JP3164046U - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射方向の調整状況を外部から容易に確認できる、発光ダイオードを用いた照明器具を提供する。【解決手段】内部に複数の発光ダイオードが長手方向に並べられ、該長手方向に直交した断面形状がC字状の透光面を有する管状体を有する照明器具1において、前記管状体が、両端部分の外周面に、周方向に設けられた複数の第一係合部1311を有するものであり、第二係合部1321を有し、前記管状体の軸周りの回動を前記第一係合部と該第二係合部が係合することで規制する回動規制部材132を備えた。【選択図】図2

Description

内部に複数の発光ダイオードが長手方向に並べられ、該長手方向に直交した断面形状がC字状の透光面を有する管状体を有する照明器具に関する。
現在、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いた照明器具(以下、LED照明と称する)が注目されている。LEDは、従来の電球や蛍光管と比較して少ない消費電力で発光させることができるが、電球や蛍光管のように光を放射状に照射することができない。このため、従来の照明をLED照明に取り換えた場合に、十分に照らされない領域が生じるおそれがある。そこで、このような問題を解決するための技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2010−135131号公報
上記特許文献1には、蛍光管型のLED照明の照射方向を調整するために、LED照明の両端にあるソケットの内部に調整機構を設ける技術が開示されている。しかし、この調整機構はソケットの外部から視認できないため、照射方向の調整の際には内部を覗いて調整機構の状態を確認する必要があり、調整作業が円滑に行えないという問題がある。
上記課題に鑑み本考案は、照射方向の調整状況を外部から容易に確認できる、LEDを用いた照明器具を提供することを目的とする。
上記事情に鑑み、本考案の照明器具は、
内部に複数の発光ダイオードが長手方向に並べられ、その長手方向に直交した断面形状がC字状の透光面を有する管状体を備えた照明器具であって、
上記管状体が、両端部分の外周面に、周方向に設けられた複数の第一係合部を有するものであり、
第二係合部を有し、上記管状体の軸周りの回動を上記第一係合部とその第二係合部が係合することで規制する回動規制部材を備えたことを特徴とする。
本考案の照明器具によれば、上記係合部を外部から容易に確認できるため、LED照明の照射方向を容易に調整することができる。
ここで、上記照明器具の一つである第1照明器具は、
上記回動規制部材が、上記管状体の両端部それぞれに配置され、上記長手方向に突出し上記発光ダイオードへの電力を受け取る電極が設けられるとともに上記第二係合部が外周面の周方向に沿って複数設けられたものであることを特徴とする。
この第1照明器具によれば、LED照明を従来の蛍光灯用の取り付け器具に使用することができる。
ここで、上記第1照明器具は、
上記回動規制部材を上記管状体側に向けて付勢する付勢部材を備えたものであってもよい。
この第1照明器具によれば、上記回動規制部材を上記管状体に引きつけておくことによって、この回動規制部材を紛失することを防止できる。さらに、上記回動規制部材に設けられた上記第二係合部と、上記管状体に設けられた第一係合部とを係合しやすくすることができる。
また、上記第1照明器具は、
上記付勢部材が、上記回動規制部材と上記管状体を、その管状体が軸周り回動自在に連結したものであってもよい。
この第1照明器具によれば、上記管状体が軸周りの回転をする際に、上記付勢部材がこの回転を妨げないようにすることができる。
ここで、上記照明器具の一つである第2照明器具は、
上記回動規制部材が、上記管状体をその管状体の径方向に付勢してその管状体の上記長手方向の移動を規制する円弧状の板バネ部材の内周面に、上記係合部が係合する被係合部がその内周面の周方向に沿って複数設けられたものであることを特徴とする。
この第2照明器具によれば、上記板バネ部材を用いてLED照明の照射方向を調整することができる。
また、上記第2照明器具は、
上記管状体が、両端部それぞれに、上記長手方向に突出し上記発光ダイオードへの電力を受け取る電極を有するものであってもよい。
この第2照明器具によれば、発光ダイオードへの通電を行ったまま、管状体を軸周りに回転させることができ、発光ダイオードの照射方向を見ながらその照射方向の調整を行うことができる。
本考案によれば、照射方向の調整状況を外部から容易に確認できる、LEDを用いた照明器具を提供することができる。
本考案の第1照明器具の実施形態である照明器具を示す図である。 図1に示す照明器具のソケットを示す図である。 図2に示すソケット蓋部を示す六面図である。 図2に示すソケットの第1変形例を示す図である。 図2に示すソケットの第2変形例を示す図である。 本考案の第2照明器具の実施形態である照明器具を示す図である。 図6に示す照明器具を組み立てる手順の前半部分を示す図である。 図6に示す照明器具を組み立てる手順の後半部分を示す図である。
以下、図面を用いて本考案の照明器具について説明する。
図1は、本考案の第1照明器具の実施形態である照明器具を示す図である。
図1(a)には、本考案の第1照明器具の実施形態である照明器具1が示されている。この照明器具1は、従来の蛍光灯に換えて使用できるものであり、LEDが内部に設けられた照明部11と、この照明部11の両端部に設けられたソケット13と、このソケット13に設けられた電極12とを備えている。
照明部11は、複数のLEDが配置された一枚の基盤を、透明な筒状部材の内部に固定したものである。これらのLEDは、基盤のおもて面に、長手方向に沿って並べられている。このおもて面側に、LEDの光が照射される。
電極12は、従来の蛍光灯の電極と同じ規格のものであり、蛍光灯用のプラグに接続されて照明部11内部のLEDに電源を供給するためのものである。
ソケット13は、照明部11および電極12を固定するためのものである。また、このソケット13の内部には、照明部11の基盤と、電極12を繋ぐ電源コードが配線されており、ソケット13は、この配線を保護するためのものでもある。さらに、このソケット13は、照明部11に対する電極12の軸周りの角度を調整する機構を有するものであるが、この角度調整機構については後述する。
図1(b)には、照明部11の断面図が示されており、透明の筒状部材111の内部に設けられた基盤112と、この基盤112に設けられたLED113が発光した際に生じる熱を逃がすために設けられたヒートシンク114が示されている。基板112上に配置されたLED113は、この基盤112に垂直な方向を中心軸として所定の角度内に光を照射する。以下、この光が照射される方向を照明器具の照射方向と称することがある。
ここで、本考案の照明器具1の特徴を理解しやすくするため、まず、LED照明と従来の蛍光灯との差について説明する。
従来の蛍光灯は、その周囲に均一に光を照射するものである。このため、蛍光灯の取付にあたっては、軸周りの角度を考慮する必要がない。しかし、LED照明から照射される光には指向性があるため、この指向性を考慮しなくてはならない。すなわち、LED照明の照射方向を考慮しなくてはならない。この解決策として、照射方向が調節できるような取り付け器具を設置することが考えられるが、取り付け器具を取り換えるにはコストがかかるため、従来の蛍光灯用の取り付け器具を利用できることが望ましい。以下、LED照明を従来の蛍光灯用の取り付け器具に使用した場合に生じる問題について説明する。
図1(c)は、蛍光灯を天井に取り付けるための取り付け器具Pに、照明器具1が取り付けられた様子を示す図である。この図には、図中の下方向に向かって照明器具1から光が照射されている様子が示されている。この図1(c)に示す状況では、照明器具1は、照射方向が図中の下方向であるため、照明器具1の下で作業をするために十分な明るさを供給することができる。
図1(d)は、図1(c)に示す照明器具1を山型(逆富士型)の取り付け器具に取り付けた様子を示す図である。この山型の取り付け器具は、図1(c)に示す取り付け器具Pを2つ用いて、それぞれ角度を変えて組み合わせたものである。したがって、この山型の取り付け器具に図1(c)に示す照明器具1を取り付けると、照明器具1の取り付けられる角度が変わり、照射方向も変わることになる。この図1(d)では、2つの照明器具1がそれぞれ斜め下に向かって光を照射している様子が示されている。この状態では、真下で作業をするために十分な明るさを供給することができないため、照射方向が真下になるようにする必要がある(図1(d)に示す矢印参照)。すなわち、LEDを用いた照明器具を適切に使用するためには、照明器具が取り付けられる器具に合わせて照射方向を調整できるようにすることが好ましい。本実施形態の照明器具1は、このような問題を解決するために、ソケット13に角度調整機構を設けている。これを用いて電極12と照明部11の相対角度を変更することによって、照射方向を調節することができる。図1(d)の例においては、同図の矢印で示す方向に照射方向を変更し、真下で作業するのに十分な明るさを供給することができる。以下、このソケット13に着目し、この照明角度調整機構の詳細について説明する。
図2は、図1に示す照明器具1のソケット13を示す図である。
図2(a)には、図1に示す照明器具1のうち、ソケット13の部分が拡大された様子が示されている。このソケット13は、ソケット本体部131と、ソケット蓋部132を備えている。ソケット本体部131には、本体側凹凸部1311と本体側目盛1312が設けられており、ソケット蓋部132には、蓋側凹凸部1321と蓋側目盛1322が設けられている。照明部11とソケット本体部131とを組み合わせたものが、本考案の管状体の一例に相当する。また、ソケット蓋部132は、本考案の回動規制部材の一例に相当するものである。本体側凹凸部1311は、本考案の第一係合部の一例に相当するものである。また、蓋側凹凸部1321は、本考案の第二係合部の一例に相当するものである。
本体側凹凸部1311および蓋側凹凸部1321は、軸周りの角度が所定の角度のときに互いに嵌合するように形成されている。より具体的には、本体側凹凸部1311に対する電蓋側凹凸部1321の軸周りの角度が11.25度ずつずれる毎に嵌合するように形成されている。例えば、本体側凹凸部1311と蓋側凹凸部1321を一旦分離させ、軸周りの角度を11.25度ずらした後に嵌合させれば、照明部11に対する電極12の軸周りの角度を11.25度変更することができる。また、軸周りの角度を90度(11.25度を8回ずらした角度に相当)ずらした後に嵌合させれば、照明部11に対する電極12の軸周りの角度を90度変更することができる。すなわち、これらの本体側凹凸部1311と蓋側凹凸部1321によって、照明部11の照射方向を11.25度刻みで調整することができる。なお、本体側凹凸部1311と蓋側凹凸部1321は軸方向に嵌合および分離し、嵌合した際に軸周りに回転しないようになっている。
本体側凹凸部1311と蓋側凹凸部1321は外周面から視認できる位置に設けれられている。このため、ソケット13内部を覗かずに外周面を見ている状態で、上述した軸周りの角度の調整を行うことができる。
本体側目盛1312と蓋側目盛1322は、軸周りに45度ずつ角度をずらした位置に設けられており、照明部11に対する電極12の軸周りの角度を調整した場合に初期位置からどのくらい調整されているかがよりわかりやすくなっている。
ここで、図2(b)から(d)を用いてソケット本体部131およびソケット蓋部132の詳細について説明する。なお、すでに説明したものについては同一の符号を付して説明を省略する。
図2(b)には、ソケット本体部131と、ソケット蓋部132を分離した様子が示されている。
ソケット本体部131には、内部に仕切部1315が設けられている。この仕切部1315には、本体側留め具1313が設けられており、また、2つの孔1314が形成されている。
一方ソケット蓋部132には、蓋部側留め具1323が設けられている。
本体側留め具1313と蓋部側留め具1323には、連結具133の両端がそれぞれ固定されている。この連結具133はコイルばねであり、ソケット本体部131にソケット蓋部132を引きつけるためのものである。なお、この連結具133は、本考案の付勢部材の一例に相当するものである。
照射方向を調整する際にはソケット蓋部132をソケット本体部131から取り外す必要があるが、この連結具133によって、取り外したソケット蓋部132を落してしまうというようなトラブルを防止できる。また、連結具133には弾性があるため、ソケット蓋部132を引っ張るだけで容易にソケット蓋部132を取り外すことができる。さらに、この連結具133の張力によって、ソケット蓋部132をソケット本体部131に容易に嵌合させることができる。
ソケット本体部131の2つの孔1314には、電極12から照明部11内の基盤112までを繋ぐ電源コード134が配線される。電極12から供給される電力を照明部11内の基盤112まで送るために電源コード134を配線するには仕切部1315が邪魔になる。このため、仕切部1315に2つの孔1314を形成し、電源コード134を配線している。ここで、この2つの孔1314を形成したことにより、湿気等が照明部11側に入り込み基盤112の劣化が早まる恐れがある。そこで、2つの孔1314に電源コード134を配線した後の隙間に防水材1316を充填することにより、照明部11側を密閉して湿気等による劣化を防止している。なお、照明部11とソケット本体部131を固定部材(例えばねじ)を用いて固定する場合に、この孔1314をこの固定部材を挿入するために利用してもよい。
図2(c)には、ソケット蓋部132をソケット本体部131側から見た図が示されている。なお、この図では、ソケット蓋部132の蓋側凹凸部1321が左下がりのハッチングで示されている。この図には、ソケット蓋部132の外縁に沿って等間隔に配置された32個の凸部から成る蓋側凹凸部1321が示されている。
図2(d)には、ソケット本体部131をソケット蓋部132側から見た図が示されている。なお、この図では、ソケット本体部131の本体側凹凸部1311が左下がりのハッチングで示されている。この図には、32か所の凹みが形成された歯車状の本体側凹凸部1311が示されている。この歯車状の本体側凹凸部1311が、図2(c)に示す蓋側凹凸部1321と嵌合する。なお、図2(a)において、ソケット本体部131とソケット蓋部132は、軸周りの角度が11.25度ずつずれると嵌合すると説明したが、この角度は、一周360度の上記蓋側凹凸部1321に、32個の凸部があることによる(360度÷32=11.25度)。
図3は、図2に示すソケット蓋部132を示す六面図である。
この図は電極12側からソケット蓋部132を見た方向を正面とした六面図であり、(a)は背面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は上面図であり、(d)は正面図であり、(e)は底面図であり、(f)は右側面図であり、(g)は(f)の断面模式図である。
これらの図には、上記説明したソケット蓋部132に設けられた蓋側凹凸部1321と蓋側目盛1322、中央に設けられた留め具1323、および電極12が示されている。
上記説明した照明器具1によれば、ソケット13の内部を覗き込まずに、照明部11の軸周りの角度の調整状況を外部から確認することができるため、照射方向の調整作業を円滑に行うことができる。なお、本実施形態の照明器具1は、11.25度刻みで照射方向を調整できるが、この角度に限定されずに例えば10度刻みや、30度刻みで調整できるものであってもよい。また、連結具133にはばねを用いたが、ソケット蓋部132をソケット本体部131と密着させるものであれば、例えばゴムのような弾性体であってもよい。また、照明部11の密閉性を高めるため、ソケット13と照明部11との境目や、ソケット本体部131とソケット蓋部132との境目に防水コーキングを施してもよい。
上記説明した照明器具1は、外周面に設けられた角度調整機構が大きな特徴であるが、この角度調整機構を外周面に設けない場合も考えられる。ここで、図4および図5を用いて、照明器具1を変形した、角度調整機構を外周面に設けない例について説明し、上述した照明器具1の優位性について再度説明する。
図4は、図2に示すソケット13の第1変形例を示す図であり、図5は、図2に示すソケット13の第2変形例を示す図である。図4および図5では、図2に示すソケット13との違いを理解しやすくするため、図2(a)から(d)と同じ態様でソケット13の各変形例が示されている。なお、図2に示すソケット13と共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。また、図2(b)で説明した連結部133と配線134、および防水材1316については、各変形例との違いをわかりやすくするため図示を省略している。
まず、図4に示すソケット13は、図2に示すソケット13とは軸周りの角度を調整するための凹凸部の形状が異なるものである。図2に示すソケット蓋部132に設けられた蓋側凹凸部1321では、凹んだ部分によって外周面に対する隙間が形成され、図2(a)に示すように本体側凹凸部1311と蓋側凹凸部1321の嵌合部分が外部から視認できる。これに対して、図4に示すソケット13の第1変形例では、蓋側凹凸部1327は外周面に対する隙間をなくし、図4(a)に示すように蓋側凹凸部1327と本体側凹凸部1317との嵌合部分がソケット13の内部に収まるようなっている。このソケット13の第1変形例では、図2に示すソケット13よりも密閉性を高めることができるものの、外部から上記嵌合部分を視認することができなくなる。
図5に示すソケット13では、本体側凹凸部1318と蓋側凹凸部1328が、ソケット本体部131の外周面に覆われた領域内で嵌合するように形成されている。このため図4に示す第1変形例の場合と同様にこのソケット13の第2変形例では、図2に示すソケット13よりも密閉性を高めることができるものの、外部から上記嵌合部分を視認することができない。
上記図4および図5に示す変形例では、外部から上記嵌合部分を視認することができないため、照明部11の照射方向の調整の手間がかかる。これに対して本考案の照明器具1は、外部から上記嵌合部分を視認できるため、照明部11の照射方向を調整しやすい。なお、本考案の照明器具1では、ソケット13の内部に防水材1316を使用することによって密閉性について問題が発生しないようにしている。
ここまで、本考案の第1照明器具の実施形態について説明した。次に、本考案の第2照明器具の実施形態について説明する。
図6は、本考案の第2照明器具の実施形態である照明器具を示す図である。
この図6(a)には、本考案の第2照明器具の実施形態である照明器具2が示されている。この照明器具2は、管状体20と、台座側留め具25と、この台座側留め具25が固定された台座26とを備えている。管状体20は、照明部21と、電極22と、ソケット23と、ソケット23に取り付けられた照明側留め具24とを有する。この管状体20は、本考案の管状体の一例に相当するものである。
照明部21および電極22は、図1に示す照明部11および電極21と同様の構成のものである。図6に示すソケット23の内部には、照明部21の基盤と、電極22を繋ぐ電源コードが配線されている。なお、図6に示すソケット23には、図2に示すソケット13のような角度調整機構はない。
台座26は、長尺な箱状のものであって、ドライバおよび電極22と接続部材を介して接続される電源コードを内蔵している。
照明側留め具24は、台座側留め具25と嵌合するものである。この双方が嵌合すると、台座26に対して照明部21が、これらの留め具24,25およびソケット23を介して固定される。以下、これらの留め具24,25の詳細について説明する。
図6(b)には、照明側留め具24および台座側留め具25が拡大された様子が示されている。
照明側留め具24の周面には8つの凸部241が等間隔に設けられている。一方、台座側留め具25には、この凸部に対応する凹み部251が形成されている。台座側留め具25は板ばねで出来ており、内径を拡げて照明側留め具24を挟み込むことが出来る。なお、上記凸部241は、本考案の第一係合部の一例に相当するものであり、上記凹み部251は、本考案の第二係合部の一例に相当するものである。
図6(c)には、台座側留め具25に挟み込まれた照明側留め具24が示されている。なお、説明を理解しやすくするため、照明側留め具24が取り付けられているソケット23、照明部21、および電極21については図示を省略する。この図において上部の左右方向の矢印は、台座側留め具25の上部を拡げられることを示しており、照明側留め具24の内部に示された矢印は、照明側留め具24が軸周りに回転可能であることを示している。台座側留め具25が照明側留め具24を挟んだ後、照明部21を軸周りに回転させると、回転角度が所定の角度になったときに上記凸部241と凹み部251が嵌合する。この実施形態では45度間隔で凸部241と凹み部251が嵌合する。すなわち、凸部241と凹み部251が嵌合する位置を調整することにより、照明部21の照射方向を調整することができる。なお、上記管状体は、台座26に内蔵された不図示の接続部材を電極22に接続した状態でも軸周りに回動可能なものである。このため、例えばこの接続部材を電極22に接続し、照明部21を発光させた状態で、照明部21の照射方向を調整することができる。
以下、図7および図8を用いて、図6に示す照明器具2の組み立て方法の一例について説明する。
図7は、図6に示す照明器具2を組み立てる手順の前半部分を示す図である。
図7(a)には、照明側留め具24の外周面が示されており、図7(b)には、照明側留め具24を電極22側から見た様子が示されている。照明側留め具24は、図7(a)に示すように一定の幅があり、図7(b)に示すようにリング状の部材である。図7(a)に示すように、この照明側留め具24は縁の部分が他の部分と比較して僅かに厚くなっており、台座側留め具25によって挟み込まれた照明側留め具24が軸方向にずれないようになっている。また、図7(b)には、照明側留め具24の径方向外方に向かって突出した凸部241が、その中心軸から45度の角度毎に全部で8つ設けられていることが示されている。
図7(c)には、照明側留め具24をソケット23に取り付ける様子が示されている。図中に示す矢印は、照明側留め具24をソケット23に取り付ける際の方向を示すものである。この照明側留め具24をソケット23に嵌め込んだ後、長手方向の位置を調節した上で、ソケット23に固定する。なお、照明側留め具24は、照明部21の両端にあるため、双方の照明側留め具24がそれぞれ台座側留め具25に嵌合するように長手方向の位置を調整する必要がある。図7(d)には、照明側留め具24がソケット23に回動不能に取り付けられた様子が示されている。すなわち、ソケット23と照明側留め具24は一体化されている。
図8は、図6に示す照明器具2を組み立てる手順の後半部分を示す図である。
図8(a)には、台座側留め具25の外周面が示されており、図8(b)には、台座側留め具25を軸方向から見た様子が示されている。台座側留め具25は、図8(a)に示すように一定の幅があり、図8(b)に示すようにリング状の部材である。この台座側留め具は25はその下側が台座26に固定されており、上側が開口している。台座側留め具25は板ばねであるため、この開口を拡げて照明側留め具24を挿入することができる。図8(b)には、6つの凹み部251が示されている。この凹み部251は照明側留め具24に設けられた凸部241に対応している。
図8(c)には、ソケット23に取り付けられた照明側留め具24を台座側留め具25に取り付ける様子が示されている。図中に示す矢印は、照明側留め具24を台座側留め具25に取り付ける際の方向を示すものである。
図8(d)には、照明側留め具24が台座側留め具25に取り付けられた様子が示されている。この図において、照明部21の軸周りに示された矢印は、照明部21を回転させることができることを示している。照明部21を軸周りに回転させると、管状体20全体が回転し、台座側留め具25に対する照明側留め具24の相対的な角度が変化する。すなわち、上記説明したように、照明側留め具24の凸部241と、台座側留め具25の凹み部251は、照明部21を回転させると45度間隔で嵌合するため、照明部21の照射方向を調整することができる。ここで、調整した照射方向で確実に固定したい場合には、例えば台座側留め具25の上部をボルトで固定してもよい(図8(d)に示すB参照)。ボルトで固定すると、管状体20を下側にして設置した場合に、管状体20が台座側留め具25から外れて落下してしまうことを防止することができる。
上記説明した照明器具2によれば、照明側留め具24および台座側留め具25を見れば45度ずつ調整できることが容易に理解できる。したがって、照明部21を一瞬でも発光させれば、最適な嵌合状態を容易に想定することができ、照明部21の照射方向の調整作業を容易に行うことができる。また、照明部21を発光させなくても、管状体20の電極22の向きによって調整状況を確認することもできる。さらに、照明部21を発光させたまま照射方向を調整することもできる。
なお、本実施形態の照明器具2は、45度刻みで照射方向を調整できるが、この角度に限定されずに例えば10度刻みや、30度刻みで調整できるものであってもよい。この際、照明側留め具24や台座側留め具25に、色分した目盛や、調整角度を示す記号等を付すことにより、照射方向の調整状況を容易に把握できるようにしてもよい(図8(d)に示す目盛G参照)。また、照明部21の密閉性を高めるため、ソケット23と照明部21との境目に防水コーキングを施してもよい。
1 照明器具
11 照明部
111 筒状部材
12 電極
13 ソケット
131 ソケット本体部
1311 本体側凹凸部
132 ソケット蓋部
1321 蓋側凹凸部
2 照明器具
20 管状体
21 照明部
22 電極
23 ソケット
24 照明側留め具
25 台座側留め具
26 台座

Claims (6)

  1. 内部に複数の発光ダイオードが長手方向に並べられ、該長手方向に直交した断面形状がC字状の透光面を有する管状体を備えた照明器具において、
    前記管状体が、両端部分の外周面に、周方向に設けられた複数の第一係合部を有するものであり、
    第二係合部を有し、前記管状体の軸周りの回動を前記第一係合部と該第二係合部が係合することで規制する回動規制部材を備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記回動規制部材は、前記管状体の両端部それぞれに配置され、前記長手方向に突出し前記発光ダイオードへの電力を受け取る電極が設けられるとともに前記第二係合部が外周面の周方向に沿って複数設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記回動規制部材を前記管状体側に向けて付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記付勢部材は、前記回動規制部材と前記管状体を、該管状体が軸周り回動自在に連結したものであることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
  5. 前記回動規制部材は、前記管状体を該管状体の径方向に付勢して該管状体の前記長手方向の移動を規制する円弧状の板バネ部材の内周面に、前記係合部が係合する被係合部が該内周面の周方向に沿って複数設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  6. 前記管状体は、両端部それぞれに、前記長手方向に突出し前記発光ダイオードへの電力を受け取る電極を有するものであることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018067447A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 マイクロコーテック株式会社 直管型led照明装置およびそれを利用したラックシステム
KR20190001771U (ko) * 2018-01-02 2019-07-10 주식회사 경신산업 램프
JP2020035674A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 岩崎電気株式会社 照明ユニット及び照明ユニットの製造方法

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