JP2020037429A - 袋体 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、料理をするために食材をそれぞれ個別に購入し、これを袋体に入れて持ち帰るものである。
従って、この料理に際しては例えば個別に多種類の食材を購入し、更に別途レシピを用意して調理などを行うことは家庭において一般的に行われているものである。
これに対して一の収納すべきものに対して1つの収納部分を有する袋体のほか、一の袋体に2つの収納部を有する袋体もすでに用いられているものである。
例えば表裏面のシート地よりなる袋体の底部方向を更に折り返して第2袋部を形成する特開2005-145536号(特許文献1)がある。
また製品収納部とラベル収納部を有し、包装対象商品を各製品収容部に収容した後、当該同一外縁の最終シール代同士を貼着して各ラベル収容部及び各製品収容部を同時に密閉している特開2013−107678号(特許文献3)に示す包装体も存在する。
このようなことに対処するために例えばこのような食材を封入する袋体に関して、その食材と共に食材の種類を書いた紙やレシピ等を印刷したシートを一緒に封入することも可能であるが、この場合には食材と印刷インキとが直接触れてしまうことや、印刷シートが紙素材の場合には紙材自体も食材の湿気で濡れてしまい使用しにくくなってしまう。
この場合一の袋体に二の収納部を有する構成にする前記特許文献1や特許文献2或いは特許文献3により、それぞれを別々に封入することも可能である。
しかし特許文献1では、単に袋部2を設けただけであるため、収納した印刷シートが斜めにずれたりし易く、見栄えが悪い。
また、副収納部の幅と同じ幅の印刷シートを使用すると、収納し難く作業に多大な手間がかかってしまう。
例えば食材に関してこの販売等に際してはどうしても水分の多い環境下で使用されるものであり、紙素材等により構成される食材情報やレシピ等を挿入しておいてもどうしても濡れてしまい、外観上汚く見えてしまうばかりでなく細菌の発生等衛生面で極めて問題が大きい。
従って、複数の収納部を有するが、製袋後に必要な時点で必要に応じてそれぞれの収納部に異なる内容物を収納するための袋体としては用いられない。
更に特許文献3に関しては、製品収納部とラベル収納部とを有する点は食材とレシピ入れとしても用いられる余地は有するが、当該同一外縁の最終シール代同士を貼着して各ラベル収容部及び各製品収容部を同時に密閉するものであり、食材とレシピなどを製袋時にすべて密閉することが必要となってしまう。
従って製袋後に必要に応じて食材を主収納部に封入し、更に必要な情報やレシピなどを副収納部に封入する袋体としては、用いることはできない。
また副収納部に関しては収納すべき情報やレシピ等を印刷したシートを所定の個所に収納することのできる構成も必要となる。
更に食材を封入する主収納部とレシピ等の印刷したシートを収納する副収納部とを有し、内容物を封入できると共に、更に副収納部のみについて開封し、必要なレシピなどを取り出せる構成が必要である。
しかしこれらは袋体自体、即ち本願でいう主収納部を開口するためのテープであって袋体自体を効率よく開封するために袋体の当初の開口部と同様に幅方向にテープを配設してこの幅方向全体を開くためのテープとして用いられている。
これに対して、主収納部は開かず、これとは別に副収納部のみを開口して、収納している印刷シートを取り出しし易い構成にテープを配設する必要がある。
以上よりこれらの課題を解決できる袋体の提供が望まれるものである。
更に、請求項3に係る発明は副収納部シートには副収納部に収納したものの取り出しが可能な副収納部シートを切り裂くためのテープ部を有すると共にこのテープ部を摘まむための副収納部シートの一部を切断して形成した摘み部を設けた袋体であって係る構成をとるものであってもよい。
更に請求項4に係る発明は副収納部に設けたテープ部は、副収納部シートの開口部から底部方向に向けて配設した袋体であり、係る構成を有してもよい。
特に、印刷シートは規制シール部によって、副収納部への挿入位置を位置規制して見栄えよく収納できるばかりでなく、印刷シートの幅も自由に選択することができて、その配置位置などを位置規制できるものとなる。
更に主収納部に嵩のあるものを収納した場合には挿入したものによって、袋体の形状が変形するが、この場合においても副収納部の印刷シートの挿入の位置規制が適切に行えるばかりでなく挿入後の印刷シートの配置位置などを所定に位置に位置規制できるものとなる。
更には印刷シートの大きさや形状に応じてそれぞれ所望の位置規制を行えるものとなる。
特に副収納部自体にテープ部を有することから主収納部は封鎖状態のままで、副収納部内の印刷シートを簡単に取り出すことができるので、生鮮品を取り出す前に印刷シートのレシピ等を用いて調理するための事前準備ができる。
尚、摘み部によって簡単にテープ部を摘まんで副収納部シートを切り裂くことができる。
サイドガゼット部12を有する袋体は、袋体の両側部に襠部を有するものであり、この両側部の襠部がサイドガゼット部12である。
従って係る主収納部はサイドガセット部12である襠部を有することから収納量を多く有し、多種の食材等を収納できるものである。
或いは嵩のある食品としての各種のサラダ類等も収納することも可能である。
本図構成においては、主収納部を構成する表裏面のシート地からなる表裏面のシート10、11にさらに一枚のシート地である副収納部シート地からなる副収納部シート20を重ねて構成し、この一枚の副収納部シート20の両側部と図1の下端部とをヒートシールして主収納部との間に更に副収納部を形成しているものである。
従って表シート地からなる表シート10と副収納部シート20とにより副収納部を形成する。
従って基本的には裏シート地よりなる裏シート11と表シート10とからなるサイドガゼット部12を有する主収納部を有する袋体1であって、更に表シート10の表面と副収納部シート20からなる副収納部とを有するものである。
即ち裏シート11と表シート10からなるサイドガゼット部20のある開口幅の広い主収納部と、表シート10と副収納部シート20からなる副収納部とを有する2つの収納部を有する袋体である。
例えばこの副収納部には印刷シートを挿入するものである。
印刷シートは商品名や商品の説明、宣伝或いはレシピ等を印刷して明示したシートであり、紙葉のほか、樹脂フィルム地や樹脂シートなどにより形成されたものであり、一枚で構成されるものに限らす複数枚有するものであってもよいものである。
尚、例えば調味料等を薄手のパッケージに封入の上、この副収納部に合わせて収納するものであってもよい。
これは副収納部内に収納しやすくするための切れ込み部である。
更に副収納部シート20にはその側辺方向に開口部から底部方向に向けてテープ部3を接着して配設している。
このテープ部3は副収納部シート20を切り裂くためのテープ部である。
更にこのテープ部3には任意位置に副収納部シート20を一部切断して形成した摘み部4を有しており、この部分からテープ部3を摘まむことができ、副収納部シート20を切り裂くことができる。
更にこの副収納部シート20の両側辺方向には規制シール部5が形成されている。
例えば副収納部にレシピ等の印刷シートを挿入する場合に、この印刷シートの挿入位置を規制し、所定の位置に挿入するために形成された規制シール部5であって、該規制シール部5のシール加工位置に沿って印刷シートを挿入できるものである。
従って、この規制シール部5に沿って印刷シートを挿入することによりこの印刷シートを所定の位置にきれいに差し入れることができる。
この場合収納すべき印刷シートの挿入位置の外周をすべて規制シール部5で形成し、挿入する方向位置を規制するものに限らず、一部にのみ規制シール部5を設けて印刷シートの挿入位置のみを特定するものなどであってもよい。
印刷シートの挿入の挿入位置などを特定でき挿入の便宜が図れる規制シート部5であればよい。
従って副収納部に収納する印刷シートに対しての底部を形作るものである。
尚、特段この副収納部底部シール部22を設けずとも、規制シール部5によって印刷シートの収納した際の底部位置を規制するものであってもよい。
次にこの副収納部に印刷シートである例えばレシピや食材の情報などの紙素材等を入れた場合であっても主収納部に収納したものとは隔離されるものとなり、例えば水分を含む食材を入れた場合であっても何らこの印刷シートを濡らすことなく収納できるものとなる。
更に主収納部内の食材とは切り離されることとなり印刷シートのインク等が食材と接することがなくなり食材に関しても衛生的に収納することができる。
尚、本袋体は基本的に各側辺部分はシール加工により形成しており、食材などを収納した際であってもシール部の強度によりきっちりと起立することができるものである。
尚、この袋体の底部は角底を有する起立する角底体である。
本図に示すように本発明に係る袋体は裏シート11と表シート10からなり、側部で略V字の襠部からなるサイドガゼット部12を有する袋体と、更に表シート10には副収納部シート20を重ねて沿わせた状態で形成されている。
更にそれぞれシール加工により溶着又は融着或いは接着により袋体を形成している。
裏シート11と表シート10によって主収納部を形成し、表シート10には副収納部シート20を重ねてあり、この部分に副収納部を形成するものである。
更には所定の収納位置に導くことができ収納した印刷シートの収納位置の規制が行えるものである。
尚、テープ部3を副収納部シート20に有しており、この部分を引き裂くことにより副収納部シート20を破ることができ、副収納部の封鎖を開放することができる。
更に底部はこの両者をシールして底部を形成し、角底体を有する袋体を形成している。
また、袋体下部方向には副収納部の底部を形作る副収納部底部シール部22を有する。
これにより副収納部に収納する印刷シートのレシピや食材の情報等の紙部材や樹脂シート材或いはフィルム材等の例えば薄手の収納物等の収納する際の適切な底部の位置決めが行えることとなる。
まず第一の樹脂シートのロールを用いて形成するシート地は副収納部シート地として用いられ副収納部シート20を形成する。
即ちロールから引き出されたシート地は副収納部シート地用に製袋機上を引き出される。
従ってちょうど中間部分に折り込み部分を形成することによってこの表シート10と裏シート11と両者間の一の襠部に該当するサイドガゼット部12を形作るものであり、製袋機上で係るシート地に折り込み部分を形成して送り込むことにより、係る部分を形成するものとなる。
従って中央部分を折り込んで製袋機上にこのシート地を流すことによりかかる他の一の襠部に該当するサイドガゼット部12を形成するものである。
このように第一のロールは一つの幅を有するロールを用いるものであり、第二のロールにはかかる幅よりも2倍以上幅広のロールを用いるものであり、第三のロールは、やや短い幅のロールが用いられる。
従ってこの折り込みの幅の長さを適宜定めることにより所望の大きさ即ち襠部を有する袋体を製袋できる。
例えば主収納部を形成する開口に関して、表裏面の幅が広く襠の幅の狭い長方形の開口を有する袋体から、更に正方形状になるような開口を有する袋体であっても、或いはさらにこれを超えて表裏面の長さに比較して襠部分の長さの長いいわゆる幅が長い長方形の開口を有する袋体まで、任意の形状の袋体を製袋できるものとなる。
尚、製袋機上において更に適切な切断を行うものである。
例えば袋体を開口部方向に適切な切断や副収納部シート20の切れ込み部21の成型などである。
この場合開口部の表裏面を合わせた状態で裏シート11方向に折り込み又は巻き込んで開口部を封鎖しているものである。
この場合、印刷シートを挿入している副収納部が表側に位置するものとなり、この副収納部に収納している食材の情報やレシピと共に必要な視覚データ等を有する印刷シートを外部から視認可能に表示できる。
またレシピ等は折り込んで収納しておくものであってもよい。
このような状態で取引された場合に、この副収納部に収納している印刷シートは、テープ部3を用いて副収納部シート20を切り裂いて取り出すことができる。
これにより印刷シートの商品の情報やレシピなどを予め手に取って調理の事前準備をすることができる。
この場合に主収納部は封鎖状態を維持したままで印刷シートによって必要な食材の情報やレシピ等を取り出すことができるものとなる。
尚、本図においては副収納部底部シール部22は明示していないが、必要に応じて設ければよい。
このように任意位置或いは任意の形状に形成できると共に両側部の双方に形成するものに限らず一方のみに形成するものであってもよい。
また本図では縦長であって幅狭に形成した一例を示すが、この形状や長さ、位置或いは個数に限定されるものではない。
任意の位置や形状に任意数形成するものであればよい。
従って、入れるべき印刷シートの大きさや位置等に応じて適宜任意の規制シール部5を形成すればよい。
この他、規制シール部5として波線状のものや破線状のもの等であってもよい。
本図のように任意形状の規制シール部5を任意位置に任意個数形成するものであってもよい。
尚、本図上は副収納部底部シール部22も帯状のシール部形状に限らず、他の形状例えばドット形状や点形状、線状の形状や波線形状或いは破線形状、任意の形状のものなどを用いてもよい。
更には副収納部底部シール部22もこれに代え底部に任意形状の規制シール部5を用いるものであってもよい。
或いは副収納部底部シール部22を有さないものであってもよい。
10 表シート
11 裏シート
12 サイドガセット部
20 副収納部シート
21 切れ込み部
22 副収納部底部シール部
3 テープ部
4 摘み部
5 規制シール部
Claims (4)
- 表シート10と裏シート11とにより形成した開口部を有する主収納部を有する袋体1であり、
前記袋体1の両側部には襠部が形成されたサイドガゼット部12を有し、
前記袋体の表シート10の外側表面に副収納部シート20を有し、
表シート10と副収納部シート20とのシート間に印刷シートを挿入する副収納部を形成しており、
前記副収納部には挿入する印刷シートの位置を規制する規制シール部5を有することを特徴とする袋体。 - 前記規制シール部5は、挿入する印刷シートの両側部の位置を規制することを特徴とする請求項1記載の袋体。
- 副収納部シート20には副収納部に収納したものの取り出しが可能な副収納部シート20を切り裂くためのテープ部3を有すると共にこのテープ部3を摘まむための副収納部シート20の一部を切断して形成した摘み部4を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の袋体。
- 副収納部に設けたテープ部3は、副収納部の開口部から底部方向に向けて配設したことを特徴とする請求項3に記載の袋体。
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