JP2020024078A - 加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置 - Google Patents

加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置 Download PDF

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Hideo Izawa
秀男 井沢
耕一 大山
Koichi Oyama
耕一 大山
和茂 佐藤
Kazushige Sato
和茂 佐藤
秀俊 今
Hidetoshi Kon
秀俊 今
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Abstract

【課題】高温で加熱したとしても、本体部に対してリム部がずれることを抑制することができる加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置を提供すること。【解決手段】本発明は、長尺状の媒体を案内すると共に加熱乾燥するため、円筒状の本体部1と、該本体部1の両端に取り付けられた円盤状のリム部2と、該リム部2に取り付けられた軸芯3と、を備えた加熱ドラムDにおいて、本体部1の内周面の縁部には周方向に延びる切り欠き部1aが設けられ、切り欠き部1aよりも内部側の本体部1の内周面には周方向に延びる溝部1cが設けられ、切り欠き部1aと溝部1cとは互いに平行となっており、リム部2が切り欠き部1aに嵌め込まれ、リム部2には爪部4が留め具5により固定され、該爪部4の引っ掛け部4aが溝部1cに遊嵌されている加熱ドラムD及びそれを有するインクジェット印刷装置Iである。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置に関し、更に詳しくは、高温で加熱したとしても、本体部に対してリム部がずれることを極力抑制することができる加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置に関する。
産業機械の分野においては、長尺状の媒体を加熱乾燥するための装置として、加熱ドラムが採用されている。
加熱ドラムは、媒体をドラムに巻き付けるようにして案内すると共に、その表面を加熱することにより、接する媒体を加熱乾燥させることが可能となっている。
このような加熱ドラムとしては、例えば、回転可能に支持され、基材を巻き掛けることで回転する円筒状のドラム部と、ドラム部の内腔に配置された係合部と、係合部に着脱可能に係合する被係合部を有する加熱部とを備えるドラム式乾燥装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−7827号公報
ところで、特許文献1記載のドラム式乾燥装置を含む従来の加熱ドラムは、一般に、円筒状の本体部と、本体部の両端に取り付けられた円盤状のリム部とを有している。
近年、加熱ドラムにおいては、媒体の搬送速度を向上させるため、本体部を極力高温で加熱するようになっている。
そうすると、これらの加熱ドラムにおいては、本体部が熱により膨張し、本体部に対してリム部がずれるという事態が生じる恐れがある。なお、本体部に対してリム部がずれると、重心がずれ、加熱ドラムの回転が不規則となる恐れがあり、また、場合によっては本体部からリム部が落下する恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高温で加熱したとしても、本体部に対してリム部がずれることを抑制することができる加熱ドラム及びそれを有するインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、リム部を本体部の切り欠き部に嵌め込み、リム部に固定した爪部を本体部の溝部に遊嵌させた構成とすることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、(1)長尺状の媒体を案内すると共に加熱乾燥するため、円筒状の本体部と、該本体部の両端に取り付けられた円盤状のリム部と、該リム部に取り付けられた軸芯と、を備えた加熱ドラムにおいて、前記本体部の内周面の縁部には、周方向に延びる切り欠き部が設けられ、切り欠き部よりも内部側の本体部の内周面には周方向に延びる溝部が設けられ、切り欠き部と溝部とは互いに平行となっており、リム部が切り欠き部に嵌め込まれ、リム部には爪部が留め具により固定され、該爪部の引っ掛け部が溝部に遊嵌されている加熱ドラムに存する。
本発明は、(2)本体部の側面とリム部の表面とが面一となっている上記(1)記載の加熱ドラムに存する。
本発明は、(3)本体部の内周面の縁部には、周方向に延びる細幅切り欠き部が更に設けられ、且つ、切り欠き部と細幅切り欠き部とが交互に配列されており、細幅切り欠き部の幅が、切り欠き部の幅よりも小さくなっており、リム部に、複数のリム側切り欠き部が一定の間隔をおいて設けられており、リム部のリム側切り欠き部が設けられてない端部が、切り欠き部に嵌め込まれ、リム部のリム側切り欠き部が設けられた端部が、細幅切り欠き部に嵌め込まれている上記(1)又は(2)に記載の加熱ドラムに存する。
本発明は、(4)リム部には、複数の穴部が設けられており、穴部から爪部が留め具によりリム部に固定されている上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の加熱ドラムに存する。
本発明は、(5)リム部の表面積のうち、複数の穴部が占める表面積の和の割合が、30%以上である上記(4)記載の加熱ドラムに存する。
本発明は、(6)長尺状の媒体を搬送しながら印刷するための印刷部と、該印刷部により、媒体に印刷が施された印刷体を搬送しながら乾燥するための乾燥装置と、を備え、印刷部が、複数のインクジェット印刷用ヘッドからなるものであり、乾燥装置が上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の加熱ドラムを有するインクジェット印刷装置に存する。
本発明は、(7)加熱ドラムが上流側と下流側とに並設されている上記(6)記載のインクジェット印刷装置に存する。
本発明の加熱ドラムにおいては、リム部を本体部の切り欠き部に嵌め込み、リム部に固定した爪部の引っ掛け部を溝部に遊嵌させた構成とすることにより、高温で加熱したとしても、本体部に対してリム部が幅方向にずれることを極力抑制することができる。
また、本体部の切り欠き部と溝部との間の凸部を挟持するように、爪部を利用してリム部を取り付けるので、本体部とリム部との連結に留め具は直接的には用いていない。したがって、本体部の膨張により留め具が緩んだり、外れたりすることも生じない。
このとき、本体部の側面とリム部の表面とを面一とすることにより、メンテナンス時の作業安全性が向上する。
本発明の加熱ドラムにおいては、本体部の内周面の縁部に、切り欠き部と細幅切り欠き部とが交互に配列され、且つ、リム部に、複数のリム側切り欠き部が一定の間隔をおいて設けられている場合、リム部のリム側切り欠き部が設けられてない端部を、切り欠き部に嵌め込み、リム部のリム側切り欠き部が設けられた端部を、細幅切り欠き部に嵌め込むことにより、本体部の内周面の縁部が交互に配列された切り欠き部と細幅切り欠き部とにより段部が形成されるため、本体部に対するリム部の回転も拘束されることになる。このため、本体部に対してリム部が幅方向にずれることだけでなく、本体部に対してリム部が回転方向(幅方向とは垂直な面方向)にずれることも抑制することができる。
本発明の加熱ドラムにおいては、リム部に複数の穴部を設けることにより、リム部を軽量化することができる。例えば、軽量化の観点から、リム部の表面積のうち、複数の穴部が占める表面積の和の割合が、30%以上であることが好ましい。
また、穴部を設けることにより、リム部の内部を視認することができ、場合によっては、リム部を本体部に取り付けた状態で穴部から内部のメンテナンスを行うことも可能となる。
また、穴部から爪部を留め具によりリム部に固定することにより、リム部に爪部を取り付け易く、且つ、留め具が外部に突出しないという利点がある。
本発明のインクジェット印刷装置においては、乾燥装置が上述した加熱ドラムを有するので、高温で加熱したとしても、加熱ドラムの本体部に対してリム部がずれることを抑制することができる。
また、加熱ドラムを上流側と下流側とに並設することにより、搬送される印刷体に対する乾燥時間を十分に長くすることができる。
図1は、本実施形態に係る加熱ドラムを示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る加熱ドラムの水平断面図である。 図3(A)は、本実施形態に係る加熱ドラムの本体部の縁部を本体部の内側から見た拡大図である。 図3(B)は、図3(A)のA−A面で切断した断面図である。 図3(C)は、図3(A)のB−B面で切断した断面図である。 図4は、本実施形態に係る加熱ドラムのリム部を示す正面図である。 図5は、図1のY矢視正面図である。 図6(A)は、図5のC−C面で切断した断面図である。 図6(B)は、図5のD−D面で切断した断面図である。 図7は、本発明に係るインクジェット印刷装置の一実施形態を示す透視側面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
まず、本発明に係る加熱ドラムDについて説明する。
図1は、本実施形態に係る加熱ドラムDを示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る加熱ドラムDは、円筒状の本体部1と、該本体部1の両端に取り付けられた円盤状のリム部2と、該リム部2に取り付けられた軸芯3とを備える。
また、加熱ドラムDにおいては、本体部1、リム部2及び軸芯3が一体となっている。すなわち、本体部1を回転させることにより、リム部2及び軸芯3も回転するようになっている。
加熱ドラムDは、長尺状の媒体を加熱ドラムDに巻き付けるようにして案内すると共に、その表面を加熱することにより、接する媒体を加熱乾燥することが可能となっている。
ここで、媒体としては、特に限定されないが、例えば、紙、フィルム、布帛、不織布等の長尺状のものを採用できる。
また、媒体を加熱乾燥する具体例としては、媒体の成形のための加熱乾燥、加工が施された媒体の加熱乾燥、印刷された媒体の加熱乾燥等が挙げられる。
本体部1は、円筒状であり、その外周面が加熱されるようになっている。すなわち、媒体は、本体部1の外周面に接することにより加熱される。
本体部1の材質としては、アルミニウム等の金属が用いられる。
本体部1は、その外周面にサンドブラスト、ショットブラスト、ビーズブラスト等による凹凸加工が施されている。これにより、媒体と加熱ドラムD(本体部1)の外周面とが接する際に、これらの間に仮に空気が入り込んだとしても、その空気を凹凸面による隙間から逃がすことができ、さらに、グリップを高めることでドラムへの密着性も向上する。その結果、媒体の乾燥効率が低下することを抑制できる。
図2は、本実施形態に係る加熱ドラムDの水平断面図である。
図2に示すように、本体部1は、その内周面に本体部1を加熱するためのバンドヒーター13が取り付けられている。
バンドヒーター13は、環状であり、本体部1内部において、本体部1の内周面に沿うように取り付けられる。
また、バンドヒーター13は、本体部1の幅方向に対して3基が並設されている。
各バンドヒーター13においては、それぞれ、電源端子13aと、バンドヒーター13の温度を測定するための熱電対13bと、異常加熱時にヒーターへの電源供給を遮断するためのサーモスタット13cとが内周面に取り付けられている。
したがって、各バンドヒーター13は、それぞれ独立に、温度設定が可能であり、温度調整も可能となっている。
また、例えば、媒体の幅が小さい場合は、使用しないバンドヒーター13の電源をOFFにすることも可能である。
図3(A)は、本実施形態に係る加熱ドラムDの本体部の縁部を本体部の内側から見た拡大図であり、図3(B)は、図3(A)のA−A面で切断した断面図であり、図3(C)は、図3(A)のB−B面で切断した断面図である。
図3(A)、図3(B)及び図3(C)に示すように、本体部1においては、その内周面の縁部に、周方向に延びる切り欠き部1aと、周方向に延びる細幅切り欠き部1bとが連続的に設けられている。すなわち、切り欠き部1aと細幅切り欠き部1bとは同じ周方向に交互に配列されている。なお、かかる切り欠き部1a及び細幅切り欠き部1bには、後述するようにリム部2の端部が嵌め込まれる。
本体部1において、細幅切り欠き部1bの幅方向(軸芯方向)の距離H1は、切り欠き部の幅方向の距離H2よりも小さくなっている。
したがって、本体部1は、その内周面の縁部には、切り欠き部1a及び細幅切り欠き部1bによる段部Pが形成されている。
本体部1においては、その内周面の切り欠き部1a及び細幅切り欠き部1bよりも内部側に、周方向に延びる溝部1cが設けられている。
溝部1cは、本体部1の内周面の全周に設けられている。すなわち、溝部1cは、環状となっている。
また、溝部1cは、切り欠き部1a及び細幅切り欠き部1bに対し平行となっている。
図1に戻り、本体部1は、その両側にリム部2が取り付けられている。
図4は、本実施形態に係る加熱ドラムDのリム部を示す正面図である。
図4に示すように、リム部2は、円筒状の本体部1の側面に対応するように、円盤状となっている。加熱ドラムDは、本体部1の側面にリム部2を取り付けることにより、加熱及び冷却を繰り返すことで本体部1が収縮することを抑制することができる。また、加熱の効率を高めると共に、メンテナンス時の作業安全性も向上する。なお、加熱ドラムDにおいて、本体部1とリム部2との接続構造については後述する。
リム部2の材質としては、アルミニウム等の金属が用いられる。また、リム部2の材質は、熱膨張率の観点から、本体部1の材質と同一であることが好ましい。
加熱ドラムDにおいては、リム部2には、複数の穴部Sが設けられている。なお、穴部Sは、その端部が、後述するリム側切り欠き部2a同士の間に位置するように設けられている。これにより、リム部2を軽量化することができる。また、穴部Sを設けることにより、リム部2の内部を穴部Sから視認することができ、場合によっては、リム部2を本体部1に取り付けた状態で穴部Sから内部のメンテナンスを行うことも可能となる。
ここで、上面視におけるリム部2の面積のうち、複数の穴部Sが占める面積の和の割合が、上記効果の観点から、30%以上であることが好ましく、強度の観点から、30〜60%であることがより好ましい。
リム部2は、端部に、周方向に延びる複数のリム側切り欠き部2aが一定の間隔をおいて設けられている。なお、リム部2のリム側切り欠き部2aが設けられた端部は、後述するように細幅切り欠き部1bに嵌め込まれる。
リム部2において、リム側切り欠き部2a同士の間には、穴部Sから外側に向かってリム用留め具穴2bが設けられている。
図2に戻り、軸芯3は、円柱状であり、両側のリム部2の中央(本体部1の回転中心)に取り付け固定されている。
軸芯3の材質としては、炭素鋼等の金属が用いられる。また、軸芯3の材質は、本体部1又はリム部2の材質と同一であっても、異なっていてもよい。
軸芯3は、例えば、両側がそれぞれ軸受けを介してフレーム等に支持される。これにより、加熱ドラムDは、フレームに対して、軸芯3を中心に、周方向に回転可能となる。
加熱ドラムDにおいて、軸芯3の一端には電源用ロータリーコネクタ3aが取り付けられており、他端には信号用ロータリーコネクタ3bが取り付けられている。
そして、上述した各バンドヒーター13の電源端子13aは、ケーブルを介して、電源用ロータリーコネクタ3aに接続されており、上述した各熱電対13bは、ケーブルを介して、信号用ロータリーコネクタ3bに接続されている。
軸芯3は、軽量化の観点から、電源用ロータリーコネクタ3a及び信号用ロータリーコネクタ3bの間の部分は、中空となっている。なお、軸芯3の中空の部分には、上記ケーブルが通っている。
次に、本体部1とリム部2との接続構造について説明する。
図5は、図1のY矢視正面図である。
図5に示すように、本体部1とリム部2とは、爪部4及び留め具5を用いて8箇所で連結されている。具体的には、本体部1とリム部2とは四方に設けられた4箇所の第1結合部K1と、第1結合部K1同士の間に設けられた4箇所の第2結合部K2で連結されている。
なお、加熱ドラムDにおいて、第1結合部K1と第2結合部K2とは、周方向の長さが異なっている。このように、周方向の長さが異なる第1結合部K1と第2結合部K2とで連結することにより、結合部の長さに対応してリム部2の穴部Sの大きさを異なった面積で設けることができる。その結果、穴部Sが占める面積の和の割合を増加できると共に、穴部Sのうち大面積の穴からのリム部2の内部の視認や、メンテナンス作業が容易となる。
また、リム部2においては、穴部Sを利用して、穴部Sから留め具5が爪部4及びリム部2に取り付けられている。すなわち、穴部Sから爪部4が留め具5によりリム部2に固定されている。これにより、リム部2に爪部4を取り付け易く、且つ、留め具5が外部に突出しないのでメンテナンス時の作業安全性に優れる。
ここで、留め具5としては、ボルト等が用いられる。
図6(A)は、図5のC−C面で切断した断面図であり、図6(B)は、図5のD−D面で切断した断面図である。
図6(A)に示すように、加熱ドラムDの第1結合部K1においては、リム部2のリム側切り欠き部2aが設けられてない端部21が切り欠き部1aに嵌め込まれる。
そして、端部21の穴部S側には、爪部4が、留め具5により取り付け固定される。
ここで、爪部4は、側面視L字状の押さえ部4bと該押さえ部4bの端部から突出した引っ掛け部4aとからなる。
そして、爪部4において、押さえ部4bは、リム部2の穴部S側の面、及び、リム部2の内側の面に当接され、引っ掛け部4aは、本体部1の溝部1cに遊嵌される。
また、爪部4において、押さえ部4bには、爪用留め具穴4cが設けられており、リム部2のリム用留め具穴2bと連通している。
このとき、本体部1の幅方向において、溝部1cの幅H3は、爪部4の引っ掛け部4aの幅H4よりも大きくなっている。なお、溝部1cの深さ方向において、引っ掛け部4aと本体部1との間にも隙間がある。
また、本体部1の溝部1cの切り欠き部1a側の側面と、切り欠き部1aの溝部1c側の側面との間の距離H5は、爪部4の引っ掛け部4aのリム部2側の側面と、押さえ部4bが当接されたリム部2の内側の面との間の距離H6と同じ、若しくは、距離H6よりも大きくなっている。
また、爪用留め具穴4cの径は、リム用留め具穴2bよりも大きくなっている。
したがって、爪部4は、押さえ部4bがリム部2に当接され、且つ、引っ掛け部4aが溝部1cの切り欠き部1a側の側面に当接された状態で、留め具5によりリム部2に取り付け固定される。これにより、加熱ドラムDにおいては、リム部2及び爪部4が、本体部1の切り欠き部1aと溝部1cとの間の凸部を挟持するようにして、本体部1に取り付けられる。
このように、加熱ドラムDにおいては、リム部2が本体部1の切り欠き部1aに嵌め込まれ、リム部2に固定した爪部4が溝部1cに遊嵌されることになる。このため、加熱ドラムDにおいては、高温で加熱したとしても、本体部1に対してリム部2が幅方向にずれることを極力抑制することができる。
なお、第2結合部K2は、周方向の長さが異なること以外は第1結合部K1と同じであるので説明を省略する。
一方、図6(B)に示すように、加熱ドラムDにおいては、リム部2のリム側切り欠き部2aが設けられた端部22が細幅切り欠き部1bに嵌め込まれる。
このとき、上述したように、切り欠き部1aと細幅切り欠き部1bとにより段部Pが形成されているので(図3(A)参照)、本体部1に対するリム部2の回転も拘束されることになる。このため、加熱ドラムDにおいては、高温で加熱したとしても、本体部1に対してリム部2が回転方向にずれることを極力抑制することができる。
本実施形態に係る加熱ドラムDにおいて、本体部1の側面とリム部2の表面とは面一となっている。すなわち、リム部2のリム側切り欠き部2aが設けられてない端部21と、本体部の切り欠き部1aとは同じ幅となっており、リム部2のリム側切り欠き部2aが設けられた端部22が細幅切り欠き部1bと同じ幅となっている。
これにより、メンテナンス時の作業安全性がより向上する。
また、加熱ドラムDにおいては、上述したように、本体部1の切り欠き部1aと溝部1cとの間の凸部を挟持するように、爪部4を利用してリム部2を取り付けるので、本体部1とリム部2との連結に留め具5は直接的には用いていない。したがって、本体部1の膨張により留め具5が緩んだり、外れたりすることも生じないという利点も有する。
次に、本発明に係るインクジェット印刷装置Iについて説明する。
図7は、本発明に係るインクジェット印刷装置Iの一実施形態を示す透視側面図である。
図7に示すように、本実施形態に係るインクジェット印刷装置Iは、媒体X1を供給するための給紙部61と、媒体X1を搬送しながら印刷するための印刷部62と、該印刷部62により印刷された長尺状の印刷体Xを搬送しながら乾燥するための乾燥装置Hと、乾燥された印刷体Xを回収するための回収部63とを備える。
そして、乾燥装置Hは、上流側と下流側とに並設された加熱ドラムDを有している。
インクジェット印刷装置Iにおいては、印刷部62が、複数のインクジェット印刷用ヘッドからなる。なお、かかるインクジェット印刷用ヘッドの方式は、ラインヘッド方式であっても、シリアルヘッド方式であってもよい。
また、各インクジェット印刷用ヘッドには、上述したインクが、YMCK等の色毎に充填される。
インクジェット印刷装置Iにおいては、図示しないサーボモータによってプルローラ70を回転させることによって、任意の速度で印刷体Xが搬送される。
また、印刷体Xのテンションは、ロードセル等を用いた図示しないテンションセンサが取り付けられたテンションローラ71によって検知され、目標のテンションとなるように、サーボモータにより、プルローラ70の回転量を調整することが可能となっている。
また、印刷部62下方の印刷体Xの搬送経路はアーチ状となっている。これにより、印刷体Xのバタつきを抑えることができる。
インクジェット印刷装置Iにおいては、乾燥装置Hが加熱ドラムDを備えているので、高温で加熱したとしても、加熱ドラムDの本体部1に対してリム部2がずれることを抑制することができる。
また、加熱ドラムDを上流側と下流側とに並設することにより、搬送される印刷体Xに対する乾燥時間を十分に長くすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る加熱ドラムDにおいて、本体部1は、その外周面に凹凸加工が施されているが必ずしも必須でない。
また、凹凸加工の代わりに、本体部1の外周面に細溝を設けてもよい。
本実施形態に係る加熱ドラムDにおいて、本体部1には、その内周面にバンドヒーター13を3基並設しているが、本体部1を加熱可能であれば、バンドヒーター13に限定されず、例えば、ラバーヒーターを1基又は複数基を配置してもよく、棒状のヒーターを本体部1の内部に軸線方向と平行な方向で複数基配置してもよい。
また、並設するバンドヒーター13の数も特に限定されない。
本実施形態に係る加熱ドラムDにおいて、溝部1cは、本体部1の内周面の全周にわたって設けられているが、部分的であってもよい。例えば、爪部4を遊嵌させる位置にのみ溝部を設けてもよい。
本実施形態に係る加熱ドラムDにおいて、本体部1とリム部2とは、爪部4及び留め具5を用いて8箇所で連結されているが、連結する箇所の数はこれに限定されない。
本発明の加熱ドラムDは、長尺状の媒体を案内すると共に加熱乾燥するための装置として用いられる。かかる加熱ドラムDによれば、高温で加熱したとしても、本体部1に対してリム部2がずれることを抑制することができる。
本発明のインクジェット印刷装置Iは、媒体にインクを付与することにより、文字や図柄を印刷するための装置として利用できる。かかるインクジェット印刷装置Iによれば、上記加熱ドラムDを有するため、高温で加熱したとしても、本体部1に対してリム部2がずれることを抑制することができる。
1・・・本体部
1a・・・切り欠き部
1b・・・細幅切り欠き部
1c・・・溝部
13・・・バンドヒーター
13a・・・電源端子
13b・・・熱電対
13c・・・サーモスタット
2・・・リム部
21,22・・・端部
2a・・・リム側切り欠き部
2b・・・リム用留め具穴
3・・・軸芯
3a・・・電源用ロータリーコネクタ
3b・・・信号用ロータリーコネクタ
4・・・爪部
4a・・・引っ掛け部
4b・・・押さえ部
4c・・・爪用留め具穴
5・・・留め具
61・・・給紙部
62・・・印刷部
63・・・回収部
70・・・プルローラ
71・・・テンションローラ
D・・・加熱ドラム
H・・・乾燥装置
H1,H2,H5,H6・・・距離
H3,H4・・・幅
I・・・インクジェット印刷装置
K1・・・第1結合部
K2・・・第2結合部
P・・・段部
S・・・穴部
X・・・印刷体
X1・・・媒体

Claims (7)

  1. 長尺状の媒体を案内すると共に加熱乾燥するため、円筒状の本体部と、該本体部の両端に取り付けられた円盤状のリム部と、該リム部に取り付けられた軸芯と、を備えた加熱ドラムにおいて、
    前記本体部の内周面の縁部には、周方向に延びる切り欠き部が設けられ、
    前記切り欠き部よりも内部側の前記本体部の内周面には周方向に延びる溝部が設けられ、
    前記切り欠き部と前記溝部とは互いに平行となっており、
    前記リム部が前記切り欠き部に嵌め込まれ、
    前記リム部には爪部が留め具により固定され、
    該爪部の引っ掛け部が前記溝部に遊嵌されている加熱ドラム。
  2. 前記本体部の側面と前記リム部の表面とが面一となっている請求項1記載の加熱ドラム。
  3. 前記本体部の内周面の縁部には、周方向に延びる細幅切り欠き部が更に設けられ、且つ、前記切り欠き部と前記細幅切り欠き部とが交互に配列されており、
    前記細幅切り欠き部の幅が、前記切り欠き部の幅よりも小さくなっており、
    前記リム部に、複数のリム側切り欠き部が一定の間隔をおいて設けられており、
    前記リム部の前記リム側切り欠き部が設けられてない端部が、前記切り欠き部に嵌め込まれ、
    前記リム部の前記リム側切り欠き部が設けられた端部が、前記細幅切り欠き部に嵌め込まれている請求項1又は2に記載の加熱ドラム。
  4. 前記リム部には、複数の穴部が設けられており、
    前記穴部から前記爪部が留め具により前記リム部に固定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱ドラム。
  5. 前記リム部の表面積のうち、複数の前記穴部が占める表面積の和の割合が、30%以上である請求項4記載の加熱ドラム。
  6. 長尺状の媒体を搬送しながら印刷するための印刷部と、
    該印刷部により、前記媒体に印刷が施された印刷体を搬送しながら乾燥するための乾燥装置と、
    を備え、
    前記印刷部が、複数のインクジェット印刷用ヘッドからなるものであり、
    前記乾燥装置が請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱ドラムを有するインクジェット印刷装置。
  7. 前記加熱ドラムが上流側と下流側とに並設されている請求項6記載のインクジェット印刷装置。
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