JP2020029112A - 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自車両よりも自動運転制御の機能が高い他の車両と同等の自動運転制御を行うことができる車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】実施形態に係る車両制御装置は、取得部と、判定部と、指令部とを備える。取得部は、自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する。判定部は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を取得部によって取得される車両情報に基づいて行う。指令部は、判定部による判定結果に応じた走行制御指令を自車両の自動運転装置へ出力する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムに関する。
従来、車両に搭載される複数のセンサの検出結果に基づいて、車両の走行用アクチュエータを制御することにより、車両の自動運転を実行する自動運転制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−162175号公報
しかしながら、自動運転制御装置は、車種やグレードによって性能に格差がある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、自車両よりも自動運転制御の性能が高い他の車両と同等の自動運転制御を行うことができる車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車両制御装置は、取得部と、判定部と、指令部とを備える。取得部は、自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する。判定部は、前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させるか否かの判定を前記取得部によって取得される車両情報に基づいて行う。指令部は、前記判定部による判定結果に応じた走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する。
実施形態の一態様に係る車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムは、自車両よりも自動運転制御の性能が高い他の車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
図1は、実施形態に係る車両制御方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る車両制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る自車両の車両情報の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る他車両の車両情報の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る車両制御装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る車両制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、この実施形態により本願に係る車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.車両制御方法の概要〕
図1は、実施形態に係る車両制御方法の概要を示す説明図である。以下では、実施形態に係る車両制御装置が搭載される車両を自車両と称し、自車両の周囲を走行する他の車両を他車両と称する。
また、以下では、自車両および他車両が自動運転装置を備えている場合を例に挙げて説明する。また、以下では、完全自動運転車と半自動運転車が混ざっている状態であることを前提とする。
現状、最先端の自動運転アルゴリズムは計算リソース、権利問題、センサの精度などで、なかなか全員が利用することが出来ない。このため、完全自動運転車の間でもアルゴリズムに差がある。
その結果、例えば、自車両および他車両が備える自動運転装置は、車種やグレードによって、それぞれ自動運転制御の性能に格差が生じる場合がある。このため、例えば、自車両は、自動運転制御の性能が他車両に劣っている場合、他車両ほど高精度な自動運転走行を行うことができない。
そこで、実施形態に係る車両制御装置は、ガイドシェアリングによって、自車両よりも自動運転制御の性能が高い他の車両と同等の自動運転制御を行うことを可能にした。具体的には、車両制御装置は、自動運転のアルゴリズムに格差があれば、高級なロジックの自動運転のものに追尾できるようにした。
そして、車両制御装置は、経路途中まで前の運転を追尾し、+αとして、恩恵を受ける方が対価を支払う。つまり、車両制御装置は、その案内に対価を支払う。なお、車両制御装置は、周囲に自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載した他車両が走行していない場合には、自車両の自動運転装置によって自動運転を実行させる。
例えば、図1(a)に示すように、自車両Cの車両制御装置1は、まず、センサによって所定の検知範囲SAで補足される車線を逸脱することなく、先行車との車間距離を所定距離に保つように自動運転装置によって自動運転を実行させる。
その後、車両制御装置1は、第1の他車両C1と第2の他車両C2とがセンサによって検知される場合、第1の他車両C1から第1の他車両C1に関する車両情報D1を取得し、第2の他車両C2から第2の他車両C2に関する車両情報D2を取得する。
そして、車両制御装置1は、取得した車両情報D1,D2と、自車両Cに関する車両情報Dとを比較する。図1(a)に示す例では、自車両Cの車両情報Dには、自車両Cに搭載された自動運転装置の性能が二つ星であることを示す情報が含まれている。
一方、第1の他車両C1の車両情報D1には、第1の他車両C1に搭載された自動運転装置の性能が一つ星であることを示す情報が含まれている。また、第2の他車両C2の車両情報D2には、第2の他車両C2に搭載された自動運転装置の性能が三つ星であることを示す情報が含まれている。
このため、車両制御装置1は、第1の他車両C1に搭載された自動運転装置の方が自車両Cに搭載された自動運転装置よりも性能が低いと判定する。また、車両制御装置1は、第2の他車両C2に搭載された自動運転装置の方が自車両Cに搭載された自動運転装置よりも性能が高いと判定する。
かかる場合、図1(b)に示すように、車両制御装置1は、自車両Cよりも性能が高い自動運転装置を搭載した第2の他車両C2をセンサの検知範囲SAによって補足させる。そして、車両制御装置1は、第2の他車両C2の挙動に自車両Cの挙動を追従させる導光制御指令を自車両Cの自動運転装置へ出力する。
これにより、車両制御装置1は、例えば、車種によるアルゴリズムの良否に応じて、より良いアルゴリズムの自動運転車についていくことにより、自車両Cよりも自動運転制御の性能が高い第2の他車両C2と同等の自動運転制御を行うことができる。
〔2.車両制御装置の構成〕
次に、図2を参照し、実施形態に係る車両制御装置1の構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る車両制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、車両制御装置1は、自動運転装置2と、出力装置3とに接続される。
また、自動運転装置2は、センサ21および自動運転アクチュエータ22に接続される。センサ21は、例えば、車両の周囲の物標を検知する複数のレーダおよびカメラを含む。自動運転アクチュエータ22は、例えば、アクセルを開閉させるアクチュエータ、ブレーキを作動させるアクチュエータ、および車両の操舵を行うアクチュエータ等を含む。
自動運転装置2は、センサ21による物標の検知結果に基づいて自動運転アクチュエータ22を動作させることにより、自車両を自動運転させる。また、自動運転装置2は、車両制御装置1から走行制御指令が入力される場合には、走行制御指令に従って自動運転アクチュエータ22を動作させ、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させる。
出力装置3は、例えば、車室内に設けられる液晶ディスプレイ等の画像表示装置やスピーカ等の出音装置等を含む。出力装置3は、車両制御装置1から入力される後述の画像や音声を出力する。
また、車両制御装置1は、他車両が検知される場合に、例えば、インターネット等の通信ネットワークNを介して、他車両C−1〜C−n(nは、2以上の自然数)と無線通信可能に接続される。かかる車両制御装置1は、通信部4と、記憶部5と、制御部6とを備える。
(通信部)
通信部4は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部4は、通信ネットワークNを介して無線により複数の他車両C−1〜C−nと通信可能に接続される。
(記憶部)
記憶部5は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部5は、車両情報記憶部51を備える。車両情報記憶部51には、自車両の車両情報が記憶される。
ここで、図3を参照し、実施形態に係る自車両の車両情報の一例について説明する。図3は、実施形態に係る自車両の車両情報の一例を示す説明図である。自車両の車両情報は、自動運転に関連する自車両の装備の情報である。
図3に示す例では、自車両は、自動運転装置の性能が二つ星であり、自動運転アルゴリズムのバージョンが2であり、情報処理装置がDual−coreプロセッサを搭載しており、センサの性能ランクがBである。
なお、自動運転装置の性能は、星の数が多いほど高い。また、自動運転アルゴリズムの性能は、バージョンを示す数字が大きいほど高い。また、情報処理装置の性能は、coreプロセッサの数が多いほど高い。また、センサの性能ランクは、Aが最高であり、次いでB、Cの順に低くなる。
(制御部)
図2へ戻り、制御部6について説明する。制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
制御部6は、CPUがROMに記憶された各種プログラム(実施形態に係る車両制御プログラムの一例に相当)を、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する複数の処理部を備える。
具体的には、制御部6は、取得部61、判定部62、提案部63、指令部64、および決済部65を備える。なお、取得部61、判定部62、提案部63、指令部64、および決済部65は、一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
(取得部)
取得部61は、例えば、センサ21によって他車両が検知された場合に、他車両に関する車両情報(以下、他車両の車両情報と記載する)を取得する。
(判定部)
判定部62は、取得部61によって取得される他車両の車両情報に基づいて、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。ここで、先に説明した図3に示す自車両の車両情報と、図4とを合わせて参照しながら、取得部61によって取得される他車両の車両情報の具体例、および判定部62による判定方法の具体例について説明する。
図4は、実施形態に係る他車両の車両情報の一例を示す説明図である。図4に示すように、取得部61は、他車両の車両情報として、他車両の車種、種別、自動運転装置、自動運転アルゴリズム、情報処理装置、センサ、および車両を追尾中か否かに関する情報を取得する。
判定部62は、他車両の車両情報に含まれる他車両の車種、種別、自動運転装置、自動運転アルゴリズム、情報処理装置、センサ、および車両を追尾中か否かに関する7つの各情報ついて、自車両によって他車両を追尾させるか否かを判定する。
そして、車両制御装置1は、判定部62によって、7つの情報のうち、いずれか一つの情報に基づいて、自車両によって他車両を追尾させると判定された場合に、自車両によって他車両を追尾させる。
判定部62は、例えば、取得部61によって、図4に示す他車両の車両情報が取得された場合、他車両のABCという車種が自車両よりも高級な車種であれば、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。また、判定部62は、ABCという車種が自車両よりも高級な車種でなければ、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、他車両の車種が自車両より高級な車種である場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高級な車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両の種別がユーザによって設定された追従対象の車両の種別と一致する場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定し、種別が一致しない場合には、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
このため、判定部62は、例えば、追従対象の車両の種別として、自車両が走行する県の県内ナンバーの車両がユーザによって設定されている場合、今回、車両情報を取得した他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。
これにより、車両制御装置1は、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、県内の道路で注意すべき場所を熟知したドライバーの運転と同等の運転を自動運転制御によって行うことができる。
なお、ユーザによって追従対象の車両の種別として設定される種別は、県内ナンバーの車両に限定されるものではない。ユーザは、例えば、タクシー、営業車、大型車両等、自車両に追尾させることで、より安全な走行が可能と考える任意の車両の種別を事前に設定することができる。
また、判定部62は、図4に示すように、他車両の自動運転装置の性能が三つ星以上である場合、自車両の自動運転装置2の性能である二つ星(図3参照)よりも性能が高いため、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。また、判定部62は、他車両の自動運転装置の性能が一つ星であれば、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定した他車両を自車両によって追尾させることで、自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載した車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、図4に示すように、他車両の自動運転アルゴリズムがバージョン3である場合、自車両の自動運転アルゴリズムのバージョン2(図3参照)よりもバージョンが新しいため、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。また、判定部62は、他車両の自動運転アルゴリズムのバージョンが1であれば、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定した他車両を自車両によって追尾させることで、自車両よりも新しいバージョンの自動運転アルゴリズムを使用している車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、図4に示すように、他車両の情報処理装置がQuad−coreプロセッサを搭載している場合、自車両の情報処理装置が搭載するDual−coreプロセッサ(図3参照)よりもcoreプロセッサの数が多いため、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。
また、判定部62は、他車両の情報処理装置が例えば、Single−coreプロセッサを搭載している場合、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定した他車両を自車両によって追尾させることで、自車両よりも情報処理能力が高い情報処理装置が搭載された車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、図4に示すように、他車両のセンサの性能ランクがAである場合、自車両のセンサ21の性能ランクB(図3参照)よりも性能ランクが高いため、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。また、判定部62は、他車両のセンサの性能ランクがC以下であれば、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定した他車両を自車両によって追尾させることで、自車両のセンサ21よりも高性能なセンサを搭載した車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、図4に示すように、他車両が車両を追尾中である場合、他車両が追尾中の車両に応じて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かを判定する。具体的には、判定部62は、他車両が車両を追尾中である場合、他車両が追尾中の車両の車両情報を取得部61によって取得させる。
そして、判定部62は、他車両が追尾中の車両の車両情報について、上記した判定基準と同様の基準により、自車両の挙動を追従させると判定した場合に、他車両の自動運転機能が自車両より劣っていても、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。これにより、車両制御装置1は、他車両が追尾中の車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、自車両の位置に基づいて他車両を追尾させるか否かを判定する。これにより、車両制御装置1は、他車両を追尾させることで自車両に危険が及ぶような場所では、他車両の追尾を中止させることができる。
例えば、判定部62は、自車両の位置が料金所、踏切の手前、または信号機が青色から黄色に変わった交差点等の所定位置である場合に、他車両の追尾を中止させる。これにより、車両制御装置1は、他車両を追尾させることで自車両が危険に遭遇することを未然に防止することができる。
なお、判定部62は、他車両の追尾中に、自車両の走行経路と他車両の走行経路とが分岐する所定位置に自車両が差し掛かった場合にも、他車両の追尾を中止させる。
(提案部)
図2へ戻り、提案部63について説明する。提案部63は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定部62によって判定される場合に、自車両による他車両の追尾を提案する音声およびテキスト情報を出力装置3によって出力させる。ユーザは、所定の操作または音声入力によって、提案部63による提案に対して回答を行う。
(指令部)
指令部64は、提案部63による提案がユーザによって承認される場合に、判定部62による判定結果に応じた走行制御指令を自動運転装置2へ出力する。具体的には、指令部64は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定部62によって判定される場合に、他車両を追尾して走行させる走行制御指令を自動運転装置2へ出力する。
また、指令部64は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定部62によって判定される場合に、自車両単独で自動運転走行させる走行制御指令を自動運転装置2へ出力する。また、指令部64は、他車両の追尾を中止すると判定部によって判定される場合には、自車両単独で自動運転走行または自動停車させる走行制御指令を自動運転装置2へ出力する。
(決済部)
決済部65は、自車両によって他車両を追尾させた場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることに対する対価を設定する。例えば、決済部65は、自車両によって他車両を追尾させた走行御距離または走行時間に応じた対価を設定する。
設定された対価は、後日、所定の電子決済処理によって他車両のユーザへ支払われる。これにより、車両制御装置1は、例えば、高級車や高い自動運転性能を備える車両に対して、さらなる付加価値を付与することができる。
〔3.車両制御装置の処理〕
次に、図5を参照し、実施形態に係る車両制御装置1の制御部6が実行する処理の一例について説明する。図5は、実施形態に係る車両制御装置1の制御部6が実行する処理の一例を示すフローチャートである。制御部6は、他車両が検知された場合に、図6に示す処理を実行する。なお、制御部6は、他車両が検知されていない場合には、自車両単独で自動運転走行を行わせる。
図5に示すように、他車両が検知された場合、制御部6は、他車両に関する車両情報を取得する(ステップS101)。続いて、制御部6は、他車両の自動運転機能が自車両よりも高性能か否かを他車両の車両情報に基づいて判定する(ステップS102)。そして、制御部6は、他車両の自動運転機能が自車両よりも高性能であると判定した場合(ステップS102,Yes)、処理をステップS105へ移す。
また、制御部6は、他車両の自動運転機能が自車両よりも高性能でないと判定した場合(ステップS102,No)、他車両が自車両よりも高性能な車両を追尾中か否かを判定する(ステップS103)。そして、制御部6は、他車両が自車両よりも高性能な車両を追尾中であると判定した場合(ステップS103,Yes)、処理をステップS105へ移す。
また、制御部6は、他車両が自車両よりも高性能な車両を追尾中でないと判定した場合(ステップS103,No)、他車両がユーザによって設定された種別の車両か否かを判定する(ステップS104)。そして、制御部6は、他車両がユーザによって設定された種別の車両であると判定した場合(ステップS104,Yes)、処理をステップS105へ移す。
また、制御部6は、他車両がユーザによって設定された種別の車両でないと判定した場合(ステップS104,No)、自車両によって自動運転を継続させ(ステップS112)、処理を終了する。
また、制御部6は、ステップS102、ステップS103、およびステップS104の何れかの判定でYesと判定した場合には、他車両の追尾をユーザへ提案する(ステップS105)。続いて、制御部6は、提案がユーザによって承認されたか否かを判定する(ステップS106)、そして、制御部6は、承認されないと判定した場合(ステップS106,No)、処理をステップS112へ移す。
また、制御部6は、承認されたと判定した場合(ステップS106,Yes)、自車両によって他車両を追尾させ(ステップS107)、自車両の位置が所定位置か否かを判定する(ステップS108)。そして、制御部6は、所定位置でないと判定した場合(ステップS108,No)、処理をステップS107へ移す。
また、制御部6は、所定位置であると判定した場合(ステップS108,Yes)、他車両の追尾を中止させる(ステップS109)。その後、制御部6は、自車両の自動運転装置2による自動運転に切替え(ステップS110)、追尾に対する対価を設定し(ステップS111)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、車両制御装置1は、提案部63による提案がユーザによって承認された場合に、自車両による他車両の追尾を開始させたが、提案部63による提案は、必ずしも必要ではない。
車両制御装置1は、判定部62によって、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定された場合に、自車両による他車両の追尾を開始させてもよい。これにより、車両制御装置1は、ユーザに回答させる手間を省くことができる。
また、上述した実施形態では、車両制御装置1は、判定部62によって、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定された場合に、自車両によって前方を走行する他車両を追尾させたが、自車両の挙動を追従させる他車両は先行車に限定されない。
例えば、車両制御装置1は、自車両の後方を走行中の他車両の挙動に自車両の挙動を追従させてもよい。これにより、車両制御装置1は、自車両の後方を走行中の他車両が自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載している場合に、自車両の後方を走行中の高性能な他車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、上述した実施形態では、図4に示す他車両の車両情報に含まれる7つの情報のうち、いずれか一つの情報に基づいて、自車両によって他車両を追尾させると判定された場合に、自車両によって他車両を追尾させたが、これは一例である。
車両制御装置1は、他車両の車両情報に含まれる7つの情報の全て、または、所定数以上の情報に基づいて、自車両によって他車両を追尾させると判定された場合に、自車両によって他車両を追尾させてもよい。これにより、車両制御装置1は、自車両よりも高性能である可能性がより高い車両を追尾させることができる。
また、上述した実施形態では、車両制御装置1は、自車両よりも自動運転性能が高い他車両を追尾することで、高性能な他車両と同様の自動運転制御を可能としたが、高性能な他車両が自動運転に使用している制御情報を使用して自動運転制御を行わせてもよい。
例えば、車両制御装置1の取得部61は、判定部62によって他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定される場合に、他車両から自動運転に使用されている制御情報を取得する。そして、指令部64は、取得部61によって取得される制御情報を使用して自車両を走行させる走行制御指令を自車両の自動運転装置2へ出力する。
これにより、車両制御装置1は、例えば、他車両が自車両よりも高性能なセンサを搭載している場合に、他車両の高性能なセンサによる検知情報に基づいて他車両と同等の高性能な自動運転制御を行わせることができる。
また、車両制御装置1は、他車両に搭載された自動運転用のセンサが正常に機能しているか否かに基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かを判定してもよい。かかる場合、車両制御装置1は、他車両の車両情報として、図4に示した情報に加え、他車両のセンサが正常に機能しているか否かを示す情報を他車両から取得する。
そして、車両制御装置1は、例えば、他車両のセンサが車両のセンサよりも高性能であり、且つ他車両のセンサが正常に機能している場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。また、車両制御装置1は、例えば、他車両のセンサが正常に機能していない場合には、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させないと判定する。
これにより、車両制御装置1は、自車両のセンサよりも高性能なセンサが他車両に搭載されていても、他車両のセンサが故障している場合には、他車両の追尾を禁止することができる。
車両制御装置1は、他車両が自車両よりも高級または高性能である場合、他車両のセンサが正常に機能していなくても、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させてもよい。かかる場合、決済部65は、例えば、他車両のセンサが正常に機能しているときに設定する対価よりも低い対価を設定する。
これにより、車両制御装置1は、自車両のユーザから他車両のユーザへ支払われる対価を低く抑えつつ、センサ以外で自車両よりも高性能な他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることができる。
また、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることに対する対価について、他車両のユーザと自車両のユーザとの交渉によって決定される対価を設定してもよい。
かかる場合、決済部65は、例えば、自車両のユーザから他車両のユーザへ対価の金額を提示させ、他車両のユーザから了承された場合に、その額を対価として設定する。また、決済部65は、例えば、他車両のユーザから対価の金額が提示された場合に、他車両のユーザへ値下げ交渉を行わせ、他車両のユーザに了承された場合に、その額を対価として設定する。
また、決済部65は、例えば、自車両のユーザから他車両のユーザへ対価の金額を提示させ、他車両のユーザによって了承されるまで、オークション形式で対価を増額させて、対価を設定してもよい。これにより、決済部65は、自車両のユーザおよび他車両のユーザの双方が納得する対価を設定することができる。
〔5.効果〕
上述したように、実施形態に係る車両制御装置1は、取得部と、判定部と、指令部とを備える。取得部61は、自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する。判定部62は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を取得部61によって取得される車両情報に基づいて行う。指令部64は、判定部62による判定結果に応じた走行制御指令を自車両の自動運転装置へ出力する。これにより、車両制御装置1は、自車両よりも自動運転制御の機能が高い他の車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両の車種に基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の車種が自車両より高級な車種である場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高級な車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両に搭載された自動運転装置に基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の自動運転装置の方が自車両の自動運転装置2よりも高性能な場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高性能な自動運転装置を備える車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両に搭載された自動運転用のセンサに基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両のセンサの方が自車両のセンサよりも高性能な場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高性能なセンサを備える車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両に搭載された自動運転用のセンサが正常に機能しているか否かに基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、例えば、自車両のセンサよりも高性能なセンサが他車両に搭載されていても、他車両のセンサが故障している場合には、他車両の追尾を禁止することができる。
また、判定部62は、他車両に搭載された自動運転アルゴリズムに基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の自動運転アルゴリズムの方が自車両の自動運転アルゴリズムよりも高性能な場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高性能な自動運転アルゴリズムを備える車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両に搭載された情報処理装置に基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の情報処理装置の方が自車両の情報処理装置よりも高性能な場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高性能な情報処理装置を備える車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両と自車両との比較結果に基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の方が自車両よりもグレードが高い場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりもハイグレードな車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両の性能と自車両の性能との比較結果に基づいて他車両の挙動に自車両の挙動を追従させるか否かの判定を行う。これにより、車両制御装置1は、他車両の方が自車両よりも高性能な場合に、例えば、自車両によって他車両を追尾させることで、自車両よりも高性能な車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両が自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載している場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。これにより、車両制御装置1は、自車両の自動運転装置2よりも高性能な他車両の自動運転装置と同等の挙動を自車両に行わせることができる。
また、判定部62は、他車両が他車両とは異なる車両に追従して走行している場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。これにより、車両制御装置1は、他車両が追従している別の車両が自車両よりも高性能な自動運転機能を備えていれば、その車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両が追従している異なる車両が自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載している場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。これにより、車両制御装置1は、他車両の自動運転機能が自車両より劣っていても、例えば、他車両を追尾させることによって、他車両が追尾中の車両と同等の自動運転制御を行うことができる。
また、判定部62は、他車両の種別がユーザによって設定された追従対象の車両の種別と一致する場合に、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定する。これにより、ユーザは、例えば、タクシー、営業車、大型車両等、自車両に追尾させることで、より安全な走行が可能と考える任意の車両の種別を事前に設定することができる。
また、取得部61は、判定部62によって他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定される場合に、他車両から自動運転に使用されている制御情報を取得し、指令部64は、取得部61によって取得される制御情報を使用して自車両を走行させる走行制御指令を自車両の自動運転装置2へ出力する。
これにより、車両制御装置1は、例えば、他車両が自車両よりも高性能なセンサを搭載している場合に、他車両の高性能なセンサによる検知情報に基づいて他車両と同等の高性能な自動運転制御を行わせることができる。
また、車両制御装置1は、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることに対する対価を設定する決済部65をさらに備える。これにより、車両制御装置1は、例えば、高級車や高い自動運転性能を備える車両に対して、さらなる付加価値を付与することができる。
また、決済部65は、他車両のユーザと自車両のユーザとのオークション又は交渉によって決定される対価を設定する。これにより、車両制御装置1は、自車両のユーザおよび他車両のユーザの双方が納得する対価を設定することができる。
また、車両制御装置1は、自車両のユーザへ他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることを提案する提案部63をさらに備える。これにより、車両制御装置1は、例えば、提案がユーザによって承認されてから、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させる制御を開始することにより、ユーザに違和感を与えることなく、他車両の挙動に自車両の挙動を追従させることができる。
また、指令部64は、判定部62によって他車両の挙動に自車両の挙動を追従させると判定される場合に、自車両によって他車両を追尾させる走行制御指令を自車両の自動運転装置2へ出力する。これにより、車両制御装置1は、例えば、前方に障害物等が存在する場合に、自車両よりも速く危険物を検知する先行車の動きに追従して走行することにより、安全に危険物を回避することができる。
また、判定部62は、自車両の位置に基づいて他車両を追尾させるか否かを判定する。これにより、車両制御装置1は、自車両の位置によって不必要な位置で他車両の追尾することを防止することができる。
また、判定部62は、自車両の位置が所定の位置である場合に、他車両の追尾を中止させる。これにより、車両制御装置1は、例えば、高速道路の料金所等のように、自車両の位置が他車両の追尾を継続すると危険な位置である場合に、他車両の追尾を中止することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る車両制御装置1は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、実施形態に係る車両制御装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、インターネット等の通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、キーボード、マウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る車両制御装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされた車両制御プログラムを実行することにより、制御部6の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、判定部62を車両制御装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、判定部62を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の車両制御装置1の機能を実現するようにしてもよい。
すなわち、車両制御装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、判定部62は、判定手段や判定回路に読み替えることができる。
1 車両制御装置
2 自動運転装置
21 センサ
22 自動運転アクチュエータ
3 出力装置
4 通信部
5 記憶部
51 車両情報記憶部
6 制御部
61 取得部
62 判定部
63 提案部
64 指令部
65 決済部

Claims (22)

  1. 自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する取得部と、
    前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させるか否かの判定を前記取得部によって取得される車両情報に基づいて行う判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じた走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する指令部と
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記判定部は、
    前記他車両の車種に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記判定部は、
    前記他車両に搭載された自動運転装置に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記判定部は、
    前記他車両に搭載された自動運転用のセンサに基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  5. 前記判定部は、
    前記他車両に搭載された自動運転用のセンサが正常に機能しているか否かに基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記判定部は、
    前記他車両に搭載された自動運転アルゴリズムに基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  7. 前記判定部は、
    前記他車両に搭載された情報処理装置に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  8. 前記判定部は、
    前記他車両と前記自車両との比較結果に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  9. 前記判定部は、
    前記他車両の性能と前記自車両の性能との比較結果に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  10. 前記判定部は、
    前記他車両が前記自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載している場合に、前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  11. 前記判定部は、
    前記他車両が当該他車両とは異なる車両に追従して走行している場合に、前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  12. 前記判定部は、
    前記異なる車両が前記自車両よりも高性能な自動運転装置を搭載している場合に、前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の車両制御装置。
  13. 前記判定部は、
    前記他車両の種別がユーザによって設定された追従対象の車両の種別と一致する場合に、前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  14. 前記取得部は、
    前記判定部によって前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定される場合に、前記他車両から自動運転に使用されている制御情報を取得し、
    前記指令部は、
    前記取得部によって取得される前記制御情報を使用して前記自車両を走行させる走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  15. 前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させることに対する対価を設定する決済部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  16. 前記決済部は、
    前記他車両のユーザと前記自車両のユーザとのオークション又は交渉によって決定される前記対価を設定する
    ことを特徴とする請求項15に記載の車両制御装置。
  17. 前記自車両のユーザへ前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させることを提案する提案部
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  18. 前記指令部は、
    前記判定部によって前記他車両の挙動に前記自車両の挙動を追従させると判定される場合に、前記自車両によって前記他車両を追尾させる走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載の車両制御装置。
  19. 前記判定部は、
    前記自車両の位置に基づいて前記他車両を追尾させるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項18に記載の車両制御装置。
  20. 前記判定部は、
    前記自車両の位置が所定の位置である場合に、前記他車両の追尾を中止させる
    ことを特徴とする請求項19に記載の車両制御装置。
  21. コンピュータが実行する車両制御方法であって、
    自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する取得工程と、
    前記他車両の挙動に追従した動作を前記自車両に行わせるか否かを前記取得工程によって取得される車両情報に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果に応じた走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する指令工程と
    を含むことを特徴とする車両制御方法。
  22. 自車両の周囲を走行する他車両に関する車両情報を取得する取得手順と、
    前記他車両の挙動に追従した動作を前記自車両に行わせるか否かを前記取得手順によって取得される車両情報に基づいて判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に応じた走行制御指令を前記自車両の自動運転装置へ出力する指令手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする車両制御プログラム。
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