JP2020035674A - 照明ユニット及び照明ユニットの製造方法 - Google Patents

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祐司 小田
裕之 松本
Hiroyuki Matsumoto
裕之 松本
匠史郎 杉尾
Kinshiro Sugio
匠史郎 杉尾
国夫 金丸
Kunio Kanamaru
国夫 金丸
哲司 山田
Tetsuji Yamada
哲司 山田
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Abstract

【課題】封止材の漏出を回避でき、屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性有するを照明ユニット及び照明ユニットの製造方法を提供する。【解決手段】照明ユニット10のケース13は、収容凹部13Bを有するケース本体23と、収容凹部13Bの両端を塞ぐ端部部材24、25とを備える。端部部材24、25のいずれかには、ケース13に実装される実装基板12を封止する透光性の封止材31を収容凹部13B内に充填する充填孔27と、実装基板12に電気的に接続される電気配線15を通す配線孔26とを設ける。ケース13は、透光性の収縮チューブ14で被覆され、収容凹部13B内に封止材31が充填さると共に収容凹部13Bに連通する各孔26〜28が塞がれる。【選択図】図1

Description

本発明は、照明ユニット及び照明ユニットの製造方法に関する。
発光素子を実装した実装基板と、実装基板を収めるケースとを備える発光装置には、ケース内に、シリコーン樹脂からなる透光性の封止材を充填後、ケースの開口に沿った切り欠きに透光板を嵌め込み、この透光板をケースに接着することでケース内を密閉する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、封止材を充填したケースを備えず、発光素子を実装した実装基板を備える照明用光源には、透光性の熱収縮チューブで実装基板を覆う構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−108889号公報 特開2015−167090号公報
特許文献1に記載する構成は、ケースの開口に透光板(ガラス板)を嵌め込み、接着剤で接着されているが、基板側を含めた発光装置全体の密封構造について配慮されていない。例えば、ケース内に封止材を充填後に透光板を接着するので、接着部分が外部に露出し、密封状態にならない。このため、屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得る構成及び製造方法については開示されていない。
特許文献2に記載する構成は、熱収縮チューブと実装基板との間に空く空間に水分等が浸入するおそれがあり、高い密閉性、防水性及び防湿性を得ることが難しく、設置環境が限定されてしまう。また、封止材の充填時等に封止材の漏出を容易に回避できる構成が望まれる。
本発明は、封止材の漏出を回避でき、屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得ることが可能な照明ユニット及び照明ユニットの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、発光素子を実装した実装基板と、前記実装基板を収容するケースとを備える照明ユニットにおいて、前記ケースは、前記実装基板を収める収容凹部を有するケース本体と、前記収容凹部の両端を塞ぐ端部部材とを備え、前記端部部材のいずれかには、前記実装基板を封止する透光性の封止材を前記収容凹部内に充填する充填孔と、前記実装基板に電気的に接続される電気配線を通す配線孔とが設けられ、前記ケースは、透光性の収縮部材で被覆されると共に前記収容凹部に連通する各孔が塞がれて前記収容凹部内に前記封止材が充填されていることを特徴とする。
上記構成において、前記封止材と前記収縮部材が接着されていることを特徴とする。
また、上記構成において、前記収縮部材は、前記ケース本体の前記収容凹部に対応する開口部と、前記ケース本体と前記端部部材との境界とを覆っていることを特徴とする。
上記構成において、前記実装基板と前記収縮部材との間に、前記発光素子の光を拡散させる拡散部材が配置されていることを特徴とする。
上記構成において、前記ケース本体は金属材で形成され、前記端部部材は樹脂材で形成されていることを特徴とする。上記構成において、前記ケース本体と前記端部部材は樹脂材で形成されていてもよい。
上記構成において、前記収縮部材は、弾性を有すると共に、前記封止材に比して腐食性ガスの透過率が低いことを特徴とする。
上記構成において、前記封止材は、シリコーン樹脂であり、前記収縮部材は、フッ素樹脂製の熱収縮チューブであることを特徴とする。
発光素子を実装した実装基板と、前記実装基板を収めるケースとを備える照明ユニットの製造方法において、前記ケースは、前記実装基板を収める収容凹部が設けられたケース本体と、前記収容凹部の両端を塞ぐ端部部材とを備え、前記ケース本体に前記実装基板を固定し、前記収容凹部の両端を塞ぐ前記端部部材を取り付け、前記実装基板に電気的に接続される電気配線を、前記端部部材に設けられた配線孔に通す工程を行い、前記ケースを、透光性の収縮部材で覆い、前記収縮部材を収縮させる被覆工程を行った後に、前記端部部材に設けられた充填孔から前記実装基板を封止する透光性の封止材を前記収容凹部内に充填し、当該封止材を硬化させる工程を行い、前記収容凹部に連通する各孔を塞ぐ封孔工程を行って前記収容凹部を密封することを特徴とする。
本発明によれば、封止材の漏出を収縮部材で回避でき、透光性の封止材及び収縮部材によって屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得ることができる。
本発明の実施形態に係る照明ユニットの斜視図である。 照明ユニットの平面図である。 照明ユニットの分解斜視図である。 図2のA−A断面を模式的に示した図である。 照明ユニットの製造工程を示すフローチャートである。 変形例の説明に供する照明ユニットの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る照明ユニットの斜視図である。図2は照明ユニットの平面図である。また、図3は照明ユニットの分解斜視図である。
照明ユニット10は、屋外を含む様々な環境で使用可能であり、例えば、壁や手すりに設置される。この照明ユニット10の設置環境、用途及び使用態様は特に限定されない。また、この照明ユニット10を様々な照明装置の光源に使用してもよい。
本実施形態の照明ユニット10は直方体形状の箱型ユニットに形成されており、図1等において、符号Xは照明ユニット10の長手方向を示し、符号Yは照明ユニット10の短手方向を示している。
図1〜図3に示すように、照明ユニット10は、発光素子11を実装した実装基板12と、実装基板12を収容するケース13と、ケース13を覆う被覆部材として機能する収縮チューブ14(収縮部材に相当)と、実装基板12に電気的に接続されてケース13外に延出する電気配線15とを備えている。
発光素子11は、LEDであり、例えば、ベアチップ型のLED、あるいは表面実装型のLEDパッケージである。実装基板12には、発光素子11が間隔を空けて複数配置され、各発光素子11を並列又は直列に接続する配線パターンが設けられる。この実装基板12には、電気配線15からの電気的入力を発光素子11の直並列回路構成に応じた所要電圧に変換し、LEDを定電流駆動するための電源駆動回路等の電子部品を実装してもよい。図1等に示す符号11Kは、電気配線15等が接続される結線部である。
この実装基板12を変更することによって、発光素子11の配置、及び発光色の組合せ等、様々な仕様に変更できる。なお、この実装基板12に、例えば、受光センサー等の光学センサー等を実装してもよい。また、発光素子11はLED以外でもよく、例えば半導体レーザー素子でもよい。
ケース13内には、透光性を有すると共に発光素子11の光を拡散する板状の光制御部材21(以下、拡散板21(図3)と言う)が配置されている。なお、拡散板21に代えて、グレアを抑える板状部材等の透光性を有する他の光制御部材を配置してもよい。また、拡散板21等の光制御部材が不要な場合、拡散板21等の光制御部材を配置しない構成にしてもよい。
ケース13は、ケース上面に光を出射する矩形の開口部13Aと、この開口部13Aに連なる収容凹部13Bとを有する薄型の直方体形状に形成されている。開口部13Aは発光素子11の光出射側に位置する。このケース13は、図3に示すように、収容凹部13Bを有するケース本体23と、ケース本体23の長手方向X両端に設けられる一対の端部部材24、25とからなる分割構造となっている。
同図3に示すように、ケース本体23は、上方が開口するコ字状(門形状とも称する)の断面形状で長手方向Xに延在する形状に形成され、実装基板12を載置可能な矩形板状の底板23Aと、底板の短手方向Y両側から立ち上がる矩形板状の一対の側板23B、23Bとを一体に有している。また、側板23Bは、上方の開口部13Aに向かって徐々に拡がるようなテーパー状として形成していてもよい。このケース本体23は、熱伝導性及び強度等に優れた金属材(例えばアルミニウム合金)で製作される。ケース本体23の耐食性等を高める場合、アルマイト処理等の表面処理が適宜に施される。
一対の端部部材24、25は、ケース本体23の長手方向X両端に当接して収容凹部13Bの両端をそれぞれ塞ぐ塞ぎ部24A、25Aと、塞ぎ部24A、25Aから延出するステー形状の取付部24B、25Bとを一体に有している。
取付部24B、25Bは、この照明ユニット10を被取付部材(例えば、壁又は手すり)に取り付けるためにねじ等の締結部品が締結される部分である。
端部部材24、25は、強度等に優れた樹脂材(例えばガラス繊維を含有したポリブチレンテレフタレート)で製作される。樹脂材で製作することによって、塞ぎ部24A、25Aと取付部24B、25Bとをそれぞれ容易に一体成型することが可能であり、また、端部部材24、25の大量生産も容易である。
以下、一対の端部部材24、25を特に区別して表記する場合、電気配線15側に相当する基端側を「基端端部部材24」と表記し、その反対側を「先端端部部材25」と表記する。
先端端部部材25の塞ぎ部25Aは、孔のない中実構造に形成される一方、基端端部部材24は、長手方向Xに延びる複数の貫通孔26、27、28を有した多孔構造に形成される。複数の貫通孔26、27、28は、電気配線15を通す配線孔26と、収容凹部13B内に後述する封止材31を充填する孔(以下、充填孔27という)と、充填時に収容凹部13B内の空気を抜くための孔(以下、空気抜き孔28と言う)である。
なお、充填孔27と空気抜き孔28の位置を逆にしてもよい。また、本実施形態では、短手方向Yに沿って、充填孔27、配線孔26及び空気抜き孔28の順に設ける場合を説明したが、各孔26〜28の順についても変更してもよい。
図3に示す符号29は、配線孔26に挿入されるケーブルブッシュであり、このケーブルブッシュ29により電気配線15を屈曲自在に保持しつつ、基端端部部材24のエッジ部分等に直接接触しないように位置決めできる。なお、ケーブルブッシュ29に代えてケーブルグランド等の他のケーブル保持部材を用いてもよい。
各塞ぎ部24A、25Aには、長手方向Xに沿って突出する突出片PPが一体に設けられ、各突出片PPが側板23B、23Bの長手方向X両端に設けられた不図示の孔に挿入されることによって、ケース本体23と端部部材24、25とを仮組することができる。
次に、照明ユニット10の内部構造について説明する。
図4は図2のA−A断面を模式的に示した図である。
図4に示すように、収容凹部13Bの内部は、封止材31が充填され、この封止材31によって実装基板12が封止される。より具体的には、収容凹部13B上方の開口部13Aは、収縮チューブ14によって覆われ、この収縮チューブ14と収容凹部13Bとの間の空間全体に封止材31が隙間なく満たされる。
封止材31には、発光素子11の光を効率良く透過する透光性を有し、なおかつ、加熱によって硬化する材料が用いられ、本実施形態ではシリコーン樹脂が用いられる。
収容凹部13Bの左右(短手方向Y両側)を区画する一対の側板23B、23Bには、拡散板21が載置される段部23Dがそれぞれ設けられている。各段部23Dに拡散板21が載置されることによって、拡散板21が、実装基板12に実装された発光素子11との間に間隔を空けて配置される。この拡散板21は、封止材31の硬化によって固定される。
収縮チューブ14は、発光素子11の光を効率良く透過する透光性を有し、加熱によって収縮する熱収縮チューブ(熱収縮部材とも称する)が用いられる。本実施形態では、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(以下、FEPと呼称する)と称されるフッ素樹脂製の熱収縮チューブが用いられる。フッ素樹脂製の熱収縮チューブは、耐熱性、耐食性、耐薬品性、電気特性(絶縁性)等が高く、封止材31よりも腐食性ガスの透過率が低い。FEPは更に耐候性、非粘着性等に優れる。
収縮チューブ14は、収縮前において、ケース13よりも大きい円筒形状であって、かつ、ケース13上面の開口部13A、及び端部部材24、25の塞ぎ部24A、25Aを覆う長さに設定され、ケース13に容易に被せることができる。収縮チューブ14をケース13の表面に密着するまで収縮させることによって、収縮チューブ14がケース13を被覆する被覆部材となり、開口部13Aが隙間無く覆われる。
同図2に示すように、収縮後の収縮チューブ14は、ケース本体23と端部部材24、25との間の境界SSよりも端部部材24、25側まで覆う。つまり、収縮チューブ14は、ケース本体23と端部部材24、25を跨ぐことで、周方向全体に渡って塞ぐことができる。
図2中、符号L1は、境界SSから端部部材24、25側を覆う収縮チューブ14の長さに相当するオフセット量を示している。仮にこのオフセット量L1を零に設定すると、ケース13を構成する各部品の熱変形や寸法ばらつき等によって、ケース本体23と端部部材24、25との間に隙間ができた場合に、この隙間が収縮チューブ14で覆われない可能性が生じる。本構成では、このオフセット量L1を、境界SSに隙間ができた場合や、封止材31の充填により収縮チューブ14が膨張した場合に、隙間を収縮チューブ14で覆った状態に保持可能な長さに設定している。
この収縮チューブ14によって収容凹部13Bの開口部13A(上記境界SSを含む)が密閉され、収容凹部13Bに連通する各孔26、27、28が後述する封孔処理等によって塞がれることによって、収容凹部13Bが、水分等が浸入不能に密封される。これによって、封止材31の充填時に封止材31の漏出を収縮チューブ14によって回避でき、封止材31及び収縮チューブ14によって屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得ることができる。
この収縮チューブ14は、弾性及び耐摩耗性を有し、外力を受けても損傷し難く、また、封止材31等の熱変形に追従できるため、封止材31と収縮チューブ14が封止材31の硬化により接着されても、封止材31との間に隙間ができる事態を回避し(剥離しない)、隙間に空気層が介在せず光のロスを回避できる。
なお、所望の性能を確保でき、かつ、十分な透光性を有する範囲で、収縮チューブ14にFEP以外のフッ素樹脂製の熱収縮チューブを用いてもよく、また、フッ素樹脂以外の収縮部材を用いてもよい。
図5は照明ユニット10の製造工程を示すフローチャートである。
ステップS1において、実装基板12を、ケース本体23の底板23Aに熱伝導性接着材を用いて接着固定する(基板固定工程)。この熱伝導性接着剤には、熱硬化タイプ(例えば高熱伝導性シリコーン系接着剤)が使用され、所定の加熱条件にすることによって、実装基板12が底板23Aに接着固定される。
ステップS2において、端部部材24、25の突出片PP(図3)をケース本体23に差し込むことによって、ケース本体23の両端に端部部材24、25を仮組する(端部部材の仮組工程)。このステップS2では、基端端部部材24の配線孔26にケーブルブッシュ29(図3)を装着し、ケーブルブッシュ29を介して配線孔26に電気配線15を通し、結線部11Kに半田付けし接続する工程も実施される。なお、電気配線15については、ステップS1で接続してもよい。
ステップS3において、拡散板21(図3)をケース本体23の各段部23Dに載置することによって、拡散板21を、ケース本体23及び端部部材24、25からなるケース13に仮組する(拡散板(光制御部材)の仮組工程)。
ステップS4において、収縮チューブ14(図3)にケース13を通し、所定の加熱条件にすることによって収縮チューブ14を熱収縮させ、ケース13を収縮チューブ14で被覆する(被覆工程)。これにより、収縮チューブ14によって収容凹部13Bの開口部13A等が密閉される。但し、配線孔26、充填孔27及び空気抜き孔28は収縮チューブ14で覆われないので(図3等)、開口状態に保持される。
ステップS5において、基端端部部材24(図3)の充填孔27から封止材31を充填し、硬化させることによって、封止材31によって実装基板12を封止する(封止工程)。この封止工程が完了すると、封止材31の硬化によって、ケース本体23、端部部材24、25、拡散板21及び収縮チューブ14等の各部材が互いに接着され、強力な防水・防湿性等を得ることができる。
なお、基端端部部材24に空気抜き孔28(図3)を設けているので、封止材31の充填を迅速に行うことが可能である。また、空気抜き孔28を省略してもよい。
ステップS6において、充填孔27及び空気抜き孔28を所定のシーラント材(例えばフッ素樹脂)で塞ぐ封孔処理を行う(封孔工程)。なお、配線孔26はケーブルブッシュ29等によって塞がれる。但し、この配線孔26を、充填孔27及び空気抜き孔28と同様にシーラント材で塞いでもよい。上記封孔処理及び上記被覆工程によって収容凹部13Bが密封される。また、ステップS6の封孔工程において、公知のキャップ等の基端端部部材24と同質の閉塞部材を各孔27、28等に装着して封孔処理を行うようにしてもよい。また、腐食性ガスの懸念がない使用環境によっては、ステップS5の封止工程において、封止材31を充填孔27及び空気抜き孔28等を塞ぐまで充填することによって、封孔処理を兼用させてもよい。以上が照明ユニット10の製造工程である。
以上説明したように、本実施形態の照明ユニット10のケース13は、透光性の収縮部材である収縮チューブ14で被覆されると共に収容凹部13Bに連通する各孔26〜28が塞がれて収容凹部13B内に透光性の封止材31が充填されている。これにより、封止材31の漏出を収縮チューブ14で回避でき、且つ、封止材31及び収縮チューブ14によって屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得ることができる。
また、ケース13が透光性の収縮チューブ14で被覆されるので、特許文献1に記載されるようなケースの開口に透光板(ガラス板)を嵌め込み、接着材で接着する構成が不要である。仮に本実施形態のケース13の開口に透光板を接着する構成を採用しても、接着部分が外部に露出する事態を回避できるので、高い防水性等が得られる。
また、端部部材24、25の一方に、封止材31を収容凹部13B内に充填する充填孔27と、実装基板12に電気的に接続される電気配線15を通す配線孔26とが設けられるので、ケース13の一部を構成する端部部材24、25を利用することで封止材31の露出部分を極力減らすことができる。
また、封止材31の硬化により封止材31と収縮チューブ14が接着されているので、封止材31と収縮チューブ14の間に隙間による空気層が介在せず、光のロスを回避できる。
また、収縮チューブ14は、ケース本体23の収容凹部13Bに対応する開口部13A(図2、図3)と、ケース本体23と端部部材24、25との境界SS(図2)とを覆うので、開口部13A及び境界SSからの封止材31の漏出を効果的に回避できる。
また、実装基板12と収縮チューブ14との間に、発光素子11の光を拡散させる拡散部材となる拡散板21が配置されるので、拡散効果を付与できる。
また、ケース本体23は金属材で形成され、端部部材24、25は樹脂材で形成されるので、ケース本体23によって実装基板12の放熱を十分に行い易く、かつ、端部部材24、25にステー形状の取付部24B、25Bを容易に一体成型でき、照明ユニット10を被取付部材に容易に取り付けし易くなる。しかも、被取付部材が金属の場合に、異種金属同士の接触による腐食を回避することも可能である。
また、収縮チューブ14は、弾性を有すると共に、封止材31に比して腐食性ガスの透過率が低いので、仮に収縮チューブ14を使用しない構成と比べ、照明ユニット10の設置環境の自由度を向上可能である。
また、封止材31は、シリコーン樹脂であり、収縮チューブ14はフッ素樹脂製の熱収縮チューブであるので、耐熱性、耐食性、耐薬品性、電気特性(絶縁性)等が高く、耐候性及び非粘着性等の各種性能を効果的に高めることができる。
また、照明ユニット10の製造工程では、ケース13を、透光性の収縮チューブ14で覆い、収縮チューブ14を収縮させて収容凹部13Bを被覆する被覆工程(ステップS4)を行った後に、端部部材24、25に設けられた充填孔27から封止材31を収容凹部13B内に充填し、封止材31を硬化させる封止工程(ステップS5)を行った後に、収容凹部13Bに連通する各孔27、28を塞ぐ封孔工程(ステップS6)を行って収容凹部13Bを密封する。これにより、封止材31の漏出を収縮チューブ14で回避でき、且つ、封止材31及び収縮チューブ14によって屋外を含む様々な環境に対応可能な防水性等を得ることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、収縮チューブ14を用いて収容凹部13Bの開口部13A等を覆っているが、収縮チューブ14は密閉性を確保するために必要な範囲を覆えばよく、収容凹部13Bを含むケース13の形状等に応じて収縮チューブ14が覆う箇所を変更してもよい。また、筒形状の収縮チューブ14を用いる場合を例示したが、一端が閉塞した袋形状の収縮チューブ14を用いる等、形状を適宜に変更してもよい。なお、一端が閉塞した袋形状の収縮チューブ14を用いる場合、先端端部部材25全体を収縮チューブ14で被覆可能である。
また、図1等に記載する照明ユニット10及びその製造方法に本発明を適用する場合を説明したが、照明ユニット10の各部の形状を適宜に変更してもよい。例えば、ケース13をケース本体23及び端部部材24、25からなる三部品で構成する場合を例示したが、四部品以上で構成してもよい。また、ケース本体23と端部部材24、25の両方を樹脂材で形成してもよい。この場合、ケース本体23と端部部材24、25からなる部品(ケース13に相当)を樹脂材による一体成型で形成することも可能である。なお、ケース13を金属材からなる一部品で形成してもよいが、絶縁を優先すると樹脂製にすることが好ましい。また、ケース13内に複数の実装基板12を配置してもよい。
また、図6に示すように、照明ユニット100を円形断面形状としてもよい。照明ユニット100を円形断面形状とすることにより、照明ユニット100をいわゆるライン型で構成すること等が可能になる。なお、図6は拡散板21を使用しない構成例でもある。また、図5に記載する製造工程の各工程を分割してもよいし、併合してもよい。
また、電気配線15を用いずに、非接触給電の受電回路をケース13に内蔵して、ケース13外部に設置された送電回路から電力供給することによって発光素子11を点灯する構成としてもよい。または、端部部材24、25にコネクタ部材を設けて、外部から電気配線15をコネクタ部材に挿入して給電して点灯する構成、さらにはケース13に内蔵した二次電池へコネクタ部材から充電して、制御回路で点灯する構成としてもよい。
10、100 照明ユニット
11 発光素子
11K 結線部
12 実装基板
13 ケース
13A 開口部
13B 収容凹部
14 収縮チューブ(収縮部材)
15 電気配線
21 拡散板(拡散部材)
23 ケース本体
23A 底板
23B、23B 側板
24、25 端部部材
26 配線孔
27 充填孔
28 空気抜き孔
29 ケーブルブッシュ(ケーブル保持部材)
31 封止材
SS ケース本体と端部部材の境界

Claims (9)

  1. 発光素子を実装した実装基板と、前記実装基板を収容するケースとを備える照明ユニットにおいて、
    前記ケースは、前記実装基板を収める収容凹部を有するケース本体と、前記収容凹部の両端を塞ぐ端部部材とを備え、
    前記端部部材のいずれかには、前記実装基板を封止する透光性の封止材を前記収容凹部内に充填する充填孔と、前記実装基板に電気的に接続される電気配線を通す配線孔とが設けられ、
    前記ケースは、透光性の収縮部材で被覆されると共に前記収容凹部に連通する各孔が塞がれて前記収容凹部内に前記封止材が充填されていることを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記封止材と前記収縮部材が接着されていることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記収縮部材は、前記ケース本体の前記収容凹部に対応する開口部と、前記ケース本体と前記端部部材との境界とを覆っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. 前記実装基板と前記収縮部材との間に、前記発光素子の光を拡散させる拡散部材が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明ユニット。
  5. 前記ケース本体は金属材で形成され、前記端部部材は樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の照明ユニット。
  6. 前記ケース本体と前記端部部材は樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の照明ユニット。
  7. 前記収縮部材は、弾性を有すると共に、前記封止材に比して腐食性ガスの透過率が低いことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明ユニット。
  8. 前記封止材は、シリコーン樹脂であり、
    前記収縮部材は、フッ素樹脂製の熱収縮チューブであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の照明ユニット。
  9. 発光素子を実装した実装基板と、前記実装基板を収めるケースとを備える照明ユニットの製造方法において、
    前記ケースは、前記実装基板を収める収容凹部が設けられたケース本体と、前記収容凹部の両端を塞ぐ端部部材とを備え、
    前記ケース本体に前記実装基板を固定し、前記収容凹部の両端を塞ぐ前記端部部材を取り付け、前記実装基板に電気的に接続される電気配線を、前記端部部材に設けられた配線孔に通す工程を行い、
    前記ケースを、透光性の収縮部材で覆い、前記収縮部材を収縮させる被覆工程を行った後に、前記端部部材に設けられた充填孔から前記実装基板を封止する透光性の封止材を前記収容凹部内に充填し、当該封止材を硬化させる工程を行い、前記収容凹部に連通する各孔を塞ぐ封孔工程を行って前記収容凹部を密封することを特徴とする照明ユニットの製造方法。
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