JP2020024333A - 画像形成装置 - Google Patents

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和弘 船谷
將仁 淺井
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【課題】掃き寄せ量を適正化する技術を提供する。【解決手段】画像形成装置は、設定された画像形成条件で像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された前記トナー像の厚みに関する第1決定情報を検知する第1検知手段と、複数の画像形成条件それぞれで前記画像形成手段に複数の検知用画像を形成させ、前記第1検知手段により検知された前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、設定する前記画像形成条件を決定する決定手段と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置における画像形成条件の設定技術に関する。
画像形成装置は、各種のプロセスコントロールを実行して画像形成条件を設定する。例えば、画像形成装置は、濃度や色ずれを補正するためのプロセスコントロールを実行して濃度や画像形成位置等に関する画像形成条件を設定する。また、特許文献1は、トナーの異常飛翔を抑制するためのプロセスコントロールを実行して、トナー載り量に関する画像形成条件を設定する構成を開示している。
特開2004−78030号公報
電子写真方式の画像形成装置では、"掃き寄せ"と呼ばれる現象が発生し得る。"掃き寄せ"とは、現像方式に応じて、静電潜像の搬送方向における先端又は後端領域にトナー(現像剤)が過剰に付着する現象である。以下の説明において、掃き寄せにより静電潜像の先端又は後端領域に付着するトナーのうちの過剰に付着した量を"掃き寄せ量"と表記する。掃き寄せ量は、画像形成条件によって変化する。例えば、現像コントラストが大きくなると、掃き寄せ量は多くなる。なお、現像コントラストとは、感光体の露光領域の電位と現像バイアスとの電位差であり、形成される画像の濃度に関係する画像形成条件である。また、感光体と現像ローラとの周速差が大きくなると、掃き寄せ量は多くなる。さらに、トナーの単位重量当たりの電荷量が少なくなると掃き寄せ量は多くなる。
また、画像形成装置において形成される画像の濃度は、画像形成装置の使用度合いや、画像形成装置の雰囲気環境によって変化し得る。例えば、低温低湿環境下にある画像形成装置が長期間使用されないと、トナーの電荷量が増加し得る。この場合、現像コントラストが相対的に不足し、濃度低下を引き起こす可能性がある。また、長時間使用した画像形成装置では、感光体の感度が変化し、露光領域の電位が上昇し得る。この場合も、現像コントラストが不足し、濃度低下を引き起こす可能性がある。このため、現像コントラストは、一般的に、マージンを考慮して設定、つまり、必要な値よりマージンだけ大きな値に設定される。しかしながら、これは、掃き寄せ量を増加させる。掃き寄せ量が増加しても定着不良を防止するためには、定着温度を高くする必要があるが、これは、画像形成装置の消費電力を増加させる。
本発明は、掃き寄せ量を適正化する技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、設定された画像形成条件で像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された前記トナー像の厚みに関する第1決定情報を検知する第1検知手段と、複数の画像形成条件それぞれで前記画像形成手段に複数の検知用画像を形成させ、前記第1検知手段により検知された前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、設定する前記画像形成条件を決定する決定手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、掃き寄せ量を適正化できる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による検知センサの構成図。 一実施形態による検知用画像を示す図。 一実施形態による掃き寄せ量の検出原理の説明図。 一実施形態による画像形成条件を設定する処理のフローチャート。 一実施形態による画像形成条件の決定方法の説明図。 一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態によるカラーセンサの構成図。 一実施形態による検知用画像を示す図。 一実施形態による画像形成条件を設定する処理のフローチャート。 一実施形態による画像形成条件の決定方法の説明図。 一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態によるメディアセンサの構成図。 一実施形態によるレジストレーションセンサの構成図。 一実施形態による検知用画像の厚みの検出原理の説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像を形成する画像形成部PY、PM、PC及びPKを備えている。なお、図中の参照符号の末尾のY、M、C及びKは、それぞれ、対応する部材が形成に関わるトナー像の色が、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックであることを示している。しかしながら、以下の説明において、色を区別する必要がない場合には、末尾の文字を省略した参照符号を使用する。
各画像形成部は、像担持体である感光体1を有する。感光体1は、画像形成時、図のR1で示す方向に回転駆動される。帯電ローラ2は、帯電バイアスを出力することで、感光体1を所定電位に帯電させる。露光装置3は、感光体1を光で露光することで、感光体1の表面に静電潜像を形成する。現像装置7は、対応する色のトナーと、現像ローラ41を有する。現像ローラ41と感光体1との対向領域(現像領域)において、現像ローラ41が出力する現像バイアスによってトナーが感光体1の静電潜像に付着し、これにより、感光体1にトナー像が形成される。なお、本実施形態では、静電潜像の現像の際に現像ローラ41と感光体1とを接触させる。つまり、本実施形態の画像形成装置100は、接触現像方式を使用する。接触現像方式において、掃き寄せは、静電潜像の搬送方向において、静電潜像の後端領域に生じる。一方、静電潜像の現像の際に現像ローラ41と感光体1とを接触させないジャンピング現像方式において、掃き寄せは、静電潜像の搬送方向において静電潜像の先端領域に生じる。
像担持体である中間転写ベルト(中間転写体)8は、駆動ローラ9及びテンションローラ10により張架され、画像形成時、駆動ローラ9の回転に従属して図中の矢印R2方向に回転駆動される。1次転写ローラ5は、1次転写バイアスを出力することで、感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に転写する。クリーニング部61は、中間転写ベルト8に転写されず、感光体1に残留したトナーを除去する。中間転写ベルト8に転写されたトナー像は、中間転写ベルト8の回転により2次転写ローラ11の対向位置へと搬送される。一方、カセット12に格納された、像担持体であるシートSは、給紙ユニット13により搬送路に給紙され、その後、レジストレーションローラ14により2次転写ローラ11の対向位置へと搬送される。シートSは、記録材や転写材とも呼ばれる。2次転写ローラ11は、2次転写バイアスを出力することで、中間転写ベルト8のトナー像をシートSに転写する。クリーニング部52は、シートSに転写されず、中間転写ベルト8に残留したトナーを除去する。トナー像が転写されたシートSは、定着器15に搬送される。定着器15は、シートSを加熱・加圧して、トナー像をシートSに定着させる。片面のみに画像を形成する場合、片面への画像形成が行われたシートSは、排出ローラ16により装置外に排出される。一方、両面に画像を形成する場合、一方の面への画像形成が行われたシートSは、排紙ローラ16の逆回転により両面搬送路Dに搬送されて他方の面への画像形成が行われ、その後、排出ローラ16により装置外に排出される。
制御部20は、画像形成装置100の全体を制御する。また、検知センサ120は、シートSに形成されたトナー像の形状、より詳しくはトナー像の厚みに関する情報を検知する。なお、本実施形態において、検知センサ120は、図1に示す様に、レジストレーションローラ14と2次転写ローラ11との間において、搬送路に対して駆動ローラ9と同じ側に設けられている。したがって、トナー像の形状を検知する場合、まず、検知対象のトナー像をシートSに転写して定着器15により定着させる。その後、シートSを、2回、両面搬送路Dを介して検知センサ120の対向位置を通過させる。一回目の両面搬送路Dの搬送後、シートSのトナー像の形成面は、検知センサ120とは逆側になるが、二回目の両面搬送路Dの搬送後、シートSのトナー像の形成面は、検知センサ120の側になる。したがって、検知センサ120は、二度目の通過時においてトナー像の形状を検知することができる。なお、検知センサ120を搬送路に対して2次転写ローラ11と同じ側に設けることもでき、この場合には、両面搬送路Dを一回搬送した後、検知センサ120は、トナー像の形状を検知する。
図2は、検知センサ120の構成を示している。発光部121は、測定物であるトナー像が形成されたシートSに向けて光を照射する。ラインセンサ122は、発光部121が照射し、測定物で正反射した反射光を受光する。図2に示す様に、ラインセンサ122の各画素の受光量の分布は、検知センサ120と測定物との距離に応じて変化する。したがって、制御部20は、検知センサ120の検知結果、例えば、受光量が最大となる画素に基づき測定物までの距離を検知し、シートSまでの距離とトナー像までの距離との差分により当該トナー像の厚みを検知することができる。この様に、検知センサ120は、シートS及びシートSに形成された検知用画像までの距離を測定する距離検知部として動作し、制御部20は、検知センサ120の検知結果に基づきトナー像の厚みを検知する厚み検知部として動作する。なお、本実施形態の検知センサ120は正反射光を検知するが、乱反射光を検知するセンサや、超音波を使用するセンサ等、測定物までの距離を検知する任意のセンサを検知センサ120として使用することができる。
上述した様に、トナー像の掃き寄せ量が大きくなっても定着器15での定着不良を防止するには定着器15の定着温度を高くする必要があるが、定着器15の定着温度を高くすると画像形成装置の消費電力が増加する。このため、本実施形態では、掃き寄せ量に関連するトナーの濃度に関する画像形成条件を変化させながら、複数の検知用画像をシートSに形成する。そして、検知センサ120を用いて各検知用画像について、設定する画像形成条件を決定するための、トナーの厚みに関する第1決定情報を検知する。そして、複数の検知用画像の第1決定情報に基づき、設定する画像形成条件を決定する。以下では、この画像形成条件を、現像コントラスト、より詳しくは、露光装置3による感光体1の露光強度とする。なお、露光強度を変化させることで現像コントラストが変化するのは、現像コントラストとは、感光体1の露光領域の電位と現像バイアスとの差であり、露光強度により感光体1の露光領域の電位が変化するからである。しかしながら、本発明は、露光強度を決定することに限定されず、掃き寄せ量に関係する任意の画像形成条件の決定に適用することができる。
図3は、本実施形態による検知用画像を示している。図3のY、M、C又はKの文字を付した四角形が、それぞれ、検知用画像である。なお、文字Y、M、C及びKは、それぞれ、検知用画像の色がイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックであることを示している。例えば、検知用画像は、5mm×5mmの正方形状とすることができる。上述した様に、本実施形態では、各色について、異なる露光強度で複数の検知用画像を形成する。一例として、本実施形態では、100%、90%、80%、70%及び60%の5つの異なる露光強度で検知用画像を形成する。なお、画像形成装置100に現在設定されている露光強度、つまり、露光装置3が、現在、使用している露光強度を100%とする。制御部20は、検知センサ120の検知結果に基づき、各検知用画像の掃き寄せ量を第1決定情報として判定する。なお、掃き寄せ量とは、掃き寄せが生じていない領域のトナーの厚みと、掃き寄せが生じている領域のトナーの厚みとの差である。例えば、掃き寄せ量は、検知用画像の先端と後端のトナーの厚みの差として求めることができる。以下では、100%、90%、80%、70%及び60%の露光強度で形成した検知用画像の掃き寄せ量をそれぞれ、T100、T90、T80、T70及びT60と表記する。
図4は、掃き寄せ量の判定方法の説明図である。図4(A)は、1つの検知用画像について、シートSの搬送方向(移動方向)において1μm毎に検知センサ120で検知した際の、検知センサ120の測定値を示している。なお、上述した様に、検知センサ120は測定物までの距離を測定するが、図4(A)では、検知センサ120から所定距離を測定値0とし、当該所定距離から検知センサ120に近くなるに従ってその値が増加する様に表示している。図4(B)は、図4(A)の測定結果を、検知用画像の搬送方向において250μmだけずらして元の測定結果(図4(A)の測定結果)との差分をとったもの、つまり、搬送方向におけるシートS及び検知用画像までの距離の変化量を示している。なお、図4(B)の実線は、距離が近くなることを示し、破線は、距離が遠くなることを示している。例えば、距離が近くなる方向を正の方向とすると、図4(B)の実線は、距離の変化量が正であることを示す、破線は、距離の変化量が負であることを示している。本実施形態では正の変化量の最大値と、負の変化量の最大値との差を掃き寄せ量とする。例えば、図4(B)では、検知用画像の搬送方向後端において掃き寄せが生じ、先端の正の変化量(先端のトナーの厚みを示す)より、後端の負の変化量(後端のトナーの厚みを示す)が大きくなっている。よって、図4(B)では、後端の負の変化量の絶対値から先端の正の変化量の絶対値を減ずることで、掃き寄せ量が8.9μmと算出されている。なお、上述した様に、現像方式によってはトナー像の先端に掃き寄せが生じるが、この場合でも同様に掃き寄せ量を算出することができる。また、掃き寄せ量の検出方法は、図4で説明した形態に限定されず、例えば、検知用画像の先端及び後端のトナーの厚みを検出し、その差を判定する任意の構成とすることができる。
図5は、本実施形態による画像形成条件の補正処理のフローチャートである。なお、図5の処理は各色それぞれについて行う。また、画像形成装置は、所定の条件が満たされると、図5の処理を実行する。所定の条件は、例えば、画像の形成を行ったシートSの枚数や、前回の補正処理からの経過時間や、温度変化量等に基づく条件とすることができる。また、電源投入時や、ユーザ操作により図5の処理を開始する構成とすることもできる。
S10で、制御部20は、各検知用画像をシートSに形成し、検知センサ120を用いて各検知用画像の掃き寄せ量、つまり、T100、T90、T80、T70及びT60を第1決定情報として検知する。S11で、制御部20は、現在設定されている露光強度で形成した検知用画像の掃き寄せ量T100が、掃き寄せ量の基準値以下であるかを判定する。T100が、基準値以下であると、制御部20は、図5の処理を終了する。この場合、制御部20は、現在の露光強度を、設定する画像形条件に決定する。つまり、制御部20は、現在の露光強度をそのまま使用する。一方、T100が、掃き寄せ量の基準値より大きいと、制御部20は、S12で、掃き寄せ量を基準値とするための露光強度を求める。図6は、この露光強度を求める処理の説明図である。図6の黒丸は、S10での測定結果、つまり、各検知用画像を形成するために使用した各露光強度と、各露光強度で形成した検知用画像で検出された掃き寄せ量との関係を示している。例えば、基準値を4μmとすると、制御部20は、図6に示す様に、測定結果を線形補間することで、掃き寄せ量が基準値である4μmとなる露光強度を判定し、これを設定する画像形成条件として決定する。なお、掃き寄せ量を基準値以下の任意の値とする露光強度を判定して、これを設定する画像形成条件とする構成であっても良い。
上述した様に、感光体1の露光強度を一定に維持しても、経時により露光領域の電位は上昇し得る。露光領域の電位が上昇しても必要な現像コントラストを確保するため、従来では、現像コントラストに大きなマージンを見込んでいた。つまり、現像コントラストを必要な値より大きな値としていた。しかしながら、これは、掃き寄せ量を増加させ、よって、必要な定着温度を増加させていた。本実施形態では、検知用画像を形成して掃き寄せ量を基準値以下とする露光強度を判定する。掃き寄せ量の増加を抑えることで、定着温度の増加を抑えることができ、よって、画像形成装置100の消費電力を抑えることができる。
なお、図1では、検知センサ120を、レジストレーションローラ14と2次転写ローラ11との間に設けていた。しかしながら、検知センサ120を設ける位置はこれに限定されない。例えば、検知センサ120を2次転写ローラ11と定着器15との間に設けることができる。この場合、検知用画像をシートSに転写後、直ちに検知用画像を測定でき、両面搬送路Dを搬送する必要はなくなるため画像形成条件の補正処理に要する時間を短くすることができる。さらに、検知センサ120は、定着器15と排紙ローラ16との間に設けることもできる。さらに、シートSへの転写後に検知用画像を検知するのではなく、中間転写ベルト8に形成された検知用画像を検知する構成とすることもできる。この場合、検知用画像をシートSに転写する必要はなく、検知用画像は、クリーニング部52により除去される。
また、中間転写方式の画像形成装置を例に本実施形態の説明を行ったが、搬送ベルト方式の画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。搬送ベルト方式とは、感光体1からシートSにトナー像を転写する転写位置において転写ベルトがシートSを搬送する方式である。この場合、検知センサ120は、例えば、搬送ベルトに形成された検知用画像の形状を測定する。さらに、本実施形態では、画像形成装置100に現在設定されている露光強度で検知用画像を形成し、図5のS11で、当該検知用画像の掃き寄せ量が基準値以下であるか否かを判定していた。しかしながら、形成する複数の検知用画像に、画像形成装置100に現在設定されている露光強度で形成された検知用画像を含める構成に本発明は限定されない。例えば、制御部20は、所定の複数の露光強度で複数の検知用画像を形成して第1決定情報を判定し、判定した第1決定情報に基づき掃き寄せ量を基準値以下とする露光強度を決定する構成とすることもできる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。図7は、本実施形態による画像形成装置100の構成図である。本実施形態では、図1に示す第一実施形態の構成に加えて、レジストレーションローラ14と2次転写ローラ11との間に検出用画像の色を測定するカラーセンサ130を設ける。なお、図7に示す様に、カラーセンサ130は、シートSの搬送路に対して検知センサ120とは逆側から測定を行う様に設けられる。図8は、カラーセンサ130の構成図である。発光部であるLED131は、白色の光をシートSに向けて照射する。シートSでの反射光は、スリット132及び回折格子133を介して電荷蓄積型のラインセンサ134に入射する。なお、スリット132は、ラインセンサ134への迷光を防止するために設けられている。ラインセンサ134は、約380nmから約720nmの波長を検出する100個の画素を有する。カラーセンサ130は、校正用の白色基準板135も有する。シートSがカラーセンサ130の測定位置にないとき、カラーセンサ130は、白基準板135を測定する。制御部20は、例えば、白色基準板135からの反射光を受光しているときのラインセンサ134の出力が、その検出値上限付近の所定値程度となる様にLED131の発光強度を調整する。
本実施形態において、制御部20は、カラーセンサ130により各検知用画像の色情報を測定する。具体的には、白色基準板135が測定位置にあるときのラインセンサ134の各画素の受光量と、検知用画像が測定位置にあるときのラインセンサ134の各画素の受光量に基づき、検知用画像に対する分光反射率を求める。制御部20は、分光反射率に基づきCIE(国際照明委員会)で定められているL*a*b*(CIE/L*a*b*)を色情報として算出する。
図9は、本実施形態による検知用画像を示している。第一実施形態とは異なり、本実施形態では、100%、140%、120%、80%及び60%の5つの異なる露光強度で検知用画像を形成する。以下では、100%、140%、120%、80%及び60%の露光強度で形成した検知用画像の掃き寄せ量をそれぞれ、T100、T140、T120、T80及びT60と表記する。なお、検知センサ120の検知結果に基づく検知用画像の掃き寄せ量(第1決定情報)の算出方法は第一実施形態と同様である。
また、本実施形態では、カラーセンサ130により検知用画像の色情報とシートSの表面(トナー像が形成されていない領域)の色情報とを取得する。これにより、制御部20は、各検知用画像について、その色とシートSの表面の色との色差(CIE1976)を示す色差情報を第2決定情報として検知する。以下、100%、140%、120%、80%及び60%の光強度で形成した検知用画像の色差情報をそれぞれ、E100、E140、E120、E80及びE60と表記する。なお、本実施形態では、検知用画像をシートSに転写して定着させた後、両面搬送路Dを介してシートSを搬送して、まず、カラーセンサ130により検知用画像の色差情報を測定する。その後、再度、両面搬送路Dを介してシートSを搬送して、検知センサ120により検知用画像の掃き寄せ量を測定する。なお、カラーセンサ130と検知センサ120を、搬送路に対して図7とは互いに逆側に設ける構成とすることもできる。また、カラーセンサ130と検知センサ120を、搬送路に対して同じ側に設けることもできる。
図10は、本実施形態による画像形成条件の補正処理のフローチャートである。なお、図10の処理は各色それぞれについて行う。S20で、制御部20は、各検知用画像をシートSに形成し、検知センサ120を用いて各検知用画像の掃き寄せ量、つまり、T100、T140、T120、T80及びT60を第1決定情報として検知する。また、カラーセンサ130を用いて、各検知用画像の色差情報、つまり、E100、E140、E120、E80及びE60を第2決定情報として検知する。S21で、制御部20は、現在の露光強度で形成した検知用画像の掃き寄せ量T100が、掃き寄せ量の基準値以下であるかを判定する。T100が、掃き寄せ量の基準値以下であると、制御部20は、現在の露光強度を候補光強度とする。一方、T100が、掃き寄せ量の基準値より大きいと、制御部20は、S22で、T100の掃き寄せ量を基準値とするための露光強度を候補光強度として求める。なお、S22での候補光強度の判定方法は、図5のS12のおける変更後の露光強度の判定方法と同様である。
制御部20は、候補光強度での色差が所定基準を満たすかをS23で判定する。なお、本実施形態において、色差が閾値以上であると所定基準を満たすものとする。具体的には、図11(A)に示す様に、各露光強度で形成した検知用画像の第2決定情報、つまり、色差情報E100、E140、E120、E80及びE60を線形補間することで、露光強度と色差との関係を求める。そして、当該関係に基づき候補光強度での色差を求め、求めた色差が所定基準を満たすかを判定する。例えば、閾値を80とすると、図11(A)においては、候補光強度が87%以上あると色差は閾値以上になり、所定基準は満たされる。候補光強度での色差が閾値以上であると、制御部20は、S27で、候補光強度を使用する画像形成条件に設定して、図10の処理を終了する。一方、候補光強度での色差が閾値未満であると、制御部20は、S24で、色差が所定基準を満たす様にするための露光強度を判定し、判定した露光強度を設定する画像形成条件に決定する。なお、このとき、制御部20は、色差が所定基準を満たす様にするための露光強度のうち、掃き寄せ量が最小となる露光強度を設定する画像形成条件とすることができる。例えば、図11(A)がカラーセンサ130による検知結果であり、色差の閾値が80であると、色差を閾値以上にするためには、露光強度を87%以上にする必要がある。ここで、図11(B)に示す露光強度と掃き寄せ量の関係から、87%以上の露光強度のうち、掃き寄せ量が最小になる露光強度は87%であるため、制御部20は、S24で、露光強度を87%に設定する。
続いて、制御部20は、S25において、S24で設定した露光強度での掃き寄せ量を求める。具体的には、図11(B)に示す様に、掃き寄せ量T100、T140、T120、T80及びT60を線形補間することで、設定した露光強度での掃き寄せ量を求める。例えば、S24で設定した露光強度が87%であると、図11(B)から、その時の掃き寄せ量は7.4μmと判定される。その後、制御部20は、S26で、定着条件、本実施形態では、定着温度を変更する。本実施形態の掃き寄せ量の基準値は4μmであり、定着温度は、この掃き寄せ量の基準値に基づき設定されている。しかしながら、例えば、上述した様に、色差を閾値以上とするための露光強度での掃き寄せ量が7.4μmになる場合、それに応じて定着温度を変更しなければならない。本実施形態では、掃き寄せ量が1μm増加すると、定着温度を1度だけ増加させる構成としている。したがって、掃き寄せ量が基準値である4μmから7.4μmに増加する場合、定着温度を3.4度増加させる。
以上、本実施形態では、画像形成条件、つまり、露光強度を変更する場合、制御部20は、掃き寄せ量を基準値以下とする露光強度において色差が所定基準を満たすかを判定する。色差が所定基準を満たす場合、制御部20は、掃き寄せ量を基準値以下とする露光強度を画像形成条件として設定する。一方、色差が所定基準を満たさない場合、制御部20は、掃き寄せ量が基準値より大きくなることを許容し、色差が所定基準を満たす様に露光強度の設定を行う。定着温度については、掃き寄せ量が基準値以下であるものとして設定しているため、制御部20は、掃き寄せ量が基準値より大きくなると、その差分に基づき定着温度を増加させる。この様に、掃き寄せ量を基準値から増加させる場合においても、実測値に基づき増加させるため、その増加量を最低限にすることができる。よって、定着温度の増加量も最低限にでき、画像形成装置の消費電力の増加を抑えることができる。
なお、本実施形態において、カラーセンサ130の検出位置は、レジストレーションローラ14と2次転写ローラ11との間に限定されず、2次転写ローラ11と定着器15の間や、定着器15と排出ローラ16との間であっても良い。さらに、中間転写ベルト8に形成された検出用画像を検出するものであっても良い。また、色差を第2決定情報として使用したが検知用画像の濃度を第2決定情報として使用する構成であっても良い。
<第三実施形態>
続いて、第三実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、第一実施形態の検知センサ120に代えて、シートSの表面性を測定するセンサ(以下、メディアセンサ)及び位置ずれ補正の際に使用するセンサ(以下、レジストレーションセンサ)を使用する。なお、本実施形態では、第一実施形態の掃き寄せ量に代えて、検知用画像の掃き寄せが生じる側のトナーの厚みを、掃き寄せ量を示す値として使用し、これを第1決定情報とする。図12は、本実施形態による画像形成装置100の構成図である。本実施形態の画像形成装置100は、第一実施形態の検知センサ120に代えて、メディアセンサ140及びレジストレーションセンサ150を有する。メディアセンサ140は、レジストレーションローラ14と2次転写ローラ11との間に配置され、レジストレーション150は、中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9と対向する位置に配置されている。
図13は、メディアセンサ140の構成図である。なお、図13(A)は、シートSの搬送方向とシートSの法線方向を含む平面と直交する方向から見た図であり、図13(B)は、シートSの法線方向から見た図である。照射部141は、シートSに向けて光を照射する。結像部142は、照射部141が照射し、シートSの表面で反射した反射光を撮像部143に結像させる。撮像部143は、例えば、CMOSラインセンサであり、シートSの搬送方向とは直交する方向に沿って配置された複数の画素を有する。なお、CMOSラインセンサに代えて、CMOSエリアセンサを使用することもできる。図13(A)及び(B)に示す様に、照射部141は、シートSの搬送方向の下流側から、シートSの表面に対して斜めに、例えば、10〜15度の入射角度θ1で光を照射する。したがって、照射部141による光の照射により、シートSの表面には、シートSの表面の凹凸に応じた影が生じる。シートSを搬送しながら、撮像部143でシートSの異なる複数の位置からの反射光を撮像することで、シートSの表面性(凹凸)を示す表面画像を取得することできる。例えば、一般的にラフ紙と呼ばれる凹凸の多いシートSでは、影の割合が多い表面画像となる。制御部20は、メディアセンサ140の検知結果に基づきシートSの表面性を判定することができる。
図14(A)は、レジストレーションセンサ150の構成図である。例えばLEDである光源151は、中間転写ベルト8に向けて光を照射する。例えば、フォトトランジスタである受光部152は、光源151が照射し、中間転写ベルト8で正反射した反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力する。図14(B)は、レジストレーションセンサ150でトナー像を検知した際の、受光部152の出力を示している。中間転写ベルト8での正反射光と比較して、トナー像での正反射光量は小さいため、受光部152の受光領域にトナー像が侵入している間、受光部152の出力は減少する。
本実施形態では、有彩色(イエロー、マゼンタ及びシアン)の検知用画像と、無彩色(ブラック)の検知用画像では、第1決定情報、つまり、トナーの厚みの検知方法が異なる。まず、図15(A)を用いて有彩色の検知用画像のトナーの厚みの検出方法について説明する。図15(A)は、メディアセンサ140による有彩色の検知用画像の検知結果を示している。図15(A)に示す様に、検知用画像の搬送方向の後ろ側には、トナーの高さに応じた影が生じる。この陰の部分での反射光量は低下する。一方、有彩色のトナーにおいて、照射部141からの光は拡散反射する。したがって、検知用画像の位置において、反射光量は高くなる。なお、メディアセンサ140で検知される反射光量は所定の光量を閾値として2値化される。図15(A)に示す様に、反射光量が低下するシートS上の距離は、掃き寄せが生じる検知用画像の後端におけるトナーの厚みに依存する。例えば、影の長さをLとし、照射部141が照射する光の入射角度をθ1とすると、トナーの厚みTは、以下の式(1)で求めることができる。
T=L×tanθ1 (1)
なお、影の長さLは、反射光量が低下する期間におけるシートSの移動距離として求められる。
図15(B)は、無彩色の検知用画像のメディアセンサ140による検知結果を示している。無彩色のトナーでは、拡散反射及び正反射共に、その反射光量が小さいため、有彩色の検知用画像を検知した際とは異なり、検知用画像の位置においても反射光量が低くなる。したがって、反射光量が低下するシートS上の距離は、検知用画像の搬送方向の長さにも依存してしまう。このため、本実施形態では、無彩色の検知用画像については、メディアセンサ140及びレジセンストレーションセンサ150の検知結果を組み合わせて、その厚みを判定する。具体的には、図14(B)に示す通り、レジストレーションセンサ150の受光部152の受光結果に基づき検知用画像の搬送方向の長さを測定することができる。したがって、メディアセンサ140の検知結果に基づく長さから検知用画像の搬送方向の長さを減ずることで、影の長さLを求めることができ、よって、式(1)に基づきトナーの厚みTを求めることができる。
本実施形態における検知用画像は、図9に示す第一実施形態と同様である。しかしながら、本実施形態では、第一実施形態とは異なり、検知用画像を、搬送方向の長さが短い長方形とすることができる。例えば、搬送方向の長さを0.42mmとし、搬送方向と直交する方向の長さを5mmとすることができる。これは、第一実施形態では、掃き寄せ量を求めるために、検知用画像の先端及び後端の差を求めていたが、本実施形態では、掃き寄せが生じ得る領域のトナーの厚みを判定するからである。しかしながら、判定した各検知用画像の後端部のトナーの厚みに基づき光強度を補正する方法は第一実施形態と同様である。
なお、第一実施形態と同様に、メディアセンサ140の配置位置は図12に示す位置に限定されない。また、掃き寄せがトナー像の後端ではなく先端に発生する場合、メディアセンサ140の照射部141は、シートSの搬送方向の上流側からシートSの表面に対して斜めに光を入射させれば良い。
以上、本実施形態においては、画像形成装置100において、シートSの表面性の測定及び色ずれ補正のために設けられるメディアセンサ140及びレジストレーションセンサ150を使用して掃き寄せ量に関する値を検知する。したがって、掃き寄せ量の制御のための個別のセンサを追加することなく、掃き寄せ量を適正化し、設定する定着温度の増加を抑え、画像形成装置100の消費電力の増加を抑えることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
PY、PM、PC、PK:画像形成部、8:中間転写ベルト、11:2次転写ローラ、15:定着器、120:検知センサ、20:制御部

Claims (20)

  1. 設定された画像形成条件で像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体に形成された前記トナー像の厚みに関する第1決定情報を検知する第1検知手段と、
    複数の画像形成条件それぞれで前記画像形成手段に複数の検知用画像を形成させ、前記第1検知手段により検知された前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、設定する前記画像形成条件を決定する決定手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1検知手段は、前記像担持体の移動方向において、前記トナー像の先端又は後端のトナーの厚みを前記第1決定情報として検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1検知手段は、前記像担持体の移動方向において、前記トナー像の先端及び後端のトナーの厚みを検知し、前記トナー像の先端のトナーの厚みと後端のトナーの厚みとの差を前記第1決定情報として検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1検知手段は、
    前記像担持体及び前記像担持体に形成された前記トナー像までの距離を検知する距離検知手段と、
    前記距離検知手段の検知結果に基づき前記トナー像の厚みを検知する厚み検知手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1検知手段は、
    前記像担持体の移動方向における複数の位置において、前記像担持体及び前記像担持体に形成された前記トナー像までの距離を検知する距離検知手段を備え、
    前記移動方向における前記距離の変化量を判定し、前記変化量の正の最大値と負の最大値との差を前記第1決定情報として検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記距離検知手段は、
    前記像担持体に向けて光を照射する照射手段と、
    複数の画素を有し、前記照射手段により照射された前記光の前記像担持体での反射光を受光する受光手段と、
    を有し、
    前記複数の画素の受光量に基づき前記像担持体及び前記像担持体に形成された前記トナー像までの距離を検知することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1検知手段は、
    前記像担持体の搬送方向の上流側から下流側に向けて、或いは、前記搬送方向の下流側から上流側に向けて、前記像担持体の表面に対して斜めに光が入射する様に前記光を照射する第1照射手段と、
    前記第1照射手段により照射された前記光の前記像担持体での反射光を受光する第1受光手段と、
    前記第1受光手段の受光量が閾値より小さくなる期間に基づき前記トナー像の厚みを検知する厚み検知手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1検知手段は、
    前記像担持体、或いは、前記トナー像が形成される別の像担持体に向けて光を照射する第2照射手段と、
    前記第2照射手段が照射した前記光の前記像担持体又は前記別の像担持体での正反射光を受光する第2受光手段と、
    をさらに有し、
    前記厚み検知手段は、前記トナー像が無彩色である場合、前記第2受光手段の受光結果に基づき前記トナー像の前記搬送方向における長さを検知し、前記第1受光手段の前記受光量が前記閾値より小さくなる期間における前記像担持体の表面の移動距離から、前記搬送方向における前記トナー像の長さを減ずることで、前記トナー像の厚みを検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体は、シートであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体は、シートであり、
    前記別の像担持体は、前記シートに転写される前記トナー像が形成される中間転写体、又は、前記シートへの前記トナー像の転写位置において前記シートを搬送する転写ベルトであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体は、シートに転写される前記トナー像が形成される中間転写体、又は、前記シートへの前記トナー像の転写位置において前記シートを搬送する転写ベルトであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記決定手段は、前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第1決定情報の値を基準値以下にする第1条件を判定し、前記第1条件を、設定する前記画像形成条件に決定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記複数の画像形成条件は、現在設定されている第2条件を含み、
    前記第2条件で前記画像形成手段により形成された検知用画像の前記第1決定情報の値が前記基準値より大きいと、前記決定手段は、前記第1条件を判定して前記第1条件を設定する前記画像形成条件に決定することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2条件で前記画像形成手段により形成された検知用画像の前記第1決定情報の値が前記基準値以下であると、前記決定手段は、前記第2条件を、設定する前記画像形成条件に決定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記複数の検知用画像それぞれについて色又は濃度に関する第2決定情報を検知する第2検知手段をさらに備えており、
    前記決定手段は、前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第1決定情報の値を基準値以下にする第1条件を判定し、前記複数の検知用画像それぞれの前記第2決定情報に基づき、前記第1条件で前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第2決定情報を判定し、前記第1条件で前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第2決定情報の値が所定基準を満たす場合、前記第1条件を、設定する前記画像形成条件に決定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記決定手段は、
    前記第1条件で前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第2決定情報の値が前記所定基準を満たさない場合、前記複数の検知用画像それぞれの前記第2決定情報に基づき、前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第2決定情報の値が前記所定基準を満たす様にするための第2条件を判定し、前記第2条件を、設定する前記画像形成条件に決定することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記決定手段は、前記第2条件を、設定する前記画像形成条件に決定すると、前記複数の検知用画像それぞれの前記第1決定情報に基づき、前記第2条件で前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第1決定情報を判定し、前記第2条件で前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第1決定情報の値に基づき定着条件を設定することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記第2条件は、前記画像形成手段により形成される前記トナー像の前記第2決定情報の値が前記所定基準を満たす様にするための条件のうち、前記第1決定情報の値を最小とする条件であることを特徴とする請求項16又は17に記載の画像形成装置。
  19. 前記画像形成条件は、前記トナー像の濃度に関する条件であることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記画像形成手段は、感光体と、前記感光体を所定電位に帯電させる帯電手段と、前記感光体を露光して前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体の前記静電潜像をトナーで現像して、前記感光体に前記トナー像を形成する現像手段と、を備え、
    前記画像形成条件は、前記露光手段により露光された前記感光体の電位と前記現像手段が出力する現像バイアスとの差である現像コントラストであることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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