JP2020041495A - 気化器 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の増加を抑えつつ筒部に支持部材を組み付ける際にシール部材の変位を規制することができる気化器を提供する。【解決手段】気化器10は、吸気流路16が形成された気化器本体12と、チョーク弁22と、気化器本体12に固定された状態でチョーク弁22の弁軸30を回転自在に支持する筒状の支持部材24と、チョークレバー28とを備える。チョークレバー28は、支持部材24に回転自在に設けられた筒部44を有し、筒部44と支持部材24との間には、シール部材52が介設されている。筒部44の一端部には、筒部44の一端側へのシール部材52の変位を規制する規制部54が一体的に設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、吸気流路が形成された気化器に関する。
例えば、特許文献1には、気化器のチョーク機構が開示されている。
ところで、気化器のチョーク機構において、チョーク弁の弁軸を回転自在に支持する筒状の支持部材に回転自在にチョークレバーの筒部を設けるとともに筒部と支持部材との間にシール部材を介設することがある。このような構成のチョーク機構では、筒部の内面にシール部材を配置した状態で筒部の内孔に支持部材を組み付ける際にシール部材が筒部から抜け出ることを阻止するためにシール部材の変位を規制する必要がある。この際、筒部とは別体の規制部材を設けると、部品点数が増加するという問題がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、部品点数の増加を抑えつつ筒部に支持部材を組み付ける際にシール部材の変位を規制することができる気化器を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、吸気流路が形成された気化器本体と、前記吸気流路に設けられたチョーク弁と、前記気化器本体に固定された状態で前記チョーク弁の弁軸を回転自在に支持する筒状の支持部材と、前記弁軸を回転させるためのチョークレバーと、を備え、前記チョークレバーは、前記支持部材に回転自在に設けられた筒部を有し、前記筒部と前記支持部材との間には、シール部材が介設され、前記筒部の一端部には、前記筒部の一端側への前記シール部材の変位を規制する規制部が一体的に設けられている、気化器である。
本発明によれば、筒部の一端部に規制部を一体的に設けているため、シール部材の変位を規制するための規制部材を筒部とは別に用意する必要がない。そのため、部品点数の増加を抑えつつ筒部に支持部材を組み付ける際にシール部材の変位を規制することができる。
以下、本発明に係る気化器について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1Aに示すように、本発明の一実施形態に係る気化器10は、車両(例えば、二輪車)や作業機に搭載されるエンジンに設けられ、気化器本体12と、気化器本体12に設けられたチョーク機構14とを備える。
気化器本体12は、図示しないエンジンの吸気ポートに連通する吸気流路16が形成されたボディ18と、吸気流路16を構成する壁面に開口する内孔20aを有する円筒状の保持部20とを有する。保持部20は、ボディ18から吸気流路16の側方に突出している。
チョーク機構14は、燃料の混合比率を高めるために気化器10の吸気量を制限するためのものである。チョーク機構14は、チョーク弁22、支持部材24、付勢部材26及びチョークレバー28を有する。
チョーク弁22は、吸気流路16に設けられ、弁軸30、弁体32及び係合部34を含む。弁軸30は、保持部20の内孔20aに挿通されている。弁軸30の一端部(矢印X1方向の端部)は、吸気流路16を形成する壁面に形成された凹部36に回転自在に挿入されている。弁体32は、吸気流路16に位置するように弁軸30に固定されている。係合部34は、弁軸30の他端部(矢印X2方向の端部)に固定されている。
支持部材24は、気化器本体12に固定された状態で弁軸30を回転自在に支持するカラー(円筒部材)である。支持部材24の内孔24aには、弁軸30が挿通されている。支持部材24は、全長に亘って一定の内径を有する。支持部材24は、支持部材24の一端部及び中間部を形成する小径部38と、支持部材24の他端部を形成する大径部40とを有する。
小径部38の一端部は、保持部20の内孔20aに嵌合されている。換言すれば、小径部38の一端部は、保持部20に固定されている。小径部38の他端部は、保持部20の外側に位置する。大径部40は、小径部38の他端部に一体的に設けられている。大径部40の外径は、小径部38の外径よりも大きい。
付勢部材26は、チョーク弁22を回転方向の一方側(弁体32の開度が小さくなる方向)に付勢するコイルスプリング42である。コイルスプリング42の内孔には、弁軸30の他端部が挿通している。コイルスプリング42の一端部は、大径部40に係止されている。コイルスプリング42の他端部は、係合部34に係止されている。
チョークレバー28は、チョーク弁22を付勢部材26の付勢方向とは反対方向(弁体32の開度が大きくなる方向)に回転させるためのものである。チョークレバー28は、筒部44、操作部46及びカバー部48を有する。
筒部44は、円筒状に形成され、大径部40に対して回転自在に設けられている。具体的には、大径部40の外周面は、筒部44の軸線方向の略中央部の内周面に接触している。筒部44の一端面は、保持部20の突出端面に接触又は近接している。筒部44の他端面は、弁軸30の他端部の径方向外方に位置している。
筒部44の中間部の内周面には、径方向内方に突出した円環状の内方凸部50が設けられている。内方凸部50の突出端面は、小径部38の他端部の外周面に接触又は近接している。内方凸部50は、大径部40に対して接触又は近接している。
筒部44のうち内方凸部50よりも一端側の部位の内周面と小径部38の外周面との間の空間Sには、円環状のシール部材52が介設されている。シール部材52は、例えば、ゴム材料によって形成されている。シール部材52は、筒部44の内周面と小径部38の外周面とに接触している。
図1A及び図1Bに示すように、筒部44の一端部には、筒部44の一端側(矢印X1方向)へのシール部材52の変位を規制する規制部54が一体的に設けられている。規制部54は、筒部44の一端部の内周面から径方向内方に突出した複数の規制凸部56を含む。複数の規制凸部56は、筒部44の周方向に等間隔に設けられている。各規制凸部56の突出端は、小径部38の外周面に対して離間している。規制凸部56の大きさ、数、形状は、任意に設定可能である。
図1Aにおいて、筒部44のうち大径部40よりも他端側(矢印X2方向)の部位には、係合部34に接触することによってチョーク弁22の付勢部材26の付勢力による回転を規制するストッパ部58が設けられている。操作部46は、筒部44から径方向外方に延出した板状部である。カバー部48は、係合部34を覆うように筒部44の他端部に固定されている。
このように構成される気化器10のチョーク機構14は、チョークレバー28の筒部44の内孔44a(内方凸部50と規制部54との間)にシール部材52を配置した状態で、筒部44の他端側(矢印X2方向)の開口部から支持部材24の小径部38を挿入することにより組み付けられる。この際、シール部材52は、小径部38の外周面に接触して筒部44の一端側(矢印X1方向)に引っ張られるが、規制部54によってシール部材52の筒部44の一端側の変位が規制されているため、筒部44の内孔44aから抜け出ることはない。
気化器10では、付勢部材26の付勢方向とは反対方向に操作部46を回転させると、筒部44が支持部材24に対して回転するとともに係合部34がストッパ部58に押されて付勢部材26の付勢力に抗して回転する。これにより、弁軸30が回転するため、弁体32の開度が大きくなる。一方、操作部46に対する回転力を解除すると、付勢部材26の付勢力によってチョーク弁22及びチョークレバー28が元の位置に戻る。
この場合、本実施形態に係る気化器10は、以下の効果を奏する。
気化器10は、吸気流路16が形成された気化器本体12と、吸気流路16に設けられたチョーク弁22と、気化器本体12に固定された状態でチョーク弁22の弁軸30を回転自在に支持する筒状の支持部材24と、弁軸30を回転させるためのチョークレバー28と、を備える。チョークレバー28は、支持部材24に回転自在に設けられた筒部44を有し、筒部44と支持部材24との間には、シール部材52が介設され、筒部44の一端部には、筒部44の一端側へのシール部材52の変位を規制する規制部54が一体的に設けられている。
このような構成によれば、筒部44の一端部に規制部54を一体的に設けているため、シール部材52の位置を規制するための規制部材を筒部44とは別に用意する必要がない。そのため、部品点数の増加を抑えつつ筒部44に支持部材24を組み付ける際にシール部材52の変位を規制することができる。
本発明に係る気化器は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…気化器 12…気化器本体
16…吸気流路 22…チョーク弁
24…支持部材 28…チョークレバー
30…弁軸 44…筒部
52…シール部材 54…規制部
16…吸気流路 22…チョーク弁
24…支持部材 28…チョークレバー
30…弁軸 44…筒部
52…シール部材 54…規制部
Claims (1)
- 吸気流路が形成された気化器本体と、
前記吸気流路に設けられたチョーク弁と、
前記気化器本体に固定された状態で前記チョーク弁の弁軸を回転自在に支持する筒状の支持部材と、
前記弁軸を回転させるためのチョークレバーと、を備え、
前記チョークレバーは、前記支持部材に回転自在に設けられた筒部を有し、
前記筒部と前記支持部材との間には、シール部材が介設され、
前記筒部の一端部には、前記筒部の一端側への前記シール部材の変位を規制する規制部が一体的に設けられている、気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018170187A JP2020041495A (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018170187A JP2020041495A (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 気化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020041495A true JP2020041495A (ja) | 2020-03-19 |
Family
ID=69797798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018170187A Pending JP2020041495A (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020041495A (ja) |
-
2018
- 2018-09-12 JP JP2018170187A patent/JP2020041495A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181019 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20181019 |