JP2020036083A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介して接続されたカメラの設定項目の設定内容を設定する場合に、設定項目の設定作業の容易化と時間短縮を図り、設定作業におけるユーザの操作負担を軽減させることを課題とする。【解決手段】ネットワークを介して接続された1又は複数のカメラから動画データを取得する動画データ取得部と、取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、生成されたカメラ設定内容をカメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、カメラ画像関連情報には、少なくとも動画データを記憶部に保存する保存期間が含まれることを特徴とする。【選択図】図7
Description
この発明は、画像処理装置に関し、特に、画像処理装置に接続されたカメラで撮影された画像を記憶し、カメラの設定を変更することのできる画像処理装置に関する。
従来から、画像形成装置が利用されているが、近年、書類の複製機能に加えて、書類の読取(スキャン)機能や、ネットワーク接続機能なども有する多機能な複合機が利用されている。
たとえば、複合機において、LANなどのネットワークを介してカメラに接続し、定期的に、カメラで撮影された画像を受信して、記憶装置に保存し、保存された画像の表示、印刷、あるいは所定の画像処理をすることが行われている。
たとえば、複合機において、LANなどのネットワークを介してカメラに接続し、定期的に、カメラで撮影された画像を受信して、記憶装置に保存し、保存された画像の表示、印刷、あるいは所定の画像処理をすることが行われている。
また、撮像装置と情報処理装置を接続し、撮像装置から受信した画像を表示装置に表示させ、ユーザが表示された画像を見ながら、撮像装置に設定される画像処理パラメータを調整する操作を行うことも行われている。
さらに、特許文献1には、撮像装置(デジタルカメラ)から受信した画像を情報処理装置の表示部に表示させ、ユーザが表示された画像を見ながら、色調整パラメータなどの画像処理パラメータを調整する操作を行って、その調整後の画像処理パラメータを、情報処理装置の記憶媒体の一時保持領域に格納しかつ撮像装置に送信し、撮像装置との通信接続が切断された後に、情報処理装置と撮像装置とが再度接続されたことが検出された場合に、画像処理パラメータを用いた調整を再開するか否かをユーザに問合せ、ユーザによって調整を再開することを示す選択入力操作がされた場合には、一時保持領域に格納していた画像処理パラメータを、撮像装置に送信する撮像システムが提案されている。
しかし、従来技術においては、カメラの画像処理パラメータの設定や調整そのものは、ユーザが所定の操作を行って、カメラごとに行う必要があった。
また、画像処理パラメータには、色調整、解像度など多数の調整項目があるので、調整にかかる入力操作は複雑であり、面倒である。
さらに、接続されるカメラの台数が多い場合は、この調整作業に時間がかかり、ユーザの操作負担はかなり大きい。
また、画像処理パラメータには、色調整、解像度など多数の調整項目があるので、調整にかかる入力操作は複雑であり、面倒である。
さらに、接続されるカメラの台数が多い場合は、この調整作業に時間がかかり、ユーザの操作負担はかなり大きい。
また、特許文献1では、撮像装置の調整中に、撮像装置との通信接続が切断され、画像処理パラメータの調整ができなかった場合において、撮像装置との通信接続が再開されたときに情報処理装置の記憶媒体の一時保持領域に格納していた画像処理パラメータを、撮像装置に送信することで、画像処理パラメータの調整を最初から再度やり直す必要はなくなる。しかし、画像処理パラメータの設定や調整そのものについては、ユーザが所定の操作を行って、カメラごとに行う必要があり、ユーザの操作負担はやはり大きい。
また、カメラで撮影された動画データを受信して記憶装置に保存する機能を有する複合機では、記憶装置の記憶容量は有限で有り、記憶装置においてカメラで撮影された動画データを保存できる記憶領域が予め固定的に設定されているとすると、受信した動画データが記憶できなくならないようにするためには、この記憶領域の記憶容量や保存可能日数も考慮して、画質や解像度などの画像処理パラメータを設定する必要がある。
たとえば、4台のカメラの動画データを、7日間分、複合機の100ギガバイトの記憶領域に保存しようとする場合、ユーザは、1フレームの動画データの情報量を予測して、7日間分の動画データがその記憶領域に保存できるように、画質等も考慮しながら、画像処理パラメータを設定して、カメラごとに、その設定された画像処理パラメータを送信する処理をする必要があるので、ユーザが画像処理パラメータを設定するためには多大な時間がかかり、ユーザの処理負担は大きい。
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ネットワークを介して接続されたカメラの設定項目の設定内容を設定する場合に、動画データの画質だけでなく、動画データを記憶する記憶領域の記憶容量も考慮して、容易に設定項目を設定することができ、設定項目の設定作業の時間短縮を図り、設定作業におけるユーザの操作負担を軽減させることが可能な画像処理装置を提供することを課題とする。
この発明は、ネットワークを介して接続された1又は複数のカメラから動画データを取得する動画データ取得部と、前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、前記カメラ画像関連情報には、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が含まれることを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
また、前記カメラ画像関連情報には、さらに、カメラ台数と、前記動画データを記憶する記憶領域の最大保存容量と、カメラの撮影状況を区別する設定モードとが含まれることを特徴とする。
また、ユーザが情報を入力するための操作部をさらに備え、前記保存期間と前記設定モードは、前記操作部を利用してユーザによって入力された情報であり、前記カメラ台数と前記最大保存容量は、前記記憶部に予め記憶されている情報であることを特徴とする。
また、前記動画データの保存期間、前記カメラ台数、前記設定モードおよび前記最大保存容量に予め対応づけられた各設定項目のカメラ設定内容からなるカメラ設定情報が、前記記憶部に予め記憶され、前記カメラ設定変更部が、前記カメラ設定情報を検索して、入力された保存期間および設定モード、前記記憶部から読み出されたカメラ台数および最大保存容量に対応する設定項目のカメラ設定内容を選択し、前記カメラ設定送信部が、選択されたカメラ設定内容を前記カメラに送信することを特徴とする。
また、前記カメラの撮影に関する設定項目には、ビットレートと、フレームレートと、解像度とが含まれることを特徴とする。
また、前記ビットレートが、前記入力された保存期間と、前記記憶部から読み出されたカメラ台数および前記最大保存容量と、フレームレートとを変数とするビットレート計算式により計算されることを特徴とする。
また、前記設定モードには、動き優先モードと、画質優先モードと、通常モードとが含まれることを特徴とする。
また、前記ビットレートが、前記入力された保存期間と、前記記憶部から読み出されたカメラ台数および前記最大保存容量と、フレームレートとを変数とするビットレート計算式により計算されることを特徴とする。
また、前記設定モードには、動き優先モードと、画質優先モードと、通常モードとが含まれることを特徴とする。
また、前記入力された設定モードが、前記動き優先モードの場合、複数のフレームレートを前記ビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最低ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、前記カメラに送信するカメラ設定内容に含めることを特徴とする。
また、前記入力された設定モードが、前記画質優先モードの場合、複数のフレームレートを前記ビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最高ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、前記カメラに送信するカメラ設定内容に含めることを特徴とする。
また、前記カメラから取得した動画データを利用した画像処理以外の機能が使用される頻度の高い時間帯として、高負荷時間帯が前記記憶部に予め記憶され、現在時刻が前記高負荷時間帯に属している場合には、前記カメラ設定変更部は、動画データを利用した画像処理を実行するのにかかる負荷を軽減させるように、前記カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を変更することを特徴とする。
また、この発明は、ネットワークに接続された画像処理装置とカメラとからなる画像処理システムであって、前記画像処理装置が、1又は複数のカメラと通信する第1通信部と、前記ネットワークを介して前記カメラから動画データを取得する動画データ取得部と、前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応づけられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、前記カメラが、前記画像処理装置と通信する第2通信部と、撮影された動画データと、前記画像処理装置から送信されたカメラ設定内容を記憶する画像記憶部とを備え、前記カメラ画像関連情報には、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が含まれ、前記カメラ設定変更部が、前記保存期間に対応づけられたカメラ設定内容を生成し、前記カメラ設定送信部が、前記生成されたカメラ設定内容をカメラに送信し、前記カメラは、受信した前記カメラ設定内容を前記画像記憶部に記憶し、記憶されたカメラ設定内容に基づいて動画データを撮影し、前記第2通信部によって、撮影された動画データを、前記画像処理装置に送信することを特徴とする画像処理システムを提供するものである。
また、この発明は、画像処理システムのカメラ設定内容の設定方法であって、画像処理システムが、ネットワークに接続された画像処理装置とカメラとからなり、前記画像処理装置が、1又は複数のカメラと通信する第1通信部と、前記ネットワークを介して前記カメラから動画データを取得する動画データ取得部と、前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応づけられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、前記カメラが、前記画像処理装置と通信する第2通信部と、撮影された動画データと、前記画像処理装置から送信されたカメラ設定内容を記憶する画像記憶部とを備え、前記画像処理装置において、前記カメラ画像関連情報として、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が入力され、前記カメラ設定変更部が、前記保存期間に対応づけられたカメラ設定内容を生成し、前記カメラ設定送信部が、前記生成されたカメラ設定内容をカメラに送信し、前記カメラは、受信した前記カメラ設定内容を前記画像記憶部に記憶し、記憶されたカメラ設定内容に基づいて動画データを撮影し、前記第2通信部によって、撮影された動画データを、前記画像処理装置に送信することを含む画像処理システムのカメラ設定内容の設定方法を提供するものである。
この発明によれば、画像処理装置の記憶部に、ネットワークを介して接続されたカメラから取得した動画データを保存する保存期間を含んだカメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶し、記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、生成されたカメラ設定内容をカメラに送信するカメラ設定送信部とを備えているので、カメラの設定項目のカメラ設定内容を設定する場合に、ユーザは容易な操作をするだけで、カメラの設定項目を設定することができ、設定項目の設定作業の時間短縮を図り、設定作業におけるユーザの操作負担を軽減させることができる。
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
<画像処理装置の構成>
図1に、この発明の画像処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像処理装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、カメラ画像取得機能、カメラ設定機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
カメラで撮影される画像データには、動画と静止画とがあるが、この発明では、特に、カメラで撮影された動画データを取得し、記憶し、その動画データを画像処理する。
<画像処理装置の構成>
図1に、この発明の画像処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
画像処理装置(以下、MFP:Multifunction Peripheral、複合機とも呼ぶ)1は、画像データを処理する装置であり、たとえば、複写機能、印刷機能、原稿読取機能(スキャン機能)、カメラ画像取得機能、カメラ設定機能、FAX機能、通信機能などを備えた電子機器である。
カメラで撮影される画像データには、動画と静止画とがあるが、この発明では、特に、カメラで撮影された動画データを取得し、記憶し、その動画データを画像処理する。
特に、この発明の画像処理装置では、ネットワークを介して接続された1または複数のカメラから、撮影された動画データを受信し、記憶装置内の所定の記憶領域に保存する動画データ取得機能と、所定の設定基準に基づいて、カメラの撮影に関する設定項目(撮影される画像の画質等を決める項目)を設定し、設定された設定項目の設定内容をカメラに送信するカメラ設定機能を有する。
カメラ設定機能において、ユーザが、所定の入力操作をして、カメラの設定項目をその都度設定してもよいが、この発明では、カメラの設定項目の設定作業の容易化と時間短縮をするために、たとえば、後述するようなカメラ設定情報を予め記憶しておき、入力および取得された保存期間などのカメラ画像関連情報に対応可能な設定項目の設定内容(設定値)を、カメラ設定情報から自動的に選択する。
あるいは、画像処理装置で、カメラで撮影された動画データを保存する記憶容量の最大値(最大保存容量)が決まっている場合、接続されたカメラの台数と、動画データの保存期間と、カメラの撮影状況を区別する設定モードとが設定されると、所定の選択基準に基づいて、最大保存容量内に保存する動画データの画質等に関する設定項目の設定値も決めることができる。
設定モードは、カメラの撮影状況を区別するいくつかの撮影モードからなり、後述するように、たとえば、動き優先モードと、画質優先モードと、通常モードとが含まれる。
設定モードは、カメラの撮影状況を区別するいくつかの撮影モードからなり、後述するように、たとえば、動き優先モードと、画質優先モードと、通常モードとが含まれる。
たとえば、撮影する各動画データの画質を高画質にしたい場合は、カメラの設定モードを画質優先モードに設定して、カメラ設定項目の一つであるビットレートに、比較的大きな数値を設定する。
ただし、ビットレートに、あまりに大きな数値を設定すると、高画質なために、各動画データの情報量が増加し、最大記憶容量内では、設定された保存期間分の動画データを保存することができなくなる場合がある。
そこで、後述するように、最大保存容量、カメラの台数、および保存期間を考慮して、所定の選択基準を示す計算式によって求められるビットレートのうち、比較的大きなビットレートを設定する。
ただし、ビットレートに、あまりに大きな数値を設定すると、高画質なために、各動画データの情報量が増加し、最大記憶容量内では、設定された保存期間分の動画データを保存することができなくなる場合がある。
そこで、後述するように、最大保存容量、カメラの台数、および保存期間を考慮して、所定の選択基準を示す計算式によって求められるビットレートのうち、比較的大きなビットレートを設定する。
また、撮影される動画データに含まれる物体の動きをできるだけなめらかに確認したい場合は、カメラの設定モードを動き優先モードに設定して、多少画質を悪くしても、カメラ設定項目の一つであるフレームレートに、比較的大きな数値を設定する。
ただし、フレームレートに大きな数値を設定すると、最大記憶容量内では、設定された保存期間分の動画データを保存することができなくなる場合がある。
そこで、同様に、最大保存容量、カメラの台数、および保存期間を考慮して、所定の基準を示す計算式によってビットレートを計算し、許容できる画質を示すビットレートに対応するフレームレートを設定する。
ただし、フレームレートに大きな数値を設定すると、最大記憶容量内では、設定された保存期間分の動画データを保存することができなくなる場合がある。
そこで、同様に、最大保存容量、カメラの台数、および保存期間を考慮して、所定の基準を示す計算式によってビットレートを計算し、許容できる画質を示すビットレートに対応するフレームレートを設定する。
カメラ画像関連情報は、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するための情報であり、ユーザによって入力された情報であるか、あるいは、予め記憶部に記憶されている情報である。
たとえば、カメラ画像関連情報には、少なくとも、動画データを記憶部に保存する保存期間が含まれ、さらに、カメラ台数と、動画データを記憶する記憶領域の最大保存容量と、カメラの撮影状況を区別する設定モードとが含まれる。
たとえば、カメラ画像関連情報には、少なくとも、動画データを記憶部に保存する保存期間が含まれ、さらに、カメラ台数と、動画データを記憶する記憶領域の最大保存容量と、カメラの撮影状況を区別する設定モードとが含まれる。
カメラの設定モードと、動画データの保存期間は、この画像処理装置を利用するユーザの事情によって決められるべきものであるので、後述する操作部を利用して、ユーザが、所定の入力操作によって入力する情報である。
また、動画データの最大保存容量と、画像処理装置に接続されたカメラの台数は、状況に応じて後から増減される場合もあるが、画像処理装置が実際に運用される場合には、原則として、固定的に設定され、記憶部に予め記憶されるべき情報である。すなわち、最大保存容量と、カメラ台数は、記憶部から読み出されて取得することができる。ただし、最大保存容量と、カメラ台数も、予め、ユーザが所定の入力操作によって入力してもよい。
また、動画データの最大保存容量と、画像処理装置に接続されたカメラの台数は、状況に応じて後から増減される場合もあるが、画像処理装置が実際に運用される場合には、原則として、固定的に設定され、記憶部に予め記憶されるべき情報である。すなわち、最大保存容量と、カメラ台数は、記憶部から読み出されて取得することができる。ただし、最大保存容量と、カメラ台数も、予め、ユーザが所定の入力操作によって入力してもよい。
図2に、この発明の画像処理装置で設定するカメラ設定項目の一実施例の説明図を示す。
カメラ設定項目は、カメラの撮影に関する設定項目であり、カメラで撮影される画像データ(主として、動画データ)の画質等を決定づける設定項目である。
このカメラ設定項目としては、多数の項目があるが、たとえば、図2に示すようなものが含まれる。
図2において、カメラ設定項目には、主として、ストリーム設定用の項目と、カメラ調整用の項目がある。
ストリーム設定用の項目には、たとえば、ビデオ解像度、ビットレート(BR)、フレームレート(FL)がある。
カメラ調整用の項目には、たとえば、露出、ホワイトバランス、画像調整(輝度、シャープネス、コントラスト、彩度、色合い)、ノイズリダクションなどがある。
カメラ設定項目は、カメラの撮影に関する設定項目であり、カメラで撮影される画像データ(主として、動画データ)の画質等を決定づける設定項目である。
このカメラ設定項目としては、多数の項目があるが、たとえば、図2に示すようなものが含まれる。
図2において、カメラ設定項目には、主として、ストリーム設定用の項目と、カメラ調整用の項目がある。
ストリーム設定用の項目には、たとえば、ビデオ解像度、ビットレート(BR)、フレームレート(FL)がある。
カメラ調整用の項目には、たとえば、露出、ホワイトバランス、画像調整(輝度、シャープネス、コントラスト、彩度、色合い)、ノイズリダクションなどがある。
この発明では、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報(たとえば、設定モード、保存期間、最大保存容量、カメラ台数)を記憶部に記憶し、記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更することを特徴とする。
特に、上記したようにユーザによって入力された現在のカメラの設定モード(以下、現在設定モード、あるいは撮影モードとも呼ぶ)と保存期間、および、記憶部に予め設定記憶された最大保存容量とカメラ台数を考慮して、図2に例示したようなすべてのカメラ設定項目、あるいはいずれか1つ以上のカメラ設定項目のカメラ設定内容を、自動的に生成または変更する。
特に、上記したようにユーザによって入力された現在のカメラの設定モード(以下、現在設定モード、あるいは撮影モードとも呼ぶ)と保存期間、および、記憶部に予め設定記憶された最大保存容量とカメラ台数を考慮して、図2に例示したようなすべてのカメラ設定項目、あるいはいずれか1つ以上のカメラ設定項目のカメラ設定内容を、自動的に生成または変更する。
以下の実施例では、カメラ設定項目の設定処理を容易に説明するために、カメラ設定項目のうち、ビットレート(BR)と、フレームレート(FL)を設定する場合について記載する。
他のカメラ設定項目についても、同様にして、入力または取得された設定モード、保存期間、最大保存容量、およびカメラ台数などを考慮して、自動的に設定することができる。
他のカメラ設定項目についても、同様にして、入力または取得された設定モード、保存期間、最大保存容量、およびカメラ台数などを考慮して、自動的に設定することができる。
図1において、この発明の画像処理装置(MFP)1は、主として、制御部11、操作部12、表示部13、動画データ取得部14、通信部15、カメラ設定内容取得部16、カメラ設定変更部17、ビットレート算出部18、カメラ設定送信部19、記憶部50を備える。
この発明の画像処理システムは、ネットワークに接続された画像処理装置(MFP)1と、カメラ80とからなる。
画像処理装置(MFP)1と、1又は複数のカメラ80とが、ネットワーク2を介して、接続される。
画像処理装置(MFP)1に接続されるカメラ80は、1台でも、複数台でもよい。
ネットワーク2は、既存のいずれのネットワークでもよく、たとえば、LANや、インターネット、専用回線でもよい。また、通信形態は、有線通信あるいは、無線通信のいずれでもよい。
画像処理装置(MFP)1と、1又は複数のカメラ80とが、ネットワーク2を介して、接続される。
画像処理装置(MFP)1に接続されるカメラ80は、1台でも、複数台でもよい。
ネットワーク2は、既存のいずれのネットワークでもよく、たとえば、LANや、インターネット、専用回線でもよい。また、通信形態は、有線通信あるいは、無線通信のいずれでもよい。
カメラ80は、基本的な機能である図示しない画像を撮影する撮影部の他に、画像処理装置1と通信する通信部81と、画像記憶部82とを備える。
撮影部は、静止画像や動画データを生成する部分であり、CCDやCMOSなどの半導体の撮像素子からなり、主として、画素ごとに、デジタル化された画像情報をフレームデータとし、連続したフレームデータを用いて、圧縮された動画データを出力する。
また、撮影部は、画像記憶部82に記憶されたカメラ設定内容に基づいて、画像の撮影を行う。
通信部81は、上記した第2通信部に相当し、撮影された動画データを、画像処理装置1に送信する部分である。また、画像処理装置1から送信されてくるカメラの画像撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を受信する。
撮影部は、静止画像や動画データを生成する部分であり、CCDやCMOSなどの半導体の撮像素子からなり、主として、画素ごとに、デジタル化された画像情報をフレームデータとし、連続したフレームデータを用いて、圧縮された動画データを出力する。
また、撮影部は、画像記憶部82に記憶されたカメラ設定内容に基づいて、画像の撮影を行う。
通信部81は、上記した第2通信部に相当し、撮影された動画データを、画像処理装置1に送信する部分である。また、画像処理装置1から送信されてくるカメラの画像撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を受信する。
カメラ80の画像記憶部82は、撮影された動画データと、画像処理装置から送信されたカメラ設定内容とを記憶する部分である。
画像記憶部82としては、たとえば、RAMやフラッシュメモリのような半導体記憶素子、記憶媒体、あるいは、HDDやSSDなどの記憶装置が利用される。
カメラ設定内容は、フラッシュメモリのような不揮発性のメモリに記憶することが好ましい。また、撮影された画像情報も、不揮発性のメモリに記憶することが好ましいが、画像処理装置に転送されることを前提とする場合は、揮発性のメモリに記憶してもよい。
画像記憶部82としては、たとえば、RAMやフラッシュメモリのような半導体記憶素子、記憶媒体、あるいは、HDDやSSDなどの記憶装置が利用される。
カメラ設定内容は、フラッシュメモリのような不揮発性のメモリに記憶することが好ましい。また、撮影された画像情報も、不揮発性のメモリに記憶することが好ましいが、画像処理装置に転送されることを前提とする場合は、揮発性のメモリに記憶してもよい。
画像処理装置1の制御部11は、通信部などの各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の動画データ取得機能、カメラ設定送信機能などを実行する。特に、カメラ設定変更部17、ビットレート算出部18については、CPUが、所定のプログラムに基づいて、ソフトウエア的に実行する機能ブロックである。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の動画データ取得機能、カメラ設定送信機能などを実行する。特に、カメラ設定変更部17、ビットレート算出部18については、CPUが、所定のプログラムに基づいて、ソフトウエア的に実行する機能ブロックである。
操作部12は、ユーザが情報を入力する部分であり、文字などの情報の入力、機能の選択入力、機能を実行するために必要な設定項目の入力などをするために用いる。操作部12として、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
この発明では、カメラの撮影に利用するカメラ設定項目の設定をするために、ユーザが、操作部12を用いて、必要な情報を入力する。
たとえば、後述するように、ユーザは、動画データの保存期間や、カメラの設定モードを入力する。
この発明では、カメラの撮影に利用するカメラ設定項目の設定をするために、ユーザが、操作部12を用いて、必要な情報を入力する。
たとえば、後述するように、ユーザは、動画データの保存期間や、カメラの設定モードを入力する。
画像処理装置1に接続されるカメラが複数ある場合において、ユーザが、使用するカメラを指定可能な場合は、カメラ台数や、どのカメラを使用するかを設定入力してもよい。さらに、カメラごとに、撮影された動画データの保存期間や、設定モードを設定入力してもよい。
また、画像処理装置1の記憶部に保存する動画データの記憶領域の容量を、ユーザが指定できる場合は、その記憶領域の最大保存容量を、ユーザが設定入力してもよい。
また、画像処理装置1の記憶部に保存する動画データの記憶領域の容量を、ユーザが指定できる場合は、その記憶領域の最大保存容量を、ユーザが設定入力してもよい。
表示部13は、情報を表示する部分であり、各機能の実行に必要な情報や、機能の実行の結果などを、利用者に知らせるために表示する。
たとえば、ユーザが設定入力すべき設定項目を表示したり、カメラに送信するカメラ設定内容を表示したり、適切なカメラ設定内容がないことを警告表示したりする。
表示部13としては、たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
たとえば、ユーザが設定入力すべき設定項目を表示したり、カメラに送信するカメラ設定内容を表示したり、適切なカメラ設定内容がないことを警告表示したりする。
表示部13としては、たとえば、LCD、有機ELディスプレイなどが用いられ、操作部12としてタッチパネルが用いられる場合は、表示部とタッチパネルとが重ね合わせて配置される。
動画データ取得部14は、ネットワークを介して接続された1または複数のカメラから送信されてきた動画データを取得する部分であり、取得した動画データを、記憶部50に、入力動画データ51として保存する。接続されたカメラが複数ある場合は、カメラごとに、カメラの識別番号を付加した入力動画データとして保存する。
通信部15は、上記した第1通信部に相当し、ネットワーク2を介して、1または複数のカメラや、他の通信装置と通信をする部分である。
たとえば、上記したように、カメラから送信された動画データを受信する。
また、カメラに現在設定されているカメラ設定項目の設定内容を要求する情報をカメラに送信し、カメラから送信されてくるカメラ設定項目の設定内容を受信する。
また、この発明の画像処理装置で設定されたカメラ設定内容を、カメラに送信する。
カメラや他の通信装置とのデータ通信は、インターネットなどの広域通信網や、LANなど、既存のあらゆる通信網を用いることができ、有線通信および無線通信のどちらを用いてもよい。
たとえば、上記したように、カメラから送信された動画データを受信する。
また、カメラに現在設定されているカメラ設定項目の設定内容を要求する情報をカメラに送信し、カメラから送信されてくるカメラ設定項目の設定内容を受信する。
また、この発明の画像処理装置で設定されたカメラ設定内容を、カメラに送信する。
カメラや他の通信装置とのデータ通信は、インターネットなどの広域通信網や、LANなど、既存のあらゆる通信網を用いることができ、有線通信および無線通信のどちらを用いてもよい。
カメラ設定内容取得部16は、カメラに現在設定されているカメラ設定項目の設定内容(カメラ設定内容)を、カメラから取得する部分である。
上記したように、カメラの画像記憶部82には、撮影に利用するカメラ設定内容が記憶されている。カメラに対して、カメラ設定内容を取得することを要求する情報(設定要求情報)を送信し、この設定要求情報の応答として、カメラから送信されてくるカメラ設定内容を取得し、現在カメラ設定内容57として、記憶部50に記憶する。
上記したように、カメラの画像記憶部82には、撮影に利用するカメラ設定内容が記憶されている。カメラに対して、カメラ設定内容を取得することを要求する情報(設定要求情報)を送信し、この設定要求情報の応答として、カメラから送信されてくるカメラ設定内容を取得し、現在カメラ設定内容57として、記憶部50に記憶する。
現在カメラ設定内容57は、たとえば、後述するように、高負荷時間帯(軽減設定必要時間帯)から、もとの通常稼働状態に戻るときに利用する情報である。
高負荷時間帯とは、画像処理装置において、カメラから取得した動画データを利用した画像処理の機能以外の機能(以下、他の機能とも呼ぶ)が使用される頻度が高い時間帯を意味する。
動画データを利用した画像処理の機能には、たとえば、動画データの取得機能や、動体検知機能、動体検知時の静止画取得機能などがある。
高負荷時間帯とは、画像処理装置において、カメラから取得した動画データを利用した画像処理の機能以外の機能(以下、他の機能とも呼ぶ)が使用される頻度が高い時間帯を意味する。
動画データを利用した画像処理の機能には、たとえば、動画データの取得機能や、動体検知機能、動体検知時の静止画取得機能などがある。
高負荷時間帯では、他の機能の処理を優先するために、動画データを利用した画像処理の機能に割り当てる能力を減らして、たとえば、フレームレートを小さくするようなカメラ設定内容に変更して、動画データを撮影する。
逆に、他の機能が利用される頻度が少ない時間帯(たとえば夜間)では、動画データを利用した画像処理の機能に割り当てる能力を上げることが可能なので、たとえば、動きのなめらかな動画データが取得できるように、フレームレートを上昇させるようにカメラ設定内容を変更して、動画データを撮影する。
高負荷時間帯のカメラ設定処理の実施例については、後述する。
逆に、他の機能が利用される頻度が少ない時間帯(たとえば夜間)では、動画データを利用した画像処理の機能に割り当てる能力を上げることが可能なので、たとえば、動きのなめらかな動画データが取得できるように、フレームレートを上昇させるようにカメラ設定内容を変更して、動画データを撮影する。
高負荷時間帯のカメラ設定処理の実施例については、後述する。
カメラ設定変更部17は、記憶部50に記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更する部分である。
接続されたカメラが複数ある場合は、全てのカメラについて、一括して同じカメラ設定内容を生成等してもよいが、カメラごとに、異なるカメラ設定内容を生成等してもよい。
接続されたカメラが複数ある場合は、全てのカメラについて、一括して同じカメラ設定内容を生成等してもよいが、カメラごとに、異なるカメラ設定内容を生成等してもよい。
たとえば、動画データの保存期間、カメラ台数、設定モードおよび最大保存容量に予め対応づけられた各設定項目のカメラ設定内容からなるカメラ設定情報56が、記憶部50に予め記憶されている場合、カメラ設定変更部17が、カメラ設定情報56を検索して、入力された保存期間および設定モード、記憶部50から読み出されたカメラ台数および最大保存容量に対応する設定項目のカメラ設定内容を選択する。
選択されたカメラ設定内容は、後述するカメラ設定送信部19によって、カメラに送信される。
選択されたカメラ設定内容は、後述するカメラ設定送信部19によって、カメラに送信される。
すなわち、入力または取得されたカメラの設定モードなどのカメラ画像関連情報を考慮して、入力等されたカメラ画像関連情報に対応可能なカメラ設定項目の設定内容(設定値)を、記憶部50に予め記憶されたカメラ設定情報56から自動的に選択して、カメラ設定内容を生成または変更する。
カメラの設定項目のカメラ設定内容を生成等する実施例については、後述する。
カメラの設定項目のカメラ設定内容を生成等する実施例については、後述する。
ビットレート算出部18は、カメラの設定項目の一つであるビットレートBRを、所定の計算式を利用して計算する部分である。
ビットレートBRを計算する計算式(ビットレート計算式)の一実施例は、後述する図4(c)に示す。
図4(c)のビットレート計算式は、入力された保存期間と、記憶部50から読み出されたカメラ台数および最大保存容量と、フレームレートとを変数とする。
このビットレート計算式では、入力等された最大保存容量、カメラ台数、保存期間と、いくつかの選択されたフレームレート選択値を用いて、ビットレートBRを計算する。
計算された複数のビットレートBRの中から、所定の選択基準情報に基づいて、その基準を満たす適切なビットレートBRを選択する。これにより、カメラの設定項目の一つであるビットレートBRの設定内容が、生成または変更される。
ビットレートBRを計算する計算式(ビットレート計算式)の一実施例は、後述する図4(c)に示す。
図4(c)のビットレート計算式は、入力された保存期間と、記憶部50から読み出されたカメラ台数および最大保存容量と、フレームレートとを変数とする。
このビットレート計算式では、入力等された最大保存容量、カメラ台数、保存期間と、いくつかの選択されたフレームレート選択値を用いて、ビットレートBRを計算する。
計算された複数のビットレートBRの中から、所定の選択基準情報に基づいて、その基準を満たす適切なビットレートBRを選択する。これにより、カメラの設定項目の一つであるビットレートBRの設定内容が、生成または変更される。
カメラ設定送信部19は、カメラ設定変更部17によって生成等されたカメラの設定項目の設定内容(カメラ設定内容)を、カメラに送信する部分である。
たとえば、図2に示したようなカメラ設定項目のすべてあるいは一部のカメラ設定項目について、変更後のカメラ設定内容が、カメラに送信される。
変更後のカメラ設定内容を受信したカメラ80では、受信したカメラ設定内容を、画像記憶部82に記憶し、記憶されたカメラ設定内容に基づいて、設定項目を設定し直して、動画データを撮影し、撮影された動画データを、画像処理装置に送信する。
たとえば、図2に示したようなカメラ設定項目のすべてあるいは一部のカメラ設定項目について、変更後のカメラ設定内容が、カメラに送信される。
変更後のカメラ設定内容を受信したカメラ80では、受信したカメラ設定内容を、画像記憶部82に記憶し、記憶されたカメラ設定内容に基づいて、設定項目を設定し直して、動画データを撮影し、撮影された動画データを、画像処理装置に送信する。
図1の画像処理装置1としては、画像形成装置、パソコン、サーバ、携帯端末など、種々の情報処理装置を用いることができる。
画像処理装置1として、画像形成装置が利用される場合は、図示した構成に加えて、一般的な画像形成装置が持つ画像入力部や、出力部を備えてもよい。
画像入力部は、原稿に記載された情報を画像データとして入力する部分であり、情報が記載された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)に相当する。
画像処理装置1として、画像形成装置が利用される場合は、図示した構成に加えて、一般的な画像形成装置が持つ画像入力部や、出力部を備えてもよい。
画像入力部は、原稿に記載された情報を画像データとして入力する部分であり、情報が記載された原稿を読み取るスキャナ(読取装置)に相当する。
出力部は、生成された画像情報を出力する部分であり、たとえば、画像情報を紙媒体に印刷して出力するプリンタに相当する。
情報の出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への情報の記憶、表示部への情報の表示、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの情報の送信でもよい。
情報の出力は、印刷に限るものではなく、USBメモリなどの外部の記憶媒体への情報の記憶、表示部への情報の表示、インターネットなどのネットワークを介して他の情報処理装置やサーバへの情報の送信でもよい。
記憶部50は、この発明の画像処理装置の各機能を実行するために必要な情報やプログラムを記憶する部分であり、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、HDD、SSDなどの記憶装置、その他の記憶媒体が用いられる。
記憶部50には、たとえば、入力動画データ51、保存期間52、現在設定モード53、カメラ台数54、最大保存容量55、カメラ設定情報56、現在カメラ設定内容57、軽減後カメラ設定内容58、高負荷時間帯59などが記憶される。
ここで、保存期間52、現在設定モード53、カメラ台数54、および最大保存容量55が、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報に含まれる情報である。
記憶部50には、たとえば、入力動画データ51、保存期間52、現在設定モード53、カメラ台数54、最大保存容量55、カメラ設定情報56、現在カメラ設定内容57、軽減後カメラ設定内容58、高負荷時間帯59などが記憶される。
ここで、保存期間52、現在設定モード53、カメラ台数54、および最大保存容量55が、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報に含まれる情報である。
入力動画データ51は、カメラで撮影された動画データであり、動画データ取得部14によって取得された動画データである。
複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに区別して、記憶される。
また、カメラで撮影された動画データを保存するために予め設定された最大保存容量を超えないように、入力動画データ51が記憶される。さらに、カメラごとに、設定入力された保存期間の分だけ、入力動画データ51が記憶され、保存期間を過ぎた古いデータは、順次消去される。
複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに区別して、記憶される。
また、カメラで撮影された動画データを保存するために予め設定された最大保存容量を超えないように、入力動画データ51が記憶される。さらに、カメラごとに、設定入力された保存期間の分だけ、入力動画データ51が記憶され、保存期間を過ぎた古いデータは、順次消去される。
保存期間52は、入力動画データ51を記憶部50に保存する期間である。
保存期間52は、ユーザによって、設定入力される情報であるが、予め固定的な数値を記憶してもよい。複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに、それぞれ、異なる保存期間を設定してもよく、あるいは、全てのカメラで同じ保存期間を設定してもよい。
保存期間52としては、たとえば、10日、20日というように、日単位で設定してもよいが、月単位、時間単位の数値を設定してもよい。また、動画データを記憶可能な最大保存容量55が分かっている場合は、その最大保存容量55を考慮して、設定可能な保存期間52に上限を設けてもよいし、設定可能ないくつかの日数を選択枝として表示させ、ユーザに、所望の日数を選択入力してもらってもよい。
保存期間52は、ユーザによって、設定入力される情報であるが、予め固定的な数値を記憶してもよい。複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに、それぞれ、異なる保存期間を設定してもよく、あるいは、全てのカメラで同じ保存期間を設定してもよい。
保存期間52としては、たとえば、10日、20日というように、日単位で設定してもよいが、月単位、時間単位の数値を設定してもよい。また、動画データを記憶可能な最大保存容量55が分かっている場合は、その最大保存容量55を考慮して、設定可能な保存期間52に上限を設けてもよいし、設定可能ないくつかの日数を選択枝として表示させ、ユーザに、所望の日数を選択入力してもらってもよい。
現在設定モード53は、現在のカメラの撮影状況に関するモードを意味し、ユーザによって、設定入力される情報である。
複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに、それぞれ、異なる現在設定モードを設定してもよく、あるいは、全てのカメラについて同じ現在設定モードを設定してもよい。
現在設定モード53としては、たとえば、動き優先モード、画質優先モード、通常モードの3つのモードのうち、いずれかを設定する。
複数のカメラが接続されている場合は、カメラごとに、それぞれ、異なる現在設定モードを設定してもよく、あるいは、全てのカメラについて同じ現在設定モードを設定してもよい。
現在設定モード53としては、たとえば、動き優先モード、画質優先モード、通常モードの3つのモードのうち、いずれかを設定する。
動き優先モードは、撮影画像の中に含まれる物体の動きが、比較的なめらかに表示できるように動画データを撮影するモードであり、このモードでは、たとえば、フレームレートに比較的大きな数値が設定される。
また、後述するように、入力された設定モードが、動き優先モードの場合、たとえば、複数のフレームレートをビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最低ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、カメラに送信するカメラ設定内容に含めるようにしてもよい。
また、後述するように、入力された設定モードが、動き優先モードの場合、たとえば、複数のフレームレートをビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最低ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、カメラに送信するカメラ設定内容に含めるようにしてもよい。
画質優先モードは、比較的高画質の動画データを撮影するモードであり、このモードでは、たとえば、ビットレートに比較的大きな数値が設定され、その他にも、解像度を高い解像度に設定するようにしてもよい。
また、後述するように、入力された設定モードが、画質優先モードの場合、複数のフレームレートをビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最高ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、カメラに送信するカメラ設定内容に含めるようにしてもよい。
また、後述するように、入力された設定モードが、画質優先モードの場合、複数のフレームレートをビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最高ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、カメラに送信するカメラ設定内容に含めるようにしてもよい。
通常モードは、物体の動きも画質も、バランスよく設定されるモードである。
通常モードは、動き優先モードと画質優先モードの中間的な動画データを取得するモードであるので、たとえば、ビットレート、フレームレートを動き優先モードと画質優先モードの平均値を設定すればよい。
通常モードは、動き優先モードと画質優先モードの中間的な動画データを取得するモードであるので、たとえば、ビットレート、フレームレートを動き優先モードと画質優先モードの平均値を設定すればよい。
以下の実施例では、現在設定モード53に、これらの3つのモードのうちいずれかが設定されるものとして説明する。
カメラ台数54は、画像処理装置1に接続されるカメラの台数であり、主として、予め固定的に設定することが好ましい。また、新たにカメラを接続した場合など、画像処理装置1に接続されるカメラの台数が増減した場合には、ユーザやカメラの接続担当者が、カメラ台数54を、設定入力してもよい。
あるいは、カメラごとに異なる識別番号を予め記憶させ、画像処理装置1とカメラとの間で、接続確認のための情報通信を定期的に行い、接続確認のとれたカメラの数を、カメラ台数54として、自動的に設定記憶してもよい。
あるいは、カメラごとに異なる識別番号を予め記憶させ、画像処理装置1とカメラとの間で、接続確認のための情報通信を定期的に行い、接続確認のとれたカメラの数を、カメラ台数54として、自動的に設定記憶してもよい。
最大保存容量55は、画像処理装置1の記憶部50の記憶容量の一部であり、動画データを記憶する記憶領域の容量である。すなわち、カメラから取得した入力動画データ51を保存するために使用できる記憶容量である。
たとえば、記憶部50の記憶容量が、1テラバイトであっても、入力動画データ51を保存するために使用できる記憶容量が、256ギガバイトであれば、最大保存容量55に、256ギガバイトが予め設定記憶される。
最大保存容量55は、画像処理装置1の設置時に、予め固定的に設定してもよいが、画像処理装置1によって実行される他の機能の使用状況との関係で、ユーザが、設定変更できるようにしてもよい。
たとえば、記憶部50の記憶容量が、1テラバイトであっても、入力動画データ51を保存するために使用できる記憶容量が、256ギガバイトであれば、最大保存容量55に、256ギガバイトが予め設定記憶される。
最大保存容量55は、画像処理装置1の設置時に、予め固定的に設定してもよいが、画像処理装置1によって実行される他の機能の使用状況との関係で、ユーザが、設定変更できるようにしてもよい。
最大保存容量55が大きければ大きいほど、高ビットレート、高フレームレートで撮影した動画データを保存することができ、保存期間も長期間に設定することができる。
ただし、最大保存容量55は有限であるので、現在設定モード53、カメラ台数54、保存期間52が一旦設定されると、最大保存容量55も含め、これらの情報を考慮し、所定の選択基準に基づいて、ビットレートなどのカメラ設定項目の設定内容を、自動的に設定することが好ましい。
ただし、最大保存容量55は有限であるので、現在設定モード53、カメラ台数54、保存期間52が一旦設定されると、最大保存容量55も含め、これらの情報を考慮し、所定の選択基準に基づいて、ビットレートなどのカメラ設定項目の設定内容を、自動的に設定することが好ましい。
図5(b)に、記憶部50に記憶された現在設定モード(M)53、最大保存容量(MS)55、保存期間(T)52、カメラ台数(N)54の一実施例の説明図を示す。
上記したように、主として、現在設定モード(M)53と保存期間(T)52は、ユーザによって入力された情報であり、最大保存容量(MS)55とカメラ台数(N)54は、予め設定された情報である。
上記したように、主として、現在設定モード(M)53と保存期間(T)52は、ユーザによって入力された情報であり、最大保存容量(MS)55とカメラ台数(N)54は、予め設定された情報である。
カメラ設定情報56は、カメラ設定項目の設定内容を、固定的に予め設定記憶した情報であり、たとえば、図3に示すような情報である。
図3に、画像処理装置に記憶されるカメラ設定情報の一実施例の説明図を示す。
図3では、カメラ設定項目であるフレームレート(FL)とビットレート(BR)の設定内容を示している。
ここでは、現在設定モード53、最大保存容量55、保存期間52、カメラ台数54に対応させて、適切と考えられるフレームレート(FL)とビットレート(BR)とが、記憶されている。このようなフレームレート(FL)とビットレート(BR)の各数値は、たとえば、予め、最大保存容量に動画データを保存期間の間、保存可能な最低限の設定を満たすように、決定する。
図3に、画像処理装置に記憶されるカメラ設定情報の一実施例の説明図を示す。
図3では、カメラ設定項目であるフレームレート(FL)とビットレート(BR)の設定内容を示している。
ここでは、現在設定モード53、最大保存容量55、保存期間52、カメラ台数54に対応させて、適切と考えられるフレームレート(FL)とビットレート(BR)とが、記憶されている。このようなフレームレート(FL)とビットレート(BR)の各数値は、たとえば、予め、最大保存容量に動画データを保存期間の間、保存可能な最低限の設定を満たすように、決定する。
図3(a)は、現在設定モード53が通常モードM1の場合のカメラ設定情報を示しており、図3(b)は、現在設定モード53が動き優先モードM2の場合のカメラ設定情報を示し、図3(c)は、現在設定モード53が画質優先モードM3の場合のカメラ設定情報を示している。
また、図3では、最大保存容量(MS)55は、128ギガバイト(GB)とし、保存期間(T)52として、7日と、14日と、30日の場合を示している。
さらに、カメラ台数(N)54が、1台から4台までについて、適切と考えられるフレームレート(FL)とビットレート(BR)の各数値を示している。
ただし、各図に示したフレームレート(FL)とビットレート(BR)は、一実施例であって、これらの数値が必ず採用される必要はない。
さらに、カメラ台数(N)54が、1台から4台までについて、適切と考えられるフレームレート(FL)とビットレート(BR)の各数値を示している。
ただし、各図に示したフレームレート(FL)とビットレート(BR)は、一実施例であって、これらの数値が必ず採用される必要はない。
たとえば、記憶部50に記憶された現在設定モード53が通常モードM1であり、最大保存容量MSが128GBであり、保存期間Tが7日であり、カメラ台数Nが1台である場合、図3(a)のカメラ設定情報56から、フレームレート(FL)として、10FPSが選択され、ビットレート(BR)として、5Mbpsが選択される。
図3のようなカメラ設定情報56を、予め記憶部に記憶しておくことにより、ユーザは、自らフレームレート(FL)とビットレート(BR)の数値を直接入力することなく、少なくとも、ユーザが望む現在設定モード53と保存期間Tを入力するだけで、予め記憶された最大保存容量MSとカメラ台数Nも考慮して、容易かつ短時間に、カメラ設定項目であるフレームレート(FL)とビットレート(BR)とが選択され、カメラの設定項目の設定作業におけるユーザの操作負担を軽減できる。
また、図3では、最大保存容量MSが128GBの場合を示しているが、最大保存容量MSが2倍の256GBに設定された場合は、たとえば、フレームレート(FL)とビットレート(BR)は同じ数値で、保存期間Tを2倍にしたカメラ設定情報56を作成すればよい。また、保存期間Tを同じ日数とする場合は、最大保存容量MSが2倍となって、多少高画質の動画データでも記憶可能であるので、たとえば、ビットレート(BR)を、10%大きな数値に設定したカメラ設定情報56を作成してもよい。
また、図3の同じ設定モード内において、保存期間Tが長くなるほど、1つの動画データ当たりのデータ量は小さくする必要があるので、保存期間Tが長いほど、フレームレート(FL)とビットレート(BR)のどちらも、小さい値が設定されることが好ましい。さらに、カメラ台数Nが多くなるほど、1つの動画データ当たりのデータ量は小さくする必要があるので、カメラ台数Nが多いほど、フレームレート(FL)とビットレート(BR)のどちらも、小さい値が設定されることが好ましい。
また、図3(b)の動き優先モードM2の場合、滑らかな動きが確認できるようにするために、最大保存容量MS、保存期間T、カメラ台数Nが同じであれば、図3(a)の通常モードM1の場合に比べて、フレームレート(FL)に大きな数値が設定されている。
さらに、図3(c)の画質優先モードM3の場合、高画質の動画データを出力するために、最大保存容量MS、保存期間T、カメラ台数Nが同じであれば、図3(a)の通常モードM1の場合に比べて、ビットレート(BR)に大きな数値が設定されている。
さらに、図3(c)の画質優先モードM3の場合、高画質の動画データを出力するために、最大保存容量MS、保存期間T、カメラ台数Nが同じであれば、図3(a)の通常モードM1の場合に比べて、ビットレート(BR)に大きな数値が設定されている。
現在カメラ設定内容57は、上記したように、カメラに現在設定されている設定項目の設定内容(カメラ設定内容)であり、主として、カメラ設定内容取得部16によって、カメラから取得された情報である。
現在カメラ設定内容57としては、たとえば、図2に示したような各カメラ設定項目について、カメラに現在設定されている設定値が記憶される。
接続されたカメラが複数の場合は、カメラごとに、現在カメラ設定内容57が記憶される。
現在カメラ設定内容57としては、たとえば、図2に示したような各カメラ設定項目について、カメラに現在設定されている設定値が記憶される。
接続されたカメラが複数の場合は、カメラごとに、現在カメラ設定内容57が記憶される。
図5(a)に、現在カメラ設定内容57の一実施例の説明図を示す。
図5(a)では、3つのカメラ設定項目の設定内容を、3つのカメラごとに示している。
たとえば、カメラ番号C001のカメラには、現在、ビットレート(BR)として、5Mbpsが設定され、フレームレート(FL)として、3FPSが設定され、解像度(RE)として、1920×1080が設定されていることを意味する。
現在カメラ設定内容57は、常に、記憶部50に保存しておいてもよいが、必要に応じて、あるいは、定期的に、カメラから取得して、一時的に記憶部50に保存し、不要な場合は、記憶部50から消去してもよい。
図5(a)では、3つのカメラ設定項目の設定内容を、3つのカメラごとに示している。
たとえば、カメラ番号C001のカメラには、現在、ビットレート(BR)として、5Mbpsが設定され、フレームレート(FL)として、3FPSが設定され、解像度(RE)として、1920×1080が設定されていることを意味する。
現在カメラ設定内容57は、常に、記憶部50に保存しておいてもよいが、必要に応じて、あるいは、定期的に、カメラから取得して、一時的に記憶部50に保存し、不要な場合は、記憶部50から消去してもよい。
軽減後カメラ設定内容58は、高負荷時間帯において、カメラに設定される設定項目のカメラ設定内容である。
高負荷時間帯では、画像処理装置の他の機能が使用される頻度が高い時間帯であるので、カメラから取得された動画データを処理する機能に割り当てる能力を少なくする。
たとえば、画像処理装置が、一定時間内に取得された複数の動画データを利用して、動いている物体を検知したり、その物体の動きから物体を特定したりする動体検知機能を有する場合、高負荷時間帯では、動体検知機能の能力を低減させる。
すなわち、動体検知機能を実行するのにかかる負荷を軽減させて、他の機能を実行するのにかかる負荷を増やす。
高負荷時間帯では、画像処理装置の他の機能が使用される頻度が高い時間帯であるので、カメラから取得された動画データを処理する機能に割り当てる能力を少なくする。
たとえば、画像処理装置が、一定時間内に取得された複数の動画データを利用して、動いている物体を検知したり、その物体の動きから物体を特定したりする動体検知機能を有する場合、高負荷時間帯では、動体検知機能の能力を低減させる。
すなわち、動体検知機能を実行するのにかかる負荷を軽減させて、他の機能を実行するのにかかる負荷を増やす。
高負荷時間帯は、動体検知機能のように、動画データを利用した画像処理の負荷を軽減させるという観点から、軽減設定必要時間帯とも呼ぶ。
現在時刻が高負荷時間帯に属している場合には、カメラ設定変更部17が、動画データを利用した画像処理を実行するのにかかる負荷を軽減させるように、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を変更する。
たとえば、高負荷時間帯においては、動体検知機能などの動画データの画像処理にかける能力を低減させて、他の機能を優先的に実行できるようにするために、主として、取得される動画データの滑らかさを落とすように、いずれかのカメラ設定項目の設定内容を変更する。
この場合、フレームレートFLを小さくして、動体検知機能などを実施する時間間隔を長くする。また、解像度REを、低く設定してもよい。
現在時刻が高負荷時間帯に属している場合には、カメラ設定変更部17が、動画データを利用した画像処理を実行するのにかかる負荷を軽減させるように、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を変更する。
たとえば、高負荷時間帯においては、動体検知機能などの動画データの画像処理にかける能力を低減させて、他の機能を優先的に実行できるようにするために、主として、取得される動画データの滑らかさを落とすように、いずれかのカメラ設定項目の設定内容を変更する。
この場合、フレームレートFLを小さくして、動体検知機能などを実施する時間間隔を長くする。また、解像度REを、低く設定してもよい。
図5(e)に、軽減後カメラ設定内容58の一実施例の説明図を示す。
図5(e)では、図5(a)と同様に、3つのカメラ設定項目の設定内容を、3つのカメラごとに示している。
高負荷時間帯になると、各カメラの設定内容は、図5(a)の設定内容から、図5(e)の設定内容に変更される。
図5(e)においては、動画データを利用した画像処理の負荷を軽減させるために、図5(a)の設定内容に比べて、フレームレートFLを小さくして、解像度REを低く設定したものを示している。
図5(e)では、図5(a)と同様に、3つのカメラ設定項目の設定内容を、3つのカメラごとに示している。
高負荷時間帯になると、各カメラの設定内容は、図5(a)の設定内容から、図5(e)の設定内容に変更される。
図5(e)においては、動画データを利用した画像処理の負荷を軽減させるために、図5(a)の設定内容に比べて、フレームレートFLを小さくして、解像度REを低く設定したものを示している。
高負荷時間帯59は、上記したように、画像処理装置の他の機能が使用される頻度が高い時間帯であり、ユーザによって、予め、設定入力される。
図5(c)に、高負荷時間帯(TZ)59の一実施例の説明図を示す。
ここでは、高負荷時間帯TZ(軽減設定必要時間帯)として、高負荷時間帯の開始時刻と、終了時刻を設定したものを示している。
高負荷時間帯(TZ)は、一つの時間帯だけでなく、2つ以上の時間帯を設定してもよく、時分ではなく、月日、曜日、季節などを示す情報を設定してもよい。
図5(c)に、高負荷時間帯(TZ)59の一実施例の説明図を示す。
ここでは、高負荷時間帯TZ(軽減設定必要時間帯)として、高負荷時間帯の開始時刻と、終了時刻を設定したものを示している。
高負荷時間帯(TZ)は、一つの時間帯だけでなく、2つ以上の時間帯を設定してもよく、時分ではなく、月日、曜日、季節などを示す情報を設定してもよい。
また、高負荷時間帯TZは、固定的に設定するのではなく、たとえば、画像処理装置の過去の一定時間ごとの利用頻度や、平均稼働率などを測定し、測定された平均稼働率を利用して、高負荷時間帯TZを、動的に設定変更してもよい。
たとえば、平均稼働率が、所定の比較設定率よりも大きい時間帯を、高負荷時間帯TZに設定してもよい。
たとえば、平均稼働率が、所定の比較設定率よりも大きい時間帯を、高負荷時間帯TZに設定してもよい。
あるいは、画像処理装置が、画像形成装置である場合、画像形成装置が一定時間以上利用されていない状態では、節電状態(スリープ状態)に切り替わる。
そこで、画像形成装置において、通常の稼働状態は、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、上記した軽減後カメラ設定内容58に設定しておき、画像形成装置がスリープ状態に切り替わったときに、自動的に連動して、高負荷時間帯TZを終了し、カメラの設定内容を、軽減後カメラ設定内容58から、現在カメラ設定内容57に、変更するようにしてもよい。
逆に、画像形成装置の利用が再開され、スリープ状態から、通常の稼働状態に戻った場合は、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、軽減後カメラ設定内容58に設定変更すればよい。
そこで、画像形成装置において、通常の稼働状態は、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、上記した軽減後カメラ設定内容58に設定しておき、画像形成装置がスリープ状態に切り替わったときに、自動的に連動して、高負荷時間帯TZを終了し、カメラの設定内容を、軽減後カメラ設定内容58から、現在カメラ設定内容57に、変更するようにしてもよい。
逆に、画像形成装置の利用が再開され、スリープ状態から、通常の稼働状態に戻った場合は、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、軽減後カメラ設定内容58に設定変更すればよい。
記憶部50には、上記した情報以外にも、必要に応じて、種々の情報を設定したり、予め記憶してもよい。
たとえば、次のような数値情報や、基準情報を予め記憶してもよく、この発明のカメラ設定処理を実現するプログラムの中で、各ステップの条件や数値として利用してもよい。
たとえば、次のような数値情報や、基準情報を予め記憶してもよく、この発明のカメラ設定処理を実現するプログラムの中で、各ステップの条件や数値として利用してもよい。
図4(a)に、フレームレート選択値の一実施例の説明図を示す。
フレームレート選択値は、ビットレート計算式によって、ビットレートを計算するときに用いるフレームレートの数値である。
フレームレートは、動画データを撮影するときの一つの設定項目であるが、ここでは、最大記憶容量等との関係で、ビットレート計算式によってビットレートを決定する場合に、いくつかの候補として選択されるフレームレートを意味する。
各フレームレート選択値を、ビットレート計算式に代入することによって、1つのビットレートが計算される。
図4(a)では、6つのフレームレートFL(30FPSから3FPS)を示しているが、これら6つの数値に限るものではない。
フレームレート選択値は、ビットレート計算式によって、ビットレートを計算するときに用いるフレームレートの数値である。
フレームレートは、動画データを撮影するときの一つの設定項目であるが、ここでは、最大記憶容量等との関係で、ビットレート計算式によってビットレートを決定する場合に、いくつかの候補として選択されるフレームレートを意味する。
各フレームレート選択値を、ビットレート計算式に代入することによって、1つのビットレートが計算される。
図4(a)では、6つのフレームレートFL(30FPSから3FPS)を示しているが、これら6つの数値に限るものではない。
図4(b)に、設定ビットレート範囲情報の一実施例の説明図を示す。
設定ビットレート範囲情報は、ビットレートを決定するときの条件を示した情報であり、主として、最低ビットレートBRminと、最高ビットレートBRmaxが設定記憶される。
図4(b)では、最低ビットレートBRminとして、1.5Mbpsが設定され、最高ビットレートBRmaxとして、8Mbpsが設定されている。
一般的に、ビットレートが低いほうが低画質であり、ビットレートが高いほうが高画質である。
たとえば、動き優先モードでは、ビットレートはやや低くても許容されるので、上記したフレームレート選択値から計算した6つのビットレートの中で、最低ビットレートBRmin以上で、この最低ビットレートBRminに一番近いビットレートが選択される。
設定ビットレート範囲情報は、ビットレートを決定するときの条件を示した情報であり、主として、最低ビットレートBRminと、最高ビットレートBRmaxが設定記憶される。
図4(b)では、最低ビットレートBRminとして、1.5Mbpsが設定され、最高ビットレートBRmaxとして、8Mbpsが設定されている。
一般的に、ビットレートが低いほうが低画質であり、ビットレートが高いほうが高画質である。
たとえば、動き優先モードでは、ビットレートはやや低くても許容されるので、上記したフレームレート選択値から計算した6つのビットレートの中で、最低ビットレートBRmin以上で、この最低ビットレートBRminに一番近いビットレートが選択される。
図4(c)に、ビットレート計算式の一実施例の説明図を示す。
ビットレート計算式は、記憶部50に記憶された最大保存容量MS、カメラ台数N、保存期間Tと、いくつかの選択されたフレームレート選択値を用いて、ビットレートBRを計算するものである。
このビットレート計算式において、8は、データサイズの単位をバイトからビットに置き替えることを意味し、1024は、データサイズの単位をギガからメガに置き替えることを意味し、30は、ビットレートBRの基準フレームレートが30であることを意味し、3600は、時間単位を時間→秒に置き替えることを意味し、24は、時間単位を日→時間に置き替えることを意味する。
この計算式によって、最大保存容量MSやフレームレート選択値などを考慮したビットレートBRの候補が計算される。
ビットレート計算式は、記憶部50に記憶された最大保存容量MS、カメラ台数N、保存期間Tと、いくつかの選択されたフレームレート選択値を用いて、ビットレートBRを計算するものである。
このビットレート計算式において、8は、データサイズの単位をバイトからビットに置き替えることを意味し、1024は、データサイズの単位をギガからメガに置き替えることを意味し、30は、ビットレートBRの基準フレームレートが30であることを意味し、3600は、時間単位を時間→秒に置き替えることを意味し、24は、時間単位を日→時間に置き替えることを意味する。
この計算式によって、最大保存容量MSやフレームレート選択値などを考慮したビットレートBRの候補が計算される。
図6に、設定入力された情報と、フレームレート選択値の6つの設定値と、これらの数値をビットレート計算式に代入して計算したビットレートBRの一実施例を示す。
たとえば、図6(a)において、フレームレート選択値の6つの設定値(30FPSから3FPS)に対して、6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)が計算されている。
たとえば、図6(a)において、フレームレート選択値の6つの設定値(30FPSから3FPS)に対して、6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)が計算されている。
図4(d)に、保存期間計算式の一実施例の説明図を示す。
保存期間計算式は、記憶部50に記憶された最大保存容量MS、カメラ台数N、所定のフレームレートと、所定のビットレートを用いて、保存期間Tを計算するものである。
保存期間計算式は、上記したビットレート計算式を、保存期間Tを計算するように、変形した式である。
保存期間計算式は、記憶部50に記憶された最大保存容量MS、カメラ台数N、所定のフレームレートと、所定のビットレートを用いて、保存期間Tを計算するものである。
保存期間計算式は、上記したビットレート計算式を、保存期間Tを計算するように、変形した式である。
この保存期間計算式は、上記したビットレート計算式によって計算したビットレートが、いずれも、最低ビットレートBRminを満たさない場合(すなわち、計算したビットレートがすべて最低ビットレートBRminよりも小さかった場合)に、設定可能な保存期間Tを計算で求めるためのものである。
図4(c)に示した保存期間計算式では、最低ビットレートBRminと、フレームレート選択値のうち最低のフレームレートFLを利用して、設定可能な保存期間Tを計算する。
たとえば、ビットレート計算式において、ユーザが入力した保存期間Tが、大きすぎる数値であった場合、計算されるビットレートBRは、すべて、最低ビットレートBRminよりも小さくなる場合がある。すなわち、最低ビットレートBRminで撮影した動画データであっても、入力された保存期間T分だけの動画データを、最大記憶容量内に保存できない可能性があることを意味する。
たとえば、ビットレート計算式において、ユーザが入力した保存期間Tが、大きすぎる数値であった場合、計算されるビットレートBRは、すべて、最低ビットレートBRminよりも小さくなる場合がある。すなわち、最低ビットレートBRminで撮影した動画データであっても、入力された保存期間T分だけの動画データを、最大記憶容量内に保存できない可能性があることを意味する。
そこで、ユーザに、入力された保存期間Tを、見直してもらうために、少なくとも、最低ビットレートBRminで撮影した動画データを保存できる妥当な保存期間Tを、保存期間計算式で計算し、ユーザに提示する。
ユーザに提示された保存期間Tは、ユーザが入力した保存期間よりも短いが、ユーザが、提示された保存期間Tを確認して、承認できることを意味する入力をした場合は、提示された保存期間Tを、記憶部50に、保存期間52として記憶する。
ユーザに提示された保存期間Tは、ユーザが入力した保存期間よりも短いが、ユーザが、提示された保存期間Tを確認して、承認できることを意味する入力をした場合は、提示された保存期間Tを、記憶部50に、保存期間52として記憶する。
図4(e)に、モード設定選択基準情報の一実施例の説明図を示す。
モード設定選択基準情報は、各設定モードMにおけるカメラ設定項目の選択基準を示している。このモード設定選択基準情報は、プログラムの中で、ステップの条件として、記載してもよい。
モード設定選択基準情報は、各設定モードMにおけるカメラ設定項目の選択基準を示している。このモード設定選択基準情報は、プログラムの中で、ステップの条件として、記載してもよい。
図4(e)において、たとえば、動き優先モードM2では、カメラ設定項目のうち、最低ビットレートBRminが、選択基準の選択項目として設定され、その選択基準の内容として、設定可能なビットレートBRは、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)以上であることを、設定している。すなわち、ここでは、動き優先モードM2において、ビットレートBRの選択条件を示している。
たとえば、動き優先モードM2では、図6(a)において計算された6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)のうち、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)以上である4つのビットレートBR(1.7Mbpsから8.6Mbps)が、カメラのビットレートBRとして選択してもよいことを意味する。
たとえば、動き優先モードM2では、図6(a)において計算された6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)のうち、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)以上である4つのビットレートBR(1.7Mbpsから8.6Mbps)が、カメラのビットレートBRとして選択してもよいことを意味する。
また、図4(e)において、画質優先モードM3では、カメラ設定項目のうち、最高ビットレートBRmaxが、選択基準の選択項目として設定され、その選択基準の内容として、設定可能なビットレートBRは、最高ビットレートBRmax(=8Mbps)以上であることを、設定している。すなわち、ここでも、画質優先モードM3において、ビットレートBRの選択条件を示している。
たとえば、画質優先モードM3では、図6(a)において計算された6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)のうち、最高ビットレートBRmax(=8Mbps)以上であるビットレートBR(8.6Mbps)が、カメラのビットレートBRとして選択してもよいことを意味する。
たとえば、画質優先モードM3では、図6(a)において計算された6つのビットレートBR(0.8Mbpsから8.6Mbps)のうち、最高ビットレートBRmax(=8Mbps)以上であるビットレートBR(8.6Mbps)が、カメラのビットレートBRとして選択してもよいことを意味する。
また、図4(e)において、通常モードM1では、カメラ設定項目のうち、フレームレートの平均値が、選択基準の選択項目として設定され、その選択基準の内容として、
設定可能なフレームレートFLは、最低ビットレートBRminおよび最高ビットレートBRmaxからそれぞれ選択される最大フレームレートおよび最小フレームレートとの平均値であることを、設定している。すなわち、ここでは、通常モードM1において、フレームレートFLの選択条件を示している。
設定可能なフレームレートFLは、最低ビットレートBRminおよび最高ビットレートBRmaxからそれぞれ選択される最大フレームレートおよび最小フレームレートとの平均値であることを、設定している。すなわち、ここでは、通常モードM1において、フレームレートFLの選択条件を示している。
図4(e)は、モード設定選択基準情報として、フレームレートとビットレートを設定する一つの例を示したものであり、各モードにおいて、他の設定項目についても、同様に、それぞれの選択基準が、予め設定される。
各設定モードにおいて、フレームレートとビットレートを設定する具体的な実施例については、後述する。
各設定モードにおいて、フレームレートとビットレートを設定する具体的な実施例については、後述する。
図5(d)に、軽減設定基準情報の一実施例の説明図を示す。
軽減設定基準情報は、上記した高負荷時間帯TZ(軽減設定必要時間帯)における各カメラ設定項目の設定基準を予め設定した情報である。
この軽減設定基準情報も、プログラムの中で、ステップの条件として、記載してもよい。
軽減設定基準情報は、上記した高負荷時間帯TZ(軽減設定必要時間帯)における各カメラ設定項目の設定基準を予め設定した情報である。
この軽減設定基準情報も、プログラムの中で、ステップの条件として、記載してもよい。
高負荷時間帯TZ以外の時間帯においては、たとえば、図5(a)に示すような現在カメラ設定内容で、カメラの撮影が行われていたとする。
現在時刻が、高負荷時間帯TZに入った場合、図5(d)の軽減設定基準情報に基づいて、各カメラ設定項目の設定内容を、図5(a)に示す現在カメラ設定内容から、図5(e)に示す軽減後カメラ設定内容に変更する。
現在時刻が、高負荷時間帯TZに入った場合、図5(d)の軽減設定基準情報に基づいて、各カメラ設定項目の設定内容を、図5(a)に示す現在カメラ設定内容から、図5(e)に示す軽減後カメラ設定内容に変更する。
図5(d)では、カメラ設定項目のうち、フレームレートFLと解像度REについて、高負荷時間帯(軽減設定必要時間帯)における設定基準の例を示している。
高負荷時間帯TZに入った場合、フレームレートFLについて、現在のフレームレートFLの80%に設定内容を変更し、さらに、フレームレートは整数値で設定することが一般的なので、80%にした数値の小数点以下を切り捨てた整数値を、フレームレートFLに設定する。また、切り捨てた整数値が0になる場合は、1FPSをフレームレートFLに設定する。
また、高負荷時間帯TZに入った場合、解像度REについて、現在の解像度REよりも小さな解像度に設定内容を変更することを意味する。
高負荷時間帯TZに入った場合、フレームレートFLについて、現在のフレームレートFLの80%に設定内容を変更し、さらに、フレームレートは整数値で設定することが一般的なので、80%にした数値の小数点以下を切り捨てた整数値を、フレームレートFLに設定する。また、切り捨てた整数値が0になる場合は、1FPSをフレームレートFLに設定する。
また、高負荷時間帯TZに入った場合、解像度REについて、現在の解像度REよりも小さな解像度に設定内容を変更することを意味する。
たとえば、図5(a)に示す現在カメラ設定内容において、カメラ番号C001のカメラのフレームレートFL(=3FPS)は、高負荷時間帯TZでは、80%に設定変更され、小数点以下を切り捨てて、図5(e)の軽減後カメラ設定内容に示すカメラ番号C001のカメラのフレームレートFL(=2FPS)となる。
また、解像度REについては、たとえば、1920x1080であった解像度REを、1280x720に設定変更する。
高負荷時間帯におけるカメラ設定処理については、後述する図9に示す。
また、解像度REについては、たとえば、1920x1080であった解像度REを、1280x720に設定変更する。
高負荷時間帯におけるカメラ設定処理については、後述する図9に示す。
<カメラ設定項目の設定処理>
以下に、画像処理装置で行うカメラ設定項目の設定処理のいくつかの実施形態について説明する。
カメラ設定項目については、上記したように、ビットレートBRと、フレームレートFLに絞って説明する。
以下に、画像処理装置で行うカメラ設定項目の設定処理のいくつかの実施形態について説明する。
カメラ設定項目については、上記したように、ビットレートBRと、フレームレートFLに絞って説明する。
(実施形態1)
ここでは、記憶部50に予め記憶された上記したカメラ設定情報56を利用して、カメラ台数N54、現在設定モードM53、保存期間T52、最大保存容量MS55に対応するカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を取得し、カメラに、取得したカメラ設定項目を送信する。
図7に、この発明の画像処理装置におけるカメラ設定項目の設定処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、記憶部50に予め記憶された上記したカメラ設定情報56を利用して、カメラ台数N54、現在設定モードM53、保存期間T52、最大保存容量MS55に対応するカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を取得し、カメラに、取得したカメラ設定項目を送信する。
図7に、この発明の画像処理装置におけるカメラ設定項目の設定処理の一実施例のフローチャートを示す。
図7のステップS1において、ユーザによって入力された情報を、記憶部50に記憶する。たとえば、ユーザが、操作部12を用いて、保存期間T52と、設定モードM53とを入力する。
ステップS2において、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55を取得し、記憶部50に記憶する。ユーザが、カメラ台数N54と最大保存容量MS55を入力してもよい。また、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55が予め記憶されている場合は、このステップは省略してもよい。
ステップS2において、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55を取得し、記憶部50に記憶する。ユーザが、カメラ台数N54と最大保存容量MS55を入力してもよい。また、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55が予め記憶されている場合は、このステップは省略してもよい。
ステップS3において、記憶部50から、カメラ設定情報CI56を読み出す。
たとえば、図3に示したようなカメラ設定情報CI56を読み出す。
ステップS4において、カメラ設定情報CI56の中から、入力および取得された現在設定モードM53、最大保存容量MS55、保存期間T52、カメラ台数N54に対応付けられたカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を検索する。
ステップS5において、カメラ設定情報CI56の中に対応するカメラ設定項目があれば、ステップS6に進み、なければステップS7に進む。
たとえば、図3に示したようなカメラ設定情報CI56を読み出す。
ステップS4において、カメラ設定情報CI56の中から、入力および取得された現在設定モードM53、最大保存容量MS55、保存期間T52、カメラ台数N54に対応付けられたカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を検索する。
ステップS5において、カメラ設定情報CI56の中に対応するカメラ設定項目があれば、ステップS6に進み、なければステップS7に進む。
ステップS6において、対応するカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を取得する。
たとえば、設定モードMが通常モードM1であり、最大保存容量MSが128GBであり、保存期間Tが7日であり、カメラ台数Nが3台の場合、図3(a)のカメラ設定情報CI56の中から、フレームレートFLとして3FPS、ビットレートBRとして5Mbpsが取得される。
たとえば、設定モードMが通常モードM1であり、最大保存容量MSが128GBであり、保存期間Tが7日であり、カメラ台数Nが3台の場合、図3(a)のカメラ設定情報CI56の中から、フレームレートFLとして3FPS、ビットレートBRとして5Mbpsが取得される。
さらに、ステップS6において、取得したカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を、カメラに送信し、処理を終了する。
接続されたカメラが複数ある場合は、すべてのカメラに対して、同じカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を、送信してもよい。
あるいは、カメラごとに、異なるカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を選択する場合は、ステップS1からステップS7までの処理を、カメラごとに行ってもよい。
接続されたカメラが複数ある場合は、すべてのカメラに対して、同じカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を、送信してもよい。
あるいは、カメラごとに、異なるカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を選択する場合は、ステップS1からステップS7までの処理を、カメラごとに行ってもよい。
ステップS7において、カメラ設定情報CI56の中に、設定可能なカメラ設定項目がないことを、表示部13に表示して、ユーザに通知する。
また、保存期間等を、再度入力すべきことを、表示部13に表示して、ユーザに通知してもよい。この後、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
また、保存期間等を、再度入力すべきことを、表示部13に表示して、ユーザに通知してもよい。この後、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
これによれば、カメラ設定情報CI56を利用して、現在設定モードM53、最大保存容量MS55、保存期間T52、およびカメラ台数N54に対応したカメラ設定項目を自動的に選択するので、ユーザは、カメラ設定項目を個別に設定入力する必要はなく、容易な操作をするだけで、迅速に、カメラ設定項目を選択し、カメラに送信することができ、ユーザの操作負担を軽減できる。
なお、ステップS6で、取得したカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を取得した後、取得したカメラ設定項目を、表示部13に表示して、ユーザに、取得したカメラ設定項目の確認を要求し、ユーザが承認することを示す入力があった場合に、取得したカメラ設定項目をカメラに送信してもよい。
また、図4(b)のように、最低ビットレートBRminを設定し、ビットレートBRを設定する条件として、この最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)よりも小さいビットレートは採用しないものとした場合、たとえば、図3において、通常モードM1および動き優先モードM2で、保存期間T=30日、カメラ台数=3台および4台で選択されるビットレートBRは、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)よりも小さいので、設定不可として、ステップS7の処理をしてもよい。
(実施形態2)
ここでは、実施形態1のようなカメラ設定情報56を利用するのではなく、入力等されたカメラ台数N54、現在設定モードM53、保存期間T52、最大保存容量MS55を利用して、所定の計算式によって、カメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を計算し、モード設定選択基準情報に基づいて、カメラ設定項目を取得して、カメラに、取得したカメラ設定項目を送信する。
ここでは、実施形態1のようなカメラ設定情報56を利用するのではなく、入力等されたカメラ台数N54、現在設定モードM53、保存期間T52、最大保存容量MS55を利用して、所定の計算式によって、カメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を計算し、モード設定選択基準情報に基づいて、カメラ設定項目を取得して、カメラに、取得したカメラ設定項目を送信する。
たとえば、ビットレートBRを計算する式として、図4(c)に示したビットレート計算式を用いる。
また、図4(b)に示した設定ビットレート範囲情報(最低ビットレートBRmin、最高ビットレートBRmax)が予め記憶され、図4(e)に示したモード設定選択基準情報が、予め記憶されているものとする。
また、図4(b)に示した設定ビットレート範囲情報(最低ビットレートBRmin、最高ビットレートBRmax)が予め記憶され、図4(e)に示したモード設定選択基準情報が、予め記憶されているものとする。
図8に、この発明の画像処理装置におけるカメラ設定項目の設定処理の一実施例のフローチャートを示す。
図8のステップS21において、ユーザによって入力された情報を、記憶部50に記憶する。たとえば、ユーザが、操作部12を用いて、保存期間T52と、設定モードM53とを入力する。
ステップS22において、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55を取得し、記憶部50に記憶する。ユーザが、カメラ台数N54と最大保存容量MS55を入力してもよい。また、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55が予め記憶されている場合は、このステップは省略してもよい。
図8のステップS21において、ユーザによって入力された情報を、記憶部50に記憶する。たとえば、ユーザが、操作部12を用いて、保存期間T52と、設定モードM53とを入力する。
ステップS22において、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55を取得し、記憶部50に記憶する。ユーザが、カメラ台数N54と最大保存容量MS55を入力してもよい。また、カメラ台数N54と、最大保存容量MS55が予め記憶されている場合は、このステップは省略してもよい。
ステップS23において、記憶部50から、フレームレート選択値を読み出す。
たとえば、図4(a)に示したように、6つのフレームレートFLからなるフレームレート選択値を読み出す。
ステップS24において、読み出したフレームレート選択値のうち1つのフレームレートFLを選択し、そのフレームレートFLと、最大保存容量MS、保存期間T、カメラ台数Nを利用して、図4(c)に示したビットレート計算式により、ビットレートBRを計算する。
また、フレームレート選択値の中のフレームレートFLごとに、ビットレート計算式により、それぞれ、ビットレートBRを計算する。
たとえば、図4(a)に示したように、6つのフレームレートFLからなるフレームレート選択値を読み出す。
ステップS24において、読み出したフレームレート選択値のうち1つのフレームレートFLを選択し、そのフレームレートFLと、最大保存容量MS、保存期間T、カメラ台数Nを利用して、図4(c)に示したビットレート計算式により、ビットレートBRを計算する。
また、フレームレート選択値の中のフレームレートFLごとに、ビットレート計算式により、それぞれ、ビットレートBRを計算する。
図4(a)に示したフレームレート選択値では、6つのフレームレートFLがあるので、6つのビットレートBRが計算される。
たとえば、図6(a)のように、保存期間Tが14日、カメラ台数Nが4台、最大保存容量MSが512GBであり、フレームレート選択値が、30FPSから3FPSまでの6通りがある場合、図4(c)のビットレート計算式により、ビットレートBRとして、0.8Mbpsから8.6Mbpsまでの6つのビットレートBRが求められる。
たとえば、図6(a)のように、保存期間Tが14日、カメラ台数Nが4台、最大保存容量MSが512GBであり、フレームレート選択値が、30FPSから3FPSまでの6通りがある場合、図4(c)のビットレート計算式により、ビットレートBRとして、0.8Mbpsから8.6Mbpsまでの6つのビットレートBRが求められる。
ステップS25において、計算されたすべてのビットレートBRが、最低ビットレートBRminよりも小さいか否かをチェックする。
すべてのビットレートBRが、最低ビットレートBRminよりも小さい場合、ステップS28に進み、そうでない場合は、ステップS26に進む。
すべてのビットレートBRが、最低ビットレートBRminよりも小さい場合、ステップS28に進み、そうでない場合は、ステップS26に進む。
ステップS26において、モード設定選択基準情報に基づいて、現在設定モードMにおける適切なカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を取得する。
ステップS27において、取得したカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を、カメラに送信して、処理を終了する。
たとえば、図4(e)に示したモード設定選択基準情報が記憶されており、図6(a)のような6つのビットレートBRが計算された場合、各設定モードにおいて、次のようなカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)が取得される。
ステップS27において、取得したカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)を、カメラに送信して、処理を終了する。
たとえば、図4(e)に示したモード設定選択基準情報が記憶されており、図6(a)のような6つのビットレートBRが計算された場合、各設定モードにおいて、次のようなカメラ設定項目(フレームレートFL、ビットレートBR)が取得される。
まず、入力された設定モードMが動き優先モードM2の場合、図4(e)のモード設定選択基準情報の動き優先モードM2の選択項目が最低ビットレートBRminであり、選択基準が最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)以上である。
したがって、1.5Mbps以上のビットレートBRとこれに対応するフレームレートFLの組が、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組から、選択される。
動き優先モードM2では、できるだけなめらかな動きの動画データを得るために、フレームレートFLが大きいことが好ましいので、上記選択基準を満たすビットレートBRとフレームレートFLの組が複数ある場合は、フレームレートFLの最も大きいものを採用するものとする。
したがって、1.5Mbps以上のビットレートBRとこれに対応するフレームレートFLの組が、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組から、選択される。
動き優先モードM2では、できるだけなめらかな動きの動画データを得るために、フレームレートFLが大きいことが好ましいので、上記選択基準を満たすビットレートBRとフレームレートFLの組が複数ある場合は、フレームレートFLの最も大きいものを採用するものとする。
図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組の場合、1.5Mbps以上のビットレートBRは、1.7Mbpsから8.6Mbpsまでの4組が、選択基準を満たす。
この4組の中で、フレームレートFLが最も大きいのは、15FPSなので、ビットレートBRが1.7Mbpsで、フレームレートFLが15FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
この4組の中で、フレームレートFLが最も大きいのは、15FPSなので、ビットレートBRが1.7Mbpsで、フレームレートFLが15FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
入力された設定モードMが画質優先モードM3の場合、図4(e)のモード設定選択基準情報の動き優先モードM3の選択項目が最高ビットレートBRmaxであり、選択基準が最高ビットレートBRmax(=8Mbps)以上である。
したがって、8Mbps以上のビットレートBRとこれに対応するフレームレートFLの組が、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組から、選択される。
画質優先モードM3では、できるだけ画質のよい動画データを得るために、フレームレートFLが小さくてもビットレートBRが大きいほうが好ましいので、上記選択基準を満たすビットレートBRとフレームレートFLの組が複数ある場合は、ビットレートBRの最も大きいものを採用するものとする。
したがって、8Mbps以上のビットレートBRとこれに対応するフレームレートFLの組が、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組から、選択される。
画質優先モードM3では、できるだけ画質のよい動画データを得るために、フレームレートFLが小さくてもビットレートBRが大きいほうが好ましいので、上記選択基準を満たすビットレートBRとフレームレートFLの組が複数ある場合は、ビットレートBRの最も大きいものを採用するものとする。
図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組の場合、8Mbps以上のビットレートBRは、8.6Mbpsの1組だけが、選択基準を満たす。
したがって、ビットレートBRが8.6Mbpsで、フレームレートFLが3FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
ただし、図4(b)のように、ビットレートの範囲の上限値が予め設定されている場合において、取得されたビットレートBRの値が、最高ビットレートBRmaxを超えている場合は、ビットレートBRとして、最高ビットレートBRmaxを採用してもよい。
すなわち、取得されるビットレートBRが8.6Mbpsであっても、この値は、最高ビットレートBRmaxを超えているので、ビットレートBRとしては、8Mbpsに設定する。
この場合は、ビットレートBRが8Mbpsで、フレームレートFLが3FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
したがって、ビットレートBRが8.6Mbpsで、フレームレートFLが3FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
ただし、図4(b)のように、ビットレートの範囲の上限値が予め設定されている場合において、取得されたビットレートBRの値が、最高ビットレートBRmaxを超えている場合は、ビットレートBRとして、最高ビットレートBRmaxを採用してもよい。
すなわち、取得されるビットレートBRが8.6Mbpsであっても、この値は、最高ビットレートBRmaxを超えているので、ビットレートBRとしては、8Mbpsに設定する。
この場合は、ビットレートBRが8Mbpsで、フレームレートFLが3FPSの組が、カメラ設定項目として、取得される。
入力された設定モードMが通常モードM1の場合、図4(e)のモード設定選択基準情報の通常モードM1の選択項目がフレームレートFLの平均値であり、選択基準が、最低ビットレートBRminと最高ビットレートBRmaxから求めた最大フレームレートFLと最小フレームレートFLとの平均値である。
ここで、最大フレームレートFLとは、ビットレートBRが、最低ビットレートBRminを最初に超えるときのビットレートBRに対応するフレームレートFLを意味し、最小フレームレートFLとは、ビットレートBRが、最高ビットレートBRmaxを最初に超えるときのビットレートBRに対応するフレームレートFLを意味するものとする。
ここで、最大フレームレートFLとは、ビットレートBRが、最低ビットレートBRminを最初に超えるときのビットレートBRに対応するフレームレートFLを意味し、最小フレームレートFLとは、ビットレートBRが、最高ビットレートBRmaxを最初に超えるときのビットレートBRに対応するフレームレートFLを意味するものとする。
最低ビットレートBRminが1.5Mbpsである場合、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組では、ビットレートBRが、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)を最初に超えるときのビットレートBRは、1.7Mbpsであり、このビットレートに対応するフレームレートFLは、15FPSである。
すなわち、最大フレームレートFLは、15FPSである。
すなわち、最大フレームレートFLは、15FPSである。
また、最高ビットレートBRmaxが8Mbpsである場合、図6(a)の6つのビットレートBRとフレームレートFLの組では、ビットレートBRが、最高ビットレートBRmaxを最初に超えるときのビットレートBRは、8.6Mbpsであり、このビットレートに対応するフレームレートFLは、3FPSである。
すなわち、最小フレームレートFLは、3FPSである。
すなわち、最小フレームレートFLは、3FPSである。
この場合、最大フレームレートFLと最小フレームレートFLとの平均値は、(15+3)/2=9FPSとなる。
また、ビットレートBRは、上記したビットレート計算式に、上記平均値(9FPS)を代入して求めるものとすると、ビットレートBRは、2.8Mbpsとなる。
したがって、ビットレートBRが2.8Mbpsで、フレームレートFLが9FPSからなるカメラ設定項目が、通常モードM1のカメラ設定項目として、取得される。
また、ビットレートBRは、上記したビットレート計算式に、上記平均値(9FPS)を代入して求めるものとすると、ビットレートBRは、2.8Mbpsとなる。
したがって、ビットレートBRが2.8Mbpsで、フレームレートFLが9FPSからなるカメラ設定項目が、通常モードM1のカメラ設定項目として、取得される。
これによれば、予め記憶されたモード設定選択基準情報と、ビットレート計算式を利用して、現在設定モードM53、最大保存容量MS55、保存期間T52、およびカメラ台数N54に対応したカメラ設定項目を自動的に選択するので、ユーザは、カメラ設定項目を個別に設定入力する必要はなく、容易な操作で、迅速に、カメラ設定項目を選択し、カメラに送信することができ、ユーザの操作負担を軽減できる。
一方、ステップS25において、計算されたすべてのビットレートBRが、最低ビットレートBRminよりも小さい場合、設定すべき適切なカメラ設定項目がないと判断し、ステップS28において、設定可能な保存期間Tを再設定する。
設定可能な保存期間Tは、ユーザによって入力された保存期間よりも短い。
ここで、再設定する保存期間Tは、最低ビットレートBRminと、フレームレート選択値のうち最も小さい最低フレームレートFLとを利用し、図4(d)に示した保存期間計算式により、計算する。
最低ビットレートBRminを1.5Mbpsとし、最低フレームレートFLを3FPSとする。
設定可能な保存期間Tは、ユーザによって入力された保存期間よりも短い。
ここで、再設定する保存期間Tは、最低ビットレートBRminと、フレームレート選択値のうち最も小さい最低フレームレートFLとを利用し、図4(d)に示した保存期間計算式により、計算する。
最低ビットレートBRminを1.5Mbpsとし、最低フレームレートFLを3FPSとする。
たとえば、図6(b)のように、入力された保存期間Tが60日、取得されたカメラ台数Nが4台、最大保存容量MSが256GBであったとする。
このとき、フレームレート選択値が、30FPSから3FPSまでの6通りがある場合、図4(c)のビットレート計算式により、ビットレートBRとして、0.1Mbpsから1.0Mbpsまでの6つのビットレートBRが求められる。
この図6(b)の計算された6つのビットレートBRは、すべて、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)よりも小さい。
このとき、フレームレート選択値が、30FPSから3FPSまでの6通りがある場合、図4(c)のビットレート計算式により、ビットレートBRとして、0.1Mbpsから1.0Mbpsまでの6つのビットレートBRが求められる。
この図6(b)の計算された6つのビットレートBRは、すべて、最低ビットレートBRmin(=1.5Mbps)よりも小さい。
そこで、ステップS28において、図4(d)の保存期間計算式により、保存期間Tを計算する。
保存期間計算式に、最大保存容量MSとして256GB、カメラ台数Nとして4台、最低ビットレートBRminとして1.5Mbpsとし、最低フレームレートFLとして3FPSを代入すると、保存期間Tは、約40日となる。
この40日という保存期間Tは、ユーザが当初要求した保存期間(60日)よりも短いが、最低限度の画質を有する動画データを記憶部に保存可能な期間である。
保存期間計算式に、最大保存容量MSとして256GB、カメラ台数Nとして4台、最低ビットレートBRminとして1.5Mbpsとし、最低フレームレートFLとして3FPSを代入すると、保存期間Tは、約40日となる。
この40日という保存期間Tは、ユーザが当初要求した保存期間(60日)よりも短いが、最低限度の画質を有する動画データを記憶部に保存可能な期間である。
ステップS29において、計算した保存期間Tを、表示部13に表示する。
ユーザは、この表示された保存期間Tを確認して、この保存期間Tでも承認できるか否かを判断する。
ステップS30において、ユーザによる承認入力がされたか否かをチェックする。
ステップS31において、ユーザによる承認入力がされた場合は、ステップS32に進み、そうでない場合は、ステップS33に進む。
ステップS32において、計算した保存期間Tに対応するカメラ設定項目(最低ビットレートBRmin、最低フレームレートFL)を、カメラに送信し、処理を終了する。
ユーザは、この表示された保存期間Tを確認して、この保存期間Tでも承認できるか否かを判断する。
ステップS30において、ユーザによる承認入力がされたか否かをチェックする。
ステップS31において、ユーザによる承認入力がされた場合は、ステップS32に進み、そうでない場合は、ステップS33に進む。
ステップS32において、計算した保存期間Tに対応するカメラ設定項目(最低ビットレートBRmin、最低フレームレートFL)を、カメラに送信し、処理を終了する。
ステップS33において、設定可能なカメラ設定項目がないことや、また、保存期間等を再度入力すべきことを、表示部13に表示して、ユーザに通知する。この後、ステップS21に戻り、同様の処理を繰り返す。
このように、ユーザが当初要求した保存期間Tでは、所定の画質を持つ動画データの撮影ができない場合は、保存期間Tを計算し、所定の画質を持つ動画データを保存可能な保存期間をユーザに、提示する。
ユーザが提示された保存期間を承認できる場合は、ユーザが保存期間Tなどを再度入力する必要がなく、迅速に、カメラ設定項目をカメラに送信することができ、ユーザの操作負担を軽減できる。
ユーザが提示された保存期間を承認できる場合は、ユーザが保存期間Tなどを再度入力する必要がなく、迅速に、カメラ設定項目をカメラに送信することができ、ユーザの操作負担を軽減できる。
また、保存期間計算式に、最低ビットレートBRminと、フレームレート選択値のうち最も小さい最低フレームレートFLとを代入して、保存期間Tを計算したが、これに限るものではない。
たとえば、現在の設定モードMによって、保存期間計算式に代入するビットレートとフレームレートの値を変更してもよい。
たとえば、現在の設定モードMによって、保存期間計算式に代入するビットレートとフレームレートの値を変更してもよい。
(実施形態3−1)
ここでは、画像処理装置の高負荷時間帯とそうでない時間帯とで、カメラ設定項目の設定内容を変更する場合について説明する。
たとえば、高負荷時間帯では、動画データを利用する機能(動画データの取得機能や動体検知機能など)以外の他の機能が利用される頻度が高い時間帯であるので、他の機能の処理を優先させるため、カメラによって撮影される動画データについて行われる画像処理が軽減されるように、カメラ設定項目の設定内容を変更する。
この場合、たとえば、記憶部50に予め記憶された軽減設定基準情報に基づいて、カメラ設定項目の設定内容を変更する。
ここでは、画像処理装置の高負荷時間帯とそうでない時間帯とで、カメラ設定項目の設定内容を変更する場合について説明する。
たとえば、高負荷時間帯では、動画データを利用する機能(動画データの取得機能や動体検知機能など)以外の他の機能が利用される頻度が高い時間帯であるので、他の機能の処理を優先させるため、カメラによって撮影される動画データについて行われる画像処理が軽減されるように、カメラ設定項目の設定内容を変更する。
この場合、たとえば、記憶部50に予め記憶された軽減設定基準情報に基づいて、カメラ設定項目の設定内容を変更する。
逆に、高負荷時間帯ではない時は、高負荷時間帯で軽減されていた画像処理の軽減措置が解除されるように、カメラ設定項目の設定内容を変更する。
この場合、たとえば、高負荷時間帯ではない時に設定されていたカメラ設定項目の設定内容に戻す。
また、画像処理装置は、現在時刻を計測する時計機能を有するものとする。
高負荷時間帯TZは、図5(c)のように、予め記憶されているものとする。
この場合、たとえば、高負荷時間帯ではない時に設定されていたカメラ設定項目の設定内容に戻す。
また、画像処理装置は、現在時刻を計測する時計機能を有するものとする。
高負荷時間帯TZは、図5(c)のように、予め記憶されているものとする。
図9に、この発明の画像処理装置において、高負荷時間帯におけるカメラ設定項目の設定処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここで、高負荷時間帯で動画データの画像処理を軽減させるカメラ設定処理モード(軽減モード)と、画像処理を軽減させないカメラ設定処理モード(通常モード)とがあり、変数Kが0の場合を通常モードとし、変数Kが1の場合を軽減モードとする。
ここで、高負荷時間帯で動画データの画像処理を軽減させるカメラ設定処理モード(軽減モード)と、画像処理を軽減させないカメラ設定処理モード(通常モード)とがあり、変数Kが0の場合を通常モードとし、変数Kが1の場合を軽減モードとする。
図9のステップS51において、カメラ設定処理を通常モードに設定する。
すなわち、変数Kを、0に初期設定する。
ステップS52において、時計機能により、現在時刻Tmを読み出す。
また、記憶部50に予め記憶されている高負荷時間帯(TZ)59を、読み出す。
ステップS53において、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属するか否かをチェックする。
ステップS54において、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属する場合、ステップS55に進み、そうでない場合は、ステップS60に進む。
すなわち、変数Kを、0に初期設定する。
ステップS52において、時計機能により、現在時刻Tmを読み出す。
また、記憶部50に予め記憶されている高負荷時間帯(TZ)59を、読み出す。
ステップS53において、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属するか否かをチェックする。
ステップS54において、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属する場合、ステップS55に進み、そうでない場合は、ステップS60に進む。
ステップS55において、すでに、変数Kが1であり、軽減モードであるか否かをチェックする。
変数Kが1でない(通常モード)である場合は、ステップS56に進み、すでに変数Kが1(軽減モード)である場合、ステップS52に戻る。
ステップS56に進んだ場合は、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに入ったので、カメラ設定項目の設定内容を、軽減後カメラ設定内容に変更する。
変数Kが1でない(通常モード)である場合は、ステップS56に進み、すでに変数Kが1(軽減モード)である場合、ステップS52に戻る。
ステップS56に進んだ場合は、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに入ったので、カメラ設定項目の設定内容を、軽減後カメラ設定内容に変更する。
ステップS56において、現在カメラ設定内容を、カメラから取得する。
ここで、カメラ設定内容取得部16が、カメラに、現在カメラに設定されているカメラ設定内容を要求する情報(設定要求情報)を送信する。
カメラが、設定要求情報を受信すると、現在そのカメラに設定されている設定項目のカメラ設定内容を、画像記憶部82から読み出し、画像処理装置に送信する。
画像処理装置は、カメラから送信されたカメラ設定内容を取得すると、現在カメラ設定内容57として、記憶部50に記憶する。
ここで、カメラ設定内容取得部16が、カメラに、現在カメラに設定されているカメラ設定内容を要求する情報(設定要求情報)を送信する。
カメラが、設定要求情報を受信すると、現在そのカメラに設定されている設定項目のカメラ設定内容を、画像記憶部82から読み出し、画像処理装置に送信する。
画像処理装置は、カメラから送信されたカメラ設定内容を取得すると、現在カメラ設定内容57として、記憶部50に記憶する。
ステップS57において、軽減設定基準情報に基づいて、カメラ設定項目の設定内容を変更し、軽減後カメラ設定内容58を生成する。
軽減設定基準情報としては、たとえば、上記した図5(d)のような情報が予め記憶されているので、軽減設定基準情報のカメラ設定項目について、その設定基準に基づいて、現在カメラ設定内容57を、変更する。
軽減設定基準情報としては、たとえば、上記した図5(d)のような情報が予め記憶されているので、軽減設定基準情報のカメラ設定項目について、その設定基準に基づいて、現在カメラ設定内容57を、変更する。
図5(d)の軽減設定基準情報を利用する場合、フレームレートを、現在カメラ設定内容57に設定されていたフレームレートの80%に設定変更する。
また、解像度を、現在カメラ設定内容57に設定されていた解像度よりも小さな解像度に設定変更する。
これにより、現在カメラ設定内容57が変更され、たとえば、図5(e)に示すような軽減後カメラ設定内容58が生成される。
また、解像度を、現在カメラ設定内容57に設定されていた解像度よりも小さな解像度に設定変更する。
これにより、現在カメラ設定内容57が変更され、たとえば、図5(e)に示すような軽減後カメラ設定内容58が生成される。
ステップS58において、生成された軽減後カメラ設定内容58を、カメラに送信する。
ステップS59において、カメラ設定処理を軽減モードに設定し、ステップS52に戻る。すなわち、変数Kを、1に設定する。
ステップS59において、カメラ設定処理を軽減モードに設定し、ステップS52に戻る。すなわち、変数Kを、1に設定する。
ステップS60において、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属さない場合、現在、軽減モードに設定されているか否か、すなわち、変数K=1か否かをチェックする。
変数K=1の場合、ステップS61に進み、そうでない場合(変数K=0)、ステップS52に戻る。
変数K=1の場合、ステップS61に進み、そうでない場合(変数K=0)、ステップS52に戻る。
ステップS61において、記憶部50に記憶されている現在カメラ設定内容57を、読み出す。
ステップS62において、読み出した現在カメラ設定内容57を、カメラに送信する。
ステップS63において、カメラ設定処理を通常モードに設定し、ステップS52に戻る。すなわち、変数Kを、0に設定する。
ステップS62において、読み出した現在カメラ設定内容57を、カメラに送信する。
ステップS63において、カメラ設定処理を通常モードに設定し、ステップS52に戻る。すなわち、変数Kを、0に設定する。
以上のように、現在時刻Tmが、高負荷時間帯TZに属する場合においては、動画データの処理にかける負荷を低減させるように、カメラ設定内容を変更することにより、他の機能を優先的に処理できるようにし、他の機能の処理が遅くなるなど、その処理の実行に影響を与えないようにすることができる。
(実施形態3−2)
また、高負荷時間帯TZは、固定的に設定するのではなく、画像処理装置の過去の一定時間ごとの平均稼働率を測定し、測定された平均稼働率を利用して、高負荷時間帯TZを、動的に設定変更してもよい。
たとえば、過去の一定期間(1週間、10日、1ヶ月などの期間)を設定し、その期間において、1時間ごとの平均稼働率(所定の機能が実行されている時間の平均値)を計算する。
高負荷時間帯TZと判断するための基準となる稼働率のしきい値を予め設定記憶しておき、計算された平均稼働率と稼働率のしきい値とを比較し、計算された平均稼働率が、稼働率のしきい値よりも大きい時間帯を、高負荷時間帯TZに設定する。
また、高負荷時間帯TZは、固定的に設定するのではなく、画像処理装置の過去の一定時間ごとの平均稼働率を測定し、測定された平均稼働率を利用して、高負荷時間帯TZを、動的に設定変更してもよい。
たとえば、過去の一定期間(1週間、10日、1ヶ月などの期間)を設定し、その期間において、1時間ごとの平均稼働率(所定の機能が実行されている時間の平均値)を計算する。
高負荷時間帯TZと判断するための基準となる稼働率のしきい値を予め設定記憶しておき、計算された平均稼働率と稼働率のしきい値とを比較し、計算された平均稼働率が、稼働率のしきい値よりも大きい時間帯を、高負荷時間帯TZに設定する。
これによれば、画像処理装置の過去の一定時間ごとの平均稼働率に応じて、高負荷時間帯TZを設定変更するので、画像処理装置の実際の利用状況に応じて、動画データを利用した機能以外の機能の利用頻度との関係で、適切に、カメラ設定内容を設定することができる。
(実施形態3−3)
また、画像処理装置が画像形成装置MFPである場合、画像形成装置MFPが一定時間以上利用されていない状態では、節電状態(スリープ状態)に切り替わるタイミングと、節電状態(スリープ状態)から機能を実行できる状態(スタンバイ状態)に切り替わるタイミングで、カメラ設定内容を変更してもよい。
たとえば、画像形成装置において、通常の稼働状態や、スタンバイ状態では、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、上記した軽減後カメラ設定内容58に設定しておく。
また、画像処理装置が画像形成装置MFPである場合、画像形成装置MFPが一定時間以上利用されていない状態では、節電状態(スリープ状態)に切り替わるタイミングと、節電状態(スリープ状態)から機能を実行できる状態(スタンバイ状態)に切り替わるタイミングで、カメラ設定内容を変更してもよい。
たとえば、画像形成装置において、通常の稼働状態や、スタンバイ状態では、高負荷時間帯TZと同様に、カメラ設定内容を、上記した軽減後カメラ設定内容58に設定しておく。
画像形成装置がスリープ状態に切り替わったときに、自動的に連動して、高負荷時間帯TZを終了し、カメラの設定内容を、軽減後カメラ設定内容58から、現在カメラ設定内容57に、変更する。
その後、スリープ状態から、スタンバイ状態に戻った場合、現在カメラ設定内容57から、軽減後カメラ設定内容58に戻す。
この場合も、画像処理装置の実際の利用状況に応じて、動画データを利用した機能以外の機能の利用頻度との関係で、適切に、カメラ設定内容を設定することができる。
その後、スリープ状態から、スタンバイ状態に戻った場合、現在カメラ設定内容57から、軽減後カメラ設定内容58に戻す。
この場合も、画像処理装置の実際の利用状況に応じて、動画データを利用した機能以外の機能の利用頻度との関係で、適切に、カメラ設定内容を設定することができる。
1 画像処理装置(MFP)、
2 ネットワーク、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 動画データ取得部、
15 通信部、
16 カメラ設定内容取得部、
17 カメラ設定変更部、
18 ビットレート算出部、
19 カメラ設定送信部、
50 記憶部、
51 入力動画データ、
52 保存期間、
53 現在設定モード、
54 カメラ台数、
55 最大保存容量、
56 カメラ設定情報、
57 現在カメラ設定内容、
58 軽減後カメラ設定内容、
59 高負荷時間帯、
80 カメラ、
81 通信部、
82 画像記憶部
2 ネットワーク、
11 制御部、
12 操作部、
13 表示部、
14 動画データ取得部、
15 通信部、
16 カメラ設定内容取得部、
17 カメラ設定変更部、
18 ビットレート算出部、
19 カメラ設定送信部、
50 記憶部、
51 入力動画データ、
52 保存期間、
53 現在設定モード、
54 カメラ台数、
55 最大保存容量、
56 カメラ設定情報、
57 現在カメラ設定内容、
58 軽減後カメラ設定内容、
59 高負荷時間帯、
80 カメラ、
81 通信部、
82 画像記憶部
Claims (12)
- ネットワークを介して接続された1又は複数のカメラから動画データを取得する動画データ取得部と、
前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、
前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応付けられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、
前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、
前記カメラ画像関連情報には、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が含まれることを特徴とする画像処理装置。 - 前記カメラ画像関連情報には、さらに、カメラ台数と、前記動画データを記憶する記憶領域の最大保存容量と、カメラの撮影状況を区別する設定モードとが含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- ユーザが情報を入力するための操作部をさらに備え、
前記保存期間と前記設定モードは、前記操作部を利用してユーザによって入力された情報であり、
前記カメラ台数と前記最大保存容量は、前記記憶部に予め記憶されている情報であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記動画データの保存期間、前記カメラ台数、前記設定モードおよび前記最大保存容量に予め対応づけられた各設定項目のカメラ設定内容からなるカメラ設定情報が、前記記憶部に予め記憶され、
前記カメラ設定変更部が、前記カメラ設定情報を検索して、入力された保存期間および設定モード、前記記憶部から読み出されたカメラ台数および最大保存容量に対応する設定項目のカメラ設定内容を選択し、
前記カメラ設定送信部が、選択されたカメラ設定内容を前記カメラに送信することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記カメラの撮影に関する設定項目には、ビットレートと、フレームレートと、解像度とが含まれることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記ビットレートが、前記入力された保存期間と、前記記憶部から読み出されたカメラ台数および前記最大保存容量と、フレームレートとを変数とするビットレート計算式により計算されることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記設定モードには、動き優先モードと、画質優先モードと、通常モードとが含まれることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記入力された設定モードが、前記動き優先モードの場合、
複数のフレームレートを前記ビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最低ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、前記カメラに送信するカメラ設定内容に含めることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記入力された設定モードが、前記画質優先モードの場合、
複数のフレームレートを前記ビットレート計算式に代入して求めた複数のビットレートのうち、所定の最高ビットレート以上で最も小さい値のビットレートと、そのビットレートを計算するときに利用したフレームレートとを、前記カメラに送信するカメラ設定内容に含めることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記カメラから取得した動画データを利用した画像処理以外の機能が使用される頻度の高い時間帯として、高負荷時間帯が前記記憶部に予め記憶され、
現在時刻が前記高負荷時間帯に属している場合には、前記カメラ設定変更部は、動画データを利用した画像処理を実行するのにかかる負荷を軽減させるように、前記カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を変更することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の画像処理装置。 - ネットワークに接続された画像処理装置とカメラとからなる画像処理システムであって、
前記画像処理装置が、
1又は複数のカメラと通信する第1通信部と、前記ネットワークを介して前記カメラから動画データを取得する動画データ取得部と、前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応づけられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、
前記カメラが、
前記画像処理装置と通信する第2通信部と、撮影された動画データと、前記画像処理装置から送信されたカメラ設定内容を記憶する画像記憶部とを備え、
前記カメラ画像関連情報には、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が含まれ、
前記カメラ設定変更部が、前記保存期間に対応づけられたカメラ設定内容を生成し、
前記カメラ設定送信部が、前記生成されたカメラ設定内容をカメラに送信し、
前記カメラは、受信した前記カメラ設定内容を前記画像記憶部に記憶し、記憶されたカメラ設定内容に基づいて動画データを撮影し、前記第2通信部によって、撮影された動画データを、前記画像処理装置に送信することを特徴とする画像処理システム。 - 画像処理システムのカメラ設定内容の設定方法であって、
画像処理システムが、ネットワークに接続された画像処理装置とカメラとからなり、
前記画像処理装置が、
1又は複数のカメラと通信する第1通信部と、前記ネットワークを介して前記カメラから動画データを取得する動画データ取得部と、前記取得した動画データと、カメラの撮影に関する設定項目のカメラ設定内容を生成するためのカメラ画像関連情報を記憶する記憶部と、前記記憶されたカメラ画像関連情報に対応づけられたカメラ設定内容を生成または変更するカメラ設定変更部と、前記生成されたカメラ設定内容を、前記カメラに送信するカメラ設定送信部とを備え、
前記カメラが、前記画像処理装置と通信する第2通信部と、撮影された動画データと、前記画像処理装置から送信されたカメラ設定内容を記憶する画像記憶部とを備え、
前記画像処理装置において、前記カメラ画像関連情報として、少なくとも、前記動画データを前記記憶部に保存する保存期間が入力され、
前記カメラ設定変更部が、前記保存期間に対応づけられたカメラ設定内容を生成し、
前記カメラ設定送信部が、前記生成されたカメラ設定内容をカメラに送信し、
前記カメラは、受信した前記カメラ設定内容を前記画像記憶部に記憶し、
記憶されたカメラ設定内容に基づいて動画データを撮影し、
前記第2通信部によって、撮影された動画データを、前記画像処理装置に送信することを含む画像処理システムのカメラ設定内容の設定方法。
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