JP2020029819A - ルーツブロワ - Google Patents
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Description
また、実開昭47−22520号公報には軸封部としてメカニカルシールを採用したルーツブロワが開示されている。
また、リーク量を低減させるためオイルシールを複数枚使用すると、回転軸に対する抵抗が増加し、発熱及び動力増加が発生する。
また、メカニカルシールは回転軸への組み付け作業が甚だ面倒で手間がかかるため製造コストが高くなる。
また、製造コストの低減が可能な軸封部を備えたルーツブロワを提供することを第2の目的とする。
一対の円弧面を有する長円形のロータ室及びロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、ロータ室内で互いに逆方向へ回転される一対のロータと、各ロータの回転軸をケーシングに回転可能に支えるベアリングと、ロータ室から外部に突出する回転軸に軸封部を備えたルーツブロワであって、
ロータ室から外部に突出する回転軸に被せるようにケーシングにハウジングを固定し、
ハウジングの内部に回転軸を囲むようにドレンを溜める中間室を形成し、
軸封部をオイルシールとメカニカルシールで構成するとともに、ロータ室寄りにオイルシールを設け、オイルシールの外側にメカニカルシールを設けて、中間室をオイルシールとメカニカルシールで密閉し、
中間室に連通する不活性ガス導入口とドレン排出口をハウジングに形成し、
メカニカルシールの外側にベアリングと潤滑油を溜める潤滑油カバーを設け、
運転時に不活性ガス導入口から不活性ガスを中間室に導入して加圧し、又は中間室を減圧するようにしたことを特徴とする。
前記メカニカルシールを、回転軸と平行方向にスプリングで付勢されたシールリングと、シールリングの外側で回転軸に嵌合し、シールリングの先端部が圧接するカラーと、カラーを回転軸に固着するセットスクリューで構成し、
カラーの所定の取付位置の外側にカラーを取付位置に位置決めする専用治具と、セットスクリューの取付工具が入るスペースを設けたことを特徴とする。
専用治具が円筒構造を有し、内面には回転軸に形成した軸段部に当接する治具段部と、回転軸に形成した軸ネジ部に螺合する治具ネジ部が設けられ、軸ネジ部に治具ネジ部をネジ付けて専用治具を回転軸にセットし、治具段部が軸段部に当接するまで専用治具をねじ込むことによりカラーを所定の取付位置にセットすることを特徴とする。
ベアリングをベアリングケースに格納し、ベアリングケースをボルトでハウジングに固定したことを特徴とする。
そのため、ドレンがベアリングやタイミングギヤに侵入し、ベアリングやタイミングギヤの潤滑油に混入して、潤滑油が劣化するのを防止できるので、ベアリングやタイミングギヤの耐久寿命を伸ばすことができる。
また、中間室を減圧してロータ室の圧力より低くすれば、不活性ガスのロータ室への漏れを極力抑えることができるとともに、潤滑油カバーから漏れた潤滑油がロータ室に侵入するのを防止できる。
メカニカルシール18の取付手順は以下の通りである。
シールリング18bを回転軸15に被せるとともに、ハウジング12に形成した凹所12dに格納し、続いてカラー18cを回転軸15に被せた後、専用治具19を回転軸15に被せ、治具ネジ部19bを軸ネジ部15bにねじ込むと、カラー18cが専用治具19の先端部で内側へ押し込まれる。そして、軸段部15aに治具段部19aが当接するとカラー18cが所定の取付位置に位置決めされるので、取付工具20でセットスクリュー18dをネジ付けて、カラー18cを回転軸15に固定する。
このようにベアリングケース21aを用いることにより専用治具19を回転軸15にセットし、取付工具20を用いるために必要にスペースをメカニカルシール18の外側に確保している。
しかして、本実施例によれば、オイルシール17とメカニカルシール18で密閉した中間室12aに窒素ガスあるいは大気等の不活性ガスを導入して加圧することにより、中間室12aに溜まったドレン16をドレン排出口12cからハウジング12の外部へ排出できる。そのため、ドレン16がベアリング21やタイミングギヤ24に侵入し、ベアリング21やタイミングギヤ24の潤滑油に混入して、潤滑油が劣化するのを防止できるので、ベアリング21やタイミングギヤ24の耐久寿命を伸ばすことができる。
さらにまた、中間室12aを減圧してロータ室11aの圧力より低くすれば、不活性ガスのロータ室11aへの漏れを極力抑えることができるとともに、潤滑油カバー25から漏れた潤滑油がロータ室11aに侵入するのを防止できる。
11…ケーシング
11a…ロータ室
11b…吸込口
11c…吐出口
12…ハウジング
12a…中間室
12b…不活性化ガス導入口
12c…ドレン排出口
14…ロータ
15…回転軸
15a…軸段部
15b…軸ネジ部
16…ドレン
17…オイルシール
18…メカニカルシール
18a…シールリング
18b…カラー
18c…セットスクリュー
19…専用治具
19a…治具段部
19b…治具ネジ部
20…取付工具
21…ベアリング
21a…ベアリングケース
22…ボルト
24…タイミングギヤ
25…潤滑油カバー
Claims (4)
- 一対の円弧面を有する長円形のロータ室及びロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、ロータ室内で互いに逆方向へ回転される一対のロータと、各ロータの回転軸をケーシングに回転可能に支えるベアリングと、ロータ室から外部に突出する回転軸に軸封部を備えたルーツブロワであって、
ロータ室から外部に突出する回転軸に被せるようにケーシングにハウジングを固定し、
ハウジングの内部に回転軸を囲むようにドレンを溜める中間室を形成し、
軸封部をオイルシールとメカニカルシールで構成するとともに、ロータ室寄りにオイルシールを設け、オイルシールの外側にメカニカルシールを設けて、中間室をオイルシールとメカニカルシールで密閉し、
中間室に連通する不活性ガス導入口とドレン排出口をハウジングに形成し、
メカニカルシールの外側にベアリングと潤滑油を溜める潤滑油カバーを設け、
運転時に不活性ガス導入口から不活性ガスを中間室に導入して加圧し、又は中間室を減圧するようにしたことを特徴とするルーツブロワ。 - 前記メカニカルシールを、回転軸と平行方向にスプリングで付勢されたシールリングと、シールリングの外側で回転軸に嵌合し、シールリングの先端部が圧接するカラーと、カラーを回転軸に固着するセットスクリューで構成し、
カラーの所定の取付位置の外側にカラーを取付位置に位置決めする専用治具と、セットスクリューの取付工具が入るスペースを設けたことを特徴とする請求項1に記載のルーツブロワ。 - 専用治具が円筒構造を有し、内面には回転軸に形成した軸段部に当接する治具段部と、回転軸に形成した軸ネジ部に螺合する治具ネジ部が設けられ、軸ネジ部に治具ネジ部をネジ付けて専用治具を回転軸にセットし、治具段部が軸段部に当接するまで専用治具をねじ込むことによりカラーを所定の取付位置にセットすることを特徴とする請求項2に記載のルーツブロワ。
- ベアリングをベアリングケースに格納し、ベアリングケースをボルトでハウジングに固定したことを特徴とする請求項2に記載のルーツブロワ。
Priority Applications (1)
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JP2018155919A JP6785488B2 (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | ルーツブロワ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018155919A JP6785488B2 (ja) | 2018-08-23 | 2018-08-23 | ルーツブロワ |
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JP6785488B2 JP6785488B2 (ja) | 2020-11-18 |
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JP (1) | JP6785488B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11431661B2 (en) | 2002-07-17 | 2022-08-30 | Blackberry Limited | Voice and text group chat display management techniques for wireless mobile terminals |
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2018
- 2018-08-23 JP JP2018155919A patent/JP6785488B2/ja active Active
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US11431661B2 (en) | 2002-07-17 | 2022-08-30 | Blackberry Limited | Voice and text group chat display management techniques for wireless mobile terminals |
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JP6785488B2 (ja) | 2020-11-18 |
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