JP2020038321A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
図7に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方側から上方側へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
搬送部16には、予め定められた搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電ロール38は、各色の像保持体36の表面と接触して像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、外部から入力されたデータに基づいて露光装置42は、帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
次に、定着装置50について説明する。
定着装置50は、装置本体10Aに着脱可能とされており、図4に示されるように、加圧ロール52と、加圧ロール52と装置幅方向で対向する加熱部60とを備えている。さらに、定着装置50は、各部を制御する制御部102(図6参照)を備えている。
加圧ロール52は、図4に示されるように、装置奥行方向に延びている金属製の軸部54と、軸部54が挿入されている円筒状の弾性層56と、弾性層56を被覆する図示せぬ離型層とを有している。加圧ロール52は、加圧部の一例である。
加熱部60は、図4に示されるように、装置奥行方向に延びている円筒状の無端ベルト62と、無端ベルト62を加熱するために発熱する発熱板64と、発熱板64の熱を装置奥行方向(無端ベルト62の軸方向)に伝える伝熱部材92とを備えている。さらに、加熱部60は、発熱板64及び伝熱部材92を保持している保持部材90と、保持部材90を支持しているフレーム80と、発熱板64の温度を検知する検知部材82(図5参照)とを備えている。伝熱部材92は、伝熱部の一例である。
無端ベルト62は、図4に示されるように、外周面で加圧ロール52と接触している。本実施形態では、例えば、無端ベルト62は、表面にフッ素コートが施されたポリイミド樹脂で形成されており、無端ベルト62の厚さは、100〔μm〕とされている。
保持部材90は、図4に示されるように、無端ベルト62の内部に配置されている。この保持部材90は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の樹脂材料で形成されており、装置奥行方向に延びている。そして、保持部材90の長手方向に直交する断面は、加圧ロール52側とは反対側が開口したU字状とされている。
フレーム80は、図4に示されるように、無端ベルト62の内部で、保持部材90を挟んで加圧ロール52の反対側に配置されている。このフレーム80は、板金を折り曲げて形成されており、装置奥行方向に延びている。そして、フレーム80において長手方向に直交する断面は、保持部材90側が開口したU字状とされている。
発熱板64は、図4に示されるように、無端ベルト62を挟んで加圧ロール52の反対側に配置されており、無端ベルト62の内周面と表面で接触している。この発熱板64は、板面が装置幅方向を向く板状の部材で、無端ベルト62の装置奥行方向の一端側から他端側まで延びている。本実施形態では、発熱板64の厚さは、一例として、0.7〔mm〕とされている。
伝熱部材92は、図4に示されるように、発熱板64の裏面(無端ベルト62の内周面側とは反対側の面)側に配置されている。この伝熱部材92は、板面が装置幅方向を向く板状の部材で、発熱板64の裏面と接触して重ねられている。伝熱部材92の厚さは、一例として、0.3〔mm〕とされている。ここで、伝熱部材92は、発熱板64の熱を装置奥行方向(軸方向)に伝える部材であり、伝熱部材92の装置奥行方向(軸方向)の熱伝導率は、発熱板64の基材66の装置奥行方向(軸方向)の熱伝導率と比して高くなっている。
検知部材82は、図5に示されるように、保持部材90に形成された貫通孔95に一部が配置されており、伝熱部材92の裏面と接触している。これにより、検知部材82は、伝熱部材92を介して発熱板64の温度を検知するようになっている。そして、検知部材82によって伝熱部材92を介して検知される発熱板64の温度が予め決められた範囲に入るように、制御部102(図6参照)は、図示せぬ電源スイッチのオンオフを制御して、電極72への電圧の印加、又は印加を停止させるようになっている。
制御部102は、図6に示されるように、検知部材82の検知結果に基づいて、図示せぬ電源スイッチのオンオフを制御して、電極72への電圧の印加を制御するようになっている。なお、制御部102による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
次に、定着装置50の作用について、比較形態に係る定着装置550と比較しつつ説明する。先ず、比較形態に係る定着装置550の構成について、定着装置50と異なる部分を主に説明する。また、定着装置550の作用については、定着装置50と異なる部分を主に説明する。
定着装置550については、定着装置50に対して伝熱部材592のみ異なる。定着装置550の伝熱部材592は、図8、図9に示されるように、金属製で一体的に形成されている。具体的には、伝熱部材592の厚さは、0.3〔mm〕とされており、伝熱部材592は、アルミニウムで形成されている。この伝熱部材592の伝熱特性は等方性であって、伝熱部材592の熱伝導率は、236〔W/mK〕とされている。
図4に示す定着装置50が稼動する前の状態では、電極72(図3参照)への電圧の印加は停止されており、さらに、加圧ロール52は停止している。
以上説明したように、定着装置50では、一端側伝熱部94及び他端側伝熱部98の装置奥行方向(軸方向)の熱伝導率は、中央側伝熱部96の熱伝導率と比して高くなっている。このため、定着装置50の発熱板64の温度が一様となるために要する時間は、定着装置550の発熱板64の温度が一様となるために要する時間と比して短くなる。これにより、金属製で一体的に形成された伝熱部材592を備えた定着装置550を用いた場合と比して、最小サイズのシート部材Pにトナー画像を定着する場合に消費電力が抑制される。
本発明の第2実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図10、図11に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。第2実施形態に係る定着装置150は、定着装置50に対して伝熱部材192のみ異なる。
伝熱部材192は、図10、図11に示されるように、装置奥行方向で三分割されている。具体的には、装置奥行方向の手前側(図中左側)から奥側に向かって、一端側伝熱部94、中央側伝熱部196、及び他端側伝熱部98がこの順番で並んでいる。中央側伝熱部196は、第一伝熱部の一例である。
本発明の第3実施形態に係る定着装置、及び画像形成装置の一例を図12に従って説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。第3実施形態に係る定着装置250は、定着装置50に対して伝熱部材292のみ異なる。
伝熱部材292は、図12に示されるように、装置奥行方向で五分割されている。具体的には、装置奥行方向の手前側(図中左側)から奥側に向かって、一端側伝熱部294、中央側伝熱部96、及び他端側伝熱部298がこの順番で並んでいる。一端側伝熱部294及び他端側伝熱部298は、第二伝熱部の一例である。
18 画像形成ユニット(形成部の一例)
50 定着装置
52 加圧ロール(加圧部の一例)
62 無端ベルト
64 発熱板
82 検知部材
92 伝熱部材(伝熱部の一例)
94 一端側伝熱部(第二伝熱部)
94a シート材
96 中央側伝熱部(第一伝熱部)
98 他端側伝熱部(第二伝熱部)
102 制御部
150 定着装置
192 伝熱部材(伝熱部の一例)
196 中央側伝熱部(第一伝熱部)
250 定着装置
292 伝熱部材(伝熱部の一例)
294 一端側伝熱部(第二伝熱部)
298 他端側伝熱部(第二伝熱部)
F02 範囲(最小範囲)
Claims (7)
- 周方向に回転する無端ベルトと、
前記無端ベルトの軸方向に延び、前記無端ベルトの内周面と表面で接触して電圧が印加されることで発熱する発熱板と、
前記発熱板の温度を検知する検知部と、
前記無端ベルトを挟んで前記発熱板の反対側に配置され、搬送される記録媒体を前記無端ベルトの外周面に加圧する加圧部と、
前記発熱板の裏面に接触し、前記発熱板の熱を前記軸方向に伝える伝熱部であって、前記軸方向において少なくとも最小サイズの記録媒体が通る最小範囲に配置されている第一伝熱部と、前記軸方向において前記第一伝熱部の隣に配置されていると共に前記軸方向における熱伝導率が、前記軸方向における前記第一伝熱部の熱伝導率に対して高い第二伝熱部とを有する前記伝熱部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記発熱板の温度が予め決められた範囲内に入るように前記発熱板に印加される電圧を制御する制御部と、
を備える定着装置。 - 前記軸方向における前記第二伝熱部の熱伝導率は、前記発熱板の厚さ方向における前記第二伝熱部の熱伝導率と比して高い請求項1に記載の定着装置。
- 前記第二伝熱部は、前記厚さ方向に複数のシート材が重ねられた状態とされている請求項2に記載の定着装置。
- 前記発熱板の厚さ方向における前記第一伝熱部の熱伝導率は、前記厚さ方向における前記第二伝熱部の熱伝導率と比して高い請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記第一伝熱部は、伝熱特性が異方性であって、
前記厚さ方向における前記第一伝熱部の熱伝導率は、前記軸方向おける前記第一伝熱部の熱伝導率と比して高い請求項4に記載の定着装置。 - 前記第二伝熱部は、前記軸方向に分割され、伝熱特性が異なる複数の部材で形成されており、
前記軸方向における前記第二伝熱部の熱伝導率は、前記第一伝熱部に近接する側から前記第一伝熱部から離れる側へ向かって高くなっている請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。 - 最小サイズを含む複数サイズの記録媒体に画像を形成する形成部と、
記録媒体に形成された画像を記録媒体に定着する請求項1〜6の何れか1項に記載された定着装置と、
を備えた画像形成装置。
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US11796941B2 (en) | 2022-03-21 | 2023-10-24 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Fixing device |
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2018
- 2018-09-05 JP JP2018166020A patent/JP7159708B2/ja active Active
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