JP2020034468A - 応力発光計測装置及び応力発光計測方法 - Google Patents

応力発光計測装置及び応力発光計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不定な時間間隔で連続発生する応力発光を、蛍光及び燐光を含む自然放出光から分離して計測することができる応力発光計測装置及び応力発光計測方法を提供すること。【解決手段】第1励起光照射部20と、第2励起光照射部21と、撮像部30と、基準応力に応じた応力発光量を予め取得する応力発光量取得部14と、励起光量に対する自然放出光量の関係を予め取得する関係取得部15と、自然放出光量に対する応力発光量の比が所定値以上となる第1励起光照射部20の第1励起光量を決定する第1励起光量決定部16と、第2励起光量を決定する第2励起光量決定部17と、第1励起光量の励起光を連続照射するとともに第2励起光量の励起光を周期的に照射する照射制御部18と、撮像部30が撮像した画像フレームのうち、第2励起光照射部21による励起光が照射された画像フレームを削除する計測画像取得制御部19とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、不定な時間間隔で連続発生する応力発光を、蛍光及び燐光を含む自然放出光から分離して計測することができる応力発光計測装置及び応力発光計測方法に関する。
従来、計測対象の残留応力や応力集中などによる破壊を検知又は予測するために、応力分布が計測されることが多い。一般的に、応力分布の計測手法として、(1)計測対象にひずみゲージを貼り付けてひずみ量を電気的に検出する手法A、(2)赤外線カメラを用いて計測対象の振動に対する発熱作用又は吸熱作用を計測して応力分布を求める手法B、(3)計測対象の表面にランダム模様を付与して複数カメラで撮像し、応力変動を求めるデジタル画像相関法Cなどが知られている。
ところが、上記の手法Aは、ひずみゲージは貼り付けのための手間がかかるとともに計測部位が限られるという問題がある。また、上記の手法Bは、赤外線カメラは測定範囲が限られ、繰り返し加振が必要になるという問題がある。さらに、上記のデジタル画像相関法Cは、事前に表面模様の準備が必要になるという問題がある。
このため、非接触かつ広範囲に一括で応力計測するために、応力発光体を表面に付与した計測対象からの応力発光を撮像することにより、計測対象の応力分布を非接触で計測する技術が注目されている。例えば、特許文献1には、応力発光体の励起状態が飽和するまでの励起光照射時間を記憶しておき、この励起光照射時間分、励起光を照射することによって応力発光体の励起状態を飽和状態にし、一定条件で発光する装置が開示されている。なお、応力発光塗料を応力発光させるためには、応力発光塗料内の応力発光体を励起状態にする必要があり、この応力発光体の励起は、応力発光塗料に励起光を照射する必要がある。
特開2016−180637号公報
しかしながら、応力発光塗料の励起エネルギーの充填率が低い状態になると、応力発光塗料に応力が与えられたとしても、応力に起因する応力発光の発光感度が低下するため、時間的に連続した応力計測を行うことができなくなってしまう。したがって、応力発光塗料の十分な励起状態を保持するために応力発光塗料に励起光を連続照射すればよいが、応力発光塗料に励起光を照射すると、励起光の照射時点から励起光量に応じた蛍光と燐光とが自然放出光として発光し、応力に起因する応力発光が自然放出光に埋もれてしまい、自然放出光から応力発光を分離して検出することが困難になるという課題が生ずる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、不定な時間間隔で連続発生する応力発光を、蛍光及び燐光を含む自然放出光から分離して計測することができる応力発光計測装置及び応力発光計測方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、応力発光体を含む応力発光塗料に励起光を照射して前記応力発光体を励起状態にし、不定な時間間隔で前記応力発光体に加えられる応力に応じた応力発光を計測する応力発光計測装置であって、前記応力発光塗料に励起光を連続照射する第1励起光照射部と、前記応力発光塗料に励起光を周期的に照射する第2励起光照射部と、前記応力発光塗料を撮像する撮像部と、前記応力発光体に加えられる基準応力に応じた応力発光量を予め取得する応力発光量取得部と、前記応力発光体を励起する励起光量に対する自然放出光量の関係を予め取得する関係取得部と、前記第1励起光照射部が励起光を照射した場合に発光する自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上となる前記第1励起光照射部の第1励起光量を決定する第1励起光量決定部と、前記第1励起光量を増加する所定増分励起光量を前記第2励起光照射部の第2励起光量として決定する第2励起光量決定部と、前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を周期的に照射する照射制御部と、前記撮像部が撮像した画像フレームのうち、前記第2励起光照射部による励起光が照射された画像フレームを削除し、又は、前記撮像部に対して前記第1励起光照射部による励起光が照射された画像フレームのみ取得する計測画像取得制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1励起光量決定部は、前記応力発光量が前記基準応力に応じた応力発光量を超える所定応力発光量以上となった場合、前記自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上であって、前記所定応力発光量の応力発光を可能にする第1励起光量を決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記照射制御部は、交番する奇数画像フレーム及び偶数画像フレームのうちのいずれか一方の画像フレームを第1画像フレームとし、他方の画像フレームを第2画像フレームとした場合、前記第1励起光照射部による前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに、前記第2励起光照射部による前記第2励起光量の励起光を前記第1画像フレームの撮像時に照射し、前記計測画像取得制御部は、前記第1画像フレームを削除し、前記第2画像フレームを計測画像フレームとして取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記照射制御部は、前記第1画像フレームの撮像期間の開始時点から前記第2励起光量の励起光の照射を開始し、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前に前記第2励起光量の励起光の照射を終了することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前における前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記計測画像取得制御部は、前記撮像部に対して前記第2画像フレームのみを撮像させ、前記第2画像フレームを前記計測画像フレームとして取得することを特徴とする。
また、本発明は、応力発光体を含む応力発光塗料に励起光を照射して前記応力発光体を励起状態にし、前記応力発光体に加えられる応力に応じた応力発光を計測する応力発光計測方法であって、前記応力発光体に加えられる基準応力に応じた応力発光量を予め取得する応力発光量取得ステップと、前記応力発光体における励起光量に対する蛍光光量の関係を予め取得する関係取得ステップと、前記応力発光体に励起光を連続照射する第1励起光照射部が励起光を照射した場合に発光する自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上となる前記第1励起光照射部の第1励起光量を決定する第1励起光量決定ステップと、前記第1励起光量を増加する所定増分励起光量を照射する第2励起光照射部の第2励起光量として決定する第2励起光量決定ステップと、前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を周期的に照射する照射制御ステップと、前記応力発光塗料を撮像する撮像部が撮像した画像フレームのうち、前記第2励起光照射部による励起光が照射された画像フレームを削除し、又は、前記撮像部に対して前記第1励起光照射部による励起光が照射された画像フレームのみ取得する計測画像取得制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1励起光量決定ステップは、前記応力発光量が前記基準応力に応じた応力発光量を超える所定応力発光量以上となった場合、前記自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上であって、前記所定応力発光量の応力発光を可能にする第1励起光量を決定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記照射制御ステップは、交番する奇数画像フレーム及び偶数画像フレームのうちのいずれか一方の画像フレームを第1画像フレームとし、他方の画像フレームを第2画像フレームとした場合、前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに、前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を前記第1画像フレームの撮像時に照射し、前記計測画像取得制御ステップは、前記第1画像フレームを削除し、前記第2画像フレームを計測画像フレームとして取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記照射制御ステップは、前記第1画像フレームの撮像期間の開始時点から前記第2励起光量の励起光の照射を開始し、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前に前記第2励起光量の励起光の照射を終了することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前における前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記計測画像取得制御ステップは、前記撮像部に対して前記第2画像フレームのみを撮像させ、前記第2画像フレームを前記計測画像フレームとして取得することを特徴とする。
本発明によれば、不定な時間間隔で連続発生する応力発光を、蛍光及び燐光を含む自然放出光から分離して計測することができる。
図1は、本実施の形態に係る応力発光計測装置の構成を示す図である。 図2は、励起光の照射をオフした場合における自然放出光量の時間推移を示す図である。 図3は、発生する応力に対する応力発光量の関係を示す図である。 図4は、基準応力が加えられた場合における応力発光プロファイルを示す図である。 図5は、第1励起光量に対する自然放出光量の関係を示す図である。 図6は、従来の連続励起による発光状態と本実施の形態の連続励起による発光状態とを比較する図である。 図7は、第1励起光量の励起光を連続照射するとともに奇数画像フレームの撮像期間に第2励起光量の励起光を照射する場合における応力発光計測処理のタイムチャートである。 図8は、制御部による応力発光計測処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る応力発光計測装置及び応力発光計測方法について説明する。
<装置構成>
図1は、本実施の形態に係る応力発光計測装置1の構成を示す図である。図1に示した応力発光計測装置1は、例えば外部からの力Pが加わることによって発生した応力Sにより金属疲労が生じる計測対象部材101の表面に、応力発光体が含まれる応力発光塗料2が塗布されている。
計測対象部材101に発生する応力Sは、不定な時間間隔で連続発生する。応力発光計測装置1は、応力発光体を含む応力発光塗料2に第1励起光L01を連続照射するとともに、第2励起光L02を周期的に照射して応力発光体を励起状態にし、応力発光体に発生する応力Sに応じた応力発光L2を計測する。なお、撮像した画像フレームのうち、第2励起光が照射された画像フレームは削除される。また、応力発光体が励起状態にあると、応力発光L2とは無関係に蛍光及び燐光として自然放出する自然放出光L1を発光する。
応力発光体は、外部からの機械刺激により発光する発光材料である。機械刺激の種類としては摩擦、衝撃、圧縮、引っ張り、ねじりなどがあり、かかる機械刺激により応力発光体に応力が発生する。応力発光体は、例えば、粒子径の制御が可能な粉末状のセラミックス微粒子であり、ユーロピウムをドープし構造制御したアルミン酸ストロンチウム(SrAl2O4:Eu)、遷移金属や希土類をドープした硫化亜鉛(ZnS:Mn)、チタン酸バリウム・カルシウム((Ba,Ca)TiO3:Pr)、アルミン酸カルシウム・イットリウム(CaYAl3O7:Ce)などである。なお、上記の応力発光体は、紫外線を励起光として可視光を発光するものであるが、紫外線や近赤外線を発光するものであってもよい。
図1に示した応力発光計測装置1は、第1励起光L01である紫外線を応力発光塗料2に連続照射する第1励起光照射部20と、第2励起光L02である紫外線を応力発光塗料2に周期的に照射する第2励起光照射部21と、応力発光塗料2からの発光を撮像する撮像部30と、装置本体10とを有する。
装置本体10は、入出力部11、記憶部12及び制御部13を有し、第1励起光照射部20、第2励起光照射部21及び撮像部30に接続される。入出力部11は、各種操作入力及び表示出力等を行うタッチパネル式ディスプレイなどの入出力インターフェースである。
記憶部12は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、応力発光量LMSを含む応力発光量データD1と、自然放出光量の励起光量依存性の関係f2を含む関係データD2と、第1励起光量L01aを含む第1励起光量データD3と、第2励起光量L02bを含む第2励起光量データD4と、計測画像Dを含む計測画像データD5とを記憶する。
制御部13は、応力発光計測装置1を全体制御する制御部であり、応力発光量取得部14、関係取得部15、第1励起光量決定部16、第2励起光量決定部17、照射制御部18及び計測画像取得制御部19を有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、応力発光量取得部14、関係取得部15、第1励起光量決定部16、第2励起光量決定部17、照射制御部18及び計測画像取得制御部19にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
応力発光量取得部14は、応力発光体に加えられる基準応力SSに応じた応力発光量LMSを予め取得する。この応力発光量LMSは、応力発光量データD1に含まれる。
関係取得部15は、応力発光体を励起する励起光量に対する蛍光光量の関係f2を予め取得する。この関係f2は、関係データD2に含まれる。
第1励起光量決定部16は、第1励起光照射部20が第1励起光L01を照射した場合に発光する自然放出光量に対する応力発光量LMSの比が所定値以上となる第1励起光照射部20の第1励起光量L01aを決定する。決定した第1励起光量L01aは、第1励起光量データD3に含まれる。
第2励起光量決定部17は、第1励起光量L01aを増加する所定増分励起光量を第2励起光照射部21の第2励起光量L02bとして決定する。決定した第2励起光量L02bは、第2励起光量データD4に含まれる。
照射制御部18は、第1励起光照射部20を介して第1励起光量L01aの第1励起光L01を連続照射するとともに、第2励起光照射部21を介して第2励起光量L02bの第2励起光L02を周期的に照射する。
計測画像取得制御部19は、撮像部30により撮像された応力発光塗料2の計測画像Dを取得し、記憶部12の計測画像データD5として記憶する。
<第1励起光量L01aの決定処理>
次に、第1励起光量決定部16による第1励起光量L01aの決定処理について説明する。
まず、上記のように、自然放出光L1は、応力発光体が励起状態にあると、応力発光L2とは無関係に蛍光及び燐光を自然放出する。蛍光は、励起光L0から吸収した励起状態のエネルギーの一部を熱として放出し、残りの励起状態のエネルギーを光として放出するものであり、励起光よりも長波長側にシフトした光、例えば緑色の可視光として放出される。一方、燐光は、異なるエネルギー準位間の項間交差が起こり、すぐに基底状態に戻れず、蛍光に比してゆっくりと発光し続ける。例えば、蛍光は10-6〜10-3秒で発光し、燐光は10-3〜10秒で発光する。これに対し、応力Sに起因する応力発光L2は、励起状態のエネルギーの一部を熱として放出し、蛍光及び燐光のエネルギー準位に近く、かつ、異なる特定のエネルギー準位に遷移し、応力Sが発生した場合、この遷移した特定のエネルギー準位から基底状態に遷移することによって、例えば緑色の可視光として発光する。
したがって、図2に示すように、自然放出光量LM1は、第1励起光L01又は第2励起光L02が照射されている間は、蛍光が大部分を占める蛍光領域E1が形成され、第1励起光L01の照射がオフされた時点t1からは燐光のみとなり、燐光の光量が時間経過とともに減少する燐光領域E2が形成される時間推移を呈する。例えば、最大励起状態の自然放出光量LM1(最大光量Lmax)を100%として正規化した場合、時点t2,t3,t4と時間経過するに従って、それぞれ光量が30%、20%、10%に減少する。
一方、応力Sが発生した場合に応力発光体から発光する応力発光L2の応力発光量LM2は、ひずみ量とひずみ速度との乗算値で決定され、ひずみ速度が一定であった場合、図3に示すように、発生する応力Sの大きさに対して直線的な関係f1を有する。しかし、応力Sの発生時に、応力発光体における応力発光のエネルギー準位におけるエネルギー充填率が低いと、応力Sに応じた応力発光量LM2を発光することができなくなる。この関係f1を維持しない応力発光が発生すると、精度の高い応力分布、応力変化を得ることができないとともに、応力発光が燐光に埋もれてしまう可能性がある。
このため、本実施の形態では、照射制御部18が第1励起光照射部20を介して第1励起光L01を応力発光塗料2に対して連続照射を行って、発生した応力Sに応じた応力発光量LMSが得られるエネルギー充填量となるようにしている。しかし、第1励起光L01が応力発光体に照射されると、上記の自然放出光L1、特に蛍光が発生し、十分なエネルギー充填量に励起された状態であっても、応力発光量LM2が自然放出光量LM1に埋もれてしまい、応力発光L2と自然放出光L1とを分離して計測できなくなってしまう。
そこで、図3及び図4に示すように、応力発光量取得部14は、基準応力SSに対する応力発光量LMSを取得する。そして、この信号成分である応力発光量LMSを、雑音成分である自然放出光量LM1から分離して計測できるようにするため、第1励起光L01の連続照射時における自然放出光量LM1を小さくするため、第1励起光量LM01を小さくする。
図5に示すように、励起光量LM01に対する自然放出光量LM1の関係f2は、第1励起光量LM01の増大に伴って自然放出光量LM1が増大する。関係取得部15は、この関係f2を予め取得しておく。なお、自然放出光量LM1は、第1励起光L01が連続照射されているため、ほとんど蛍光光量である。なお、自然放出光量LM1及び応力発光量LM2は、単位時間あたりに通過する光量である。
そして、第1励起光量決定部16は、自然放出光量(蛍光光量)LM1に対する応力発光量LMSの比が所定値以上となる第1励起光量L01aを決定する。この第1励起光量L01aは、第1励起光量L01aの時の自然放出光量Laに対する応力発光量LMSの比が所定値、例えば25dB以上となる値である。なお、第1励起光量L01aで励起する場合、第1励起光量L01aによって応力発光体に充填されるエネルギー充填率は飽和状態でなく、エネルギー充填量が低い。このため、第1励起光量L01aは、発生する応力S(基準応力SS)に応じた応力発光量LMSを発光できるエネルギー充填量以上となることが必要である。
図6(a)に示すように、従来、自然放出光量LM1は、第1励起光L01の連続照射によって応力発光体のエネルギー充填率が100%(飽和状態)となっていて、自然放出光量LM1は最大光量Lmaxであった。応力発光量LMSが最大光量Lmax以下となった場合、応力発光L2は自然放出光L1に完全に埋もれてしまう。
これに対し、本実施の形態では、図6(b)に示すように、第1励起光量LM01を第1励起光量L01aまで減らして自然放出光量LM1を最大光量Lmaxより小さく、さらに、応力発光量LMSよりも小さい自然放出光量Laとしているため、応力発光L2は自然放出光L1に埋もれない。すなわち、応力発光量LMSと自然放出光量Laとの間に大きな光量差ΔLが生じ、応力発光L2と自然放出光L1とを分離して計測することができる。すなわち、第1励起光L01を連続照射する場合であっても、雑音成分としての自然放出光量Laに対する、信号成分としての応力発光量LMSの比(S/N比)を所定値以上、例えば25dB以上とすることができ、応力発光L2と自然放出光L1とを分離して計測することができる。
特に、不定な時間間隔で応力発光L2が連続発生する場合であっても、第1励起光L01を連続照射しているので、応力発光L2を自然放出光L1から分離して計測することができる。
<第2励起光量L02bの決定処理及び照射処理>
次に、第2励起光量決定部17による第2励起光量L02bの決定処理及び第2励起光量L02bの照射処理について説明する。
第2励起光量L02bは、第1励起光量L01aを増加する所定増分励起光量を第2励起光照射部21の第2励起光量L02bとして決定する。所定増分励起光量は、例えば第1励起光量L01aの20%である。
図7(a)に示すように、第1励起光量L01aは、連続照射される。また、図7(b)に示すように、第2励起光量L02bは、奇数画像フレームの撮像時に照射される。そして、第2励起光量L02bは、奇数画像フレームの撮像期間の開始時点t11から第2励起光量L02bの第2励起光L02の照射を開始し、同じ奇数画像フレームの撮像期間の終了時点t13より前の照射終了時点t12において第2励起光量L02bの第2励起光L02の照射を終了する。照射終了時点t12から奇数画像フレームの撮像期間の終了時点t13までの期間Tbは、第2励起光量L02bの励起によって発生する燐光が奇数画像フレームの終了時点t13において所定光量以下となる期間である。
すなわち、図7(c)に示すように、第2励起光量L02bの励起によって自然放出光量Lbが発生するが、照射終了時点t12以降の期間Tbでは燐光のみの自然放出光量Lbとなって時間の経過とともに減少する。そして、自然放出光量Lbは、奇数画像フレームの撮像期間の終了時点t13において所定光量Lb0以下となる。この結果、次の偶数画像フレームの撮像期間の自然放出光量は、所定光量Lb0以下となる。そして、偶数画像フレームの撮像期間では、ほとんど第1励起光L01による自然放出光量LM1のみとなる。したがって、偶数画像フレームの撮像期間の自然放出光量LM1は第1励起光量L01aによって制御される。
しかも、図7(d)に示すように、直前の奇数画像フレームの撮像期間では、第1励起光量L01aに第2励起光量L02bが増分されているため、次の偶数画像フレームの撮像期間におけるエネルギー充填量は、第1励起光量L01aのみの励起によるエネルギー充填量よりも大きくなる。
この結果、偶数画像フレームの撮像期間に基準応力SSを超える大きな応力Sが発生しても、応力発生に関するエネルギー充填量が大きいため、応力発光量LMSを超える大きな応力発光量LM2の発光が可能になる。また、偶数画像フレームの撮像期間では、ほぼ第1励起光量L01aによる自然放出光量(蛍光光量)LM1のみとなるため、S/N比が大きくなって、信号成分である応力発光量LM2と自然放出光量LM1とを極めて容易に分離した精度の高い応力発光計測を行うことができる。
なお、図7(e)及び図7(f)に示すように、計測画像取得制御部19は、自然放出光量LM1が大きい奇数画像フレームを削除し、偶数画像フレームのみを計測画像Dとして計測画像データD5に記憶する。
<応力発光計測処理>
次に、制御部13による応力発光計測処理手順について説明する。図8は、制御部13による応力発光計測処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、応力発光量取得部14は、基準応力SSに応じた応力発光量LMSを取得する(ステップS101)。その後、関係取得部15は、第1励起光量LM01に対する自然放出光量(蛍光光量)LM1の関係f2を取得する(ステップS102)。その後、第1励起光量決定部16は、自然放出光量LM1に対する応力発光量LMSの比が所定値以上となる第1励起光量L01aを決定する(ステップS103)。さらに、第2励起光量決定部17は、第2励起光量L02bを決定する(ステップS104)。第2励起光量L02bは、例えば、第1励起光量L01aの20%である。
その後、制御部13は、応力発光計測の開始か否かを判定する(ステップS105)。応力発光計測の開始でないならば(ステップS105;No)、ステップS105の判定処理を繰り返す。一方、応力発光計測の開始であるならば(ステップS105;Yes)、照射制御部18の制御のもとに、第1励起光量決定部16によって決定された第1励起光量L01aの第1励起光L01を、第1励起光照射部20を介して連続照射し、第2励起光量決定部17によって決定された第2励起光量L02bの第2励起光L02を、第2励起光照射部21を介して、奇数画像フレームの撮像期間などに周期的に照射するとともに、計測画像取得制御部19の制御のもとに、撮像部30を介して応力発光塗料2の計測画像Dを撮像する(ステップS106)。
その後、計測画像取得制御部19は、第2励起光量L02bの第2励起光L02が照射された奇数画像フレームを削除し、偶数画像フレームを計測画像Dとして記憶部12に記憶する(ステップS107)・
その後、応力発光計測の終了か否かを判定する(ステップS108)。応力発光計測の終了でないならば(ステップS108;No)、ステップS106に移行して上記の照射処理及び撮像処理を繰り返し行う。一方、応力発光計測の終了であるならば(ステップS108;Yes)、本処理を終了する。
なお、第1励起光量決定部16は、応力発光量LM2が基準応力SSに応じた応力発光量LMSを超える所定応力発光量以上となった場合、自然放出光量LM1に対する応力発光量LM2の比が所定値以上であって、所定応力発光量の応力発光を可能にする第1励起光量L01aを決定する調整してもよい。すなわち、応力発光量LM2が大きくなり、単位時間あたりのエネルギー消費量が高くなった場合、第1励起光量LM01を増加して、常時、高いエネルギー充填率を維持するように調整してもよい。なお、この場合、基準応力SSが大きくなり、基準応力SSに対する応力発光量LMSが大きくなることと等価であるため、応力発光量LMSを設定変更すればよい。
また、奇数画像フレーム及び偶数画像フレームは交番する画像フレームであり、偶数画像フレームの期間に第1励起光量L01a及び第2励起光量L02bを照射するとともに奇数画像フレームの期間に第1励起光量L01aのみを照射し、偶数画像フレームを削除し、奇数画像フレームのみを計測画像Dとして計測画像データD5に記憶するようにしてもよい。
さらに、計測画像取得制御部19は、撮像部30により撮像された画像フレームから奇数画像フレームを削除するようにしているが、奇数画像フレームを削除するのではなく、撮像部30に対して、第1励起光量L01aのみが照射される期間の画像フレームである偶数画像フレームのみを撮像させ、この偶数画像フレームのみを計測画像Dとして計測画像データD5に記憶するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、撮像部30を用いた計測画像を得るようにしていたが、これに限らず、目視計測を行ってもよい。
さらに、上記の実施の形態では、第1励起光照射部20と第2励起光照射部21とを分離した構成としているが、これに限らず、第1励起光照射部20の機能と第2励起光照射部21の機能とを1つの励起光照射部として構成してもよい。
なお、上記の実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明の応力発光計測装置及び応力発光計測方法は、応力発光体を含む応力発光塗料に励起光を照射して前記応力発光体を励起状態にし、前記応力発光体に加えられる応力に応じた応力発光を計測する場合に有用であり、特に不定な時間間隔で連続発生する応力発光を、蛍光及び燐光を含む自然放出光から分離して計測する場合に有用である。
1 応力発光計測装置
2 応力発光塗料
10 装置本体
11 入出力部
12 記憶部
13 制御部
14 応力発光量取得部
15 関係取得部
16 第1励起光量決定部
17 第2励起光量決定部
18 照射制御部
19 計測画像取得制御部
20 第1励起光照射部
21 第2励起光照射部
30 撮像部
101 計測対象部材
D 計測画像
D1 応力発光量データ
D2 関係データ
D3 第1励起光量データ
D4 第2励起光量データ
D5 計測画像データ
E1 蛍光領域
E2 燐光領域
f1,f2 関係
L01 第1励起光
L01a 第1励起光量
L02 第2励起光
L02b 第2励起光量
L1 自然放出光
L2 応力発光
La,Lb,LM1 自然放出光量
Lb0 所定光量
LM01 第1励起光量
LM2 応力発光量
Lmax 最大光量
LMS 応力発光量
P 力
S 応力
SS 基準応力
t1,t2,t3,t4 時点
t11 開始時点
t12 照射終了時点
t13 終了時点
Tb 期間
ΔL 光量差
また、本発明は、上記の発明において、前記計測画像取得制御部は、前記撮像部に対して、前記第1励起光量のみが照射される期間のみを撮像させ計測画像として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1励起光量のみが照射される期間に撮像した撮像期間の終了時点前における、前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記計測画像取得制御ステップは、前記撮像部に対して、前記第1励起光量のみが照射される期間のみを撮像させ計測画像として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1励起光量のみが照射される期間に撮像した撮像期間の終了時点前における、前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする。
さらに、計測画像取得制御部19は、撮像部30により撮像された画像フレームから奇数画像フレームを削除するようにしているが、奇数画像フレームを削除するのではなく、撮像部30に対して、第1励起光量L01aのみが照射される期間の画像フレームである上記偶数画像フレームにあたる期間のみを撮像させ計測画像Dとして計測画像データD5に記憶するようにしてもよい。すなわち、第1励起光量L01aのみが照射される期間のみ撮像させて、計測画像Dを記憶してもよい。

Claims (12)

  1. 応力発光体を含む応力発光塗料に励起光を照射して前記応力発光体を励起状態にし、不定な時間間隔で前記応力発光体に加えられる応力に応じた応力発光を計測する応力発光計測装置であって、
    前記応力発光塗料に励起光を連続照射する第1励起光照射部と、
    前記応力発光塗料に励起光を周期的に照射する第2励起光照射部と、
    前記応力発光塗料を撮像する撮像部と、
    前記応力発光体に加えられる基準応力に応じた応力発光量を予め取得する応力発光量取得部と、
    前記応力発光体を励起する励起光量に対する自然放出光量の関係を予め取得する関係取得部と、
    前記第1励起光照射部が励起光を照射した場合に発光する自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上となる前記第1励起光照射部の第1励起光量を決定する第1励起光量決定部と、
    前記第1励起光量を増加する所定増分励起光量を前記第2励起光照射部の第2励起光量として決定する第2励起光量決定部と、
    前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を周期的に照射する照射制御部と、
    前記撮像部が撮像した画像フレームのうち、前記第2励起光照射部による励起光が照射された画像フレームを削除し、又は、前記撮像部に対して前記第1励起光照射部による励起光が照射された画像フレームのみ取得する計測画像取得制御部と
    を備えたことを特徴とする応力発光計測装置。
  2. 前記第1励起光量決定部は、前記応力発光量が前記基準応力に応じた応力発光量を超える所定応力発光量以上となった場合、前記自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上であって、前記所定応力発光量の応力発光を可能にする第1励起光量を決定することを特徴とする請求項1に記載の応力発光計測装置。
  3. 前記照射制御部は、交番する奇数画像フレーム及び偶数画像フレームのうちのいずれか一方の画像フレームを第1画像フレームとし、他方の画像フレームを第2画像フレームとした場合、前記第1励起光照射部による前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに、前記第2励起光照射部による前記第2励起光量の励起光を前記第1画像フレームの撮像時に照射し、
    前記計測画像取得制御部は、前記第1画像フレームを削除し、前記第2画像フレームを計測画像フレームとして取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の応力発光計測装置。
  4. 前記照射制御部は、前記第1画像フレームの撮像期間の開始時点から前記第2励起光量の励起光の照射を開始し、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前に前記第2励起光量の励起光の照射を終了することを特徴とする請求項3に記載の応力発光計測装置。
  5. 前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前における前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする請求項4に記載の応力発光計測装置。
  6. 前記計測画像取得制御部は、前記撮像部に対して前記第2画像フレームのみを撮像させ、前記第2画像フレームを前記計測画像フレームとして取得することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の応力発光計測装置。
  7. 応力発光体を含む応力発光塗料に励起光を照射して前記応力発光体を励起状態にし、前記応力発光体に加えられる応力に応じた応力発光を計測する応力発光計測方法であって、
    前記応力発光体に加えられる基準応力に応じた応力発光量を予め取得する応力発光量取得ステップと、
    前記応力発光体における励起光量に対する蛍光光量の関係を予め取得する関係取得ステップと、
    前記応力発光体に励起光を連続照射する第1励起光照射部が励起光を照射した場合に発光する自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上となる前記第1励起光照射部の第1励起光量を決定する第1励起光量決定ステップと、
    前記第1励起光量を増加する所定増分励起光量を照射する第2励起光照射部の第2励起光量として決定する第2励起光量決定ステップと、
    前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を周期的に照射する照射制御ステップと、
    前記応力発光塗料を撮像する撮像部が撮像した画像フレームのうち、前記第2励起光照射部による励起光が照射された画像フレームを削除し、又は、前記撮像部に対して前記第1励起光照射部による励起光が照射された画像フレームのみ取得する計測画像取得制御ステップと
    を含むことを特徴とする応力発光計測方法。
  8. 前記第1励起光量決定ステップは、前記応力発光量が前記基準応力に応じた応力発光量を超える所定応力発光量以上となった場合、前記自然放出光量に対する前記応力発光量の比が所定値以上であって、前記所定応力発光量の応力発光を可能にする第1励起光量を決定することを特徴とする請求項7に記載の応力発光計測方法。
  9. 前記照射制御ステップは、交番する奇数画像フレーム及び偶数画像フレームのうちのいずれか一方の画像フレームを第1画像フレームとし、他方の画像フレームを第2画像フレームとした場合、前記第1励起光照射部を介して前記第1励起光量の励起光を連続照射するとともに、前記第2励起光照射部を介して前記第2励起光量の励起光を前記第1画像フレームの撮像時に照射し、
    前記計測画像取得制御ステップは、前記第1画像フレームを削除し、前記第2画像フレームを計測画像フレームとして取得することを特徴とする請求項7又は8に記載の応力発光計測方法。
  10. 前記照射制御ステップは、前記第1画像フレームの撮像期間の開始時点から前記第2励起光量の励起光の照射を開始し、前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前に前記第2励起光量の励起光の照射を終了することを特徴とする請求項9に記載の応力発光計測方法。
  11. 前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点前における前記第2励起光量の励起光の照射終了時点から前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点までの期間は、前記第2励起光量の励起によって発生する燐光が前記第1画像フレームの撮像期間の終了時点において所定光量以下となる期間であることを特徴とする請求項10に記載の応力発光計測方法。
  12. 前記計測画像取得制御ステップは、前記撮像部に対して前記第2画像フレームのみを撮像させ、前記第2画像フレームを前記計測画像フレームとして取得することを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載の応力発光計測方法。
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