JP2020042537A - 作業車両の稼働管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動中の作業車両の稼働状態を比較的簡易な構成で、正確且つ低コストで把握することのできる作業車両の稼働管理システムを提供する。【解決手段】作業車両(フォークリフト)Fの積載物501の画像(A2の映像)および積載物の背景画像(A1a〜dの映像)を取得可能な撮影手段(車載カメラ)101と、背景画像の変化状態および積載物の画像の変化状態を、作業車両の作業時間に亘って稼働データとして記録する記録手段301と、記録手段に記録されている稼働データと、作業車両の作業時間とに基づいて、作業車両の作業時間における稼働率を算出する稼働率算出手段302とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、フォークリフト等の作業車両の稼働管理システムに関する。
従来から、フォークリフトなどの作業車両について、稼働率を把握して、効率的な運用を行うための稼働管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、従来技術に係る稼働管理システムでは、例えばフォークリフトの稼働状態(即ち、フォーク部に荷物(積載物)を載せて作業している状態)を把握するために、重量計を用いるか、または荷物の有無を検知する光電センサや超音波センサ等を用いていた。
このような作業車両の稼働管理システムによって、フォークリフト等の稼働状態を把握することにより、稼働率の低い車両を抽出して、効率的な運用に資することができる。
特開2002−123848号公報
ところが、重量計を用いてフォークリフトの稼働状態を把握する方式では、フォークリフト等が停止した状態で検出する必要が有る。そのため、フォークリフトが移動状態にある場合には、荷物の運搬の有無を把握することができないという不都合が有った。
また、光電センサや超音波センサ等を用いて稼働状態を把握する方式では、例えばフォークリフトのフォーク部等において、荷物の有無を確実に検知できる位置に各種センサを配置することが難しいという問題があった。
また、フォークリフトにおいて、運転席付近からフォーク部に載せられた荷物までの距離は数メートルとなる場合がある。そのような場合に、荷物の有無を確実に検知するには、高性能で比較的高額のセンサを用いる必要が有り、コストが嵩むという問題も有った。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、移動中の作業車両の稼働状態を比較的簡易な構成で、正確且つ低コストで把握することのできる作業車両の稼働管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る作業車両の稼働管理システムは、作業車両の積載物の画像および当該積載物の背景画像を取得可能な撮影手段と、前記背景画像の変化状態および前記積載物の画像の変化状態を、前記作業車両の作業時間に亘って稼働データとして記録する記録手段と、前記記録手段に記録されている稼働データと、前記作業車両の作業時間とに基づいて、当該作業車両の前記作業時間における稼働率を算出する稼働率算出手段とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、移動中の作業車両の稼働状態を比較的簡易な構成で、正確且つ低コストで把握することのできる作業車両の稼働管理システムを提供することができる。
実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムが適用されるフォークリフトを示す側面図である。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムに適用されるデジタルタコグラフの構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムに適用されるデジタルタコグラフの構成例を示す正面図である。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムで実行される稼働率算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムで実行される稼働率算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムが適用されるフォークリフトの車載カメラによる空荷状態の撮像図(a)および積荷状態の撮像図(b)である。 実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムが適用されるフォークリフトの稼働状態の例を示すタイムチャートである。
図1〜図7を参照して、本発明の実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムS1について説明する。
(作業車両の構成例)
図1を参照して、本実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムS1を適用可能な作業車両の構成例としてのフォークリフトFについて説明する。
作業車両としてのフォークリフトFは、昇降するフォーク部103、駆動輪(後輪)104、走行用車輪(前輪)105、インスツルメントパネル116、ステアリング110、変速レバー111等を備えている。
フォークリフトFは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等の内燃機関を駆動源(駆動手段)102とする所謂エンジン車であってもよいし、発電機等から充電可能な二次電池(バッテリ)などから供給される電力で駆動される電動モータを駆動源102とする所謂バッテリ車であってもよい。
フォーク部103を支持するマスト部115の上方には、積載物501の画像および積載物501の背景画像を取得可能な撮影手段(車載カメラ)101が設けられている。なお、車載カメラ101の設置箇所は、マスト部115には限定されない。また、車載カメラ101の撮影範囲500は、フォーク部103、積載物501およびその背景等を撮影可能な範囲に設定される。
インスツルメントパネル116内には、稼働管理システムS1の一部を構成する車載器としてのデジタルタコグラフDT1、フォークリフトFの位置情報を取得する位置情報取得手段(GPSセンサ)202等が設けられている。なお、デジタルタコグラフDT1に代えてフォークリフト用ドライブレコーダ等を用いてもよい。
デジタルタコグラフDT1等の詳細については後述する。
また、フォークリフトFの車体には、移動時の加速度(前後G、左右Gおよび上下G)を検出する加速度センサ(Gセンサ)201が取り付けられている。
また、屋内等、GPSの電波を受信できない環境下の場合には、映像とGセンサ201によって位置情報を取得するように構成してもよい。
そして、フォークリフトFのオペレータは、ステアリング110、変速レバー111および図示されないアクセルペダル、ブレーキペダル等のペダル等を操作して、フォーク部103の昇降、フォークリフトFの前進、後退、右折、左折等の動作を行わせる。
そして、本実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムS1は、車載カメラ101による撮影情報、位置情報取得手段202による位置情報、加速度センサ201による加速度情報等に基づいてフォークリフトFの作業状況を把握し、作業時間における稼働率を算出して管理することができる。
なお、作業車両としては、工場、倉庫等の構内などにおいて荷物、製品、製品等の積み降ろしや搬送等を行う車両であれば、フォークリフトFに限らず、搬送車等であってもよい。
(作業車両の稼働管理システムの機能構成)
図2の機能ブロックを参照して、本実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムS1の機能構成について説明する。
図2に示すように、作業車両の稼働管理システムS1は、フォークリフト(作業車両)Fの積載物501の画像および積載物501の背景画像を取得可能な車載カメラ等で構成される撮影手段101を備える。
車載器としてのデジタルタコグラフDT1は、背景画像の変化状態および積載物の画像の変化状態をフォークリフトFの作業時間に亘って稼働データとして記録するフラッシュメモリ等で構成される記録手段301と、記記録手段301に記録されている稼働データと、フォークリフトFの作業時間とに基づいて、フォークリフトFの作業時間における稼働率を算出するCPU等で構成される稼働率算出手段302とを備える。
記録手段301は、稼働データを連続的に記録、または所定時間毎に間欠的に記録するようにできる。
ここで、稼働データを連続的に記録する場合には、データ容量は大きくなるが、フォークリフトFの稼働状況をより詳細に把握することができる。一方、稼働データを間欠的に記録する場合には、データ容量を小さくすることができるというメリットがある。
また、デジタルタコグラフDT1は、フォークリフトFが出庫した時刻から、フォークリフトFが入庫した時刻までを作業時間として計時するタイマ等で構成される計時手段303を備える。
フォークリフトFは、加速度を検出する加速度センサ(Gセンサ)201を備え、デジタルタコグラフDT1は、加速度センサ(Gセンサ)201の検出値に基づいてフォークリフトFが走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段304を備える。
そして、稼働率算出手段302は、走行状態判定手段304の判定結果を勘案して稼働率を算出する。
また、フォークリフトFは、位置情報を取得するGPSセンサ等の位置情報取得手段202をさらに備え、稼働率算出手段302は、位置情報を勘案して稼働率を算出するようにできる。稼働率の算出の仕方等については後述する。
なお、フォークリフト(作業車両)Fは、上述したように、エンジンやモータ等で構成される駆動手段102、積載物501を積載するフォーク部103、駆動輪104等を備える。
また、デジタルタコグラフDT1は、無線でデータの送受信を行う通信手段を備え、外部に設置した管理サーバ等に、加速度センサ(Gセンサ)201の検出値、位置情報取得手段202で取得した位置情報、稼働率算出手段302で算出した稼働率等のデータを送信するようにできる。
なお、本実施の形態に係る作業車両の稼働管理システムS1は、同様の構成を有する複数のフォークリフト(作業車両)Fの稼働率等を管理することができる。
(デジタルタコグラフの構成例)
図3および図4を参照して、デジタルタコグラフDT1の構成例について説明する。
図3は、作業車両の稼働管理システムS1に適用される車載器としてのデジタルタコグラフDT1の構成例を示すブロック図、図4は、デジタルタコグラフDT1の概略構成を示す正面図である。
図3に示す車載器としてのデジタルタコグラフDT1は、フォークリフト(作業車両)Fに搭載され、エンジン回転数オーバ、急発進、急加速、急減速等の運転状態を表す運転データを含む稼働データを時刻毎に記録するものである。
デジタルタコグラフDT1は、CPU11、速度/エンジン回転数I/F12、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、GPS受信部202、CAN_I/F16、記録手段301、カードI/F18、音声I/F19、スピーカ204、RTC(時計IC)21、出庫/入庫ボタンSW入力部22、表示コントローラ23、通信部24、電源部25、メモリ26、LED表示部403、陸送ON/OFFボタンSW入力部31を有している。
CPU11は、マイクロコンピュータにより構成される制御部であり、プログラムに従ってデジタルタコグラフDT1の全体を制御する。CPU11が実行するプログラムや制御に必要な定数等のデータはメモリ26上に保持されている。メモリ26は不揮発性であり、所定のプログラム、データの読み出しおよび書き込みが可能である。
CPU11および所定のプログラムは、図2に示したように、稼働率算出手段302、走行状態判定手段304等を構成する。
メモリ26上には、定数のデータとして、2つの閾値テーブル26a、26bと、エリア情報テーブル26cとが格納されている。
記録手段301は、データの読み出しおよび書き込みが可能な不揮発性のメモリであり、稼働データの記録および保持のために利用される。
カードI/F(インタフェース)18は、所定の規格に適合するメモリカードをCPU11に接続するためのインタフェースであり、メモリカードを着脱自在に保持するカードスロットを備えている。このカードI/F18には、フォークリフト(作業車両)Fを運転する各オペレータが所持している所定のメモリカード55が装着される。このメモリカード55は、不揮発性のメモリを内蔵しており、各オペレータを特定するための番号などが登録された状態で使用される。
音声I/F19は、疑似音声信号を合成して出力するためのインタフェースであり、CPU11の制御により様々なメッセージに対応する音声信号を出力することができる。音声I/F19の出力にはスピーカ204が接続されている。
RTC(リアルタイムクロック)21は、所定のクロックパルスを常時計数することにより、現在時刻の情報を把握している。また、RTC21はタイマ(計時手段)303を兼ねている。CPU11は、RTC21を制御することにより、現在時刻の情報を取得したり、タイマ(計時手段)303を利用することができる。
出庫/入庫ボタンSW入力部22には、出庫/入庫ボタンのON/OFF信号が入力される。したがって、CPU11は、出庫/入庫ボタンSW入力部22を介して出庫/入庫ボタンのON/OFF状態を監視し、自車両が出庫/入庫のいずれの状態であるかを把握でき、フォークリフト(作業車両)Fの作業時間を取得することができる。
表示コントローラ23は、表示器405の表示内容を制御する。表示器405は、例えば、液晶表示装置や有機EL表示装置等で構成され、設問内容等の種々の情報をグラフィック表示を混じえて表示することができる。CPU11は、表示コントローラ23を介して表示器405に、稼働率等を表示するように制御できる。
LED表示部403は、複数のLED(発光ダイオード)を内蔵し、CPU11の制御により各LEDを点灯、消灯、または点滅し、通信や動作の状態を表示することができる。
陸送ON/OFFボタンSW入力部31は、オペレータ等により操作され、手動操作による陸送モードのオンオフ切り替えに使用される。
速度/エンジン回転I/F12には、車速センサやエンジン回転数センサからそれぞれ速度パルスや回転パルスが入力される。速度/エンジン回転数I/F12は、入力された信号をCPU11の処理に適した信号に変換する。
外部入力I/F13は、外部装置をCPU11に接続するためのインタフェースであり、車載カメラ(撮影手段)101等が接続される。
センサ入力I/F14は、様々なセンサをCPU11に接続するためのインタフェースである。センサ入力I/F14の入力には、エンジン温度を検知する温度センサ、燃料量を検知する燃料センサ、車両の加速度(G値)を感知するGセンサ201等の信号が入力される。
GPS受信部(GPSセンサ)202は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波をGPSアンテナ202aで受信し、所定の計算処理を行って受信信号からフォークリフト(作業車両)Fの現在位置を表す緯度、経度の情報を取得する。これにより、フォークリフト(作業車両)Fの位置情報を取得することができる。
CAN_I/F16は、CAN(Controller Area Network)規格の通信ネットワークと接続するためのインタフェースである。CPU11は、車両上の通信ネットワークに接続されている様々な機器との間でCAN_I/F16を介して通信できる。実際には、速度、エンジン回転数、燃料量等の各種データの通信が行われる。
通信部24は、所定の無線通信インタフェースを内蔵しており、車両の外部との間で無線通信回線を利用して稼働データ等のデータ通信を行うことができる。
電源部25は、車両のバッテリなどから供給される電力に基づき、CPU11等が動作するために必要な安定した電圧(例えば+5[V])を生成し、イグニッションスイッチがオンの時にデジタルタコグラフDT1の各回路に電力を供給するようになっている。
図4において、符号401は、メインスイッチである。また、表示器405の下方には、各種機能の操作を選択するボタンスイッチB1〜B4が設けられている。
表示器405内には、例えば、「稼働率は、75%です。」等の各種メッセージ等を表示することができる。これにより、オペレータや管理者は、フォークリフト(作業車両)Fの稼働率を容易に確認することができる。
(稼働率算出処理について)
次に、図5〜図7を参照して作業車両の稼働管理システムS1で実行される稼働率算出処理の処理手順について説明する。
ここで、図5A、Bは、稼働率算出処理の処理手順を示すフローチャート、図6(a)は、車載カメラによる空荷状態の撮像図、図6(b)は積荷状態の撮像図、図7はフォークリフトFの稼働状態の例を示すタイムチャートである。
なお、フォークリフト(作業車両)Fは、エンジン駆動により移動し、フォーク部103の昇降はモータ駆動で行う方式であるものとする。
まず、積荷移動等の作業を開始するにあたり、図1に示すようなフォークリフト(作業車両)Fの駆動手段102としてのエンジンを始動する。この場合に、図7のタイムチャートに示すように、エンジン回転数(rpm)は、アイドリング状態のP1となる。なお、説明の簡略化のため、移動時のエンジン回転数(rpm)は、P2になるものとする。
また、フォーク部103が空荷状態の場合には、モータ出力はロー状態(L)となり、フォーク部103が荷積状態の場合には、モータ出力はハイ状態(H)となるものとする。
そして、ステップS10では、フォークリフト(作業車両)Fが出庫したか否かが判定され、「No」の場合には待機し、「Yes」の場合にはステップS11に移行する。また、図7のタイムチャートに示すように、出庫時刻は、T1として記録される。
なお、フォークリフト(作業車両)Fが出庫したか否かの判断基準は、特には限定されないが、例えば位置情報取得手段(GPSセンサ)202で取得した位置情報に基づいて、所定の入庫位置から所定距離移動したか否か等で判定することができる。
ステップS11では、車載カメラ(撮影手段)101による撮影および記録手段301への記録を開始してステップS12に移行する。
ステップS12では、移動検出範囲の映像(背景映像)が動いているか否かを判定する。即ち、例えば図6(a)、(b)に示す撮像図において、四隅付近の映像エリアA1a〜A1bについて、撮影画像について変化が有るか否かが判定される。
なお、映像エリアA1a〜A1bには、フォークリフトFの車体が写り込まないようにするとよい。
そして、撮影画像に変化が有ると判定した場合(映像が動いている場合)には、判定結果が「Yes」としてステップS13に移行し、撮影画像に変化が無いと判定した場合(映像が動いていない場合)には、判定結果が「No」としてステップS12の処理を繰り返す。
ステップS13では、加速度センサ(Gセンサ)の検出値を取得する。取得する検出値としては、前後G、左右G、上下Gが挙げられる。
次いで、ステップS14では、検出値が走行中のG値であるか否かが判定され、「No」の場合にはステップS12に戻り、「Yes」の場合にはステップS15に移行する。
ステップS15では、フォーク部103の荷物検出範囲(例えば、図6(a)、(b)のフォーク部周辺の映像エリアA2)の映像は停止状態か否かが判定される。
そして、判定結果が「Yes」の場合には、荷積状態と判定(ステップS16)し、「No」の場合には空荷状態と判定(ステップS17)する。
ここで、図7に示すように、フォーク部103のモータ出力は、空荷状態ではL(ロー状態)、荷積状態ではH(ハイ状態)が記録される。
なお、図7に示す例では、フォークリフト(作業車両)Fの移動状態(エンジン回転数がP2の状態)として、時間T10、T20が記録される。
次いで、ステップS18では、入庫したか否かが判定される。そして、「No」の場合にはステップS12に戻り、「Yes」の場合にはステップS19に移行する。また、図7のタイムチャートに示すように、入庫時刻は、T2として記録される。
なお、フォークリフト(作業車両)Fが入庫したか否かの判断基準は、特には限定されないが、例えば位置情報取得手段(GPSセンサ)202で取得した位置情報に基づいて、所定の入庫位置の所定距離内まで移動したか否か等で判定することができる。
次いで、ステップS19では、作業時間を算出する。例えば、図7のタイムチャートに示す例では、T2(入庫時刻)−T1(出庫時刻)で作業時間を算出することができる。
続いて、ステップS20でフォークリフト(作業車両)Fの稼働率を算出して、処理を終了する。
ここで、稼働率の算出の仕方(第1〜第3の算出法)について図7のタイムチャートを例に説明する。
まず、第1の算出法は、「(T10+T20)÷(T2−T1)」である。但し、T10+T20は、図7におけるエンジン回転数がP2の時間の合計である。
第2の算出法は、「荷有時間(図7に示すモータ出力がH(ハイ状態)の時間の合計)÷(T2−T1)」である。
また、第3の算出法は、「荷有時間(図7に示すモータ出力がH(ハイ状態)の時間の合計)÷(T10+T20)」である。
このようにして、フォークリフト(作業車両)Fの稼働率を算出することができる。
また、複数台のフォークリフト(作業車両)Fを用いて作業する場合には、各フォークリフト(作業車両)Fについて、同様の処理により稼働率を算出することができる。
なお、算出した稼働率は、各フォークリフト(作業車両)Fに搭載されるデジタルタコグラフDT1の通信機能によって、管理サーバ等に送信して管理するようにできる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、移動中のフォークリフト(作業車両)Fの稼働状態を比較的簡易な構成で、正確且つ低コストで把握することのできる作業車両の稼働管理システムS1を提供することができる。
そして、各フォークリフト(作業車両)Fの稼働率を把握することにより、稼働率が予め設定した基準以下のフォークリフト(作業車両)Fを抽出することができる。これにより、所定数のフォークリフト(作業車両)を削減するなどして、効率的にフォークリフト(作業車両)を運用することができる。
以上、本発明の作業車両の稼働管理システムを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、各フォークリフト(作業車両)Fごとに、GPSセンサ(位置情報取得手段)による位置情報を地図上にトレースして記録するようにできる。これにより、空荷状態または荷積状態のフォークリフト(作業車両)Fがどのようなルートで作業したかを分析することができ、より効率的なフォークリフト(作業車両)の運用に活用することができる。
S1…作業車両の稼働管理システム
F…フォークリフト(作業車両)
DT1…デジタルタコグラフ(車載器)
101…撮影手段(車載カメラ)
102…駆動手段
103…フォーク部
104…駆動輪
201…加速度センサ(Gセンサ)
202…位置情報取得手段(GPSセンサ)
301…記録手段
302…稼働率算出手段
303…計時手段(タイマ)
304…走行状態判定手段

Claims (7)

  1. 作業車両の積載物の画像および当該積載物の背景画像を取得可能な撮影手段と、
    前記背景画像の変化状態および前記積載物の画像の変化状態を、前記作業車両の作業時間に亘って稼働データとして記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている稼働データと、前記作業車両の作業時間とに基づいて、当該作業車両の前記作業時間における稼働率を算出する稼働率算出手段と
    を備えることを特徴とする作業車両の稼働管理システム。
  2. 前記作業車両は、前記積載物を積載可能なフォーク部を少なくとも備えるフォークリフトを含み、
    前記撮影手段は、前記フォーク部および該フォーク部の背景画像を取得可能な位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の作業車両の稼働管理システム。
  3. 前記記録手段は、前記稼働データを連続的に記録、または所定時間毎に間欠的に記録することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両の稼働管理システム。
  4. 前記作業車両が出庫した時刻から、当該作業車両が入庫した時刻までを前記作業時間として計時する計時手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業車両の稼働管理システム。
  5. 前記作業車両の加速度を検出する加速度センサと、
    該加速度センサの検出値に基づいて前記作業車両が走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と
    をさらに備え、
    前記稼働率算出手段は、前記走行状態判定手段の判定結果を勘案して前記稼働率を算出することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の作業車両の稼働管理システム。
  6. 前記作業車両の位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
    前記稼働率算出手段は、前記位置情報を勘案して前記稼働率を算出することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の作業車両の稼働管理システム。
  7. 前記記録手段および前記稼働率算出手段は、前記作業車両に搭載されて、該作業車両の走行状態に関する情報を時系列で記録するデジタルタコグラフで構成され、
    前記撮影手段は、該デジタルタコグラフに接続されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の作業車両の稼働管理システム。
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