JP2020035364A - 逆走判定システム、逆走判定方法、及び逆走判定プログラム - Google Patents

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【課題】2つの一方通行道路が平面交差する特定交差点において、誤判定の可能性を低減して逆走の可能性を的確に判定する。【解決手段】第1一方通行道路と第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定システム(1)は、規定周期毎の自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得部(13)と、自車両の旋回方向が第3道路側であり、かつ、予測旋回半径が規定半径以下である場合に逆走する可能性があると判定する逆走判定部(16)とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、逆走判定システム、逆走判定方法、及び逆走判定プログラムに関する。
例えば高速自動車道路等の一方通行道路における車両の逆走が社会問題化している。このような車両の逆走を早期に判定してその未然防止を図る技術が、例えば特開2012−127790号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1の装置は、例えば2つの一方通行道路が平面交差する特定交差点(具体的には、高速道路におけるT字状の取付道R9中の交差点;特許文献1の段落0065を参照)において、車両の逆走可能性を判定する。この逆走判定においては、ステアリング操作量やブレーキ操作量、車速、ウィンカー操作等の運転操作に基づいて、一方通行道路を逆走する可能性があると判定される。
しかし、特許文献1の装置では、特定の運転操作に基づいて逆走の可能性を判定するため、例えば障害物回避のためのステアリング操作やブレーキ操作が行われた場合等に、逆走の意図がないにもかかわらず誤判定されてしまう可能性がある。
特開2012−127790号公報
2つの一方通行道路が平面交差する特定交差点において、誤判定の可能性を低減して逆走の可能性を的確に判定することができる技術が求められている。
本開示に係る逆走判定システムは、
第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定システムであって、
前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定部と、
規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得部と、
前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定部と、
を備える。
本開示に係る逆走判定システムは、
第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定方法であって、
前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定ステップと、
規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得ステップと、
前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定ステップと、
を含む。
本開示に係る逆走判定プログラムは、
第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定プログラムであって、
前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定機能と、
規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得機能と、
前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定機能と、
をコンピュータに実現させる。
これらの構成によれば、規定周期毎に取得される自車両の旋回方向及び予測旋回半径に基づいて逆走の可能性を判定するので、例えば単なる障害物回避のための車両挙動では判定条件を満たさない場合が多く、誤判定を少なく抑えることができる。また、規定周期毎の予測旋回半径を1つの指標として逆走の可能性を判定することで、車両の進行方向が大きく変化する前の比較的早い段階で、逆走の可能性を的確に判定することができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
実施形態の逆走判定システムの適用場面の概略図 図1における部分拡大図 逆走判定システムのブロック図 旋回半径の導出方法の説明図 逆走判定処理の手順を示すフローチャート
逆走判定システムの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の逆走判定システム1は、例えば自動車専用道路9における特定のインターチェンジ(平面Y型インターチェンジ92)において、本線車道91への逆走可能性を判定する。この逆走判定システム1は、例えば車両用の走行支援システムやナビゲーションシステムの一部として構成される。
本実施形態の逆走判定システム1が逆走判定を行うエリアは、一例として図1に示す、自動車専用道路9における平面Y型インターチェンジ92である。自動車専用道路9は、例えば高速自動車道路や都市高速道路等の、いわゆる高速道路である。このような自動車専用道路9の本線車道91は、上り・下りのそれぞれについて車両の通行方向が一方向に規制されている。平面Y型インターチェンジ92は、Y型インターチェンジのうち、2本の道路が平面交差するものである。平面Y型インターチェンジ92では、上り・下りのいずれかにおいて、本線車道91への進入路92Aと当該本線車道91からの退出路92Bとが平面交差する。これらの進入路92A及び退出路92Bも、車両の通行方向が一方向に規制されている。
図2に、平面Y型インターチェンジ92における2本の一方通行道路(進入路92A及び退出路92B)が平面交差するエリアの拡大図を示す。以下の説明において、進入路92Aを「第1一方通行道路93」と言い、退出路92Bを「第2一方通行道路94」と言う。また、第1一方通行道路93である進入路92Aと第2一方通行道路94である退出路92Bとが平面交差する地点を「特定交差点95」と言う。
図2に示すように、第1一方通行道路93は、一方通行の通行規制方向が互いに同一の第1道路93Aと第2道路93Bとを含んでいる。第2道路93Bは、第1道路93Aの先に接続されている。第1道路93Aと第2道路93Bとは、特定交差点95を介して接続されている。第1道路93A及び第2道路93Bは、それぞれ特定交差点95付近でカーブしているとともに、特定交差点95から離れた領域において直線状に延びている。第1道路93Aの直線状部分の向きと第2道路93Bの直線状部分の向きとは、およそ90°異なっている。
第2一方通行道路94は、一方通行の通行規制方向が互いに同一の第3道路94Aと第4道路94Bとを含んでいる。第4道路94Bは、第3道路94Aの先に接続されている。第3道路94Aと第4道路94Bとは、特定交差点95を介して接続されている。第3道路94A及び第4道路94Bは、それぞれ特定交差点95付近でカーブしているとともに、特定交差点95から離れた領域において直線状に延びている。第3道路94Aの直線状部分の向きと第4道路94Bの直線状部分の向きとは、およそ90°異なっている。
第1道路93Aの直線状部分と第4道路94Bの直線状部分とは、一方通行の通行規制方向が互いに逆となる状態で、隣り合って略平行に配置されている(逆平行配置)。第3道路94Aの直線状部分と第2道路93Bの直線状部分とは、一方通行の通行規制方向が互いに同一となる状態で、全体として直線状に配置されている。
特定交差点95は、第1道路93A、第2道路93B、第3道路94A、及び第4道路94Bが互いに接続される平面交差点である。この特定交差点95では、第1道路93A、第2道路93B、第3道路94A、及び第4道路94Bだけが接続されており、他の道路は接続されていない。
第1一方通行道路93(第1道路93A)を走行してきた車両は、特定交差点95を通過後もそのまま道なりに第1一方通行道路93(第2道路93B)を走行すべきであるが、誤って、第3道路94Aに進入してしまう場合がある。この場合、第3道路94A(第2一方通行道路94である退出路92B)を逆走して、さらには本線車道91を逆走することになる。逆走判定システム1は、このような本線車道91の逆走に繋がり得る特定交差点95での車両挙動を判定する。
図3に示すように、逆走判定システム1は、制御ユニット10を備えている。図示は省略するが、制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置を中核部材として備えるとともに、当該演算処理装置が参照可能な主記憶装置を備えている。主記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。制御ユニット10は、主記憶装置に記憶されている各プログラムを実行することで、逆走判定を行うための各機能を実現する。本実施形態では、制御ユニット10が「コンピュータ」として機能する。
逆走判定システム1(制御ユニット10)は、自車位置情報取得部11と、交差点情報取得部12と、旋回挙動取得部13と、判定部14と、警告処理部18とを備えている。また、判定部14は、近接判定部15と、逆走判定部16と、通過判定部17とを含んでいる。これらの機能部は、互いに情報の受け渡しを行うことができるとともに、主記憶装置や制御ユニット10とは別に設けられる記憶装置30からデータを抽出可能に構成されている。なお、これらの機能部は、共通のハードウェアで実現されても良いし、互いに通信可能な複数のハードウェア(例えば、制御ユニット10とサーバ装置)に分かれて実現されても良い。
また、逆走判定システム1は、制御ユニット10と通信可能な複数の装置(具体的には、情報取得部20、記憶装置30、及び警告装置40)を用いて実現される。情報取得部20は、逆走判定を行うために必要な情報を取得する各種装置を備えている。本実施形態では、情報取得部20はGPS受信機21と車速検出部22とヨーレート検出部23とを備えている。
GPS受信機21は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する。車速検出部22は、自車両8の各時点での走行速度を検出する。車速検出部22としては、例えば車両の車輪の回転に応じてパルス信号を発生させる車速パルスセンサを用いることができる。ヨーレート検出部23は、自車両8の各時点でのヨーレートを検出する。ヨーレート検出部23としては、例えば自車両8の進行方位又はその進行方位の変化に応じた信号を発生させるジャイロセンサを用いることができる。
これらのGPS受信機21、車速検出部22、及びヨーレート検出部23は、規定周期毎(サンプリング周期毎)にそれぞれの対象の情報を取得する。そして、制御ユニット10は、情報取得部20が備える各装置の検出情報を取得可能に構成されている。
記憶装置30は、制御ユニット10とは別に設けられる記憶装置である。記憶装置30は、例えばフラッシュメモリやハードディスク等である。記憶装置30には、経路案内、交通情報案内、及び地図表示等に必要な、道路ネットワーク情報を含む地図情報が記憶されている。本実施形態では特に、自動車専用道路9、平面Y型インターチェンジ92、及び特定交差点95(図2を参照)の位置の情報を含む情報として、地図情報が記憶されている。特定交差点95の位置情報は、具体的には、緯度及び経度の組で表される位置座標(特定交差点位置座標)として記憶されている。
警告装置40は、車両の乗員に対して警告を発するための装置である。警告装置40は、例えばディスプレイやスピーカ等である。警告装置40は、後述するように逆走判定システム1が本線車道91を逆走する可能性があると判定した場合に、警告処理部18からの出力を受けて、車両の乗員(特に、運転者)に対して警告を発する。この警告は、例えば警告装置40がディスプレイを含んでいれば、当該ディスプレイへの警告用文字列や光の点滅パターンの表示であっても良いし、例えば警告装置40がスピーカを含んでいれば、当該スピーカからの警告メッセージや警告音の鳴動等であっても良い。
本実施形態の逆走判定システム1は、特定交差点95において、その後に本線車道91を逆走することになる可能性について、誤判定の可能性を低減して的確に判定することができるように構成されている。以下、このような構成を実現するための逆走判定システム1の各機能部の構成について、具体的に説明する。
自車位置情報取得部11は、自車両8の位置(自車位置)を示す情報(自車位置情報)を取得する。自車位置情報は、自車両8に関して緯度及び経度の組で表される位置座標の情報を含む。自車位置情報取得部11は、GPS受信機21が規定周期毎(サンプリング周期毎)に受信するGPS信号に基づき、規定周期(GPS受信機21のサンプリング周期であり、例えば1[sec])で、時々刻々と変化する自車位置座標の情報を取得する。この自車位置の特定に際しては、マップマッチング等による補正がなされても良い。
交差点情報取得部12は、進行方向前方にある交差点の情報を取得する。本実施形態では特に、交差点情報取得部12は、進行方向前方にある特定交差点95の情報を取得する。交差点情報取得部12は、記憶装置30に記憶された道路ネットワーク情報を含む地図情報に基づき、進行方向前方にある特定交差点95の位置を示す特定交差点位置情報を取得する。特定交差点位置情報は、特定交差点95に関して緯度及び経度の組で表される位置座標の情報を含む。
旋回挙動取得部13は、規定周期毎に検出される自車両8の車両挙動に基づき、規定周期毎の車両の旋回挙動を取得する。本実施形態では、旋回挙動取得部13は、規定周期毎に検出される自車両8の車速V及びヨーレートYに基づき、規定周期毎の自車両8の旋回方向及び予測旋回半径Rpを取得する。規定周期は、車速検出部22やヨーレート検出部23のサンプリング周期であり、例えば100[msec]とすることができる。旋回方向は、自車両8が旋回する向きであり、検出されるヨーレートYの符号に基づいて取得することができる。予測旋回半径Rpは、自車両8の各時点での旋回半径、言い換えれば、自車両8の瞬間的な旋回半径或いは自車両8の極短時間の間での平均旋回半径であり、車速VをヨーレートYにより除算して得られる値として取得することができる。
車速VをヨーレートYにより除算することで予測旋回半径Rpを導出することが可能な理由について、図4を参照して説明する。図4は、自車両8が車速V[m/sec]で旋回している状況を示している。十分に短い期間では、図4に示すように、自車両8の旋回時の走行軌跡を真円の円弧とみなすことができる。このため、時間ΔT[sec]の間における、自車両8の旋回角A[rad]と、予測旋回半径Rp[m]と、自車両8の走行距離L[m]との間には、下記の式(1)の関係が成立し、式(1)を変形すると下記の式(2)が得られる。
L=Rp×A=ΔT×V ・・・(1)
Rp×(A/ΔT)=V ・・・(2)
また、下記の式(3)に示すように、自車両8のヨーレートY[rad/sec]は、自車両8の進行方向の変化量θ[rad]の時間微分に等しい。
Y=θ/ΔT ・・・(3)
そして、自車両8の横滑りがない状況を想定すると、進行方向の変化量θ[rad]は、旋回角A[rad]に等しく、それぞれの時間微分も互いに等しい。よって、式(1)及び式(2)から下記の式(4)が得られる。
Rp×Y=V・・・(4)
この式(4)に示されるように、車速VをヨーレートYにより除算することで予測旋回半径Rpが導出される。
旋回挙動取得部13は、その都度演算を行うことによって予測旋回半径Rpを取得しても良いし、テーブルを参照して予測旋回半径Rpを取得しても良い。後者の場合におけるテーブルには、車速V及びヨーレートYと、車速VをヨーレートYにより除算した値(すなわち、予測旋回半径Rp)との関係が規定される。
また、本実施形態の旋回挙動取得部13は、規定周期毎に検出される自車両8のヨーレートYに基づき、進行方向の変化量θ[rad]を取得する。上記のとおり、自車両8のヨーレートY[rad/sec]は自車両8の進行方向の変化量θ[rad]の時間微分に等しい。このため、旋回挙動取得部13は、自車両8のヨーレートY[rad/sec]を時間積分することで、自車両8の進行方向の変化量θ[rad]を取得することができる。なお、自車両8の進行方向の変化量θは、第1一方通行道路93の道路延在方向に沿う方向を基準(θ=0)とする変化量である。
判定部14は、平面Y型インターチェンジ92(具体的には、特定交差点95の手前)において、将来的に本線車道91を逆走することになる可能性を判定する。判定部14は、近接判定部15と、逆走判定部16と、通過判定部17とを含んでいる。
近接判定部15は、第1道路93Aを走行中の自車両8が特定交差点95に対して近接していることを判定する。近接判定部15は、第1道路93Aを走行中である場合に、自車位置情報取得部11で取得される自車位置情報と交差点情報取得部12で取得される特定交差点位置情報とに基づいて、近接判定を行う。近接判定部15は、自車位置の座標と特定交差点95の位置座標とに基づき、それらの間の距離Dpが第1規定距離D1内である場合に、自車両8が特定交差点95に近接していると判定する。特定交差点95への近接判定を行うための判定基準値(しきい値)である第1規定距離D1は、適宜設定されて良いが、一例を挙げるとすれば例えば5〜30[m]の範囲内の値に設定することができる。本実施形態では、第1規定距離D1が「規定距離」に相当する。
逆走判定部16は、自車両8が特定交差点95に近接している(自車両8が特定交差点95の手前において特定交差点95から第1規定距離D1内にある)と判定された場合に、旋回挙動取得部13で取得された自車両8の旋回方向及び予測旋回半径Rpに基づいて、本線車道91へ逆走する可能性があるか否かを判定する。本実施形態では、逆走判定部16は、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であり、かつ、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下である場合に、第3道路94Aに進入して逆走する可能性があると判定する。
第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であることを判定条件の1つとしているのは、逆走する場合には、自車両8は特定交差点95を通過後に第3道路94A側に進むはずだからである。また、規定周期毎の予測旋回半径Rpに基づいて逆走判定を行うのは、例えばステアリング操作やブレーキ操作等の運転操作に基づいて逆走判定を行う場合とは異なり、障害物回避等のための運転操作によって誤判定されてしまう可能性が低いからである。そして、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下であることを判定条件の1つとしているのは、実際に第1道路93Aから特定交差点95を通って第3道路94Aに逆走する場合には、明確なステアリング操作が必要で旋回半径がある程度小さくなるはずだからである。
本線車道91への逆走判定を行うための判定基準値(しきい値)の1つである規定半径R1は、適宜設定されて良いが、例えば第1道路93Aと共に第1一方通行道路93に含まれる第2道路93Bの道なり旋回半径に基づいて設定することができる。ここで、第2道路93Bの道なり旋回半径は、第2道路93Bの各点の曲率半径である。第2道路93Bの道なり旋回半径(曲率半径)が位置によって異なる場合には、規定半径R1は、第2道路93Bの各点の曲率半径のうちの最小値(以下、これを「最小曲率半径Rmin」と言う。)に基づいて設定すると良い。
本実施形態では、規定半径R1は、最小曲率半径Rminの10分の1以上に設定されている。規定半径R1は、より大きな値に設定されても良く、例えば最小曲率半径Rminの5分の1以上、最小曲率半径Rminの3分の1以上、さらには最小曲率半径Rminの2分の1以上等に設定されても良い。また、規定半径R1は、第2道路93Bにおける最小曲率半径Rmin以下に設定されている。
本実施形態では、逆走判定部16は、規定周期毎の予測旋回半径Rpが規定半径R1以下である状態が規定回数以上連続したことを条件として、逆走する可能性があると判定する。すなわち、逆走判定部16は、予測旋回半径Rpが最初に規定半径R1以下となった時点で直ちに逆走する可能性があると判定するのではなく、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下の状態が所定時間の間継続するようになって初めて、逆走する可能性があると判定する。規定回数は、適宜設定されて良いが、一例を挙げるとすれば例えば3〜10回の範囲内の値に設定することができる。このようにすることで、逆走の可能性を早期に判定可能としつつ、障害物回避等のための運転操作による誤判定の可能性を効果的に低減することができる。
また、本実施形態の逆走判定部16は、上述した基準(第1判定基準)に基づく逆走判定を、自車両8の車速Vが規定車速V1以上であることを条件として行う。規定車速V1は、通常走行と低車速走行とを区別するための判定基準値(しきい値)であり、適宜設定されて良いが、一例を挙げるとすれば例えば5〜15[km/h]の範囲内の値に設定することができる。
逆走判定部16は、自車両8が特定交差点95に近接していると判定された場合において、自車両8の車速Vが規定車速V1未満である場合には、旋回挙動取得部13で取得された自車両8の進行方向の変化量θに基づいて、本線車道91へ逆走する可能性があることを判定する。自車両8の進行方向の変化量θを基準とする場合(第2判定基準)、逆走判定部16は、自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1以上となった場合に、本線車道91へ逆走する可能性があると判定する。この第2判定基準のための判定基準値(しきい値)である規定変化量θ1は、第1道路93Aの道路延在方向と第3道路94Aの道路延在方向とのなす角に基づき、例えばそれよりもやや小さい値に設定することができる。自車両8の進行方向の変化量θに基づいて判定することで、車速が低い場合であっても誤判定の可能性を低減することができる。
このように、本実施形態の逆走判定部16は、自車両8が特定交差点95の手前において特定交差点95から第1規定距離D1内にあると判定された場合において、自車両8の車速Vが規定車速V1以上である場合には、第1判定基準に基づく逆走判定を行う。逆走判定部16は、この第1判定基準に基づく逆走判定において、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であり、かつ、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下である場合に、逆走する可能性があると判定する。一方、逆走判定部16は、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側ではなく、或いは、予測旋回半径Rpが規定半径R1よりも大きい場合には、逆走する可能性がないと判定する。
また、逆走判定部16は、自車両8が特定交差点95の手前において特定交差点95から第1規定距離D1内にあると判定された場合において、自車両8の車速Vが規定車速V1未満である場合に、第2判定基準に基づく逆走判定を行う。逆走判定部16は、この第2判定基準に基づく逆走判定において、自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1以上となった場合に、逆走する可能性があると判定する。一方、逆走判定部16は、自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1未満のうちは、逆走する可能性がないと判定する。
通過判定部17は、自車両8が特定交差点95を通過したことを判定する。通過判定部17は、自車位置情報取得部11で取得される自車位置情報と交差点情報取得部12で取得される特定交差点位置情報とに基づいて、通過判定を行う。通過判定部17は、自車位置の座標と特定交差点95の位置座標とに基づき、それらの間の距離Dpが第2規定距離D2以下となった場合に、自車両8が特定交差点95を通過したと判定する。特定交差点95の通過判定を行うための判定基準値(しきい値)である第2規定距離D2は、適宜設定されて良いが、一例を挙げるとすれば例えば−30〜0[m]の範囲内の値に設定することができる。なお、負の値は、第2道路93B上での特定交差点95からの距離を表すものとする。
警告処理部18は、自車両8が本線車道91へ逆走する可能性があると判定された場合に、警告装置40を用いて警告を発する。例えば警告処理部18は、警告装置40がディスプレイを含む場合に、警告用文字列や光の点滅パターンをディスプレイに表示して、車両の乗員(特に、運転者)に対して警告を行う。また、警告処理部18は、警告装置40がスピーカを含む場合に、警告メッセージや警告音をスピーカから鳴動して、車両の乗員に対して警告を行う。
以下、本実施形態の逆走判定システム1において実行される逆走判定処理の処理手順について説明する。
図5に示すように、まず、自車位置情報取得部11により、自車両8の位置を示す自車位置情報が規定周期で取り込まれる(ステップ#01)。また、交差点情報取得部12により、自車両8の前方にある特定交差点95の位置を示す特定交差点位置情報が取得される(#02)。これらの情報に基づき、判定部14により、自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが規定周期で算出される(#03)。また、旋回挙動取得部13により、自車両8の車速V及びヨーレートYの情報が規定周期で取得され、それらに基づき、自車両8の予測旋回半径Rpと進行方向の変化量θとが取得される(#04)。
次に、近接判定部15により、第1道路93Aを走行中の自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが第1規定距離D1以下となったか否かが判定される(#05)。自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが第1規定距離D1以下となったことをもって(#05:Yes)、自車両8が特定交差点95に近接したと判定される。この場合、逆走判定部16により、逆走判定の基準として第1判定基準と第2判定基準とのうちどちらを採用するかを決定するため、自車両8の車速Vが規定車速V1以上であるか否かが判定される(#06)。
自車両8の車速Vが規定車速V1以上であれば(#06:Yes)、逆走判定部16により、第1判定基準に基づく逆走判定が行われる。この第1判定基準に基づく逆走判定では、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であるか否かが判定され(#07)、また、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下であるか否かが判定される(#08)。このステップ#08の判定においては、好ましくは、規定周期毎の予測旋回半径Rpが規定半径R1以下である状態が規定回数以上連続した場合に肯定的判断となる(すなわち、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下であると確定する)ように構成される。
自車両8の旋回方向が第3道路94A側であり(#07:Yes)、かつ、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下であれば(#08:Yes)、第3道路94Aに進入して逆走する可能性があると判定され、警告処理部18により、車両の乗員に対して警告が発せられる(#09)。一方、自車両8の旋回方向が第3道路94A側ではなく(#07:No)、或いは、予測旋回半径Rpが規定半径R1よりも大きければ(#08:No)、警告は発せられない。
ステップ#06の車速判定において、自車両8の車速Vが規定車速V1未満であれば(#06:No)、逆走判定部16により、第2判定基準に基づく逆走判定が行われる。この第2判定基準に基づく逆走判定では、自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1以上であるか否かが判定される(#10)。自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1以上であれば(#10:Yes)、第3道路94Aに進入して逆走する可能性があると判定され、警告処理部18により、車両の乗員に対して警告が発せられる(#09)。一方、自車両8の進行方向の変化量θが規定変化量θ1未満であれば(#10:No)、警告は発せられない。
通過判定部17により、自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが第2規定距離D2以下となったか否かが判定される(#11)。自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが第2規定距離D2よりも大きい間は(#11:No)、未だ特定交差点95の通過前であると判定され、一連の逆走判定(ステップ#06〜#10の処理)が繰り返し実行される。自車両8と特定交差点95との間の距離Dpが第2規定距離D2以下となると(#11:Yes)、特定交差点95を通過済みと判定され、処理を終了する。以上の処理を、平面Y型インターチェンジ92を走行中、繰り返し実行する。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、逆走判定部16が、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であり、かつ、規定周期毎の予測旋回半径Rpが規定半径R1以下である状態が規定回数以上連続した場合に、逆走する可能性があると判定する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、逆走判定部16は、第1道路93Aの道路延在方向に対して自車両8の旋回方向が第3道路94A側であった場合に、予測旋回半径Rpが規定半径R1以下であることが一度判定されただけで、逆走する可能性があると判定しても良い。
(2)上記の実施形態では、規定半径R1が第2道路93Bの最小曲率半径Rminに基づいて設定されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、規定半径R1が例えば本線車道91の道路幅に基づいて(例えば最大道路幅の1〜3倍等に)設定されても良い。それ以外にも、上記の実施形態において各種判定のためのしきい値として言及した具体的数値はあくまで例示であって、各種の事情を考慮して適宜変更しても良い。
(3)上記の実施形態では、逆走判定部16が、自車両8の車速に応じて逆走判定のための判定基準を異ならせる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、逆走判定部16が、自車両8の車速によらずに一律に、第1判定基準に基づく逆走判定(すなわち、自車両8の旋回方向と予測旋回半径Rpとに基づく逆走判定)を行っても良い。
(4)上記の実施形態では、平面Y型インターチェンジ92において第1一方通行道路93に含まれる第1道路93A及び第2道路93B、並びに第2一方通行道路94に含まれる第3道路94A及び第4道路94Bだけが接続された交差点を一律に特定交差点95とみなす構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば信号機が非設置であることを特定交差点95の条件に含めても良い。この場合、第1道路93A、第2道路93B、第3道路94A、及び第4道路94Bだけが接続された交差点であっても、信号機が設置された交差点は特定交差点95から除外され、当該交差点では逆走判定は行われない。
(5)上記の実施形態では、逆走判定システム1が自動車専用道路9の平面Y型インターチェンジ92において逆走判定を行う構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、逆走判定システム1は、第1道路93Aと第2道路93Bとを含む第1一方通行道路93と、第1道路93Aと第2道路93Bとの接続部分に接続される第3道路94Aを含む第2一方通行道路94とが平面交差する特定交差点95であれば、平面Y型インターチェンジ92以外のエリアでも逆走判定を行っても良い。
(6)上記の実施形態では、逆走判定システム1が車両用の走行支援システムやナビゲーションシステムの車載装置に組み込まれた構成を主に想定して説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、逆走判定システム1は、例えばユーザが持ち運び可能な可搬装置(例えばポータブルナビゲーション装置やスマートフォン等)を用いて実現されても良い。
(7)上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
〔実施形態の概要〕
以上をまとめると、本開示に係る逆走判定システムは、好適には、以下の各構成を備える。
第1道路(93A)と第2道路(93B)とを含む第1一方通行道路(93)と、前記第1道路(93A)と前記第2道路(93B)との接続部分に接続される第3道路(94A)を含む第2一方通行道路(94)とが平面交差する特定交差点(95)での逆走可能性を判定する逆走判定システム(1)であって、
前記第1道路(93A)を走行中の自車両(8)が前記特定交差点(95)に対して規定距離(D1)内にあることを判定する近接判定部(15)と、
規定周期毎に検出される前記自車両(8)の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両(8)の旋回方向及び予測旋回半径(Rp)を取得する旋回挙動取得部(13)と、
前記自車両(8)が前記特定交差点(95)の手前において前記特定交差点(95)から前記規定距離(D1)内にある場合に、前記第1道路(93A)の道路延在方向に対して前記自車両(8)の旋回方向が前記第3道路(94A)側であり、かつ、前記予測旋回半径(Rp)が規定半径(R1)以下である場合に、前記第3道路(94A)に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定部(16)と、
を備える。
この構成によれば、規定周期毎に取得される自車両(8)の旋回方向及び予測旋回半径(Rp)に基づいて逆走の可能性を判定するので、例えば単なる障害物回避のための車両挙動では判定条件を満たさない場合が多く、誤判定を少なく抑えることができる。また、規定周期毎の予測旋回半径(Rp)を1つの指標として逆走の可能性を判定することで、車両の進行方向が大きく変化する前の比較的早い段階で、逆走の可能性を的確に判定することができる。
一態様として、
前記逆走判定部(16)は、前記規定周期毎の前記予測旋回半径(Rp)が前記規定半径(R1)以下である状態が規定回数以上連続したことを条件として、前記第3道路(94A)を逆走する可能性があると判定することが好ましい。
この構成によれば、予測旋回半径(Rp)が規定半径(R1)以下の状態が所定時間の間継続するようになって初めて逆走する可能性があると判定するので、一時的な予測旋回半径(Rp)の縮小変化に基づく誤判定の可能性を効果的に低減することができる。
一態様として、
前記規定半径(R1)が、前記第2道路(93B)における最小曲率半径(Rmin)以下に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、誤判定の可能性を低減しつつ、逆走の可能性を早期に判定することができる。
一態様として、
前記第2一方通行道路(94)は、前記特定交差点(95)において前記第3道路(94A)の先に接続される第4道路(94B)を含み、
前記特定交差点(95)は、前記第1道路(93A)、前記第2道路(93B)、前記第3道路(94A)、及び前記第4道路(94B)だけが接続された交差点であることが好ましい。
この構成によれば、例えば通行規制方向が互いに逆向きの2本の一方通行道路が平面交差する場合がある平面Y型インターチェンジにおいて、誤判定を少なく抑えつつ逆走の可能性を的確に判定することができる。
上述した逆走判定システム(1)の技術的特徴は、逆走判定方法や逆走判定プログラムにも適用可能である。これらの逆走判定方法や逆走判定プログラムでも、同様に、2つの一方通行道路が平面交差する特定交差点(95)において、誤判定の可能性を低減して逆走の可能性を的確に判定することができる。
なお、逆走判定プログラムは、電気通信回線を通じて公衆に利用可能とされても良いし、当該プログラムが記録された記録媒体の形態で頒布されても良い。
1 逆走判定システム
13 旋回挙動取得部
15 近接判定部
16 逆走判定部
93 第1一方通行道路
93A 第1道路
93B 第2道路
94 第2一方通行道路
94A 第3道路
94B 第4道路
95 特定交差点
D1 規定距離
Rp 予測旋回半径
R1 規定半径
Rmin 最小曲率半径

Claims (6)

  1. 第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定システムであって、
    前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定部と、
    規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得部と、
    前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定部と、
    を備える、逆走判定システム。
  2. 前記逆走判定部は、前記規定周期毎の前記予測旋回半径が前記規定半径以下である状態が規定回数以上連続したことを条件として、前記第3道路を逆走する可能性があると判定する、請求項1に記載の逆走判定システム。
  3. 前記規定半径が、前記第2道路における最小曲率半径以下に設定されている、請求項1又は2に記載の逆走判定システム。
  4. 前記第2一方通行道路は、前記特定交差点において前記第3道路の先に接続される第4道路を含み、
    前記特定交差点は、前記第1道路、前記第2道路、前記第3道路、及び前記第4道路だけが接続された交差点である、請求項1から3のいずれか一項に記載の逆走判定システム。
  5. 第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定方法であって、
    前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定ステップと、
    規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得ステップと、
    前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定ステップと、
    を含む、逆走判定方法。
  6. 第1道路と第2道路とを含む第1一方通行道路と、前記第1道路と前記第2道路との接続部分に接続される第3道路を含む第2一方通行道路とが平面交差する特定交差点での逆走可能性を判定する逆走判定プログラムであって、
    前記第1道路を走行中の自車両が前記特定交差点に対して規定距離内にあることを判定する近接判定機能と、
    規定周期毎に検出される前記自車両の車両挙動に基づき、前記規定周期毎の前記自車両の旋回方向及び予測旋回半径を取得する旋回挙動取得機能と、
    前記自車両が前記特定交差点の手前において前記特定交差点から前記規定距離内にある場合に、前記第1道路の道路延在方向に対して前記自車両の旋回方向が前記第3道路側であり、かつ、前記予測旋回半径が規定半径以下である場合に、前記第3道路に進入して逆走する可能性があると判定する逆走判定機能と、
    をコンピュータに実現させるための、逆走判定プログラム。
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