JP2020034518A - 地震計システム、地震計及び住宅 - Google Patents
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Abstract
【課題】長寿命化を図ることが可能な地震計システム、地震計及び住宅を提供する。【解決手段】地震計システム1は、複数の地震計2と、サーバ13と、を備える。複数の地震計2は、建物101における複数の層102に配置される。複数の地震計2の各々は、加速度センサ4と、通信装置8と、制御装置5と、を有する。通信装置8は、サーバ13と通信を行う。制御装置5は、通信装置8を制御する。制御装置5は、加速度センサ4の出力信号に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ4の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、通信装置8を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ4の出力信号と時刻情報とを含む地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させる。【選択図】図1
Description
本開示は、地震計システム、地震計及び住宅に関し、より詳細には、建物に配置される複数の地震計を備える地震計システム、及びそれに用いる地震計、地震計システムを備える住宅に関する。
従来、判定対象の建物(構造物に相当)に設置される第1地震計及び第2地震計と、第1地震計及び第2地震計と通信可能に接続されたコンピュータと、を有する地震被害推定システムが提案されている。
地震計の設置場所によっては、断熱材等の影響で環境温度が上昇しやすく、地震計の寿命が短くなってしまう。
本開示の目的は、長寿命化を図ることが可能な地震計システム、地震計及び住宅を提供することにある。
本開示の一態様に係る地震計システムは、複数の地震計と、サーバと、を備える。前記複数の地震計は、建物における複数の層に配置される。前記複数の地震計の各々は、加速度センサと、通信装置と、制御装置と、を有する。前記通信装置は、前記サーバと通信を行う。前記制御装置は、時計部を含み前記通信装置を制御する。前記制御装置は、前記加速度センサの出力信号に基づいて地震を検知したときに、前記加速度センサの出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、前記通信装置を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて前記加速度センサの前記出力信号と前記時刻情報とを含む地震関連情報を前記通信装置から前記サーバへ送信させる。
本開示の一態様に係る地震計は、加速度センサと、通信装置と、制御装置と、を備える。前記制御装置は、時計部を含む。前記制御装置は、前記加速度センサの出力信号に基づいて地震を検知したときに、前記加速度センサの出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、前記通信装置を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて前記加速度センサの前記出力信号と前記時刻情報とを含む地震関連情報を前記通信装置からサーバへ送信させる。
本開示の一態様に係る住宅は、建物と、前記地震計システムと、を備える。
本開示の地震計システム、地震計及び住宅は、長寿命化を図ることが可能となる。
下記の実施形態において説明する図1Aは、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
以下、実施形態に係る地震計システム1及びそれを備える住宅100について、図1A及び1Bに基づいて説明する。
以下、実施形態に係る地震計システム1及びそれを備える住宅100について、図1A及び1Bに基づいて説明する。
住宅100は、図1Aに示すように、建物101と、地震計システム1と、を備える。住宅100は、例えば、2階建ての戸建て住宅である。
地震計システム1は、建物101における複数の層102に配置される複数の地震計2と、サーバ13と、を備える。建物101における複数の層102は、1階の床下、2階の床下、及び屋根裏を含む。複数の層102のうち最も低い位置の層102に配置される地震計2は、建物101の床下の基礎、スラブ等に取り付けられてもよい。また、建物101の2階の床下、屋根裏等に配置される地震計2は、梁に取り付けられてもよい。
複数の地震計2の各々は、図1Bに示すように、加速度センサ4と、通信装置8と、制御装置5と、を有する。通信装置8は、サーバ13と通信を行う。制御装置5は、通信装置8を制御する。また、複数の地震計2の各々は、加速度センサ4と通信装置8と制御装置5とへそれぞれの動作用の電圧を供給する直流電源3を更に備えている。直流電源3は、例えば、電池である。
加速度センサ4は、3軸加速度センサであり、加速度センサ4に規定されており互いに直交する3つの軸方向(X軸、Y軸及びZ軸それぞれの軸方向)の加速度を計測する。ここにおいて、加速度センサ4からはX軸、Y軸及びZ軸それぞれの軸方向の加速度の計測結果が出力信号として出力される。要するに、加速度センサ4の出力信号は、X軸の軸方向の加速度の出力信号と、Y軸の軸方向の加速度の出力信号と、Z軸の軸方向の加速度の出力信号と、の3種類がある。図2は、Z軸の軸方向の加速度の出力信号の一例を模式的に示した図である。加速度センサ4は、常時動作している。地震計2は、例えば、加速度センサ4のX軸とY軸とを含むX−Y平面が水平面(例えば、床面、天井上面)と平行になり、Z軸が鉛直上方となるように建物101に配置される。また、地震計システム1では、例えば、複数の地震計2のX軸の軸方向、Y軸の軸方向及びZ軸の軸方向を揃えるように複数の地震計2が建物101に対して配置される。加速度センサ4を構成する3軸加速度センサは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の一種である。地震計2は、加速度センサ4、制御装置5及び通信装置8を収納している筐体を備えている。
複数の地震計2の各々の通信装置8は、ルータ10及びネットワーク11を介してサーバ13と接続可能となっている。通信装置8は、通信用IC(Integrated Circuit)を含み、アンテナ9を介して無線によりルータ10と接続される。
通信装置8は、ネットワーク11に接続されることで、サーバ13との間の通信が可能となる。ネットワーク11は、例えば、インターネットである。通信装置8とルータ10との間の無線通信の規格としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、特定小電力無線等を採用することができる。地震計2は、ルータ10経由でネットワーク11を介してサーバ13から時刻情報を取得することが可能である。要するに、地震計2は、サーバ13から時刻情報を取得可能である。言い換えれば、サーバ13は、例えば、NTP(Network Time Protocol)サーバとしての機能を有する。サーバ13は、通信部と、記憶部と、制御部と、を有する。サーバ13の通信部は、地震計2の通信装置8と通信可能な通信インタフェースである。記憶部は、各地震計2からの地震関連情報等を記憶する。地震関連情報は、地震計2の識別番号と、地震計2における加速度センサ4の出力信号と、時刻情報と、震度と、を含む。制御部は、通信部及び記憶部を制御する。サーバ13は、クラウドコンピューティング(Cloud Computing)におけるサーバでもよい。サーバ13は、地震関連情報の少なくとも一部をその地震関連情報の含む識別番号に対応付けられた携帯端末12へ送信してもよい。携帯端末12は、スマートフォンであるが、これに限らず、例えば、タブレットコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ等であってもよい。
通信装置8の状態は、地震計2において地震が検知されていない通常時はサーバ13との通信を不可とする通信不可状態(省電力モード)である。通信装置8の状態は、制御装置5により制御されて、通信不可状態から、サーバ13との通信を可能とする通信可能状態(アクティブモード)へと状態変化する。
制御装置5は、加速度センサ4の出力信号(例えば、図2参照)に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ4の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録するとともに、加速度センサ4の出力信号を用いて震度を算出し、通信装置8を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ4の出力信号と時刻情報と(算出された)震度とを含む地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させる。制御装置5は、地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させた後、通信装置8を通信可能状態から通信不可状態へと状態変化させる。
制御装置5は、信号処理部61を含む処理部6と、制御部7と、を有する。処理部6及び制御部7は、互いに異なるマイクロコントローラにより構成されている。
信号処理部61は、加速度センサ4の出力信号に基づいて地震を検知する。制御部7は、記録部71、算出部72及び通信制御部73を含む。記録部71は、信号処理部61において地震が検知されたときに加速度センサ4の出力信号を記録する。算出部72は、加速度センサ4の出力信号から震度(例えば、震度階級)を算出する。通信制御部73は、通信装置8を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させる。信号処理部61は、地震を検知してから所定時間後に制御部7を省電力動作状態(スリープ状態)からアクティブ状態へ状態変化させる。制御部7は、省電力動作モードでは、制御部7の起動に必要な機能以外の機能(例えば、記録部71、算出部72及び通信制御部73それぞれの機能)を停止している。制御部7は、アクティブ状態では、記録部71、算出部72及び通信制御部73それぞれを動作可能としている。制御装置5の制御部7は、通信装置8からサーバ13へ送信させた地震関連情報を、記録部71から消去(削除)するようにしてもよいし、送信済の地震関連情報に新たな地震関連情報を上書きするようにしてもよい。
処理部6は、時計部62を更に含む。また、制御部7は、時計部74を更に含む。複数の地震計2の各々は、サーバ13から時刻情報を取得し、時計部62、74の時刻の誤差を補正する。より詳細には、複数の地震計2の各々における制御装置5は、サーバ13からネットワーク11及びルータ10を介して取得した時刻情報に基づいて日時を補正する時刻補正機能を有する。
信号処理部61は、例えば、加速度センサ4の出力信号を所定のサンプリング間隔(例えば、10ミリ秒)で取り込み、加速度センサ4の出力信号が所定範囲(第1閾値TH1と第2閾値TH2との範囲)外になったとき(図2では時刻t0)に地震を検知し、そのときの日時(以下、地震検知時刻ともいう)を時計部62から取得し、制御部7の記録部71に記録させる。また、制御部7は、地震検知時刻から所定期間(例えば、5分間)だけ加速度センサ4の出力信号を時刻情報と対応付けて記録部71に記録させるとともに、所定期間の加速度センサ4の出力信号から震度を算出する。
また、複数の地震計2は、通信装置8により互いに通信可能である。複数の地震計2は、住宅100における複数の層102のうち最も低い位置の層102に配置されている地震計2からの発報信号及びその発報信号に対応付けられた時刻情報に基づいて同期する。ここにおいて、複数の層102のうち最も低い位置の層102に配置されている地震計2は、例えば、加速度センサ4の出力信号が所定範囲(図2の例では第1閾値TH1と第2閾値TH2との範囲)外になったときに発報信号を出力する。ここにおいて、複数の地震計2の各々は、加速度センサ4の出力信号が所定範囲外になったときに発報信号を出力するように構成されているが、これに限らない。例えば、複数の地震計2の各々は、加速度センサ4の出力信号が所定範囲外になったとき(図2では時刻t0)をトリガ時刻としてトリガ時刻から加速度センサ4の出力信号を時刻情報と対応付けてレジスタに蓄積する。複数の地震計2の各々は、判定時間内において加速度センサ4の出力信号の値が規定回数(例えば、4回)以上、所定範囲外の値となったときに地震を検知したとして発報信号を出力し、トリガ時刻から所定時間が経過するまでの加速度センサ4の出力信号を時刻情報と対応付けて記録部71に記録するように構成されていてもよい。
制御装置5の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における制御装置5としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
以上説明した実施形態に係る地震計システム1は、複数の地震計2と、サーバ13と、を備える。複数の地震計2は、建物101における複数の層に配置される。複数の地震計2の各々は、加速度センサ4と、通信装置8と、制御装置5と、を有する。通信装置8は、サーバ13と通信を行う。制御装置5は、時計部62,74を含み、通信装置8を制御する。制御装置5は、加速度センサ4の出力信号に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ4の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録するとともに、加速度センサ4の出力信号を用いて震度を算出し、通信装置8を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ4の出力信号と時刻情報と震度とを含む地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させる。
以上の構成により、実施形態に係る地震計システム1では、通信装置8を常時通信可能状態としている場合と比べて、長寿命化を図ることが可能となる。より詳細には、実施形態に係る地震計システム1では、通信装置8を常時、通信可能状態としている場合と比べて、通信装置8の温度上昇を抑制でき、長寿命化を図ることが可能となる。
また、実施形態に係る地震計システム1は、信号処理部61において加速度センサ4の出力信号に基づいて地震を検知してから所定時間後に、制御部7の状態を省電力動作状態からアクティブ状態へ状態変化させる。これにより、実施形態に係る地震計システム1では、制御部7を常時、アクティブ状態としている場合と比べて、制御部7の温度上昇を抑制でき、長寿命化を図ることが可能となる。
実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(変形例)
例えば、住宅100は、2階建ての戸建て住宅に限らず、1階建ての戸建て住宅、3階建ての戸建て住宅であってもよい。また、地震計システム1が配置される建物は、戸建て住宅に限らず、集合住宅であってもよい。また、地震計システム1が配置される建物は、住宅用の建物101に限らず、事務所、店舗、ビル、工場等の非住宅用の建物であってもよい。
例えば、住宅100は、2階建ての戸建て住宅に限らず、1階建ての戸建て住宅、3階建ての戸建て住宅であってもよい。また、地震計システム1が配置される建物は、戸建て住宅に限らず、集合住宅であってもよい。また、地震計システム1が配置される建物は、住宅用の建物101に限らず、事務所、店舗、ビル、工場等の非住宅用の建物であってもよい。
加速度センサ4は、3軸加速度センサに限らず、例えば、6軸加速度センサであってもよい。
また、建物101における複数の層102の各々に配置される地震計2の数は、1つに限らず2以上であってもよい。
また、直流電源3は、地震計2の筐体内に配置される場合であっても、地震計2の構成要素として必須の構成要素ではない。
また、複数の地震計2の各々は、外部電源(例えば、商用電源等の交流電源、外部直流電源)から給電されるように構成されてもよいが、この場合でも地震計2の筐体内に配置されるバックアップ用の直流電源で動作可能に構成されているのが好ましい。
制御装置5では、処理部6と制御部7とが1つのマイクロコントローラにより構成されていてもよい。
また、実施形態に係る地震計システム1では、制御装置5は、加速度センサ4の出力信号に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ4の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録するとともに、加速度センサ4の出力信号を用いて震度を算出しているが、これに限らない。また、制御装置5は、通信装置8を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ4の出力信号と時刻情報と震度とを含む地震関連情報を通信装置8からサーバ13へ送信させるように構成されているが、これに限らない。要するに、震度は、制御装置5で算出される場合に限らず、例えば、サーバ13又はサーバ13に接続されるコンピュータシステムにおいて算出されてもよい。この場合、制御装置5は、加速度センサ4の出力信号から震度を算出する算出部72を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。また、震度関連情報は、加速度センサ4の出力信号と時刻情報と震度とのうち震度を含まなくてもよい。
地震計システム1は、例えば、地震による建物101の被災度を構造解析モデル上で推定する推定システムに適用することができる。構造解析モデルは、建物101の各部分に対応した構成要素を備えている。なお、地震計システム1では、サーバ13が、地震による建物101の被災度を推定する機能を有していてもよい。
(まとめ)
以上説明した実施形態及び変形例等から以下の態様が開示されている。
以上説明した実施形態及び変形例等から以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る地震計システム(1)は、複数の地震計(2)と、サーバ(13)と、を備える。複数の地震計(2)は、建物(101)における複数の層に配置される。複数の地震計(2)の各々は、加速度センサ(4)と、通信装置(8)と、制御装置(5)と、を有する。通信装置(8)は、サーバ(13)と通信を行う。制御装置(5)は、時計部(62,74)を含み、通信装置(8)を制御する。制御装置(5)は、加速度センサ(4)の出力信号に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ(4)の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、通信装置(8)を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ(4)の出力信号と時刻情報とを含む地震関連情報を通信装置(8)からサーバ(13)へ送信させる。
第1の態様に係る地震計システム(1)は、長寿命化を図ることが可能となる。
第2の態様に係る地震計システム(1)では、第1の態様において、制御装置(5)は、信号処理部(61)と、制御部(7)と、を有する。制御部(7)は、記録部(71)、及び通信制御部(73)を含む。信号処理部(61)は、加速度センサ(4)の出力信号に基づいて地震を検知する。記録部(71)は、信号処理部(61)において地震が検知されたときに加速度センサ(4)の出力信号を記録する。通信制御部(73)は、通信装置(8)を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて地震関連情報を通信装置(8)からサーバ(13)へ送信させる。信号処理部(61)は、地震を検知してから所定時間後に制御部(7)を省電力動作状態からアクティブ状態へ状態変化させる。
第2の態様に係る地震計システム(1)は、地震が発生していないときの複数の地震計(2)の各々における制御部(7)での消費電力を抑制でき、複数の地震計(2)の各々の温度上昇を抑制できるから、地震計(2)の長寿命化を図ることが可能となる。
第3の態様に係る地震計システム(1)では、第1又は2の態様において、複数の地震計(2)の各々は、サーバ(13)から時刻情報を取得し、時計部(62,74)の時刻の誤差を補正する。
第3の態様に係る地震計システム(1)では、複数の地震計(2)を同期させることが可能となる。
第4の態様に係る地震計システム(1)では、第1〜3の態様のいずれか一つにおいて、複数の地震計(2)は、通信装置(8)により互いに通信可能であり、複数の層(102)のうち最も低い位置の層に配置される地震計(2)からの発報信号及び発報信号に対応付けられた時刻情報に基づいて同期する。
第4の態様に係る地震計システム(1)では、複数の地震計(2)を同期させることが可能となる。
第5の態様に係る地震計(2)は、加速度センサ(4)と、通信装置(8)と、時計部(62,74)を含む制御装置(5)と、を備える。制御装置(5)は、加速度センサ(4)の出力信号に基づいて地震を検知したときに、加速度センサ(4)の出力信号と時刻情報とを関連付けて記録するとともに、加速度センサ(4)の出力信号を用いて震度を算出し、通信装置(8)を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて加速度センサ(4)の出力信号と時刻情報と震度とを含む地震関連情報を通信装置(8)からサーバ(13)へ送信させる。
第5の態様に係る地震計(2)は、長寿命化を図ることが可能となる。
第6の態様に係る住宅(100)は、建物(101)と、第1〜4の態様のいずれか一つの地震計システム(1)と、を備える。
第6の態様に係る住宅(100)は、長寿命化を図ることが可能となる。
1 地震計システム
2 地震計
4 加速度センサ
5 制御装置
6 処理部
61 信号処理部
62 時計部
7 制御部
71 記録部
73 通信制御部
74 時計部
8 通信装置
13 サーバ
100 住宅
101 建物
102 層
2 地震計
4 加速度センサ
5 制御装置
6 処理部
61 信号処理部
62 時計部
7 制御部
71 記録部
73 通信制御部
74 時計部
8 通信装置
13 サーバ
100 住宅
101 建物
102 層
Claims (6)
- 建物における複数の層に配置される複数の地震計と、
サーバと、を備え、
前記複数の地震計の各々は、
加速度センサと、
前記サーバと通信を行う通信装置と、
時計部を含み前記通信装置を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記加速度センサの出力信号に基づいて地震を検知したときに、前記加速度センサの出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、前記通信装置を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて前記加速度センサの前記出力信号と前記時刻情報とを含む地震関連情報を前記通信装置から前記サーバへ送信させる、
地震計システム。 - 前記制御装置は、
前記加速度センサの出力信号に基づいて地震を検知する信号処理部と、
前記信号処理部において地震が検知されたときに前記加速度センサの出力信号を記録する記録部、前記通信装置を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて前記地震関連情報を前記通信装置から前記サーバへ送信させる通信制御部を含む制御部と、を有し、
前記信号処理部は、前記地震を検知してから所定時間後に前記制御部を省電力動作状態からアクティブ状態へ状態変化させる、
請求項1に記載の地震計システム。 - 前記複数の地震計の各々は、前記サーバから時刻情報を取得し、前記時計部の時刻の誤差を補正する、
請求項1又は2に記載の地震計システム。 - 前記複数の地震計は、前記通信装置により互いに通信可能であり、前記複数の層のうち最も低い位置の層に配置される地震計からの発報信号及び前記発報信号に対応付けられた時刻情報に基づいて同期する、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の地震計システム。 - 加速度センサと、
通信装置と、
時計部を含む制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記加速度センサの出力信号に基づいて地震を検知したときに、前記加速度センサの出力信号と時刻情報とを関連付けて記録し、前記通信装置を通信不可状態から通信可能状態へ状態変化させて前記加速度センサの前記出力信号と前記時刻情報とを含む地震関連情報を前記通信装置からサーバへ送信させる、
地震計。 - 建物と、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の地震計システムと、を備える、
住宅。
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Cited By (1)
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JP2021169965A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 振動情報収集装置及び振動情報収集システム |
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- 2018-08-31 JP JP2018163573A patent/JP2020034518A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021169965A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 | 振動情報収集装置及び振動情報収集システム |
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