JP2020041671A - 車両の変速制御装置 - Google Patents

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【課題】所定の変速段情報に基づいて自動変速機が自動的に変速制御される場合に、運転者の変速傾向を反映した変速制御が行われるようにする。【解決手段】自車位置情報および変速段情報に基づいて、自動変速機26の変速段が基準変速段となるように、自動変速制御部56によって自動変速機26の自動変速制御が行われる。また、その自動変速制御部56による自動変速制御を伴う走行時には、運転者の手動による変速段のアップダウン操作に基づいて、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段に対する運転者の変速傾向に関するユーザー特性を判断し、そのユーザー特性に応じて基準変速段が変更される。これにより、運転者の変速傾向を反映した自動変速制御が行われるようになり、初めて走行する道路などでも手動によるアップダウン操作が軽減されて運転操作が容易になる。【選択図】図1

Description

本発明は車両の変速制御装置に係り、特に、所定の変速段情報に基づいて自動変速機の変速段を自動的に変速制御する変速制御装置に関するものである。
特許文献1には、変速段情報やアクセル情報等の走行データを多数の車両から収集し、エネルギー効率が最も高くなる最適操作内容を運転者に案内するナビゲートシステムが記載されている。
特開2013−205351号公報
ところで、未だ公知ではないが、変速段情報に基づいて自動変速機が自動的に変速制御されるようにすることが考えられる。しかしながら、不特定多数の車両の走行データやシミュレーション等により、万人向けの一般的な変速段情報が定められると、個々の運転者の変速傾向(嗜好)に合致しない場合があり、自己の走行データが反映されない初めて走行する道路などで運転者の手動による変速操作が頻繁に必要になる可能性があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、所定の変速段情報に基づいて自動変速機が自動的に変速制御される場合に、運転者の変速傾向を反映した変速制御が行われるようにすることにある。
本発明は、自動変速機を有する車両の変速制御装置において、(a) 前記車両の現在位置に関する自車位置情報を取得する位置情報取得部と、(b) 道路上の多数の場所についてそれぞれ定められた基準変速段に関する変速段情報と前記自車位置情報とに基づいて、前記多数の場所の何れかを走行する際に前記自動変速機の変速段が前記基準変速段となるように変速制御する自動変速制御部と、(c) 前記自動変速制御部によって前記自動変速機が変速制御される自動変速走行時に、運転者の手動操作で前記変速段が切り換えられたか否かを検出し、その変速段の手動切換操作に基づいて前記基準変速段に対する運転者の変速傾向に関するユーザー特性を判断するユーザー特性判断部と、を有し、(d) 前記ユーザー特性に応じて前記基準変速段が変更されることを特徴とする。
このような車両の変速制御装置においては、自車位置情報および変速段情報に基づいて、自動変速機の変速段が基準変速段となるように、自動変速制御部によって自動変速機が自動的に変速制御される。また、その自動変速制御部による自動変速を伴う走行時には、運転者の手動による変速段の切換操作に基づいて基準変速段に対する運転者の変速傾向に関するユーザー特性を判断し、そのユーザー特性に応じて基準変速段が変更される。このため、運転者の変速傾向を反映した変速制御が行われるようになり、初めて走行する道路などでも手動による変速操作が軽減されて運転操作が容易になる。
本発明の一実施例である変速制御装置を備えた車両を含む変速制御管理システムを説明する概略図である。 図1の集中管理センタから読み込まれるナビAIシフト変速段情報における道路上の多数の場所Pの一例を説明する図である。 ナビAIシフト変速段情報で定められた道路上の場所P1〜P3における基準変速段Gsを説明する図である。 図1のユーザー特性判断部による判断処理を具体的に説明するフローチャートである。 図3のナビAIシフト変速段情報で定められた基準変速段Gsを、ユーザー特性である「+段特性」か「−段特性」かによって変更する態様を例示した図である。
車両とは別に、例えば不特定多数の車両から場所および変速段に関するデータが得られる集中管理センタを有し、該集中管理センタにおいて、収集したデータに基づいて各場所における基準変速段に関する変速段情報が定められ、その変速段情報を必要に応じて車両に読み込むようにしても良い。基準変速段は、例えば最も頻度が高いモード(最頻値)が適当であるが、平均値や中央値などでも良い。過去のデータやシミュレーション等によって定められた変速段情報を予め車両に記憶しておいても良い。車種や自動変速機の種類等によって総変速段数が異なり、総変速段数が違うと基準変速段も違ってくるため、総変速段数に対する変速段の割合、或いは変速比等で基準変速段を定めることもできる。車種やボディタイプ(SUV、セダン、ハッチバックなど)、エンジン型式、エンジン排気量、自動変速機の型式、総変速段数、走行モード(ノーマル、スポーツ、コンフォートなど)等により場合分けして基準変速段を定めることもできる。車速や要求駆動力(アクセル操作量など)等の運転状態に基づいて、基準変速段を補正して変速制御することも可能である。
ユーザー特性判断部は、例えば基準変速段を変更しない「そのまま」、シフトアップ傾向が強い「+段特性」、シフトダウン傾向が強い「−段特性」等の3段階でユーザー特性を分類することができるが、「+2段特性」、「+1段特性」、「そのまま」、「−1段特性」、「−2段特性」など3段階よりも多い多段階で分類することも可能である。前記基準変速段は、例えば自動変速制御部においてユーザー特性に応じて変更されるが、集中管理センタにおいてユーザー特性を反映した複数の基準変速段を定めておき、各車両のユーザー特性に対応する基準変速段が、変速段情報としてその車両に送信されるようにしても良いなど、種々の態様が可能である。ユーザー特性を判断するユーザー特性判断部とは別に、運転者が嗜好に応じて基準変速段を+段側或いは−段側へ変更できる手動変更スイッチ等を設けることもできる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された変速制御装置を有する車両20を含む変速制御管理システム10の概略説明図で、車両20には、1または複数の集中管理センタ70からインターネット等の無線通信を介して変速段情報が供給される。集中管理センタ70には、不特定多数の車両から道路上の予め定められた多数の場所P、およびその場所Pにおける変速段Gに関するデータが送信され、収集したデータに基づいて各場所Pにおける基準変速段Gsに関する変速段情報が定められる。このデータ処理は、例えば電子制御装置により自動的に行われる。基準変速段Gsとしては、例えば収集した多数のデータの中の最も頻度が高いモード(最頻値)を選択するとともに、データの追加に伴って逐次学習(更新)する。この意味で、本実施例の基準変速段Gsは万人向けの一般的な変速段Gである。図2は、道路上の多数の場所P1〜P5を例示した図で、基準変速段Gsは、例えば図3に示されるように各場所Pにおいてそれぞれ上り方向および下り方向に区別して定められる。上り方向と下り方向とで異なる場所Pが設定されても良い。この基準変速段Gsは、車種やボディタイプ(SUV、セダン、ハッチバックなど)、エンジン型式、エンジン排気量、自動変速機の型式、総変速段数、走行モード(ノーマル、スポーツ、コンフォートなど)等により場合分けして定めることもできる。なお、場所Pを点ではなく、図2において一点鎖線で囲んで示したようにグルーピングし、所定の走行領域を設定して基準変速段Gsを定めることもできる。
車両20は、エンジン22、トルクコンバータ(T/C)24、および自動変速機26が直列に連結された車両用駆動装置を備えている。エンジン22は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等の内燃機関である。自動変速機26は、遊星歯車式や平行軸式等の有段変速機で、複数の摩擦係合装置の係合解放状態によって変速比が異なる複数の変速段Gが形成される。自動変速機26の出力軸28は、終減速装置30を介して左右の駆動輪32に連結されている。上記エンジン22の他に電動モータを走行用駆動力源として備えているハイブリッド車両等にも適用できる。トルクコンバータ24を省略することもできるし、遊星歯車装置等の差動機構および差動制御用回転機を有し、エンジン回転速度を無段階に変速できる電気式差動部を設けることも可能である。自動変速機26として、ベルト式等の無段変速機を採用するとともに、その変速比を段階的に変化させるように制御して複数の変速段(模擬変速段)Gを形成することもできる。図1の車両用駆動装置は、車両20の前後方向に沿って配置される縦置き型であるが、トランスアクスル等の横置き型の車両用駆動装置にも適用できるなど、本発明は自動変速機を有する種々の車両に適用され得る。
車両20は、少なくとも自動変速機26の変速制御を行うコントローラとして機能する電子制御装置50を備えている。電子制御装置50は、CPU、ROM、RAM、および入出力インターフェースなどを有するマイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を実行する。この電子制御装置50は、車両20の変速制御装置に相当する。
電子制御装置50は、機能的に位置情報取得部52、ナビAI(Artificial Intelligence; 人口知能)シフト変速段情報取得部54、自動変速制御部56、ユーザー特性判断部58、およびナビAIシフト変速段データ送信部60を備えている。位置情報取得部52は、車両20の現在位置に関する自車位置情報を、例えばGPS(Global Positioning System ;全地球測位システム)等を利用して取得する。ナビAIシフト変速段情報取得部54は、例えば自車位置を中心として半径1000km程度(1回の給油で走行可能距離)の範囲内の変速段情報を前記集中管理センタ70から読み込んで入手する。このナビAIシフト変速段情報取得部54は、変速段情報取得部として機能する。そして、自動変速制御部56は、上記自車位置情報および変速段情報に基づいて、車両20が前記多数の場所Pの何れかを走行する際に、自動変速機26の変速段Gがその場所Pにおける基準変速段Gsとなるように、自動変速機26を自動的に変速制御するナビAIシフト制御を実行する。
自動変速制御部56は、シフト切換スイッチ34を用いて運転者により変速段Gを変速比が小さい高速段側へ切り換えるシフトアップ操作が行われた場合には、基準変速段Gsに優先して自動変速機26の変速段Gを高速段側へアップ変速する。また、シフト切換スイッチ34を用いて運転者により変速段Gを変速比が大きい低速段側へ切り換えるシフトダウン操作が行われた場合には、基準変速段Gsに優先して自動変速機26の変速段Gを低速段側へダウン変速する。シフト切換スイッチ34は、運転者の手動によるアップダウン操作、すなわちシフトアップやシフトダウンの要求操作を検出するもので、例えばシフトレバーがシフトアップ用の「+」位置、およびシフトダウン用の「−」位置へ操作されたことを検出するスイッチや、ステアリングホイールの近傍に設けられたシフトアップ用およびシフトダウン用のパドルスイッチなどである。
自動変速制御部56はまた、ユーザー特性判断部58によって判断されたユーザー特性に応じて前記基準変速段Gsを変更して、ナビAIシフト制御すなわち基準変速段Gsに基づく自動変速機26の自動変速制御を行うようになっている。ユーザー特性は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま使用して行われるナビAIシフト制御に対する運転者の変速傾向に関するもので、本実施例では図5に示されるように、「+段特性」、「そのまま」、および「−段特性」の3段階で定められている。「そのまま」は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま使用して行われるナビAIシフト制御が運転者の変速傾向と合致しており、手動によるアップダウン操作が殆ど必要ないような場合である。ユーザー特性が「そのまま」の場合、前記自動変速制御部56は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま使用してナビAIシフト制御を実行する。具体的には、例えば場所P1の上り方向ではA1段、下り方向ではB1段となり、場所P2の上り方向ではA2段、下り方向ではB2段となり、場所P3の上り方向ではA3段、下り方向ではB3段となるように、ナビAIシフト制御が行われる。
ユーザー特性が「+段特性」の場合は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま使用して行われるナビAIシフト制御に対して、運転者がシフトアップ操作を多用する場合である。その場合、前記自動変速制御部56は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを、図5に示されるように+段側、すなわち高速段側へ変更してナビAIシフト制御を実行する。具体的には、例えば場所P1の上り方向ではA1+C段、下り方向ではB1+D段となり、場所P2の上り方向ではA2+C段、下り方向ではB2+D段となり、場所P3の上り方向ではA3+C段、下り方向ではB3+D段となるように、ナビAIシフト制御を実行する。変更量C、Dとしては、例えば1段が適当であるが、2段以上であっても良い。
ユーザー特性が「−段特性」の場合は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま使用して行われるナビAIシフト制御に対して、運転者がシフトダウン操作を多用する場合である。その場合、前記自動変速制御部56は、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを、図5に示されるように−段側、すなわち低速段側へ変更してナビAIシフト制御を実行する。具体的には、例えば場所P1の上り方向ではA1−E段、下り方向ではB1−F段となり、場所P2の上り方向ではA2−E段、下り方向ではB2−F段となり、場所P3の上り方向ではA3−E段、下り方向ではB3−F段となるように、ナビAIシフト制御を実行する。変更量E、Fとしては、例えば1段が適当であるが、2段以上であっても良い。
ユーザー特性判断部58は、図4のフローチャートのステップS1〜S9(以下、単にS1〜S9という)に従って信号処理を実行する。S1では、ナビAIシフト制御中、すなわち基準変速段Gsに基づいて自動変速機26の自動変速制御が行われる自動変速走行時に、前記シフト切換スイッチ34がシフトアップ操作されるマニュアルシフトアップ操作が行われたか否かを判断し、マニュアルシフトアップ操作が行われた場合には、S2でカウンタNを1だけカウントアップ(加算)した後にS5を実行する。S1の判断がNO(否定)の場合、すなわちマニュアルシフトアップ操作が行われなかった場合は、S3を実行し、ナビAIシフト制御中にシフト切換スイッチ34がシフトダウン操作されるマニュアルシフトダウン操作が行われたか否かを判断する。そして、マニュアルシフトダウン操作が行われなかった場合はそのままS5を実行し、マニュアルシフトダウン操作が行われた場合には、S4でカウンタNを1だけカウントダウン(減算)した後にS5を実行する。なお、カウンタNの初期値は0である。
S5では、カウンタNが第1判定値Z1よりも小さいか否かを判断し、N<Z1であれば、S7を実行して現在のユーザー特性を−段側へ変更する。第1判定値Z1はマイナスの所定値であり、N<Z1であることは、マニュアルシフトアップ操作よりもマニュアルシフトダウン操作が多用されたことを意味する。ユーザー特性の初期値は「そのまま」であり、現在のユーザー特性が「そのまま」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま用いて行われている場合には、S7でユーザー特性が「−段特性」に変更される。現在のユーザー特性が「+段特性」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを+段側へ変更して行われている場合には、S7でユーザー特性が「そのまま」に変更される。このようにユーザー特性が−段側に変更され、それに伴って自動変速制御部56によるナビAIシフト制御の基準変速段Gsが−段側へ変更されると、運転者のシフトダウン操作の必要性が少なくなり、運転操作が容易になる。なお、現在のユーザー特性が「−段特性」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを−段側へ変更して行われている場合には、それ以上−段側の特性が存在しないため、「−段特性」を維持する。
上記S5の判断がNOの場合、すなわちカウンタNが第1判定値Z1以上の場合は、S6を実行してカウンタNが第1判定値Z1以上で且つ第2判定値Z2以下の範囲内か否かを判断する。第2判定値Z2はプラスの所定値であり、Z1≦N≦Z2であることは、マニュアルシフトアップ操作およびマニュアルシフトダウン操作が略均等に行われているか、それ等のアップダウン操作が殆ど行われていないことを意味する。この場合は、現在のユーザー特性を反映した基準変速段GsによるナビAIシフト制御を変更する必要がないため、S8を実行して現在のユーザー特性を維持する。すなわち、現在のユーザー特性が「そのまま」であれば「そのまま」に維持し、「+段特性」であれば「+段特性」を維持し、「−段特性」であれば「−段特性」を維持する。
上記S6の判断がNOの場合、すなわちカウンタNが第2判定値Z2よりも大きい場合は、マニュアルシフトダウン操作よりもマニュアルシフトアップ操作が多用されたことを意味し、S9を実行して現在のユーザー特性を+段側へ変更する。現在のユーザー特性が「そのまま」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsをそのまま用いて行われている場合には、ユーザー特性が「+段特性」に変更される。現在のユーザー特性が「−段特性」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを−段側へ変更して行われている場合には、ユーザー特性が「そのまま」に変更される。このようにユーザー特性が+段側に変更され、それに伴って自動変速制御部56によるナビAIシフト制御の基準変速段Gsが+段側へ変更されると、運転者のシフトアップ操作の必要性が少なくなり、運転操作が容易になる。なお、現在のユーザー特性が「+段特性」の場合、すなわち現在のナビAIシフト制御が、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsを+段側へ変更して行われている場合には、それ以上+段側の特性が存在しないため、「+段特性」を維持する。
一方、自動変速制御部56によりナビAIシフト制御が実行されている走行時には、多数の場所Pの何れかを走行した場合に、その時の実際の変速段Gに関するデータを、ナビAIシフト変速段データ送信部60によって前記集中管理センタ70へ送信する。集中管理センタ70は、このように新たに供給された変速段データを加味して変速段情報を逐次更新する。
このように本実施例の車両20の電子制御装置50においては、自車位置情報および変速段情報に基づいて、自動変速機26の変速段Gが基準変速段Gsとなるように、自動変速制御部56によって自動変速機26の自動変速制御であるナビAIシフト制御が行われる。また、その自動変速制御部56によるナビAIシフト制御の実行時には、運転者の手動による変速段Gのアップダウン操作に基づいて、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsに対する運転者の変速傾向に関するユーザー特性を判断し、そのユーザー特性に応じて基準変速段Gsが変更される。これにより、運転者の変速傾向を反映したナビAIシフト制御が行われるようになり、初めて走行する道路などでも手動によるアップダウン操作が軽減されて運転操作が容易になる。
なお、上記実施例では、集中管理センタ70から読み込んだ基準変速段Gsが、車両20の自動変速制御部56において、図5に示すようにユーザー特性に応じて変更されて変速制御が行われる。これに対し、ユーザー特性に関する情報がナビAIシフト変速段データ送信部60から集中管理センタ70へ送信されるようにして、その集中管理センタ70において、図5に示すようにユーザー特性に応じて複数、すなわち図5では「+段特性」、「そのまま」、および「−段特性」の3種類、の基準変速段Gsに関する変速段情報が作成され、個々の車両20のユーザー特性に応じて異なる基準変速段Gsの変速段情報がナビAIシフト変速段情報取得部54に供給されるようにしても良い。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
20:車両 26:自動変速機 50:電子制御装置(変速制御装置) 52:位置情報取得部 56:自動変速制御部 58:ユーザー特性判断部 P、P1〜P5:場所 Gs:基準変速段

Claims (1)

  1. 自動変速機を有する車両の変速制御装置において、
    前記車両の現在位置に関する自車位置情報を取得する位置情報取得部と、
    道路上の多数の場所についてそれぞれ定められた基準変速段に関する変速段情報と前記自車位置情報とに基づいて、前記多数の場所の何れかを走行する際に前記自動変速機の変速段が前記基準変速段となるように変速制御する自動変速制御部と、
    前記自動変速制御部によって前記自動変速機が変速制御される自動変速走行時に、運転者の手動操作で前記変速段が切り換えられたか否かを検出し、該変速段の手動切換操作に基づいて前記基準変速段に対する運転者の変速傾向に関するユーザー特性を判断するユーザー特性判断部と、
    を有し、前記ユーザー特性に応じて前記基準変速段が変更される
    ことを特徴とする車両の変速制御装置。
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