JP2020030445A - 予防接種履歴管理システム、プログラム及び予防接種履歴管理システムの制御方法 - Google Patents

予防接種履歴管理システム、プログラム及び予防接種履歴管理システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】種類が異なる複数のソフトウェアでそれぞれ管理される予防接種履歴の利用を容易化する。【解決手段】予防接種履歴管理システムであって、ユーザの予防接種履歴を記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を受信する受信部と、複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する送信部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、予防接種履歴管理システム、プログラム及び予防接種履歴管理システムの制御方法に関する。
乳幼児に接種されるワクチンは、免疫が得られるまでの期間や、病気に罹った場合に重症化しやすい年齢などを考慮して、種類ごとに推奨される接種時期や回数が定められており、予防接種のスケジュール管理は煩雑である。
そのため、予防接種のスケジュール管理の負担を軽減するための様々な技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
また予防接種のスケジュール管理や履歴の管理などを手軽に行えるスマートフォン用の様々なソフトウェアも開発されており、近年、利用者が増加している。
特開2014−096001号公報
しかし、複数のソフトウェアにより接種履歴を活用しようとした場合には、問題が起こりうる。例えば、医療機関は、子供にワクチンを接種する際にはワクチンの接種履歴を毎回確認する必要があるが、保護者がスマートフォンに記録した接種履歴を活用しようとしても、ソフトウェアの種類ごとに接種履歴の記載様式が異なっているため、確認作業に要する医療機関の負担は大きい。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、種類が異なる複数のソフトウェアでそれぞれ管理される予防接種履歴の利用を容易化することを可能とする予防接種履歴管理システム、プログラム及び予防接種履歴管理システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の予防接種履歴管理システムは、ユーザの予防接種履歴を記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を受信する受信部と、複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する送信部と、を含む。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
種類が異なる複数のソフトウェアでそれぞれ管理される予防接種履歴の利用を容易化することが可能となる。
本実施形態に係る予防接種履歴管理システムを含む情報システムの全体構成図である。 本実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係るユーザ端末の記憶装置を示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴を示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴を示す図である。 本実施形態に係る医療機関端末のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴管理システムのハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴管理システムの記憶装置を示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴管理テーブルを示す図である。 本実施形態に係る予防接種履歴管理システムの機能構成を示す図である。 本実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る画面例を示す図である。 本実施形態に係る画面例を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。以下、本発明をその一実施形態に即して添付図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
==全体構成==
図1に、本発明の一実施形態に係る予防接種履歴管理システム300、医療機関端末200、第1のユーザ端末100A及び第2のユーザ端末100Bを含む情報システム1000を示す。予防接種履歴管理システム300、医療機関端末200、第1のユーザ端末100A及び第2のユーザ端末100Bは、インターネットやLAN(Local Area Network)、電話網等のネットワーク500を通じてデータの送受信が可能となるよう接続されている。
医療機関端末200は、病院や診療所等の医療機関が有するサーバやパソコン等のコンピュータである。
第1のユーザ端末100A及び第2のユーザ端末100Bは、ユーザが予防接種履歴を記録するために用いる端末であり、例えば、医療機関で子供に予防接種を受けさせる保護者(以下ユーザとも記す)が有するコンピュータであり、スマートフォンや携帯電話機、ノートパソコン、タブレットなどの可搬型の情報処理端末、ユーザが自宅で使用するパソコン等である。
第1のユーザ端末100Aは第1のユーザが有するコンピュータであり、第2のユーザ端末100Bは第2のユーザが有するコンピュータである。以下、これらを区別して説明する必要がない場合は、ユーザ端末100と記載する。
なお図1には2台のユーザ端末100が例示されているが、ユーザ端末100は3台以上でもよい。
第1のユーザ端末100Aには第1の予防接種管理プログラム711A(以下、第1のアプリケーション711A又は第1のアプリ711Aとも記す)がインストールされており、第1のユーザによって入力された第1のワクチンの接種履歴(第1の予防接種履歴610A)が記憶されている。同様に、第2のユーザ端末100Bには第2の予防接種管理プログラム711B(以下、第2のアプリケーション711B又は第2のアプリ711Bとも記す)がインストールされており、第2のユーザによって入力された第2のワクチンの接種履歴(予防接種履歴610B)が記憶されている。
第1のアプリ711Aは第1の予防接種履歴610Aを第1記載様式(第1フォーマット)で第1のユーザ端末100Aに記録しており、第2のアプリ711Bは第2の予防接種履歴610Bを第2記載様式(第2フォーマット)で第2のユーザ端末10Bに記録している。
詳細は後述するが、第1フォーマットで記録された第1の予防接種履歴610Aを図4に示し、第2フォーマットで記録された第2の予防接種履歴610Bを図5に示す。本実施形態では、第1フォーマットと第2フォーマットは、記録する項目が異なる上、同じ項目(例えば接種ワクチン)でも記録される内容が異なる。
なお以下の説明では、第1のアプリ711Aと第2のアプリ711Bとを区別して説明する必要がない場合には、アプリ711と記載する。また同様に、第1の予防接種履歴610Aと第2の予防接種履歴610Bについても、区別して説明する必要がない場合には予防接種履歴610と記載する。
予防接種履歴管理システム300は、様々なユーザ端末100から、アプリ711によって記録された予防接種履歴610を受信して記憶すると共に、医療機関端末200に対して予防接種履歴610を送信する。
このような態様により、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610の医療機関における確認等の利用を容易化することが可能となる。
==ユーザ端末==
まず、ユーザ端末100について図2を参照しながら説明する。
ユーザ端末100のハードウェア構成図の一例を図2に示す。本実施形態のユーザ端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ120、通信装置130、記憶装置140、入力装置150、出力装置160、及び記録媒体読取装置170を備えて構成されるスマートフォンやパソコンなどのコンピュータである。
記憶装置140は、ユーザ端末100によって実行あるいは処理されるユーザ端末制御プログラム710や、アプリ711、予防接種履歴610、及び後述する予防接種履歴収集プログラム740等の各種のプログラムやデータを格納する。
本実施形態においては、第1のユーザ端末100Aの記憶装置140には、図3に示す様に、ユーザ端末制御プログラム710、第1のアプリ711A、第1の予防接種履歴610A、及び予防接種履歴収集プログラム740が記憶されている。また図示はしないが、第2のユーザ端末100Bの記憶装置140には、ユーザ端末制御プログラム710、第2のアプリ711B、第2の予防接種履歴610B、及び予防接種履歴収集プログラム740が記憶されている。
記憶装置140に記憶されているユーザ端末制御プログラム710や、アプリ711、予防接種履歴収集プログラム740、あるいは各種のデータがメモリ120に読み出されてCPU110によって実行あるいは処理されることにより、ユーザ端末100の各種機能が実現される。
ここで、記憶装置140は例えばハードディスクやSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置である。
ユーザ端末制御プログラム710は、ユーザ端末100を制御するプログラムであり、例えばOS(Operating System)や種々のライブラリ等によって具現化される。
アプリ711は、ユーザが予防接種のスケジュール管理や履歴の管理などを行うためのプログラムであり、例えば、子供の健康診断の受診履歴や通院記録、成長記録なども管理することが可能な電子母子手帳のプログラム等である。
上述したように、アプリ711には様々な種類があり、それぞれのアプリ711が独自の記載様式(フォーマット)でデータを管理している。
例えば、図4には第1のアプリ711Aが管理する第1の予防接種履歴610Aを示す。第1のアプリ711Aは、例えば図13に示したような画面を第1のユーザ端末100Aに表示し、第1のユーザから予防接種の履歴情報の入力を受け付け、これらの履歴情報を図4に示した第1の予防接種履歴610Aとして第1のユーザ端末100Aの記憶装置140に記憶する。
また例えば図5には第2のアプリ711Bが管理する第2の予防接種履歴610Bを示す。第2のアプリ711Bは、例えば図14に示したような画面を第2のユーザ端100Bに表示し、第2のユーザから予防接種の履歴情報の入力を受け付け、これらの履歴情報を図5に示した第2の予防接種履歴610Bとして第2のユーザ端末100Bの記憶装置140に記憶する。
なお本実施形態では、記憶装置140に記録される予防接種履歴610はユーザ(保護者)の子供が受けた予防接種の履歴であるが、子供の予防接種履歴610の記録は保護者が行うことが通常であるため、ユーザの予防接種履歴610と記載する。もちろんユーザが自らの予防接種履歴610をユーザ端末100に記録するような実施態様であっても良い。
予防接種履歴収集プログラム740は、記憶装置140に記憶されている予防接種履歴610を、予防接種履歴管理システム300に送信する機能を実現するプログラムである。予防接種履歴収集プログラム740は、例えば、ユーザの承諾を得たうえで、ユーザ端末100に記憶されている予防接種履歴610を予防接種履歴管理システム300に送信する。
このとき、予防接種履歴収集プログラム740は、予防接種履歴610を開示する医療機関を特定する情報の入力を受け付けるようにしても良い。この場合、ユーザ端末100は、予防接種履歴610を医療機関指定情報とともに予防接種履歴管理システム300に送信する。そして詳細は後述するが、予防接種履歴管理システム300は、この予防接種履歴610を医療機関指定情報と対応付けて記憶しておき、このユーザの予防接種履歴610を医療機関端末200に送信する際には、指定された医療機関端末200に対してのみ送信するようにする。このような態様により、ユーザの予防接種履歴610を、かかりつけ医等の特定の医療機関に対してのみ開示することが可能となる。なお、ユーザ端末100から予防接種履歴管理システム300への医療機関指定情報の送信は、予防接種履歴610の送信と同時であっても、同時でなくても良い。つまり、医療機関指定情報の送信はあらかじめ予防接種履歴610の送信の前にされていても良く、予防接種履歴610の送信後にされてもよい。
記録媒体読取装置170は、SDカード等の記録媒体800に記録されたユーザ端末制御プログラム710やアプリ711、予防接種履歴収集プログラム740あるいは各種のデータを読み取り、記憶装置140に格納する。
通信装置130は、ネットワーク500を介して、医療機関端末200や予防接種履歴管理システム300、あるいは不図示の他のコンピュータと各種データやユーザ端末制御プログラム710、予防接種履歴収集プログラム740、アプリ711の授受を行う。例えば他のコンピュータに上述したユーザ端末制御プログラム710や各種のデータ、予防接種履歴収集プログラム740、あるいはアプリ711を格納しておき、ユーザ端末100がこのコンピュータからユーザ端末制御プログラム710やデータ、予防接種履歴収集プログラム740、アプリ711をダウンロードするようにすることができる。
入力装置150は、ユーザによるコマンドやデータの入力を受け付ける各種ボタンやスイッチ、キーボード、タッチパネルディスプレイ上でのタッチ位置を検出するタッチセンサ、マイクなどの入力インタフェース、加速度センサ、温度センサ、GPS受信機やコンパスなどの位置検出センサ、カメラなどである。
また出力装置160は、例えばディスプレイなどの表示装置、スピーカ、バイブレータ、照明などの出力ユーザインタフェースである。
==医療機関端末==
医療機関端末200は、医療機関で用いられ、少なくともユーザの予防接種履歴610を閲覧するために用いられる端末である。図6に示す様に、CPU210、メモリ220、通信装置230、記憶装置240、入力装置250、出力装置260、及び記録媒体読取装置270を備えて構成される。これらの医療機関端末200のハードウェア構成は、ユーザ端末100のハードウェア構成と必ずしも同じではないものの、基本的な構成は共通である。そのため、これらのハードウェア構成についての重複した説明は省略する。
医療機関端末200の記憶装置240には、医療機関端末200によって実行される医療機関端末制御プログラム720等の各種のプログラムやデータが格納される。
記憶装置240に記憶されている医療機関端末制御プログラム720や各種のデータがメモリ220に読み出されてCPU210によって実行あるいは処理されることにより、医療機関端末200の各種機能が実現される。
例えば医療機関端末200は、予防接種履歴管理システム300がユーザ端末100から取得した予防接種履歴610を予防接種履歴管理システム300から受信して、出力装置260に出力する。
==予防接種履歴管理システム==
続いて、予防接種履歴管理システム300について図7〜図10を参照しながら説明する。
予防接種履歴管理システム300のハードウェア構成を図7に示す。ただし、予防接種履歴管理システム300も、医療機関端末200やユーザ端末100と基本的な構成は共通しているため、重複した説明は省略する。
記憶装置340には、図8に示す様に、予防接種履歴管理システム制御プログラム730及び予防接種履歴管理テーブル630が記憶されている。
記憶装置340に記憶されている予防接種履歴管理システム制御プログラム730や各種のデータがメモリ320に読み出されてCPU310によって実行あるいは処理されることにより、予防接種履歴管理システム300の各種機能が実現される。
<予防接種履歴管理テーブル>
図9に、予防接種履歴管理テーブル630の一例を示す。予防接種履歴管理テーブル630は、複数のユーザ端末100から受信した複数の予防接種履歴610を記憶するテーブルである。
図9には、第1のユーザ端末100Aから受信した第1の予防接種履歴610Aと、第2のユーザ端末100Bから受信した第2の予防接種履歴610Bが、予防接種履歴管理テーブル630に記憶されている様子が示されている。
ここで、図4に示した第1の予防接種履歴610Aと、図5に示した第2の予防接種履歴610Bと、図9に示した予防接種履歴管理テーブル630と、を比較するとわかるように、本実施形態に係る予防接種履歴管理テーブル630は、一例として、第1の予防接種履歴610Aと同じ第1記載様式(第1フォーマット)である。
このため、第1のアプリ711Aによって第1フォーマットで第1のユーザ端末100Aに記録された第1の予防接種履歴610Aについては、そのまま予防接種履歴管理テーブル630に記憶されているのに対し、第2のアプリ711Bによって第2フォーマットで第2のユーザ端末100Bに記録された第2の予防接種履歴610Bについては、第1フォーマットに適合するように整形された状態で予防接種履歴管理テーブル630に記憶されている。
具体的には、第2の予防接種履歴610Bには、予防接種履歴管理テーブル630に対して「アプリ名」「氏名」「年齢」「接種時住所(郵便番号)」「接種時自治体名」「ワクチン商品コード」「期」「回」「定期/任意」「接種医療機関名」の各項目がなく、逆に、予防接種履歴管理テーブル630には、第2の予防接種履歴610Bに対して「ワクチンメーカ」「接種医療機関名/医師名」の項目がない。
また「接種ワクチン」欄に関しては、第1フォーマットの場合は、ワクチンが対象とする細菌名等のワクチンを特定する情報が記載されるが、第2フォーマットの場合、図5に示す様に、ワクチンを特定する情報に加え、全接種回数のうちの何回目の接種であるのかを合わせて記載するようになっている。
このような相違により、まず、第2の予防接種履歴610Bにない項目のデータについては、予防接種履歴管理テーブル630において空欄になっている。
ただし、「年齢」は、予防接種履歴管理システム300によって生年月日から計算されたデータが記載されている。また「期」「回」については、図5の第2の予防接種履歴610Bの「接種ワクチン」欄における細菌名の記載と、全接種回数のうちの何回目の接種であるのかの記載から、予防接種履歴管理システム30中の不図示のワクチン情報データベースに基づいて”期”と”回”が特定され、予防接種履歴管理テーブル630に記載されるようになっている。
また「定期/任意」については、第2の予防接種履歴610Bの「接種ワクチン」の欄の記載から、予防接種履歴管理システム30によって定期ワクチンであるか、任意ワクチンであるかが特定され、予防接種履歴管理テーブル630に記載されるようになっている。
また図5の第2の予防接種履歴610Bには、「接種医療機関名/医師名」の欄があり、医療機関名と医師名の両方が記載されているが、予防接種履歴管理システム30によって医療機関名のみが抽出され、予防接種履歴管理テーブル630に記載されるようになっている。
<機能構成>
次に予防接種履歴管理システム300の機能構成図の一例を図10に示す。本実施形態に係る予防接種履歴管理システム300は、受信部301、記憶部302、送信部303、整形部304の各機能を含む。
これらの各機能は、予防接種履歴管理システム300のハードウェアによって本実施形態に係る予防接種履歴管理システム制御プログラム730が実行されることにより実現される。
受信部301は、ユーザの予防接種履歴610を記録する複数の異なる種類のアプリ711のうちのいずれかを実行するユーザ端末100から、当該アプリ711により記録された予防接種履歴610を受信する。
例えば受信部301は、第1のアプリ711Aを実行する第1のユーザ端末100Aから第1の予防接種履歴610Aを受信し、第2のアプリ711Bを実行する第2のユーザ端末100Bから第2の予防接種履歴610Bを受信する。
整形部304は、複数の予防接種履歴610を共通のフォーマットに整形する。例えば本実施形態では、上述したように第1フォーマットを共通のフォーマットとしており、整形部304は、受信部301が第2のユーザ端末100Bから取得した第2フォーマットの第2の予防接種履歴610Bを第1フォーマットに整形する。
整形部304は、例えば、第2フォーマットから第1フォーマットへの整形を行うための不図示の所定のルールを参照することで、この整形を行うことができる。
また整形部304は、第1フォーマット及び第2フォーマット以外の他のフォーマットについても、共通フォーマットへ整形するためのルールを参照することで、共通フォーマットへの整形を行うことができる。
さらに、整形部304は、第1フォーマットを共通のフォーマットとするのではなく、第2フォーマットを共通のフォーマットとしても良いし、第1フォーマット及び第2フォーマットのいずれでもない他のフォーマットを共通のフォーマットとしても良い。
共通フォーマットは、ユーザ端末100で実行されるいずれかのアプリ711が準拠するフォーマットでもよいし、いずれのアプリ711が準拠するフォーマットとも異なるフォーマットであっても良い。
記憶部302は、複数のユーザ端末100から受信した複数の予防接種履歴610を記憶する。本実施形態では、記憶部302は予防接種履歴管理テーブル630として具現化されており、第1フォーマットで予防接種履歴610を記憶している。
送信部303は、記憶部302に記憶された予防接種履歴610を医療機関端末200に送信する。
このような態様により、医療機関端末200には各ユーザの予防接種履歴610が共通のフォーマットで送信されるため、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610の利用を容易化することが可能となる。
またさらに、ユーザ端末100が予防接種履歴610を医療機関指定情報とともに予防接種履歴管理システム300に送信するようにしておき、受信部301は、ユーザ端末100から、予防接種履歴610とともに予防接種履歴610の送信先を指定した医療機関指定情報を受信するようにしても良い。
この場合、記憶部302は、予防接種履歴610を医療機関指定情報と対応付けて記憶し、送信部303は、医療機関指定情報により特定される医療機関端末200にのみ、予防接種履歴610を送信するようにする。このような態様により、ユーザの予防接種履歴610を、かかりつけ医等のユーザが指定した特定の医療機関に対してのみ開示することが可能となる。
なお、ユーザ端末100から予防接種履歴管理システム300への医療機関指定情報の送信は、予防接種履歴610の送信と同時であっても同時でなくても良い。
==処理の流れ==
次に、本実施形態に係る予防接種履歴管理システム300による処理の流れを、図11を参照しながら説明する。
まず第1のユーザ端末100Aは、第1のユーザの第1の予防接種履歴610Aを予防接種履歴管理システム300に送信する(S1000)。
予防接種履歴管理システム300は、この第1の予防接種履歴610Aを共通のフォーマットに整形する(S1010)。ただし、第1の予防接種履歴610Aは第1フォーマットであり、共通のフォーマットと同じであるので、S1010において予防接種履歴管理システム300は何もしない。
予防接種履歴管理システム300は、この第1の予防接種履歴610Aを予防接種履歴管理テーブル630に記憶する(S1020)。
一方、第2のユーザ端末100Bは、第2のユーザの第2の予防接種履歴610Bを予防接種履歴管理システム300に送信する(S1030)。
予防接種履歴管理システム300は、この第2の予防接種履歴610Bを共通のフォーマットに整形する(S1040)。具体的には、予防接種履歴管理システム300は、不図示のフォーマット変換ルールを参照することで、第2フォーマットで記載されている第2の予防接種履歴610を共通のフォーマットに整形する。
そして予防接種履歴管理システム300は、この第2の予防接種履歴610Bを予防接種履歴管理テーブル630に記憶する(S1050)。
続いて第1のユーザ端末100Aは、予防接種履歴管理システム300に対して、第1の予防接種履歴610Aを医療機関端末200に送信するための送信リクエストを送信する(S1060)。この送信リクエストには、第1のユーザによって第1のユーザ端末100Aに入力された医療機関指定情報が含まれている。
そうすると予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630を参照し、第1のユーザの予防接種履歴610Aを、指定された医療機関端末200に送信する(S1070)。
そして医療機関端末200は、第1の予防接種履歴610Aを出力装置260に出力する(S1080)。
一方、第2のユーザ端末100Bは、予防接種履歴管理システム300に対して、第2の予防接種履歴610Bを医療機関端末200に送信するための送信リクエストを送信する(S1090)。この送信リクエストには、第2のユーザによって第2のユーザ端末100Bに入力された医療機関指定情報が含まれている。
そうすると予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630を参照し、第2のユーザの予防接種履歴610Bを、指定された医療機関端末200に送信する(S1100)。
そして医療機関端末200は、第2の予防接種履歴610Bを出力装置260に出力する(S1110)。
このような態様によって、様々なアプリ711を用いて予防接種履歴610の管理を行っている各ユーザの予防接種履歴610を、共通フォーマットで医療機関端末200に出力することができる。このように、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610のフォーマットを一元化して取り扱うことで、予防接種履歴610の確認等の利用を容易に行うことが可能となる。
なお、図11には、第1のユーザ及び第2のユーザが予防接種履歴610の送信先として同一の医療機関を指定した場合のフローチャートが例示されているが、異なる医療機関が指定された場合には、予防接種履歴管理システム300は、それぞれ指定された医療機関端末200に予防接種履歴610を送信する。
[第2実施形態]
第1実施形態では、予防接種履歴管理システム300が整形部304を備え、この整形部304が複数の予防接種履歴610を共通のフォーマットに整形していたが、第2実施形態では、予防接種履歴管理システム300は整形部304を備えず、各ユーザ端末100が実行する予防接種履歴収集プログラム740が予防接種履歴610を共通のフォーマットに整形する。
予防接種履歴収集プログラム740は、例えば、ユーザ端末100が予防接種履歴610を予防接種履歴管理システム300に送信する際に、この予防接種履歴610を共通のフォーマットに整形する。
そして予防接種履歴管理システム300は、複数のユーザ端末100から、それぞれ、共通フォーマットに整形された予防接種履歴610を受信し、これらの共通フォーマットに整形された複数の予防接種履歴610を予防接種履歴管理テーブル630に記憶し、予防接種履歴管理テーブル630に記憶された共通フォーマットに整形された予防接種履歴610を医療機関端末200に送信する。
このような態様によっても、様々なアプリ711を用いて予防接種履歴610の管理を行っている各ユーザの予防接種履歴610を、共通フォーマットで医療機関端末200に出力することができる。これにより、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610の確認を一元化して容易に行うことが可能となる。
以下、図12を参照しながら、処理の流れを説明する。
まず第1のユーザ端末100Aは、第1のユーザの第1の予防接種履歴610Aを共通のフォーマットに整形する(S2000)。ただし、第1の予防接種履歴610Aは第1フォーマットであり、共通のフォーマットと同じであるので、S2000において第1のユーザ端末100Aは何もしない。
そして第1のユーザ端末100Aは、第1の予防接種履歴610Aを予防接種履歴管理システム300に送信する(S2010)。
予防接種履歴管理システム300は、この第1の予防接種履歴610Aを予防接種履歴管理テーブル630に記憶する(S2020)。
一方、第2のユーザ端末100Bは、第2のユーザの第2の予防接種履歴610Bを共通のフォーマットに整形する(S2030)。具体的には、第2のユーザ端末100Bは、不図示のフォーマット変換ルールを参照することで、第2フォーマットで記載されている第2の予防接種履歴610Bを共通のフォーマットに整形する。
そして第2のユーザ端末100Bは、第2のユーザの予防接種履歴610Bを予防接種履歴管理システム300に送信する(S2040)。
そして予防接種履歴管理システム300は、この第2の予防接種履歴610Bを予防接種履歴管理テーブル630に記憶する(S2050)。
続いて第1のユーザ端末100Aは、予防接種履歴管理システム300に対して、第1の予防接種履歴610Aを医療機関端末200に送信するための送信リクエストを送信する(S2060)。この送信リクエストには、第1のユーザによって第1のユーザ端末100Aに入力された医療機関指定情報が含まれている。
そうすると予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630を参照し、第1のユーザの第1の予防接種履歴610Aを、指定された医療機関端末200に送信する(S2070)。
そして医療機関端末200は、第1の予防接種履歴610Aを出力装置260に出力する(S2080)。
一方、第2のユーザ端末100Bは、予防接種履歴管理システム300に対して、第2の予防接種履歴610Bを医療機関端末200に送信するための送信リクエストを送信する(S2090)。この送信リクエストには、第2のユーザによって第2のユーザ端末100Bに入力された医療機関指定情報が含まれている。
そうすると予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630を参照し、第2のユーザの第2の予防接種履歴610Bを、指定された医療機関端末200に送信する(S2100)。
そして医療機関端末200は、第2の予防接種履歴610Bを出力装置260に出力する(S2110)。
このような態様によっても、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610の確認等の利用を容易化することが可能となる。
[第3実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態では、ユーザ端末100が予防接種履歴収集プログラム740を実行することにより、ユーザ端末100に記憶されている予防接種履歴610を予防接種履歴管理システム300に送信していたが、第3実施形態では、ユーザ端末100は、予防接種履歴収集プログラム740を用いず、図13や図14に示したような、ユーザ端末100の画面に予防接種履歴610が表示されている状態の画像であるスクリーンショットを、予防接種履歴管理システム300に送信する。
この場合、予防接種履歴管理システム300の受信部301は、ユーザ端末100からスクリーンショットを受信することにより、予防接種履歴610を画像内の文字として取得する。
そして予防接種履歴管理システム300の整形部304は、ユーザ端末100から取得した画像から予防接種履歴610である文字を抽出した後、文字を共通のフォーマットに整形する。
例えば、予防接種履歴管理システム300は、ユーザが利用しているアプリ名を質問する、またはユーザ端末100で実行される可能性のある各アプリ711について、アプリ711のロゴマークや画面構成等の特徴を定義した不図示のテンプレートを記憶装置340に記憶しておき、第1のユーザ端末100Aから図13に示す画像を受信した場合、この画像をこれらのテンプレートと照合することで、第1のユーザ端末100Aが実行しているアプリ711が第1のアプリ711Aであることを特定する。
そして予防接種履歴管理システム300は、特定された第1のアプリ711Aからこの画像内の第1の予防接種履歴610Aが第1フォーマットであることを特定する。そして予防接種履歴管理システム300は、画像解析を行って、第1フォーマットの様式に従って画像内の文字を抽出する。この場合、第1フォーマットは共通のフォーマットであるので、予防接種履歴管理システム300は、第1の予防接種履歴610Aをそのまま予防接種履歴管理テーブル630に記憶する。
また予防接種履歴管理システム300は、第2のユーザ端末100Bから図14に示す画像を受信した場合、この画像をテンプレートと照合することで、第2のユーザ端末100Bが実行しているアプリ711が第2のアプリ711Bであることを特定する。
そして予防接種履歴管理システム300は、特定された第2のアプリ711Bからこの画像内の第2の予防接種履歴610Bが第2フォーマットであることを特定する。そして予防接種履歴管理システム300は、画像解析を行って、第2フォーマットの様式に従って画像内の文字を抽出する。この場合予防接種履歴管理システム300は、第2の予防接種履歴610Bを第2フォーマットから第1フォーマットへ整形した後、予防接種履歴管理テーブル630に記憶する。
その後、予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630に記憶された共通フォーマットに整形された予防接種履歴610を医療機関端末200に送信する。
なお、第3実施形態における処理の流れは、図11に示した第1実施形態における処理の流れと同様であるので重複する説明は省略する。
このような態様によっても、様々なアプリ711を用いて予防接種履歴610の管理を行っている各ユーザの予防接種履歴610を、共通フォーマットで医療機関端末200に出力することができる。これにより、種類が異なる複数のアプリ711でそれぞれ管理される予防接種履歴610の確認等の利用を容易化することが可能となる。
なお上述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば上記実施形態において、ユーザ端末100が予防接種履歴610を医療機関指定情報とともに予防接種履歴管理システム300に送信し、予防接種履歴管理システム300がこのユーザの予防接種履歴610を医療機関端末200に送信する際には、医療機関指定情報で指定された医療機関端末200に対してのみ送信するようにする場合について説明したが、ユーザの予防接種履歴610を特定の医療機関端末200に送信する方法はこの方法に限られない。
例えば、まずユーザ端末100が予防接種履歴管理システム300に対し、所定のキーワードの生成を要求する。
そして予防接種履歴管理システム300は、例えば所定桁数の乱数等によりキーワードを生成し、このユーザの予防接種履歴610と対応づけて記憶すると共に、このキーワードを文字情報または二次元コード等としてユーザ端末100に送信する。
次に、ユーザ端末100を操作するユーザは、予防接種履歴管理システム300から送信されたキーワードを医師や看護師に伝える。
そしてこの医師や看護師によってこのキーワードが医療機関端末200に入力されると、医療機関端末200は、このキーワードを予防接種履歴管理システム300に送信する。
そして予防接種履歴管理システム300は、予防接種履歴管理テーブル630を参照し、キーワードと対応づけられている予防接種履歴610を、医療機関端末200に送信する。
このような態様によっても、ユーザの予防接種履歴610を、かかりつけ医等の特定の医療機関に対してのみ開示することが可能となる。
また上記実施形態では、ユーザ端末100に予防接種履歴610を第1フォーマットで記録するアプリ711Aと、第2フォーマットで記録するアプリ711Bとの2種類のアプリ711を例示したが、アプリ711は3種類以上であっても良い。またフォーマットも3種類以上であってもよい。
また、上記実施形態では、複数の種類のアプリ711の記載様式が異なる場合を例示したが、複数の種類のアプリ711があらかじめ1つの共通フォーマットで記録していてもよい。複数の種類のアプリ711が同様の1つの共通フォーマットを有する場合であっても、複数の種類のアプリ711により保存された情報を他の端末から閲覧可能としたり、1つの記憶部302に集積したりするためには各アプリ711への機能の追加等が必要となるため、容易に行うことが難しい。しかし、本発明の実施形態によれば、予防接種履歴610の確認や集積等の利用を容易に行うことが可能となる。
上述の実施形態では、予防接種履歴610の利用の形態の一例として医療機関端末200からの閲覧を示したが、これに限られない。例えば、ユーザがアプリ711の種類を変更する際に、予防接種履歴610を利用することも可能である。すなわち、本発明の実施形態によれば、あるアプリ711で記録された予防接種履歴610を他の複数のアプリ711間で利用可能な共通のフォーマットに整形することができるため、ユーザが使用するアプリ711の種類を変更する際に、過去利用していたアプリ711で記録した予防接種履歴610を、新しいアプリ711においても利用することが可能となる。
また、記憶部302に保管された予防接種履歴610は医療機関端末200からの閲覧が終了した後も引き続き記憶されて保存されてもよい。これにより、次回の予防接種の際に予防接種履歴610を確認したい要求があった場合でも、再度の予防接種履歴610の送信及び整形が不要となり好ましい。また、後述するように記憶部302に予防接種履歴610を記憶したことで、自治体等の事務作業に用いることができる。一方、プライバシー保護等の観点から、記憶部302に保管された予防接種履歴610は、医療機関端末200からの閲覧後または一定時間の経過後等適切な時点で記憶部302から削除されてもよい。
また、医療機関端末200は記憶部302に記憶された予防接種履歴610を受信することに限られず、ユーザ端末100において整形された予防接種履歴610を近距離通信等の手段でユーザ端末100から直接受信してもよい。
また、ユーザの予防接種履歴610が予防接種履歴管理システム300の記憶部302にすでに保存されている場合であって、同じユーザから新規または変更された予防接種履歴610が送信される場合には、すでに保存されている予防接種履歴610と後の予防接種履歴610の差分を抽出して整形等の処理を行い、新しい予防接種履歴610として保存してもよい。これにより、効率よく整形等の処理を行うことができる。
また、上記実施形態では、アプリ711で記録されたユーザの予防接種履歴610はユーザ端末100に保管されているものとしたがこれに限られず、インターネット等で接続された記録サーバ上に保管されていてもよい。
また、上記実施形態では、アプリ711は、ユーザ端末100にインストールされるものとしたが、これに限られず、Webページの形態で提供され、ユーザ端末100のブラウザから利用されるものであってもよい。この場合、本開示の「複数の種類のアプリ」は、同じブラウザから利用可能であるが、異なるサービスを指す。また、アプリ711がWebページの形態で提供される場合は、予防接種履歴610は上述の記録サーバ上に保管されることが好ましい。
また、第3実施形態では、ユーザ端末100の画面に予防接種履歴610が表示されている状態の画像であるスクリーンショットを利用したが、これに限られず、予防接種履歴610をPDF等のファイルとして出力して得られた画像であっても良い。この場合、PDF等のファイルには予防接種履歴610の文字情報が含まれていることが好ましい。これにより、ファイルからの予防接種履歴610の抽出を容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、予防接種履歴610を予防接種履歴管理システム300の記憶部302に保管することとしたが、分散されて保管されてもよい。例えば、予防接種履歴610において重要性が高い、ワクチン名、期/回、接種日、アプリ名(接種実績情報提供元)の情報は予防接種履歴管理システム300の記憶部302に記憶されており、その他のユーザの個人情報や医療機関の情報は予防接種履歴610を閲覧する医療機関端末200に記憶されてもよい。この場合、予防接種履歴管理システム300は、上記の予防接種履歴610の重要性が高い情報のみをユーザ端末100から取得してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザの予防接種履歴610は、医療機関端末200と共有されることとしたが、これに限られず、例えば、ユーザが居住する自治体が管理する自治体端末と共有されてもよい。これにより、自治体においても予防接種履歴610の利用が可能となる。これにより、予防接種履歴610の把握が容易になり、特定のユーザについて予防接種が完了しているか否かの確認や、予防接種にかかる費用の処理等、予防接種に関連して自治体が行う事務作業の軽減を図ることができる。また、この場合、自治体は個別のユーザの予防接種履歴610について接続可能になるよう設定してもよいが、自治体に所属する複数のユーザの予防接種履歴610を記憶部302へ集積することとし、自治体はこの集積された予防接種履歴610へのアクセスが可能となるよう設定されることが好ましい。
100 ユーザ端末
110 CPU
120 メモリ
130 通信装置
140 記憶装置
150 入力装置
160 出力装置
170 記録媒体読取装置
200 医療機関端末
210 CPU
220 メモリ
230 通信装置
240 記憶装置
250 入力装置
260 出力装置
270 記録媒体読取装置
300 予防接種履歴管理システム
301 受信部
302 記憶部
303 送信部
304 整形部
310 CPU
320 メモリ
330 通信装置
340 記憶装置
350 入力装置
360 出力装置
370 記録媒体読取装置
500 ネットワーク
610A 第1の予防接種履歴
610B 第2の予防接種履歴
630 予防接種履歴管理テーブル
710 ユーザ端末制御プログラム
711A 第1の予防接種管理プログラム
711B 第2の予防接種管理プログラム
720 医療機関端末制御プログラム
730 予防接種履歴管理システム制御プログラム
740 予防接種履歴収集プログラム
800 記録媒体
1000 情報システム
本発明の一実施形態の予防接種履歴管理システムは、ユーザの予防接種履歴を互いに異なるフォーマットで記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を画像中の文字として受信する受信部と、複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶する記憶部と、前記画像から前記文字を抽出した後、前記文字を共通のフォーマットに整形することにより、前記複数の予防接種履歴を共通のフォーマットに整形する整形部と、前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する送信部と、を含む。

Claims (7)

  1. 予防接種履歴管理システムであって、
    ユーザの予防接種履歴を記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を受信する受信部と、
    複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する送信部と、を含む、
    予防接種履歴管理システム。
  2. 前記複数の種類のアプリケーションは、互いに異なるフォーマットで前記予防接種履歴を記録しており、
    前記複数の予防接種履歴を共通のフォーマットに整形する整形部をさらに備える、請求項1に記載の予防接種履歴管理システム。
  3. 前記受信部は、画像中の文字として前記予防接種履歴を受信し、
    前記整形部は、前記画像から、前記予防接種履歴である前記文字を抽出した後、前記文字を前記共通のフォーマットに整形する、請求項2に記載の予防接種履歴管理システム。
  4. 前記複数の種類のアプリケーションは、互いに異なるフォーマットで前記予防接種履歴を記録しており、
    前記ユーザ端末は、当該ユーザ端末で実行される前記アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を共通のフォーマットに整形して前記予防接種履歴管理システムに送信し、
    前記受信部は、前記ユーザ端末から前記共通フォーマットに整形された前記予防接種履歴を受信し、
    前記記憶部は、複数の前記ユーザ端末から受信した前記共通フォーマットに整形された複数の前記予防接種履歴を記憶し、
    前記送信部は、前記記憶部に記憶された前記共通フォーマットに整形された前記予防接種履歴を前記医療機関端末に送信する、請求項1に記載の予防接種履歴管理システム。
  5. 前記受信部は、前記ユーザ端末から、前記予防接種履歴とともに、前記予防接種履歴の送信先を指定した医療機関指定情報を受信し、
    前記記憶部は、前記予防接種履歴を前記医療機関指定情報と対応付けて記憶し、
    前記送信部は、前記医療機関指定情報により特定される医療機関端末にのみ、前記予防接種履歴を送信する、請求項1〜4の何れかに記載の予防接種履歴管理システム。
  6. コンピュータに、
    ユーザの予防接種履歴を記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を受信する手順と、
    複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶部に記憶する手順と、
    前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  7. 予防接種履歴管理システムの制御方法であって、
    前記予防接種履歴管理システムが、
    ユーザの予防接種履歴を記録する複数の異なる種類のアプリケーションのうちのいずれかを実行するユーザ端末から、当該アプリケーションにより記録された前記予防接種履歴を受信し、
    複数の前記ユーザ端末から受信した複数の前記予防接種履歴を記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された予防接種履歴を医療機関端末に送信する、
    予防接種履歴管理システムの制御方法。
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