JP2013201103A - 直管形ランプおよび照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】不燃性および飛散防止効果を得ることができる直管形ランプを提供する。
【解決手段】直管形ランプ10は、直管形のランプ本体11、ランプ本体11の周囲に被着する熱収縮チューブ12を備える。ランプ本体11と熱収縮チューブ12との間にシリコーン粘着層13を介在する。シリコーン粘着層13は、粘着性を有し、熱収縮チューブ12の熱収縮工程では硬化しないものとする。
【選択図】図1
【解決手段】直管形ランプ10は、直管形のランプ本体11、ランプ本体11の周囲に被着する熱収縮チューブ12を備える。ランプ本体11と熱収縮チューブ12との間にシリコーン粘着層13を介在する。シリコーン粘着層13は、粘着性を有し、熱収縮チューブ12の熱収縮工程では硬化しないものとする。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、不燃性および飛散防止効果を有する直管形ランプ、およびこの直管形ランプを用いた照明器具に関する。
従来、例えば車両の車内灯に用いられる車両用の照明器具としては、直管形ランプがグローブで覆われた照明器具、および直管形ランプが露出する照明器具がある。
このような車両用の照明器具において不燃構造を採用する場合、直管形ランプがグローブで覆われた車両用の照明器具では、ガラス繊維を基材としたシートで形成したグローブを用いることで対応できる。
直管形ランプが露出する車両用の照明器具では、直管形ランプのランプ本体にガラスを用いている場合には、直管形ランプ自体は不燃性が得られる。しかし、ガラスの破損時に、ガラスが飛散するおそれがあり、飛散防止効果を得るためにランプ本体の周囲を熱収縮チューブで覆う場合がある。熱収縮チューブには、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂熱収縮チューブが多く用いられ、また、耐熱性の高いフッ素樹脂熱収縮チューブも用いられている。
しかしながら、直管形ランプのランプ本体を熱収縮チューブで覆うことにより、飛散防止効果は得られるが、たとえ耐熱性の高いフッ素樹脂熱収縮チューブを用いたとしても十分な不燃性が得られない。これは、外部からの熱で熱収縮チューブが変形し、熱収縮チューブがランプ本体から離れ、熱収縮チューブからランプ本体に熱が逃げなくなることで、熱収縮チューブの十分な不燃性が得られなくなる。
本発明が解決しようとする課題は、不燃性および飛散防止効果を得ることができる直管形ランプ、およびこの直管形ランプを用いた照明器具を提供することである。
実施形態の直管形ランプは、直管形のランプ本体、ランプ本体の周囲に被着する熱収縮チューブを備える。ランプ本体と熱収縮チューブとの間にシリコーン粘着層を介在する。
本発明によれば、ランプ本体と熱収縮チューブとの間に介在するシリコーン粘着層により、外部からの熱で熱収縮チューブが変形するのを抑制できるため、熱収縮チューブからランプ本体に熱を逃すことができ、これにより、不燃性および飛散防止効果を得ることができる。
以下、一実施形態を、図1ないし図3を参照して説明する。
直管形ランプ10は、ランプ本体11、このランプ本体11の周囲に熱収縮して被着されている熱収縮チューブ12、およびランプ本体11と熱収縮チューブ12との間に介在するシリコーン粘着層13を有している。
そして、ランプ本体11は、発光モジュール16、この発光モジュール16を収容する直管形の管体17、およびこの管体17の両端に取り付けられる口金18,19を有している。
発光モジュール16は、長手方向に沿って細長い基板21、およびこの基板21の一面に基板21の長手方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた複数の発光部22を有している。各発光部22は、基板21に実装された半導体発光素子としてのLED素子23、およびこのLED素子23を覆う蛍光体を含有した封止樹脂24を有している。LED素子23が発生する青色光で蛍光体が励起されて黄色光を発生し、封止樹脂24の表面から青色光と黄色光とが混色された白色の光を放射する。なお、半導体発光素子としては、例えば有機EL素子などの他の素子を用いてもよい。
管体17は、円筒状の直管状に形成されたガラス管26を有している。
一方の口金18は、給電側口金で、端面から一対の略L字形の給電端子32が突設されている。この口金18は、ガラス管26の一端に挿入されて固定されている。一対の給電端子32は発光モジュール16に電気的に接続されている。
他方の口金19は、非給電側口金で、端面から1本の略T字形の非給電端子33が突設されている。この口金19は、ガラス管26の他端に挿入されて固定されている。
また、熱収縮チューブ12は、耐熱性に優れたフッ素樹脂熱収縮チューブが用いられ、ガラス管26の周面および口金18,19の周面を含むランプ本体11の全長域に亘って一体に被着されている。
また、シリコーン粘着層13は、シリコーン粘着材によって形成され、熱収縮チューブ12の熱収縮工程で硬化せず、熱収縮チューブ12をランプ本体11に粘着させる粘着性を維持している。
そして、直管形ランプ10の製造工程において、図2(a)に示すように、塗布工程において、ガラス管26の周面および口金18,19の周面を含むランプ本体11の周面全体に、シリコーン溶剤Aを塗布する。このシリコーン溶剤Aは、シリコーン樹脂にトルエンやキシレンなどの有機溶剤で溶かして塗布に適した粘度に調整したものである。
シリコーン溶剤Aの塗布後、揮発工程において、ランプ本体11を加熱装置に入れて100〜150℃の温度で所定時間加熱する。これにより、有機溶剤を揮発させ、ランプ本体11の周面にシリコーン粘着層13を形成する。
図2(b)に示すように、組合せ工程において、熱収縮前の熱収縮チューブ12にランプ本体11を挿通させる。熱収縮チューブ12の径方向の収縮率は10〜30%、長さ方向の収縮率は最大10%程度であるため、熱収縮前の熱収縮チューブ12の寸法は、熱収縮チューブ12にランプ本体11を挿通できるとともに、熱収縮チューブ12が熱収縮してランプ本体11に被着することができる寸法とされている。
図2(c)に示すように、熱収縮工程において、熱収縮チューブ12に挿通したランプ本体11を加熱装置に入れて180〜200℃の温度で1〜5分加熱する。これにより、熱収縮チューブ12が収縮してランプ本体11の周面にシリコーン粘着層13を介して被着される。
なお、揮発工程および熱収縮工程では、シリコーン粘着層13は、硬化することがなく、粘着性を維持している。シリコーン粘着層13が硬化する条件は、所定の硬化温度以上で所定の硬化時間以上加熱することが必要で、揮発工程および熱収縮工程とも所定の硬化温度以上にならないとともに所定の硬化時間に満たない。
このように製造された直管形ランプ10は、熱収縮チューブ12がガラス管26を覆ってランプ本体11の外周面に被着され、その熱収縮チューブ12の内周面はシリコーン粘着層13によってランプ本体11の外周面に粘着されている。シリコーン粘着層13は、効果しておらず、所定の粘着力を有する粘着性を維持している。
また、図3には、直管形ランプ10を用いる照明器具40であって、直管形ランプ10が露出する車両用の照明器具40を示す。この照明器具40は、器具本体41を有し、この器具本体41の両端近傍にソケット42,43が配設され、器具本体41の上面に点灯装置44が配設されている。一方のソケット42は、給電側ソケットであり、直管形ランプ10の口金18の給電端子32が着脱可能に装着され、点灯装置44からの電力を直管形ランプ10に供給する。他方のソケット43は、非給電側ソケットであり、直管形ランプ10の口金19の非給電端子33が着脱可能に装着される。
そして、車両内で直管形ランプ10に物などが当たった衝撃で、ガラス管26が破損したとしても、熱収縮チューブ12によってガラス管26の破片が飛散するのを防止できる。
また、仮に、車両内で火災が発生し、直管形ランプ10の熱収縮チューブ12に熱を受けても、ランプ本体11と熱収縮チューブ12との間に介在するシリコーン粘着層13により、熱収縮チューブ12が変形するのを抑制する。そのため、熱収縮チューブ12に受けた熱をランプ本体11に逃すことができ、熱収縮チューブ12の不燃性を維持できる。
このように、直管形ランプ10は、ランプ本体11と熱収縮チューブ12との間にシリコーン粘着層13を介在させることにより、不燃性および飛散防止効果を得ることができる。
また、シリコーン粘着層13は、粘着性を有しているため、その粘着力によって熱収縮チューブ12が変形するのを確実に防止することができる。
また、シリコーン粘着層13は、熱収縮チューブ12の熱収縮工程で硬化しないため、粘着性を維持できる。
また、熱収縮チューブ12は口金18,19まで被着しているため、熱収縮チューブ12の端部からのガラス管26の飛散防止効果を確実にできるとともに、口金18,19が樹脂製であっても不燃性を得ることができる。
なお、前記実施形態の直管形ランプ10は、車両用の照明器具40に限らず、一般照明用照明器具に用いることもできる。
また、直管形ランプとしては、半導体発光素子を用いた直管形ランプに限らず、直管形蛍光ランプに適用し、不燃性および飛散防止効果を有する直管形蛍光ランプに構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 直管形ランプ
11 ランプ本体
12 熱収縮チューブ
13 シリコーン粘着層
40 照明器具
41 器具本体
11 ランプ本体
12 熱収縮チューブ
13 シリコーン粘着層
40 照明器具
41 器具本体
Claims (4)
- 直管形のランプ本体と;
ランプ本体の周囲に被着する熱収縮チューブと;
ランプ本体と熱収縮チューブとの間に介在されたシリコーン粘着層と;
を具備していることを特徴とする直管形ランプ。 - シリコーン粘着層は、粘着性を有している
ことを特徴とする請求項1記載の直管形ランプ。 - シリコーン粘着層は、熱収縮チューブの熱収縮工程で硬化しない
ことを特徴とする請求項2記載の直管形ランプ。 - 請求項1ないし3いずれか一記載の直管形ランプと;
直管形ランプを配置する器具本体と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012070448A JP2013201103A (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 直管形ランプおよび照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012070448A JP2013201103A (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 直管形ランプおよび照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013201103A true JP2013201103A (ja) | 2013-10-03 |
Family
ID=49521176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012070448A Pending JP2013201103A (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 直管形ランプおよび照明器具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013201103A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016018629A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | エスケートレード株式会社 | 個体発光素子を使用した照明器用合成樹脂ケース |
JP2016119147A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 三菱電機株式会社 | ランプ、ランプ用カバー、照明装置及びランプの製造方法 |
JP2020035674A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 岩崎電気株式会社 | 照明ユニット及び照明ユニットの製造方法 |
-
2012
- 2012-03-26 JP JP2012070448A patent/JP2013201103A/ja active Pending
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