JP2020033414A - 洗浄除菌剤組成物 - Google Patents
洗浄除菌剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020033414A JP2020033414A JP2018159313A JP2018159313A JP2020033414A JP 2020033414 A JP2020033414 A JP 2020033414A JP 2018159313 A JP2018159313 A JP 2018159313A JP 2018159313 A JP2018159313 A JP 2018159313A JP 2020033414 A JP2020033414 A JP 2020033414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- disinfecting
- weight
- composition
- hlb value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
Description
(A−1)ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、ポリヘキサメチレングアニジンリン酸塩、ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩、ポリアミノプロピルビグアナイド塩酸塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、(A−2)1種以上のジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニウムメチル硫酸塩からなる(A)陽イオン界面活性剤、および
(B−1)HLB値が10.5〜12.5である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルと、(B−2)HLB値が13.0〜15.0である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる(B)非イオン界面活性剤を含有し、
(A)と(B)の重量比が、1:0.5〜1:1.5であり、且つ、1重量%水溶液を調製した際のpHが、2.5〜5である洗浄除菌剤組成物を提供する。
(A−1)ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、ポリヘキサメチレングアニジンリン酸塩、ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩、ポリアミノプロピルビグアナイド塩酸塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、(A−2)1種以上のジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニウムメチル硫酸塩からなる(A)陽イオン界面活性剤、および
(B−1)HLB値が10.5〜12.5である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルと、(B−2)HLB値が13.0〜15.0である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる(B)非イオン界面活性剤を含有し、
(A)と(B)の重量比が、1:0.5〜1:1.5であり、且つ、1重量%水溶液を調製した際のpHが、2.5〜5である洗浄除菌剤組成物の製造方法であって、
(A)陽イオン界面活性剤に、35〜45℃の温度に加温した(B)非イオン界面活性剤を溶解させる工程を含む方法も提供する。
上記(A−1)成分と組み合わせた際に、濁りや分離が生じ難い点、および洗浄除菌剤組成物を着色した際に、退色が生じ難い点で、ジデシルジメチルアンモニウムメチル硫酸塩が好ましい。
また、食品工場等で使用される食品製造・加工機器や器具の洗浄除菌にも有用である。食品製造・加工機器としては、各種の攪拌機、混合機、ホモジナイザー、自動カッター等が挙げられる。器具としては、まな板、包丁、食品用容器、布巾等が挙げられる。
(安定性試験1(溶状);方法)
表1−1に示す組成の本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIを(A)陽イオン界面活性剤に、40℃の温度に加温した(B)非イオン界面活性剤を溶解させて調製し、混合直後および1週間保管後の溶状を目視にて観察した(実施例1)。また、比較例として表1−2に示す組成物IV〜IXを実施例1と同様に調製し、実施例1と同様に観察した(比較例1)。保管時の温度は0℃および45℃にて行い、混合直後または保管中に分離したものについては、分離した時点で試験を中止し、その後の観察は行わなかった。実施例および比較例で使用した陽イオン界面活性剤1〜5および非イオン界面活性剤1、2は下記の通りである。また、表中の数値は重量%を表す。
陽イオン界面活性剤2:ジデシルジメチルアンモニウムメチル硫酸塩
陽イオン界面活性剤3:ジデシルメチルポリオキシエチルアンモニウムプロピオン酸塩
陽イオン界面活性剤4:ジデシルジメチルアンモニウムアジピン酸塩
陽イオン界面活性剤5:ジデシルジメチルアンモニウム塩酸塩
非イオン界面活性剤1:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(HLB値=11.7、曇点=34℃)
非イオン界面活性剤2:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(HLB値=13.9、曇点=81℃)
結果を表1−1および表1−2に示す。本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIおよび比較例中VII〜IXは、混合時〜1週間保管後まで分離等を起こさず安定していた。また、比較例中、VIは混合時に分離した。IV、Vは混合時には良好であったが、保管時に不安定となり分離した。尚、表中の「○」は分離および濁りが観察されなかったことを示し、「×」は分離および濁りが観察されたことを示す。
(安定性試験2(退色);方法)
実施例1で調製した本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIについて、1週間および4週間保管後の退色具合を目視にて観察した(実施例2)。また、比較例1で調製した組成物IV〜IXについても、実施例2と同様に観察した(比較例2)。
結果を表1−1および表1−2に示す。本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIは、4週間保管後まで退色を起こさず安定していた。また、比較例中、IV、V、VIII、IXは1週間保管後(45℃)に、VIIは4週間保管後(45℃)に退色が観察された。尚、表中の「○」は退色が観察されなかったことを示し、「×」は退色が観察されたことを示す。
実施例1で調製した本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIを、それぞれ水で5%濃度に希釈し、希釈液を調製した。調製した希釈液に金属片(SUS403:30×50mm)の下部3cm程度を浸した後、液切りを行い、空のビーカー内に立て置いた。ビーカーにラップをかけて蓋をした状態で、室温で一晩放置した後、金属片を流水で3秒間水洗した。処理後の金属片について、濃度確認試験紙(Vantocil Test Strips)を用いて、表面の残留組成物の濃度を下記評価基準にて評価した。また、比較例1で調製した組成物IV〜IXについても同様に評価した。
○:3ppm未満
×:3ppm以上
結果を表1−1および表1−2に示す。本発明の洗浄除菌剤組成物I〜IIIを用いた試験では、残留組成物の濃度が低く、良好なすすぎ性を示した。また、比較例中、V〜VII、IXを用いた試験では、組成物の残留が確認された。
(除菌力試験;方法)
下記に示す供試菌をBHI(ブレインハートインフュージョン)ブイヨン培地で30℃、24hr培養し、その菌液を生理食塩水で10倍希釈したものを、洗浄除菌剤組成物Iを水で表2〜4に示す濃度に希釈した液10mlに対し、0.1ml加えて攪拌した後、20℃にて0.5、1.0、3.0分間保持した。感作時間経過後もう一度攪拌した後、各混合物から1白金耳を取り、BHIブイヨン培地10mlに接種した。これを30℃、48hr培養した。菌未接種のBHIブイヨン培地をコントロールとし、目視で培地の濁りを比較して、各菌体に対する洗浄除菌剤組成物Iの除菌効果を判定した。
大腸菌(Escherichia coli NIHJ JC−2)
芽胞菌(Bacillus subtilis IAM1069)
カビ(Penicillium citrinum NFRI−1019)
結果を表2〜4に示す。表中の「−」は除菌効果が確認されたことを示し、「+」は除菌効果が確認されなかったことを示す。また表中の濃度は洗浄除菌剤組成物Iの濃度を表す。
Claims (9)
- (A−1)ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、ポリヘキサメチレングアニジンリン酸塩、ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩、ポリアミノプロピルビグアナイド塩酸塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、(A−2)1種以上のジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニウムメチル硫酸塩からなる(A)陽イオン界面活性剤、および
(B−1)HLB値が10.5〜12.5である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルと、(B−2)HLB値が13.0〜15.0である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる(B)非イオン界面活性剤を含有し、
(A)と(B)の重量比が、1:0.5〜1:1.5であり、且つ、1重量%水溶液を調製した際のpHが、2.5〜5である洗浄除菌剤組成物。 - 洗浄除菌剤組成物全量に対する(A)陽イオン界面活性剤の合計量が5〜30重量%であり、洗浄除菌剤組成物全量に対する(B)非イオン界面活性剤の合計量が3〜30重量%である請求項1に記載の洗浄除菌剤組成物。
- (A−1)化合物が、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩である請求項1または2に記載の洗浄除菌剤組成物。
- (A−2)ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニウムメチル硫酸塩が、ジデシルジメチルアンモニウムメチル硫酸塩である請求項1〜3いずれかに記載の洗浄除菌剤組成物。
- (A−1)と(A−2)の重量比が、1:2.5〜1:5.5である請求項1〜4いずれかに記載の洗浄除菌剤組成物。
- (B−1)の曇点が、20〜50℃(2重量%水溶液)である請求項1〜5いずれかに記載の洗浄除菌剤組成物。
- (B−2)の曇点が、65〜95℃(2重量%水溶液)である請求項1〜6いずれかに記載の洗浄除菌剤組成物。
- (B−1)と(B−2)の重量比が、1:0.1〜1:6である請求項1〜7いずれかに記載の洗浄除菌剤組成物。
- (A−1)ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、ポリヘキサメチレングアニジンリン酸塩、ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩、ポリアミノプロピルビグアニド塩酸塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、(A−2)1種以上のジ長鎖アルキルジ短鎖アルキルアンモニウムメチル硫酸塩からなる(A)陽イオン界面活性剤、および
(B−1)HLB値が10.5〜12.5である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルと、(B−2)HLB値が13.0〜15.0である1種以上のポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる(B)非イオン界面活性剤を含有し、
(A)と(B)の重量比が、1:0.5〜1:1.5であり、且つ、1重量%水溶液を調製した際のpHが、2.5〜5である洗浄除菌剤組成物の製造方法であって、
(A)陽イオン界面活性剤に、35〜45℃の温度に加温した(B)非イオン界面活性剤を溶解させる工程を含む方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018159313A JP7025762B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 洗浄除菌剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018159313A JP7025762B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 洗浄除菌剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020033414A true JP2020033414A (ja) | 2020-03-05 |
JP7025762B2 JP7025762B2 (ja) | 2022-02-25 |
Family
ID=69667113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018159313A Active JP7025762B2 (ja) | 2018-08-28 | 2018-08-28 | 洗浄除菌剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7025762B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02184609A (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-19 | Sanyo Chem Ind Ltd | 殺菌剤組成物 |
JP2007126581A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Diversey Ip Internatl Bv | 硬表面用除菌洗浄剤組成物 |
JP2008056595A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Johnson Diversey Co Ltd | 殺菌剤組成物および殺菌洗浄剤組成物、ならびにこれらを用いた殺菌方法あるいは殺菌洗浄方法 |
-
2018
- 2018-08-28 JP JP2018159313A patent/JP7025762B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02184609A (ja) * | 1989-01-10 | 1990-07-19 | Sanyo Chem Ind Ltd | 殺菌剤組成物 |
JP2007126581A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Diversey Ip Internatl Bv | 硬表面用除菌洗浄剤組成物 |
JP2008056595A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Johnson Diversey Co Ltd | 殺菌剤組成物および殺菌洗浄剤組成物、ならびにこれらを用いた殺菌方法あるいは殺菌洗浄方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7025762B2 (ja) | 2022-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2001253777B2 (en) | Antimicrobial composition | |
US6479454B1 (en) | Antimicrobial compositions and methods containing hydrogen peroxide and octyl amine oxide | |
JP2020147586A (ja) | 四級アンモニウム化合物を含有する消毒組成物 | |
US20020072288A1 (en) | Antimicrobial composition | |
JP5033380B2 (ja) | 食器、調理器具、食品加工場内もしくは厨房内の設備用殺菌剤組成物および殺菌洗浄剤組成物、ならびにこれらを用いた食器、調理器具、食品加工場内もしくは厨房内の設備の殺菌方法あるいは殺菌洗浄方法 | |
AU2001253777A1 (en) | Antimicrobial composition | |
NZ265418A (en) | Peroxyacid mixture for antimicrobial use; disinfecting process facilities | |
NZ242119A (en) | Microbiocides containing a peroxycarboxylic acid and a peroxyacid | |
JP6991959B2 (ja) | 抗菌性クリーナー組成物 | |
JP5784965B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物および殺菌洗浄方法 | |
JP5642429B2 (ja) | 洗浄除菌剤組成物 | |
JP6578152B2 (ja) | 殺菌効力増強方法および液状殺菌組成物 | |
JP7025762B2 (ja) | 洗浄除菌剤組成物 | |
JP5337350B2 (ja) | 除菌性洗浄剤組成物およびそれを用いた除菌洗浄方法 | |
WO2011015881A2 (en) | Biocidal composition | |
JP6732350B1 (ja) | 殺菌・除菌剤組成物 | |
JP7144028B2 (ja) | 洗浄除菌剤組成物 | |
JP5394220B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP5784963B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物および殺菌洗浄方法 | |
JP5784964B2 (ja) | 殺菌剤組成物および殺菌方法 | |
JP4468010B2 (ja) | 殺菌洗浄剤組成物 | |
WO2012148004A1 (ja) | 殺菌剤組成物および殺菌洗浄剤組成物 | |
JP5784962B2 (ja) | 殺菌剤組成物および殺菌方法 | |
WO2024144562A1 (en) | Chlorinated alkaline foaming cleaning product | |
WO2012148005A1 (ja) | 殺菌剤組成物および殺菌洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7025762 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |