JP2020034524A - 電源システム - Google Patents

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賢和 草野
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Abstract

【課題】SOCの全範囲にわたって、SOC特性データを正確に取得できる電源システムを提供すること。【解決手段】二次電池2と、記憶部3と、算出部4と、SOC特性導出部5とを備える。記憶部3は、劣化する前の二次電池2の、開回路電圧と容量との関係である初期特性データを記憶する。算出部4は、初期特性データを用いて、劣化した二次電池2の、開回路電圧と容量との関係である劣化特性データを算出する。SOC特性導出部5は、劣化特性データに含まれる容量の値を、劣化した二次電池2の満充電容量QF’で除すことにより、劣化した二次電池2の開回路電圧と充電率との関係を導出する。【選択図】図5

Description

本発明は、二次電池の、開回路電圧と充電率との関係を算出する電源システムに関する。
従来から、二次電池の、開回路電圧と充電率との関係を算出する電源システムが知られている(下記特許文献1参照)。この電源システムでは、二次電池を使用しつつ、開回路電圧(以下、OCVとも記す)と充電率(以下、SOCとも記す)の測定値を多数取得し、これらの測定値を蓄積することにより(図14参照)、OCVとSOCとの関係(以下、SOC特性データとも記す)を算出している。そして、このSOC特性データと、OCVの実測値とを用いて、使用している二次電池のSOCを算出する。上記電源システムは、算出したSOCの値を、二次電池の充放電の制御に利用している。
二次電池は、劣化すると、SOC特性データが変化することが知られている。そのため、上記電源システムでは、SOC特性データを定期的に更新している。
特開2017−223536号公報
しかしながら、使用中の二次電池のSOCは、0%付近や100%付近の値になることがあまりない場合も想定される。その場合、SOCがこれらの値になったときの測定値は、取得しにくい(図14参照)。したがって、上記電源システムでは、SOCが0%付近や100%付近になったときの、SOC特性データを正確に求めることができない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、SOCの全範囲にわたって、SOC特性データを正確に取得できる電源システムを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、二次電池(2)と、
劣化する前の該二次電池の、開回路電圧と容量との関係である初期特性データを記憶する記憶部(3)と、
上記初期特性データを用いて、劣化した上記二次電池の、上記開回路電圧と上記容量との関係である劣化特性データを算出する算出部(4)と、
上記劣化特性データに含まれる上記容量の値を、劣化した上記二次電池の満充電容量(QF )で除すことにより、劣化した上記二次電池の上記開回路電圧と充電率との関係を導出するSOC特性導出部(5)と、
を備える、電源システム(1)にある。
上記電源システムは、上記算出部と、上記SOC特性導出部とを備える。算出部は、上記初期特性データを用いて、上記劣化特性データを算出する。SOC特性導出部は、この劣化特性データを用いて、二次電池のOCVとSOCとの関係(すなわち、SOC特性データ)を導出する。
上記初期特性データは、二次電池の使用を開始する前に、SOCの全範囲(すなわち、0%から100%)にわたって取得することができる。したがって、初期特性データを利用してSOC特性データを算出すれば、SOCの全ての範囲にわたって、正確なSOC特性データを取得することが可能になる。
以上のごとく、上記態様によれば、SOCの全範囲にわたって、SOC特性データを正確に取得できる電源システムを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、初期特性データ、及び該初期特性データの容量値に容量劣化率αを乗じたデータ。 実施形態1における、初期特性データの容量値に容量劣化率αを乗じたデータと、劣化特性データ。 実施形態1における、劣化した二次電池のSOC特性データ。 実施形態1における、容量劣化率αとオフセット量βとを算出する方法の説明図。 実施形態1における、電源装置の概念図。 実施形態1における、算出部のフローチャート。 図6に続くフローチャート。 図7に続くフローチャート。 実施形態2における、容量劣化率αを算出する方法の説明図。 実施形態2における、オフセット量βを算出する方法の説明図。 実施形態2における、算出部のフローチャート。 図11に続くフローチャート。 図12に続くフローチャート。 比較形態における、劣化した二次電池の、OCVとSOCの関係。
(実施形態1)
上記電源システムに係る実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。図5に示すごとく、本形態の電源システム1は、二次電池2と、記憶部3と、算出部4と、SOC特性導出部5とを備える。記憶部3は、劣化する前の二次電池2の、開回路電圧(OCV)と容量との関係である初期特性データ(図1参照)を記憶する。算出部4は、初期特性データを用いて、劣化した二次電池2の、OCVと容量との関係である劣化特性データ(図2参照)を算出する。
SOC特性導出部5は、劣化特性データに含まれる容量の値を、劣化した二次電池2の満充電容量QF で除すことにより、劣化した二次電池2のOCVとSOCとの関係(図3参照)を導出する。
本形態の電源システム1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電源システムである。図5に示すごとく、二次電池2は、インバータ11及び充電装置12に接続している。上記インバータ11は、二次電池2から供給される直流電力を交流電力に変換する。そして、得られた交流電力を用いて三相交流モータ(図示しない)を駆動するよう構成されている。これにより、上記車両を走行させている。
インバータ11と二次電池2との間には、放電用スイッチ81が設けられている。また、充電装置12と二次電池2との間には、充電用スイッチ82が設けられている。インバータ11を駆動する際には、放電用スイッチ81をオンする。また、二次電池2を充電する際には、充電用スイッチ82をオンする。これらのスイッチ81,82のオンオフ動作は、制御部6によって制御される。この制御部6に、上述した記憶部3、算出部4、SOC特性導出部5が設けられている。
二次電池2は、互いに直列に接続された、複数の電池セル29を備える。個々の電池セル29は、リチウムイオン電池からなる。二次電池2には、電圧センサ6Vと電流センサ6Aとが接続している。これらのセンサ6A,6Vの測定値は、制御部10に送信される。
なお、複数の電池セル29を互いに並列に接続してセルブロックを構成し、このセルブロックを複数個、互いに直列に接続することにより、二次電池2を構成してもよい。
次に、劣化した二次電池2の、OCVとSOCとの関係(すなわちSOC特性データ)を算出する方法について説明する。図1に示すごとく、二次電池2が製造された後、制御部10は、初期状態における二次電池2のOCVと容量との関係(すなわち、初期特性データ)を取得する。例えば、二次電池2を完全に放電し、この状態から僅かに充電して、電流の積算値(すなわち容量)とOCVとを測定する。この測定を、二次電池2が満充電されるまで複数回行う。そして、得られた複数の測定値を、上記初期特性データとして記憶する。
二次電池2が劣化した場合、算出部4は、初期特性データの容量の値に容量劣化率αを乗じたデータ(以下、中間データとも記す)を作成する。容量劣化率αは、劣化した二次電池2の満充電容量をQF 、劣化前の二次電池2の満充電容量をQFとした場合、下記式によって表すことができる。
α=QF /QF
上記中間データを作成した後、算出部4は図2に示すごとく、中間データのOCV値にオフセット量βを加える。これにより、劣化した二次電池2の、OCVと容量の関係(すなわち劣化特性データ)を算出する。オフセット量βは、二次電池2の活物質の劣化に伴う、OCVの変動量である。
このようにすると、劣化特性データを正確に求めることができる。すなわち、二次電池2が劣化すると、活物質の結晶構造が変化し、活物質にリチウムイオンが脱挿入されにくくなる。そのため、二次電池2の容量が低下する。容量が低下する割合は、SOCの全範囲にわたって均等である。したがって、初期特性データ(図1参照)のグラフに、容量劣化率αを全体的に乗じることにより、劣化特性データと同じ形状のグラフ(すなわち中間データ)を得ることができる。また、本発明者らは鋭意検討の結果、二次電池2が劣化すると、OCVが全体的にオフセットすることを見出した。したがって、上記中間データにオフセット量β(図2参照)を全体的に加えることにより、劣化した二次電池2の、OCVと容量の関係(すなわち劣化特性データ)を正確に求めることができる。
このように劣化特性データを取得した後、この劣化特性データに含まれる容量の値を、劣化した二次電池2の満充電容量QF で除す。これにより、図3に示すごとく、劣化した二次電池のOCVとSOCの関係(すなわちSOC特性データ)を導出する。
次に、容量劣化率αとオフセット量βの算出方法について、より詳細に説明する。図4に示すごとく、算出部4は、OCVが第1電圧値VAから第2電圧値VBまで変化したときの容量の変化量(以下、容量変化量ΔQとも記す)を、劣化した二次電池2について電流積算によって測定した値である劣化第1容量変化量ΔQ を取得する。また、算出部4は、初期特性データを用いて、OCVが第1電圧値VAから第2電圧値VBまで変化したときの容量変化量ΔQ(初期第1容量変化量ΔQ)を算出する。
次いで、算出部4は、OCVが第2電圧値VBから第3電圧値VCまで変化したときの容量変化量ΔQを、劣化した二次電池2について電流積算によって測定した値である劣化第2容量変化量ΔQ2 を取得する。さらに、算出部4は、初期特性データを用いて、OCVが第2電圧値VBから第3電圧値VCまで変化したときの容量変化量ΔQ(初期第2容量変化量ΔQ2)を算出する。そして、|ΔQ −ΔQ1|および|ΔQ2 −ΔQ2|が規定値以下になるときの容量劣化率α、及びオフセット量βを、最小二乗法を用いて算出する。
次に、制御部10のフローチャートの説明を行う。制御部10は、二次電池2が製造された後、図6に示すごとく、まずステップS1を行う。ここでは、劣化前の二次電池2の、OCVと容量との関係(すなわち、初期特性データ)を取得し、記憶する。次いで、ステップS2に移る。ここでは、劣化特性データを更新する必要があるか否かを判断する。例えば、前回、劣化特性データを更新してから所定時間以上経過した場合は、更新する必要あり(Yes)と判断し、ステップS3へ移る。
ステップS3では、OCVを測定できるか否かを判断する。ここでは、例えば、二次電池2を充放電した直後は、OCVを正確に測定できないため、Noと判断する。また、二次電池2の充放電を暫く行っていない場合は、OCVを測定可能(Yes)と判断する。そして、ステップS4に移る。
ステップS4では、OCVの第1電圧値VA(図4参照)を測定し、記憶する。その後、ステップS5に移る。ここでは、充放電を開始し、電流値を積算する。次いで、ステップS6に移り、OCVを測定可能か否か判断する。ここでYesと判断した場合は、ステップS7に移る。
ステップS7では、第2電圧値VBと劣化第1容量変化量ΔQ1 を測定し、記憶する。その後、ステップS8に移る。ここでは、充放電を開始し、電流値を積算する。次いで、ステップS9に移り、再び、OCVを測定可能か否か判断する。ここでYesと判断した場合は、ステップS10に移る。ステップS10では、第3電圧値VCと劣化第2容量変化量ΔQ2 を測定し、記憶する。
その後、ステップS11に移る。ここでは、初期特性データを用いて、初期第1容量変化量ΔQ1、及び初期第2容量変化量ΔQ2を算出する。次いで、ステップS12に移り、|ΔQ1 −ΔQ1|および|ΔQ2 −ΔQ2|が規定値以下になるときの容量劣化率α、及びオフセット量βの値を、最小二乗法を用いて算出する。
次いで、ステップS13に移る。ステップ13では、初期特性データに対して、容量値に容量劣化率αを乗じる演算と、OCVにオフセット量βを加える演算とを行う。これにより、劣化特性データを作成する。
その後、ステップS14に移る。ここでは、劣化特性データの容量値を、劣化後の満充電容量QF で除す。これにより、劣化後のSOC特性データを作成する。
次に、本形態の作用効果について説明する。図5に示すごとく、本形態の電源システム1は、算出部4と、SOC特性導出部5とを備える。算出部4は、図1、図2に示すごとく、初期特性データを用いて、劣化特性データを算出する。SOC特性導出部5は、図3に示すごとく、劣化特性データを用いて、二次電池2のOCVとSOCとの関係(すなわち、SOC特性データ)を導出する。
初期特性データは、二次電池2の使用を開始する前に、SOCの全ての領域(すなわち、0%から100%)にわたって取得することができる。したがって、初期特性データを利用してSOC特性データを算出すれば、SOCの全ての範囲にわたって、正確なSOC特性データを取得することが可能になる。
従来の電源システム1は、図14に示すごとく、二次電池2を使用しつつ、OCVとSOCの測定値を多数取得し、これらの測定値を用いて、SOC特性データを算出していた。しかしながら、使用中の二次電池2は、SOCが10%以下、又は90%以上になる頻度が低い。そのため、SOCが10%以下、又は90%以上の範囲では、正確なSOC特性データを取得しにくい。これに対して本形態では、図1、図2に示すごとく、二次電池2の使用を開始する前に取得される初期特性データ(すなわち、SOCが0〜100%の範囲で取得できるデータ)を用いてSOC特性データを算出するため、SOCの全範囲にわたって、正確なSOC特性データを取得することができる。
また、本形態の算出部4は、容量劣化率αを算出する処理と、オフセット量βを算出する処理とを行う。そして、初期特性データに対して、容量に容量劣化率αを乗ずる演算と、OCVにオフセット量βを加える演算とを行うことにより、劣化特性データを算出する。
このようにすると、活物質が劣化したことによる容量の劣化率と、OCVの変動量とを、劣化特性データの算出に反映させることができる。そのため、劣化特性データを正確に算出でき、正確なSOC特性データを取得することができる。
また、本形態の算出部4は、図4、図6〜図8に示すごとく、OCVが所定の値(本形態では第1電圧値VA)から別の値(本形態では第2電圧値VB)まで変化したときにおける容量変化量ΔQを、劣化した二次電池2について測定すると共に、初期特性データを用いて算出する。そして、これら取得した容量変化量(ΔQ1 ,ΔQ1)を用いて、容量劣化率αおよびオフセット量βを算出する。
このようにすると、劣化した二次電池2の、容量変化量ΔQの実測値を用いるため、容量劣化率αおよびオフセット量βを正確に求めることができる。
より詳しくは、本形態の算出部4は、上述した劣化第1容量変化量ΔQ1 と、初期第1容量変化量ΔQ1と、劣化第2容量変化量ΔQ2 と、初期第2容量変化量ΔQ2とを用いて、容量劣化率αおよびオフセット量βを算出する。
このようにすると、容量劣化率αおよびオフセット量βをより正確に算出することができる。
なお、劣化した二次電池2の容量変化量ΔQ1 ,ΔQ2 が、予め定められた値より大きくなるように、二次電池2の充放電を十分に行ってから、OCVの値(VA,VB,VC)を測定するようにしてもよい。
このようにすると、容量劣化率αおよびオフセット量βを、さらに正確に算出することができる。
また、劣化した二次電池2の容量変化量ΔQ1 ,ΔQ2 を算出する際、電流センサ6A(図5参照)の測定誤差よりも大きな電流が二次電池2から流れた場合のみ、その電流値を積算して容量変化量ΔQ1 ,ΔQ2 を算出してもよい。
このようにすると、二次電池2の測定誤差が累積することを抑制でき、容量変化量ΔQ1 ,ΔQ2 を正確に算出できる。
また、第1電圧値VAと第2電圧値VBとの差、および第2電圧値VBと第3電圧値VCとの差が、予め定められた値よりも大きくなるように、二次電池2を十分に放電させてもよい。
このようにすると、容量劣化率αおよびオフセット量βを、より正確に算出することができる。
また、上記第1電圧値VAと第2電圧値VBとの差、および第2電圧値VBと第3電圧値VCとの差は、電圧センサ6V(図5参照)の測定誤差よりも大きい値に設定することが好ましい。
このようにすると、上記電圧値の差を十分に大きくすることができるため、容量劣化率αおよびオフセット量βを、十分正確に算出することができる。
以上のごとく、本形態によれば、SOCの全範囲にわたって、SOC特性データを正確に取得できる電源システムを提供することができる。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、容量劣化率αおよびオフセット量βの算出方法を変更した例である。図9に示すごとく、本形態では、まず実施形態1と同様に、OCVが第1電圧値VAから第2電圧値VBに変化したときの容量変化量ΔQを、劣化した二次電池2について測定した値である劣化第1容量変化量ΔQ1 と、初期特性データを用いて算出した値である初期第1容量変化量ΔQ1とを取得する。そして、下記式1を用いて、容量劣化率αを算出する。
α=ΔQ1 /ΔQ1 ・・・(1)
次いで、図10に示すごとく、容量が所定値QβになったときにおけるOCVを、劣化した二次電池2について測定した値である劣化開回路電圧Vβ を取得する。容量の上記値Qβは、上記劣化開回路電圧Vβ が、第1電圧値VAと第2電圧値VBとの、いずれとも異なる値になるように設定される。
その後、初期特性データの容量値に容量劣化率αを乗じて得たデータ(中間データ)を用いて、容量が所定値QβになったときにおけるOCVである初期開回路電圧Vβを算出する。そして、下記式2を用いて、オフセット量βを算出する。
β=Vβ −Vβ ・・・(2)
次に、図11〜図13を用いて、本形態のフローチャートの説明を行う。制御部10は、まずステップS21〜S26を行う。これらのステップS21〜S26は、実施形態1のステップS1〜S6と同一であるため、説明を省略する。ステップS26を行った後、制御部10は、ステップS27を行う。ここでは、第2電圧値VBおよび劣化第1容量変化量ΔQ1 を測定し、記憶する。
次いで、ステップS28に移る。ここでは、初期特性データを用いて、OCVが第1電圧値VAから第2電圧値VBまで変化したときの容量変化量ΔQ(すなわち初期第1容量変化量ΔQ1)を算出する。その後、ステップS29に移り、上記式1を用いて、容量劣化率αを算出する。
次いで、ステップS30に移る。ここでは、初期特性データの容量値にαを乗じたデータ(すなわち中間データ)を作成する。その後、ステップS31に移る。ここでは、二次電池2の充放電を開始し、電流値を積算する。
その後、ステップS32に移る。ここでは、OCVを測定可能か否か(すなわち、二次電池2の充放電を停止してから十分に時間が経過したか否か)を判断する。ここでYesと判断した場合は、ステップS33に移る。ステップS33では、OCVの値(Vβ :図10参照)を測定すると共に、電流の積算値を用いて、容量Qβを推定する。
その後、ステップS34に移る。ここでは、初期特性データを用いて、容量Qβに対応するOCVの値Vβを算出する。次いで、S35に移り、上記式2を用いて、オフセット量βを算出する。
その後、ステップS36に移る。ここでは、初期特性データに対して、容量値に容量劣化率αを乗じる演算と、OCVにオフセット量βを加える演算とを行うことにより、劣化特性データを作成する。次いで、ステップS37に移る。ここでは、劣化特性データに含まれる容量の値を、劣化後の満充電容量QF で除す。これにより、劣化した二次電池2のSOC特性データを作成する。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、上記式1、式2を用いて、容量劣化率αおよびオフセット量βを算出する。
そのため、容量劣化率αおよびオフセット量βを、正確に求めることができる。
なお、本形態では図9に示すごとく、容量に対するOCVの変化率が予め定められた値よりも高い高変化領域AH(すなわち、グラフの傾きが急峻な領域)において、第1電圧値VAおよび第2電圧値VBを測定する。
このようにすると、グラフの傾きが急峻な領域を用いて容量劣化率αを算出できる。そのため、容量劣化率αを正確に算出しやすい。
また、本形態では図10に示すごとく、容量に対するOCVの変化率が予め定められた値よりも低い低変化領域AL(すなわち、グラフの傾きが小さい領域)において、OCVの値Vβ ,Vβおよび容量Qβを測定する。
このようにすると、容量Qβが多少ずれても、OCVの値Vβ 、Vβは大きく変わらないため、オフセット量βを正確に算出しやすい。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電源システム
2 二次電池
3 記憶部
4 算出部
5 SOC特性導出部
α 容量劣化率
β オフセット量

Claims (5)

  1. 二次電池(2)と、
    劣化する前の該二次電池の、開回路電圧と容量との関係である初期特性データを記憶する記憶部(3)と、
    上記初期特性データを用いて、劣化した上記二次電池の、上記開回路電圧と上記容量との関係である劣化特性データを算出する算出部(4)と、
    上記劣化特性データに含まれる上記容量の値を、劣化した上記二次電池の満充電容量(QF )で除すことにより、劣化した上記二次電池の上記開回路電圧と充電率との関係を導出するSOC特性導出部(5)と、
    を備える、電源システム(1)。
  2. 上記算出部は、
    劣化した上記二次電池の上記満充電容量を劣化前の上記二次電池の満充電容量(QF)で除した値である容量劣化率(α)を算出する処理と、
    上記二次電池の電極に含まれる活物質の劣化に伴う、上記開回路電圧のオフセット量(β)を算出する処理とを行い、
    上記初期特性データに対して、上記容量の値に上記容量劣化率を乗ずる演算と、上記開回路電圧の値に上記オフセット量を加える演算とを行うことにより、上記劣化特性データを算出する、請求項1に記載の電源システム。
  3. 上記算出部は、上記開回路電圧が所定の値から別の値まで変化したときにおける、上記容量の変化量である容量変化量(ΔQ)を、劣化した上記二次電池について測定すると共に、上記初期特性データを用いて、劣化前の上記二次電池について算出し、これら取得した上記容量変化量の値を用いて、上記容量劣化率を算出する、請求項2に記載の電源システム。
  4. 上記算出部は、上記開回路電圧が第1電圧値(VA)から第2電圧値(VB)まで変化したときの上記容量変化量を、劣化した上記二次電池について測定した値である劣化第1容量変化量(ΔQ1 )と、上記初期特性データを用いて算出した値である初期第1容量変化量(ΔQ1)とを求めると共に、上記開回路電圧が上記第2電圧値から第3電圧値(VC)まで変化したときの上記容量変化量を、劣化した上記二次電池について測定した値である劣化第2容量変化量(ΔQ2 )と、上記初期特性データを用いて算出した値である初期第2容量変化量(ΔQ2)とを取得し、これら上記劣化第1容量変化量と、上記初期第1容量変化量と、上記劣化第2容量変化量と、上記初期第2容量変化量とを用いて、上記容量劣化率および上記オフセット量を算出する、請求項3に記載の電源システム。
  5. 上記算出部は、上記開回路電圧が第1電圧値から第2電圧値まで変化したときの上記容量変化量を、劣化した上記二次電池について測定した値である劣化第1容量変化量と、上記初期特性データを用いて算出した値である初期第1容量変化量とを取得し、上記劣化第1容量変化量を上記初期第1容量変化量で除した値を上記容量劣化率として算出すると共に、上記容量が所定の値(Qβ)になったときにおける上記開回路電圧を、劣化した上記二次電池について測定した値である劣化開回路電圧(Vβ )と、上記初期特性データの上記容量に上記容量劣化率を乗じて得たデータを用いて算出した値である初期開回路電圧(Vβ)とを取得し、これら上記劣化開回路電圧と上記初期開回路電圧との差を上記オフセット量として求める、請求項3に記載の電源システム。
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