の構成役でもある。
「RPF1」〜「RPF9」は、いずれも当選役グループ「SRP_2」の構成役である。「RPF1」〜「RPF9」の入賞態様は、図7に示す図柄組合せであり、どのラインにも図柄「RP(リプレイ)」が揃わない再遊技役である。
「RPG1」〜「RPG3」は、いずれも当選役グループ「SRP_3」の構成役である。「RPG1」〜「RPG3」は、いずれも入賞態様として、中段ライン(左リール13L:中段、中リール13M:中段、右リール13R:中段)に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「RPH1」〜「RPH8」は、いずれも当選役グループ「SRP_4」の構成役である。「RPH1」〜「RPH8」は、いずれも入賞態様として、入賞ライン(下段ライン)に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「RPH9」〜「RPH12」は、いずれも当選役グループ「SRP_4」の構成役である。「RPH9」〜「RPH12」は、入賞態様として、いずれも左リール13Lの下段に図柄「BR(バー)」、中リール13Mの下段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」、右リール13Rの下段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」が停止する図柄組合せが設定されている。
(小役)
「BEA1」は、当選役グループ「BE_A1」〜「BE_A3」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEA1」は、入賞態様として、中段ライン(左リール13L:中段、中リール13M:中段、右リール13R:中段)に図柄「BE」がそろう図柄組合せが設定されている。
「BEB1」は、当選役グループ「BE_B1」〜「BE_B3」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEB1」は、入賞態様として、下段ライン(左リール13L:下段、中リール13M:下段、右リール13R:下段)に図柄「BE」がそろう図柄組合せが設定されている。
「BEC1」〜「BEC2」は、当選役グループ「BE_C1」〜「BE_C3」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEC1」〜「BEC2」は、入賞態様として、左リール13Lの中段に図柄「BE(ベル)」、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの上段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せが設定されている。
「BED1」〜「BED2」は、当選役グループ「BE_D1」、「KY_04」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BED1」〜「BED2」は、いずれも入賞態様として、右上がりライン(左リール13L:下段、中リール13M:中段、右リール13R:上段)に図柄「BE(ベル)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「BEE1」は、当選役グループ「BE_E1」、「KY_04」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEE1」は、入賞態様として、左リール13Lの中段に図柄「BE(ベル)」、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの下段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せが設定されている。
「BEF1」は、当選役グループ「BE_F1」、「KY_04」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEF1」は、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「BE(ベル)」、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの中段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せが設定されている。
「BEG1」は、当選役グループ「BE_G1」、「KY_04」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEG1」は、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「BE(ベル)」、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの下段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せ(小山ベル)が設定されている。
「BEH1」〜「BEH3」は、当選役グループ「KY_01」、「KY_02」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「BEH1」〜「BEH3」は、いずれも入賞態様として、右下がりライン(左リール13L:上段、中リール13M:中段、右リール13R:下段)に図柄「BE(ベル)」が揃う図柄組合せが設定されている。
「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」(1枚役A)は、当選役グループ「BE_A1」〜「BE_A3」、「BE_B2」〜「BE_B3」、「BE_C1」、「BE_C3」、「BE_D1」、「BE_F1」、「X_01」〜「X_04」、「KY_02」〜「KY_04」、「ALL_3」それぞれの構成役である。
「ATA2」、「ATA3」、「ATA6」、「ATA7」、「ATA9」、「ATA12」(1枚役B)は、当選役グループ「BE_A2」、「BE_A3」、「BE_B1」〜「BE_B3」、「BE_C2」、「BE_C3」、「BE_E1」、「BE_G1」、「X_01」〜「X_04」、「KY_02」〜「KY_04」、「ALL_3」それぞれの構成役である。
「SPA1」は、当選役グループ「SP_01」、「SP_03」、「ALL_1」それぞれの構成役であり、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「R7(赤7)」、中リール13Mの下段に図柄「any」、右リール13Rの下段に「RP(リプレイ)」が停止する図柄組合せが設定されている。なお、図柄「any」とは、どの図柄であってもよいことを示している。
「SPA2」は、当選役グループ「SP_01」、「SP_02」、「ALL_1」それぞれの構成役であり、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「G7(緑7)」、中リール13Mの下段に図柄「any」、右リール13Rの下段に「RP(リプレイ)」が停止する図柄組合せが設定されている。なお、図柄「any」とは、どの図柄であってもよいことを示している。
「SPA3」は、当選役グループ「SP_02」、「SP_03」、「ALL_1」それぞれの構成役であり、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「MD(ブランク)」、中リール13Mの下段に図柄「any」、右リール13Rの下段に「RP(リプレイ)」が停止する図柄組合せが設定されている。なお、図柄「any」とは、どの図柄であってもよいことを示している。
「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」(共通役B)は、当選役グループ「KY_03」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「KYC1」、「KYC2」、「KYD1」、「KYD2」(共通役A)は、当選役グループ「X_01」〜「X_04」、「KY_03」、「ALL_1」それぞれの構成役である。なお、「KYD1」は、当選役グループ「BE_A2」、「BE_B2」それぞれの構成役でもあり、「KYD2」は、当選役グループ「BE_A3」、「BE_B3」それぞれの構成役でもある。
「ATB1」〜「ATB10」(1枚役C)は、当選役グループ「BE_A1」、「BE_B1」、「BE_D1」、「BE_E1」、「BE_F1」、「BE_G1」、「X_01」〜「X_04」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「CPA1」〜「CPA2」、「CPB1」〜「CPB4」は、当選役グループ「CH_01」、「ALL_1」それぞれの構成役である。「CPA1」〜「CPA2」は、入賞態様として、下段ラインに図柄「C1(コイン1)」または図柄「C2(コイン2)」が揃う図柄組合せが設定されている。なお、「CPB1」は、当選役グループ「X_02」の構成役でもあり、「CPB2」は、当選役グループ「X_03」の構成役でもあり、「CPB3」は、当選役グループ「X_04」の構成役でもある。
(増加役)
「ZKY1」は、当選役グループ「ALL_2」の構成役であり、入賞態様として、左リール13Lの下段に図柄「C1(コイン1)」、中リール13Mの下段に図柄「BE(ベル)」、右リール13Rの下段に図柄「BE(ベル)」が停止する図柄組合せに設定されている。
(2)設定変更手段101
図4の設定変更手段101は、所定の設定変更操作に基づいて、出玉率(総払出枚数÷総メダル投入数×100[%])の調整をするための設定(設定1〜設定6)を変更するものである。各設定の出玉率は、例えば、設定値毎に当選役グループ「SP_01」~「SP_03」の当選確率を変えることで調整できる。
ここで、設定値を変更するための設定変更操作の一例について説明する。例えば、スロットマシン1の電源が投入される前に設定変更キースイッチ50b(設定キー)をON状態にし、電源を投入すると、設定変更処理が開始される。このとき、設定変更ボタン50c(リセットスイッチ)を1回押すと、電源投入前に設定された設定値から1つ上位の設定値に仮設定される(例えば、設定3から設定4に仮設定)。その後は、設定変更ボタン50cを押す度に1つ上位の設定値に仮設定される。但し、仮設定値が6の場合に設定変更ボタン50cを押すと、設定値が1に戻って仮設定される。そして、最後に、スタートスイッチ19のON操作により設定値が確定し、その時の仮設定値がスロットマシン1の設定値になる。なお、設定変更手段101は、設定変更を行った場合は、設定値記憶領域651に記憶されている設定値を変更後の設定値に書き換える。
(3)テーブル選択手段102
図4のテーブル選択手段102は、遊技制御手段100により制御される遊技の種類(初期RT(RT0)やRBB内部当選中、ボーナス遊技状態RBB、CBB遊技など)、および、設定変更手段101により設定された設定値(設定1から設定6)に基づき、複数の抽選テーブル671から1つの抽選テーブルを選択するものである。すなわち、例えば初期RT(RT0)の遊技では、テーブル選択手段102は、抽選テーブルとして、入賞確率の設定値(設定1〜設定6)に応じて抽選テーブル671(初期RT用役抽選テーブル)を選択する。
(4)役抽選手段103
図4の役抽選手段103は、予め設定された当選役グループ当選およびハズレを含む複数の役抽選結果のうちのいずれか1つを現在の遊技における役抽選結果として、乱数とテーブル選択手段102により選択された抽選テーブル671とを使用した抽選処理により選択して決定するものである。ここで、各抽選テーブル671では、乱数値と各役抽選結果との対応関係が定義されており、具体的には、例えば各抽選テーブル671には、後述する乱数発生手段103aが発生させる乱数の全範囲中において各役抽選結果それぞれが対応付けされている領域を示すデータが格納されている。
a)乱数発生手段103a
図4の乱数発生手段103aは、抽選用の乱数を所定の乱数値範囲内で発生させるものである。また、乱数発生手段103aは、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成することができる(いわゆるハード乱数)。なお、乱数発生手段103aは、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。これらの手段は、例えば、メインCPU61に所定のプログラムを実行させることによって構成することができる(いわゆるソフト乱数)。なお、ハード乱数とソフト乱数の双方を備え、それらの結果に基づき乱数をソフト的に生成するようにしてもよい。
b)乱数抽出手段103b
図4の乱数抽出手段103bは、乱数発生手段103aが発生させた乱数値を抽出するもので、乱数発生手段103aが発生させた乱数値を所定の条件で抽出する。この乱数抽出手段103bは、スタートスイッチ19が操作されたタイミングで、現在の遊技における役抽選手段103の抽選処理に使用される乱数値を抽出する。
また、乱数発生手段103aは、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段103aが発生させる数値は、厳密には乱数ではない。しかしながら、スタートスイッチ19が操作されるタイミングはランダムであると考えられるため、乱数抽出手段103bが抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
c)抽選結果決定手段103c
図4の抽選結果決定手段103cは、現在の遊技において乱数抽出手段103bにより抽出された乱数値と、現在の遊技における遊技状態とに基づいて現在の遊技における役抽選結果を決定する。この抽選結果決定手段103cは、テーブル選択手段102により選択された現在の遊技状態に対応した抽選テーブル671を参照し、乱数抽出手段103bにより抽出された乱数値が、抽選テーブル671により定義されている各役抽選結果に対応した乱数値の領域のうち、どの領域に属するかを判定することにより、現在の遊技における役抽選結果を決定する。
この実施形態では、1または複数の役で構成された複数の当選役グループが設定され、当選役グループごとに役抽選が行われる。例えば、当選役グループとして、「RBB」、「CBB_1」、「CBB_2」、「RB」、「NRP_1」、「NRP_2」、「SRP_1」〜「SRP_4」、「BE_A1」〜「BE_A3」、「BE_B1」〜「BE_B3」、「BE_C1」〜「BE_C3」、「BE_D1」、「BE_E1」、「BE_F1」、「BE_G1」、「X_01」〜「X_04」、「KY_01」〜「KY_04」、「SP_01」〜「SP_03」、「CH_01」、「ALL_1」〜「ALL_3」が設定されている(図12参照)。さらに、ボーナス役で構成される当選役グループと、小役または再遊技役で構成される当選役グループとが同時当選する場合もある。
なお、複数の役で構成された当選役グループに当選した場合は、全ての構成役への入賞が許容された状態になり、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミング(操作態様)に応じていずれかの構成役に入賞するか、あるいは、取りこぼしが発生する。
また、各当選役グループには、それぞれ固有の上位役番号または下位役番号が16進数で対応付けされている。そして、役抽選手段103の役抽選結果に基づいて、当選した当選役グループに上位役番号が対応付けされていれば、当選した当選役グループに対応付けされている上位役番号が役抽選結果記憶領域652の上位記憶領域に格納される。また、当選した当選役グループに下位役番号が対応付けされていれば、当選した当選役グループに対応付けされている下位役番号が役抽選結果記憶領域652の下位記憶領域に格納される。
この実施形態では、役抽選結果記憶領域652は、RWM65に2バイトのデータ領域として割当てられており、役抽選結果記憶領域652は、それぞれ1バイトのデータ領域が割当てられた、ボーナス役に関する役抽選結果を記憶する上位記憶領域と、小役、再遊技役および増加役に関する役抽選結果を記憶する下位記憶領域とを備えている。
具体的には、図9に示すように、ボーナス役(「RBB1」〜「RBB5」、「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC1」〜「CBBC6」、「SFT」)で構成される当選役グループ「RBB」、「CBB_1」、「CBB_2」、「RB」のいずれかに当選した場合には、当選した役に対応付けされている”$01(RBB)”〜”$04(RB)”のいずれかが上位記憶領域に記憶される。なお、当選役グループ「RBB」、「CBB_1」、「CBB_2」、「RB」のいずれにも当選しなかった場合は、HZ(ハズレ)となり、”$00”が上位記憶領域に記憶される。
また、小役、再遊技役および増加役により構成される当選役グループのいずれかに当選した場合には、各当選役グループに対応付けされている”$01”〜”$22”のいずれかが下位記憶領域に記憶される。なお、小役、再遊技役および増加役により構成される当選役グループのいずれにも当選しなかった場合は、HZ(ハズレ)となり、”$00”が上位記憶領域に記憶される。
(5)メイン表示制御手段104
メイン表示制御手段104は、報知用表示器60による表示を制御するものである。この実施形態では、メイン表示制御手段104は、後述する報知権利(初期RT報知権利、CBB内部中報知権利)がある状態で当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」や「SP_01」〜「SP_03」に当選した場合は、その種類を特定可能な情報を報知用表示器60に表示させる。ただし、報知権利がある場合であっても、後述する報知規制フラグ設定手段113により報知規制フラグがONに設定されている場合は、報知用表示器60による当選役(当選役グループ)を特定可能な情報の表示を規制する。
(6)リール検出手段105
図4のリール検出手段105は、左・中・右位置センサ55L,55M,55Rの検出信号と、左・中・右リール13L,13M,13Rを駆動する左・中・右リールモータ14L,14M,14Rへの供給パルス数とに基づき、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置をそれぞれ検出する。このリール検出手段105は、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転中および回転停止時に、所定の基準位置(本実施形態では例えば、表示窓11の中段)に位置する図柄に対応するコマ番号をそれぞれ検出する。
(7)リール回転制御手段106
図4のリール回転制御手段106は、各リールモータ14L,14M,14Rの励磁相の制御を行って各リール13L,13M,13Rの回転を個別に制御することができるように構成されている。リール回転制御手段106は、遊技者によるスタートスイッチ19の操作が行われると、各リールモータ14L,14M,14Rの励磁相の制御を行って各リール13L,13M,13Rの回転を開始させる。また、リール回転制御手段106は、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rのそれぞれに対する操作に基づき、停止テーブル672を用いて左・中・右リール13L,13M,13Rのそれぞれに対する停止制御を行い、左・中・右リール13L,13M,13Rのそれぞれにより可変表示される図柄を役抽選手段103の役抽選結果に対応した表示態様で停止させる。このリール回転制御手段106は、遊技毎に、抽選結果決定手段103cにより決定された役抽選結果と、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様に基づき左・中・右リール13L,13M,13Rの停止制御を行う。
左・中・右リール13L,13M,13Rの停止位置を決定するための停止テーブル672は、役抽選手段103の役抽選結果それぞれに対応して複数のテーブルが設定されている。そして、この停止テーブル672は、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されたときの左・中・右リール13L,13M,13Rの回転位置に応じて、左・中・右リール13L,13M,13Rの滑りコマ数をあらかじめ定めたものであり、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれについて、対応する左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rの停止操作順序に対応して滑りコマ数が異なるように形成されている。
また、リール回転制御手段106は、役抽選手段103の役抽選結果がいずれかの役への当選であれば、この役抽選結果に基づいて選択された停止テーブル672と、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rそれぞれが操作されたときの左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの回転位置とから、当選役に入賞するように左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの滑りコマ数を決定して、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの停止制御を行う。他方、役抽選手段103による役抽選結果がハズレであれば、リール回転制御手段106は、ハズレの役抽選結果に基づいて選択された停止テーブル672と、左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rそれぞれが操作されたときの左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの回転位置とから、複数の役のいずれにも入賞しないように左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの滑りコマ数を決定して、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれの停止制御を行う。
ところで、滑りコマ数には上限が設けられており、左・中・右リール13L,13M,13Rがそれぞれ所定の回転位置にあるタイミングで対応する左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されなければ、リール回転制御手段106は、仮に役抽選手段103による役抽選結果がいずれかの役への当選であっても、表示窓11に表示される図柄が当選した役に対応した入賞態様で停止表示されるように左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれを停止制御することができない。換言すれば、リール回転制御手段106は、役抽選手段103の役抽選結果に基づいて、左・中・右リール13L,13M,13Rがそれぞれ所定の回転位置にあるタイミングで対応する左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されることを条件に、表示窓11に表示される図柄が当選した役に対応した入賞態様で停止表示されるように、左・中・右リール13L,13M,13Rそれぞれを停止制御する。なお、この実施形態では、滑りコマ数の上限が、4コマに設定されており、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、当選した役に入賞させることができない「取りこぼし」が発生する。この場合、リール回転制御手段106は、当選していない他の役に入賞しないように各リール13L,13M,13Rの停止制御を行う。
次に、各当選役グループの役構成と、当選時のリール回転制御手段106による各リール13L,13M,13Rの停止制御について、図9〜図11を参照して具体的に説明する。
当選役グループ「RBB」は、「RBB1」〜「RBB5」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、「RBB1」〜「RBB5」の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。ただし、「RBB1」〜「RBB5」は、いずれもストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、入賞ラインに引き込むことができない場合があるため、この場合は、当選したのにもかかわらず、入賞させることができない、「取りこぼし」が発生する。この場合、遊技状態が、RBB内部中に移行する。
当選役グループ「CBB_1」は、「CBBA1」〜「CBBA9」、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」で構成されている。この当選役グループは、初期RT(RT0)でのみ役抽選の対象となっており、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)で当該当選役グループに当選した場合は、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。
「CBBC1」の左リール13Lの入賞図柄は「R7(赤7)」、「CBBC3」の左リール13Lの入賞図柄は「G7(緑7)」、「CBBC6」の左リール13Lの入賞図柄は「MD(ブランク)」である。なお、左リール13Lでは、左ストップスイッチ21Lがどのようなタイミングで操作されても、いずれか1つの入賞図柄が引き込み可能な範囲(4コマすべり)に配置されている。そのため、例えば、押し順が順押し(左→中→右)の場合、第1停止である左リール13Lの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、左ストップスイッチ21Lの操作タイミングに応じて、図柄「R7(赤7)」、「G7(緑7)」、「MD(ブランク)」のうちの引き込み可能な1つの図柄を入賞ライン(下段)に停止させる。
次に、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」の中リール13Mの入賞図柄は、いずれも「RP(リプレイ)」である。中リール13Mでは、どのようなタイミングで中ストップスイッチ21Mが操作されても、入賞ライン(下段)に入賞図柄(「RP(リプレイ)」)が引き込み可能な範囲に配置されている。そのため、第2停止である中リール13Mの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、図柄「RP(リプレイ)」を入賞ライン(下段)に停止させる。
次に、「CBBC1」、「CBBC3」の右リール13Rの入賞図柄は、いずれも「BR(バー)」であり、「CBBC6」の右リール13Rの入賞図柄は、「C1(コイン1)」である。右リール13Rでは、右ストップスイッチ21Rがどのようなタイミングで操作されても、図柄「BR(バー)」および「C1(コイン1)」いずれか1つの図柄が引き込み可能な範囲(4コマすべり)に配置されている。そこで、第3停止である右リール13Rの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、第1停止リールと第2停止リールの停止結果に基づき、入賞可能な図柄を入賞ラインに引き込むリール制御を行う。
例えば、左リール13Lの下段に図柄「R7(赤7)」か「G7(緑7)」が停止していた場合、リール回転制御手段106は、「CBBC1」または「CBBC3」に入賞させるべく、右リール13Rの入賞ライン(下段)に図柄「BR(バー)」が停止するようにリール制御を行う。そのため、右リール13Rにおいて、入賞ラインに図柄「BR(バー)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作された場合は、「CBBC1」か「CBBC3」に入賞し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。これに対して、図柄「BR(バー)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作されなかった場合は、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」のいずれにも入賞させることができない。さらに、この場合は、他の構成役である「CBBA1」〜「CBBA9」のいずれにも入賞させることができない。この場合は、当選役グループ「CBB_1」に当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞させることができない、取りこぼしが発生し、遊技状態がCBB内部中に移行する。
左リール13Lの下段に図柄「MD(ブランク)」が停止していた場合、リール回転制御手段106は、「CBBC6」に入賞させるべく、右リール13Rの入賞ライン(下段)に図柄「C1(コイン1)」が停止するようにリール制御を行う。そのため、右リール13Rにおいて、入賞ラインに「C1(コイン1)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作された場合は、「CBBC6」に入賞し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。これに対して、図柄「C1(コイン1)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作されなかった場合は、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」のいずれにも入賞させることができない。さらに、この場合は、他の構成役である「CBBA1」〜「CBBA9」のいずれにも入賞させることができない。この場合は、当選役グループ「CBB_1」に当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞させることができない、取りこぼしが発生し、遊技状態がCBB内部中に移行する。
このようなリール制御は、押し順が逆押し(右→中→左)であっても同様である。第1停止である右リール13Rでは、右ストップスイッチ21Rがどのようなタイミング操作されても、「CBBC1」、「CBBC3」、「CBBC6」のうちのいずれらか1つの右リール13Rの入賞図柄(図柄「BR(バー)」、「C1(コイン1)」)を引き込み可能であるため、右リール13R(第1停止)の下段には、右ストップスイッチ21Rの操作タイミングに応じて、図柄「BR(バー)」または「C1(コイン1)」が停止する。中リール13M(第2停止)は、順押しの場合と同様であり、必ず下段に図柄「RP(リプレイ)」が停止する。第3停止である左リール13Lでは、第1停止リールの入賞ラインに「BR(バー)」が停止していた場合は、左リール13Lで図柄「R7(赤7)」か「G7(緑7)」を引き込み可能なタイミングで左ストップスイッチ21Lが操作されれば、「CBBC1」が「CBBC3」に入賞し、操作されなければ取りこぼしが発生する。一方、第1停止リールの入賞ラインに「C1(コイン1)」が停止していた場合は、左リール13Lで図柄「MD(ブランク)」を引き込み可能なタイミングで左ストップスイッチ21Lが操作されれば、「CBBC6」に入賞し、操作されなければ取りこぼしが発生する。
当選役グループ「CBB_2」は、「CBBB1」〜「CBBB3」、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」で構成されている。この当選役グループは、初期RT(RT0)でのみ役抽選の対象となっており、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)で当該当選役グループに当選した場合は、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。
「CBBC2」の左リール13Lの入賞図柄は「R7(赤7)」、「CBBC4」の左リール13Lの入賞図柄は「G7(緑7)」、「CBBC5」の左リール13Lの入賞図柄は「MD(ブランク)」である。なお、左リール13Lでは、左ストップスイッチ21Lがどのようなタイミングで操作されても、いずれか1つの入賞図柄が引き込み可能な範囲(4コマすべり)に配置されている。そのため、例えば、押し順が順押し(左→中→右)の場合、第1停止である左リール13Lの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、左ストップスイッチ21Lの操作タイミングに応じて、図柄「R7(赤7)」、「G7(緑7)」、「MD(ブランク)」のうちの引き込み可能な1つの図柄を入賞ライン(下段)に停止させる。
次に、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」の中リール13Mの入賞図柄は、いずれも「RP(リプレイ)」である。中リール13Mでは、どのようなタイミングで中ストップスイッチ21Mが操作されても、入賞ライン(下段)に入賞図柄(「RP(リプレイ)」)が引き込み可能な範囲に配置されている。そのため、第2停止である中リール13Mの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、図柄「RP(リプレイ)」を入賞ライン(下段)に停止させる。
次に、「CBBC2」、「CBBC4」の右リール13Rの入賞図柄は、いずれも「C1(コイン1)」であり、「CBBC5」の右リール13Rの入賞図柄は、「BR(バー)」である。右リール13Rでは、右ストップスイッチ21Rがどのようなタイミングで操作されても、図柄「BR(バー)」および「C1(コイン1)」いずれか1つの図柄が引き込み可能な範囲(4コマすべり)に配置されている。そこで、第3停止である右リール13Rの停止操作が行われると、リール回転制御手段106は、第1停止リールと第2停止リールの停止結果に基づき、入賞可能な図柄を入賞ライン(下段)に引き込むリール制御を行う。
例えば、左リール13Lの下段に図柄「R7(赤7)」か「G7(緑7)」が停止していた場合、リール回転制御手段106は、「CBBC2」または「CBBC4」に入賞させるべく、右リール13Rの入賞ライン(下段)に図柄「C1(コイン1)」が停止するようにリール制御を行う。そのため、右リール13Rにおいて、入賞ラインに図柄「C1(コイン1)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作された場合は、「CBBC2」か「CBBC4」に入賞し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。これに対して、図柄「C1(コイン1)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作されなかった場合は、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」のいずれにも入賞させることができない。さらに、この場合は、他の構成役である「CBBB1」〜「CBBB3」のいずれにも入賞させることができない。この場合は、当選役グループ「CBB_2」に当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞させることができない、取りこぼしが発生し、遊技状態がCBB内部中に移行する。
左リール13Lの下段に図柄「MD(ブランク)」が停止していた場合、リール回転制御手段106は、「CBBC5」に入賞させるべく、右リール13R(第3停止)の入賞ライン(下段)に図柄「BR(バー)」を引き込むリール制御を行う。そのため、右リール13Rにおいて、入賞ラインに「BR(バー)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作された場合は、「CBBC5」に入賞し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。これに対して、図柄「BR(バー)」を引き込み可能なタイミングで右ストップスイッチ21Rが操作されなかった場合は、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」のいずれにも入賞させることができない。さらに、この場合は、他の構成役である「CBBB1」〜「CBBB3」のいずれにも入賞させることができない。この場合は、当選役グループ「CBB_2」に当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞させることができない、取りこぼしが発生し、遊技状態がCBB内部中に移行する。
このようなリール制御は、押し順が逆押し(右→中→左)であっても同様である。第1停止である右リール13Rでは、右ストップスイッチ21Rがどのようなタイミング操作されても、「CBBC2」、「CBBC4」、「CBBC5」のうちのいずれらか1つの右リール13Rの入賞図柄(図柄「BR(バー)」、「C1(コイン1)」)を引き込み可能であるため、右リール13R(第1停止)の下段には、右ストップスイッチ21Rの操作タイミングに応じて、図柄「BR(バー)」または「C1(コイン1)」が停止する。中リール13M(第2停止)は、順押しの場合と同様であり、必ず下段に図柄「RP(リプレイ)」が停止する。第3停止である左リール13Lでは、第1停止リールの入賞ラインに「C1(コイン)」が停止していた場合は、左リール13Lで図柄「R7(赤7)」か「G7(緑7)」を引き込み可能なタイミングで左ストップスイッチ21Lが操作されると、「CBBC2」が「CBBC4」に入賞し、引き込み可能なタイミングで操作されなければ取りこぼしが発生する。一方、第1停止リールの入賞ラインに「BR(バー)」が停止していた場合は、左リール13Lで図柄「MD(ブランク)」を引き込み可能なタイミングで左ストップスイッチ21Lが操作されると、「CBBC5」に入賞し、操作されなければ取りこぼしが発生する。
当選役グループ「RB」は、「SFT」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、「SFT」の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。ただし、「SFT」の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、入賞ラインに引き込むことができない場合がある。したがって、各リール13L,13M,13Rにおいて、「SFT」の入賞図柄を入賞ラインに引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作された場合は、「SFT」に入賞し、引き込み可能なタイミングで操作されなかった場合は、入賞したのにもかかわらず、「SFT」に入賞させることができない、取りこぼしが発生する。取りこぼしが発生した場合は、遊技状態がRB持越し状態に移行する。
当選役グループ「NRP_1」は、「RPA1」~「RPA12」、「RPB1」、「RPC1」~「RPC2」、「RPD1」~「RPD6」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、いずれかの構成役の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。この場合、各ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役の入賞図柄が引き込み可能な範囲に配置されている。したがって、当該当選役グループに当選した場合は、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役のいずれかに必ず入賞する(取りこぼしなし)。なお、以下では、当該当選役グループの各構成役をまとめて、「基本リプ」と称する場合もある。
当選役グループ「NRP_2」は、「基本リプ」と「RPE1」とで構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、「基本リプ」の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。上述のように、「基本リプ」は、取りこぼしが発生しない役であるため、当該当選役グループに当選した場合は、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、「基本リプ」の構成役のいずれかに必ず入賞する。なお、「RPE1」は、当該当選役グループの構成役ではあるが、入賞することがない役として設けられている。
当選役グループ「SRP_1」(リーチ目リプ1)は、「RPE1」~「RPE6」で構成されている。また、当該当選役グループは、初期RT(RT0)のみで役抽選の対象となっており、必ず当選役グループ「RBB」と同時当選する役として設定されている。この場合、リール回転制御手段106は、当選役グループ「RBB」よりも当選役グループ「SRP_1」を優先的に入賞させるリール制御を行う。当選役グループ「SRP_1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役に入賞するように、各構成役の入賞図柄が配置されている。そのため、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの構成役に必ず入賞する。また、同時当選した当選役グループ「RBB」には入賞しないことから、遊技状態がRBB内部中に移行する。なお、当該当選役グループは、入賞した時点で当選役グループ「RBB」と同時当選したことが確定する役である。
当選役グループ「SRP_2」(リーチ目リプ2)は、「RPF1」~「RPF9」で構成されている。また、当該当選役グループは、初期RT(RT0)のみで役抽選の対象となっており、必ず当選役グループ「RBB」と同時当選する役として設定されている。この場合、リール回転制御手段106は、当選役グループ「RBB」よりも当選役グループ「SRP_2」を優先的に入賞させるリール制御を行う。当選役グループ「SRP_2」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役に入賞するように、各構成役の入賞図柄が配置されている。そのため、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの構成役に必ず入賞する。また、同時当選した当選役グループ「RBB」には入賞しないことから、遊技状態がRBB内部中に移行する。なお、当該当選役グループは、入賞した時点で当選役グループ「RBB」と同時当選したことが確定する役である。
当選役グループ「SRP_3」(中段Tリプ)は、「RPG1」~「RPG3」で構成されている。また、当該当選役グループは、初期RT(RT0)のみで役抽選の対象となっており、必ず当選役グループ「RBB」と同時当選する役として設定されている。この場合、リール回転制御手段106は、当選役グループ「RBB」よりも当選役グループ「SRP_3」を優先的に入賞させるリール制御を行う。当選役グループ「SRP_3」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役に入賞するように、各構成役の入賞図柄が配置されている。そのため、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの構成役に必ず入賞する。また、同時当選した当選役グループ「RBB」には入賞しないことから、遊技状態がRBB内部中に移行する。なお、当該当選役グループは、入賞した時点で当選役グループ「RBB」と同時当選したことが確定する役である。
当選役グループ「SRP_4」(下段Tリプ)は、「RPH1」~「RPH12」で構成されている。また、当該当選役グループは、初期RT(RT0)のみで役抽選の対象となっており、必ず当選役グループ「RBB」と同時当選する役として設定されている。この場合、リール回転制御手段106は、当選役グループ「RBB」よりも当選役グループ「SRP_3」を優先的に入賞させるリール制御を行う。当選役グループ「SRP_4」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役に入賞するように、各構成役の入賞図柄が配置されている。そのため、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの構成役に必ず入賞する。また、同時当選した当選役グループ「RBB」には入賞しないことから、遊技状態がRBB内部中に移行する。なお、当該当選役グループは、入賞した時点で当選役グループ「RBB」と同時当選したことが確定する役である。
当選役グループ「BE_A1」は、「BEA1」、「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」、「ATB1」〜「ATB10」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」、「ATB1」〜「ATB10」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」、「ATB1」〜「ATB10」のいずれにも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEA1」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」、「ATB1」〜「ATB10」に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEA1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEA1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ず入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEA1」に入賞する。なお、以下では、「ATA1」、「ATA4」、「ATA5」、「ATA8」、「ATA10」、「ATA11」をまとめて「1枚役A」と称し、「ATB1」〜「ATB10」をまとめて「1枚役C」と称する場合もある。
当選役グループ「BE_A2」は、「BEA1」、「KYD1」、「1枚役A」、「ATA2」、「ATA3」、「ATA6」、「ATA7」、「ATA9」、「ATA12」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、CBB内部中では、1枚役である「KYD1」、「1枚役A」、「ATA2」、「ATA3」、「ATA6」、「ATA7」、「ATA9」、「ATA12」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、CBB内部中に当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。一方、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEA1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。上述のように「BEA1」は取りこぼしがない役であるため、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEA1」に入賞する。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において当選役グループ「RBB」と同時当選する場合がある。また、以下では、「ATA2」、「ATA3」、「ATA6」、「ATA7」、「ATA9」、「ATA12」をまとめて「1枚役B」と称する場合もある。
当選役グループ「BE_A3」は、「BEA1」、「KYD2」、「1枚役A」、「1枚役B」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、CBB内部中では、1枚役である「KYD2」、「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、初期RT(RT0)かCBB内部中に当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。一方、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEA1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。上述のように「BEA1」は取りこぼしがない役であるため、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEA1」に入賞する。
当選役グループ「BE_B1」は、「BEB1」、「1枚役B」、「1枚役C」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「1枚役B」、「1枚役C」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEB1」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEB1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEB1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ず入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEB1」に入賞する。
当選役グループ「BE_B2」は、「BEB1」、「KYD1」、「1枚役A」、「1枚役B」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、CBB内部中では、1枚役である「KYD1」、「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、CBB内部中に当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの1枚役に必ず入賞する。一方、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEB1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。上述のように「BEB1」は取りこぼしがない役であるため、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEB1」に入賞する。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において当選役グループ「RBB」と同時当選する場合があり、初期RT(RT0)において、「BEB1」に入賞すれば、当選役グループ「RBB」に同時当選した可能性があることが遊技者に示唆される。
当選役グループ「BE_B3」は、「BEB1」、「KYD2」、「1枚役A」、「1枚役B」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、CBB内部中では、1枚役である「KYD2」、「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、初期RT(RT0)かCBB内部中に当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。一方、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEB1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。上述のように「BEB1」は取りこぼしがない役であるため、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEB1」に入賞する。
当選役グループ「BE_C1」は、「BEC1」〜「BEC2」「1枚役A」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、CBB内部中では、1枚役である「1枚役A」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役A」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEC1」〜「BEC2」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役A」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEC1」〜「BEC2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEC1」〜「BEC2」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BEC1」か「BEC2」に必ず入賞する。
当選役グループ「BE_C2」は、「BEC1」〜「BEC2」「1枚役B」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、CBB内部中では、1枚役である「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役B」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEC1」〜「BEC2」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役B」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEC1」〜「BEC2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEC1」〜「BEC2」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BEC1」か「BEC2」に必ず入賞する。
当選役グループ「BE_C3」は、「BEC1」、「BEC2」「1枚役A」、「1枚役B」で構成されている。当該当選役グループは、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」と同時当選する場合がある。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」と同時当選した場合は、「BEC1」、「BEC2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。上述のように、「BEC1」、「BEC2」は取りこぼしがない役であるため、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」と同時当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BEC1」か「BEC2」に必ず入賞する。
また、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」と同時当選していない場合は、1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」と同時当選していない場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。また、CBB内部中においても、リール回転制御手段106は、1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。したがって、CBB内部中で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。その他も遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEC1」、「BEC2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。したがって、その他の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BEC1」か「BEC2」に必ず入賞する。このような構成によれば、初期RT(RT0)において、「BEC1」か「BEC2」に入賞すれば、当選役グループ「RBB」に同時当選した可能があることが遊技者に示唆される。
当選役グループ「BE_D1」は、「BED1」〜「BED2」、「1枚役A」、「1枚役C」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「1枚役A」、「1枚役C」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役A」、「1枚役C」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BED1」〜「BED2」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役A」、「1枚役C」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BED1」〜「BED2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BED1」〜「BED2」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BED1」か「BED2」に必ず入賞する。
当選役グループ「BE_E1」は、「BEE1」、「1枚役B」、「1枚役C」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「1枚役B」、「1枚役C」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEE1」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEE1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEE1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ず入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、「BEE1」に必ず入賞する。
当選役グループ「BE_F1」は、「BEF1」、「1枚役A」、「1枚役C」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「1枚役A」、「1枚役C」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役A」、「1枚役C」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEF1」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役A」、「1枚役C」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEF1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEF1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ず入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、「BEF1」に必ず入賞する。
当選役グループ「BE_G1」は、「BEG1」、「1枚役B」、「1枚役C」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中では、1枚役である「1枚役B」、「1枚役C」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの構成役にも入賞できない位置に配置されている。そのため、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによっては、いずれの1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)にも入賞させることができない。さらに、1枚役のいずれにも入賞させることができない状態では、他の構成役(「BEG1」)にも入賞させることができない状態となっている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中において、当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、1枚役(「1枚役B」、「1枚役C」)に入賞する場合と、当選したのにもかかわらず、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合とがある。
また、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEG1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEG1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ず入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、RBB内部中、CBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、「BEG1」に必ず入賞する。
当選役グループ「X_01」は、いずれも1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」、「1枚役C」、「KYC1」、「KYC2」、「KYD1」、「KYD2」で構成されている。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、RBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役(1枚役)のいずれかに必ず入賞する。ただし、RBB内部中は、持ち越しているボーナス(当選役グループ「RBB」)が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これにより、第2停止リールまでの入賞ラインの停止図柄が、持ち越しているボーナス役「RBB1」〜「RBB5」の入賞図柄となっている場合(いわゆるテンパイ)においては、第3停止のストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合がある。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」と同時当選する可能性がある。なお、以下では、「KYC1」、「KYC2」、「KYD1」、「KYD2」をまとめて「共通役A」と称する場合もある。
当選役グループ「X_02」は、いずれも1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」、「1枚役C」、「共通役A」、「CPB1」で構成されている。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、RBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役(1枚役)のいずれかに必ず入賞する。ただし、RBB内部中は、持ち越しているボーナス(当選役グループ「RBB」)が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これにより、第2停止リールまでの入賞ラインの停止図柄が、持ち越しているボーナス役「RBB1」〜「RBB5」の入賞図柄となっている場合(いわゆるテンパイ)においては、第3停止のストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合がある。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」と同時当選する可能性がある。
当選役グループ「X_03」は、いずれも1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」、「1枚役C」、「共通役A」、「CPB2」で構成されている。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、RBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役(1枚役)のいずれかに必ず入賞する。ただし、RBB内部中は、持ち越しているボーナス(当選役グループ「RBB」)が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これにより、第2停止リールまでの入賞ラインの停止図柄が、持ち越しているボーナス役「RBB1」〜「RBB5」の入賞図柄となっている場合(いわゆるテンパイ)においては、第3停止のストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合がある。
当選役グループ「X_04」は、いずれも1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」、「1枚役C」、「共通役A」、「CPB3」で構成されている。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、RBB内部中以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役(1枚役)のいずれかに必ず入賞する。さらに、RBB一般とRBB内部中において、押し順が順押し(左→中→右)の場合に限り、リール回転制御手段106は、上段ライン(左リール13L:上段、中リール13M:上段、右リール13R:上段)に図柄「C1(コイン1)」または「C2(コイン2)」が並ぶ1枚役が優先的に入賞するようにリール制御を行う。なお、RBB内部中においては、順押し(左→中→右)の場合以外は、持ち越しているボーナス(当選役グループ「RBB」)が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これにより、第2停止リールまでの入賞ラインの停止図柄が、持ち越しているボーナス役「RBB1」〜「RBB5」の入賞図柄となっている場合(いわゆるテンパイ)においては、第3停止のストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングによって、いずれの構成役にも入賞しない、取りこぼしが発生する場合がある。
なお、当選役グループ「X_03」と「X_04」の当選確率の合算は、設定値で差がないが、当選役グループ「X_04」は、例えば、設定1〜3では当選確率は0%であるが、設定5では1/1000、設定6では3/1000など、高設定になるほど当選確率が高くなるように抽選値が設定されている。このような構成によれば、RBB一般とRBB内部中において、図柄「C1(コイン1)」または「C2(コイン2)」が並ぶ1枚役が入賞することにより、設定値の推測が可能となる。
当選役グループ「KY_01」は、「BEH1」〜「BEH3」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、いずれかの構成役の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。この場合、各ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、いずれかの構成役の入賞図柄が引き込み可能な範囲に配置されている。したがって、当該当選役グループに当選した場合は、各ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、構成役のいずれかに必ず入賞する(取りこぼしなし)。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」と同時当選する可能性があり、この場合、リール回転制御手段106は、当選役グループ「RBB」よりも当選役グループ「KY_01」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。そのため、初期RT(RT0)で「BEH1」〜「BEH3」が入賞した場合は、当選役グループ「RBB」に当選した可能性が示唆される。
当選役グループ「KY_02」は、「BEH1」〜「BEH3」、「1枚役A」、「1枚役B」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)では、1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、初期RT(RT0)で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役のいずれかに必ず入賞する。一方、初期RT(RT0)以外の遊技状態では、リール回転制御手段106は、「BEH1」〜「BEH3」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BEH1」〜「BEH3」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)以外の遊技状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BEH1」〜「BEH3」のいずれかに必ず入賞する。
当選役グループ「KY_03」は、「1枚役A」、「1枚役B」、「共通役A」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、RBB内部中以外では、1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、RBB内部中で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役(「1枚役A」、「1枚役B」)のいずれかに必ず入賞する。一方、RBB内部中では、リール回転制御手段106は、「共通役A」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「共通役A」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、RBB内部中で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「共通役A」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」のいずれかに必ず入賞する。そのため、「共通役A」、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」のいずれかに入賞した場合は、RBB内部中が確定する。なお、当該当選役グループは、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」と同時当選する可能性がある。また、図11では、「KYA1」、「KYB1」〜「KYB3」をまとめて共通役Bとしている。
当選役グループ「KY_04」は、「1枚役A」、「1枚役B」、「BED1」〜「BED2」、「BEE1」、「BEF1」、「BEG1」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、初期RT(RT0)、CBB内部中では、1枚役である「1枚役A」、「1枚役B」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。これらの1枚役の入賞図柄は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されてもいずれかの1枚役に入賞する位置に配置されている。そのため、CBB内部中で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、1枚役(「1枚役A」、「1枚役B」)のいずれかに必ず入賞する。
一方、初期RT(RT0)、CBB内部中以外では、リール回転制御手段106は、「「BED1」〜「BED2」、「BEE1」、「BEF1」、「BEG1」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。「BED1」〜「BED2」、「BEE1」、「BEF1」、「BEG1」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、初期RT(RT0)、CBB内部中以外で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて「BED1」〜「BED2」、「BEE1」、「BEF1」、「BEG1」のいずれかに必ず入賞する。この構成によると、ボーナス遊技状態RBB以外で「BED1」〜「BED2」、「BEE1」、「BEF1」、「BEG1」のいずれかに入賞した場合は、RBB内部中が確定する。
当選役グループ「SP_01」は、「SPA1」〜「SPA2」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、いずれかの構成役の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。「SPA1」〜「SPA2」は、左リール13L以外は、どのようなタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されても入賞するように入賞図柄が配置されているが、左リール13Lでは、ストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、「SPA1」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「R7(赤7)」と、「SPA2」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「G7(緑7)」のいずれも入賞ラインに引き込むことができない。そのため、左リール13Lのストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、いずれの構成役(「SPA1」〜「SPA2」)にも入賞しない、取りこぼしが発生する。なお、CBB内部中で、当該当選役グループの取りこぼしが発生した場合は、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞するように構成されており、この場合は、遊技状態がCBB内部中からボーナス遊技状態CBBに移行する。
当選役グループ「SP_02」は、「SPA2」〜「SPA3」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、いずれかの構成役の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。「SPA2」〜「SPA3」は、左リール13L以外は、どのようなタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されても入賞するように入賞図柄が配置されているが、左リール13Lでは、ストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、「SPA2」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「G7(緑7)」と、「SPA3」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「MD(ブランク)」のいずれも入賞ラインに引き込むことができない。そのため、左リール13Lのストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、いずれの構成役(「SPA2」〜「SPA3」)にも入賞しない、取りこぼしが発生する。なお、CBB内部中で、当該当選役グループの取りこぼしが発生した場合は、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞するように構成されており、この場合は、遊技状態がCBB内部中からボーナス遊技状態CBBに移行する。
当選役グループ「SP_03」は、「SPA1」、「SPA3」で構成されている。そのため、リール回転制御手段106は、当該当選役グループに当選した場合は、いずれかの構成役の入賞図柄が入賞ラインに停止するようにリール制御を行う。「SPA1」、「SPA3」は、左リール13L以外は、どのようなタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されても入賞するように入賞図柄が配置されているが、左リール13Lでは、ストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、「SPA1」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「R7(赤7)」と、「SPA3」の左リール13Lの入賞図柄である図柄「MD(ブランク)」のいずれも入賞ラインに引き込むことができない。そのため、左リール13Lのストップスイッチ21Lの操作タイミングによっては、いずれの構成役(「SPA1」、「SPA3」)にも入賞しない、取りこぼしが発生する。なお、CBB内部中で、当該当選役グループの取りこぼしが発生した場合は、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞するように構成されており、この場合は、遊技状態がCBB内部中からボーナス遊技状態CBBに移行する。なお、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時のリール制御については、後で詳細に説明する。
当選役グループ「CH_01」は、「CPA1」〜「CPA2」(3枚役)、「CPB1」〜「CPB4」で構成されている。この場合、リール回転制御手段106は、3枚役である「CPA1」〜「CPA2」が優先的に入賞するようにリール制御を行う。そのため、「CPA1」〜「CPA2」の入賞図柄を入賞ラインに引き込み可能なタイミングで各ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作された場合は、「CPA1」〜「CPA2」に入賞する。一方、「CPA1」〜「CPA2」の入賞図柄を入賞ラインに引き込み可能なタイミングで各ストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されなかった場合、リール回転制御手段106は、「CPB1」〜「CPB4」が入賞するようにリール制御を行う。「CPB1」〜「CPB4」は、ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、必ずいずれかに入賞するように入賞図柄が配置されている。そのため、「CPA1」〜「CPA2」の取りこぼしが発生した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、「CPB1」〜「CPB4」のいずれかに必ず入賞する。
当選役グループ「ALL_1」は、全ての小役で構成されている。当該当選役グループは、RB状態でのみ役抽選の対象となっており、リール回転制御手段106は、RB状態で当該当選役グループに当選した場合は、例えば、「BEA1」に入賞するようにリール制御を行う。上述のように、「BEA1」は取りこぼしがない役であるため、当該当選役グループに当選した場合は、必ず「BEA1」に入賞する。
当選役グループ「ALL_2」は、「ZKY1」で構成されている。当該当選役グループは、RB状態でのみ役抽選の対象となっており、リール回転制御手段106は、RB状態で当該当選役グループに当選した場合は、「ZKY1」が入賞するようにリール制御を行う。この場合、各ストップスイッチ21L,21M,21Rがどのようなタイミングで操作されても、「ZKY1」の入賞図柄が引き込み可能な範囲に配置されている。したがって、当該当選役グループに当選した場合は、「ZKY1」に必ず入賞する(取りこぼしなし)。また、当該当選役グループは、設定6以外は抽選値が0に設定されており、設定6以外では実質的に当選しないように構成されている。そのため、「ZKY1」に入賞した時点で設定6が確定する。なお、設定6以外にも抽選値を設定し、設定6以外でも当選するようにしてもよい。この場合、例えば、高設定ほど当選し易くなるように抽選値を設定し、「ZKY1」の入賞により設定値が推測できるようにしてもよい。
当選役グループ「ALL_3」は、全ての1枚役で構成されている。当該当選役グループは、RB状態でのみ役抽選の対象となっており、リール回転制御手段106は、RB状態で当該当選役グループに当選した場合は、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作タイミングに応じて、いずれかの1枚役が入賞するようにリール制御を行う。この場合、どのようなタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されても、必ずいずれかの1枚役に入賞する。
(8)図柄判定手段107
図4の図柄判定手段107は、リール検出手段105により検出された各リール13L,13M,13Rそれぞれの回転位置に基づき、リール回転制御手段106により停止制御された各リール13L,13M,13Rの図柄の表示態様が、予め定められた表示態様であるかどうかの判定を行うものである。
具体的には、図柄判定手段107は、リール回転制御手段106により全てのリール13L,13M,13Rが停止制御されたときに、各リール13L,13M,13Rの回転位置情報を取得して入賞ラインの図柄組合せを特定する。そして、特定した図柄組合せが、所定の当選役の入賞にかかる図柄組合せに該当する場合は、当該当選役に入賞したと判定し、いずれにも該当しない場合はハズレと判定する。
(9)払出制御手段108
図4の払出制御手段108は、図柄判定手段107が、いずれかの当選役に入賞したと判定したときに、それがメダル払い出しのある入賞であれば、ホッパーユニット43を動作させて、入賞した役に対応した払出数だけメダルを払い出すものである。ただし、クレジットメダルの貯留枚数が上限値(この実施形態では例えば50枚)に達していない場合は、払出数分だけクレジットメダルの枚数を増加する。
(10)メダル制御手段109
図4のメダル制御手段109は、メダルセレクタ48の動作を制御することにより、メダル受入可と受入不可とを切換えるものである。
(11)有利区間移行制御手段110
図4の有利区間移行制御手段110(本発明の「区間移行制御手段」に相当)は、初期RT(RT0)やCBB内部中などに、遊技者に有利なストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様を報知することが許容される有利区間と、このような報知が許容されない非有利区間との間の移行を制御するものであり、有利区間継続遊技数カウント手段110aと、増加枚数カウント手段110bとを備える。
この実施形態において、有利区間移行制御手段110は、非有利区間において当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合は、非有利区間から有利区間に移行させる。また、有利区間移行制御手段110は、非有利区間において、ボーナス役である当選役グループ「RBB」に当選した場合も、非有利区間から有利区間に移行させる。このとき、有利区間移行制御手段110は、RWM65のフラグ格納手段653に設定された有利区間フラグをONに設定する。なお、非有利区間から有利区間に移行させる当選役グループについては、適宜変更可能であり、例えば、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」または「KY_01」〜「KY_04」に当選したときに有利区間に移行させるなど、当該移行にかかる役(当選役グループ)が複数種類あってもよい。また、この実施形態では、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」に当選すれば、必ず有利区間に移行するように構成したが、有利区間移行制御手段110は、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時に移行抽選を行い、この抽選に当選した場合に有利区間に移行させるなど、当選時の一部で有利区間に移行させるようにしてもよい。
a)有利区間継続遊技数カウント手段110a
有利区間継続遊技数カウント手段110aは、有利区間の継続遊技数をカウントするものであり、有利区間フラグがONに設定されてから当該フラグがOFFに設定されるまでの遊技数をカウントする。具体的には、有利区間継続遊技数カウント手段110aは、有利区間フラグがONに設定されてから1ゲームを消化する度にRWM65に設定された有利区間遊技数カウンタ654のカウント値を+1加算する。
b)増加枚数カウント手段110b
増加枚数カウント手段110bは、遊技者の所持メダルの増加数をカウントするものである。増加枚数カウント手段110bは、メダルの払い出しがあった場合、その枚数分をRWM65に設定された増加メダル数カウンタ655に加算する。また、増加枚数カウント手段110bは、メダルの投入があった場合はその枚数分だけ増加メダル数カウンタ655のカウント値を減算する。ただし、マイナスとなる場合は、0のカウント値を維持する。
また、有利区間移行制御手段110は、有利区間遊技数カウンタ654のカウント値が上限値(例えば、1500ゲーム)に到達した場合は、有利区間から非有利区間に移行させるとともに、有利区間フラグをOFFに設定する(継続数のリミッタ)。このとき、有利区間継続遊技数カウント手段110aは、有利区間遊技数カウンタ654のカウント値を0にクリアする。
また、有利区間移行制御手段110は、有利区間において、増加メダル数カウンタ655のカウント値が上限値(例えば、2400枚)に到達した場合は、有利区間から非有利区間に移行させるとともに、有利区間フラグをOFFに設定する(増加枚数のリミッタ)。このとき、増加枚数カウント手段110bは、増加メダル数カウンタ655のカウント値を0にクリアする。
また、有利区間移行制御手段110は、増加メダル数カウンタ655のカウント値が上限値よりも少ないが、遊技者に有利な報知を規制するために設定された閾値(例えば、1000枚)を超える場合において、遊技状態がCBB内部中以外であった場合は、CBB内部中に移行したときに、有利区間から非有利区間に移行させるとともに、有利区間フラグをOFFに設定する。このとき、増加枚数カウント手段110bは、増加メダル数カウンタ655のカウント値を0にクリアする。なお、この実施形態では、CBB内部中に移行したゲームで有利区間から非有利区間に移行させるように構成したが、CBB内部中に移行した後であれば、任意のタイミングで非有利区間に移行させることができる。
また、有利区間移行制御手段110は、増加メダル数カウンタ655のカウント値が上記閾値(例えば、1000枚)を超える場合において、遊技状態がCBB内部中であった場合は、当該閾値を超えたゲームの次のゲームで有利区間から非有利区間に移行させるとともに、有利区間フラグをOFFに設定する。このとき、増加枚数カウント手段110bは、増加メダル数カウンタ655のカウント値を0にクリアする。
(12)初期RT報知権利付与抽選手段111
初期RT報知権利付与抽選手段111は、初期RT(RT0)において、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときに、当該当選役の種類を液晶表示器27で報知する権利(初期RT報知権利)を付与するか否かを抽選により決定するものである。初期RT報知権利付与抽選手段111は、例えば、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したときに、初期RT報知権利を付与するか否かの抽選を行う。当該抽選に当選した場合、初期RT報知権利付与抽選手段111は、RWM65に設定された初期RT報知権利数カウンタ656に、付与された権利数分だけ加算する。
また、初期RT(RT0)で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」の当選時にその種類を特定可能な情報が報知されたときは、初期RT報知権利数カウンタ656のカウント値が−1減算される。なお、初期RT報知権利を付与するか否かの抽選が行われる当選役グループは、適宜変更することができる。
(13)CBB内部中報知権利付与抽選手段112
CBB内部中報知権利付与抽選手段112は、CBB内部中において、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したときに、当選役の種類を液晶表示器27で報知する権利(CBB内部中報知権利)を付与するか否かを抽選により決定するものである。CBB内部中報知権利付与抽選手段112は、例えば、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したときに、CBB内部中報知権利を付与するか否かの抽選を行う。当該抽選に当選した場合、CBB内部中報知権利付与抽選手段112は、RWM65に設定されたCBB内部中報知権利数カウンタ657に、付与された権利数分だけ加算する。
また、CBB内部中で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかの当選時にその種類を特定可能な情報が報知されたときは、CBB内部中報知権利数カウンタ657のカウント値が−1減算される。なお、CBB内部中報知権利を付与するか否かの抽選が行われる当選役グループは、適宜変更することができる。
ここで、メダルの増加に関しては、CBB内部中で有利な報知が行われるよりも、初期RT(RT0)において有利な報知が行われる方が有利となることから、この実施形態では、初期RT報知権利は、CBB内部中報知権利よりも付与されにくくなっている。
なお、有利区間が強制的に終了した場合(有利区間の継続遊技数の上限による終了、メダルの増加枚数の上限による終了)は、初期RT報知権利数カウンタ656およびCBB内部中報知権利数カウンタ657それぞれのカウント値を0にクリアするようにしてもよい。このようにすると、非有利区間に移行したあと、再度有利区間に移行したときに早期に初期RT(RT0)に移行し、過度に遊技者に有利な状態となるのを防止することができる。
(14)報知規制フラグ設定手段113
報知規制フラグ設定手段113(本発明の「報知制御手段」に相当)は、有利区間中の有利な報知を規制するか否かを決定する報知規制フラグを設定するものである。
上記のように、この実施形態では、初期RT(RT0)では、メダルが増加するボーナス遊技状態RBBへの移行にかかる当選役グループ「RBB」に当選する可能性がある。また、CBB内部中は、新たなボーナスに当選することはない。そのため、初期RT(RT0)でCBB内部中に移行する前に当選役グループ「RBB」に当選させ、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBとをループさせることでメダルを増やす、というゲーム性となる。つまり、初期RT(RT0)のときは、CBB内部中に移行させないようにし、CBB内部中のときは持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞させて、ボーナス遊技状態CBBを経由し、初期RT(RT0)に移行させることがメダルの増加に繋がる。
初期RT(RT0)でCBB内部中に移行させないようにする方法は、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときに、当該ゲームで当選役に入賞させることである。一方、CBB内部中に持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞させる方法は、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時に、取りこぼしを発生させることである。そこで、この実施形態では、初期RT(RT0)において、報知権利がある状態で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選した場合は、当選役の種類を特定可能な情報が報知用表示器60および液晶表示器27により報知される。そのため、初期RT報知権利がある場合は、初期RT(RT0)の維持が可能となる。一方、CBB内部中において、CBB内部中報知権利がある状態で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合は、当選役の種類を特定可能な情報が報知用表示器60および液晶表示器27により報知される。そのため、CBB内部中報知権利がある場合は、初期RT(RT0)に移行させることが可能となる。
したがって、これらの報知権利があれば、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBとのループが容易となり、メダルが容易に増加する。このように、有利な状態(例えば、ループしている状態)が長期間継続したり、メダルが過度に増加する構成にすると遊技者に過度に射幸心を煽ることになる。そのため、上述のように、有利区間の継続ゲーム数が上限(例えば、1500ゲーム)に到達した場合や、有利区間でのメダルの増加数が上限(例えば、2400枚:本発明の「規定量」に相当)に到達した場合は、有利区間を強制的に終了させて、有利な報知が行われないようにしている。
しかしながら、初期RT(RT0)では、当選役グループ「RBB」の当選確率が1/8、当選役グループ「CBB_1」および「CBB_2」の当選確率の合算が1/15に設定されているため、有利区間でのメダルの増加枚数が上限(例えば、2400枚)に到達したときに報知を禁止しても、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBとのループによりさらなるメダルの獲得が期待できる。そこで、この実施形態では、有利区間でのメダルの増加数が上限に到達するのを抑えるために、メダルの増加枚数の上限値よりも少ない閾値(例えば、1000枚:本発明の「特定量」に相当)に到達すると、有利区間で報知権利がある状態であっても、遊技者に有利な報知を規制するようにしている。
具体的には、報知規制フラグ設定手段113は、有利区間において、増加メダル数カウンタ655のカウント値が閾値(例えば、1000枚)に到達すると、RWM65のフラグ格納手段653に設けられた報知規制フラグをONに設定する。報知規制フラグがONに設定されている場合は、有利区間であり、かつ、報知権利がある状態であっても報知用表示器60や液晶表示器27による有利な報知が規制される。また、報知規制フラグ設定手段113は、報知規制フラグをONに設定したときの遊技状態がCBB内部中以外の場合は、当該遊技状態から初めてCBB内部中に移行したときに、ONに設定した報知規制フラグをOFFに設定する。
閾値の設定方法としては、例えば、上限である2400枚から、初期RT(RT0)の滞在時の増加枚数の平均値(期待値)を減じた値とすることができる。また、上限値から、初期RT(RT0)での増加枚数の設計値に基づく正規分布等から求められる値(例えばnσ)を減じた値とすることもできる。
(15)コマンド作成手段114
図4のコマンド作成手段114は、役抽選手段103の役抽選結果に関する情報、各ストップスイッチ21L,21M,21R、スタートスイッチ19等の遊技者により操作される操作器具の操作に関する情報、遊技状態に関する情報、フラグ格納手段653に格納されている各種フラグの設定状態、報知用表示器60による報知態様に関する情報などの種々の情報をサブ制御基板73(サブCPU71)に送信するためのコマンドを生成するものである。そして、コマンド作成手段114により生成されたコマンドは、コマンド送信手段115によりサブ制御基板73に送信される。
例えば、役抽選手段103による役抽選が実行されたときに、役抽選結果を識別できるコマンドを作成する。サブ制御基板73では、送られてきたコマンドに基づき、種々の処理を実行する。
コマンド作成手段114は、図12に示すように、ボーナス役に関する役抽選結果として、「$00」〜「$04」のコマンドを作成する。ここで、ボーナス役(上位番号)の「$00」は、ボーナス役に関する役抽選結果がハズレであることを特定可能なコマンドを示し、「$01」は、ボーナス役に関する役抽選結果が当選役グループ「RBB」に当選したことを示す。さらに、「$02」は、当選役グループ「CBB_1」か「CBB_2」のいずれかに当選したことを示す。さらに、「$03」は、当選役グループ「CBB_1」に当選したことを示す。さらに、「$04」は、当選役グループ「CBB_2」に当選したことを示す。
また、コマンド作成手段114は、下位役番号の当選役グループに関する役抽選結果として、「$00」〜「$13」のコマンドを作成する。ここで、「$07」は、1枚役に入賞するか、あるいは、1枚役の取りこぼしが発生する当選役グループに当選したことを示す。また、「$08」は、ベル小役(「BEA1」「BEB1」「BEC1」〜「BEC2」「BED1」〜「BED2」「BEE1」「BEF1」「BEG1」「BEH1」〜「BEH3」)に入賞する役に当選したことを示す。さらに「$09」は「BEB1」に入賞する役に当選したことを示す。さらに「$0A」はボーナス役(当選役グループ「RBB」)と同時当選するベル役に当選したことを示す。さらに「$0B」は「BEH1」〜「BEH3」(BE右下がり)に入賞する役に当選したことを示す。さらに「$0F」は上段ライン(左リール13L:上段、中リール13M:上段、右リール13R:上段)に図柄「C1(コイン1)」か「C2(コイン2)」が揃い得る役(当選役グループ「X_04」)に当選したことを示す。さらに「$10」はRBB内部中において持ち越している当選役グループ「RBB」に入賞することがない1枚役(当選役グループ「KY_03」)に当選したことを示す。さらに「$0C」はCBB内部中においてボーナス遊技状態CBBに移行可能な当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したことを示す。その他のコマンドは、当選役グループに応じて個別に設定されたコマンドであり、当該コマンドをサブ制御基板73側で受信すれば、当選している役を特定可能である。
なお、RBB一般で当選役グループ「RB」に当選した場合であっても、コマンド作成手段114は、ボーナス役に関する役抽選結果に関するコマンドとして、「$00」のコマンドを作成する。そのため、サブ制御基板73側では、当該コマンドを受信しただけでは、当選役グループ「RB」の当選を検知できない。ただし、RBB一般では、当選役グループ「RB」は単独当選のみであり、他の当選役グループと同時当選する場合はない。そのため、RBB一般で当選役グループ「RB」に当選した場合、コマンド作成手段114は、下位役番号の役抽選結果はハズレ(HZ)となる。このとき、コマンド作成手段114により、下位役番号に関する役抽選結果として、「$07」が作成される。ただし、上述のリール回転制御手段106のリール制御によれば、RBB一般で「$07」が作成される他の役抽選結果(当選役グループ「X_01」〜「X_03」、「KY_03」)では、必ず1枚役に入賞するように構成されている。また、RBB一般において、当該他の役抽選結果(当選役グループ「X_01」〜「X_03」、「KY_03」)の場合に、コマンド作成手段114により作成される上位役番号は、いずれも「$00」である。そのため、ボーナス役(上位役番号)に関する役抽選結果として「$00」のコマンド、下位役番号に関する役抽選結果として「$07」のコマンドを受信した場合において、払出枚数が「0枚」を特定するコマンドを受信した場合、サブ制御基板73側では、当選役グループ「RB」に当選したゲームであったことを検知できる。さらに、サブ制御基板73では、図柄判定手段107の判定結果を特定可能なコマンドを受信することから、当該当選役グループ「RB」の当選時に、「SFT」に入賞したか否かを判定可能である。
この構成によれば、RBB一般において、当選役グループ「RB」に当選したか否かは、全てのリール13L,13M,13Rの停止制御の処理が終わった後となる。そのため、メイン制御基板63からサブ制御基板73への送信信号を取得することにより、RBB一般においてRB状態への移行を回避するゲーム(当選役グループ「RB」の当選ゲーム)を特定するという不正行為を防止できる。さらに、後述するように、遊技者に対して停止処理終了後に当選役グループ「RB」を持ち越したことを示唆する演出を実行可能となることで、遊技者の興趣の向上を図ることができる。なお、このような不正行為を防止する他の方策として、リール13L,13M,13Rが回転中は当選役グループ「RB」に当選したことを特定可能なコマンドを送信せずに、全てのリールが当選した後に、当選役グループ「RB」に当選したことを特定可能なコマンドを別途送信するようにしてもよい。
(16)コマンド送信手段115
図4のコマンド送信手段115は、メイン制御基板63からサブ制御基板73へ、種々のデータを含む通信コマンドを一方通行で送信するものである。すなわち、コマンド送信手段115は、初期RT(RT0)、ボーナス遊技状態RBB、CBB、RBB内部中、CBB内部中などの遊技状態、役抽選手段103の役抽選結果、図柄判定手段107による図柄判定結果、各リール13L,13M,13Rの回転・停止状態、払出制御手段108によるメダルの払出状態、前面扉5の開放または閉塞の状態、スロットマシン1のエラー状態、フラグ格納手段653に格納されている各種フラグの状態、報知用表示器60による報知態様など、スロットマシン1の状態を表すデータをサブ制御基板73へ送信する。
また、コマンド送信手段115は、投入センサ53により投入メダルが検出されたとき、ベットスイッチ15が操作されたとき、最大ベットスイッチ17が操作されたとき、再遊技役の入賞に伴って自動投入(賭数の自動設定処理)が行われるとき、ベット枚数カウンタ(図示省略)に格納されるベット枚数分のメダル投入が行われたことを表すデータをサブ制御基板73に送信する。
また、コマンド送信手段115は、払出制御手段108により払い出されるメダル数を表すデータや、スタートスイッチ19およびストップスイッチ21L,21M,21Rなどの各種スイッチが遊技者により操作されたことを示すデータなどもサブ制御基板73に送信する。
(サブ制御基板)
次に、サブ制御基板73について詳細に説明する。サブ制御基板73は、メイン制御基板63から送信された通信コマンドを受信し、メイン制御基板63の動作や状態に応じた演出を行うものである。図4に示すように、サブ制御基板73は、メモリ75に格納されたプログラムを実行することにより実現される種々の機能や、ハードウェアにより実現される種々の機能を備えている。
(1)コマンド受信手段200
図4のコマンド受信手段200は、メイン制御基板63のコマンド送信手段115により送信された種々のデータを含む通信コマンドを受信するものである。コマンド受信手段200は、メイン制御基板63から送信される通信コマンドを受信し、通信コマンドを受信すれば、通信コマンドの種類に応じてサブ制御基板73が備える各機能に通知を行う。
(2)演出内容決定手段201
図4の演出内容決定手段201は、コマンド受信手段200が受信した通信コマンドに応じて、演出の内容を決定するためのものである。具体的には、遊技の進行や、役抽選手段103の役抽選結果などに対応して予め設定された演出パターンから、スピーカ31L,31Rから流れる音楽を決定したり、上部ランプ部33や下部ランプ部37L,37Rの光源を一斉にあるいは個別に点滅したりするなどの演出を決定する。
例えば、演出内容決定手段201は、コマンド受信手段200が役抽選手段103の役抽選結果に関するコマンドを受信した場合、当該役抽選結果に対応する演出群の中から一の演出を実行演出内容に決定する。この演出群の中には、役抽選結果を遊技者に示唆する演出が含まれる。また、演出内容決定手段201は、当選役グループ「RB」の当選時に、「SFT」に入賞しなかった場合は、有利なRB持越し状態に移行したことを告知すべく、スピーカ31L,31Rから告知音を鳴らすという演出内容に決定する。なお、当該告知に関する演出は、告知音に限らず、例えば、ランプ部33による告知など適宜採用することができる。
また、演出内容決定手段201は、コマンド受信手段200が(i)遊技状態が初期RT(RT0)(ii)有利区間フラグがON(iii)初期RT報知権利が1以上(iv)報知規制フラグがOFF設定(v)役抽選結果が当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」、の(i)〜(v)を特定可能なコマンドを受信した場合は、液晶表示器27に当選役グループの種類を特定可能な情報を表示するという演出内容に決定する。すなわち、有利区間中、かつ、遊技状態が初期RT(RT0)であって、初期RT報知権利を所持している状態で、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選した場合は、当該ゲームで当選した当選役グループ(「CBB_1」または「CBB_2」)で入賞させるのを幇助すべく、液晶表示器27に当選役グループの種類を特定可能な情報を表示する。これにより、遊技者は当選役(当選役グループ)に入賞させることが可能となり、有利な初期RT(RT0)から不利なCBB内部中に移行するのを回避できる。なお、このような液晶表示器27による有利な情報の報知に関しては、報知用表示器60の報知態様を特定可能なコマンドに基づいて行ってもよい。
ただし、(i)〜(iii)を満たしていても、報知規制フラグがONに設定されている場合((iv)を満たさない場合)、すなわち、有利区間でのメダルの増加枚数が閾値である1000枚を超えている場合は、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選していても、当選役グループを特定可能な情報は表示されない。この場合、遊技者は自力で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に入賞させ、不利なCBB内部中に移行するのを回避させる必要がある。
また、演出内容決定手段201は、コマンド受信手段200が(a)遊技状態がCBB内部中(b)有利区間フラグがON(c)CBB内部中報知権利が1以上(d)報知規制フラグがOFF設定(e)役抽選結果が当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれか、の(a)〜(e)を特定可能なコマンドを受信した場合は、液晶表示器27に当選役グループの種類を特定可能な情報を表示するという演出内容に決定する。すなわち、有利区間中、かつ、遊技状態がCBB内部中であって、CBB内部中報知権利を所持している状態で、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合は、当該ゲームで当選した当選役グループ(「SP_01」〜「SP_03」)の構成役のいずれにも入賞させないようにするのを幇助すべく、液晶表示器27に当選役グループの種類を特定可能な情報を表示する。これにより、遊技者は当選役(当選役グループ)の取りこぼしが容易となる。また、取りこぼしが発生した場合は、持ち越しているボーナス役(「CBB_1」または「CBB_2」)に入賞することから、CBB内部中を脱出して有利な初期RT(RT0)に移行させることができる。なお、このような液晶表示器27による有利な情報の報知に関しては、報知用表示器60の報知態様を特定可能なコマンドに基づいて行ってもよい。
ただし、(a)〜(c)を満たしていても、報知規制フラグがONに設定されている場合((d)を満たさない場合)、すなわち、有利区間でのメダルの増加枚数が閾値である1000枚を超えている場合は、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選していても、当選役グループの種類を特定可能な情報は表示されない。この場合、遊技者は自力で当選役グループ(「SP_01」〜「SP_03」)の取りこぼしを発生させ、ボーナス遊技状態CBBを経由して有利な初期RT(RT0)に移行させる必要がある。なお、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合の取りこぼしの手順については後述する。
また、演出内容決定手段201は、有利区間中、かつ、遊技状態が初期RT(RT0)であって、初期RT報知権利が1以上ある可能性があり、さらに報知規制フラグがOFFに設定されている場合は、液晶表示器27の背景画面に、例えば、「チャンスゾーン」の文字を表示するという演出内容に決定する。これにより、遊技者は当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときには当選役グループの種類が報知され、CBB内部中への移行の回避が容易となっている状態であることが分かる。
また、演出内容決定手段201は、有利区間中、かつ、遊技状態がCBB内部中であって、CBB内部中報知権利が1以上ある可能性があり、さらに報知規制フラグがOFFに設定されている場合にも、液晶表示器27の背景画面に、例えば、「チャンスゾーン」の文字を表示するという演出内容に決定する。これにより、遊技者は当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したときには当選役グループの種類が報知され、CBB内部中を脱出するのが容易となっている状態であることが分かる。
一方、有利区間中、かつ、遊技状態が初期RT(RT0)であって、初期RT報知権利が1以上であっても、報知規制フラグがONに設定されている場合は、液晶表示器27の背景画面に、例えば、「自力ゾーン」の文字を表示するという演出内容(本発明の「特殊演出」に相当)に決定する。これにより、遊技者は当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選しても当選役グループの種類が報知されず、自力でCBB内部中への移行を回避する必要がある状態であることが分かる。
また、有利区間中、かつ、遊技状態がCBB内部中であって、CBB内部中報知権利が1以上であっても、報知規制フラグがONに設定されている場合は、初期RT(RT0)の場合と同様、液晶表示器27の背景画面に、例えば、「自力ゾーン」の文字を表示するという演出内容に決定する。これにより、遊技者は当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選しても当選役グループの種類が報知されず、自力でCBB内部中を脱出する必要がある状態であることが分かる。「自力ゾーン」の文字の表示は、報知規制フラグがONに設定されてから当該有利区間が終了するまで、すなわち、初期RT(RT0)からCBB内部中に移行するまで継続する。
なお、このような有利な報知が行われる状態と、有利な報知が行われない状態(報知規制状態)とが分かる演出については、両状態を区別できる演出であれば、適宜変更可能である。例えば、表示窓11の枠に沿って複数のランプ(枠ランプ)が並設されている場合は、当該枠ランプの色を有利報知が行われる状態と、報知が行われない状態とで変えるようにしてもよい。また、どちらか一方の状態のときだけ、枠ランプを常時点灯させるようにしてもよい。また、報知規制状態であるか否かを示す報知ランプを別途設け、報知規制状態であるときに、当該ランプを点灯するようにしてもよい。
(3)表示制御手段202
図4の表示制御手段202は、演出内容決定手段201から送信された信号に含まれるデータに基づいて、上部ランプ部33や下部ランプ部37L,37Rの光源を一斉にあるいは個別に点滅したりするなどの演出を実行するものである。
(4)音声制御手段203
図4の音声制御手段203は、演出内容決定手段201から送信された信号に含まれるデータに基づいて、スピーカ31L,31Rから音楽を流したり、音声を出力したりするなどの演出を実行するものである。
次に、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時の取りこぼしの手順を説明すべく、図13および図14を参照して、これらの役(当選役グループ)の当選時のリール回転制御手段106のリール制御について詳細に説明する。上述のように、この実施形態では、CBB内部中はメダルが増加するボーナス遊技状態RBBへの移行が期待できないことから、CBB内部中から、いち早くボーナス遊技状態CBBに移行させ、該ボーナス遊技状態CBBの終了後に移行する初期RT(RT0)で、当選役グループ「RBB」に当選させるというゲーム性である。CBB内部中で持ち越している当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」に入賞させるためには、CBB内部中に当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選し、そのゲームで構成役のいずれにも入賞しない、取りこぼしを発生させる必要がある。
当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」(以下では、これらをまとめて「3択チャンス」と称する場合もある)の右リール13Rの入賞図柄は、いずれも「RP(リプレイ)」である。したがって、例えば、CBB内部中において、毎ゲームで第1停止リールを右リール13Rとなる押し順でストップスイッチ21Rを操作すれば、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したゲームにおいて、リール回転制御手段106は、右リール13Rの入賞ライン(下段)に図柄「RP(リプレイ)」を停止させるリール制御を行う。右リール13Rの図柄「RP(リプレイ)」は、どのようなタイミングでストップスイッチ21Rが操作されても入賞ラインに引き込むことが可能な位置に配置されている。したがって、CBB内部中に右ストップスイッチ21R(第1停止)を操作すれば、右リール13Rの上段には図柄「T1(トマト1)」あるいは図柄「T2(トマト2)」、中段には図柄「BE(ベル)」、下段には図柄「RP(リプレイ)」が必ず停止する(図14参照)。この停止出目(停止図柄)により、第1停止の時点で、「3択チャンス」に当選したことが分かる。ただし、チャンスゾーンで有利な報知が行われている場合を除き、この時点(第1停止)では、「3択チャンス」のうち、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれに当選したかは分からない。
当選役グループ「SP_01」の左リール13Lの入賞図柄は、図柄「R7(赤7)」(「SPA1」)または図柄「G7(緑7)」(「SPA2」)である。また、当選役グループ「SP_02」の左リール13Lの入賞図柄は、図柄「G7(緑7)」(「SPA2」)または図柄「MD(ブランク)」(「SPA3」)である。また、当選役グループ「SP_03」の左リール13L入賞図柄は、図柄「R7(赤7)」(「SPA1」)または図柄「MD(ブランク)」(「SPA3」)である(図8参照)。
したがって、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_01」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「R7(赤7)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「R7(赤7)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(a)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA1」である。「SPA1」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mの操作タイミングに応じて、中リール13Mの中段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が必ず停止する(図14(a)参照)。
一方、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_01」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「G7(緑7)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「G7(緑7)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(a)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA2」である。「SPA2」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mの操作タイミングに応じて、中リール13Mの中段に図柄「T1(トマト1)」または図柄「T2(トマト2)」が必ず停止する(図14(a)参照)。
これらに対して、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_01」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「R7(赤7)」および図柄「G7(緑7)」のいずれも引き込むことができないタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、当選役グループ「SP_01」の構成役のいずれにも入賞させることができない状態となる。図柄「R7(赤7)」および図柄「G7(緑7)」のいずれも引き込むことができないのは、左リール13Lの中段に、図柄番号0、6〜10、16〜19が位置するタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合である(図13参照)。この場合、リール回転制御手段106は、持ち越している当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」に入賞するようにリール制御を行う。
例えば、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_1」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBA1」〜「CBBA9」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかである。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_01」を取りこぼすタイミング(図柄番号0、6〜10、16〜19)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかを入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「T1(トマト1)」、図柄「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかが必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_1」の構成役の一部である「CBBA1」〜「CBBA9」のいずれかに必ず入賞する。このとき、「CBBA1」〜「CBBA6」に入賞した場合は、右上がりラインに図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」が揃う図柄組合せとなり、「CBBA7」〜「CBBA9」は、左リール13Lの下段に図柄「BR(バー)」、中リール13Mの中段に(左リール13L)の中段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」、右リール13Rの上段に図柄「T1(トマト1)」または「T2(トマト2)」に停止する図柄組合せとなる。以上のように、当選役グループ「SP_01」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_1」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号0、6〜10、16〜19が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
一方、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_2」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBB1」〜「CBBB3」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、いずれも「C1(コイン)」である。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_01」を取りこぼすタイミング(図柄番号0、6〜10、16〜19)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「C1(コイン1)」を入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「C1(コイン1)」が必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_2」の構成役の一部である「CBBB1」〜「CBBB3」のいずれかに必ず入賞する。このとき、左リール13Lの上段に図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかが停止し、中リール13Mの上段に図柄「T1(トマト1)」か図柄「T2(トマト2)」が停止し、右リール13Rの上段に図柄「T1(トマト1)」か図柄「T2(トマト2)」が停止する図柄組合せとなる。以上のように、当選役グループ「SP_01」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_2」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号0、6〜10、16〜19が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
また、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_02」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「G7(緑7)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「G7(緑7)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(b)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA2」である。「SPA2」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「RP(リプレイ)」」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「RP(リプレイ)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、中リール13Mの中段に図柄「RP(リプレイ)」が必ず停止する(図14(b)参照)。
一方、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_02」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「MD(ブランク)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「MD(ブランク)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(b)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA3」である。「SPA3」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「RP(リプレイ)」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「RP(リプレイ)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、中リール13Mの中段に図柄「RP(リプレイ)」が必ず停止する(図14(b)参照)。
これらに対して、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_02」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「G7(緑7)」および図柄「MD(ブランク)」のいずれも引き込むことができないタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、当選役グループ「SP_02」の構成役のいずれにも入賞させることができない状態となる。図柄「G7(緑7)」および図柄「MD(ブランク)」のいずれも引き込むことができないのは、左リール13Lの中段に、図柄番号11〜15が位置するタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合である(図13参照)。この場合、リール回転制御手段106は、持ち越している当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」に入賞するようにリール制御を行う。
例えば、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_1」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBA1」〜「CBBA9」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかである。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_01」を取りこぼすタイミング(図柄番号11〜15)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかを入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかが必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_1」の構成役の一部である「CBBA1」〜「CBBA9」のいずれかに必ず入賞する。以上のように、当選役グループ「SP_02」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_1」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号11〜15が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
一方、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_2」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBB1」〜「CBBB3」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、いずれも「C1(コイン)」である。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_02」を取りこぼすタイミング(図柄番号11〜15)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「C1(コイン1)」を入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「C1(コイン1)」が必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_2」の構成役の一部である「CBBB1」〜「CBBB3」のいずれかに必ず入賞する。以上のように、当選役グループ「SP_02」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_2」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号11〜15が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
また、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_03」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「R7(赤7)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「R7(赤7)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(c)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA1」である。「SPA1」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「BE(ベル)」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「BE(ベル)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」が必ず停止する(図14(c)参照)。
一方、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_03」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「MD(ブランク)」を入賞ライン(下段)に引き込み可能なタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、リール回転制御手段106は、当該図柄を入賞ラインに停止させるリール制御を行う。この場合は、左リール13Lの上段:図柄「BE(ベル)」、中段:図柄「C1(コイン1)」、下段:図柄「MD(ブランク)」が停止出目(停止図柄)となる(図14(c)参照)。なお、この時点(第2停止)で、入賞可能な構成役は「SPA3」である。「SPA3」の中リール13Mの入賞図柄は「ANY」、すなわち図柄の種類が不問である。このとき、リール回転制御手段106は、中リール13Mの中段に、図柄「BE(ベル)」が停止するようにリール制御を行う。中リール13Mでは、どのようなタイミングでストップスイッチ21Mが操作されても、中段に図柄「BE(ベル)」を引き込み可能である。したがって、ストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、中リール13Mの中段に図柄「BE(ベル)」が必ず停止する(図14(c)参照)。
これらに対して、当選している「3択チャンス」の種類が、当選役グループ「SP_03」であって、第2停止リールが左リール13Lの場合において、図柄「R7(赤7)」および図柄「MD(ブランク)」のいずれも引き込むことができないタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、当選役グループ「SP_03」の構成役のいずれにも入賞させることができない状態となる。図柄「R7(赤7)」および図柄「MD(ブランク)」のいずれも引き込むことができないのは、左リール13Lの中段に、図柄番号1〜5が位置するタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合である(図13参照)。この場合、リール回転制御手段106は、持ち越している当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」に入賞するようにリール制御を行う。
例えば、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_1」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBA1」〜「CBBA9」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかである。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_03」を取りこぼすタイミング(図柄番号1〜5)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかを入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「T1(トマト1)」、「T2(トマト2)」、「BR(バー)」のいずれかが必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_1」の構成役の一部である「CBBA1」〜「CBBA9」のいずれかに必ず入賞する。以上のように、当選役グループ「SP_03」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_1」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号1〜5が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
一方、持ち越しているのが当選役グループ「CBB_2」の場合、入賞が可能な構成役は、第1停止リールである右リール13Rの入賞図柄が「RP(リプレイ)」である、「CBBB1」〜「CBBB3」である。これらの左リール13Lの入賞図柄は、いずれも「C1(コイン)」である。なお、左リール13Lにおいて当選役グループ「SP_03」を取りこぼすタイミング(図柄番号1〜5)でストップスイッチ21Lが操作された場合は、必ず図柄「C1(コイン1)」を入賞ラインに引き込むことが可能である。したがって、当該当選役グループを取りこぼすタイミングでストップスイッチ21Lが操作された場合は、その操作タイミングに応じて、左リール13Lの下段に図柄「C1(コイン1)」が必ず停止する。第3停止リールである中リール13Mについては、取りこぼしがないためストップスイッチ21Mがどのようなタイミングで操作されても、必ず持ち越している当選役グループ「CBB_2」の構成役の一部である「CBBB1」〜「CBBB3」のいずれかに必ず入賞する。このように、当選役グループ「SP_03」の当選時に、持ち越している当選役グループ「CBB_2」に入賞可能なのは、左リール13Lの中段に図柄番号1〜5が位置するときにストップスイッチ21Lを操作することであり、このタイミングが正解のタイミングとなる。
以上のリール制御によれば、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかの当選時に、その種類を特定可能な情報が報知されると、左リール13Lの正解のタイミングを特定可能である。そのため、CBB内部中の当該情報の報知により、CBB内部中からの脱出が容易となる。
また、自力ゾーンなどの有利な報知が行われない状態の場合は、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかの当選時に不正解のタイミングとなる場合があるが、その場合は、停止出目によって当選していた種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)が分かるようになっている。
具体的には、当選役グループ「SP_01」の場合、左リール13Lにおいて不正解のタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、中リール13Mの中段に、図柄「T1(トマト1)」か「T2(トマト2)」が停止する。また、当選役グループ「SP_02」の場合、左リール13Lにおいて不正解のタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、中リール13Mの中段に、図柄「RP(リプレイ)」が停止する。また、当選役グループ「SP_03」の場合、左リール13Lにおいて不正解のタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、中リール13Mの中段に、図柄「BE(ベル)」が停止する。したがって、「3択チャンス」に当選した場合、左リール13Lにおいて正解のタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、図柄「T1(トマト1)」か「T2(トマト2)」が揃って、ボーナス遊技状態CBBに移行することが分かる。一方、左リール13Lにおいて不正解のタイミングでストップスイッチ21Lが操作されると、中リール13Mの中段の停止図柄によって、当選していた種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)が分かる。
なお、この実施形態では、押し順が逆挟み(右→左→中)以外の場合は、当選していた種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)を示唆するリール制御を行わない。また、逆挟み以外の押し順においては、「3択チャンス」の種類を示唆するリール制御が行われないので、示唆を見たくない遊技者は他の操作態様、例えば逆押し(右→中→左)を行うことで「3択チャンス」に当選したことは分かるが操作タイミングが不正解であったときの上記示唆を行わない遊技性を選択して遊技を行うことができる。また、順押し(左→中→右)や順挟み(左→右→中)を行うことで、そもそも「3択チャンス」に当選したことすら示唆しないようにする遊技性を選択して遊技を行うこともでき、遊技の興趣が向上する。
また、初期RT(RT0)において、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したときに、その種類を特定可能な情報が液晶表示器27に表示される場合があるが、この場合は、遊技者は当選役(当選役グループ)の入賞図柄が分かる。そのため、遊技者は、その表示に従って目押しをすれば、当選役(当選役グループ)に入賞し、CBB内部中への移行を回避できる。
次に、有利な報知が行われる場合と、そうでない場合について、図15に示す遊技フローの一例を参照して説明する。
例えば、遊技状態が有利区間で初期RT(RT0)のときに、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したとする。このときに報知規制フラグがONに設定されていた場合は、当選役(当選役グループ)の種類を特定可能な情報の報知(有利な報知)は行われない(図15の(a)参照)。したがって、有利な報知がないことにより、遊技者が当選役(当選役グループ)に入賞させることができなかったとする。この場合は遊技状態が初期RT(RT0)からCBB内部中に移行する。また、この場合、有利区間から非有利区間に移行するとともに、報知規制フラグがOFFに設定される。なお、有利区間で初期RT(RT0)の状態で、報知規制フラグがONに設定されている場合とは、例えば、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBのループにより、有利区間でのメダルの増加枚数が閾値(1000枚)に到達してから不利なCBB内部中に移行するまでの間の状態である。
続いて、CBB内部中で非有利区間のときに、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選したとする(3択チャンス:図15の(b))。このとき、非有利区間であるため、当選役(当選役グループ)の種類を特定可能な情報の報知(有利な報知)は行われない。したがって、有利な報知がないことにより、遊技者が不正解のタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rが操作されたとする。この場合は、CBB内部中が維持される。ただし、非有利区間で3択チャンスとなった場合は、非有利区間から有利区間に移行する。さらに、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」に当選した場合は、初期RT報知権利の付与抽選と、CBB内部中報知権利の付与抽選が行われるため、これらの抽選でそれぞれの報知権利を獲得したとする。
続いて、CBB内部中に再度3択チャンスとなった場合、この場合は、有利区間であって、報知規制フラグがOFFに設定され、さらにCBB内部中報知権利があるため、有利な報知が行われる(図15の(c))。この報知に従って遊技者が正解のタイミングでストップスイッチ21L,21M,21Rを操作すると、持ち越しているボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)に入賞し、遊技状態がボーナス遊技状態CBBに移行する。その後、ボーナス遊技状態CBBの終了条件が成立すると、ボーナス遊技状態CBBが終了し、遊技状態が初期RT(RT0)に移行する。
初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」に当選する前に、当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選した場合、初期RT報知権利がある限り、有利な報知が行われる(図15の(d))。したがって、当該報知に従えば当選ゲームで当選役に入賞させることができ、CBB内部中に移行せずに直接ボーナス遊技状態CBBに移行する。そして、ボーナス遊技状態CBBの終了後に再度初期RT(RT0)に戻る。
続いて、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」に当選し、当該ゲームで当選役に入賞した場合は、遊技状態がボーナス遊技状態RBBに移行する(図15の(e))。なお、初期RT(RT0)で当選役グループ「RBB」に当選し、当該ゲームで入賞しなかった場合は、遊技状態がRBB内部中を経由して、ボーナス遊技状態RBBに移行する。ボーナス遊技状態RBBの終了後は、初期RT(RT0)に戻る。
このように、CBB内部中に移行せずに、初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBがループした結果、有利区間でのメダルの増加枚数が閾値(1000枚)に到達したとする(図15の(f))。このとき、報知規制フラグがONに設定される。
続いて、初期RT(RT0)において、当選役グループ「RBB」に当選する前に再度当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」に当選したとする(図15の(g))。この場合は、報知規制フラグがONに設定されているため、有利区間であり、かつ、初期RT報知権利があった場合であっても、有利な報知は行われない。したがって、有利な報知がないことにより、遊技者が当選役(当選役グループ)に入賞させることができなかった場合は、遊技状態が初期RT(RT0)からCBB内部中に移行する。また、この場合、有利区間から非有利区間に移行するとともに、報知規制フラグがOFFに設定される。すなわち、図15の(a)と同じ状態となる。
したがって、上記した実施形態によれば、メダルの増加枚数が有利区間が強制的に終了する2400枚より少ない1000枚(閾値)に到達すれば、有利な報知が行われなくなるため、有利な状態(初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBのループ)が過度に継続するのを防止できる。また、有利区間でのメダルの増加枚数が1000枚に到達するまでは、初期RT(RT0)への移行や維持の報知(有利な報知)が行われるため、1000枚に到達するまでの遊技を安心して楽しむことができる。
また、報知の規制は、有利区間が終了する2400枚よりも少ない1000枚に到達したときに行われるため、報知規制後に初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBとがループしても、有利区間の強制終了する2400枚に到達し難くすることができる。さらに、有利区間においてメダルの増加量が有利な報知が規制される1000枚に到達した場合は、液晶表示器27にて「自力ゾーン」の文字が表示されるため、有利区間のメダルの増加枚数が有利な報知が規制される1000枚に到達したことを認識できるとともに、その後のメダルの増加は、自身のストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様の選択により決定されることを認識でき、より遊技性に対する興趣が向上する。また、有利な報知が終了しても、自力で有利な状態(初期RT(RT0)とボーナス遊技状態RBBのループ)の継続が可能であるため、報知終了することによる遊技者の不満を抑えることができる。
また、報知規制フラグがONに設定されたときに液晶表示器27に表示される「自力ゾーン」は、当該有利区間が終了して非有利区間に移行するまで表示が継続するため、遊技者は自力でメダルを増加させる状態であることを確実に認識でき、興趣が向上する。
また、例えば、初期RT(RT0)の途中で有利区間が終了するように構成されている場合は、有利区間が終了後の初期RT(RT0)で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」に当選し、再び有利区間に移行する。このとき、報知権利があると、不利なCBB内部中に移行せずに初期RT(RT0)が維持されることになるが、有利区間でのメダルの増加枚数は有利区間から非有利区間に移行するときに0にクリアされる。この場合、有利区間が強制終了されるメダルの増加枚数の基準(2400枚)が実質的に増えることになるため、遊技者にとって過度に有利となるおそれがある。しかしながら、この実施形態では、初期RT(RT0)の途中で有利区間から非有利区間に移行することはなく、有利な初期RT(RT0)から不利なCBB内部中に移行したときに、有利区間が終了するため、有利区間の強制終了の基準(2400枚)が実質的に増加し、有利な状態が過度に継続するのを防止できる。
また、例えば、有利区間が初期RT(RT0)の途中で終了する可能性があるように構成した場合、有利区間から非有利区間に移行するときに、報知規制フラグがONからOFFに設定される。この場合、報知権利があれば、不利なCBB内部中に移行せずに有利な初期RT(RT0)が維持されることから、遊技者に過度に有利となるおそれがある。しかしながら、この実施形態では、有利区間で報知規制フラグがONに設定されたときの遊技状態が初期RT(RT0)であった場合でも、当該有利区間は遊技状態がCBB内部中に移行するまでは継続し、これに伴って報知規制フラグのON設定も維持されるため、CBB内部中に移行せずに初期RT(RT0)が維持されるのを防止でき、遊技者に過度の射幸心を煽るのを防止できる。
また、非有利区間においてボーナス役(当選役グループ「RBB」)に当選した場合は、有利区間に移行するため、当該ボーナス遊技状態RBBでのメダルの増加枚数も、有利区間の強制終了の基準となる2400枚や、有利な報知が規制される基準となる1000枚に含まれることになる。そのため、遊技者にとって有利な状態が過度に継続するのを確実に防止できる。
また、有利な報知が行われるか否かにかかわず、CBB内部中に「3択チャンス」に当選した場合において、タイミングによって正解か不正解に分かれる左リール13Lが停止する前である、第1停止リール(右リール13R)の停止出目(停止図柄)によって、種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)は分からないが「3択チャンス」に当選したことが報知される。このようにすると、自力ゾーンにおいて左リール13Lに対して正解のタイミングで操作すべきゲームが分かるため、正解のタイミングを当てることに対して遊技者の興趣が向上する。
また、「3択チャンス」の当選時に左リール13Lの停止操作を正解のタイミングで行えなかった場合は、当選にかかる「3択チャンス」の種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)を示唆すべく、中リール13Mの停止制御が行われる。この場合、遊技者は今回の正解タイミングから次回以降の「3択チャンス」の種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)を予想する楽しみができるため、正解のタイミングで操作されなかったときの遊技者の興趣の低下を防止できる。さらに、「3択チャンス」の当選の示唆(第1停止:右リール13R)と、正解のタイミングの示唆(第3停止:中リール13M)とが、いずれもリール制御で行われるため、各リール13L,13M,13Rの停止結果を含むリールに対してより着目して遊技を行うことができ、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
また、「3択チャンス」の当選時に左リール13L(第2停止)の停止操作を正解のタイミングで行えなかった場合は、中リール13M(第3停止)の中段の停止出目(停止図柄)により、当選していた種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)が示唆される。この場合、遊技に最も影響する遊技結果を示す停止図柄に、より着目させることができ、遊技者の興趣が向上する。
また、この実施形態の当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時のリール制御によれば、第1停止リールの停止図柄(停止出目)により「3択チャンス」に当選したことを把握し、残りのリール(中リール13M)の停止図柄により正解のタイミング(左リール13L)で操作されなかったときの「3択チャンス」の種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)が分かるので、遊技者は各リールに対して異なる視点で着目することができ、興趣が向上する。
また、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」は、いずれも左リール13Lで正解の操作タイミングで操作されなかった場合であっても、構成役のいずれかに必ず入賞するため、遊技者の落胆を軽減することができる。また、タイミングで正解/不正解に分かれる左リール13L以外のリール(中、右リール13M,13R)は、どのようなタイミングで操作されても、構成役のいずれかに必ず入賞するため、遊技者は左リール13L以外のリール(中、右リール13M,13R)に対する停止操作を気軽に行うことができ、遊技を楽しむことができる。
また、当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時に、ストップスイッチの操作タイミングに関係なく入賞するリール(中リール13M)において、当選していた「3択チャンス」の種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)が示唆される。この場合、停止操作を気軽に行うことができるリール(中リール13M)の停止図柄に意味合いを持たせることにより、遊技者の興趣がさらに向上する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上記したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記した実施形態では、有利な報知をメイン制御基板63により制御される報知用表示器60と、サブ制御基板73により制御される液晶表示器27とを用いて行ったが、当該報知を報知用表示器60のみで行ってもよい。この場合、当選役グループ(「CBB_01」、「CBB_2」、「SP_01」〜「SP_03」)の種類を特定可能となる、報知用表示器60の報知態様に関するコマンドや、当選役グループの種類を特定可能なコマンド(当選役グループ「CBB_01」:$03、「CBB_2」:$04、「SP_01」:$11、「SP_02」:$12、「SP_03」:$13)をサブ制御基板73側に送信する必要がなくなるため、セキュリティ性が向上する。
また、上記した実施形態では、初期RT(RT0)で当選役グループ「CBB_1」または「CBB_2」の当選時にその種類を特定可能な情報を報知するだけでなく、CBB内部中で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」の当選時にもその種類を特定可能な情報を報知したが、有利な報知として、どちらか一方の報知のみを採用してもよい。
また、この実施形態では、比率表示器69において、役物(RBB,CBB)が作動している遊技数の、総遊技数に対する百分率(役物滞在比率)を表示可能に構成したが、役物滞在比率に基準値(例えば、50%を超えると異常)を設け、当該基準値を超えている場合は、比率表示器69の所定のセグメントを点滅させるなどして当該比率に異常があるか否かを容易に検知できるようにしてもよい。
また、この実施形態では、ボーナス役(当選役グループ「CBB_1」、「CBB_2」)の持越し状態であるCBB内部中を不利な遊技状態としたが、例えば、出玉率が1を下回るボーナス遊技状態を設け、このボーナス遊技状態を不利な遊技状態に設定してもよい。この場合、例えば、ストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様によってメダルの払出枚数が異なる特定役(当選役グループ)を設け、報知権利がある場合は当該ボーナス遊技状態において特定役の当選時には払出枚数が多くなるストップスイッチ21L,21M,21Rの操作態様を報知する(有利な報知)。このようにすると、当該ボーナス遊技状態の終了条件が所定枚数のメダルの払い出しであった場合、報知権利があれば当該ボーナス遊技状態を終了させることで初期RT(RT0)に移行し、有利なボーナス抽選が受けられるようになるまでのゲーム数を減らすことができる。これに対して、報知権利がない場合は報知権利がある場合よりも当該ボーナス遊技状態を終了させるのに多くのゲーム数を消化しなければならず、この実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記した実施形態では、遊技状態の種類によらず非有利区間において当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選した場合は、必ず有利区間に移行するようにしたが、非有利区間で当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」のいずれかに当選しても、遊技状態が初期RT(RT0)である場合は、有利区間に移行させないようにしてもよい。このようにすると、例えば、継続ゲーム数や獲得枚数の上限に到達するなどにより、連荘ゾーン(初期RT(RT0))中に有利区間から非有利区間に移行した場合は、不利なCBB内部中に移行するまでは有利な報知が行われなくなるため、有利な状態が過度に継続するのを防止できる。
また、上記した実施形態では、第1停止リール(右リール13R)の停止出目(停止図柄)により、「3択チャンス」に当選したことを報知するようにしたが、例えば、右リール13R(第1停止)を停止させるときにバウンド停止させるなど、リール回転制御手段106の種々のリール制御により、「3択チャンス」の当選を報知するようにしてもよい。
また、「3択チャンス」に当選した際、左リール13Lにおいて正解のタイミングで操作されなかった場合は、中リール13Mの停止出目(停止図柄)によって、その種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)を示唆するように構成したが、例えば、中リール13Mのすべりコマ数の違いや、中リール13Mのバウンドストップの種類や、次のゲームのリールの始動動作や、次のゲームのバウンドストップなど、リール回転制御手段106のリール制御によって、前のゲームで当選していた「3択チャンス」の種類(当選役グループ「SP_01」〜「SP_03」)を示唆するようにしてもよい。
また、この実施形態によれば、「3択チャンス」の種類が3種類の場合について説明したが、3種類以上あってもよい。
本発明は、複数種類の図柄を可変表示する可変表示列を複数有する表示手段と、前記可変表示列それぞれの可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、全ての前記可変表示列が停止したときの図柄組合せに応じて遊技媒体が払い出される遊技機に広く適用することができる。
1…スロットマシン(遊技機)、13L,13M,13R…リール(表示手段、可変表示列)、14L,14M,14R…リールモータ(表示手段)、21L,21M,21R…ストップスイッチ(停止操作手段)、27…液晶表示器(報知手段、演出実行手段)、60…報知用表示器(報知手段)、100b…遊技状態設定手段(遊技状態移行制御手段)、103…役抽選手段、110…有利区間移行制御手段(区間移行制御手段)、113…報知規制フラグ設定手段(報知制御手段)

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を可変表示するリールを複数有する表示手段と、前記リールそれぞれの可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、全ての前記リールが停止したときの図柄組合せに応じて遊技者に遊技用価値を付与する遊技機において、
    特定役と、所定役とを含む複数の役のいずれに当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段と、
    前記遊技用価値が増加する有利な第1遊技状態と、前記遊技用価値が減少する不利な第2遊技状態と、前記第1遊技状態と前記第2遊技状態のどちらにも移行可能な所定遊技状態とを含む複数の遊技状態間の移行を制御する遊技状態移行制御手段と、
    前記停止操作手段の操作態様を報知可能な報知手段と、
    前記報知手段による報知を許容する有利区間と、前記報知手段による報知を許容しない非有利区間との間の移行を制御する区間移行制御手段と、
    前記報知手段による報知を制御する報知制御手段と、
    遊技の進行に合わせた演出を行う演出実行手段と、
    を備え、
    前記第2遊技状態からは前記第1遊技状態に移行できないことから、前記所定遊技状態は前記第2遊技状態よりも有利な遊技状態であり、
    前記遊技状態移行制御手段は、
    前記所定遊技状態において前記特定役に当選したときに、前記停止操作手段が前記特定役に応じた特定操作態様で操作されなければ前記第2遊技状態に移行させ、
    前記第2遊技状態において前記所定役に当選したときに、前記停止操作手段が前記所定役に応じた所定操作態様で操作されると、再度前記第2遊技状態に移行する前に前記所定遊技状態を経由する遊技状態に移行させるが、前記所定操作態様で操作されなければ前記第2遊技状態を維持し、
    前記区間移行制御手段は、前記有利区間において所定の終了条件を満たすか、少なくとも前記所定の終了条件を満たすことなく当該有利区間において前記遊技用価値が規定量増加すると、当該有利区間を終了して前記非有利区間に移行させ、
    前記報知制御手段は、
    前記有利区間において特定条件を満たしているときであって、前記遊技用価値の増加量が前記規定量よりも少ない特定量を超えていないときは、前記特定役に当選したときに、前記報知手段で前記特定操作態様を報知するか、前記所定役に当選したときに、前記報知手段で前記所定操作態様を報知するか、の少なくとも一方の報知制御を行うことにより、前記所定遊技状態の前記特定役の当選時に前記第2遊技状態への移行の回避を幇助する、または、前記第2遊技状態の前記所定役の当選時に前記所定遊技状態に移行するのを幇助し、
    前記有利区間において前記遊技用価値の増加量が前記特定量を超えているときは、前記特定条件を満たしているか否かにかかわらず前記報知制御を禁止することにより、前記所定遊技状態から前記第2遊技状態に移行しやすくし、当該禁止後に前記遊技用価値が前記規定量を超えるのを抑制し、
    前記演出実行手段は、当該有利区間において増加した前記遊技用価値が前記特定量を超えた場合は特殊演出を実行する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特殊演出は、前記有利区間において前記遊技用価値の増加量が前記特定量を超えてから、当該有利区間が終了するまで継続することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定の終了条件は複数あり、
    前記有利区間は、前記所定の終了条件のいずれかを満たすと終了し、
    前記所定の終了条件の一つに、前記所定遊技状態から前記第2遊技状態への移行があることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記報知制御手段は、前記非有利区間から前記有利区間に移行したときの遊技状態が前記所定遊技状態であった場合、当該所定遊技状態から前記第2遊技状態に移行するまでの間は前記報知制御を禁止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記第1遊技状態は前記遊技用価値が増加するボーナス遊技状態であり、
    前記区間移行制御手段は、前記第1遊技状態に移行したときに前記非有利区間であった場合は、前記有利区間に移行させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023082575A (ja) * 2021-12-02 2023-06-14 株式会社エンターライズ 遊技機

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