JP2020034357A - 移動体検出装置 - Google Patents

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将幹 田中
Masamiki Tanaka
将幹 田中
将史 桜沢
Masashi Sakurazawa
将史 桜沢
佑貴 須山
Yuki Suyama
佑貴 須山
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Abstract

【課題】生産効率が高い移動体検出装置を提供する。【解決手段】移動体検出装置100は、被検出体Dの移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子10と、磁気検出素子10に磁界を加える磁石20と、磁気検出素子10に接続されるリード端子30と、磁気検出素子10、磁石20およびリード端子30を収容する収容部43と、リード端子30の一方の端部30aを外部に引き出すコネクタ部44と、を有する第1のハウジング40と、収容部43を覆って第1のハウジング40と嵌合連結され被検出体Dと対向して配置される第2のハウジング50と、を備え、コネクタ部44から収容部43に連なる孔部46を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、磁気検出素子を用いる移動体検出装置に関するものである。
直線運動や回転運動する移動体の移動を検出するための移動体検出装置が用いられている。例えば、特許文献1に開示されている移動体検出装置(回転検出装置)は、磁気変化を検出する検出手段と、外部引き出し用の端子を有するコネクタ部と、検出手段とコネクタ部とを備えた本体部と、検出手段を覆うキャップ部を備えたものである。
特開2010−276502号公報
特許文献1に開示された移動体検出装置では、防水性や気密性を高めるために本体部とキャップ部を密閉構造とした場合に、ピンホールの有無を確認するための検査として水没目視検査や圧力計法を用いるため検査時間が掛かっており、改善の余地があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、生産効率が高い移動体検出装置を提供することを目的とする。
本発明の移動体検出装置100は、
被検出体Dの移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子10と、
磁気検出素子10に磁界を加える磁石20と、
磁気検出素子10に接続されるリード端子30と、
磁気検出素子10、磁石20およびリード端子30を収容する収容部43と、
リード端子30の一方の端部30aを外部に引き出すコネクタ部44と、
を有する第1のハウジング40と、
収容部43を覆って第1のハウジング40と嵌合連結され被検出体Dと対向して配置される第2のハウジング50と、を備え、
コネクタ部44から収容部43に連なる孔部46を有すること
を特徴とする。
孔部46は、第2のハウジング50内側の第1のハウジング40との間に生じる空間SPが広い側に面して開口してなることを特徴とする。
孔部46は、第1のハウジング40の、リード端子30が露出しかつ第2のハウジング50に覆われる面と対向する面47に開口してなることを特徴とする。
孔部46は、リード端子30と略平行な一つまたは複数の孔部からなる第1の孔部46a,46bと、第1の孔部46a,46bと略直交する第2の孔部46cと、を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、生産効率が高い移動体検出装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る移動体検出装置を示す図。 図1を下方(−Z方向)から見た図。 図2のA−A線断面図。 図1の移動体検出装置から第2のハウジングを外した図。 図4の第1のハウジングを上方(+Z方向)から見た図。 図2から第2のハウジングを外した図。 図1の第2のハウジングを示す図。 図3の別の実施形態を示す図。
以下、本発明を実施するための一実施形態に係る移動体検出装置を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明では、図1に示した移動体検出装置100の状態を基準として、前後方向をX方向、左右方向をY方向、上下方向をZ方向とする。また、X方向、Y方向及びZ方向を示す矢印が向く方向を+(プラス)方向、その反対方向を−(マイナス)方向として説明する。
本発明の移動体検出装置100は、図2,図3に示すように被検出体Dの移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子10と、磁気検出素子10に磁界を加える磁石20と、磁気検出素子10に接続されるリード端子30と、磁気検出素子10、磁石20およびリード端子30が一方側に取り付けられる第1のハウジング40と、第1のハウジング40の一方側を覆って嵌合連結され被検出体と対向して配置される第2のハウジング50と、を有し、第1のハウジング40には、固定対象70に固定設置するための固定部42が設けられるとともに、リード端子30の一部が埋設一体化されて構成されている。
移動体検出装置100は、例えば、二輪車の前輪の車軸近傍に設けられる回転検出装置として構成され、検出される前輪の回転数から車速を計測する。すなわち、移動体検出装置100では、前輪の車軸が被検出体Dとされ、車軸近傍の車体が固定対象70とされ、固定対象70に第1のハウジング40の固定部42が固定され、第1のハウジング40に嵌合連結された第2のハウジング50が車軸と対向して配置される。
磁気検出素子10は、被検出体である移動体Dの移動(回転)に伴う磁界の変化を感知するホールICなどで構成されている。磁気検出素子10は、先端の鉛直面(Y−Z面)の検出部10aに対して端子10bが検出部10aの上端から直角に後方(−X方向)に突き出して設けられている。磁気検出素子10は、第1のハウジング40の収容部43に収容される。収容部43は、第1のハウジング40と一体に成形され前方(+X方向)に突き出すように形成されている。収容部43は、図4に示すように前方側中央部付近が開口するとともに、上方(+Z方向)が開口した第1凹部43aが形成され、第1凹部43a内に上方(+Z方向)から磁気検出素子10の検出部10aが収容されて検出部10aの先端面(+X方向の端面)が前方側中央部付近の開口に位置して被検出体と対向するように配置される。
磁石20は、磁気検出素子10に磁界を加えるためのものである。磁石20は、例えば直方体状に形成されたフェライト磁石で構成される。磁石20は、図3に示すように、磁気検出素子10が収容される第1凹部43aに隣接する後方(−X方向)に設けられ下方(−Z方向)が開口した第2凹部43bに下方から収容されている。
リード端子30は、図3に示すように後述するコネクタ部44から露出する後方側の端部30aと、収容部43とコネクタ部44の中間付近から露出し、磁気検出素子10の端子10bと電気的に接続される端子接続部30bと、を備えている。2本のリード端子30,30は、後述する収容部43の穴部Hの箇所で図示しない金型や治具によって平行に支持され、第1のハウジング40に一体成形される収容部43の上面と平行に配置されて第1のハウジング40および収容部43にインサート成形により埋設一体化される(図5参照)。2本のリード端子30,30の端子接続部30b,30bがそれぞれ磁気検出素子10の端子10b,10bと抵抗溶接によって電気的に接続され、後方側の端部30a(図3参照)が第1のハウジング40の後方のコネクタ部44内に突き出すコネクタピンとして検出信号を外部に導出できるようにしてある。
なお、端子接続部30bと磁気検出素子10の端子10bとの間には、基板を設け、磁気検出素子10の検出信号を処理するICやチップ素子などの電子部品が実装された出力信号処理回路を設けておき、基板の処理回路で処理された出力信号を、リード端子30を介してコネクタ部44から外部に導出できるように、あるいは、磁気検出素子10からの検出信号を出力した後、外部の処理回路で処理するように構成しても差し支えない。
第1のハウジング40は、図4に示すように、大小2つの円弧部を連結した外形が略小判状の本体部41と、本体部41の小さな円弧部の中心部に同心上に形成された固定部42と、本体部41の大きな円弧部の中心部から前方(+X方向)に突き出して一体に形成された収容部43と、本体部41の大きな円弧部から後方(−X方向)に突き出して一体に形成されたコネクタ部44と、を備えて構成されており、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT:Poly Butylene Terephthalate)樹脂など合成樹脂製とされている。なお、2つの円弧部の大きさは同じであっても良い。
固定部42は、金属製で円筒状のカラー42aを備えるとともに、第1のハウジング40の本体部41の下方(−Z方向)に突き出す部分に一体化されている。固定部42は、本体部41の小さな円弧部に金属製の円筒状のカラー42aをインサート成形することで一体化されている。カラー42aには、図3に示すように、後方(−X方向)から固定用ボルトを入れて固定対象70に締め付けることで、第1のハウジング40を固定できる。
本体部41は、大きな円弧部の内側縁部と小さな円弧部のカラー42aの大きな円弧部側の半円部とで囲まれる部分が側壁部41aとされ、側壁部41aで囲まれた内側部分が凹部とされて平板状の底板部41bで後方(−X方向)側が塞がれている。
底板部41bは、第2のハウジング50とのX方向の接触面である。底板部41bは、第2のハウジング50のフランジ部52と当接される。
収容部43は、合成樹脂からなり、図3に示すように円柱部43cを備えている。円柱部43cの外周部には、Oリング溝が形成されてOリング45が装着され、後述する嵌合連結される第2のハウジング50との間をシール状態とする。
収容部43には、図5に示すように収容部43の長手(X)方向の中ほど(中央付近)に穴部Hが設けられている。穴部Hは貫通孔である。また、穴部Hから2つの端子接続部30bが露出しており、2つの端子接続部30bの間には隙間Sが設けられている。
収容部43は、既に説明したように、第1凹部43aと第2凹部43bとが設けられ、第1凹部43a(図3参照)には、磁気検出素子10が、第2凹部43bには、磁石20がそれぞれ装着される。
コネクタ部44は、中空の四角筒状とされて後方(−X方向)が開口し、本体部41の底板部41bから後方に突き出して一体に形成されており、外部の装着側のコネクタ(図示せず)を所定の向きに連結でき、係止凹凸部によってコネクタ同士の係止連結状態を保持できるようにしてある。
第1のハウジング40は、図3、図6に示すように、コネクタ部44から収容部43まで連なる孔部46を備えて構成されている。孔部46は、第1のハウジング40と第2のハウジング50によって構成される装置内部の空間SPに気体を充填するためのものであり、空間SPが広い方向に向けて設けることが望ましい。孔部46は、リード端子30が露出する面と対向する面47に開口している。孔部46はリード端子30と略平行な複数の孔部からなる第1の孔部46a,46bと、第1の孔部と略直交する第2の孔部46cからなる。
このような構造にすることによって、移動体検出装置100の組立完了後に、孔部46(第1の孔部46b)から装置内部に気体を充填後速やかに漏れ確認を行うことができる流量計法を検査工程に適用することができ、検査時間を短縮することができる。また、コネクタ部44側の孔部46は図示しない実機側のコネクタによって覆われるため、実機取付状態で装置内部に異物が混入する可能性も低い。
第2のハウジング50は、図1,図7に示すように第1のハウジング40の一方側(前方側(+X方向))の収容部43(図3参照)を覆って嵌合連結され被検出体D(図2参照)と対向して配置される有底の円筒部51と、円筒部51の開口端に一体に形成されたフランジ部52とを備えて形成されている。第2のハウジング50は、第1のハウジング40と同一の合成樹脂製とされ、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂など合成樹脂製とされている。
第2のハウジング50は、第1のハウジング40に一体に形成された収容部43に収容された磁気検出素子10および磁石20などを覆うカバーとして円筒部51が機能しており、円筒部51の外周には、補強用のリブ51aが円周方向等間隔に複数本一体に形成してある。リブ51aにより、剛性を高めて固定対象70からの振動の影響を緩和する。また、リブ51aは、Oリング53取り付け時の誘い込みおよび移動体検出装置100を固定対象70に取り付ける際の誘い込みとしての機能を有している。円筒部51のリブ51aの後方には、Oリング溝51bが形成され、Oリング53が装着され、固定対象70との間をシールするとともに、Oリング53によって固定対象70からの振動の第1のハウジング40への伝達を抑えている。
フランジ部52は、第1のハウジング40の側壁部41aの内側形状に沿った外形状に形成されており、周囲を囲む側壁部52aと、側壁部52aの前方側の開口部を塞ぐとともに、円筒部51が一体に設けられた蓋板部52bとで構成される。側壁部52aの底面52cは、第1のハウジング40とのX方向の接触面である。
これにより、第2のハウジング50を第1のハウジング40の内側に被せるように装着して連結することで、第1のハウジング40の側壁部41aの内側に、第2のハウジング50のフランジ部52の側壁部52aが接するように嵌合され、側壁部41aの開口部が蓋板部52bで塞がれた状態となり、フランジ部52が第1のハウジング40の固定部42と同一の厚みとなる。
すなわち、第1のハウジング40の本体部41の側壁部41aの高さと第2のハウジング50のフランジ部52の側壁部52aの高さが、嵌合連結状態とした場合に、蓋板部52bが第1のハウジング40の固定部42と同一の厚みとなるように設定してある。
また、第2のハウジング50のフランジ部52は、第1のハウジング40を固定部42によって固定対象70(図3参照)に固定設置すると、第1のハウジング40と固定対象70とに挟み込まれることになり、移動体検出装置100を確実に固定対象70に保持することができる。
第1のハウジング40と第2のハウジング50との間には、図4,図7に示すように嵌合連結状態を保持する連結保持機構60が設けられている。
固定対象70に固定される固定側となる第1のハウジング40には、側壁部41aに4箇所の係合凹部61が略矩形の孔として形成されている。
第1のハウジング40に嵌合連結される連結側となる第2のハウジング50の側壁部52aに、係合凹部61に内側から外側に向かって係合するフックを備えた係合凸部62が一体に形成されている。
これにより、第2のハウジング50の側壁部52aを第1のハウジング40の側壁部41aの内側に装着して連結することで、第2のハウジング50の係合凸部62のフックが第1のハウジング40の係合凹部61の孔に係合し、第1のハウジング40と第2のハウジング50の嵌合連結状態が連結保持機構60で保持される。
なお、係合凹部61と係合凸部62は、逆に第1のハウジング40に係合凸部62を設け、第2のハウジング50に係合凹部61を設けるようにしても良い。
さらに、この移動体検出装置100では、第1のハウジング40を固定部42を介して固定対象70に固定設置すると、第1のハウジング40に嵌合連結した第2のハウジング50のフランジ部52が、第1のハウジング40と固定対象70とに挟み込まれることになり、例え、連結保持機構60による嵌合連結状態に問題が生じても移動体検出装置100を確実に固定対象70に保持することができる。
このような移動体検出装置100は、図3に示すように、円柱部43cにOリング45を装着し、収容部43に磁気検出素子10および磁石20を収納した第1のハウジング40に第2のハウジング50を被せるようにして嵌合連結し、連結保持機構60の係合凹部61と係合凸部62とを係合して連結状態を保持する。また、第2のハウジング50のOリング溝51bにOリング53を装着しておく。
次いで、移動体検出装置100を、固定対象70に形成した被検出体Dと対向する取付孔71に第2のハウジング50を装着するようにし、第1のハウジング40の固定部42のカラー42aに入れた取付ボルトを固定対象70に締め付けることで固定する。コネクタ部44には、外部から装着用のコネクタが接続され、検出信号を外部に出力できるようにする。
これにより、移動体検出装置100は、取付ボルトで固定対象70に固定され、被検出体Dと磁気検出素子10が対向した状態となり、被検出体の移動量(回転数など)が磁気検出素子10で検出(計測)される。
移動体検出装置100を、例えば、回転検出装置とする場合には、二輪車の前輪の車軸が被検出体Dとされ、車軸近傍の車体が固定対象70とされ、固定対象70に第1のハウジング40の固定部42を固定することで、第1のハウジング40に嵌合連結された第2のハウジング50の先端が取付孔71内で車軸と対向して配置される。これにより、被検出体Dである二輪車の車軸が回転することにより生じる磁気変化から車軸の回転数が計測され、車速が演算されて外部に出力されたり、あるいは、車軸の回転数が検出されて出力される。
移動体検出装置100では、第1のハウジング40に収容部43を一体に形成してリード端子30をインサート成形により埋設一体化しておき、収容部43の第1凹部43aに磁気検出素子10を収容し、第2凹部43bに磁石20を収容し、第1のハウジング40を、固定部42を介して固定対象70に固定しているので、被検出体Dの振動系と移動体検出装置100の振動系が同一となる。
これにより、従来の装置では、第2のハウジング50を機器側である固定対象70に固定し、第2のハウジング50に第1のハウジング40を連結していたので、被検出体の振動が第2のハウジング50を介して磁気検出素子10や磁石20が収容固定された第1のハウジング40に伝達され、2つの振動系から振動が伝達され、これらの振動の影響により検出精度の低下を招いていたが、本発明の移動体検出装置100によれば、振動系が1つとなり振動の影響を抑えて高精度に検出することができる。
移動体検出装置100では、第1のハウジング40の内側に第2のハウジング50を配置して嵌合連結するようにしたので、第2のハウジング50をコンパクトにすることができ、小型軽量化により振動系の質量を小さくして振動の影響を抑えることができる。
本発明の移動体検出装置100によれば、被検出体Dの移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子10と、磁気検出素子10に磁界を加える磁石20と、磁気検出素子10に接続されるリード端子30と、磁気検出素子10、磁石20およびリード端子30を収容する収容部43と、リード端子30の一方の端部30aを外部に引き出すコネクタ部44と、を有する第1のハウジング40と、収容部43を覆って第1のハウジング40と嵌合連結され被検出体Dと対向して配置される第2のハウジング50と、を備え、コネクタ部44から収容部43に連なる孔部46を設けたことによって、移動体検出装置100の組立完了後に、孔部46から装置内部に気体を充填後速やかに漏れ確認を行うことができる流量計法を検査工程に適用することができ、検査時間を短縮することができる。したがって、生産効率を高めることができる。また、コネクタ部44側の孔部46は図示しない実機側のコネクタによって覆われるため、実機取付状態で装置内部に異物が混入する可能性が低い。
空間SPが広い側に面して孔部46が開口していることによって、気体の充填が容易になる効果が期待できる。
端子接続部30bが露出する面と対向する面47に孔部46(第2の孔部46c)を設けた事によって、気体充填の際に内部部品に影響を与える可能性が低い。
孔部46を、第1の孔部46a,46bと、第1の孔部46a,46bと略直交する第2の孔部46cにより構成することによって、第1のハウジング40を成形する際にヒケなどが生じたとしても気体の充填に支障が少ない効果が期待できる。
本発明は、上述の実施形態に何ら限定するものではない。
例えば、上述の実施形態では、移動体検出装置100を回転検出装置として回転運動する被検出体を検出する場合を例に説明したが、これに限らず、直線運動する被検出体を検出する場合であっても良い。
磁気検出素子10は、ホールICで構成した場合を例に説明したが、これに限らず他の形式のものなど任意のものであっても良い。
第1のハウジング40や第2のハウジング50等の素材については、特に限定するものではなく、通常使用される合成樹脂などを用いることができる。
移動体検出装置100でのX,Y,Z方向は、説明のために設定したものであり、移動体検出装置100の取付方向等は、これらの方向に限定するものでない。
上述の実施形態では、孔部46を第1の孔部46a,46bと第2の孔部46cで構成する場合を例示したが、気体を充填できれば良く、孔部を直線状や迷路状に構成しても良い。また、図8に示すように、孔部は1つの孔部146により構成しても良い。
上述の実施形態では、穴部H、隙間Sを設ける場合を例示したが、これらの構造の有無は任意である。
なお、上述の実施形態では、リード端子30が2本の場合について例示したが、3本以上の場合においても同様の効果が期待できる。
本発明は、磁気検出素子を用いて二輪車の車軸の回転を検出する移動体(回転)検出装置に利用可能である。
100 移動体検出装置
10 磁気検出素子
10a 検出部
10b 端子
20 磁石
30 リード端子
30a 端部
30b 端子接続部
40 第1のハウジング
41 本体部
41a 側壁部
41b 底板部(接触面)
42 固定部
42a カラー
43 収容部
43a 第1凹部
43b 第2凹部
43c 円柱部
44 コネクタ部
45 Oリング
46 孔部
46a 第1の孔部
46b 第1の孔部
46c 第2の孔部
47 面
50 第2のハウジング
51 円筒部
51a リブ
51b Oリング溝
52 フランジ部
52a 側壁部
52b 蓋板部
52c 底面(接触面)
53 Oリング
60 連結保持機構
61 係合凹部
62 係合凸部
70 固定対象
71 取付孔
146 孔部
D 移動体(被検出体)
H 穴部
S 隙間
SP 空間

Claims (4)

  1. 被検出体の移動に応じた電気信号を出力する磁気検出素子と、
    前記磁気検出素子に磁界を加える磁石と、
    前記磁気検出素子に接続されるリード端子と、
    前記磁気検出素子、前記磁石および前記リード端子を収容する収容部と、
    前記リード端子の一方の端部を外部に引き出すコネクタ部と、を有する第1のハウジングと、
    前記収容部を覆って前記第1のハウジングと嵌合連結され前記被検出体と対向して配置される第2のハウジングと、を備えた移動体検出装置において、
    前記コネクタ部から前記収容部に連なる孔部を有すること
    を特徴とする移動体検出装置。
  2. 前記孔部は、前記第2のハウジング内側の前記第1のハウジングとの間に生じる空間が広い側に面して開口してなること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体検出装置。
  3. 前記孔部は、前記第1のハウジングの、前記リード端子が露出する前記第2のハウジングによって覆われる面と対向する面に開口してなること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体検出装置。
  4. 前記孔部は、前記リード端子と略平行な一つまたは複数の孔部からなる第1の孔部と、前記第1の孔部と略直交する第2の孔部と、を備えてなること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の移動体検出装置。

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