JP2020027085A - ラベル検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このようにしてラベルが装着された容器は、その後ラベル検査装置において上記ラベルのずれ等を検査するようになっているが、このようなラベル検査装置は側方から容器を撮影する撮影手段を備え、当該撮影手段が撮影した画像から容器の側面のエッジを検出して、当該エッジとラベルとの位置関係から当該ラベルのずれを検出するようになっている(特許文献1)。
このような問題に鑑み、本発明は外形が多角形を有した容器であっても、ラベルの装着の良否を正確に判定することが可能なラベル検査装置を提供するものである。
容器を搬送する搬送手段と、容器に光を照射する照明手段と、搬送手段で搬送される容器を上方から撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影された画像を処理する画像処理手段とを備え、
上記容器は、上記撮影手段によって上方から撮影された際の外形が略多角形となるような形状を有し、
上記画像処理手段は上記撮影手段が撮影した画像から、上記容器の略多角形の辺部を認識するとともに、当該辺部の両端を通過する円弧を作成して、上記辺部と円弧とからなる弓形を認識し、
さらに上記画像処理手段は、上記ラベルに設けられた検査対象の位置と上記弓形の位置とから、上記ラベルの装着の良否を判定することを特徴としている。
さらに、上記略多角形の辺部と円弧とによって認識した弓形を用いて、ラベルに設けられた検査対象との位置関係を認識することで、ラベルの装着の良否を正確に判定することができる。
上記ラベル検査装置1は、容器2を搬送する搬送手段としてのベルトコンベヤ4と、容器2の側方より光を照射する照明手段5と、上記ベルトコンベヤ4により搬送される容器2を上方から撮影する撮影手段6とを備え、これらは制御手段7により制御されるようになっている。
上記構成を有するラベル検査装置1によれば、上記ベルトコンベヤ4上の容器2を上記撮影手段6が撮影すると、上記制御手段7に設けられた画像処理手段7aが撮影された画像を画像認識して、ラベル3の装着の良否を判定するものとなっている。
図1に示すように、上記容器2の本体部11は複数の平坦部11aと、隣接する平坦部11aと平坦部11aとの間に形成された面取部11bとによって構成されており、上記平坦部11aおよび面取部11bの下端部近傍には外方に突出する膨出部11cが形成され、当該膨出部11cの上方および下方はそれぞれ上方および下方に向けて縮小するテーパ形状を有している。
このような構成を有する容器2を上方から見ると、図2に示すように上記本体部11の平坦部11aおよび面取部11bの膨出部11cが輪郭となって認識され、また本体部11の略中央に上記キャップ12が位置している。
本実施例の容器2の上方から見た外形は、上記6つの平坦部11aの膨出部11cに対応する6つの辺部Eからなる略正六角形を有しており、より詳細には、上記面取部11bに対応する6つの辺部を含めた十二角形として認識することができる。
なお、上記容器2を成形する際や、容器2に充填した液体の内圧によって、上記平坦部11aが膨出している場合があり、これにより容器2を上方から見た際の外形において上記辺部Eが直線ではなく外側に膨らんだ曲線となる場合がある。
説明のため、本実施例のラベル3は、検査対象としての一つの略楕円形のマーク3aを有しており、上記ラベル3が適切に容器2に装着されている場合、当該マーク3aが6つの平坦部11aのうちいずれか一つの平坦部11aの中央に位置するようになっている。
従って、上記マーク3aが上記平坦部11aの中央からずれている場合には、ラベル3の装着不良ということとなる。
上記ベルトコンベヤ4には図示しないセンサが設けられており、当該センサを上記容器2が通過すると、ベルトコンベヤ4に設けられたエンコーダによって容器2の位置が制御手段7によって認識されるようになっている。
そして上記ベルトコンベヤ4によって搬送された容器2は、上記照明手段5および撮影手段6の設けられた検査位置に到達すると、上記撮影手段6によって撮影され、上記ラベル3のずれの判定が行われるようになっている。
また図1に示すように、本実施例の照明手段5は容器2の側方から光を照射するとともに、当該照明手段5による光の照射方向が容器2の斜め下方から照射されるように設定されている。
このようにすることで、上記照明手段5が照射した光は、容器1の本体部11の側面の全周に照射されるものの、上記ベルトコンベヤ4の搬送面や、上記容器2に装着されたキャップ12の天面には照射されないようになっている。
撮影手段6が撮影した画像は、上記制御手段7に設けられた画像処理手段7aによって画像処理され、従来公知の二値化処理を行うことによって、上記照明手段5によって光の照射された明るい部分が認識されるようになっている。
上述したように、本実施例の容器2はテーパ形状を有していることから、当該容器2を上方から撮影すると、上記容器2の本体部11の平坦部11aおよび面取部11bのうち、上記膨出部11cよりも上方の部分が撮影されることとなる。
また、上記照明手段5は光を上記ベルトコンベヤ4の搬送面およびキャップ12の天面には照射しないようになっていることから、上記光の照射された容器2の平坦部11aおよび面取部11bが明るく撮影され、それ以外の部分は暗い状態で撮影されることとなる。
その結果、上記撮影手段6が撮影した容器2の画像において、上記容器2の本体部11と上記ベルトコンベヤ4の搬送面との間に明暗差による境界線が現れ、容器2の外形を明確に認識することができる。
これと同様、容器2の本体部11とキャップ12の天面との間にも明暗差による境界線が現れ、後述するようにキャップ12の形状に基づいて当該容器2の中心位置を正確に認識することができる。
この略正六角形の外形が得られると、上記画像処理手段7aは、得られた上記略正六角形、具体的には上記面取部11bによる十二角形の中心及び十二角形の外形の頂点を認識し、当該頂点を通過する外接円Cを作成する。
なお、画像の認識結果などから、容器2の中心から上記六角形の頂点までの距離が不一致となった場合、中心から各頂点までの距離の平均を求めて外接円Cを作成したり、できるだけ各頂点を通過するような外接円Cを作成してもよい。
上記外接円Cは上記正六角形の辺部Eの両端と交差することから、上記辺部Eと外接円Cの一部を構成する円弧とによって弓形Bが得られる。実際には上記平坦部11aに対応する辺部Eと上記円弧とによって形成される6つの弓形Bと、上記面取部11bに対応する辺部Eと上記円弧とによって形成される6つの弓形Bとが得られることとなる。
続いて画像処理手段7aは、上記複数の弓形Bの中から、上記ラベル3のマーク3aとの位置関係を認識するのに用いる弓形Bを選定する。
画像処理手段は、各弓形Bの重心位置を中心位置c1として認識するとともに、当該中心位置c1と容器2の中心位置c2、すなわち上記キャップ12の中心位置c2とを結ぶ線分を作成し、各線分と他の線分とのなす角度を測定する。
本実施例の場合、6つ辺部Eによって略正六角形が形成されていることから、当該六角形が正六角形である場合には、上記線分と線分とによるなす角度は60°の整数倍となるが、実際には画像処理の結果等によって上記正六角形が得られない場合がある。
そこで本実施例では、一つの弓形Bに対応する線分と、他の弓形Bに対応する線分とのなす角度を測定し、それぞれのなす角度が60°の整数倍に対してどれだけ誤差があるかを測定する。
そして、上記測定を全ての弓形Bに対応する線分に対して行い、他の線分に対して上記誤差の少なかった線分の弓形Bを、上記マーク3aとの位置関係を認識するための比較対象として記憶する。
このとき、上記ラベル3に上記マーク3a以外の模様等が付されている場合には、画像処理手段7aに上記マーク3aの形状を予め登録しておくことで、当該マーク3aを検査対象として認識させることができる。
そして画像処理手段7aは、上記記憶した比較対象となる弓形Bの中心位置c1と上記容器2の中心位置c2とを結ぶ線分と、上記マーク3aの中心位置c3と容器2の中心位置c2とを結ぶ線分とを作成し、これらの線分のなす角度を測定する。
図2において、マーク3aの付されている平坦部11aに対し、これに隣接する平坦部11aに対応する弓形Bが比較対象である場合、容器2の外形が略正六角形であることから、上記なす角度が60°であるとき、マーク3aが平坦部11aの中央に位置していると判定することができる。なお、上記60°に対し、例えばプラスマイナス数度程度のずれを許容してもよい。
以上のことから、本実施例においては、比較対象となる弓形Bの位置と、上記マーク3aの位置とのなす角度が60°の整数倍(0°または360°も含む)である場合に、マーク3aが正常な位置に位置しているものと判定し、ラベル3が容器2に正常に装着されているものと判断する。
そして制御手段7は、上記画像処理手段7aによるラベル3の装着の良否の判定結果に基づいて、ラベル3が正常に装着されていない容器2については、上記ベルトコンベヤ4の下流側に設けられた図示しないリジェクト手段を用いてリジェクトする。
その際、上記多角形の外接円Cの一部の円弧と上記多角形の辺部Eとからなる弓形Bを認識することで、上記辺部Eの位置を正確に認識し、当該弓形Bの位置に対するラベル3のマーク3aの位置から、ラベル3の装着の良否を正確に判定することができるものとなっている。
また、上記照明手段5がベルトコンベヤ4の搬送面やキャップ12の天面、すなわち容器の頂部に光を照射しないようにすることで、撮影手段6が撮影した画像において、上記容器2の本体部11の側面のみを明瞭に認識させることができ、多角形を有した容器2の外形、ひいては上記弓形Bをより正確に認識することができる。
また容器2を上方から見た際の外形が、上述したような正多角形でなくてもよく、その場合には多角形を構成するすべての頂点を通過する外接円Cを作成することはできないものの、例えば各辺部Eに対して、容器2の中央を中心とし、かつ各辺部Eの両端を通過するような円弧を作成して、上記弓形Bを認識すればよい。
3 ラベル 3a マーク(検査対象)
4 ベルトコンベヤ(搬送手段) 5 照明手段
6 撮影手段 7 制御手段
7a 画像処理手段 11 本体部
11a 平坦部 11c 膨出部
B 弓形 C 外接円(円弧)
E 辺部
Claims (3)
- 容器に装着されたラベルを検査するラベル検査装置であって、
容器を搬送する搬送手段と、容器に光を照射する照明手段と、搬送手段で搬送される容器を上方から撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影された画像を処理する画像処理手段とを備え、
上記容器は、上記撮影手段によって上方から撮影された際の外形が略多角形となるような形状を有し、
上記画像処理手段は上記撮影手段が撮影した画像から、上記容器の略多角形の辺部を認識するとともに、当該辺部の両端を通過する円弧を作成して、上記辺部と円弧とからなる弓形を認識し、
さらに上記画像処理手段は、上記ラベルに設けられた検査対象の位置と上記弓形の位置とから、上記ラベルの装着の良否を判定することを特徴とするラベル検査装置。 - 上記画像処理手段は、上記画像より認識した容器の中心位置と、上記弓形の中心位置と、上記検査対象の中心位置とを認識し、
上記容器の中心位置と上記弓形の中心位置とを結んだ線と、上記容器の中心位置と上記検査対象の中心位置とを結んだ線とのなす角度から、上記ラベルの装着の良否を判定することを特徴とする請求項1に記載のラベル検査装置。 - 上記容器は側面が上方に向けて縮小するテーパ形状を有しており、
上記照明手段は、上記光を容器の側面に照射して、上記光が上記搬送手段の搬送面と、上記容器の天面とには照射されないように設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のラベル検査装置。
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