JP2020038577A - 処方箋判別支援システム - Google Patents

処方箋判別支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020038577A
JP2020038577A JP2018166376A JP2018166376A JP2020038577A JP 2020038577 A JP2020038577 A JP 2020038577A JP 2018166376 A JP2018166376 A JP 2018166376A JP 2018166376 A JP2018166376 A JP 2018166376A JP 2020038577 A JP2020038577 A JP 2020038577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prescription
image
information
medicine
character string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018166376A
Other languages
English (en)
Inventor
マーク・プンザラン ポール
Mark Punzalan Paul
マーク・プンザラン ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2018166376A priority Critical patent/JP2020038577A/ja
Publication of JP2020038577A publication Critical patent/JP2020038577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

【課題】処方箋に記載された薬剤の情報などをユーザーに分かり易く提供する。【解決手段】本発明の処方箋判別支援システムにおいて、携帯端末装置10は、撮像カメラ14により撮像された処方箋の画像を管理サーバー30に送信する。管理サーバー30の制御部41は、処方箋の画像から文字列を抽出して、この抽出した文字列を記憶部38に記憶されている各医師の識別情報と照合し、該文字列に一致するいずれかの医師の識別情報を検出して、該当する医師を検出し、また該抽出した文字列を記憶部38に記憶されている各薬剤名と照合し、該文字列に一致するいずれかの薬剤名を検出して、該検出した薬剤名に対応付けられた薬剤情報を記憶部38から読み出す。携帯端末装置10は、検出された医師及び薬剤情報を管理サーバー30から受信して表示部11に表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、処方箋の内容をユーザーに分かり易く表示するための処方箋判別支援システムに関し、特に薬剤の情報などを提供するための技術に関する。
病院などの医療施設では、患者に処方される薬剤などを処方箋に記載して、この処方施を患者に渡している。患者は、その処方箋を薬局に見せて、この処方箋に記載されている薬剤などを薬局から購入する。しかしながら、多くの患者は、医療や薬剤に関する知識が乏しく、処方箋を見ても、その記載内容を理解することが困難である。また、処方箋が手書きである場合は、その記載内容の読み取りさえできないことがある。
特許文献1に記載の文字認識システムでは、カルテ上のシェーマ(人体部位の図形)のシェーマ情報を取得すると共に、シェーマに書き込まれた手書き文字を取得し、シェーマ情報に基づきカルテの手書き部位に関する語彙を設定し、この語彙に基づき手書き文字を認識して、手書きされた文字の認識精度を向上させている。また、特許文献2に記載のカルテ翻訳システムでは、カルテに書き込まれた用語を特定し、この用語が示す意味内容から患者が理解できるような説明を設定して、この説明を患者に提示し、患者が医師等の手間を掛けることなく自分のカルテの記載内容を理解できるようにしている。
特開2014−026431号公報 特開平10−124599号公報
ここで、上記のように多くの患者は、処方箋を見ても、その記載内容を理解することが困難であり、また処方箋が手書きである場合は、その記載内容の読み取りさえできないことがある。また、特許文献1では、手書き文字の認識精度の向上を図っているだけなので、医療や薬剤に関する知識が乏しい人には、文字を読み取ることができても、文字の内容を殆ど理解できない。更に、特許文献2では、医師が書き込んだ用語が示す意味内容から患者が理解できるような説明を設定して、この説明を患者に提示しているが、用語が示す意味内容の説明だけでは、患者が望む情報を提供できるとは限らない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、処方箋に記載された薬剤の情報などをユーザーに分かり易く提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる処方箋判別支援システムは、表示部と、複数の医師の識別情報を記憶すると共に、複数の薬剤名とそれぞれの薬剤情報を対応付けて記憶した記憶部と、処方箋の画像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された処方箋の画像における文字列を抽出し、該抽出した文字列を前記記憶部に記憶されている各医師の識別情報と照合して、該文字列に一致するいずれかの医師の識別情報を検出すると共に、前記抽出した文字列を前記記憶部に記憶されている各薬剤名と照合して、該文字列に一致するいずれかの薬剤名を検出して、該検出した薬剤名に対応付けられた薬剤情報を前記記憶部から読み出し、該読み出した薬剤情報を示す画像を前記処方箋の画像に合成して、当該処方箋の画像を前記表示部に表示させる制御部と、を備えるものである。
本発明によれば、処方箋に記載された薬剤の情報などをユーザーに分かり易く提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる処方箋判別システムを示す概略図である。 本実施形態に係る処方箋判別システムにおける携帯端末装置の構成及び管理サーバーの構成を示すブロック図である。 管理サーバーの記憶部に記憶されている処方箋判別用のデータベースを概念的に示す図である。 携帯端末装置の撮像カメラにより撮像された処方箋の画像に基づき医師の承認や薬剤情報の取得などを行うための処理手順を示すフローチャートである。 携帯端末装置の撮像カメラにより撮像された処方箋の画像を示す図である。 OCR機能により認識されなかった文字が含まれるテキストを例示する図である。 薬剤情報などが書き込まれた処方箋の画像を示す図である。 処方箋判別用のデータベースの変形例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる処方箋判別システムを示す概略図である。図2は、本実施形態に係る処方箋判別システムにおける携帯端末装置の構成及び管理サーバーの構成を示すブロック図である。
本実施形態の処方箋判別システムSyでは、LANやインターネットなどを通じて相互にデータ通信を行う携帯端末装置10及び管理サーバー30を備えている。
携帯端末装置10は、例えばスマートフォンやモバイル機器などであって、表示部11と、タッチパネル12と、物理キー13と、撮像カメラ14と、ネットワーク通信部15と、記憶部18と、制御ユニット19とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
表示部11は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)などから構成される。例えば、表示部11の画面には、複数のアイコンが表示される。
タッチパネル12は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルである。タッチパネル12は、表示部11の画面に配置され、該タッチパネル12に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置と共に検知し、表示部11の画面に対するユーザーの指示を入力する。従って、タッチパネル12は、表示部11の画面に対するユーザー操作が入力される操作部としての役割を果たす。
また、携帯端末装置10は、ユーザー操作が入力される操作部として、上記のタッチパネル12に加えて物理キー13を備えている。
撮像カメラ14は、レンズ及び撮像素子(CCD、CMOSなど)を備えるカメラであって、外部の画像を撮像して、この画像を示す画像データを出力する。
ネットワーク通信部15は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスである。このネットワーク通信部15は、LANやインターネットなどを通じて管理サーバー30などに接続される。
記憶部18は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置であり、各種のアプリケーションプログラムや種々の情報等を記憶している。
制御ユニット19は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等から構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット19は、上記のROM又は記憶部18に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部21として機能する。
制御ユニット19は、表示部11、タッチパネル12、物理キー13、撮像カメラ14、ネットワーク通信部15、及び記憶部18などと接続されており、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
制御部21は、種々の処理を実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部21は、表示部11の表示動作を制御する機能を有する。更に、制御部21は、ネットワーク通信部15の通信動作を制御する機能を有する。
次に、管理サーバー30は、例えばパーソナルコンピューターやワークステーションなどであって、表示部31と、操作部32と、ネットワーク通信部35と、記憶部38と、制御ユニット39とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
表示部31は、液晶ディスプレイや有機ELなどから構成される。
操作部32は、キーボードやマウスであり、ユーザーにより操作されて、アプリケーションプログラムの実行に必要な入力指示や種々の情報等を入力する。
ネットワーク通信部35は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスである。このネットワーク通信部35は、LANやインターネットなどを通じて携帯端末装置10などに接続される。
記憶部38は、RAM、HDDなどの記憶装置であり、各種のアプリケーションプログラムや種々の情報等を記憶している。
制御ユニット39は、プロセッサー、RAM、及びROM等から構成される。プロセッサーは、CPU、ASIC、又はMCU等である。制御ユニット39は、上記のROM又は記憶部38に記憶された動作制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部41として機能する。
制御ユニット39は、表示部31、操作部32、ネットワーク通信部35、及び記憶部38などと接続されており、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
制御部41は、種々の処理を実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部41は、表示部31の表示動作を制御する機能を有する。更に、制御部41は、ネットワーク通信部35の通信動作を制御する機能を有する。
尚、表示部11は、特許請求の範囲における「表示部」の一例である。また、記憶部38は、特許請求の範囲における「記憶部」の一例であり、撮像カメラ14は、特許請求の範囲における「撮像部」の一例であり、制御部21及び制御部41は、特許請求の範囲における「制御部」の一例である。
このような構成の処方箋判別システムSyにおいて、管理サーバー30の記憶部38には、図3に示すような処方箋判別用のデータベースDBが予め記憶されている。この図3に示すデータベースDBには、複数の医師の識別情報としてそれぞれの登録番号LNとそれぞれの署名SIG(画像)が登録されると共に、複数の薬剤名MNとそれぞれの薬剤情報MDが対応付けて登録されている。登録番号LNは、医師の資格に付与された番号である。署名SIGは、医師の筆跡の特徴を有する署名である。薬剤情報MDは、薬剤名MNの薬剤の効果、副作用、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の薬剤名、価格などからなる。
ここで、ユーザーが、携帯端末装置10の撮像カメラ14により処方箋の画像を撮像し、タッチパネル12の操作を通じて当該処方箋を判別する指示を入力すると、制御部21は、その処方箋の画像を、ネットワーク通信部15を通じて管理サーバー30に送信する。管理サーバー30では、処方箋の画像がネットワーク通信部35で受信されると、制御部41は、処方箋の画像における文字を認識し、この認識した文字からなるテキストを抽出する。そして、制御部41は、その抽出したテキストに含まれる文字列を記憶部38内のデータベースDBにおける各医師の登録番号LNと照合し、該テキストに含まれる文字列がいずれかの医師の登録番号LNと一致する場合に、その文字列に一致し登録番号LNの医師を検出する。なお、当該医師の検出は、抽出したテキストに含まれる文字列が示す医師を、正規に登録された医師として承認する処理でもある。
また、制御部41は、その抽出したテキストに含まれる文字列をデータベースDBにおける各薬剤名MNと照合し、該テキストに含まれる文字列がいずれかの薬剤名MNに一致すると、その文字列に一致した薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDをデータベースDBから読み出す。更に、制御部41は、医師の承認及び薬剤情報MDなどを書き込んだ処方箋の画像を生成する。この処方箋の画像は、管理サーバー30から携帯端末装置10へと送信され、携帯端末装置10の表示部11の画面に表示される。
次に、上記のように携帯端末装置10の撮像カメラ14により撮像された処方箋の画像に基づき医師の承認や薬剤情報MDの取得などを行うための処理手順を、図4に示すフローチャートなどを参照して詳細に説明する。
まず、携帯端末装置10のユーザーは、例えば表示部11の画面に表示されている指示受付用アイコンをタッチ操作して、処方箋を判別するためのアプリケーションプログラムを起動させる指示を入力する。制御部21は、タッチパネル12を通じて、上記指示の入力を検出すると、そのアプリケーションプログラムを起動させて、処方箋を判別するための処理を開始し、撮像カメラ14を起動させる(S101)。このとき、制御部21は、撮像カメラ14により撮像されている画像を表示部11の画面に表示させると共に、処方箋の撮影を促す旨のメッセージを表示部11の画面に表示させる。
ユーザーは、そのメッセージを見て、処方箋の画像が撮像カメラ14により撮像されて表示部11の画面に映る状態にする。そして、ユーザーが、携帯端末装置10の物理キー13を操作するものとする。制御部21は、物理キー13の当該操作に応じて入力される指示に応じて、処方箋の画像を示す画像データを撮像カメラ14から取り込み、その取り込んだ処方箋の画像を静止画像として表示部11の画面に表示させる(S102)。また、制御部21は、処方箋の画像、処方箋の判別要求、及びユーザーの識別情報UIDを、ネットワーク通信部15から管理サーバー30へと送信する。
管理サーバー30では、処方箋の画像、処方箋の判別要求、及びユーザーの識別情報UIDがネットワーク通信部35で受信されると(S103)、制御部41は、処方箋の画像、処方箋の判別要求、及びユーザーの識別情報UIDを入力し、処方箋の判別要求に応じた処理(S104〜S114)を実行するためのアプリケーションプログラムを起動させる。そして、制御部41は、処方箋の画像を解析し、該画像に含まれる文字を認識して、この認識した文字からなるテキストを抽出する(S104)。管理サーバー30には、処方箋の画像を解析して、処方箋の画像に含まれる活字及び手書文字を認識するための既知の機能が備えられている。例えば、記憶部38には、処方箋の画像を解析して、処方箋の画像に含まれる活字及び手書文字(以下、活字及び手書文字を単に文字という)を認識するための既知のOCR機能のアプリケーションプログラム及びパターンデータが記憶されている。制御部41は、そのアプリケーションプログラムを実行し、そのパターンデータを参照して、処方箋の画像に含まれる文字を認識し、この認識した文字からなるテキストを抽出する。
上記のように、当該OCR機能のアプリケーションプログラム及びパターンデータは、処方箋に書き込まれている手書き文字及び活字のいずれも認識可能なものである。例えば、図5に示すような処方箋の画像PAが撮像カメラ14により撮像され、上記OCR機能により処方箋の画像PAにおける各テキストTA1〜TA11が認識されて抽出される。各テキストTA1〜TA3は、活字からなり、「処方箋」、「患者氏名…」、「生年月日…」をそれぞれ示している。各テキストTA4〜TA9は、手書きの文字からなり、「エトリコシブ(アルコキシア)、「100mg #7」、「1日1回1錠 7日分 昼食後」、「エペリゾン(ミオナール)」、「50mg #15」、「1日3回1錠 食後 5日分」をそれぞれ示している。テキストTA10は、活字からなる「担当医署名」、及び手書きからなる「Taro Kyosee」を示している。テキストTA11は、活字からなり、「登録番号 8888888」を示している。
続いて、制御部41は、各テキストTA1〜TA11別に、テキストに含まれる文字列を記憶部38内のデータベースDBにおける各医師の登録番号LNと照合し(S105)、文字列がいずれかの医師の登録番号LNに一致するか否かを判定する(S106)。
例えば、制御部41は、テキストに含まれる文字列がいずれかの医師の登録番号LNに一致すると(S106「Yes」)、該医師を検出する(S107)。
また、制御部41は、テキストに含まれる文字列がいずれの医師の登録番号LNにも一致しなければ(S106「No」)、処方箋の画像PAにおける署名領域SRから署名を示す画像を切り出す(S108)。例えば、制御部41は、テキストTA10に含まれる文字列「署名」に続く位置(例えば、隣接する位置)にある予め設定されたサイズの矩形領域を署名領域SRとして設定し、この署名領域SRに含まれる画像(署名を示す画像)を切り出す。そして、制御部41は、その画像に含まれる署名と記憶部38内のデータベースDBにおける複数の医師の署名SIGとを照合して、その画像における署名がいずれかの医師の署名SIGに一致するか否かを判定する(S109)。制御部41は、この照合及び判定を、例えばターンマッチング技術等の既知のアルゴリズムに従って、医師の署名の筆跡を示す画像、とその画像における署名の筆跡を示す画像とを比較することにより行う。
例えば、制御部41は、その画像における署名がいずれかの医師の署名SIGに一致すると判定すると(S109「Yes」)、該医師を検出する(S107)。なお、当該医師の検出は、その画像における署名が示す医師を、正規に登録された医師として承認する処理でもある。
また、制御部41は、その画像における署名がいずれの医師の署名SIGにも一致しなければ(S109「No」)、該医師を検出しない(S110)。
一方、制御部41は、S104で抽出した各テキストTA1〜TA11別に、テキストに含まれる文字列を記憶部38内のデータベースDBにおける各薬剤名MNと照合して、文字列がいずれかの薬剤名MNに一致すると、該文字列に一致した薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDをデータベースDBから読み出す(S111)。
このとき、制御部41は、各テキストTA1〜TA11に、上記OCR機能により認識されなかった文字が含まれる場合は、当該テキストにおける認識された各文字と薬剤情報MDに基づき、該認識されなかった文字を推定して適用してもよい。例えば、図6に示すようにテキストTA4における「リコ」が認識されず、「エト」、「シブ」、及び「(アルコキシア)」が認識された場合に、制御部41は、「アルコキシア」に一致する薬剤名MNをデータベースDBから検索して、薬剤名MN「アルコキシア」に対応する薬剤情報MDを取得し、更に認識された「エト」、「シブ」に部分的に一致する「エトリコシブ」を薬剤情報MDから抽出することができたとすると、認識されなかった「リコ」を推定して、薬剤情報MDから抽出した「エトリコシブ」を適用する。
続いて、制御部41は、テキストに含まれる文字列に一致した薬剤名MNをS103で受信したユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されているか否かを判定する(S112)。
制御部41は、該検索履歴情報が記憶部38に未だに記憶されていないと判定すると(S112「No」)、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報を記憶部38に記憶させる(S113)。
また、制御部41は、該検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されていると判定すると(S112「Yes」)、S113の処理を行わない。
そして、制御部41は、S103で受信した処方箋の画像PAにおける各テキストTA1〜TA11を示す画像を消去して、この消去により形成されたそれぞれの空きスペースに、上記OCR機能による各テキストTA1〜TA11の認識で得られたそれぞれのテキストを予め設定されたフォントで示す画像を合成し、更に別の空きスペースに、その受信した医師の認証の判定結果と、薬剤名MN及び該薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDとを示す画像を合成してなる処方箋の画像PBを生成する(114)。
また、制御部41は、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が記憶部38に未だ記憶されていないと判定した場合と(S112「No」)、該検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されている場合とで(S112「Yes」)、処方箋の画像PBにおける薬剤名MN及び該薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDの表示形態を異ならせる(S115)。
ここで、制御部41は、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が記憶部38に未だ記憶されていないと判定した場合は(S112「No」)、上記薬剤名MN及び該薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDを、ユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報として記憶部38に記憶させ(S113)、また該検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されていると判定された場合は(S112「Yes」)、S113の処理が行われない。
従って、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が記憶部38に一度記憶されると、以降同一の検索履歴情報が再度記憶されることはない。そして、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が未だ記憶されていないと判定した場合と(S112「No」)、該検索履歴情報が既に記憶されている場合とで(S112「Yes」)、制御部41は、処方箋の画像PBにおける薬剤名MN及び該薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDの表示形態を異ならせるので、データベースDBから初めて検索された薬剤名MN及び薬剤情報MDが、データベースDBから二度目以降に検索された他の薬剤名MN及び薬剤情報MDとは異なる表示形態で表示されることとなる。例えば、初めて検索された薬剤名MN及び薬剤情報MDが赤色で表示され、また二度目以降に検索された他の薬剤名MN及び薬剤情報MDが黒色で表示される。このため、ユーザーは、処方箋の画像PBを見たときに、処方箋に初めて書き込まれた薬剤名MN及び薬剤情報MDと処方箋に二度以上書き込まれた薬剤名MN及び薬剤情報MDとを容易に区別することができる。
この結果、例えば図7に示すような処方箋の画像PBが生成される。この図7に示す処方箋の画像PBには、OCR機能による各テキストTA1〜TA11の認識で得られたそれぞれのテキストTB1〜TB11が所定のフォントで表示され、また医師の認証の判定結果HKと薬剤名MN及び薬剤情報MDが表示されている。更に、2組の薬剤名MN及び薬剤情報MDの一方がデータベースDBから初めて検索された場合は、この一方の薬剤名MN及び薬剤情報MDが他方とは異なる表示形態で表示される。
このようにS114、S115で生成された処方箋の画像PBは、制御部41によりネットワーク通信部35を通じて携帯端末装置10へと送信される。
携帯端末装置10では、S114、S115で生成された処方箋の画像PBがネットワーク通信部15で受信されると、制御部21は、処方箋の画像PBを表示部11に表示させる(S116)。
このように本実施形態では、撮像カメラ14により撮像された処方箋の画像におけるテキストを抽出し、該抽出したテキストに含まれる文字列をデータベースDBに登録されている各医師の登録番号LNと照合して、該文字列に一致するいずれかの医師の登録番号LNを検出し、またその抽出したテキストに含まれる文字列をデータベースDBに登録されている各薬剤名MNと照合して、該文字列に一致するいずれかの薬剤名MNを検出して、該検出した薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDをデータベースDBから読み出し、医師の承認及び薬剤情報MDを処方箋の画像PBに書き込み、この処方箋の画像PBを表示部11に表示させているので、処方箋に記載された薬剤の情報などをユーザーに分かり易く提供することができる。
尚、制御部41は、各医師の登録番号LNの代わりに、各医師の氏名などをデータベースDBに登録しておき、撮像カメラ14により撮像された処方箋の画像における文字列を各医師の氏名と照合して、該文字列に一致するいずれかの医師の氏名を検出してもよい。
<変形例1>
変形例1では、制御部41は、テキストに含まれる文字列を記憶部38内のデータベースDBにおける各薬剤名MNと照合して、文字列がいずれかの薬剤名MNに一致すると、該文字列に一致した薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MDをデータベースDBから読み出す。そして、制御部41は、その文字列に一致した薬剤名MNをS103で受信したユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されているか否かを判定し、該検索履歴情報が記憶部38に未だ記憶されていないと判定すると、薬剤名MNをユーザーの識別情報UIDに対応付けてなる検索履歴情報を記憶部38に記憶させて、薬剤名MN及び薬剤情報MDを記す画像を処方箋の画像PBに合成し、また該検索履歴情報が記憶部38に既に記憶されていると判定すると、薬剤名MN及び薬剤情報MDを示す画像を処方箋の画像PBに合成しない。この場合、ユーザーは、初めての薬剤が処方されたときにだけ、その薬剤名MN及び薬剤情報MDを表示部11の画面上で見て知ることになる。
<変形例2>
変形例2では、例えば図8に示すようにデータベースDBに、薬剤名MNに対応付けられている薬剤情報MDとして、適用条件を含むものを登録している。適用条件としては、薬剤が処方される患者の年齢、アレルギーの有無、妊娠の有無などがある。また、携帯端末装置10のユーザーは、タッチパネル12の操作により表示部11の画面上で自分の年齢、アレルギーの有無、妊娠の有無などの個人情報を入力し、制御部21は、当該入力された個人情報を記憶部18に記憶させておく。
携帯端末装置10の制御部21は、上記のように処方箋の画像、処方箋の判別要求、及びユーザーの識別情報UIDを管理サーバー30に送信するときに、ユーザーの個人情報を記憶部18から読み出して、この個人情報も一緒に管理サーバー30に送信する。
管理サーバー30では、処方箋の画像、処方箋の判別要求、ユーザーの識別情報UID、及びユーザーの個人情報がネットワーク通信部35で受信されると、制御部41は、処方箋の画像に含まれる文字を認識して、この認識した文字からなるテキストを抽出し、テキストに含まれる文字列が記憶部38内のデータベースDBにおけるいずれかの薬剤名MNに一致すると、この一致する薬剤名MNに対応付けられた薬剤情報MD(適用条件を含む)をデータベースDBから読み出し、上記ユーザーの個人情報が適用条件を満たすか否かを判定し、この判定結果を示す画像を処方箋の画像PBに合成する。例えば、制御部41は、ユーザーの個人情報として、ユーザーの年齢情報12歳が含まれ、適用条件として15歳以上が設定されている場合は、ユーザーの個人情報が適用条件を満たさないと判定し、この判定結果を示す画像を処方箋の画像PBに合成して表示させる。
<変形例3>
変形例3では、データベースDBに、複数の医師の登録番号LN及び署名SIGを登録するだけではなく、各医師の筆跡情報をそれぞれの登録番号LNに対応付けて登録している。筆跡情報は、医師の筆跡の特徴である。
管理サーバー30では、処方箋の画像、処方箋の判別要求、及びユーザーの識別情報UIDがネットワーク通信部35で受信されると、制御部41は、処方箋の画像に含まれる文字を認識して、この認識した文字からなるテキストを抽出し、テキストに含まれる文字列が記憶部38内のデータベースDBにおけるいずれかの医師の登録番号LNに一致すると、該医師を正規の医師として検出するが、この正規の医師の検出に更に次の条件を追加する。制御部41は、上記OCR機能による文字認識の対象とされた、処方箋の画像PAにおける画像部分から、筆跡を解析可能な既知の技術により、更に筆跡を検出する。そして、制御部41は、当該検出した筆跡と、上記検出した医師の登録番号LNに対応付けられてデータベースDBに記憶されている筆跡情報とを照合し、当該検出した筆跡が、当該筆跡情報が示す筆跡に一致する場合にのみ、上記医師を正規の医師として検出するようにする。また、制御部41は、当該検出した筆跡と、上記検出した医師の登録番号LNに対応付けられてデータベースDBに記憶されている筆跡情報とが一致しない場合には、上記医師を正規の医師としては検出しない。これにより、正規の医師を検出する精度を向上させることができる。
尚、図1乃至図8を用いて説明した上記実施形態及び変形例の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 携帯端末装置
11、31 表示部
12 タッチパネル
13 物理キー
14 撮像カメラ
15、35 ネットワーク通信部
18、38 記憶部
19、39 制御ユニット
21、41 制御部
30 管理サーバー
32 操作部

Claims (6)

  1. 表示部と、
    複数の医師の識別情報を記憶すると共に、複数の薬剤名とそれぞれの薬剤情報を対応付けて記憶した記憶部と、
    処方箋の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された処方箋の画像における文字列を抽出し、該抽出した文字列を前記記憶部に記憶されている各医師の識別情報と照合して、該文字列に一致するいずれかの医師の識別情報を検出すると共に、前記抽出した文字列を前記記憶部に記憶されている各薬剤名と照合して、該文字列に一致するいずれかの薬剤名を検出して、該検出した薬剤名に対応付けられた薬剤情報を前記記憶部から読み出し、該読み出した薬剤情報を示す画像を前記処方箋の画像に合成して、当該処方箋の画像を前記表示部に表示させる制御部と、を備える処方箋判別支援システム。
  2. 前記制御部は、前記検出した薬剤名を検索履歴情報として前記記憶部に記憶させておき、前記撮像部により処方箋の画像が再度撮像されて、該再度撮像された処方箋の画像における文字列に一致する薬剤名を検出し、該検出した薬剤名が前記記憶部に記憶されている検索履歴情報の薬剤名に一致しない場合に、該検出した薬剤名に対応付けられた薬剤情報を示す画像を、他の薬剤名に対応付けられた薬剤情報と異なる表示形態で前記処方箋の画像に合成する請求項1に記載の処方箋判別支援システム。
  3. 前記制御部は、前記検出した薬剤名を検索履歴情報として前記記憶部に記憶させておき、前記撮像部により処方箋の画像が再度撮像されて、該再度撮像された処方箋の画像における文字列に一致する薬剤名を検出し、該検出した薬剤名が前記記憶部に記憶されている検索履歴情報の薬剤名に一致する場合に、該検出した薬剤名に対応付けられた薬剤情報を示す画像を、前記処方箋の画像に合成しない請求項1又は請求項2に記載の処方箋判別支援システム。
  4. 前記薬剤情報は、薬剤の適用条件であり、
    前記制御部は、前記処方箋判別支援システムを利用しているユーザーの個人情報に基づき、前記薬剤情報によって示される適用条件が満たされるか否かを判定し、当該判定の結果を前記処方箋の画像と共に前記表示部に表示させる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の処方箋判別支援システム。
  5. 前記医師の識別情報は、該医師の登録番号、署名、又は氏名である請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の処方箋判別支援システム。
  6. 前記薬剤情報は、該薬剤情報に対応付けられた薬剤名の薬剤の効果又は副作用である請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の処方箋判別支援システム。
JP2018166376A 2018-09-05 2018-09-05 処方箋判別支援システム Pending JP2020038577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166376A JP2020038577A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 処方箋判別支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166376A JP2020038577A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 処方箋判別支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020038577A true JP2020038577A (ja) 2020-03-12

Family

ID=69738095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018166376A Pending JP2020038577A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 処方箋判別支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020038577A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7460420B2 (ja) 2020-03-27 2024-04-02 矢崎総業株式会社 服薬指導システム及びサーバ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7460420B2 (ja) 2020-03-27 2024-04-02 矢崎総業株式会社 服薬指導システム及びサーバ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI521374B (zh) 關於改變一電子裝置之一設定之使用者驗證
CN110945520B (zh) 生物体认证系统
CN112037875B (zh) 智能诊疗数据处理方法、设备、装置及存储介质
CN109074435B (zh) 用于提供用户信息的电子设备和方法
US20130208952A1 (en) Method and Apparatus for Improving Accuracy of Biometric Identification in Specimen Collection Applications
JP2015121874A (ja) 生体認証装置、照合用データ検証方法及び照合用データ検証用コンピュータプログラム
JP6190923B1 (ja) 会員情報登録支援システム
CN110909740A (zh) 信息处理装置以及存储介质
JP2020038577A (ja) 処方箋判別支援システム
JP6584855B2 (ja) 入力支援装置、入力支援方法及びプログラム
KR20220026912A (ko) 얼굴 특징점 정보를 포함한 패턴 코드 인증을 수행하는 컴퓨팅 장치 및 그 방법
JP6525523B2 (ja) 情報処理装置、制御方法およびプログラム
JP2008123457A (ja) 医療機関用情報システム
JP2017120586A (ja) 情報処理方法、システム、機器及びプログラム
CN115938603A (zh) 疫苗施打数据显示方法、显示系统和验证伺服器
JP2008181509A (ja) デジタルペンを用いた医療情報の収集及び管理システム
CN110580939A (zh) 用于提供第二医疗数据记录的方法和系统
JP6668013B2 (ja) 判定装置、判定方法及びプログラム
JP2007034978A (ja) 生体情報認証装置、生体情報認証方法および生体情報認証用プログラム
JP6668614B2 (ja) 表示装置、表示方法及びプログラム
JP2019046056A (ja) 画像読取装置、健康管理システム
JP6830993B2 (ja) 情報管理システム、情報管理方法及びプログラム
JP7278668B1 (ja) 表示制御装置及び情報処理装置
JP2019070955A (ja) 読取システム及び読取プログラム
US20240050005A1 (en) Communication apparatus, communication method, and non-transitory computerreadable storage medium