JP2020027271A - メガネ型デバイス及びその充電器 - Google Patents

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Atsushi Oshima
淳 大島
八代 徹
Toru Yashiro
徹 八代
碩燦 金
Seok-Chan Kim
碩燦 金
禎久 内城
Sadahisa Uchijo
禎久 内城
竹内 弘司
Koji Takeuchi
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Abstract

【課題】使い勝手を向上させたメガネ型デバイスの提供。【解決手段】レンズを支持するレンズ支持体と、ヒンジを介して前記レンズ支持体にそれぞれ取り付けられる2つのテンプルとを有するメガネ型デバイスであって、一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに操作手段を有する制御部を設け、前記電源部及び前記制御部が、2つのテンプルの耳掛け部よりヒンジ側に配置されていることにより、メガネ型デバイスの使い勝手を向上させる。また、一方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離と、他方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離とを異ならせることにより、メガネ型デバイスの使い勝手を向上させる。【選択図】図1

Description

本発明は、メガネ型デバイス及びメガネ型デバイスの充電器に関する。
近年、身体に装着して利用することが想定されたウェアラブルデバイスの中でも、メガネ型デバイスの研究・開発が盛んに行われている。
例えば、メガネフレームにパーソナルオーディオ装置が装着されたメガネ型デバイスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、表示オブジェクトを表示することが可能な表示面を、ユーザの両目の前に位置するように配置したメガネ型デバイスが提案されている(例えば、特許文献2参照)。生体情報を検出する生体センサを組み込んだセンサノードをメガネフレームに装着したメガネ型デバイスが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
更に、電圧の印加及び除去によって、電気活性材料(エレクトロクロミック材料、液晶材料など)の状態を変化させる電圧印加型のメガネ型デバイスも提案されている(例えば、特許文献4〜5参照)。
例えば、特許文献4には、エレクトロクロミック素子をレンズとして用い、エレクトロクロミック素子に印加する電圧に応じて発色濃度を変化させ、光量を調整する調光メガネが記載されている。
また、特許文献5には、電圧の印加及び除去によって、電気活性材料(例えば、液晶材料)の屈折率を変更させ、屈折力の変更、調整を可能としたレンズを有する電気活性メガネが記載されている。
本発明は、使い勝手を向上させたメガネ型デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段としての本発明のメガネ型デバイスは、
レンズを支持するレンズ支持体と、ヒンジを介して前記レンズ支持体にそれぞれ取り付けられる2つのテンプルとを有するメガネ型デバイスであって、
一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに操作手段を有する制御部を設け、
前記電源部及び前記制御部が、2つのテンプルの耳掛け部よりヒンジ側に配置されていることを特徴とする。
また、一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに制御部を設け、
更に、前記電源部と前記制御部を電気的に接続するための第一の導電手段と、操作部とレンズ部とを電気的に接続するための第二の導電手段とを設けたことが好ましい。
そして、一方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離と、他方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離を異ならせたことが好ましい。
更に、メガネ型デバイスを充電可能な充電器であって、
テンプルの電源部に設けられた受電コイルに対して無線送電可能な送電コイルと、前記受電コイルが設けられている前記テンプルの形状に沿ってテンプルと係合する係合部と、
を有することを特徴とする。
本発明によると、使い勝手を向上させたメガネ型デバイスを提供することができる。
図1は、メガネ型デバイスの一例を示す分解立体図である。 図2Aは、右テンプルの一例を示す分解立体図である。 図2Bは、右テンプルの一例を示す分解側面図である。 図3は、電池保護回路の一例を示す回路図である。 図4Aは、左テンプルの一例を示す分解立体図である。 図4Bは、図4Aの視点を変えたときの左テンプルの一例を示す分解立体図である。 図4Cは、左テンプルの一例を示す分解側面図である。 図5Aは、前リム、ECレンズ、フレキシブル基板、及び後リムの一例を示す分解立体図である。 図5Bは、ECレンズとフレキシブル基板との間に配置される導電性ゴムの一例を示す分解立体図である。 図5Cは、フレキシブル基板の一方の面に配置されている制御ライン及び導通部の一例を示す概略正面図である。 図5Dは、フレキシブル基板の他方の面に配置されている電源ラインの一例を示す概略裏面図である。 図6Aは、ECレンズの一例を示す概略正面図である。 図6Bは、図6A中のECレンズにおけるA−A線の断面の一例を示す概略断面図である。 図7は、ECレンズにおける酸化極及び還元極の位置の一例を示す概略正面図である。 図8は、メガネ型デバイスにおける各部位との電気的な接続の一例を示す接続図である。 図9Aは、充電時に充電器に係合された右テンプルの一例を示す斜視図である。 図9Bは、図9Aの視点を変えたときの右テンプルの一例を示す斜視図である。 図9Cは、右テンプルの一例を示す概略上面図である。 図10は、メガネ型デバイスが鼻部支点、右耳支点、左耳支点の3点で顔面上に支持されることを示す図である。 図11は、メガネ型デバイスの重心位置が重心Aの場合、重心位置が重心Bの場合における3支点の重量配分を変更することを示す図である。 図12は、左テンプルに設けられた2つの調整操作ボタンの一例を示す図である。 図13は、タッチセンサーをテンプルの外側に配置した一例を示す図である。 図14は、メガネ型デバイスのテンプルの耳掛け部の形状を変更しやすい素材とした一例を示す図である。 図15は、メガネ型デバイスの左右のテンプルが開いた状態を示す図である。 図16は、右テンプルのほうが左テンプルよりも後に畳まれた状態を示す図である。 図17は、左右のテンプルを畳んだ状態を示す図である。 図18は、左テンプルのほうが右テンプルよりも後に畳まれた状態を示す図である。 図19は、無線給電用のコイルの代わりにUSBコネクタを配置した図である。 図20は、充電器をメガネ型デバイスのテンプルに係合した状態における充電器上面を示す図である。 図21は、充電器をメガネ型デバイスのテンプルに係合した状態における充電器下面を示す図である。
メガネ型デバイスなどのウェアラブルデバイスであれば、電源が必要である。
この電源は、乾電池やアルカリ乾電池、ボタン電池等の一次電池を利用することができる。また、メガネ型デバイスなどのウェアラブルデバイスの場合、長期間交換せずに繰り返し充電できる二次電池を電源に採用することも有用である。
したがって、本発明の実施例において、メガネ型デバイスなどのウェアラブルデバイスの電源は、乾電池やアルカリ乾電池、ボタン電池等の一次電池であってもよいし、充電可能な二次電池であってもよい。
二次電池の充電は、異物が入り込みやすいコネクタを用いずに、送電コイル及び受電コイルを用いた電磁誘導によるワイヤレス給電により簡単で効率よく行う態様が好ましい。
しかし、小型で安価な充電器を用い、効率よく効果的に充電できる、実用的なメガネ型デバイスを提供するという観点からは、従来のメガネ型デバイスでは、十分満足のいくものは得られていない。
例えば、上記特許文献5の図14〜図16には、電気活性メガネを充電する充電器が記載されている。係る充電器には、左右のテンプルにそれぞれ配置された2つの電子ユニットに対応して、充電領域(充電クレードル)が2箇所設けられている。また、充電器には充電領域を移動可能にする移動可能アームが配されている。
ワイヤレス給電を効率よく機能させるには、送電コイルの中心と受電コイルの中心を合わせるとともに、コイル間の距離を短くする必要があるため、送電コイルと受電コイルの正確な位置合わせが不可欠となる。この点、上記特許文献5に記載の充電器では、ユーザの顔の大きさに応じてメガネのサイズも異なる場合があるため、正確な位置合わせを図るには十分ではない。また、左右2つのテンプルにそれぞれ受電コイルを設けると、充電器側にも左右2つの送電コイルを設けなければならず、充電器の筐体も大きくなりやすい。
このため、従来のメガネ型デバイスでは、充電器のサイズが大きくなりやすく、かつ充電器の部品点数が多くなり高価になるとともに、左右2つの送受電コイル対の位置合わせを正確に行うことが困難な場合があった。
そこで、本発明実施例のメガネ型デバイスでは、2つのテンプルのいずれか1つに受電コイルを有する電源部を配置することにより、充電器のサイズを小さくでき、かつ部品点数を少なくすることができるため、小型で安価な充電器にすることができる。
また、本発明実施例のメガネ型デバイスでは、テンプルの形状に沿ってテンプルと係合する係合部を充電器に設けることにより、受電コイルが配置されているテンプルの形状に合わせて充電器と係合させることが可能になり、正確な位置合わせができ、効率よく充電することができる。
更に、本発明実施例のメガネ型デバイスでは、一方のテンプルに乾電池、アルカリ乾電池、ボタン電池などの一次電池、もしくは、充電可能な二次電池を備える電源部を設け、他方のテンプルに操作ボタン、等の操作手段を有する制御ユニットなどを備える制御部を設けている。このようなメガネ型デバイスでは、左右の重量バランスを調節することがメガネ型デバイスの使い勝手を向上させることになる。
他の本発明実施例のメガネ型デバイスでは、一方のテンプルに受電コイル、二次電池、電池保護回路などを備える電源部を設け、他方のテンプルに操作ボタン、制御ユニットなどを備える制御部を設けている。このようなメガネ型デバイスでも、左右の重量バランスを調節することがメガネ型デバイスの使い勝手を向上させることになる。そして、本発明実施例のメガネ型デバイスは、一方のテンプルにおいて比較的重量がある受電コイルをヒンジから離間した位置に設け、他方のテンプルにおいては比較的重量がある操作部をヒンジ近傍の位置に配置するようにする。つまり、電源部の重心位置と制御部の重心位置を、リムの幅方向(長手方向)に対して直交しリムの中央を通過する直線に対して非対称とするようにする。換言すれば、一方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離と、他方のテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離を異ならせている。
より具体的には、電源部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離は、制御部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離より長く設定している。
また、二次電池の容量を大きくしたような場合には、二次電池の重量が増加するので、電源部を有するテンプルの重心位置がレンズ支持体側に近いレイアウトになる場合もある。この場合、電源部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離は、制御部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離より短くなる。
これにより、本発明実施例のメガネ型デバイスは、鼻パッド部(クリングス部)及び耳掛け部(モダン、先セル)のいずれか一方のみにメガネ型デバイスの荷重が極端にかかるという状態を抑制したり、ユーザの好みの重量バランスを提供したりすることができる。このため、荷重を分散させたことで、使い勝手や掛け心地が向上し、ユーザがメガネ型デバイスを長時間装着しても快適に過ごすことができる。
なお、左右のテンプルの重量バランスを非対称にする実施例を説明したが、ユーザによっては、左右のテンプルの重量バランスを対称にすることを好む場合がある。そのような場合は、二次電池の重量を調節したり、二次電池や受電コイルの位置を調節したりして、左右のテンプルの重量バランスを対称にすればよい。
具体的には、二次電池の重量を調節したり、二次電池や受電コイルの位置を調節したり、バラスト(錘)を配置したりして、電源部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離と、制御部を有するテンプルのレンズ支持体側端部からそのテンプルの重心位置までの距離を同じにしたメガネ型デバイスにすることもできる。
図10に示すように、通常、メガネ型デバイス100は3点により顔面上に支持される。それぞれ鼻部支点、右耳支点、左耳支点にメガネ型デバイスの重量が配分される。
例えば、図11に示すように、重心位置が重心Aの場合には、鼻部支点:右耳支点:左耳支点が50:25:25に配分されとすると、鼻部に荷重が多く配分される。
一方、図11に示すように、重心位置が重心Bの場合であれば、例えば、3支点の重量配分を変えることが可能である。重心Bにするためには、電源ユニット(右テンプル)の重量を制御部より重くした上に、重心位置を鼻側にすることで容易に重量配分を変えることが可能である。
このように配分を左右のテンプルに配置された電源ユニットと制御ユニットの重量やユニットの重心を任意に配置して上記の3支点の荷重配分を任意に設定できる。
例えば、電源・制御ユニットの重心を変化させればX軸の移動となり、電源・制御ユニットの重量を変えればY軸の移動となる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
また、下記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好ましい数、位置、形状等にすることができる。
なお、実施例では、エレクトロクロミック素子を用いたレンズを使用し、レンズの光の透過率を変化させてサングラスのように使用することができるメガネ型デバイスについて説明する。また、以下では、エレクトロクロミック素子を用いたレンズを「ECレンズ」と称することがある。
(メガネ型デバイス)
図1は、メガネ型デバイスの一例を示す分解立体図である。
図1に示すように、メガネ型デバイス100は、右テンプル110と、左テンプル120と、前リム130と、ECレンズ140と、フレキシブル基板150と、後リム160とを有する。なお、以下では、前リム130及び後リム160の少なくともいずれかを単に「リム」あるいは「レンズ支持体」と称することもある。
右テンプル110及び左テンプル120は、ヒンジH(HR1、HR2、HL1及びHL2)を介して前リム130の両端部にそれぞれ取り付けられる。
右テンプル110には、ワイヤレス給電を受ける電源部としての電源ユニット112が設けられている。また、左テンプル120には、電源スイッチをオンオフさせるための操作ボタン、メガネの光透過率を調整する調整操作ボタン、及び、メガネレンズ部の光透過率を制御するための制御ユニット122からなる制御部が設けられている。この制御部には、操作ボタン、調整操作ボタン、等の操作手段が設けられている。制御部と電源部とを別々のテンプルの耳掛け部よりヒンジ側に配置することにより、メガネ型デバイス100の左右の重量バランスを調節しやすくなる。その結果、左右のいずれかの鼻パッド部及び耳掛け部にメガネ型デバイスの荷重を極端にかかりにくくなり、使い勝手や掛け心地を向上させることができる。そして、本実施例のメガネ型デバイス100は、電源ユニット112の受電コイルをヒンジから離間した位置に、制御ユニット122の操作部をヒンジ近傍に配置する。これにより、メガネ型デバイス100では、電源ユニット112の重心位置と制御ユニット122の重心位置を、リムの幅方向(長手方向)に対して直交しリムの中央を通過する直線に対して非対称とする。すると、本発明のメガネ型デバイスは、鼻パッド部(クリングス部)及び耳掛け部(モダン、先セル)のいずれか一方のみにメガネ型デバイスの荷重が極端にかかるという状態を抑制することができる。そして、荷重を分散させたことで、掛け心地が向上し、ユーザがメガネ型デバイス100を長時間装着しても快適に過ごすことができる。
電源ユニット112、制御ユニット122、及びECレンズ140は、フレキシブル基板150を介して電気的に接続されている。電源ユニット112は、制御ユニット122に電力を供給する。
制御ユニット122は、詳細は後述するが、電源ユニット112との接続をON/OFFすることができる操作可能な電源スイッチを備えている。また、制御ユニット122は、ECレンズ140に印加する電圧を変化させてECレンズ140の光の透過率を調整できる2つの調整操作ボタン等の操作手段を備えている。制御ユニット122は、ユーザにより、操作部としてのボタンを押下されることによりECレンズ140の光の透過率を変化させる。
図12は、左テンプル120に設けられた2つの調整操作ボタンの一例を示す図である。
ここでは、2つの調整操作ボタンを示しているが、例えば、操作部が1つでも制御部の制御方法によりワンプッシュなら発色、長押しなら徐々に濃度が変化(濃度上昇≧濃度上限≧濃度減少≧濃度下限)などの操作ができるようにすることも可能である。
また、2つの調整操作ボタンを用意する場合には、ユーザがどちらのボタンか判るように指先で認識できる形状とすることができ、例えば、図12中123aは平坦な形状のボタンである。また、図12中123bのような波型の形状をしたボタンとすることで調整操作ボタンの認識が容易になる。
なお、本実施例では、操作部としてボタンとしたが、これに限ることなく、例えば、スライドスイッチ、非接触スイッチなどにしてもよい。
例えば、非接触スイッチとしてはタッチセンサーなどの感知式の方式、例えば、静電誘導式のタッチセンサー125を図13に示すように左テンプル120の外側に配置することによりボタンの代わりにすることが可能である。
ここでは、左テンプル120の外側に配置したが、例えば、フレームの操作しやすいところに設けてもよい。
なお、ユーザの顔の形状に応じてメガネとしてフィッティングする目的で、耳掛け部の形状を変更しやすい素材で形成する場合がある。このため、硬い電子部品を有する各ユニットをテンプルの耳掛け部の位置に配置してしまうと耳掛け部の形状が変更しにくくなりメガネとして適さない。また、耳掛け部にスイッチやボタンなどを配置してもユーザが操作しにくい。これらの理由により、本実施例のメガネ型デバイスでは、各ユニットが左右のテンプルのヒンジ側に埋設されている。
なお、ユーザの顔や耳の形状に応じてメガネとしてフィッティングする目的で、図14に示すように、耳掛け部111a、121aの形状を変更しやすい素材、例えば、ゴムやラバーや粘りのある金属(軟鋼等)で形成する場合がある。
このため、硬い電子部品を有する各ユニットをテンプルの耳掛け部111a、121aの位置に配置してしまうと耳掛け部の変形がしにくくなり使用者に合わせた調整が困難となる。
また、耳掛け部111a、121aにスイッチやボタンなどを配置してもユーザが操作しにくい。
これらの理由により、本実施例のメガネ型デバイスでは、各ユニットが左右のテンプルの耳掛け部のヒンジ側に埋設されている。
また、通常のメガネは、図15に示す左右のテンプルが開いた状態から、テンプルをヒンジから折り曲げて畳むときに、右テンプル110のほうが左テンプル120よりも後に畳まれる(図16参照)。このようにして本実施例のメガネ型デバイスの左右のテンプルを畳み(図17参照)、ECレンズ140を上にして置くと、右テンプル110のほうが左テンプル120よりも下に位置する。このため、ワイヤレス給電の電源ユニットを右テンプル側に設けることにより、充電時に電源ユニットの受電コイルと充電器の送電コイルとの間に左テンプルの耳掛け部が物理的に充電を阻害することがないため、充電の作業がしやすくなる。
上記の理由により、本実施例では、右テンプル110には電源ユニットが配置され、左テンプル120には制御ユニットが配置されるようにしたが、これに限ることなく、左右を逆とした態様としてもよい(図18参照)。
また、電源ユニット及び制御ユニットは、それぞれユニットという態様としたが、これに限ることなく、例えば、部材を個別に構成して配置する態様としてもよい。
<<右テンプル>>
図2Aは、右テンプルの一例を示す分解立体図である。図2Bは、右テンプルの一例を示す分解側面図である。
右テンプル110は、右テンプル基体111と、右テンプル基体111のヒンジHR1側に埋設されている電源ユニット112と、電源ユニット112を覆うように右テンプル基体111にネジ止めされる右テンプル蓋113とを有する。
すなわち、電源ユニット112は、右テンプルの内側(メガネ型デバイス装着時の人体側)から外側に向けて右テンプル蓋113と共にネジ止めされているので、右テンプルの外側には何も存在しておらず見栄えが良い。しかし、逆に、右テンプルの外側(メガネ型デバイス装着時の外側)から内側に向けて右テンプル蓋113と共にネジ止めしてもよい。
−電源ユニット−
電源ユニット112は、後述する充電器からの無線送電により充電することができ、後述する左テンプル120に配置されている制御ユニット122に対して安定した電力を供給する。
電源ユニット112は、回路基板112aと、二次電池112bと、受電コイル112cとを有する。
回路基板112aは、右テンプル基体111に埋設できるように長方形の形状を有する。
回路基板112aには、ヒンジHR1側近傍に二次電池112bが配置され、二次電池112bよりもヒンジHR1から離間した位置に受電コイル112cが配置されている。
また、回路基板112aには、電池保護回路112dが設けられている。
図3は、電池保護回路の一例を示す回路図である。
電池保護回路112dは、二次電池112bの過充電、過放電、及び過電流を保護する。電池保護回路112dは、本実施例では、IC(Integrated Circuit)で形成されている。この電池保護回路112dは、電圧検知回路と、FET(Field Effect Transistor)制御回路と、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)とを有する。電圧検知回路は、二次電池112bにおける充電電圧又は放電電圧を検知した検知値をFET制御回路に送出する。FET制御回路は、電圧検知回路の検知値と予め設定したしきい値とを比較した結果に応じて、充電制御信号又は放電制御信号をMOSFETに送出し、MOSFETをON/OFFにスイッチング制御して二次電池112bを保護する。
なお、図3では、保護のためのMOSFETをGND側(ローサイド)としているが、V+側(ハイサイド)としてもよい。
二次電池112bは、電池保護回路112dを介して回路基板112aと電気的に接続されている。
二次電池112bとしては、例えば、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池等の任意の直流電源を用いることができる。二次電池112bは、ECレンズ140にプラスマイナス数V程度の電圧を印加可能である。
受電コイル112cは、二次電池112bを充電するための電力を無線給電により受電する。受電コイル112cは、回路基板112aと電気的に接続されている。
受電コイル112cは、右テンプル基体111に埋設されたときに、電源ユニット112のうち最も外側(メガネ型デバイス装着時の人体側とは反対側)に配置されている。これは、充電する際に、受電コイル112cと充電器の送電コイルとの間に基板などが存在して間隙が大きくなると、充電効率が低下するためである。
本実施例のメガネ型デバイスでは、受電コイル112cが二次電池112bよりも重いことから、受電コイル112cをヒンジから離間した位置にすることにより、電源ユニット112の重心をヒンジHR1から離間した位置としている。
受電コイル112cをヒンジから離間した位置に配置するほうが、受電コイル112cをテンプルの端部近傍に配置するより、受電コイル112c近傍のテンプルを係合しやすくなるので、受電コイル112cと送電コイルとの位置合わせを正確に行うことができる。受電コイル112cと充電器の送電コイルとの正確な位置合わせを行うことができることで、効率よく充電することができる。
なお、本実施例の無線給電方式は電磁誘導方式としたが、これに限ることなく、例えば、磁気共鳴方式などとしてもよい。
また、無接点給電ではなく有線による充電が必要な場合には電源ユニットにコネクタなどの接続部設けるか電源ユニットより充電用の外部コンタクト部に配線を行うなどの構造をとることにより、有線による充電が可能な構造をとることもできる。
例えば、図19のように無線給電用のコイルの代わりにUSBコネクタ101を配置し、通常のUSBケーブルにて充電が可能な構成も取ることが可能である。
<<左テンプル>>
図4Aは、左テンプルの一例を示す分解立体図である。図4Bは、図4Aの視点を変えたときの左テンプルの一例を示す分解立体図である。図4Cは、左テンプルの一例を示す分解側面図である。
左テンプル120は、左テンプル基体121と、左テンプル基体121のヒンジHL1側に埋設されている制御ユニット122と、制御ユニット122を覆うために左テンプル基体121にネジ止めされる左テンプル蓋124とを有する。
すなわち、制御ユニット122は、左テンプルの内側(メガネ型デバイス装着時の人体側)から外側に向けて左テンプル蓋124と共にネジ止めされているので、左テンプルの外側には何も存在しておらず見栄えが良い。しかし、逆に、左テンプルの外側(メガネ型デバイス100をユーザが装着したときのテンプルの顔面側とは反対の側面側)から内側に向けて左テンプル蓋124と共にネジ止めしてもよい。
なお、本実施例では、左右いずれもテンプル基体にテンプル蓋をネジで止める方式としたが、これに限ることなく、例えば、嵌合つめ方式や防水機能を備えた方式などとしてもよい。
−制御ユニット−
制御ユニット122は、右テンプル110の電源ユニット112から電源ラインを介して供給される電圧により、ECレンズ140の光の透過率を制御する。
制御ユニット122は、筐体としてのリブ構造体に設けられているフレキシブル基板150に、ECレンズ140を駆動させるためのドライブ回路と、制御用CPU(Central Processing Unit)とを備える。また、制御ユニット122は、リブ構造体に設けられているフレキシブル基板150と電気的に接続する操作部123を備える。
制御ユニット122のリブ構造体の形状は、左テンプル基体121に埋設できるように長方形の形状を有する。
制御ユニット122のリブ構造体には、ヒンジHL1側近傍から順に、操作部としての第1のボタン123a及び第2のボタン123bが配置されている。
また、左テンプル基体121には、制御ユニット122の基板が配置される領域において、第1のボタン123aよりもヒンジHL1から離間した位置に、スライドスイッチである電源スイッチ123cが配置されている。
なお、本実施例では、電源スイッチ123cをスライドスイッチとしたが、これに限ることなく、例えば、非接触式のタッチセンサー、プッシュスイッチなどの任意のスイッチとしてもよい。
また、電源のON/OFFは、電源スイッチ123cに加えて、電源ユニット112内の過充電及び過放電を保護する回路に搭載されている電子回路により行うようにしてもよい。あるいは、二次電池112bの電池保護回路112dにより、電池電圧の低下時に自動的にOFFにし、充電により電池電圧が復帰した場合には自動的にONにするようにしてもよい。
更に、本実施例では、制御ユニット122の筐体としてリブ構造体を用いたが、これに限ることなく、例えば、ネジ止め、はめ込み、接着等により機械的強度を持たせる構造体としてもよい。
操作部123は、第1のボタン123a及び第2のボタン123bを有する。
第1のボタン123a及び第2のボタン123bは、ユーザが押下することにより、ECレンズ140に印加する電圧を変化させ、ECレンズ140の光の透過率を制御する。ECレンズ140における光の透過率の制御は、具体的には、ECレンズ140に電圧を印加することで、後述するECレンズ140のエレクトロクロミック層が電子の授受により酸化還元反応して発消色することを利用する。これにより、ECレンズ140の光の透過率を変化させることができる。
また、第1のボタン123a及び第2のボタン123bは、ユーザが操作することから、ある程度の力が加わるためリブ構造体に保持部を設けて機械的強度を確保している。
第1のボタン123a及び第2のボタン123bは、本実施例のメガネ型デバイスをユーザが掛けたときに左テンプル120の下面に配置されている。これにより、ユーザが操作時に指で第1のボタン123a及び第2のボタン123bを挟んで操作しやすくなるとともに、各ボタンと左テンプル基体121との隙間よりゴミ、髪の毛などが侵入しにくくなる。
なお、本実施例では、メガネ型デバイスをユーザが掛けたときに操作部のボタンをテンプルの下面に配置するようにしたが、これに限ることなく、例えば、テンプルの顔面側とは反対の側面、上面、及び下面の少なくともいずれかにを配置してもよい。
第1のボタン123a及び第2のボタン123bは、電源スイッチ123cよりも重いためヒンジHL1近傍に配置され、制御ユニット122の重心をヒンジHR1の近傍としている。
なお、電源ユニット112及び制御ユニット122は、電子回路部に雨などの水が浸入して故障しないように、防水機能を有するようにしてもよい。
また、制御ユニット122には、電源のON/OFFを示すランプや駆動時の動作を示すインジケータ類などを更に配置してもよい。
本実施例のメガネ型デバイスでは、前述のように、電源ユニット112の重心がヒンジより離間した位置にあり、また制御ユニット122の重心がヒンジ近傍の位置にある。このように、制御ユニット122の重心位置と電源ユニット112の重心位置は、リムの幅方向(長手方向)に対して直交しリムの中央を通過する直線に対して非対称である。すると、メガネ型デバイス全体の荷重が鼻パッド部や耳掛け部に集中してかかることがなく、メガネ型デバイスの荷重を分散することで、装着時の負担を軽減し、掛け心地を向上させることができる。
図5Aは、前リム、ECレンズ、フレキシブル基板、及び後リムの一例を示す分解立体図である。図5Bは、ECレンズとフレキシブル基板との間に配置される導電性ゴムの一例を示す分解立体図である。
フレキシブル基板150の正面(一方の面)には、導電性ゴムGを介してECレンズ140の4箇所の導通部140Ra、Rb、La、及びLbと電気的に接続するための4箇所の導通部150Ra、Rb、La、及びLbが配置されている。
前リム130及び後リム160は、ECレンズ140及びフレキシブル基板150を挟持するように嵌合し、ネジ止めして固定する。このとき、ECレンズ140の4箇所の導通部140Ra、Rb、La、及びLb、並びにフレキシブル基板150の4箇所の導通部150Ra、Rb、La、及びLbの間に、それぞれシリコン製の4つの導電性ゴムGを設置する。すると、前リム130及び後リム160にECレンズ140とフレキシブル基板150と挟持させる際に、導電性ゴムGを介してECレンズ140とフレキシブル基板150とを電気的に接続することができる。
なお、本実施例では、図5Bに示したように、例えば、導電性ゴムGをECレンズ140Lの導通部140Lbとフレキシブル基板150の導通部150Lbとで挟持する形態のようにしたが、これに限ることなく、他の形態としてもよい。他の形態としては、例えば、ECレンズの両面にフレキシブル基板をそれぞれ配置し、それぞれのECレンズ−フレキシブル基板間に配置した導電性ゴムGを挟持するようにしてもよい。
なお、本実施例では、前リム130及び後リム160をネジ止めにしたが、これに限ることなく、例えば、嵌合つめ方式などにしてもよい。
また、本実施例では、ECレンズ140とフレキシブル基板150との電気的接続に導電性ゴムGを用いたが、これに限ることなく、例えば、ECレンズ140とフレキシブル基板150とを電気的に接続させるように直接押圧するようにしてもよい。
更に、本実施例では、リムとブリッジが一体化した構造としたが、これに限ることなく、例えば、リムとブリッジとを組み合わせた構造であっても、リムとブリッジを分割して配線とレンズ保持部を設ける構造としてもよい。
前リム130は、幅方向(長手方向)における両端部にヒンジHR2及びヒンジHL2を有する。また、前リム130は、鼻パッド部が一体化して形成されている。
なお、本実施例では、鼻パッド部を一体化したものとしたが、これに限ることなく、リムとは別体の鼻パッド部を有するようにしてもよい。
フレキシブル基板150の正面(一方の面)には、図5Cに示すように、導電性ゴムGを介してECレンズ140の、及びLbが配置されている。また、フレキシブル基板150の正面には、制御ラインが形成されており、導通部150Ra及びLaは一の制御ラインにより電気的に接続されており、導通部150Rb及びLbは他の制御ラインにより電気的に接続されている。
一方、フレキシブル基板150の裏面(他方の面)には、図5Dに示すように、電源ユニット112が制御ユニット122を有する操作部に電力を供給するための、1対の導電性を有する電源ラインが形成されている。
すなわち、フレキシブル基板150の裏面側には、一方のテンプル部に設けられた電源部と他方のテンプル部に設けられた制御部を電気的に接続する為の第一の導電手段としての第一の導電路対が形成されている。
また、フレキシブル基板150の正面側には、テンプルに設けられた制御部とECレンズ部とを電気的に接続する為の第二の導電手段としての第二の導電路対が形成されている。具体的には、フレキシブル基板150の正面側において、図8に図示されているように、制御部に設けられた制御ユニット122とECレンズ140の導通部(還元極)140Lb、140Rbとを電気的に接続する導電路と、制御部に設けられた制御ユニット122と導通部(酸化極)140Ra、140Laとを電気的に接続する導電路が設けられている。これらの導電路は、制御部とレンズ部とを電気的に接続する為の第二の導電路対を形成する。
なお、本実施例では、制御ラインと電源ラインとを1つのフレキシブル基板にまとめて配置したが、これに限ることなく、制御ラインと電源ラインとを別個のフレキシブル基板に設けて、それらのフレキシブル基板を重ねて配置してもよい。
図6Aは、ECレンズの一例を示す概略正面図である。
図6Aに示すように、ECレンズ140は、正面から見た場合には、印加電圧に応じて光の透過率が変化するアクティブ領域が内側に存在する。また、ECレンズ140は、層の外周を保護層148で覆われており、図6A中の両側面には凸部がそれぞれ設けられており、第1の補助電極142a及び第2の補助電極146aが配置されている。
なお、保護層148で覆われたECレンズ140の外周は光の透過率が変化しない領域であるため、ECレンズ140の光の透過率を低下させて調光しても、外周から光が進入して調光効果が減少する。このため、不透明に着色した保護層148を用いて外周を覆うことや、リムが保護層148を隠すようなフレームデザインにすることが好ましい。
図6Bは、図6A中のECレンズにおけるA−A線の断面の一例を示す概略断面図である。
図6Bに示すように、ECレンズ140は、第1の透明基板141と、第1の透明電極層142と、第1の補助電極142aと、エレクトロクロミック層143と、電解質層144と、劣化防止層145と、第2の透明電極層146と、第2の補助電極146aと、第2の透明基板147とがこの順で積層されている積層体である。また、ECレンズ140は、第1の透明基板141及び第2の透明基板147を除く積層体の側面に、保護層148を有する。
また、ECレンズ140は、上記積層体を熱成形により加工され、レンズとしての所望の曲面形状を有する。
なお、「所望の曲面形状」は、積層体の少なくとも一部であればよく、全部であってもよい。
ECレンズ140は、第1の透明電極層142と第2の透明電極層146とに酸化還元反応に必要な電圧を印加して電荷を注入することで、エレクトロクロミック層143が電子の授受により酸化還元反応して発消色する。
具体的には、例えば、第1の透明電極層142と第2の透明電極層146とに2V程度の電圧を印加して、エレクトロクロミック層143に電子を注入すると、エレクトロクロミック層143のエレクトロクロミック材料が還元反応により発色する。その後、エレクトロクロミック材料が還元反応した状態であれば、エレクトロクロミック材料は発色し続ける。そして、第1の透明電極層142と第2の透明電極層146とに印加する電圧の正負を逆にする、又は短絡すると、エレクトロクロミック層143から電子を放出することで、エレクトロクロミック材料は消色して透明となる。
なお、上記とは逆に、エレクトロクロミック材料の特性により、エレクトロクロミック層143から電子を放出すると、エレクトロクロミック材料が酸化反応して発色するものもある。この場合には、エレクトロクロミック層143から電子が放出された状態であれば、エレクトロクロミック材料は発色し続ける。そして、エレクトロクロミック層143に電子を注入すると、エレクトロクロミック材料は消色して透明となる。
−透明基板−
第1の透明基板141及び第2の透明基板147は、他の層を支持する機能を有する。
第1の補助電極142a及び第2の補助電極146aは、導電性ゴムGとのコンタクト抵抗を低減するために設けられている。
なお、透明基板の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂基板などが挙げられる。また、透明基板の表面に、水蒸気バリア性、ガスバリア性、視認性を高めるために透明絶縁性無機粒子層、反射防止層等がコーティングされていてもよい。
−透明電極層−
第1の透明電極層142と第2の透明電極層146は、エレクトロクロミック材料を発消色させるために電圧を印加される。
透明電極層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スズをドープした酸化インジウム(「ITO」と称することもある)、フッ素をドープした酸化スズ(「FTO」と称することもある)、アンチモンをドープした酸化スズ(「ATO」と称することもある)などが挙げられる。
透明電極層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、エレクトロクロミック層の酸化還元反応に必要な電気抵抗値が得られるように調整されることが好ましく、ITOを用いた場合には、50nm以上500nm以下が好ましい。
−エレクトロクロミック層−
エレクトロクロミック層143は、エレクトロクロミック材料を含む層である。
エレクトロクロミック材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機エレクトロクロミック化合物、有機エレクトロクロミック化合物、エレクトロクロミズムを示すことで知られる導電性高分子などが挙げられる。
無機エレクトロクロミック化合物としては、例えば、酸化タングステン、酸化モリブデン、酸化イリジウム、酸化チタンなどが挙げられる。
有機エレクトロクロミック化合物としては、例えば、ビオロゲン、希土類フタロシアニン、スチリル、トリフェニルアミン、又はそれらの誘導体などが挙げられる。
導電性高分子としては、例えば、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、又はそれらの誘導体などが挙げられる。
エレクトロクロミック層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.2μm以上5.0μm以下が好ましい。エレクトロクロミック層の平均厚みが0.2μm未満であると、発色濃度が得にくくなることがあり、5.0μmを超えると、製造コストが増大すると共に、発色によって視認性が低下しやすいことがある。
−電解質層−
電解質層144は、第1の透明電極層142と第2の透明電極層146との間に充填され形成される。
電解質層144は、第1の透明電極層142、エレクトロクロミック層143、劣化防止層145、及び第2の透明電極層146の各層間での電子の移動を行うためのイオン伝導を担う層である。ECレンズ140では、酸化極である第1の透明電極層142と還元極である第2の透明電極層146とに電圧が印加されると、電子が各層間で移動し、電圧の印加方向によりエレクトロクロミック層143が電子の授受により酸化還元反応して発消色する。
電解質層に含有する電解質としては、固体電解質を溶媒に溶解した溶液、又はイオン液体等の液体電解質が用いられる。
電解質の材料としては、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の無機イオン塩、4級アンモニウム塩や酸類、アルカリ類の支持塩を用いることができる。具体的には、LiClO、LiBF、LiAsF、LiPF、LiCFSO、LiCFCOO、KCl、NaClO、NaCl、NaBF、NaSCN、KBF、Mg(ClO、Mg(BFなどが挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。また、これらのカチオン成分とアニオン成分を組み合わせて処方したイオン液体を用いることができる。
固体電解質を溶解させる溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、スルホラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、1,2−ジメトキシエタン、1,2−エトキシメトキシエタン、ポリエチレングリコール、アルコール類などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
イオン液体としては、特に制限はなく、一般的に研究・報告されている物質を適宜用いることができる。
有機のイオン液体には、室温を含む幅広い温度領域で液体状態を示すものがあり、カチオン成分とアニオン成分からなる。
カチオン成分としては、例えば、N,N−ジメチルイミダゾール塩、N,N−メチルエチルイミダゾール塩、N,N−メチルプロピルイミダゾール塩等のイミダゾール誘導体;N,N−ジメチルピリジニウム塩、N,N−メチルプロピルピリジニウム塩等のピリジニウム誘導体等の芳香族系の塩;トリメチルプロピルアンモニウム塩、トリメチルヘキシルアンモニウム塩、トリエチルヘキシルアンモニウム塩等のテトラアルキルアンモニウム等の脂肪族4級アンモニウム系化合物などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
アニオン成分としては、大気中の安定性の面でフッ素を含んだ化合物が好ましく、例えば、BF 、CFSO 、PF 、(CFSO、B(CNなどが挙げられる。
電解質層としては、固体電解質が好ましく、その場合は、光又は熱硬化型樹脂中に電解質を保持した膜として形成される。
硬化型樹脂、電解液、更に添加物として光学透明な無機微粒子などを混合した溶液を第1のエレクトロクロミック層と劣化防止層の間に形成した後、光又は熱により硬化させることが好ましい。
硬化型樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の光硬化型樹脂、熱硬化型樹脂などの一般的な材料が挙げられる。これらの中でも、電解質との相溶性の高い材料が好ましい。
このような材料としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のエチレングリコールの誘導体が挙げられる。また、前記硬化型樹脂として光硬化可能な樹脂を用いることが好ましい。熱重合や溶剤を蒸発させて薄膜化する方法に比べて、低温かつ短時間でエレクトロクロミック素子を製造できるためである。
電解質層の平均厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100nm以上10μm以下が好ましい。
−劣化防止層−
劣化防止層145の役割としては、エレクトロクロミック層143と逆の化学反応をして電荷のバランスをとることにより、第2の透明電極層146が不可逆的な酸化還元反応で腐食や劣化することを抑制して、ECレンズ140の繰り返し安定性を向上させる。このため、劣化防止層145の材料としては、例えば、エレクトロクロミック層143の材料が酸化発色型の場合、劣化防止層145の材料として還元反応できる材料であることが好ましい。
なお、エレクトロクロミック層143と逆の化学反応とは、劣化防止層145が酸化還元する場合に加え、キャパシタとして作用することも含む。
劣化防止層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、無機化合物及び有機化合物のいずれを用いてもよく、例えば、エレクトロクロミック層と同様の材料を選択することができる。
−保護層−
保護層148は、外的応力、及び洗浄工程の薬品からECレンズ140を守ることができ、また、電解質の漏洩を防ぐことができ、更に大気中の水分や酸素などECレンズ140が安定的に動作するために不要なものの侵入を防ぐことができる。
保護層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、紫外線硬化接着剤、熱硬化型樹脂などが挙げられる。
保護層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1μm以上200μm以下が好ましい。
図7は、ECレンズにおける酸化極及び還元極の位置の一例を示す概略正面図である。
図7に示すように、本実施例では、2つのECレンズ140R及び140Lにおいて、互いに近接する導通部140Ra及び140Laを酸化極とし、互いに離間する導通部140Rb及び14Lbを還元極とした。
なお、本実施例では、2つのECレンズにおいて、互いに近接する導通部を酸化極とし、互いに離間する導通部を還元極としたが、これに限ることなく、適宜配置する位置を選択することができる。
図8は、メガネ型デバイスにおける各部位との電気的な接続の一例を示す接続図である。
図8に示すように、電源ユニット112の二次電池112bは、電池保護回路112dを介してフレキシブル基板150に設けられた1対の電源ラインに電気的に接続されている。また、1対の電源ラインは、制御ユニット122と電気的に接続されている。これにより、電源ユニット112は、制御ユニット122に電力を供給することができる。
制御ユニット122は、フレキシブル基板150に設けられた一の制御ラインを介し、また導電性ゴムGを介して、左右のECレンズ140R及び140Lの酸化極である導通部140Ra及び140Laとそれぞれ接続されている。また、制御ユニット122は、他の制御ラインを介し、また導電性ゴムGを介して、左右のECレンズ140R及び140Lの還元極である導通部140Rb及び140Lbとそれぞれ接続されている。これにより、制御ユニット122は、左右のECレンズ140R及び140Lに同じ電圧を印加して同じ電位差を生じさせることができるため、ECレンズ140R及び140Lの光の透過率を同時にかつ同様に変化させることができる。ECレンズ140R及び140Lに印加する電圧の変化は、ユーザにより第1のボタン123a又は第2のボタン123bを押下されることにより行われる。
(充電器)
図9Aは、充電時に充電器に係合された右テンプルの一例を示す斜視図である。図9Bは、図9Aの視点を変えたときの右テンプルの一例を示す斜視図である。図9Cは、右テンプルの一例を示す概略上面図である。
図20は、充電器をテンプルに係合した状態の充電器上面を示す図である。
図21は、充電器をテンプルに係合した状態の充電器下面を示す図である。
図9A〜図9Cに示すように、充電器200は、係合部としてのガイド構造201と、充電器200に埋設されている送電コイル202と、送電コイル202に高周波の電流を流すための回路などが設けられている台座とを有する。
ガイド構造201は、充電時において、電源ユニット112の受電コイル112cの中心と、充電器200の送電コイル202の中心とを正確に位置合わせし、効率的な充電を行うために設けられている。正確に位置合わせするために、ガイド構造201は、右テンプル基体111の長手方向における中央付近の曲線に合わせて係合する形状を有する。
充電する際には、テンプル突き当て部201c及び201dに右テンプル基体111の曲線を合わせるように突き当て、第1のつめ部201aと第2のつめ部201bで右テンプル基体111を係合する。
充電器200の電源としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コンセント等の外部電源、充電専用の電池などとしてもよい。
なお、充電器200は、メガネ型デバイス100を載置可能な台座を備えるようにしてもよい。これにより、充電時にメガネ型デバイス100を台座に載置することで、受電コイル112cの中心と送電コイル202の中心とを正確に位置合わせした状態を維持しながら安定して充電することができる。
以上説明したように、本発明実施例のメガネ型デバイスは、2つのテンプルのいずれか1つに受電コイルを配置することにより、充電器のサイズを小さくでき、かつ部品点数を少なくすることができるため、小型で安価な充電器にすることができる。
また、本発明実施例のメガネ型デバイスは、受電コイルが配置されているテンプルの形状に合わせて充電器と係合させるため、正確な位置合わせができ、効率よく充電できる。
更に、本発明実施例のメガネ型デバイスは、一方のテンプルに受電コイルなどを備える電源部を設け、他方のテンプルにスイッチ類を備える制御部を設けていることにより、左右の重量バランスを均等に近づけることができる。そして、本発明実施例のメガネ型デバイスは、各部材を配置する位置により、電源部の重心位置と制御部の重心位置を、リムの幅方向(長手方向)に対して直交しリムの中央を通過する直線に対して非対称とする。これにより、本発明実施例のメガネ型デバイスは、鼻パッド部(クリングス部)及び耳掛け部(モダン、先セル)のいずれかにメガネ型デバイスの荷重を極端にかかりにくくしたことにより、掛け心地を向上させ、長時間装着しても快適に過ごすことができる。
なお、本実施例では、電気活性レンズとしてエレクトロクロミック素子を用いたレンズとしたが、これに限ることなく、例えば、液晶素子を用いたレンズなどとしてもよい。この場合、エレクトロクロミック素子と液晶素子とを比較すると、駆動電圧及び消費電力の点で異なる。具体的な駆動電圧としては、液晶素子の端子間に印加する電圧は3V〜5Vが一般的であり、エレクトロクロミック素子の端子間に印加する電圧は2V以下である。また、消費電力は、液晶素子は駆動時に電圧を印加し続ける必要があるため大きくなりやすいが、エレクトロクロミック素子は駆動時にパルス駆動などにより低減することが可能である。
なお、本実施例では、ECレンズを用いたメガネ型デバイスを例に説明したが、これに限ることなく、例えば、スピーカー等の音を発生する手段を有するメガネ型デバイスに応用してもよい。また、他の例としては、モニター等の画像を表示する手段を有するメガネ型デバイスや、生体センサ等の検知手段を有するメガネ型デバイスに応用してもよい。
本発明実施例の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> レンズを支持するレンズ支持体と、ヒンジを介して前記レンズ支持体にそれぞれ取り付けられる2つのテンプルとを有するメガネ型デバイスであって、
一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに操作手段を有する制御部を設け、
前記電源部及び前記制御部が、2つのテンプルの耳掛け部よりヒンジ側に配置されていることを特徴とするメガネ型デバイスである。
<2> 一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに制御部を設け、
更に、前記電源部と前記制御部を電気的に接続するための第一の導電手段と、前記制御部とレンズ部とを電気的に接続するための第二の導電手段とを設けた前記<1>に記載のメガネ型デバイスである。
<3> 一方のテンプルのレンズ支持体側端部から前記一方のテンプルの重心位置までの距離と、他方のテンプルのレンズ支持体側端部から前記他方のテンプルの重心位置までの距離を異ならせた前記<1>に記載のメガネ型デバイスである。
<4> 無線給電により受電する前記<1>から<3>のいずれかに記載のメガネ型デバイスである。
<5> 2つのテンプルのうち、右テンプルに電源部を設け、左テンプルに制御部を設ける前記<1>から<4>のいずれかに記載のメガネ型デバイスである。
<6> 2つのテンプルのうち、右テンプルに制御部を設け、左テンプルに電源部を設ける前記<1>から<4>のいずれかに記載のメガネ型デバイスである。
<7> 前記耳掛け部が形状を変更可能である前記<1>から<6>のいずれかに記載のメガネ型デバイスである。
<8> 前記<2>に記載のメガネ型デバイスを充電可能な充電器であって、
前記テンプルの前記電源部に設けられた受電コイルに対して無線送電可能な送電コイルと、
前記受電コイルが設けられている前記テンプルの形状に沿って前記テンプルと係合する係合部と、
を有することを特徴とする充電器である。
前記<1>から<7>のいずれかに記載のメガネ型デバイス、及び前記<8>に記載の充電器によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
100 メガネ型デバイス
110 右テンプル
112 電源ユニット(電源部の一部)
112a 回路基板
112b 二次電池
112c 受電コイル
120 左テンプル
122 制御ユニット(制御部の一部)
123a 第1のボタン(操作手段の一例)
123b 第2のボタン(操作手段の一例)
123c 電源スイッチ
130 前リム
140 ECレンズ(レンズの一例)
160 後リム
200 充電器
201 ガイド構造(係合部の一例)
201a 第1のつめ部
201b 第2のつめ部
201c、201d テンプル突き当て部
202 送電コイル
HR1、HR2、HL1、HL2 ヒンジ
特表2013−513275号公報 特開2014−164449号公報 特開2017−104239号公報 特開2018−10084号公報 特表2012−514773号公報

Claims (8)

  1. レンズを支持するレンズ支持体と、ヒンジを介して前記レンズ支持体にそれぞれ取り付けられる2つのテンプルとを有するメガネ型デバイスであって、
    一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに操作手段を有する制御部を設け、
    前記電源部及び前記制御部が、2つのテンプルの耳掛け部よりヒンジ側に配置されていることを特徴とするメガネ型デバイス。
  2. 一方のテンプルに電源部を設け、他方のテンプルに制御部を設け、
    更に、前記電源部と前記制御部を電気的に接続するための第一の導電手段と、前記制御部とレンズ部とを電気的に接続するための第二の導電手段とを設けた請求項1に記載のメガネ型デバイス。
  3. 一方のテンプルのレンズ支持体側端部から前記一方のテンプルの重心位置までの距離と、他方のテンプルのレンズ支持体側端部から前記他方のテンプルの重心位置までの距離を異ならせた請求項1に記載のメガネ型デバイス。
  4. 無線給電により受電する請求項1から3のいずれかに記載のメガネ型デバイス。
  5. 2つのテンプルのうち、右テンプルに電源部を設け、左テンプルに制御部を設ける請求項1から4のいずれかに記載のメガネ型デバイス。
  6. 2つのテンプルのうち、右テンプルに制御部を設け、左テンプルに電源部を設ける請求項1から4のいずれかに記載のメガネ型デバイス。
  7. 前記耳掛け部が形状を変更可能である請求項1から6のいずれかに記載のメガネ型デバイス。
  8. 請求項2に記載のメガネ型デバイスを充電可能な充電器であって、
    前記テンプルの前記電源部に設けられた受電コイルに対して無線送電可能な送電コイルと、
    前記受電コイルが設けられている前記テンプルの形状に沿って前記テンプルと係合する係合部と、
    を有することを特徴とする充電器。
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