JP2020043430A - 撮像装置 - Google Patents

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【課題】円形視野にも対応可能であり、撮像範囲が広い撮像装置を提供する。【解決手段】本発明の撮像装置は、入射光を2つに分割する分光器と、分光器の2つの出射側にそれぞれ固体撮像素子を有する撮像装置において、前記入射光を基準として前記固体撮像素子の撮像領域の重なりが50%以下であることを特徴とする。また、撮像装置は、前記固体撮像素子の映像出力を合成して1つの映像を生成する映像合成変換器をさらに有する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、複数の固体撮像素子を用いる撮像装置に関する。
近年、医療や天文等の様々な技術分野において、高精細な画像をカメラ映像として取得し、これを表示装置に表示して対象の観察等を行うことが行われている。
医療や研究等の用途において、顕微鏡や内視鏡を用いる場合に、光学系で得られた円形視野(イメージサークル)の全域を観察したいという要望がある。これは一般に鏡筒を含むレンズ部材が光軸を中心とした回転対称の形状をしており、レンズの中心が最も高性能で、中心から周辺に向けて同心円状に性能を発揮し、画像のケラレを含めて高画質の画像領域は円形となるが、観察者は広い視野と精細度を余すところなく利用したいと考えるからである。
一方で、一般にテレビカメラの映像は、横長の画角で撮影し、同じ横長の画角で表示する。放送用、家庭用を含めていわゆるハイビジョン(1920×1080画素)、4K(3840×2160画素)、8K(7680×4320画素)の撮像素子は、いずれも16:9の横長である。一部で1:1のアスペクト比を有する撮像素子も存在するが、前述のテレビの市場に比べて市場規模が小さいため、撮像素子の動画性能等で十分なものが得られていない。
また、従来、複数の撮像素子を利用して1つの映像を生成することも行われている。複数の撮像素子で取得した画像を組み合わせることにより、撮像性能を向上させたり、画像を拡大したりすることができる。複数の撮像素子を組み合わせた従来の撮像装置の一例として、いわゆる3板式カラー撮像装置がある(特許文献1)。図5に、3板式カラー撮像装置の例を示す。
図5において、1台のカメラ(図示せず)で撮影した画像(可視光の入射光)の青成分11と、緑成分12と、赤成分13が、ガラスプリズムと干渉薄膜より構成される色分解光学系21によって3つの方向に分割される。色分解光学系21の青色の出射側にはBch(青チャンネル)用の固体撮像素子31(B)を、色分解光学系21の緑色の出射側にはGch(緑チャンネル)用の固体撮像素子32(G)を、色分解光学系21の赤色の出射側にはRch(赤チャンネル)用の固体撮像素子33(R)を各々取り付ける。固体撮像素子31,32,33はいずれもモノクロの同一画素数、同一寸法からなる素子であり、各々の固体撮像素子の撮像範囲が同一視野になるように固体撮像素子の光学的な中心軸および水平・垂直・回転、あおり等の画像の位置合わせを厳密に行った後、振動等で動かないように固定する。位置合わせの精度は通常1画素未満である。この3つの固体撮像素子で取得した3つのモノクロ画像から、カラー画像を得ることができる。
この3板式カラー撮像装置は、複数の固体撮像素子を用いているが、各々の固体撮像素子の撮像範囲はほぼ100%の重なりを持っており、得られる画像サイズは個々の固体撮像素子と等しい。
複数の撮像素子を組み合わせた撮像装置の別の例として、それぞれ別のテレビカメラを用いて映像を取得し、これらを合成して1つの映像を得ることも試みられている(特許文献2)。2つのテレビカメラ(撮像素子)で一部が重複した2つの画像(映像)を取得し、2つの画像をつなぎ合わせることにより、1つの撮像素子では得られない大画面(広角)の画像を得ることができる。
特開平5−30519号公報 特開2017−215862号公報
しかしながら、従来の横長の撮像素子を用いて円形視野の画像を撮影する場合には、円形視野の縦方向の一部領域が撮影できない(撮像領域からはみ出る)欠点があった。また逆に、円形視野全域を1つの画像として撮像領域に収めると、撮像素子の画素を十分有効活用できない欠点があった。
3板式カラー撮像装置は、複数の撮像素子を用いることにより、モノクロの撮像素子と同じ画素密度の高精細のカラー映像を得ることができるものの、撮像領域は1つの固体撮像素子の撮像領域と同じであり、広い撮像領域は得られない。
それぞれ別のテレビカメラ(撮像素子)を用いて撮影した画像を合成する装置の場合は、大画面の画像が得られるが、異なる光学系で撮影した画像は、同一対象物の画像サイズや色合いが異なる場合があり、合成前に画像の圧縮・伸長処理や色情報変換処理が必要となるため、画像合成をする処理が複雑である。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、円形視野にも対応可能であり、撮像範囲が広い撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る撮像装置は、1つの光学系からの入射光を2つに分割する分光器と、分光器の2つの出射側にそれぞれ配置された固体撮像素子を有する撮像装置において、前記入射光を基準として前記固体撮像素子の撮像領域の重なりが50%以下であることを特徴とする。
また、前記撮像装置は、前記固体撮像素子の映像出力を合成して1つの映像を生成する映像合成変換器をさらに有することが望ましい。
また、前記撮像装置は、一方の固体撮像素子が前記分光器で反射された入射光を受光し、当該固体撮像素子の映像出力を電子的に鏡像反転させて他方の固体撮像素子の映像出力と合成することが望ましい。
また、前記撮像装置は、入射光が円形視野の画像であることが望ましい。
また、前記撮像装置は、前記固体撮像素子で撮像された画像をメモリに格納し、前記固体撮像素子の映像出力を合成する際に、書き込みアドレスを画素単位で変更可能とすることが望ましい。
また、前記撮像装置は、重なり領域の画像解像度を、個々の固体撮像素子の画像解像度よりも高くすることが望ましい。
また、前記撮像装置は、分光器としてペリクルミラーを用いることが望ましい。
本発明における撮像装置によれば、横長の固体撮像素子を用いて画角のアスペクト比が異なる(例えば1:1の)広いエリアを撮像することができる。また、1つの固体撮像素子の画素の1.5〜2倍の画素数を有する撮像装置を安価に作ることができる。
本発明の撮像装置とそのシステム全体の例を示す図である。 分光器と固体撮像素子の配置の例を示す図である。 本発明の撮像範囲を示す正面図の例である。 従来の撮像範囲と本発明の撮像範囲を比較する図である。 従来の3板式カラー撮像装置の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1に、本発明の撮像装置とそのシステム全体の例を示す。本発明の撮像装置は、分光器103と、2つの固体撮像素子110,120と、映像合成変換器130を有する。さらに、入射光101を導く光学系102と、ディスプレイ(表示装置)140とを加えて、撮像システム全体が構成されている。本発明の撮像装置は、単一の光学系を介して得られた入射光101を撮像に利用するものである。
光学系102は、例えば、内視鏡用光学系であり、円形視野の光学系とすることができる。円形視野が得られる光学系としては、内視鏡以外にも、例えば顕微鏡、望遠鏡や魚眼レンズ等がある。その他円形の光を導く一般の撮影用レンズであっても良い。本発明の光学系102は円形視野の光学系に限られないが、従来の撮像素子の撮像領域とは一致しない視野形状(例えば、楕円形状や多角形形状、縦横比が16:9の矩形以外の形状等)の入射光101を想定している。光学系102を通過した入射光101は、分光器103に入射する。
分光器103は、入射光(可視光)101の光量を約50%と約50%に分割する。分光器103は、例えば、厚みが2ミクロンのペリクルミラーを用いることができる。なお、分光器103は、入射光101を2つに分割する機能があれば、他のハーフミラーやプリズムを用いてもよい。ただ、ペリクルミラーは薄膜であってミラー裏面での反射が実質的になく、ガラス部材等を含まないため、他の光学素子(レンズ等)と光学的調整を取る必要も無いため、分光器として望ましい。また、光量は50%と50%に分けることが望ましいが、正確でなくとも後の撮像素子出力の電気的処理で調整することができ、2つの撮像素子の出力を整合させることができる。分割された入射光101は、それぞれ固体撮像素子110,120に入射される。
固体撮像素子110,120は、分光器103の出射側にそれぞれ配置され、分割された入射光をそれぞれ光電変換し、電気信号である映像(画像)信号111,121を出力する。固体撮像素子110,120は、例えば、約829万画素(水平3840画素×垂直2160画素:4K)のカラー固体撮像素子を用いることができる。固体撮像素子110と120の取り付け位置は、光学系102の結像面の位置にあたり、かつ固体撮像素子110と120の撮像領域が互いに垂直方向に並ぶように配置し、その重なりが例えば約22%(水平3840画素×垂直480画素)になるようにする。なお、固体撮像素子の配置については、後に詳述する。これにより固体撮像素子110と120を合わせた全体の撮像領域は水平3840画素×垂直3840画素となり、アスペクト比は1:1で、総画素数は約1474万画素となる。ここでは、4K対応の固体撮像素子を用いた例について説明したが、両撮像素子が同じものであれば、他の精細度(画素数)を有する固体撮像素子であってもよい。また、固体撮像素子は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等、任意の構造のものを採用することができる。なお、固体撮像素子110と120の各々の駆動信号は同期結合させ、1フレームの露光タイミングや露光量等は同一に設定することが望ましい。固体撮像素子110は、映像信号111を映像合成変換器130に出力し、固体撮像素子120は、映像信号121を映像合成変換器130に出力する。
映像合成変換器130は、撮像素子110と120の各々の映像出力111と121が入力され、これら2つの映像出力を合成して1つの映像信号(合成画像)131を生成する。例えば、両撮像素子110,120の重複した画像部分(約22%)については、2つの映像出力信号に基づいて合成画像の画素値を導出し、重複していない画像部分は各撮像素子の映像出力信号をそれぞれ用いることにより、正方形の合成画像を生成する。さらに、生成した合成画像の両サイドに黒の画素を付加するなどして市販のディスプレイ140に表示できるフォーマットに変換する。上述のように、固体撮像素子110と120の駆動信号が同期し、且つ、露光量等が同一に設定されていれば、重複部分(約22%)の画像信号は一致するから、重複部分の画像は、固体撮像素子110と120のどちらの映像信号を採用してもよい。また、映像の重複部分の22%の領域の処理としては、例えば、重複領域において、両者の映像信号を合成して2で割る等の平均化を行うことができる。また、映像出力111と121の信号をオーバーラップさせることで、2つの撮像素子110と120のばらつきなどに起因するつなぎ目が見え難いようにしてもよい。オーバーラップ処理としては、2つの画像の重複部分(又はその内の一部)を一方の画像Aから他方の画像Bへと変わる中間領域Cとし、この中間領域Cの画素値を、C=kA+(1−k)B [kはA領域からB領域に向かって1から0に変化するパラメータ]のように画像Aと画像Bの画素値から算出し、次第に画像を変化させてつなぎ合わせてもよい。
このような信号処理は、例えば、映像出力111,121をデジタル化し、一度メモリに格納し、メモリ上での書き込み・読み取り処理、画素値の演算処理等を適切に行うことにより、実現することができる。さらに2つの撮像素子110と120の取り付け位置が想定位置よりも少しずれた場合にも対応できるように、映像合成変換器130で映像信号を合成する際の書き込みアドレスを画素単位で変更できるようにしてもよい。例えば、取り付け位置が縦方向(画面垂直方向)にずれた場合は、行アドレスを変更・調整することにより、両画像の縦方向(走査線)のずれを修正する。また、取り付け位置が横方向(画面水平方向)にずれた場合は、列アドレスを変更・調整することにより、両画像の横方向(画素)のずれを修正する。このように、合成処理の際に書き込みアドレスを画素単位で変更することにより、2つの映像信号のメモリアドレスを画素単位で整合させる。なお、位置ずれは、テストパターン等を利用することにより検出できる。映像合成変換器130で生成された映像信号131は、例えば、ディスプレイ140に出力される。
ディスプレイ140は、映像合成変換器130でから入力された映像信号131を表示する。なお、ディスプレイ140は、通常の縦横比を有するディスプレイ(例えば、4K,8K用)であってよい。また、ディスプレイの縦横比が通常とは異なる場合に、ディスプレイ140の画面サイズ(縦横比)に対応した映像信号131を、映像合成変換器130で生成することもできる。
入射光と撮像素子の関係について、図2の拡大図を用いて詳しく説明する。図2に、分光器と固体撮像素子の配置の例を示す。
レンズ(光学系)を通して入ってきた入射光201は、ペリクル半透明ミラー(分光器)202で2つの光路203と204に分割される。図では光軸に平行な光のみを書いているが、焦点面に向かって収束する光を含んでいる。この2つの焦点面にそれぞれ固体撮像素子210,220を置く。ここで、上段用の固体撮像素子210は撮像領域211を有し、下段用の固体撮像素子220は撮像領域221を有している。2つの固体撮像素子210,220を配置する際に、入射光を基準として両撮像領域211と221の重なりが、撮像領域に対して所定の比率となるように設定する。図1の例では、画像の重なりを撮像領域の22%としたが、本発明の目的は広い視野を得ることであるため、必ずしも22%である必要はなく、画素の効率的な利用の観点から、所定の比率は50%以下が望ましい。破線で記載した撮像素子210’は、固体撮像素子210の受光する入射光部分を明らかにするための仮想素子であり、撮像領域221と211’との位置関係を示している。
なお、図2から明らかなように、撮像素子210は、ペリクルミラー202で反射された入射光を撮像するため、撮像素子220が撮像する像とは、鏡像の関係となる。したがって、映像合成変換器130では、固体撮像素子110(210)の映像出力111を電気的処理で鏡のように反転(以下、「鏡像反転」という。)させた後に、固体撮像素子120の映像出力121と合成する。鏡像反転させる処理としては、例えば、映像信号の走査線を上下反対にして読み出す方法や、各走査線の画素情報を左右反対に読み出す方法等があり、合成処理に応じて適宜適切な方法を用いることができる。
このように、撮像領域211と221が所定の比率で重なるように、2つの固体撮像素子210,220を配置することにより、その結果、上段用の固体撮像素子210の鏡像と下段用の固体撮像素子220の映像とを合わせた広い範囲の撮像が可能になる。また、分光器と2つの固体撮像素子を一体化してコンパクトに構成することができ、小型軽量な撮像装置を実現することができる。
図3は、本発明による撮像範囲を示した正面図230の例である。横長の撮像領域を縦方向(画像の垂直方向)に重ねている。上段用の固体撮像素子210の画像231の下方に下段用の固体撮像素子220の画像232の幅が一致するように撮像素子の水平方向を位置合わせして配置した。また、垂直方向は、走査線(画素)が一致するように配置し、両者の画像の重なり部分233は、各々の撮像素子の撮像領域の50%以下(図では22%)となるように配置している。
画像の重なる部分233の領域を調整することにより、横:縦=16:9の撮像素子を2個用いて、最大、横:縦=16:18までの任意の縦横比の撮像範囲を設定することができる。これにより、1つの固体撮像素子の画素の2倍の画素数を有する撮像装置を安価に作ることができる。
図4は、従来の撮像範囲と本発明の撮像範囲を比較する図である。図4(a)に、アスペクト比16:9の一般的な4K(水平3840画素×垂直2160画素)の固体撮像素子の撮像範囲を示す長方形(従来の撮像範囲)240とその長方形240に内接する内接円241を示す。内接円241は顕微鏡や内視鏡の視野を示している。この長方形240の画素数は約829万画素であるが、内接円241の画素数は約366万画素である。したがって、内接円241の長方形240に対する画素数の比は、約44%となる。
図4(b)に、本発明によって得られる撮像範囲(水平3840画素×垂直3840画素)の正方形(本発明の撮像範囲)250とその正方形250に内接する内接円251を示す。内接円251は顕微鏡や内視鏡の視野を、撮像範囲内で最大に拡大した状態を示している。正方形250の画素数は約1475万画素であり、内接円251の画素数は約1158万画素である。したがって、内接円251の正方形250に対する画素数の比は約79%となる。また固体撮像素子110と120を合計した画素数約1658万画素に対して約70%となる。これらの値は図4(a)の44%に比べて非常に大きく、撮像素子の画素数の利用効率が高いことを示している。
実施例の変形例について説明する。実施例では2つの撮像素子を垂直方向に並ぶように配置しているが、目的に応じて水平方向に並ぶようにしても良い。また、実施例では、固体撮像素子として約829万画素(水平3840画素×垂直2160画素)のいわゆる4Kセンサを用いて説明したが、更に画素数が4倍多い約3300万画素(水平7680画素×垂直4320画素)のいわゆる8Kセンサを2枚用いて約5898万画素(水平7680画素×垂直7680画素)の正方形の撮像装置を製作することもできる。
また、映像合成変換器130の内部で、画像の合成後に電子ズーミングが可能な機能(画像領域の一部を電子的に拡大して表示する機能)を組み込むこともできる。
実施例では、重なり領域を固定の比率としたが、分光器に対する固体撮像素子の配置を可変にして、撮像領域の重なりを可変とすることができる。
実施例(図3)では、固体撮像素子の配置を撮像領域の重なり部分において、画素(走査線)が一致するように配置していたが、逆に、画素を上側の固体撮像素子と下側の固体撮像素子で垂直方向に画素の1/2だけずらすことにより、両撮像素子の画像を組み合わせて、重なり領域は2倍の精細度を実質的に有するようにし、例えば画像拡大処理に対応することができる。これにより、重なり領域の画像解像度を、個別の固体撮像素子の画像解像度よりも高くすることができる。なお、このとき、重なり領域以外の撮像領域は、例えば隣接する走査線の画像の補間処理等を行って画像を生成することができる。
さらに、この撮像装置と超広角レンズを組み合わせて広い視野の膨大な映像情報を記録し、あるいはこの装置と魚眼レンズとを組み合わせて360度の全周映像を記録し、それらの記録映像から電子ズームで視野を切り出して表示して詳細な評価をするなど、効率的で高度な観察や監視が可能になる。
また、上記の実施の形態では、撮像装置の構成と動作について説明したが、本発明はこれに限らず、複数の固体撮像装置による画像生成方法として構成されてもよい。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
101 入射光
102 光学系
103 分光器
110 固体撮像素子
111 映像信号
120 固体撮像素子
121 映像信号
130 映像合成変換部
131 映像信号
140 ディスプレイ
201 入射光
202 分光器
203,204 分割された入射光
210 固体撮像素子
211 撮像領域
220 固体撮像素子
221 撮像領域
230 撮像範囲の正面図
231 上段の撮像範囲
232 下段の撮像範囲
233 画像の重なり部分
240 従来の撮像範囲
241 内接円
250 本発明の撮像範囲
251 内接円

Claims (7)

  1. 1つの光学系からの入射光を2つに分割する分光器と、分光器の2つの出射側にそれぞれ配置された固体撮像素子を有する撮像装置において、
    前記入射光を基準として前記固体撮像素子の撮像領域の重なりが50%以下であることを特徴とする、撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、前記固体撮像素子の映像出力を合成して1つの映像を生成する映像合成変換器をさらに有する、撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置において、一方の固体撮像素子は前記分光器で反射された入射光を受光し、当該固体撮像素子の映像出力を電子的に鏡像反転させて他方の固体撮像素子の映像出力と合成することを特徴とする、撮像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置において、入射光は円形視野の画像であることを特徴とする、撮像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置において、前記固体撮像素子で撮像された画像をメモリに格納し、前記固体撮像素子の映像出力を合成する際に、書き込みアドレスを画素単位で変更可能とすることを特徴とする、撮像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置において、重なり領域の画像解像度を、個々の固体撮像素子の画像解像度よりも高くすることを特徴とする、撮像装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置において、分光器としてペリクルミラーを用いたことを特徴とする、撮像装置。
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