JP2020042261A - エレクトロウェッティング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐圧性に優れた誘電体層を有し、低電圧駆動が可能なエレクトロウェッティング装置を提供する。
【解決手段】エレクトロウェッティング装置100は、第1基板11と、第1基板上に形成された複数の第1電極14と、複数の第1電極上に形成された誘電体層16と、誘電体層上に形成された第1撥水層18と、第2基板21と、第2基板上に形成された第2電極24と、第2電極上に形成され第2撥水層28とを有し、第1基板と第2基板とは、第1撥水層と第2撥水層との間に間隙を設けて配置され、第1電極14は、酸化インジウム・酸化亜鉛層を有し、誘電体層16は、窒化シリコン層を有し、窒化シリコン層は、酸化インジウム・酸化亜鉛層上に直接形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】エレクトロウェッティング装置100は、第1基板11と、第1基板上に形成された複数の第1電極14と、複数の第1電極上に形成された誘電体層16と、誘電体層上に形成された第1撥水層18と、第2基板21と、第2基板上に形成された第2電極24と、第2電極上に形成され第2撥水層28とを有し、第1基板と第2基板とは、第1撥水層と第2撥水層との間に間隙を設けて配置され、第1電極14は、酸化インジウム・酸化亜鉛層を有し、誘電体層16は、窒化シリコン層を有し、窒化シリコン層は、酸化インジウム・酸化亜鉛層上に直接形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、エレクトロウェッティング装置に関する。
近年、エレクトロウェッティング装置(微小流体装置あるいは液滴装置とも称される)の開発が進められている。エレクトロウェッティングとは、電極上に設けられた撥水性の誘電体層上に配置された液滴に電場を印加すると、誘電体層に対する液滴の接触角が変化する現象である。エレクトロウェッティングを利用することによって、例えばサブマイクロリットルといった微小な液滴を操作することができる。エレクトロウェッティング装置は、英語では、Electrowetting on Dielectric Devices(EWOD)と呼ばれることが多いので、以下では、簡単のために「EWOD」と呼ぶことがある。
EWODを薄膜トランジスタ(以下、「TFT」という。)を含む薄膜電子回路(以下、「TFT回路」ということがある。)で駆動するアクティブマトリクス型EWOD(「AM−EWOD」ということがある。)を実現するために、低電圧で駆動できるEWODに対するニーズが高まっている。
液滴に印加される電圧は、液滴と電極との間に存在する誘電体層の誘電率および厚さに依存する。すなわち、液滴に実効的に印加される電圧を大きくするためには、誘電体層の誘電率が大きく、厚さが小さいことが望ましい。
しかしながら、誘電体層の厚さが小さくなると、誘電体層の耐圧が低下する、すなわちリーク不良が発生するという問題が起こる。
本発明者の検討によると、例えば特許文献1に記載のように、ITO(酸化インジウム・酸化スズ、またはIn2O3・SnO2と表記されることもある。)で形成された電極上に、誘電体層として窒化シリコン(SiN)層を有する構造を採用すると、十分な耐圧性を得ることができないことがあった。
本発明は、従来よりも耐圧性に優れた誘電体層を有し、低電圧駆動が可能なエレクトロウェッティング装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によると、以下の項目に記載の解決手段が提供される。
[項目1]
第1基板と、前記第1基板上に形成された複数の第1電極と、前記複数の第1電極上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された第1撥水層と、
第2基板と、前記第2基板上に形成された第2電極と、前記第2電極上に形成された第2撥水層とを有し、
前記第1基板と前記第2基板とは、前記第1撥水層と前記第2撥水層との間に間隙を設けて配置されており、
前記第1電極は、酸化インジウム・酸化亜鉛層を有し、前記誘電体層は、窒化シリコン層を有し、前記窒化シリコン層は、前記酸化インジウム・酸化亜鉛層上に直接形成されている、エレクトロウェッティング装置。
第1基板と、前記第1基板上に形成された複数の第1電極と、前記複数の第1電極上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された第1撥水層と、
第2基板と、前記第2基板上に形成された第2電極と、前記第2電極上に形成された第2撥水層とを有し、
前記第1基板と前記第2基板とは、前記第1撥水層と前記第2撥水層との間に間隙を設けて配置されており、
前記第1電極は、酸化インジウム・酸化亜鉛層を有し、前記誘電体層は、窒化シリコン層を有し、前記窒化シリコン層は、前記酸化インジウム・酸化亜鉛層上に直接形成されている、エレクトロウェッティング装置。
[項目2]
前記誘電体層は、水素濃度が互いに異なる2以上の窒化シリコン層を含む積層構造を有する、項目1に記載のエレクトロウェッティング装置。
前記誘電体層は、水素濃度が互いに異なる2以上の窒化シリコン層を含む積層構造を有する、項目1に記載のエレクトロウェッティング装置。
[項目3]
前記誘電体層は、前記第1電極に接する第1窒化シリコン層と、前記第1窒化シリコン層の前記第1撥水層側に形成された第2窒化シリコン層とを有し、前記第2窒化シリコン層の水素濃度は、前記第1窒化シリコン層の水素濃度よりも低い、項目2に記載のエレクトロウェッティング装置。
前記誘電体層は、前記第1電極に接する第1窒化シリコン層と、前記第1窒化シリコン層の前記第1撥水層側に形成された第2窒化シリコン層とを有し、前記第2窒化シリコン層の水素濃度は、前記第1窒化シリコン層の水素濃度よりも低い、項目2に記載のエレクトロウェッティング装置。
[項目4]
前記第2窒化シリコン層は、前記第1撥水層に接している、項目3に記載のエレクトロウェッティング装置。
前記第2窒化シリコン層は、前記第1撥水層に接している、項目3に記載のエレクトロウェッティング装置。
本発明のある実施形態によると、従来よりも耐圧性に優れた誘電体層を有し、低電圧駆動が可能なエレクトロウェッティング装置が提供される。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態によるエレクトロウェッティング装置の構造および製造方法を説明する。以下では、アクティブマトリクス型エレクトロウェッティング装置を例示するが、本発明の実施形態によるエレクトロウェッティング装置は、例示するものに限定されない。
図1に本発明の実施形態によるアクティブマトリクス型エレクトロウェッティング装置(AM−EWOD)100の全体構成を模式的に示す斜視図を示す。
AM−EWOD100は、TFT基板10と、対向基板20とを有する。TFT基板10は、基板11と、基板11上に形成された複数の電極14と、複数の電極14上に形成された誘電体層16と、誘電体層16上に形成された撥水層18とを有する。複数の電極14は、例えば、アレイ状に配列されており、TFT回路12に接続されており、複数の電極14のそれぞれに独立に電圧が供給され得る。以下では、複数の電極14のそれぞれを単位電極14という。
対向基板20は、基板21と、基板21上に形成された電極24と、電極24上に形成され撥水層28とを有している。TFT基板10と対向基板20とは、撥水層18と撥水層28との間に間隙(流路)40を形成するように、配置されている。液滴42は、例えば、対向基板20に設けられた貫通孔20aから間隙40内に注入される。貫通孔20aは、複数個設けられてもよく、液滴42も複数個であってもよい。電極24は、複数の単位電極14と間隙40を介して互いに対向するように配置されており、電極24を対向電極24または共通電極24という。
TFT回路12は、外部駆動回路(不図示)から供給される制御信号に従って、複数の単位電極14および対向電極24に所望の電圧を供給し、液滴42を例えば移動させる。
次に、図2を参照して、AM−EWOD100の構造をより詳細に説明する。
AM−EWOD100のTFT基板10において、単位電極14は、酸化インジウム・酸化亜鉛層(以下、「InZnO層」という。)を有し、誘電体層16は、窒化シリコン層(以下、「SiN層」という。)を有し、窒化シリコン層は、InZnO層上に直接形成されている。なお、窒化シリコンは、Si3N4が化学量論組成であるが、よく知られている様に、成膜条件によって組成の異なる膜が得られる。例えば、Siがリッチな組成になり易く、また、水素の含有率が異なる。SiNは、誘電率(厳密には、「比誘電率」であるが、ここでは簡単のために「誘電率」という。)が約7と大きく、かつ、緻密な膜が得られるので、SiN層は誘電体層16として好適に用いられる。例えば、特許文献1に記載のEWODにおいても、SiN層が誘電体層として用いられている。
しかしながら、後に、実験例を示して詳細に説明するように、特許文献1のEWODの様に、ITO層で形成された単位電極上にSiN層を形成すると、SiN層に欠陥が形成され、リーク不良が発生する結果、十分な耐圧性を得られないことがある。本発明者が検討したところ、この原因は、ITO層が、TFT基板を作製する間の熱履歴によって結晶化が進むことに起因していると考えられる。すなわち、ITO層の結晶化に伴う体積変化および/または表面形状の変化(リッジの形成など)によって、ITO層上に直接形成されているSiN層に欠陥(または電圧印加によって欠陥となる部分)が形成されると考えられる。
これに対し、本発明の実施形態によるEWOD100においては、SiN層は、InZnO層上に直接形成されている。InZnO層は、ITO層に比べて熱的に安定なアモルファスなので、TFT基板10を作製する間の熱履歴によって結晶化があまり進まない。したがって、InZnO層上のSiN層に欠陥が形成されることが抑制される。InZnO層の厚さは特に制限されないが、例えば、50nm以上150nm以下である。50nm未満であると十分な導電性が得られないことがあり、150nm超としても導電性は飽和するので、量産性の観点から好ましくない。また、熱的に安定なアモルファス相を得るためには、例えば、スパッタ法で、300℃以下の温度で形成することが好ましく、250℃以下の温度で形成することがより好ましい。
誘電体層16は、単層のSiN層で構成されてもよいが、2以上の組成が異なるSiN層の積層構造を有していることが好ましい。誘電体層16は、水素濃度が互いに異なる2以上の窒化シリコン層を含むことが好ましい。誘電体層16が、単位電極14のInZnO層に接する第1窒化シリコン層と、第1窒化シリコン層の撥水層18側に形成された第2窒化シリコン層とを有するとき、第2窒化シリコン層の水素濃度は、第1窒化シリコン層の水素濃度よりも低いことが好ましい。第2窒化シリコン層は、第1撥水層に接してもよい。
誘電体層16を構成するSiN層の全体の厚さは、特に制限はないが、例えば、100nm以上500nm以下であることが好ましい。SiN層の全体の厚さが100nm未満であると、十分な耐圧性を得られないことがある。耐圧性の観点からは、SiN層の全体の厚さは200nm超であることがさらに好ましい。また、SiN層の全体の厚さが大きくなると、液滴に実効的に印加される電圧が低下するので、SiN層の全体の厚さは400nm以下であることがさらに好ましい。
SiN層は、例えばプラズマCVD法で形成され得る。水素濃度の異なるSiN層は、公知の任意の方法を用いて形成することができる。例えば、シラン、アンモニア、窒素を原料として用いて、アンモニアの濃度を制御することによって得られる。
また、図2に示すように、SiN層で形成された誘電体層16の表面(撥水層18が形成される表面)は、酸化されていることが好ましい。SiN層16の内、酸化されていない部分を参照符号16aで表し、酸化された部分(酸素濃度が高い部分)を参照符号16bで表す。それぞれ、「非酸化層16a」、「酸化層16b」ということがある。SiN層に、酸化された部分(酸素濃度が高い部分)16bを形成することによって、撥水層18との密着性が高くなるという利点が得られる。SiN層の表面の酸化は、例えば、空気や酸素雰囲気でアニール(例えば、100℃〜250℃)を行えばよい。
対向基板20が有する対向電極24は、ITO層、InZnO層、またはZnO層など、透明な酸化物導電層で形成される。酸化物導電層は、例えば、スパッタ法で形成される。対向電極24の厚さは、例えば、50nm以上150nm以下である。
撥水層18および28は、それぞれ独立に、例えば、厚さが30nm以上100nm以下のフッ素系樹脂層である。フッ素系樹脂は、酸化物導電層の表面と化学結合するものが好ましく、例えば、末端に官能基を有するものが好ましい。末端官能基としては、−Si−(OR)n、−NH−Si−(OR)n、−CO−NH−Si−(OR)n、および−COOHを例示することができる(nは1〜3)。また、シランカップリング剤やフッ素系プライマーを併用してもよい。フッ素系樹脂として、例えば、旭硝子株式会社製のサイトップ(登録商標)を好適に用いることができる。
フッ素系樹脂層は、フッ素樹脂溶液(フッ素系溶媒を含む)を用いて、ディップコート法、スリットコート法、スプレイコート法、などの公知の塗布方法、または公知の印刷方法で形成され得る。溶媒の除去および/またはフッ素系樹脂の安定性を向上させるために、例えば、170℃〜200℃程度の熱処理を行うことが好ましい。
なお、TFT基板10と対向基板20とを貼り合せるシール部(図4(d)参照)を形成する部分には、撥水層18および28を形成しないことが好ましい。例えば、基板の全面にフッ素系樹脂膜を形成した後、例えば、フォトリソグラフィプロセスで、シール部となる部分に開口部を形成すればよい。
なお、液滴42には、イオン性液体または極性液体などの導電性液体が使用される。液滴42としては、例えば、水、電解液(電解質の水溶液)、アルコール類、各種イオン性液体を用いることができる。このような液体の例としては、全血検体、細菌性細胞懸濁液、タンパク質あるいは抗体溶液、および種々の緩衝液が挙げられる。
また、間隙(流路)40内には、液滴42と混和されない非導電性液体を注入してもよい。例えば、間隙40内の液滴42以外の空間は、非導電性液体で満たされていてもよい。
次に、図3および図4を参照して、EWOD100の製造方法の例を説明する。なお、TFT回路12は、以下で例示するものに限られず、公知のTFT回路を用いることができる。
図3(a)〜(g)は、EWOD100が有するTFT基板10の製造方法の例を示す模式的な断面図である。
まず、図3(a)に示す様に、例えば、ガラス基板11上に、オプショナルなバッファ層101を形成する。バッファ層101は、例えば、SiN層、SiO2層およびSiON層からなる群から選択された単層または2以上の層の積層体であってよい。バッファ層101の厚さは、例えば、100nm〜300nmである。
バッファ層101上に、例えば、アモルファスシリコン膜を20〜100nm程度の膜厚で成膜し、その後、アモルファスシリコン膜を結晶化し、ポリシリコン膜を得る。ポリシリコン膜をフォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって、半導体層102を得る。
半導体層102上にゲート絶縁層103を形成する。ゲート絶縁層103は、例えば、SiN層、SiO2層、またはSiN層/SiO2層(積層構造)であり、厚さは、例えば、50nm〜200nm程度である。
次に図3(b)に示す様に、ゲート絶縁層103上にゲート電極104を形成する。ゲート電極104は、例えば、W、Mo、Alなどで形成された金属層をフォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって形成される。ゲート電極104の厚さは、例えば100nm〜400nmである。密着性の向上およびコンタクト抵抗の改善のために、W/Ta、MoW、Ti/Al、Ti/Al/Ti、Al/Ti等の積層構造または合金層を用いてもよい。
次に、図3(c)に示す様に、層間絶縁層105を形成する。層間絶縁層105は、SiN層、SiO2層、SiON層、または、これらの積層構造であってよい。層間絶縁層105の厚さは、例えば、500nm〜900nmである。コンタクトホール106は、フォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって形成される。
次に、図3(d)に示す様に、ソース電極107およびドレイン電極108を形成する。ソース電極107およびドレイン電極108は、例えば、Al、Moなどの金属層をフォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって形成される。ソース電極107およびドレイン電極108の厚さは、例えば、200nm〜400nmである。密着性の向上およびコンタクト抵抗の改善のために、Ti/Al、Ti/Al/Ti、Al/Ti、TiN/Al/TiN、Mo/Al、Mo/Al/Mo、Mo/AlNd/Mo、MoN/Al/MoN等の積層構造または合金層を用いてもよい。
このようにして、単位電極14に接続されたTFTが作製される。必要に応じて、ゲートドライバおよび/またはソースドライバに含まれるTFTを併せて作製してもよい。
次に、図3(e)に示す様に、層間絶縁層109を形成する。層間絶縁層109は、感光樹脂を用いて、フォトリソグラフィプロセスで形成される。層間絶縁層109上に、複数の単位電極14が形成される。単位電極14は、厚さが50nm以上150nm以下のInZnO膜をスパッタ法で成膜したあと、フォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって形成される。このとき、アモルファスのInZnO膜が形成されるように、300℃以下、より好ましくは250℃以下の成膜温度で成膜することが好ましい。所望のアモルファスInZnO膜が形成されたか否かは、例えば、X線回折(XRD)で確認することができる。
次に、図3(f)に示す様に、誘電体層16を形成する。誘電体層16は、SiN層で形成される。
ここで、SiN層は、単層のSiN層で構成されてもよいが、2以上の組成が異なるSiN層の積層構造を有していることが好ましい。SiN層は、水素濃度が互いに異なる2以上のSiN層を含むことが好ましい。SiN層が、InZnO層に接する第1SiN層と、第1窒化シリコン層の撥水層18側に形成された第2窒化シリコン層とを有するとき、第2SiN層の水素濃度は、第1SiN層の水素濃度よりも低いことが好ましい。第2窒化シリコン層は、第1撥水層に接してもよい。第1SiN層(H2リッチSiN層)の厚さは、60nm以上300nm以下であることが好ましく、第2SiN層(H2プアーSiN層)の厚さは、40nm以上200nm以下であることが好ましい。また、第1SiN層(H2リッチSiN層)の厚さは、第2SiN層(H2プアーSiN層)の厚さより大きいことが好ましい。
SiN層の全体の厚さは、特に制限はないが、100nm以上500nm以下であることが好ましく、耐圧性の観点からは、SiN層の全体の厚さは200nm超であることがさらに好ましい。また、SiN層の全体の厚さが大きくなると、液滴に実効的に印加される電圧が低下するので、SiN層の全体の厚さは400nm以下であることがさらに好ましい。
SiN層中の水素の含有量の制御は、公知の任意の方法を用いることができるが、例えば、プラズマCVD法で、シラン、アンモニア、窒素を原料として用いて、アンモニアの濃度を制御することによって行える(例えば、特許第3045945号公報参照)。
SiN層の表面を酸化してもよい(図2中の酸化された層16b参照)。SiN層の表面の酸化は、例えば、空気中でアニール(例えば、100℃以上250℃以下の温度)を行えばよい。SiN層に、酸化された部分(酸素濃度が高い部分)16bを形成することによって、撥水層18との密着性が高くなるという利点が得られる。
なお、図示は省略するが、SiN層をフォトリソグラフィプロセスでパターニングすることによって、端子部等を露出させる開口部を形成する。
次に、図3(g)に示す様に、撥水層18を形成する。撥水層18は、例えば、厚さが30nm以上100nm以下のフッ素系樹脂層である。上述した様に、例えば、末端に官能基を有するフッ素樹脂を用いて形成される。フッ素系樹脂層は、フッ素樹脂溶液(フッ素系溶媒を含む)を用いて、公知の方法で形成される。溶媒の除去および/またはフッ素系樹脂の安定性を向上させるために、例えば、170℃〜200℃程度の熱処理を行うことが好ましい。また、フッ素樹脂層を形成する前に、シランカップリング剤処理やフッ素系プライマー処理を行ってもよい。
なお、シール部44(図4(d)参照)を形成する部分、および、端子部(不図示)には、撥水層18および28を形成しないことが好ましい。例えば、基板の全面にフッ素系樹脂膜を形成した後、例えば、フォトリソグラフィプロセスで、シール部となる部分に開口部を形成すればよい。
このようにして、TFT基板10が得られる。
次に、図4(a)〜(d)を参照する。図4(a)〜(c)は、対向基板20を作製する方法を説明する模式図であり、図4(d)は、TFT基板10と対向基板20とを貼り合せる工程を説明する模式図である。
図4(a)に示す様に、例えば、ガラス基板21上に、対向電極24を形成する。対向電極24は、ガラス基板21のほぼ全面に形成される。対向電極24は、ITO層、InZnO層、またはZnO層など、透明な酸化物導電層で形成される。対向電極24の厚さは、例えば、50nm以上150nm以下であり、例えば、スパッタ法で形成される。
次に、図4(b)に示す様に、撥水層28を形成する。撥水層28は、図3(g)を参照して説明した上記撥水層18と同様の方法で形成される。
次に、図4(c)に示す様に、液滴を注入するための貫通孔20aを対向基板20に形成する。貫通孔20aは、例えば、ドリル加工のような機械加工、レーザ加工、ウェットエッチングなど、公知のガラス加工技術を用いて形成することができる。貫通孔20aの直径は、例えば、1mm〜5mm程度であり、注入方式および/または注入量に応じて適宜選択される。
このようにして、対向基板20が得られる。
次に、図4(d)に示す様に、TFT基板10と対向基板20とを貼り合せる。例えば、TFT基板10の外周のシール部44となる領域に、ディスペンサーを用いてシール材を所定のパターンに従って描画する。シール材は、例えば、熱硬化性樹脂に、スペーサ(例えば、直径が200μm〜300μmのガラスビーズまたはプラスチックビーズ)を混合したものである。
TFT基板10上に所定のパターンに従って描画されたシール材を間に介して、TFT基板10と対向基板20とを貼り合せ、例えば、加熱することによってシール材を硬化させる。このとき、撥水層18と撥水層28とが互いに対向し、これらの間に間隙(流路)40が形成される。なお、この貼り合せ工程において、対向電極24をTFT基板10上の端子に接続するためのトランスファー(転移電極)を例えば導電性ペーストで形成する。
このようにして、EWOD100が得られる。
以下、実験例を示して、本発明の実施形態によるEWOD100が、従来のEWODに比べて、耐圧性に優れることを説明する。
以下のようにして、実施例および比較例の試験用セルを作製した。
電極14は、InZnO層を用いて作製した。InZnO層は、スパッタ法で形成し、厚さは70nmとした。比較例のEWODは、電極14として、ITO層を用いた。ITO層は、スパッタ法で形成し、厚さは70nmとした。
対向電極24は、実施例、比較例ともに、ITO層を用いた。ITO層は、スパッタ法で形成し、厚さは70nmとした。
誘電体層16としては、実施例、比較例ともに、SiN層を用いた。ここでは、SiN層の表面の酸化処理は行わなかった(図2中の酸化層16bは形成しなかった。)。
SiN層として、H2リッチSiN層(単層)と、H2プアーSiN層(単層)と、H2リッチSiN層/H2プアーSiN層(上層/下層)、H2プアーSiN層/H2リッチSiN層(上層/下層)の積層構造を検討した。SiN層は、プラズマCVD法で形成し、シラン、アンモニア、窒素を原料として用いて、アンモニアの濃度を制御することによって、SiN層に含まれる水素原子の濃度(以下、単に「水素濃度」という。)を調整した。
それぞれ得られたSiN層の水素濃度は、FT−IR法を用いて得られた、Si−H結合およびN−H結合の吸収スペクトル強度から求めた。ここで得られたH2プアーSiN層の水素濃度は1.2×1022個/cm3で、H2リッチSiN層の水素濃度は、2.3×1022個/cm3であった。
撥水層18、28として、フッ素系樹脂層を形成した。具体的には、サイトップ(旭硝子株式会社の登録商標)をディップコート法で付与した後、溶媒の除去および/またはフッ素系樹脂の安定性を向上させるために、170℃の熱処理を30分間行った。
実施例、比較例のEWODを作製する過程で、電極14が受けた熱履歴の内、最も高い温度は、170℃であった。このような熱履歴を受けると、ITO層の結晶化が起こり、SiN層に欠陥を生じさせる原因となる。
耐圧性の評価は、以下のようにして行った。
EWODの間隙(図2中の参照符号40)に1mol/LのLiCl水溶液を満たした状態で、全面に16Vの電圧を3分間にわたって印加する。その後、EWODを分解し、それぞれのSiN層の表面を光学顕微鏡で観察することによって、欠陥(絶縁破壊が生じた箇所)の数を求めた。絶縁破壊箇所は、数十μm〜数百μmの大きさを有していた。観察面積は、約100cm2で、単位面積当たりの欠陥の数を求めた。表1に、比較例2のEWODにおけるSiN層(ITO層上)における欠陥密度(単位面積当たりの欠陥の数、個/cm2)を1とした相対値で示す。
表1から分かるように、実施例1〜4は、いずれも比較例よりも欠陥密度が減少した。特に、比較例1と同じ構造の誘電体層を有する実施例1の欠陥密度は、比較例の欠陥密度の4/100と、著しく小さい値となった。すなわち、電極をITO層からInZnO層に置き換えることによって、欠陥密度を低減できる。
実施例3と実施例4との比較から、欠陥密度を低下させる効果は、H2プアーSiN層の方が、H2リッチSiN層よりも大きいことがわかる。
実施例1および2と、実施例3との比較から、欠陥密度を低下させる効果は、積層構造を有する方が大きいことがわかる。ただし、比較例1と比較例2との比較から、電極をITO層で形成した場合には、積層構造を有することによる欠陥密度を低下させる効果は、ほとんどないことがわかる。
実施例1と実施例2との比較から、H2プアーSiN層が上層(撥水層に接する)で、H2リッチSiN層が下層(InZnO層に接する)の方が、欠陥密度を低下させる効果が大きいことがわかる。
なお、図2を参照して上述したように、上層のH2プアーSiN層の表面を酸化することによって酸化層16bを形成し、撥水層18との密着性を向上させることができる。
このように、InZnO層の上に直接SiN層を形成することによって、欠陥密度を低下できる。したがって、従来よりも耐圧性に優れたSiN層を有し、低電圧駆動が可能なエレクトロウェッティング装置が得られる。
本発明の実施形態は、エレクトロウェッティング装置に広く適用できる。
10 :TFT基板
11 :ガラス基板
12 :TFT回路
14 :単位電極
16 :誘電体層
16a :非酸化層
16b :酸化層
18 :撥水層
20 :対向基板
20a :貫通孔
21 :ガラス基板
24 :対向電極
28 :撥水層
40 :間隙
42 :液滴
44 :シール部
100 :エレクトロウェッティング装置
11 :ガラス基板
12 :TFT回路
14 :単位電極
16 :誘電体層
16a :非酸化層
16b :酸化層
18 :撥水層
20 :対向基板
20a :貫通孔
21 :ガラス基板
24 :対向電極
28 :撥水層
40 :間隙
42 :液滴
44 :シール部
100 :エレクトロウェッティング装置
Claims (4)
- 第1基板と、前記第1基板上に形成された複数の第1電極と、前記複数の第1電極上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された第1撥水層と、
第2基板と、前記第2基板上に形成された第2電極と、前記第2電極上に形成された第2撥水層とを有し、
前記第1基板と前記第2基板とは、前記第1撥水層と前記第2撥水層との間に間隙を設けて配置されており、
前記第1電極は、酸化インジウム・酸化亜鉛層を有し、前記誘電体層は、窒化シリコン層を有し、前記窒化シリコン層は、前記酸化インジウム・酸化亜鉛層上に直接形成されている、エレクトロウェッティング装置。 - 前記誘電体層は、水素濃度が互いに異なる2以上の窒化シリコン層を含む積層構造を有する、請求項1に記載のエレクトロウェッティング装置。
- 前記誘電体層は、前記第1電極に接する第1窒化シリコン層と、前記第1窒化シリコン層の前記第1撥水層側に形成された第2窒化シリコン層とを有し、前記第2窒化シリコン層の水素濃度は、前記第1窒化シリコン層の水素濃度よりも低い、請求項2に記載のエレクトロウェッティング装置。
- 前記第2窒化シリコン層は、前記第1撥水層に接している、請求項3に記載のエレクトロウェッティング装置。
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