JP2020040212A - 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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康章 平井
Yasuaki Hirai
康章 平井
深澤 茂則
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドの空打ちを回避しつつ液体の有効利用を図ることのできる液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法を提供することにある。【解決手段】印刷装置10は、複数種類のインクをそれぞれ収容する複数のインク収容体16から供給されるインクをノズル19から吐出して印刷を行う印刷ヘッド13と、複数のインク収容体16の各々に収容されたインクの残量を検出するインク残量センサーと、複数のインク収容体16のうち一つのインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しないインクの吐出であるフラッシングの仕様を、インクの残量が所定のエンド値を下回ったインク収容体16に収容されたインクの吐出量を少なくする仕様に変更する制御部25とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法に関する。
例えば特許文献1に記載の液体吐出装置では、複数種類の液体を収容する複数種類の液体容器のうち、一つの液体容器の内部の液体残量が所定の液体エンド値に達したことが検出された場合に、液体吸引手段を駆動して液体容器の内部の残存液体を吸引して排出するようにしている。
特開2005−231246号公報
しかしながら、上記文献に記載の装置では、複数種類の液体容器の液体の使用割合は均一ではない。そのため、複数種類の液体容器のうち一つの液体容器の液体残量が所定の液体エンド値を下回った時点では、他の液体容器の内部に液体が残存しており、残存した液体は吸引により排出されてしまうため、結果的にインクを有効利用できなくなってしまうというおそれがあった。
上記課題を解決する液体吐出装置は、複数種類の液体をそれぞれ収容する複数の液体収容体から供給される液体をノズルから吐出して印刷を行う液体吐出ヘッドと、前記複数の液体収容体の各々に収容された液体の残量を検出する検出部と、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が所定のエンド値を下回った時点で、前記複数の液体収容体のうち前記検出部により検出された少なくとも一部の液体収容体の液体の残量に基づいて、印刷に関係しない前記液体の吐出である空吐出の仕様を変更する制御部とを備える。
液体吐出装置の第1の実施の形態の模式図。 フラッシングの仕様変更の一例を示す模式図。 フラッシング仕様変更ルーチンを示すフローチャート。 フラッシングの仕様変更の一例を示す模式図。 フラッシングの仕様変更の一例を示す模式図。 フラッシング仕様変更ルーチンを示すフローチャート。
(第1の実施の形態)
以下、液体吐出装置をインクジェット印刷装置に具体化した第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態のインクジェット印刷装置(以下、「印刷装置」という。)10は、ガイド軸11に沿って往復移動可能に設けられたキャリッジ12と、キャリッジ12に設けられて媒体Pに向けてインクを吐出する、所謂印刷を行う液体吐出ヘッドの一例としての印刷ヘッド13とを備える。さらに、印刷装置10は、媒体Pを支持する支持台14と、キャリッジ12を移動させるための駆動源であるキャリッジモーター15とを備える。
また、キャリッジ12には、少なくとも1つのインク収容体16を装着可能な装着部17が設けられている。すなわち、本実施の形態の印刷装置10は、キャリッジ12が装着部17と印刷ヘッド13とを移動方向(図1では左右方向)に沿って往復移動させる、所謂オンキャリッジタイプの装置である。一体的に構成された複数のインク収容体16がキャリッジ12に装着される場合、各インク収容体16にはそれぞれ異なる種類の液体を収容してもよい。複数の異なる液体とは、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー等の色の異なるインクである。
装着部17には、この装着部17に装着されたインク収容体16に差し込まれる少なくとも1つ(例えば装着部17に装着可能なインク収容体16と同数)の供給針18が設けられている。さらに、印刷ヘッド13には、媒体Pに向けてインクを吐出する複数のノズル19と、ノズル19と供給針18とを連通させる連通流路20とが形成されている。そのため、装着部17にインク収容体16が装着されると、インク収容体16に収容されたインクが供給針18および連通流路20を介してノズル19に供給される。なお、インク収容体16は、装着部17に対して着脱可能に装着される。
印刷装置10の非印刷時においてキャリッジ12が待機する待機位置には、印刷ヘッド13のメンテナンスを行うメンテナンス装置21が設けられている。メンテナンス装置21は、印刷ヘッド13に対して接近または離間する方向に昇降可能に設けられたキャップ22と、キャップ22に上流端が接続された排出路23と、排出路23の途中位置に設けられた排出ポンプ24とを備える。なお、メンテナンス装置21は、キャップ22が印刷ヘッド13に接触した状態で、キャップ22と印刷ヘッド13との間で閉塞された空間を排出ポンプ24を通じて減圧することで、ノズル19からインクを排出するクリーニング動作を実行する。また、メンテナンス装置21は、キャップ22が印刷ヘッド13に接触した状態で、キャップ22と印刷ヘッド13との間で閉塞された空間に対して印刷ヘッド13からインクを空吐出することで、ノズル19からインクを排出するフラッシング動作を実行する。フラッシング動作とは、印刷に関係しないインクの吐出である空吐出に相当する。なお、印刷に関係しないインクの吐出とは、媒体Pを対象としないインクの吐出を意味する。
次に、印刷装置10とインク収容体16の電気的構成について説明する。
図1に示すように、印刷装置10は、媒体Pにインクを吐出して印刷を行うためにキャリッジモーター15、印刷ヘッド13、及びメンテナンス装置21の駆動を制御する制御部25を備える。また、印刷装置10は、インク収容体16に収容されたインク残量を検出する検出部の一例としてのインク残量センサー26と、装着部17にインク収容体16が装着されたことを検出する装着センサー27とを備える。
インク残量センサー26は、キャリッジ12に設けられるとともに、キャリッジ12の移動に伴って移動する。インク残量センサー26は、例えば投光素子と受光素子とを有する光電センサーであって、インク収容体16に収容されたインク残量に応じて変化する反射光の強さに基づいてインク残量を検出する。
装着センサー27は、装着部17に設けられてキャリッジ12とともに移動する電気接続部28を備える。なお、電気接続部28は、装着部17に装着可能なインク収容体16の数と同数(例えば4つ)設けられている。また、電気接続部28は、装着部17にインク収容体16が装着されたときにインク収容体16の種別を示す信号を制御部25に送信する。
インク収容体16は、半導体素子29を備える。この半導体素子29は、電気接続部28と接触することによって電気的に接続可能である。すなわち、インク収容体16が装着部17に装着されて印刷ヘッド13へインクを供給可能な状態となると、半導体素子29と電気接続部28とが接触する。そして、半導体素子29と電気接続部28とが接触した場合に、識別情報を電気接続部28を介して制御部25に送信する。そして、制御部25は、半導体素子29から送信された信号に基づいて、装着部17にインク収容体16が装着されたか否かを判定する。
メンテナンス装置21は、定期的なクリーニング動作を行うタイミングになったり、ユーザーからクリーニング動作の指示が入力されたりすると、キャップ22を上昇させて印刷ヘッド13に接近させる。そして、メンテナンス装置21は、キャップ22が印刷ヘッド13に接触する位置まで上昇すると、排出ポンプ24を駆動してクリーニング動作を実行する。また、メンテナンス装置21は、定期的なフラッシング動作を行うタイミングになったり、ユーザーからフラッシング動作の指示が入力されたりすると、印刷ヘッド13からキャップ22にインクを空吐出するフラッシング動作が実行される。そして、メンテナンス装置21は、印刷ヘッド13からの空吐出が完了した後、排出ポンプ24を駆動してキャップ22に受容されたインクを排出路23を通じて排出する。
また、メンテナンス装置21は、印刷装置10の印刷待機時には、フラッシング動作の実行により印刷ヘッド13から吐出されたインクをキャップ22で受容し、キャップ22を上昇させて印刷ヘッド13に接触させる。そして、メンテナンス装置21は、キャップ22と印刷ヘッド13との間で密閉された空間にインクの水分を充満させて湿潤状態とすることにより、ノズル19内のインクの乾燥を抑制する。また、メンテナンス装置21は、印刷装置10の印刷開始時には、キャップ22を下降させて印刷ヘッド13から離間させる。
なお、印刷装置10の印刷待機時におけるフラッシング動作の実行時に印刷ヘッド13から空吐出されるインクの量は、フラッシングの仕様として予め規定されている。このフラッシングの仕様は、制御部25が有するメモリに記憶されており、インク残量センサー26によりインク残量の不足が検出された時点で変更される。
図2は、フラッシングの仕様変更の一例を示している。同図に示す例では、全てのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値以上である場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量(同図に示す例では、0.1g)が各色で共通となっている。一方、いずれか一つのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値を下回った場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量は、インク残量が不足した色のインク量が他の色のインク量よりも相対的に少なく設定される。なお、所定のエンド値は、印刷ヘッド13からのインクの吐出が禁止される程度のインク残量に相当する値として設定されている。同図に示す例では、各色のインク残量に順位付けを行い、最もインク残量の多い色のインクの吐出量を最も多く設定し、次いでインク残量の多い色のインクの吐出量を2番目の量として設定し、最もインク残量の少ない色のインクの吐出量を最も少なく設定する。すなわち、インク残量の多い色のインクほど、インクの吐出量が多くなるように設定する。なお、各色のインクの吐出量の合計値は、フラッシングの仕様を変更する前後で維持される。
次に、図3に示すフローチャートを参照し、フラッシング仕様変更ルーチンについて説明する。なお、このフラッシング仕様変更ルーチンは、印刷装置10の印刷開始前など、印刷装置10の電源がオンにされている間、定期的に実行される。また、いずれかの色のインク残量の不足が検出された時点で、インク残量が不足したインク収容体16を交換するまでの間は、定期的なフラッシング仕様変更ルーチンの実行は停止される。
図3に示すように、ステップS10において、制御部25は、インク残量センサー26から入力される信号に基づいて、各色のインク残量を検出する。また、ステップS11において、制御部25は、先のステップS10における検出結果に基づき、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含むか否かを判定する。
そして、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含む場合には(ステップS11:YES)、ステップS12において、制御部25は、各色のインクのフラッシングの仕様を変更した上で、フラッシング仕様変更ルーチンを終了する。また、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含まない場合には(ステップS11:NO)、ステップS12の処理を経ることなく、フラッシング仕様変更ルーチンを終了する。
次に、本実施の形態の印刷装置10の作用について説明する。
一般に、一体的に構成された複数のインク収容体16のうち一つのインク収容体16に収容されるインク残量の不足をインク残量センサー26が検出した時点では、他のインク収容体16にはインクが残存している。この場合、通常であれば、インク収容体16に収容されるインク残量の不足を検出した時点で、一体的に構成された複数のインク収容体16を交換しない限りは、印刷ヘッド13からのインクの吐出が禁止される。
しかしながら、一体的に構成された複数のインク収容体16を交換すると、他のインク収容体16に残存するインクまで交換されてしまうため、結果的にユーザーが使用できるインクが少なくなってしまうおそれがある。
この点、本実施の形態では、インク収容体16に収容されるインク残量の不足を検出した場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量として、インク残量が不足した色のインク量を他の色のインク量よりも相対的に少なく設定する。これにより、交換後のインク収容体16では複数種類のインクの使用割合を均一に近づけることができる。
上記実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)制御部25は、一体的に構成された複数のインク収容体16のうち一つのインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しないインクの吐出であるフラッシングの仕様を、インク残量が所定のエンド値を下回ったインクの吐出量を少なくする仕様に変更する。これにより、複数種類のインクの使用割合を均一に近づけることができるため、結果的にインクの有効利用を図ることができる。
(2)制御部25は、一つのインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回った時点で、空吐出の仕様を、他のインク収容体16に収容されたインクの種類のうちインク残量が少ない種類ほどフラッシングの吐出量を少なくする仕様に変更する。これにより、複数種類のインクの使用割合を均一に近づけることができるため、結果的にインクの有効利用を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、印刷装置の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、第2の実施の形態は、インク残量が不足した色のインクを印刷装置の印刷待機時におけるフラッシングに用いないようにフラッシングの仕様を変更する点が第1の実施の形態と異なる。したがって、以下の説明においては、第1の実施の形態と相違する構成について主に説明し、第1の実施の形態と同一の又は相当する構成については重複する説明を省略する。
図4は、フラッシングの仕様変更の一例を示している。同図に示す例では、全てのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値以上である場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量(同図に示す例では、0.1g)の比率が各色で共通となっている。一方、いずれか一つのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値を下回った場合には、そのインク収容体16に収容されているインクの1回のフラッシング動作における吐出量の比率は、「0(零)」に設定される。そして、その他のインク収容体16に収容されているインクの吐出量の比率を均等に増量する(同図に示す例では、0.15g)。すなわち、複数のインク収容体16のうち一つのインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回った時点で、他のインク収容体16に収容されたインクで空吐出を実行するようにフラッシングの仕様を変更する。なお、各色のインクの吐出量の合計値は、フラッシングの仕様を変更する前後で維持される。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(3)制御部25は、複数のインク収容体16のうち一つのインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回った時点で、フラッシングの仕様を、他のインク収容体16に収容されたインクで実行する仕様に変更する。そのため、使用頻度が少ないインクがフラッシング動作に用いられることとなり、より一層のインクの有効利用を図ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、印刷装置の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、第3の実施の形態は、インク収容体に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回るごとに、印刷装置の印刷待機時におけるフラッシングの仕様を変更する点が第1の実施の形態と異なる。
図5は、フラッシングの仕様変更の一例を示している。同図に示す例では、全てのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値以上である場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量(同図に示す例では、0.1g)が各色で共通となっている。一方、いずれか一つのインク収容体16に収容されているインク残量が所定のエンド値を下回った場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量は、インク残量が不足した色のインク量の比率を他の色のインク量の比率よりも相対的に少なく設定する(同図に示す例では、0.05g)。そして、その他のインク収容体16に収容されているインクの吐出量の比率を均等に増量(同図に示す例では、0.125g)する。
そして、インク収容体16を交換した後、フラッシング動作は上述のように変更した設定で行うようにする。その後、いずれか一つのインク収容体16に収容されているインク残量が再び所定のエンド値を下回った場合には、1回のフラッシング動作におけるインクの吐出量の設定を再度変更する(同図に示す例では、0.025g)。そして、その他のインク収容体16に収容されているインクの吐出量の比率を均等に増量する(同図に示す例では、0.2375g)。
次に、図6に示すフローチャートを参照し、フラッシング仕様変更ルーチンについて説明する。なお、このフラッシング仕様変更ルーチンは、印刷装置10の印刷開始前など、印刷装置10の電源がオンにされている間、定期的に実行される。また、いずれかの色のインク残量の不足が検出されたとしても、定期的なフラッシング仕様変更ルーチンは継続される。また、フラッシング仕様変更ルーチンが終了したとしても、メモリに記憶されているフラッシングの仕様はリセットされることなく維持される。
図6に示すように、ステップS20において、制御部25は、インク残量センサー26から入力される信号に基づいて、各色のインク残量を検出する。また、ステップS21において、制御部25は、先のステップS20における検出結果に基づき、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含むか否かを判定する。
そして、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含まない場合には(ステップS21:NO)、フラッシング仕様変更ルーチンを終了する。また、インク残量が所定のエンド値未満のインクを含む場合には(ステップS21:YES)、ステップS22において、制御部25は、メモリに記憶されている各色のインクのフラッシングの仕様を変更する。また、ステップS23において、制御部25は、装着センサー27から入力される信号に基づいて、インク収容体16のカートリッジ交換が検出されたか否かを判定する。
そして、インク収容体16のカートリッジ交換が検出された場合(ステップS23:YES)、制御部25は、その処理をステップS20に戻す。その後、ステップS21において、制御部25は、交換後のインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値未満のインクを含む場合には(ステップS21:YES)、メモリに記憶されている各色のインクのフラッシングの仕様を再度変更する。また、インク収容体16のカートリッジ交換が検出されなかった場合(ステップS23:NO)、フラッシング仕様変更ルーチンを終了する。
以上説明したように、上記第3の実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(4)制御部25は、交換後のインク収容体16に収容されたインク残量が所定のエンド値を下回るごとにインク残量が不足したインクの吐出量を少なくするようにフラッシングの仕様を変更する。そのため、複数種類のインクの使用割合を均一に近づける精度を向上させることができるため、より一層のインクの有効利用を図ることができる。
なお、上記実施の形態は、以下に示す変更例のような形態に変更することもできる。さらに、上記実施の形態および以下に示す変更例を適宜組み合わせたものを更なる変更例とすることもできるし、以下に示す変更例同士を適宜組み合わせたものを更なる変更例とすることもできる。
・上記各実施の形態において、インク収容体16をキャリッジ12に搭載することなく、キャリッジ12に搭載された印刷ヘッド13とインク収容体16とをインク流路を介して接続する、所謂オフキャリッジタイプの装置に本発明を適用してもよい。なお、インク収容体16は、交換可能なカートリッジ型でもよいし、インク注入口からインクを補充可能なタンク型でもよい。インク収容体16がタンク型の場合は、複数のインク収容体16に対して個別にインクを補充できるため、インクの使用割合を均一にする必要はないが、使用頻度が少ないインクがフラッシング動作に用いられやすくなるため、使用頻度が多いインクをより多く印刷へ使用することができるようになり、結果的にインクの有効利用を図ることができる。
・上記各実施の形態において、インク収容体16に代えてアダプターをキャリッジ12に搭載し、アダプターとインク収容体16とをインク流路を介して接続するタイプの装置に本発明を適用してもよい。なお、インク収容体16は、交換可能なカートリッジ型でもよいし、インク注入口からインクを補充可能なタンク型でもよい。
・上記第3の実施の形態において、インク収容体16がタンク型の場合、インク収容体16にインクを補充してインク残量が所定のエンド値以上となった後、インクの使用に伴ってインク収容体16のインク残量が所定のエンド値未満となった場合に、フラッシングの仕様を変更してもよい。
・上記第3の実施の形態において、インク収容体16に収容されるインク残量が所定のエンド値を下回るごとに、インク残量が不足したインクの吐出量を変更する比率を異ならせてもよい。
・上記第3の実施の形態において、インク収容体16に収容されるインク残量が所定のエンド値を一定の回数に亘って下回った場合、インク残量が不足したインクをフラッシング動作に用いないようにしてもよい。
・上記第2の実施の形態において、インク収容体16に収容されるインク残量が所定のエンド値を下回った場合、その他のインク収容体16に収容されるインクの吐出量をそれぞれ異なる比率で増量してもよい。
・上記第1の実施の形態において、インク収容体16に収容されるインク残量が所定のエンド値を下回った場合、その他のインク収容体16に収容されるインクの吐出量を均等に増量してもよい。
・上記各実施の形態において、インク収容体16に収容されるインク残量が所定のエンド値を下回った場合、その他のインク収容体16に収容されるインク残量を段階的に判定し、その判定結果に基づき、インクの吐出量を変更してもよい。この場合、インク残量が多いほど、インク吐出量が多くなるようにフラッシングの仕様を変更することが好ましい。
・上記各実施の形態において、所定のエンド値は、印刷ヘッド13から若干量のインクの吐出を許容する、所謂ニアエンドに相当する値として設定してもよい。
・上記各実施の形態において、別体で構成された複数のインク収容体16が着脱可能に設けられてもよい。この場合、使用割合を均一にする必要はなくなるが、使用頻度が少ないインクがフラッシング動作に用いられやすくなるため、使用頻度が多いインクをより多く印刷へ使用することができるようになり、結果的にインクの有効利用を図ることができる。
・上記第1または第2の実施の形態において、フラッシング仕様変更ルーチンが終了したとしても、メモリに記憶されているフラッシングの仕様がリセットされることなく維持されてもよい。
・印刷装置10は、ライン印刷方式を採用するラインプリンターでもよい、ライン印刷方式の印刷ヘッド13は、媒体Pの搬送方向と交差する幅方向に媒体最大幅よりも若干長い長尺状を有するラインヘッドであり、印刷モードに応じた定速度で搬送される媒体Pに対して1ライン分のインクを一斉に吐出して印刷を行う。
・制御部25は、プログラムを実行するコンピューターによりソフトウェアで実現する構成の他、例えばFPGA(Field-Programmable gate array)やASIC(Application Specific IC)等の電子回路(例えば半導体集積回路)によりハードウェアで実現したり、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現したりしてもよい。
・媒体Pは、用紙に限定されず、合成樹脂製のフィルムやシート、布、不織布、ラミネートシートなどでもよい。例えば、工業用コピー印刷用途の媒体でもよい。
以下、前記実施の形態および変更例から把握される技術思想を、効果と共に記載する。
複数種類の液体をそれぞれ収容する複数の液体収容体から供給される液体をノズルから吐出して印刷を行う液体吐出ヘッドと、前記複数の液体収容体の各々に収容された液体の残量を検出する検出部と、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しない前記液体の吐出である空吐出の仕様として、液体の残量が前記所定のエンド値を下回った前記液体収容体に収容された液体の吐出量を少なくするように変更する制御部とを備える。
複数種類の液体をそれぞれ収容する複数の液体収容体から供給される液体をノズルから吐出して印刷を行う液体吐出ヘッドと、前記複数の液体収容体の各々に収容された液体の残量を検出する検出部と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しない前記液体の吐出である空吐出の仕様として、液体の残量が前記所定のエンド値を下回った前記液体収容体に収容された液体の吐出量を少なくするように変更する。
この構成によれば、複数種類の液体の使用割合を均一に近づけることができるため、結果的に液体の有効利用を図ることができる。
上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された前記液体の種類のうち前記液体の残量が少ない種類ほど吐出量を少なくする仕様に変更するとよい。
上記液体吐出装置の制御方法において、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された前記液体の種類のうち前記液体の残量が少ない種類ほど吐出量を少なくする仕様に変更するとよい。
この構成によれば、使用頻度が少ない液体収容体に収容された液体が液体吐出ヘッドの空吐出に用いられやすくなり、より一層の液体の有効利用を図ることができる。
上記液体吐出装置において、前記制御部は、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された液体で実行する仕様に変更するとよい。
上記液体吐出装置の制御方法において、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された液体で実行する仕様に変更するとよい。
この構成によれば、使用頻度が少ない液体が空吐出に用いられることとなり、より一層液体の有効利用を図ることができる。
上記液体吐出装置において、前記液体収容体は、交換または液体の補充により液体の残量を増量可能に構成されており、前記制御部は、前記空吐出の仕様を記憶部に記憶し、前記液体の残量を増量した前記液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回るごとに、前記記憶部に記憶された前記空吐出の仕様を変更するとよい。
上記液体吐出装置の制御方法において、前記液体収容体は、交換または液体の補充により液体の残量を増量可能に構成されており、前記空吐出の仕様を記憶部に記憶し、前記液体の残量を増量した前記液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回るごとに、前記記憶部に記憶された前記空吐出の仕様を変更するとよい。
この構成によれば、複数種類の液体の使用割合を均一に近づける精度を向上させることができるため、より一層の液体の有効利用を図ることができる。
10…印刷装置(液体吐出装置の一例)、13…印刷ヘッド(液体吐出ヘッドの一例)、16…インク収容体(液体収容体の一例)、19…ノズル、25…制御部、26…インク残量センサー(検出部の一例)。

Claims (8)

  1. 複数種類の液体をそれぞれ収容する複数の液体収容体から供給される液体をノズルから吐出して印刷を行う液体吐出ヘッドと、
    前記複数の液体収容体の各々に収容された液体の残量を検出する検出部と、
    前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しない前記液体の吐出である空吐出の仕様を、液体の残量が前記所定のエンド値を下回った前記液体収容体に収容された液体の吐出量を少なくする仕様に変更する制御部と
    を備える
    液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された前記液体の種類のうち前記液体の残量が少ない種類ほど吐出量を少なくする仕様に変更する
    請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された液体で実行する仕様に変更する
    請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記液体収容体は、交換または液体の補充により液体の残量を増量可能に構成されており、
    前記制御部は、前記空吐出の仕様を記憶部に記憶し、前記液体の残量を増量した前記液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回るごとに、前記記憶部に記憶された前記空吐出の仕様を変更する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 複数種類の液体をそれぞれ収容する複数の液体収容体から供給される液体をノズルから吐出して印刷を行う液体吐出ヘッドと、前記複数の液体収容体の各々に収容された液体の残量を検出する検出部と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が所定のエンド値を下回った時点で、印刷に関係しない前記液体の吐出である空吐出の仕様を、液体の残量が前記所定のエンド値を下回った前記液体収容体に収容された液体の吐出量を少なくする仕様に変更する
    液体吐出装置の制御方法。
  6. 前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された前記液体の種類のうち前記液体の残量が少ない種類ほど吐出量を少なくする仕様に変更する
    請求項5に記載の液体吐出装置の制御方法。
  7. 前記複数の液体収容体のうち一つの液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回った時点で、前記空吐出の仕様を、他の液体収容体に収容された液体で実行する仕様に変更する
    請求項5または請求項6に記載の液体吐出装置の制御方法。
  8. 前記液体収容体は、交換または液体の補充により液体の残量を増量可能に構成されており、
    前記空吐出の仕様を記憶部に記憶し、前記液体の残量を増量した前記液体収容体に収容された液体の残量が前記所定のエンド値を下回るごとに、前記記憶部に記憶された前記空吐出の仕様を変更する
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の液体吐出装置の制御方法。
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