JP2020039620A - 加熱調理器 - Google Patents

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雅之 岩本
Masayuki Iwamoto
雅之 岩本
宇野 正行
Masayuki Uno
正行 宇野
幸靖 東
Yukiyasu Higashi
幸靖 東
中村 達彦
Tatsuhiko Nakamura
達彦 中村
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Abstract

【課題】蓋部の重量の増加を抑制しつつ、より大きな熱量で被加熱物を加熱する加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器100は、内鍋11、内蓋21、外鍋12、外蓋22、水蒸気生成部17、及び蒸気空間18を備える。内鍋11は、上方が開口する。内鍋11は、被加熱物を収容する。内蓋21は、内鍋11の開口を塞ぐ。外鍋12は、上方が開口する。外蓋22は、外鍋12の開口を塞ぐ。水蒸気生成部17は、水蒸気を生成する。蒸気空間18は、水蒸気が流れる。蒸気空間18は、内鍋11、内蓋21、外鍋12、及び外蓋22によって構成される。蒸気空間18は、第1空間181及び第1空間181に直接接続する第2空間182を含む。水蒸気が第1空間181に流れることにより、内鍋11が加熱される。水蒸気が第2空間182に流れることにより、内蓋21を介して内鍋11が加熱される。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
被加熱物を加熱調理する加熱調理器が開示されている。例えば、特許文献1には、蓋ヒーターを備える炊飯器が開示されている。詳しくは、特許文献1に開示の炊飯器は、本体と、蓋体とを備える。本体は、有底筒状の保護枠と、保護枠に出し入れ自在に収容される内釜とを備える。蓋体は、本体の上部に開閉自在に設けられている。蓋体は、内蓋を備える。内蓋は、内釜と対向する位置に取出し自在に装着される。内蓋には、蓋ヒーターが設けられている。蓋ヒーターは、炊飯時などに通電される。蓋ヒーターが通電されることにより、内釜が上方から加熱される。
特開2016−112099号公報
しかしながら、特許文献1に開示の炊飯器において、内釜に収容される被加熱物を大きな熱量で加熱する必要がある場合、蓋ヒーターを高出力のヒーターに変更すると、蓋体(蓋部)の重量が増加してしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋部の重量の増加を抑制しつつ、より大きな熱量で被加熱物を加熱することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明に係る加熱調理器は、内鍋と、内蓋と、外鍋と、外蓋と、水蒸気生成部と、蒸気空間とを備える。前記内鍋は、上方が開口する。前記内鍋は、被加熱物を収容する。前記内蓋は、前記内鍋の開口を塞ぐ。前記外鍋は、上方が開口する。前記外蓋は、前記外鍋の開口を塞ぐ。前記水蒸気生成部は、水蒸気を生成する。前記蒸気空間は、前記水蒸気が流れる。前記内鍋及び前記内蓋は、前記外鍋と前記外蓋とによって形成される空間に収容される。前記蒸気空間は、前記内鍋、前記内蓋、前記外鍋、及び前記外蓋によって構成される。前記蒸気空間は、第1空間及び前記第1空間に直接接続する第2空間を含む。前記水蒸気が第1空間に流れることにより、前記内鍋が加熱される。前記水蒸気が第2空間に流れることにより、前記内蓋を介して前記内鍋が加熱される。
本発明の加熱調理器によれば、蓋部の重量の増加を抑制しつつ、より大きな熱量で被加熱物を加熱することができる。
本発明の実施形態に係る加熱調理器の構成を示す斜視図である。 図1に示すII−II線に沿った断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る蓋部及びその近傍の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る蒸気空間の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る加熱調理機の他の構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る加熱調理器100の実施形態について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る加熱調理器100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る加熱調理器100の構成を示す斜視図である。本実施形態において、加熱調理器100は、炊飯器である。詳しくは、本実施形態において、加熱調理器100は、熱板方式の炊飯器である。
図1に示すように、加熱調理器100は、本体部1、及び蓋部2を備える。以下では、本体部1が設けられる側を加熱調理器100の下側として実施形態を説明し、蓋部2が設けられる側を加熱調理器100の上側として実施形態を説明する。
本体部1は、本体ケーシング10を有する。蓋部2は、蓋ケーシング20を有する。蓋ケーシング20は、本体ケーシング10に開閉自在に支持される。蓋ケーシング20には、蒸気口2hが形成される。
続いて、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の構成について更に説明する。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面を示す図である。なお、図2では、理解を容易にするために、断面を示すハッチングを一部省略している。
図2に示すように、加熱調理器100は、内鍋11、外鍋12、加熱板13、熱板ヒーター14、温度センサー15、保温ヒーター16、水蒸気生成部17、及び蒸気空間18を更に備える。本体ケーシング10は、内鍋11、外鍋12、加熱板13、熱板ヒーター14、温度センサー15、保温ヒーター16、水蒸気生成部17、及び蒸気空間18を収容する。なお、熱板ヒーター14は、第1加熱部材の一例である。
内鍋11は、上方が開口する底有の筒形状である。以下、内鍋11の開口を「内鍋開口11h」と記載する。本実施形態において、内鍋11は、上面視略円形形状であり、内鍋開口11hは、上面視略円形形状である。
内鍋11には、被加熱物Fが収容される。被加熱物Fは、加熱調理の対象となる食品である。本実施形態において、被加熱物Fは、米Rと炊飯水WSとを含む。炊飯水WSは、炊飯に使用される水である。内鍋11は、例えば、鉄を材料として含む。
外鍋12は、上方が開口する底有の筒形状である。以下、外鍋12の開口を「外鍋開口12h」と記載する。本実施形態において、外鍋12は、上面視円形形状であり、外鍋開口12hは、上面視円形形状である。詳しくは、外鍋開口12hは、内鍋開口11hと同心円であり、外鍋開口12hの外形寸法は、内鍋開口11hの外形寸法よりも大きい。外鍋12は、例えば、鉄を材料として含む。
外鍋12には、内鍋11が取出し自在に収容される。外鍋12に内鍋11が収容されると、内鍋11と外鍋12との間に隙間が形成される。
加熱板13は、内鍋11と外鍋12との間に設けられる。加熱板13は、外鍋12と対向する外鍋対向面13fを有する。
加熱板13は、高熱伝導部材で構成される。加熱板13は、上面視略円形形状である。加熱板13は、例えば、アルミニウムを材料として含む。
熱板ヒーター14は、加熱板13を加熱する。熱板ヒーター14の出力は、保温ヒーター16の出力よりも高い。熱板ヒーター14の出力は、例えば、1000ワットである。
熱板ヒーター14は、加熱板13に埋め込まれる。したがって、熱板ヒーター14が通電されると(駆動すると)、加熱板13が加熱されて加熱板13の温度が上昇する。なお、本実施形態において、熱板ヒーター14は、加熱板13に鋳込まれる。
温度センサー15は、加熱板13の温度を測定し、加熱板13の温度を示す信号を出力する。
保温ヒーター16は、内鍋11に収容された被加熱物Fを保温するために内鍋11を加熱する。保温ヒーター16の出力は、例えば、60ワットである。
水蒸気生成部17は、加熱板13に水を接触させることによって水蒸気を生成する。水蒸気生成部17は、給水部171、貯水部172、連通口173、及びバンドヒーター174を有する。なお、バンドヒーター174は、第2加熱部材の一例である。
給水部171は、貯水部172に水を供給する。以下、給水部171が供給する水を「供給水WK」と記載する場合がある。給水部171は、給水タンク、給水パイプ、及びポンプを有する。給水タンクには、水が貯留される。給水パイプは、給水タンクと貯水部172とをポンプを介して接続する。ポンプが駆動すると、給水タンクに貯留された水が貯水部172へ供給される。
貯水部172は、供給水WKを貯水する。以下、貯水部172が貯水する水を「貯留水WC」と記載する場合がある。貯水部172は、貯水空間172sを有する。貯水空間172sを構成する壁面は、加熱板13の外鍋対向面13fを含む。また、貯水部172は、供給水WKが供給される給水口172hを有する。給水口172hは、内鍋11を挟んで上下方向において対向する。また、本実施形態において、給水口172hは、内鍋11を介して蒸気口2hと径方向DRにおいて対向する。
連通口173は、貯水空間172sの上方に設けられる。連通口173は、内鍋11の外周に沿って設けられる。本実施形態において、連通口173は、内鍋11の外周に沿って連続して設けられる。
バンドヒーター174は、外鍋12が有する外鍋外周面12gに設けられる。本実施形態において、バンドヒーター174は、外鍋外周面12gに沿って連続して設けられる。
貯水部172に水(貯留水WC)が貯まると、貯留水WCは、加熱板13の外鍋対向面13fに接触する。加熱板13の温度が所定の温度以上である場合、加熱板13の外鍋対向面13fに接触した水は、加熱板13の熱エネルギーによって水蒸気になる。水蒸気は、連通口173を介して、加熱調理器100の上方へ移動する。バンドヒーター174は、連通口173を介して加熱調理器100の上方へ移動する水蒸気を加熱する。本実施形態において、バンドヒーター174は、水蒸気を加熱することにより、過熱水蒸気を生成する。バンドヒーター174の出力は、例えば、400ワットである。
蒸気空間18は、水蒸気が流れる。本実施形態において、蒸気空間18には、過熱水蒸気が流れる。
蒸気空間18は、第1空間181、及び第2空間182を有する。第1空間181は、内鍋11よりも径方向DRの外側の空間である。したがって、過熱水蒸気が第1空間181に流れると、内鍋11が加熱される。本実施形態において、第1空間181は、内鍋11の外周に沿って連続して設けられる。
第2空間182は、第1空間181に直接接続する。第2空間182は、第1空間181よりも上方に位置する。過熱水蒸気が第2空間182に流れると、内鍋11が上方から加熱される。
続いて、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る蓋部2の構成について説明する。図3は、本実施形態に係る蓋部2及びその近傍の構成を示す図である。
図3に示すように、蓋部2は、内蓋21、外蓋22、蒸気部23、及び連結部24を更に有する。蓋ケーシング20は、内蓋21、外蓋22及び連結部24を収容する。内蓋21は、外蓋22と蒸気空間18を挟んで対向する。
内蓋21は、内蓋本体211、及び内蓋パッキン212を有する。上面から見たときの内蓋本体211の形状は、内鍋開口11hの形状と対応する。本実施形態において、内蓋本体211は、平面視略円形形状である。内蓋本体211は、高熱伝導部材で構成される。内蓋本体211は、例えば、アルミニウムを材料として含む。
内蓋パッキン212は、内鍋開口11hの形状と対応するように内蓋本体211に設けられる。詳しくは、内蓋パッキン212は、内蓋本体211の外縁に沿って設けられる。より詳しくは、内蓋パッキン212は、内蓋本体211の全周にわたってリング状に設けられる。したがって、蓋部2が閉じると、内鍋開口11hは、内蓋本体211と内蓋パッキン212とによって塞がれる。なお、内蓋パッキン212は、第1シール部材の一例である。
外蓋22は、外蓋本体221、及び外蓋パッキン222を有する。外蓋本体221は、内蓋21(内蓋本体211及び内蓋パッキン212)よりも内鍋開口11hから離れて設けられる。外蓋本体221の外形寸法は、内蓋本体211の外形寸法よりも大きく、内蓋21を覆う。上面から見たときの外蓋本体221の形状は、外鍋開口12hの形状と対応する。本実施形態において、外蓋本体221は、平面視略円形形状である。外蓋本体221は、耐熱性部材で構成される。
外蓋パッキン222は、内蓋パッキン212と蒸気空間18を挟んで対向する。外蓋パッキン222は、外鍋開口12hの形状と対応するように外蓋パッキン222に設けられる。詳しくは、外蓋パッキン222は、外蓋本体221の外縁に沿って設けられる。より詳しくは、外蓋パッキン222は、外蓋本体221の全周にわたってリング状に設けられる。したがって、蓋部2が閉じると、外鍋開口12hは、外蓋本体221と外蓋パッキン222とによって塞がれる。この結果、収容空間が形成される。収容空間には、内鍋11及び内蓋21が収容される。なお、外蓋パッキン222は、第2シール部材の一例である。
蒸気部23は、連通空間230、第1蒸気孔231、及び第2蒸気孔232を有する。
連通空間230は、蒸気口2hと第2蒸気孔232とに接続し、蒸気口2hと第2蒸気孔232とを連通させる。
第1蒸気孔231は、蒸気口2hと接続する。また、第1蒸気孔231は、外蓋本体221を貫通し、蒸気空間18と接続する。したがって、蒸気空間18を流れた過熱水蒸気は、第1蒸気孔231及び蒸気口2hを介して、加熱調理器100の外部へ排気される。
第2蒸気孔232は、連通空間230を介して蒸気口2hと接続する。また、第2蒸気孔232は、内蓋本体211を貫通して、内鍋11の内部空間と接続する。したがって、内鍋11の内部で発生した水蒸気は、第2蒸気孔232、連通空間230、及び蒸気口2hを介して、加熱調理器100の外部へ排気される。
連結部24は、内蓋本体211及び外蓋本体221の略中央部分に設けられる。連結部24は、内蓋本体211及び外蓋本体221を貫通して、内蓋本体211及び外蓋本体221と蓋ケーシング20とを連結する。
続いて、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る蒸気空間18について説明する。図4は、本実施形態に係る蒸気空間18の構成を示す図である。なお、図4に示す矢印Sは、過熱水蒸気の流れを示す。
図4に示すように、第1空間181は、第3空間183、及び第4空間184を含む。
第3空間183は、内鍋11と外鍋12とによって構成される。詳しくは、内鍋11は、内鍋外周面11gを有する。内鍋外周面11gは、内鍋11が外鍋12(収容空間)に収容された状態において、径方向DRにおいて外鍋12と対向する。外鍋12は、外鍋外周面12gに加えて、外鍋内周面12nを有する。内鍋11が外鍋12に収容された状態において、外鍋内周面12nは、内鍋外周面11gと径方向DRにおいて対向する。第3空間183は、内鍋外周面11gと、外鍋内周面12nとの間の隙間によって構成される。本実施形態において、第3空間183は、内鍋11の外周に沿って連続して設けられる。
第4空間184は、内鍋11と、外蓋22とによって構成される。詳しくは、第4空間184は、内鍋外周面11gと外蓋パッキン222とによって構成される。より詳しくは、外鍋12は、外鍋本体12m、外鍋縁部12f、及び外鍋屈曲部12kを有する。外鍋縁部12fは、外鍋本体12mから径方向DRの外側へ延びる。外鍋屈曲部12kは、外鍋縁部12fの先端から下方へ向けて延びる。なお、外鍋本体12mには、外鍋開口12hが設けられる。
蓋部2が閉じた状態において、外蓋パッキン222は、外鍋縁部12fに接触する。この結果、内鍋外周面11gと外蓋パッキン222とによって第4空間184が形成される。本実施形態において、第4空間184は、内鍋11の外周に沿って連続して設けられる。
第2空間182は、第5空間185及び第6空間186を含む。第5空間185及び第6空間186は、内蓋21と外蓋22とによって構成される。
詳しくは、第5空間185は、内蓋パッキン212と外蓋本体221とによって構成される。より詳しくは、外蓋本体221は、外蓋内面221nを有する。外蓋内面221nは、外蓋本体221が有する2つの主面のうち、内蓋本体211と対向する主面である。また、内鍋11は、内鍋本体11mと、内鍋縁部11fを有する。内鍋縁部11fは、内鍋本体11mから径方向DRの外側へ延びる。なお、内鍋本体11mには、内鍋開口11hが設けられる。
蓋部2が閉じた状態において、内蓋パッキン212は、内鍋縁部11fに接触する。この結果、第5空間185が内蓋パッキン212と外蓋内面221nとによって形成される。本実施形態において、第5空間185は、内蓋パッキン212の外周に沿って連続して設けられる。
第6空間186は、内蓋本体211と外蓋本体221とによって構成される。詳しくは、内蓋本体211は、内蓋外面211gを有する。内蓋外面211gは、内蓋本体211が有する2つの主面のうち、外蓋22と対向する主面である。第6空間186は、内蓋外面211gと外蓋内面221nとの間の隙間によって構成される。本実施形態において、第6空間186の形状は、内蓋本体211の形状と対応する。
過熱水蒸気が生成されると、過熱水蒸気は、蒸気空間18を流れる。蒸気空間18は、内鍋11、内蓋21、外鍋12、及び外蓋22によって構成される。したがって、蒸気空間18に過熱水蒸気が流れると、内鍋11及び内蓋21の少なくとも一方が過熱水蒸気によって加熱される。詳しくは、過熱水蒸気は、第1空間181を流れる。本実施形態において、第1空間181は、第3空間183と第4空間184とによって構成される。換言すると、過熱水蒸気は、第3空間183と第4空間184とを流れる。第3空間183は、内鍋11と外鍋12とによって構成され、第4空間184は、内鍋11と外蓋22とによって構成される。したがって、過熱水蒸気が第3空間183及び第4空間184(第1空間181)を流れることにより、内鍋11が加熱される。
第4空間184を流れた過熱水蒸気は、第2空間182へ到達し、第2空間182を流れる。本実施形態において、第2空間182は、第5空間185と第6空間186とによって構成される。換言すると、過熱水蒸気は、第5空間185と第6空間186とを流れる。第5空間185及び第6空間186は、内蓋21と外蓋22とによって構成される。したがって、過熱水蒸気が第5空間185及び第6空間186(第2空間182)を流れることにより、内蓋21が加熱される。図2を参照して説明したように内蓋21は、蓋部2が閉じた状態において、内鍋開口11hを塞ぐ。よって、過熱水蒸気が第2空間182を流れることにより、内蓋21を介して内鍋11が上方から加熱される。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る加熱調理器100の構成について更に説明する。図5は、本実施形態に係る加熱調理器100の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、加熱調理器100は、電源装置4、記憶部5、及び制御部6を更に備える。電源装置4は、加熱調理器100の各部に電力を供給する。
記憶部5は、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶部5は、各種データ、及び加熱調理器100の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサー及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような集積回路のうちの少なくとも一方によって構成される。制御部6は、記憶部5に記憶された制御プログラムを実行することによって、加熱調理器100の各部の動作を制御する。例えば、制御部6は、熱板ヒーター14の動作を制御する。あるいは、制御部6は、温度センサー15から出力される信号に基づいて、水蒸気生成部17の動作を制御する。
以上、本発明の実施形態について説明した。例えば、被加熱物Fを上方から加熱するために、蓋部にヒーターのような加熱部材を設けると、蓋部の重量が増加する。蓋部の重量が増加すると、蓋部を開けるために、例えば、バネのような付勢部材を蓋部に設ける必要がある。この場合、蓋部の部品点数が増加する。あるいは、蓋部の構成が複雑になる。本実施形態によれば、加熱調理器100は、蒸気空間18を備え、過熱水蒸気が蒸気空間18(第2空間182)に流れることにより、内蓋21を介して内鍋11が上方から加熱される。したがって、蓋部2は、加熱部材を備える必要がない。よって、蓋部2が加熱部材を備える構成と比べて、蓋部2の重量の増加を抑制することができる。したがって、蓋部2の重量の増加を抑制しつつ、より大きな熱量で被加熱物Fを上方から加熱することができる。
また、本実施形態によれば、過熱水蒸気の第2空間182への流れを停止させることにより、内蓋21の温度を容易に下げることができる。したがって、ヒーターのような加熱部材によって蓋部2が加熱される構成と比べて短時間で内蓋21の温度を低下させることができる。これにより、例えば、炊飯工程における蒸らし工程中に内蓋21の温度を所定の温度まで低下させることができる。所定の温度は、例えば、70度である。
また、本実施形態において、給水口172hは、径方向DRにおいて、内鍋11を介して蒸気口2hと対向する。また、給水口172hは、上下方向において、内鍋11を挟んで対向する。これにより、過熱水蒸気の流れを均一化することができる。よって、被加熱物Fが均一に加熱される。
また、本実施形態において、第6空間186の形状は、内蓋本体211の形状と対応する。また、内蓋本体211の形状は、内鍋開口11hの形状と対応する。したがって、過熱水蒸気が第6空間186を流れることにより、上方から被加熱物Fを均一に加熱することができる。
なお、本実施形態において、被加熱物Fが米Rと炊飯水WSとを含む形態を説明したが、被加熱物Fは、例えば、肉、及び魚のような食材を含んでもよい。
また、本実施形態において、熱板ヒーター14の出力が1000ワットである場合を説明したが、熱板ヒーター14は、一般的な加熱調理器が備える加熱板を加熱するためのヒーターと比較して高出力のヒーターであればよく、熱板ヒーター14の出力は1000ワットに限定されない。熱板ヒーター14の出力は、例えば、800ワットであってもよい。
また、本実施形態において、第1空間181が内鍋11の外周に沿って連続して設けられる構成を説明したが、第1空間181は、内鍋11の外周に不連続に設けられてもよい。
また、本実施形態において、第5空間185が内蓋パッキン212の外周に沿って連続して設けられる構成を説明したが、第5空間185は、内蓋パッキン212の外周に不連続に設けられてもよい。
また、本実施形態において、バンドヒーター174が水蒸気を加熱する形態を説明したが、バンドヒーター174は、例えば、内鍋11に収容された被加熱物Fを保温するための機能を兼ねてもよい。この場合、加熱調理器100は、保温ヒーター16を省略し得る。
また、本実施形態において、バンドヒーター174の出力が400ワットである構成を説明したが、バンドヒーター174の出力は、400ワットに限定されない。バンドヒーター174の出力は、例えば、300ワットであってもよい。
また、本実施形態において、給水口172hが、径方向DRにおいて、内鍋11を介して蒸気口2hと対向する構成を説明したが、給水口172hが設けられる位置は、径方向DRにおいて、内鍋11を介して蒸気口2hと対向する位置に限定されない。給水口172hは、例えば、上方から加熱調理器100を見たときに、蒸気口2hと同じ位置に設けられてもよい。
また、本実施形態において、加熱調理器100が、第4空間184及び第5空間185を含む構成を説明したが、例えば、図6に示すように、加熱調理器100は、第4空間184及び第5空間185に替えて第7空間187を含んでもよい。図6は、本実施形態に係る加熱調理器100の他の構成を示す断面模式図である。図6に示すように、第2空間182は、第7空間187を含む。第7空間187は、外鍋12と内蓋21とによって構成される。したがって、第7空間187に過熱水蒸気が流れることにより、内蓋21を介して内鍋11が加熱される。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1〜図6)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態で示す構成、材料、及び数値は、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、発明の実施形態において、バンドヒーター174が、加熱板13に水が接触することにより発生した水蒸気を加熱することによって、過熱水蒸気を生成したが、バンドヒーター174は、例えば、水を貯留するタンクを加熱することにより発生した水蒸気を加熱して過熱水蒸気を生成してもよい。
また、本発明の実施形態において、蒸気空間18に過熱水蒸気が流れることにより、内鍋11(被加熱物F)が加熱される場合を説明したが、内鍋11は、蒸気空間18に水蒸気が流れることにより、内鍋11(被加熱物F)が加熱されてもよい。この場合、水蒸気生成部17は、バンドヒーター174を省略し得る。
また、本発明の実施形態において、炊飯器に本発明を適用したが、本発明は、例えば、自動調理鍋にも適用可能である。
本発明は、加熱調理器の分野に有用である。
11 内鍋
12 外鍋
13 加熱板
14 熱板ヒーター(第1加熱部材)
17 水蒸気生成部
18 蒸気空間
21 内蓋
22 外蓋
2h 蒸気口
100 加熱調理器
172h 給水口
174 バンドヒーター(第2加熱部材)
181 第1空間
182 第2空間
211 内蓋本体
212 内蓋パッキン(第1シール部材)
221 外蓋本体
222 外蓋パッキン(第2シール部材)
F 被加熱物

Claims (7)

  1. 上方が開口し、被加熱物を収容する内鍋と、
    前記内鍋の開口を塞ぐ内蓋と、
    上方が開口する外鍋と、
    前記外鍋の開口を塞ぐ外蓋と、
    水蒸気を生成する水蒸気生成部と、
    前記水蒸気が流れる蒸気空間と
    を備え、
    前記内鍋及び前記内蓋は、前記外鍋と前記外蓋とによって形成される空間に収容され、
    前記蒸気空間は、前記内鍋、前記内蓋、前記外鍋、及び前記外蓋によって構成され、
    前記蒸気空間は、第1空間及び前記第1空間に直接接続する第2空間を含み、
    前記第1空間に前記水蒸気が流れることにより、前記内鍋が加熱され、
    前記第2空間に前記水蒸気が流れることにより、前記内蓋を介して前記内鍋が加熱される、加熱調理器。
  2. 前記第1空間は、前記外鍋と、前記内鍋とによって構成される空間を含む、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記第1空間は、前記内鍋と、前記外蓋とによって構成される空間を含む、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  4. 前記第2空間は、前記内蓋と、前記外蓋とによって構成される空間を含む、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記内蓋は、前記内鍋の開口を塞ぐ第1シール部材を有し、
    前記外蓋は、前記外鍋の開口を塞ぐ第2シール部材を有し、
    前記第2シール部材は、前記蒸気空間を挟んで前記第1シール部材と対向する、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記水蒸気を排気する蒸気口を更に備え、
    前記水蒸気生成部は、水が給水される給水口を有し、
    前記給水口は、前記内鍋を挟んで前記蒸気口に対向する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記外鍋と前記内鍋との間に配置される加熱板と、
    前記加熱板を加熱する第1加熱部材と
    を更に備え、
    前記水蒸気は、前記加熱板に接触することによって生成され、
    前記水蒸気生成部は、前記第1加熱部材とは異なる第2加熱部材を有し、
    前記第2加熱部材は、前記水蒸気を加熱することにより、過熱水蒸気を生成する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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