JP2020029802A - オイルセパレータ - Google Patents

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浩孝 松田
Hirotaka Matsuda
浩孝 松田
辰哉 近藤
Tatsuya Kondo
辰哉 近藤
克也 宮澤
Katsuya Miyazawa
克也 宮澤
暢久 日▲高▼
Nobuhisa Hidaka
暢久 日▲高▼
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Abstract

【課題】オイル分離機構のガス出口がガス排出部のガス出口よりも上方位置にある場合であっても、オイルセパレート機能を低下させることなく、オイルが出口通路に留まってしまうことを抑制できる、オイルセパレータの提供。【解決手段】セパレータ10内部を流れるガス流れ方向で分離機構12より下流側でガス排出部14より上流側にある出口通路15と、バッフルプレート上側空間110aとを、直接連通させる第2ドレン16が設けられている。そのため、分離機構12のガス出口12bがガス排出部14のガス出口14aよりも上方位置にある場合、すなわち、出口通路15に下向きの通路部分15aが存在する場合であっても、出口通路15のオイルを第2ドレン16を通してバッフルプレート上側空間110aに排出することができ、オイルが出口通路15に留まってしまうことを抑制できる。【選択図】 図2

Description

本発明は、オイルセパレータに関する。
内燃機関、例えば自動車のエンジン等においては、その稼動時において、ピストンリングとシリンダ壁との隙間から漏出するブローバイガスを大気中に排出することは大気汚染の原因になるとして、いわゆるPCV(ポジティブクランクケースベンチレーション)システムにより吸気系に戻し再燃焼させることが行なわれている。 ところで、ブローバイガス中にはエンジンオイル等の潤滑油が微粒化されたオイルミストが含まれている。そのため、ブローバイガス中のオイルミストを分離回収する手段として、シリンダヘッドカバーやクランクケースと吸気管路とを連結する連結流路の途中等にオイルミスト捕集装置(オイルセパレータ)が設けられている。
従来のオイルセパレータは、たとえば、特開2009−221858号公報に開示されている。
上記公報には、図5に示すように、サイクロン室1bのガス出口1b−1からガス排出部1d側に流出したオイル(オイルミスト)を、ガス排出部1dまでの出口通路1eで分離できるオイルセパレータ1が開示されている。そして、出口通路1eで分離されたオイルは、ブローバイガスの流量低下時あるいはエンジン停止時に、サイクロン室1bのガス出口1b−1からサイクロン室1bに流れ、ドレン1cを通ってセパレータ1の外部に排出されるようになっている。
上記公報開示のオイルセパレータ1にあっては、サイクロン室1bのガス出口1b−1がガス排出部1dのガス出口1d−1よりも下方位置にあり、サイクロン室1bのガス出口1b−1からガス排出部1dのガス出口1d−1まで水平または上向きの通路しかなく、下向きの通路が存在しない。そのため、出口通路1eで分離されたオイルはサイクロン室1bに流れ得る。
しかし、図6の模式図に示すように、サイクロン室1bのガス出口1b−1がガス排出部1dのガス出口1d−1よりも上方位置にある場合、出口通路1eに下向きの通路部分1fが存在してしまう。この場合、出口通路1eで分離されたオイルは、ブローバイガスの流量低下時あるいはエンジン停止時であっても、サイクロン室1bに流れず出口通路1eに留まってしまう。その結果、セパレータ1の外部に排出されずにオイルスラッジとなってしまう。
サイクロン室1bのガス出口1b−1がガス排出部1dのガス出口1d−1よりも上方位置にある場合であっても、オイルが出口通路1eに留まってしまうことを抑制するために、オイルセパレータ1に出口通路1eとドレン1c内を連通させる内部通路(連通孔)1gを設定し、出口通路1eのオイルを内部通路1gを通してドレン1cから排出することも考えられる。
しかし、内部通路1gを設定すると、つぎの問題がある。
通常、ドレン1cは、上下方向に延びて設けられており、進入したオイルが一定量溜まると油頭がはり経路を塞ぐ仕様になっている。しかし、油頭がはるまで(一定量溜まるまで)はバブリングしており、細かいオイルがドレン1cからセパレータ内に逆流するおそれがある。そして、ドレン1cからセパレータ内にオイルが逆流してきた場合、内部通路1gがショートカット経路になり、サイクロン室1bで捕集されることなくガス排出部1dから排出されてしまい、オイルセパレータ1のオイルセパレート機能を低下させるおそれがある。
特開2009−221858号公報
本発明の目的は、オイル分離機構のガス出口がガス排出部のガス出口よりも上方位置にある場合であっても、オイルセパレート機能(オイル分離機能)を低下させることなく、オイルが出口通路に留まってしまうことを抑制できる、オイルセパレータを提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シリンダヘッドカバーと該シリンダヘッドカバーに下側から取付けられるバッフルプレートとの間の空間であるバッフルプレート上側空間に配置されるオイルセパレータであって、
オイル混合ガスをセパレータ内部に導入するガス入口部と、該ガス入口部から導入されたオイル混合ガスからオイルを分離する分離機構と、該分離機構によって分離されたオイルをセパレータ外部に排出するドレンと、オイル混合ガスから前記分離機構によってオイルが分離されたガスをセパレータ外部に排出するガス排出部と、を有しており、
セパレータ内部を流れるガス流れ方向で前記分離機構より下流側で前記ガス排出部より上流側にある出口通路と、前記バッフルプレート上側空間とを、直接連通させる第2ドレンが設けられている、オイルセパレータ。
(2) 前記分離機構のガス出口は前記ガス排出部のガス出口より上方位置にあり、前記出口通路には下向きの通路部分が存在する、(1)記載のオイルセパレータ。
(3) 前記ドレンは、前記バッフルプレートを挿通して該バッフルプレートの下側の空間であるバッフルプレート下側空間に延びており該バッフルプレート下側空間に開放する開口からオイルをセパレータ外部に排出するようになっている、(1)または(2)記載のオイルセパレータ。
(4) 前記第2ドレンは、前記ガス出口通路と前記バッフルプレート上側空間のみを連通させている、(1)〜(3)のいずれか1つに記載のオイルセパレータ。
(5) 前記第2ドレンには、前記出口通路側の開口から前記バッフルプレート上側空間側の開口まで水平または下向きの通路しかなく、上向きの通路が存在しないようになっている、(1)〜(4)のいずれか1つに記載のオイルセパレータ。
上記(1)〜(5)のオイルセパレータでは、つぎの効果を得ることができる。
セパレータ内部を流れるガス流れ方向で分離機構より下流側でガス排出部より上流側にある出口通路と、バッフルプレート上側空間とを、直接連通させる第2ドレンが設けられているため、分離機構のガス出口がガス排出部のガス出口よりも上方位置にある場合であっても、出口通路のオイルを第2ドレンを通してバッフルプレート上側空間(セパレータ外部)に排出することができ、オイルが出口通路に留まってしまうことを抑制できる。
なお、第2ドレンが出口通路とバッフルプレート上側空間とを直接連通させているため、第2ドレンが出口通路とドレン内とを直接連通させる場合と異なり、ドレンからセパレータ内にオイルが逆流してきても、第2ドレンがショートカット経路となることはない。よって、第2ドレンが設けられている場合であっても、第2ドレンがショートカット経路となりオイルセパレート機能を低下させてしまうことを抑制できる。
また、第2ドレンが出口通路とバッフルプレート上側空間とを直接連通させているため、出口通路のオイルを、第2ドレンを通して、バッフルプレートによって液状オイルの飛散が抑制されているバッフルプレート上側空間に排出できる。そのため、バッフルプレート下側空間などの液状オイルの飛散が抑制されていない空間にオイルを排出する場合に比べて、セパレータ外部の液状オイルが第2ドレンを通ってセパレータ内に直接飛び込むことを抑制できる。よって、第2ドレンがショートカット経路となりオイルセパレート機能を低下させてしまうことを抑制できる。
上記(5)のオイルセパレータでは、つぎの効果を得ることができる。
第2ドレンには、出口通路側の開口からバッフルプレート上側空間側の開口まで水平または下向きの通路しかなく、上向きの通路が存在しないため、出口通路側の開口から第2ドレン内に進入したオイルを、バッフルプレート上側空間側の開口から自重で排出でき、オイルが開口から排出されずに第2ドレン内で留まってしまうことを抑制できる。
本発明実施例のオイルセパレータの分解斜視図である。 本発明実施例のオイルセパレータの、シリンダヘッドカバーおよびバッフルプレートに対する配置状態を示す、断面図である。 本発明実施例のオイルセパレータの平面図である。 本発明実施例のオイルセパレータの内部構造を示す斜視図である。なお、図中、実線の矢印は、分離機構によって分離されたオイルの排出経路(通路)を示しており、点線の矢印は、分離機構によってオイルが分離されたブローバイガスの排出経路(通路)を示している。 従来のオイルセパレータの断面図である。 従来のオイルセパレータの、サイクロン室のガス出口がガス排出部のガス出口よりも上方位置にある場合における部分模式断面図である。
以下に、図1〜図4を参照して、本発明実施例のオイルセパレータを説明する。なお、図中、UPは上方を示す。
オイルセパレータ10は、図示略の自動車エンジンのクランクケース内に発生するオイル混合ガス(ブローバイガス)からオイル(オイルミスト)を分離させて、分離させたオイルをクランクケースに戻すものである。
オイルセパレータ10は、図2に示すように、エンジンのシリンダヘッドカバー100と該シリンダヘッドカバー100に下側(裏側)から取付けられるバッフルプレート110との間(後述のバッフルプレート上側空間110a)に配置される。
シリンダヘッドカバー100とバッフルプレート110は、たとえば金属製であり、金属はアルミニウム合金である。ただし、シリンダヘッドカバー100および/またはバッフルプレート110は、樹脂製であってもよい。
シリンダヘッドカバー100は、図示略のエンジンのシリンダヘッドの上側に配置されている。バッフルプレート110は、シリンダヘッドカバー100のシリンダヘッド側(下側)の空間を、シリンダヘッドカバー100側の空間でありバッフルプレート110の上側に位置するバッフルプレート上側空間110aと、シリンダヘッド側の空間でありバッフルプレート110の下側に位置するバッフルプレート下側空間110bとに区画する。バッフルプレート110は、バッフルプレート上側空間110aとバッフルプレート下側空間110bとに区画することで、バッフルプレート下側空間110bの液状オイルがバッフルプレート上側空間110aに進入することを抑制している。
バッフルプレート110には、バッフルプレート上側空間110aにブローバイガスを導入する図示略の導入口と、バッフルプレート上側空間110aに進入したオイルをバッフルプレート下側空間110bに戻す図示略のオイル戻し口が設けられている。オイル戻し口は、導入口と別に設けられていてもよいし、導入口をオイル戻し口としても使用することで導入口と共用されていてもよい。
オイルセパレータ10は、シリンダヘッドカバー100およびバッフルプレート110と別体に形成されており、シリンダヘッドカバー100とバッフルプレート110の少なくとも一方に締結ボルト200等を用いて固定して取付けられる。ただし、オイルセパレータ10は、その一部が、シリンダヘッドカバー100および/またはバッフルプレート110と一体に形成されていてもよい。
オイルセパレータ10は、図1に示すように、バッフルプレート上側空間110a内のオイル混合ガスをセパレータ内部に導入するガス入口部11と、ガス入口部11から導入されたオイル混合ガスからオイルを分離する分離機構12と、分離機構12によって分離されたオイルをセパレータ外部に排出するドレン13と、オイル混合ガスから分離機構12によってオイルが分離されたガスをセパレータ外部に排出するガス排出部14と、を有する。オイルセパレータ10は、さらに、ドレン13とは異なるオイル排出口である、第2ドレン16を有する。
ガス入口部11は、図示略のクランクケース内に発生するブローバイガスであってバッフルプレート上側空間110aに進入してきたブローバイガスを、オイルセパレータ10の内部に導入する部分である。ガス入口部11は、少なくとも1個設けられており、たとえば、分離機構12と同数設けられている(図示例では4個並んで設けられている場合を示している)。
分離機構12は、オイルセパレータ10の内部に設けられている。分離機構12は、少なくとも1個設けられており、図示例では4個並んで設けられている。そして、分離機構12には、ガス入口部11から導入されたブローバイガスが流れてくるようになっている。
分離機構12は、ガス入口部11から導入されたブローバイガスからオイルを分離するために設けられる。分離機構12は、図示例のようにサイクロン式であってもよく、図示略の慣性衝突式であってもよく、図示略のラビリンス式であってもよく、その他の方式であってもよい。なお、サイクロン式は、オイル混合ガスを旋回運動させて該旋回運動による遠心力によりオイル混合ガスからオイルを分離する方式である。また、慣性衝突式は、オイルが衝突する衝突板を設け、該衝突板にオイル混合ガスを衝突させてオイルを付着させて分離する方式である。また、ラビリンス式は、セパレータ内空間を部分的に仕切り、オイル混合ガスのセパレータ内での流路長を長くしてオイルが自重で落下することを促すとともに、セパレータ内空間を部分的に仕切ることでオイル混合ガスの流速を高めてセパレータ壁面にオイルが衝突することを促す方式である。
分離機構12によって分離されたオイルは、図4の実線矢印にて示すように、分離機構12のオイル出口12aから分離機構12の外に出て、ドレン13に向かって自重で流れ、ドレン13内に進入する。また、分離機構12によってオイルが分離されたガスは、図4の点線矢印にて示すように、分離機構12のガス出口12bから分離機構12の外に出て、ガス流れ方向で分離機構12より下流側でガス排出部14より上流側にある出口通路15を通り、ガス排出部14側に流れるようになっている。
分離機構12のガス出口12bは、ガス排出部14のガス出口14aより上方位置にある。そのため、出口通路15には下向きの通路部分15aが少なくとも1箇所存在している。
ドレン13は、管状(筒状)であり1個のみ設けられている。ドレン13は、下方に延びて設けられており、下端部またはその近傍にドレン開口13aが形成されている。ドレン13は、図2に示すように、バッフルプレート110を挿通してバッフルプレート下側空間110bに延びており、バッフルプレート下側空間110bに位置するドレン開口13aからオイルをセパレータ外部に排出するようになっている。そのため、ドレン13は、エンジンオイル(液体)が直接吹きかかる箇所に曝されている。
ガス排出部14は、管状(筒状)であり1個のみ設けられている。ガス排出部14は上方に延びて設けられており、ガス出口14aはガス排出部14の上端部またはその近傍に形成されている。ガス排出部14からセパレータ外部に排出されたガスは、シリンダヘッドカバー100に設けられる菅部101を流れてエンジン吸気系に流れるようになっている。
第2ドレン16は、1個のみ設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。第2ドレン16は、出口通路15の下端部(最下部でありその近傍を含む)と、オイルセパレータ10の外部のバッフルプレート上側空間110aと、のみを直接連通させる。第2ドレン16は、直線状に延びて設けられていてもよく、少なくとも1箇所の屈曲部または湾曲部を有して設けられていてもよい。図1を参照して、第2ドレン16の出口通路15側の開口16aは、出口通路15の下壁に設けられていてもよく側壁(横壁)に設けられていてもよい。第2ドレン16のバッフルプレート上側空間110a側の開口16bは、オイルセパレータ10の下壁に設けられていてもよく側壁(横壁)に設けられていてもよい。
第2ドレン16には、出口通路15側の開口16aからバッフルプレート上側空間110a側の開口16bまで水平または下向きの通路しかなく、上向きの通路が存在しない。そのため、出口通路15側の開口16aから第2ドレン16内に進入したオイルを、バッフルプレート上側空間110a側の開口16bから自重で排出でき、オイルが開口16bから排出されずに第2ドレン16内で留まってしまうことを抑制できる。
図2に示すように、バッフルプレート上側空間110a側の開口16bがオイルセパレータ10の側壁(横壁)に設けられている場合、開口16bは、シリンダヘッドカバー100の上下方向に延びる内壁面102に対向させて、かつ、近接させて設けられていることが望ましい。これは、バッフルプレート上側空間110a内のオイル混合ガスが第2ドレン16を通ってオイルセパレータ10内に流れ込むことを抑制するためである。なお、「近接」は、第2ドレン16内を流れるオイルを開口16bから排出できる隙間程度であり、開口16bの上下方向長さおよび左右方向長さより小の間隔である。
オイルセパレータ10は、たとえば樹脂製であり、図1に示すように、第1の構成部品21と、第1の構成部品21の上側に配置される第2の構成部品22と、第2の構成部品22の上側に配置される第3の構成部品23と、第3の構成部品23の上側に配置される第4の構成部品24と、第4の構成部品24の上側に配置される第5の構成部品25と、を有する。ただし、オイルセパレータ10は、樹脂製でなく金属製であってもよい。また、第1−第5の構成部品21−25の5部品構成でなくてもよく、1部品構成であってもよく、5部品以外の複数部品構成であってもよい。第1−第5の構成部品21−25は、それぞれ、一部品構成であり型成形品である。なお、図1における符号31は、オイルセパレータ10のシリンダヘッドカバー100またはバッフルプレート110への固定部30に設けられるフランジ付カラーである。
第1−第5の構成部品21−25は、上下方向に隣り合う部品同士がバイブレーション溶着(振動溶着)によって互いに接合されている。ただし、上下方向に隣り合う部品同士の接合方法は、バイブレーション溶着に限定されるものではなく、たとえば接着、締結等であってもよい。
第1の構成部品21のみに、下方に延びるドレン13と固定部30が設けられている。第2の構成部品22のみに第2ドレン16が設けられている。第2ドレン16は第2の構成部品22と第1の構成部品21との間の上下空間には接していない(露出していない)。第3の構成部品23にガス入口部11とガス排出部14が設けられている。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
セパレータ10内部を流れるガス流れ方向で分離機構12より下流側でガス排出部14より上流側にある出口通路15と、バッフルプレート上側空間110aとを、直接連通させる第2ドレン16が設けられている。そのため、分離機構12のガス出口12bがガス排出部14のガス出口14aよりも上方位置にある場合、すなわち、出口通路15に下向きの通路部分15aが存在する場合であっても、出口通路15のオイルを第2ドレン16を通してバッフルプレート上側空間(セパレータ外部)110aに排出することができ、オイルが出口通路15に留まってしまうことを抑制できる。
第2ドレン16が出口通路15とバッフルプレート上側空間110aとを直接連通させているため、第2ドレン16が出口通路15とドレン13内とを直接連通させる場合と異なり、ドレン13からセパレータ10内にオイルが逆流してきても、第2ドレン16がショートカット経路となることはない。よって、第2ドレン16が設けられている場合であっても、第2ドレン16がショートカット経路となりオイルセパレータ10のオイルセパレート機能を低下させてしまうことを抑制できる。
第2ドレン16が出口通路15とバッフルプレート上側空間110aとを直接連通させているため、出口通路15のオイルを、第2ドレン16を通して、バッフルプレート10によって液状オイルの飛散が抑制されているバッフルプレート上側空間110aに排出できる。そのため、バッフルプレート下側空間110bなどの液状オイルの飛散が抑制されていない空間にオイルを排出する場合に比べて、セパレータ10外部の液状オイルが第2ドレン16を通ってセパレータ10内に直接飛び込むことを抑制できる。よって、第2ドレン16がショートカット経路となりオイルセパレータ10のオイルセパレート機能を低下させてしまうことを抑制できる。
第2ドレン16には、出口通路15側の開口16aからバッフルプレート上側空間110a側の開口16bまで水平または下向きの通路しかなく、上向きの通路が存在しない。そのため、出口通路15側の開口16aから第2ドレン16内に進入したオイルを、バッフルプレート上側空間110a側の開口16bから自重で排出でき、オイルが開口16bから排出されずに第2ドレン16内で留まってしまうことを抑制できる。
10 オイルセパレータ
11 ガス入口部
12 分離機構
12a 分離機構のオイル出口
12b 分離機構のガス出口
13 ドレン
13a ドレン開口
14 ガス排出部
14a ガス排出部のガス出口
15 出口通路
15a 下向きの通路部分
16 第2ドレン
16a 第2ドレンの出口通路側の開口
16b 第2ドレンのバッフルプレート上側空間側の開口
21 第1の構成部品
22 第2の構成部品
23 第3の構成部品
24 第4の構成部品
25 第5の構成部品
100 シリンダヘッドカバー
102 内壁面
110 バッフルプレート
110a バッフルプレート上側空間
110b バッフルプレート下側空間
200 ボルト

Claims (5)

  1. シリンダヘッドカバーと該シリンダヘッドカバーに下側から取付けられるバッフルプレートとの間の空間であるバッフルプレート上側空間に配置されるオイルセパレータであって、
    オイル混合ガスをセパレータ内部に導入するガス入口部と、該ガス入口部から導入されたオイル混合ガスからオイルを分離する分離機構と、該分離機構によって分離されたオイルをセパレータ外部に排出するドレンと、オイル混合ガスから前記分離機構によってオイルが分離されたガスをセパレータ外部に排出するガス排出部と、を有しており、
    セパレータ内部を流れるガス流れ方向で前記分離機構より下流側で前記ガス排出部より上流側にある出口通路と、前記バッフルプレート上側空間とを、直接連通させる第2ドレンが設けられている、オイルセパレータ。
  2. 前記分離機構のガス出口は前記ガス排出部のガス出口より上方位置にあり、前記出口通路には下向きの通路部分が存在する、請求項1記載のオイルセパレータ。
  3. 前記ドレンは、前記バッフルプレートを挿通して該バッフルプレートの下側の空間であるバッフルプレート下側空間に延びており該バッフルプレート下側空間に開放する開口からオイルをセパレータ外部に排出するようになっている、請求項1または請求項2記載のオイルセパレータ。
  4. 前記第2ドレンは、前記ガス出口通路と前記バッフルプレート上側空間のみを連通させている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のオイルセパレータ。
  5. 前記第2ドレンには、前記出口通路側の開口から前記バッフルプレート上側空間側の開口まで水平または下向きの通路しかなく、上向きの通路が存在しないようになっている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のオイルセパレータ。
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