JP2020022671A - 遊技球振分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の動きを見た目で面白くし得る遊技球振分装置を備え、遊技性を向上させる弾球遊技機を提供する。【解決手段】スリ鉢形に形成された球受皿10a,10bと、球受皿の中央部に上面が球受皿の底面部と連なるように水平に配設された平面円形の回転体13a,13bと、回転体を水平面内で回転させる回転駆動機構とからなり、回転体の中心部に球流落口14a,14bが形成され、球受皿内に流入した遊技球Pは回転体が回転する際に回転体の上面との摩擦により遠心力やスピンが掛かることで球受皿内にて継続的に転動し、球受皿の外周縁より流出したり球流落口に流落するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機,アレンジボール遊技機,雀球遊技機等のパチンコ球を遊技媒体とする遊技機において、流入した遊技球を複数の流路に振り分ける遊技球振分装置に関するもので、特にはスリ鉢形の球受皿に遊技球を流入させて遊技球を振り分ける装置に関するものである。
一般に遊技球振分装置は、遊技盤の遊技領域に設けられ、該遊技領域から流入した遊技球を複数の流路のうちいずれかに誘導し、遊技機の遊技性に大きく影響を与えている。また、近年のパチンコ遊技機等の弾球遊技機には、液晶表示装置等の大型ディスプレイに単にアニメーション等の動画を表示するだけでなく、遊技球振分装置と該ディスプレイの表示とを連動させてインパクトのある演出をするものも存在している。
下記特許文献1に示された遊技球振分装置は、クルーンと称されるスリ鉢状の皿が上下2段に配置され、該各皿の中央部には3つの球流落口が形成されていて、上段のクルーンに流入した遊技球はその3つの球流落口のうちの特定の球流落口に入ると下段のクルーンに導かれ、さらにその遊技球が3つの球流落口のうちの特定の球流落口に入ると、特定遊技状態に移行するように構成され、該各クルーンにおける遊技球の動きを遊技者が視認できるように構成したものである。
また、下記特許文献2に示された遊技球周回装置は、クルーンの中央に電動モータによって回転駆動される円筒状の回転リングを配置し、該回転リングには上方に突出する突出部が三角波状(鋸歯状)に形成され、該突出部の間を遊技球が通過可能にし、該回転リングの中心部に遊技球が流落する3つの球流落口が開設され、遊技球がどの球流落口に入るかにより遊技球が振り分けられるようにしたものである。
特開2008−458号公報 特開2006−6773号公報
ところで、特許文献1に示された遊技球振分装置は、上下の各クルーンにおいて特定の球流落口に遊技球が入る確率は3分の1であるので、特定遊技状態になる確率は常に9分の1という一定の確率にしかならないものであった。このため、遊技中の状況変化が乏しく、面白味が少なく、遊技が単調になり易いという問題がある。
なお、一般に電子回路により常に一定の確率で大当たりや確変等の遊技者にとって有利な状況が到来するように構成された弾球遊技機もまた単調になり易いので、遊技に面白味がないという問題がある。
また、特許文献2に示された装置は、遊技球の動きが画一的になり易いとともに、回転リングの中心部に複数の球流落口を接近して設けねばならないので、遊技球が高速で激しく動くことと相俟って、遊技球が球流落口に入る瞬間が見届けられないため、どの球流落口に入ったのかが分かりにくく、そのために十分な娯楽性が得られないという問題がある。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決し得る遊技球振分装置を提供しようとするもので、スリ鉢形に形成された球受皿と、該球受皿の中央部に上面が該球受皿の底面部と連なるように配設された円形状の回転体と、該回転体を水平面内で回転させる回転駆動機構とからなり、該回転体の中心部に球流落口が形成され、該球受皿内に流入した遊技球は該回転体が回転する際に該回転体の上面との摩擦により遠心力やスピンが掛かることで該球受皿内にて継続的に転動し、該球受皿の外周縁より流出したり前記球流落口に流落するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記遊技球振分装置を隣接して複数個配置し、該遊技球振分装置の前記球受皿の外周縁から流出した遊技球を他の遊技球振分装置の球受皿に移動可能に設け、一方の遊技球振分装置の球流落口に遊技球が流落した場合に他方の遊技球振分装置の球流落口に遊技球が流落するよりも遊技者にとって有利になるように球流落口に優劣の差異を設けてなることを特徴とする。
また本発明は、外周縁部に形状の異なる複数種類の球保持孔が形成された回転円盤を傾斜面内で外周縁部に形状の異なる複数種類の球保持孔が形成された回転円盤を傾斜面内で回転動するように支持した球戻機構を前記球受皿の一側縁に設け、前記球受皿の外周縁から流出した遊技球が前記回転円盤の球保持孔に保持され、該球保持孔には受け入れられた遊技球を前記遊技球振分装置内で循環する循環球として導く循環球保持孔を有し、該循環球保持孔には形状に従い前記球受皿に戻す戻入球保持孔と、他の部位に排出する排出球保持孔との種別を有することを特徴とする。
また本発明は、前記回転円盤の循環球保持孔に隣接し形成され、遊技領域から遊技球が入球することで該遊技球が隣接する循環球保持孔に遊技球が入球するのを阻止する流入阻止球保持孔を有し、該流入阻止球保持孔は入球した遊技球を前記遊技球振分装置内で循環させることのない非循環球とする非循環球保持孔として前記循環球保持孔と高低差をもって配設し、遊技領域からの遊技球を前記回転円盤の循環球保持孔又は非循環球保持孔のいずれかに流入させるよう切り替え可能とする流路切替機構を備えていることを特徴とする。
また本発明は、前記球戻機構は傾斜状に形成されたケース体内にて前記回転円盤が回転動するように設けられ、該ケース体の下縁部に前記球受皿から流出した遊技球を該回転円盤の球保持孔に流入させる球受入口を形成するとともに、該ケース体の上縁部に球開放口を形成し、該ケース体の中央部に傾斜スロープを形成し、前記球開放口から放出された遊技球が該傾斜スロープ上を滑落し前記球受入口を飛び越すようにジャンプすることで前記球受皿に戻されるようにしたことを特徴とする。
遊技球が種々の態様にて画一的でない動きを伴って振り分けられる。このためその状況を見る遊技者を飽きさせることがなく、遊技機の趣向性を増大させる。
本発明に係る遊技球振分装置の斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の底面図。 図2のA−A線断面矢視図。 本発明に係る遊技球振分装置の分解斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球受皿の分解斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球受皿の底面図。 図6のB−B線断面矢視図。 図7の作動状態図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の分解時の上方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の分解時の下方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構のローターの分解斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の要部の斜め前方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の要部の前方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の側方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の前方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の側面図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の分解時の上方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の球戻機構の分解時の下方からの斜視図。 本発明に係る遊技球振分装置の流路切替機構の縦断面図。 本発明に係る遊技球振分装置の流路切替機構の縦断面図。
図1に示したように、この実施形態に示した遊技球振分装置は、第1ゾーンAと第2ゾーンBとを隣りあわせに形成し、第1ゾーンAに球受皿10aを配設し、第2ゾーンBに球受皿10bを配設している。そして、球受皿10aの一側縁に球戻機構11aを設け、球受皿10bの一側縁に球戻機構11bを設け、一方の球戻機構11aの上部に流路切替機構12を設けている。
球受皿10a,10bは、下面が開口した箱状の組付台10の上面に並設され、該球受皿10a,10bの底面はいずれも中心方向に向かって低くなる緩い傾斜状、即ちスリ鉢状に形成している。そして、該球受皿10a,10bの中央部に平面円形の回転体13a,13bを水平に設けている。なお、該回転体13a,13bの上面の外周縁は球受皿10a,10bの底面と段差なく連なるようにするとともに、該回転体13a,13bの上面は中心部に向けて徐々に低くなる緩い傾斜状に形成されている。そして、該回転体13a,13bの中心部に球流落口14a,14bを形成する。なお、該球流落口14a,14bは該回転体13a,13bの下面中心に形成された垂下筒15a,15bに形成され、該垂下筒15a,15bの外周に歯車16a(図3、図7),16bを形成している。そして、図5に示したように組付台10の上面に突設された小筒体17a,17bの外周に該垂下筒15a,15bを遊嵌することで該回転体13a,13bを回転自在に支持する。なお、前記球流落口14a,14bの周囲には複数の半球状の小突起からなる障害部18a,18bを形成している。
上記回転体13a,13bを水平面内で回転動させる回転駆動機構20a,20bは、前記組付台10内に電気的駆動源たる一対のモータ21a,21bを複数のビス22により固設し、該各モータの回転軸を該組付台10上に突出させて歯車23a,23bに圧入することで固設し、該歯車23a,23bを前記歯車16a,16bに噛合させてなる。
この一方の球流落口14aと他方の球流落口14bとでは、遊技球Pが流落した場合に、いずれか一方が遊技者にとって有利であり、他方が相対的に不利となるように設定される。即ち、一方のゾーンの球流落口に遊技球Pが流落した場合に他方のゾーンの前記球流落口に流落するよりも遊技者にとって有利になるように両ゾーンの球流落口に優劣の差異が設けられる。例えば、球流落口14aに遊技球Pが流落した場合は周知の大当たりが発生し、パチンコ機等の弾球遊技機における遊技盤の遊技領域に設けられている大入賞口(図示せず)が繰り返し開状態になることで多数の遊技球Pが該大入賞口に入賞可能なるようにし遊技者にとって非常に有利になるのに対し、球流落口14bに遊技球Pが流落した場合はこのような特別状態には至らず該遊技球Pは一個のハズレ球として処理されるにすぎない。従ってこうした設定である場合、第1ゾーンAの球受皿10aに遊技球Pがあるときは大当たり発生への期待を十分に持ち得るので有利であるのに対し、第2ゾーンBの球受皿10bに遊技球Pがあるときはこうした期待を持つことができず遊技者にとって不利な状況になる。
次に組付台10上に設けられる球移送手段30a,30bを説明する。該球移送手段30a,30bは、組付台10上であって球受皿10aの外側奥方部位に球通路31aを形成し、組付台10上であって球受皿10bの外側前方部位に球通路31bを形成し、球受皿10aと球受皿10bとの間隔部位に遊技球持上装置32を設けている。該球通路31aと球通路31bはいずれも平面略J字状に湾曲して形成されているとともに、遊技球持上装置32の方向に向けて緩やかな下向傾斜状に形成されている。なお、該球通路31a,球通路31bの途中に遊技球Pが通ったことを検知する通過球センサ(図示せず)を設けている。
前記遊技球持上装置32は、球受皿10aおよび球受皿10bよりも高さのある箱形部33を球受皿10aと球受皿10bの間にビス33′により固設し、該箱形部33の底面及び一側面を切り欠いて形成された流入口33aに前記球通路31aの下流端を連通させるとともに、該流入口33aと反対側の該箱形部33の底面及び他側面を切り欠いて形成された流入口33bに前記球通路31bの下流端を連通している。また、箱形部33の球受皿10aと相対する側壁部に流出口34aを形成し、箱形部33の球受皿10bと相対する側壁部に流出口34bを形成している。そして該箱形部33の下方にて棒状部35aと棒状部35bとを一体的に略∪字形に形成してなる昇降部材35を組付台10の下方から球移送手段30a,30bの球通路31a,31bを貫通し該球通路31a,31b内へ上下方向に進退動可能に設け、組付台10内に設けられたソレノイド36を作動させることにより第1リンク37と第2リンク38を介して該昇降部材35が上下動するようにする。即ち、図5〜図8に示したように組付台10内に支持片39をビス39′により固設し、該支持片39に連結ピン40により連結された第1リンク37と第2リンク38とを支軸41,42によりそれぞれ揺動可能に枢着し、該第1リンク37の先端部にソレノイド36の作動杆36aを枢着するとともに、第2リンク38の先端部に形成された長孔38aに前記昇降部材35の下端部に貫挿された支軸43を遊嵌し、ソレノイド36の作動杆36aが上下動すると昇降部材35が上下動するようにしている。
なお、該昇降部材35の棒状部35aの上端面35a′は前記流出口34aと相対する側が低くなる傾斜面状に形成され、棒状部35bの上端面35b′は前記流出口34bと相対する側が低くなる傾斜面状に形成されている。このため、図7に示したように、該昇降部材35が下降しているときに、前記流入口33aより遊技球Pが流入すると該遊技球Pは該上端面35a′上に乗り、その状態で昇降部材35が上昇すると、図8に示したように、該遊技球Pは流出口34aから流出して球受皿10aに入る。また、該昇降部材35が下降しているときに、前記流入口33bより遊技球Pが流入した場合も該遊技球Pは該上端面35b′上に乗り、その状態で昇降部材35が上昇すると流出口34bから流出して球受皿10bに入るようになる。
次に、第1ゾーンAに属する球戻機構11aと、第2ゾーンBに属する球戻機構11bの構成を説明する。球戻機構11aと球戻機構11bとは、図4に示したように前記組付台10の両端縁に形成された取付部44と取付部45に組付板50aと組付板50bをいずれも45度程度の傾斜状となるようにビス51により固設している。なお、この球戻機構11aと球戻機構11bは、それぞれ組付板50aと組付板50bの上面に配設することにより、球受皿10a,10bの一側縁に左右対称的に、しかも遊技者が見易いようにそれぞれに前方斜め内向きに配置される。
一方の球戻機構11aの構成から先に図9〜図16に従い説明する。前記組付板50aの背面にモータ52aをビス53により固着し、該モータ52aの回転軸を組付板50aに形成された筒孔54から突出させ該回転軸に歯車55を圧入することで固設する。また該組付板50aの中央部背面に形成された支持筒56に支軸57を嵌着し該支軸57を該組付板50aの前面に突出させる。さらに該組付板50aの一側縁に取付片58を一体に形成し、該取付片58にロータリーソレノイド59をビス59aにより固着し、該ロータリーソレノイド59の作動軸に開閉弁60を圧入することで固設し、該開閉弁60が該ロータリーソレノイド59の作動により該組付板50aの前面に傾倒することによって出没動するようにする。
また、該組付板50aの上面に透明なプラスチックにより略ドーム形に形成されたケース体61aをビス62により固着する。また、下部円盤体63a上に上部円盤体64aを重合し該下部円盤体63aと上部円盤体64aとをビス65により固着して回転円盤66aを形成し、該回転円盤66aを前記ケース体61a内に収容し、該下部円盤体63aの中心部に形成された筒部67に前記支軸57を貫挿することで該回転円盤66aを該ケース体61a内において約45度の傾斜面内にて回転自在になるように支持するとともに、下部円盤体63aの下面に一体に形成された歯車67aを前記歯車55に噛合させ、前記モータ52aの作動で該回転円盤66aが該ケース体61a内において傾斜面内で回転動するようにする。
図11に拡大して示したように、前記上部円盤体64aの外周縁には等間隔で9箇所に球保持孔68〜76が形成され、該各球保持孔68〜76は該上部円盤体64aの上面に亘って開口しているとともに、該各球保持孔68〜76のうち球保持孔68と球保持孔71と球保持孔74については遊技球Pが該上部円盤体64aの半径方向に行き来できるように該上部円盤体64aの中心部付近まで延設され戻入球保持孔として形成されている。一方、球保持孔68と球保持孔71との間に形成された球保持孔69と球保持孔70、および、球保持孔71と球保持孔74との間に形成された球保持孔72と球保持孔73、および、球保持孔74と球保持孔68との間に形成された球保持孔75と球保持孔76は、中心部付近まで延長されることなく行き止まりとなる排出球保持孔69,70,72,73,75,76として形成されている。なお、前記戻入球保持孔68,71,74と前記排出球保持孔69,70,72,73,75,76とは上部円盤体64a(回転円盤66a)の同一の回転軌道上にそれぞれの開口が位置するように配置されている。さらに、排出球保持孔69,70,72,73,75,76の近傍には上下の高低差を有し(より低い位置にて)所定の角度ずらした保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′が形成されている。該保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′は遊技領域からの遊技球Pのみを受け入れ、該保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが入球した場合にはその上方に位置し連通する前記排出球保持孔69,70,72,73,75,76に入球しようとする遊技球Pがあっても先に入球した遊技球P自体が当接しその進入を阻止する流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′として形成されている。なお、上部円盤体64aの下方は開口しており、前記流入阻止球保持孔69′,70′の下方開口と下部円盤体63aの上面に形成したリブ77により区画した球受部69a,70aとを相対させている。また同様に前記流入阻止球保持孔72′,73′の下方開口と下部円盤体63aの上面に形成したリブ77により区画した球受部72a,73aとを相対させ、前記流入阻止球保持孔75′,76′の下方開口と下部円盤体63aの上面に形成したリブ77により区画した球受部75a,76aとを相対させている。このためこの6つの流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′は図12に示したように遊技球Pが該各球受部69a,70a,72a,73a,75a,76aの上面に受け支えられて保持される。この際上方に位置する排出球保持孔69,70,72,73,75,76には遊技球Pが流入しようとしても、前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に保持された遊技球Pが先に当接するよう排出球保持孔69,70,72,73,75,76側にはみ出して保持されることからその進入を阻止する。従って該流入阻止球保持孔と該排出球保持孔には同時に遊技球Pが入球しないようになっている。このように流入阻止球保持孔と排出球保持孔は互いが連通するように上下の高低差をもって形成され各々の保持孔が遊技球Pを1個ずつ保持し得るようになっているのでダブル保持孔とも称す。一方で前記球保持孔68,71,74は1個の遊技球Pを保持し得るだけであるのでシングル保持孔とも称する。なお、各球保持孔69,70,72,73,75,76の上端開口縁にはそれぞれ球導入斜面69a′,70a′,72a′,73a′,75a′,76a′が該回転円盤66aの回転方向の下流に向けて形成され、円周方向から該各球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが流入し易いようにしている。さらに、先に流入阻止球保持孔に遊技球Pが入球した状態でその上方に位置し連通する排出球保持孔へ後述するケース体61aの球受入口87aから遊技球Pが入球しようとしても先に流入阻止球保持孔に入球した遊技球Pによって阻害され該排出球保持孔には入球されない。そして入球されなかった遊技球Pは上記ケース体61aの球受入口87aの端部である囲壁86付近にて滞留することになり次にくる排出球保持孔または戻入球保持孔へ導かれることになるがその際のスロープとしての役割も有している。
また、前記ケース体61aは前記組付板50aの傾斜に合わせて固定した状態で外周壁面78の上方位置となる部位に非循環球流入孔80と循環球流入孔81を少しの間隔を離して開設している。即ち、遊技領域からの遊技球Pを後述する流路切替機構12を介し流入阻止球保持孔へ連通する非循環球流入孔80と、遊技領域からの遊技球Pを後述する流路切替機構12を介し戻入球保持孔または排出球保持孔へ連通する循環球流入孔81とを少しの間隔を離し上下の高低差をもって開設している。
そして非循環球流入孔80は前記回転円盤66aが回転した際に前記流入阻止球保持孔と相対するように開設されており、その相対した状態の時に後述する流路切替機構12から分岐した遊技球Pを受け入れることとなる。また、循環球流入孔81は前記回転円盤66aが回転した際に前記戻入球保持孔または排出球保持孔と相対するように開設されており、その相対した状態の時に後述する流路切替機構12から分岐した遊技球Pを受け入れることになる。
なお非循環球流入孔80は下部円盤体63aの外周縁の上面上部から上部円盤体64aの外周縁に亘って相対するように開設されているのに対し、循環球流入孔81は上部円盤体64aの外周縁にだけ相対するように開設されている。また、同様にケース体61aを前記組付板50aの傾斜に合わせてに固定した状態で外周壁面78の斜め下方位置となる部位に非循環球流出孔83と球流出孔84aを上下の高低差をもって開設している。また球流出孔84aは前記循環球流入孔81と同じく上部円盤体64aの外周縁にだけ相対するように開設されている。そして、非循環球流出孔83は前記非循環球流出孔80と同じく前記回転円盤66aが回転した際に前記流入阻止球保持孔と相対するように開設されており、該非循環球流出孔83には前記開閉弁60が設けられ、該開閉弁60により非循環球流出孔83が開閉され、該非循環球流出孔83が開動することによって前記流入阻止球保持孔にストックされていた遊技球Pを排出可能にしている。また球流出孔84aは前記循環球流入孔81と同じく前記戻入球保持孔または排出球保持孔と相対するように開設されている。そして、該球流出孔84aを前記球通路31aと連通させ、該球流出孔84aと前記排出球保持孔69,70,72,73,75,76とが相対した状態で該排出球保持孔69,70,72,73,75,76にて受け入れられていた遊技球Pは排出され前記球通路31aにより第2ゾーン側へ導かれる。
なおその一方の球流出孔83は前記非循環球流入孔80と同じく下部円盤体63aの外周縁の上面上部から上部円盤体64aの外周縁に亘って相対するように開設され、該非循環球流出孔83の外側に前記開閉弁60が対峙し、該開閉弁60により該非循環球流出孔83が開閉されるようにしている。
また、該ケース体61aの上面壁85の上面に該上面壁85の傾斜上部から傾斜下部に亘って縦断状なるように囲壁86を形成し、該囲壁86内であって該ケース体61aの下縁部に前記球受皿10aの外周縁と相対するように横幅大きめの球受入口87aを開設するとともに、該囲壁86内であって該ケース体61aの上縁部に球開放孔88aを開設し、さらに該球開放孔88aの下流に平面扇形状の傾斜スロープ89aを形成し、該傾斜スロープ89aが前記球受入口87aの上方に庇状に被る形態に形成する。なお、球受入口87aは球受皿10aの外周壁に形成された切欠開口10a′から流出した遊技球Pが受け入れるように形成され、傾斜スロープ89aは該遊技球Pの受け入れの邪魔にならないように球受入口87aの上方に離間して形成され、しかも上向きに傾斜する庇状に形成される。
前記戻入球保持孔68,71,74と前記排出球保持孔69,70,72,73,75,76は、遊技領域から後述する流路切替機構12によって前記循環球流入孔81へ導かれた遊技球Pと球受皿10aの外周縁である切欠開口10a′からケース体61aの球受入口87aへ導かれた遊技球Pとを受け入れるように構成されており、前記戻入球保持孔68,71,74と前記排出球保持孔69,70,72,73,75,76は、受け入れた遊技球Pを遊技球振分装置内で循環する循環球として取り扱う循環球保持孔としての役割を有している。
また、前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′は、遊技領域から後述する流路切替機構12によって前記非循環球流入孔80へ導かれた遊技球Pしか受け入れることができないように構成されており、前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′は、受け入れた遊技球Pを前記開閉弁60が開動するまで前記球戻機構11a内にて保持し非循環球として取り扱う非循環球保持孔としての役割を有している。
なお、球戻機構11aを水平状に配置した場合には、循環球保持孔(排出球保持孔・戻入球保持孔)と非循環球保持孔(流入阻止球保持孔)との高低差は、循環球流入孔81と非循環球流入孔80の高低差に一致する。
さらに、球流出孔84aと非循環球流出孔83から排出される遊技球Pの排出位置との高低差とも一致する。
次に球戻機構11bの構成を図17,図18に従い説明する。球戻機構11bは、前記球戻機構11aと同様に、組付板50bの背面にモータ52bをビス53により固着し、該モータ52bの回転軸を組付板50bに形成された筒孔54から突出させ該回転軸に歯車55を圧入することで固設する。また該組付板50bの中央部背面に形成された支持筒56に支軸57を嵌着し該支軸57を該組付板50bの前面に突出させる。また、該組付板50bの前面に透明なプラスチックにより略ドーム形に形成されたケース体61bをビス62により固着する。また、下部円盤体63b上に上部円盤体64bを重合し該下部円盤体63bと上部円盤体64bとをビス65により固着して回転円盤66bを形成し、該回転円盤66bを前記ケース体61b内に収容し、該下部円盤体63bの中心部に形成された筒部67に前記支軸57を貫挿することで該回転円盤66bを該ケース体61b内において約45度の傾斜面内で回転自在になるように支持するとともに、下部円盤体63bの下面に一体に形成された歯車67bを前記歯車55に噛合させ、前記モータ52bの作動で該回転円盤66bが該ケース体61b内で回転動するようにする。
前記上部円盤体64bの外周縁には等間隔で9箇所に球保持孔91〜99を形成している。該各球保持孔91〜99は該上部円盤体64bの上面に亘って開口するように形成されているとともに、該各球保持孔91〜99のうちの球保持孔91,92,94,95,97,98については遊技球Pが該上部円盤体64bの半径方向に行き来できるように該上部円盤体64bの中心部付近まで延設され戻球保持孔として形成されている。一方、球保持孔93,96,99はこのように延設されておらず排出球保持孔として形成されている。このため該球保持孔93,96,99に流入した遊技球Pは該上部円盤体64bの中心部付近まで移動することはない。なお、下部円盤体63bには前記下部円盤体63aのような球受部は形成されていない。従って、この回転円盤66bは、各球保持孔91〜99にそれぞれ一個だけ遊技球Pを保持できる構成である。
また、前記ケース体61bは前記組付板50bの傾斜に合わせて固設した状態で外周壁面78の斜め下方位置となる部位に球流出孔84bを開設している。該球流出孔84bは前記回転円盤66bが回転した際に前記戻入球保持孔91,92,94,95,97,98または排出球保持孔93,96,99と相対するように開設されている。そして、該球流出孔84bを前記球通路31bに連通させ、該球流出孔84bと前記排出球保持孔93,96,99が相対した状態で該排出球保持孔93,96,99にて受け入れられていた遊技球Pは排出され、該遊技球Pは前記球通路31bにより第1ゾーン側へ導かれる。
また、該ケース体61bの上面壁85の構成は前記ケース体61aと同様であり、前記球受入口87aに相当する球受入口87bが球受皿10bの外周壁に形成された切欠開口10b′と相対するように形成され、囲壁86内に前記球開放孔88aに相当する球開放孔88bが開設され、該球開放孔88bの下流に傾斜スロープ89bが前記球受入口87bの上方に庇状に被るように形成されている。
前記戻入球保持孔91,92,94,95,97,98と排出球保持孔93,96,99は、球受皿10bの外周縁である切欠開口10b′からケース体61bの球受入口87bへ導かれた遊技球Pしか受け入れることができないように構成されており、前記戻入球保持孔91,92,94,95,97,98と排出球保持孔93,96,99は、受け入れた遊技球Pを遊技球振分装置内で循環する循環球として取り扱う循環球保持孔としての役割を有している。
なお、球戻機構11bを水平状に配置した場合には、循環球保持孔(排出球保持孔・戻入球保持孔)の取付板50bからの高さは、球排出孔84bの取付板50bからの高さに一致する。
次に前記球戻機構11aの上部に設けることで遊技球Pを前記非循環球流入孔80または循環球流入孔81に流入させる流路切替機構12を図19,図20に従い説明する。この流路切替機構12は、前記組付板50aの上縁部にビス12aにより固定され、上端部に球入口100を設け、鉛直に形成された整流樋101の途中に支軸102により回転自在なるように球止部材103を支持し、該球止部材103に突設された係合軸104をソレノイド105の作動片106に係合している。該球止部材103の下流は第1路112と第2路113に分岐され、その分岐部に切替弁107を支軸108により回転自在に支持し、該切替弁107に突設された係合軸109をソレノイド110の作動片111に係合している。
このため、球入口100より流入した遊技球Pは球止部材103によって一時停止され、ソレノイド105が励磁と消磁を繰り返す度に該遊技球Pを一個ずつ流下させる。そして切替弁107の状態に従い該遊技球Pは第1路112または第2路113に流下し、第1路112を流下した遊技球Pは前記非循環球流入孔80に流入し、第2路113を流下した遊技球Pは前記循環球流入孔81に流入する。
非循環球流入孔80に流入した遊技球Pは、回転円盤66aに形成されたダブル保持孔である前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′のうちのいずれかに流入し、該流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′内底部の球受部69a,70a,72a,73a,75a,76a上に保持される。なお、回転円盤66aは前記モータ52aの動力により時計方向に低速回転するので、遊技球Pが流入してくるタイミングにより流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′のうちのどこに流入するかが決まる。また前記循環球流入孔81より流入した遊技球Pは、球保持孔68〜76のいずれかに流入する。なお、球保持孔68〜76のうちの排出球保持孔69,70,72,73,75,76については、遊技球Pが流入しても通常は該排出球保持孔69,70,72,73,75,76にて保持されることとなる。しかし、該排出球保持孔69,70,72,73,75,76の下方に位置する前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に先に遊技球Pが保持されている場合はその遊技球Pと接触し進入が阻まれることにより該排出球保持孔に遊技球Pが入球することができず、次いで循環球流入孔81と相対する位置に来る戻入球保持孔68,71,74や下方の流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが保持されていない排出球保持孔69,70,72,73,75,76に流入することとなる。
このように排出球保持孔69,70,72,73,75,76については遊技球Pが先に流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に保持されているかどうかでその排出球保持孔69,70,72,73,75,76に入球できるかが変わる。従って流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが保持されていればいるほど排出球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが入球しないこととなり戻入球保持孔68,71,74へ入球する確率を上昇させることを可能としている。なお、こうした遊技球Pの保持状況はケース体61aが透明であることから遊技者は見ることができる。
そして、回転円盤66aが回転し戻入球保持孔68,71,74に保持された遊技球Pが該回転円盤66aの傾斜上部に位置するようになると、該遊技球Pは該戻入球保持孔68,71,74の中を該回転円盤66aの中心部に向けて自重で移動し、前記球開放孔88aから囲壁86内に放出される。放出された遊技球Pは前記傾斜スロープ89a上に滑落し、該傾斜スロープ89aから勢いよく飛び出すことにより前記球受入口87aを飛び越して球受皿10aに入る。このように遊技球Pはジャンプして球受皿10aに戻り、躍動感のある動きをするので、遊技者の趣向性を増大させる。一方、排出球保持孔69,70,72,73,75,76に保持された遊技球Pは球開放孔88aから放出されることなく、前記球流出孔84aに該排出球保持孔69,70,72,73,75,76が相対するようになると該球流出孔84aから前記球通路31aに放出される。
球受皿10aに入った遊技球Pは、中心方向に向かって転動し回転体13aの上面に乗る。該回転体13aは前記モータ21aにより回転させているので、該回転体13aの上面との摩擦により該遊技球Pに遠心力やスピンが掛かり、該球受皿10aの外周方向に飛ばされるとともに、該球受皿10aがスリ鉢状に形成されていることから自重で次第に内方に転動してまた該回転体13a上に来る。このため該遊技球Pは該球受皿10a内にて長時間滞在し、該球受皿10aの外周縁と相対する前記球受入口87aに流出したり、或いは中心部の球流落口14aに流落したりする。球流落口14aに遊技球Pが流落すると、上述したように例えば特別状態のような遊技者にとって有利な状況が招来する。一方、遊技球Pが球受皿10aの外周縁に跳ね飛ばされ切欠開口10a′より前記球受入口87aに流落すると、該遊技球Pは前記球保持孔68〜76のいずれかに入る。例えば、戻入球保持孔68,71,74に入ると該遊技球Pは回転円盤66aが約180°回転することにより前記球開放孔88aから再び放出されて球受皿10aに戻ってくる。このため球流落口14aに遊技球Pが流落するチャンスが再来する。一方、排出球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが入球し保持されると前記回転円盤66aが約230°回転することにより該遊技球Pは前記球流出孔84aから球通路31aに放出され第2ゾーンBへ導かれて行くことになる。また、前記流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが入球し保持されている場合には、その上方に位置する排出球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが入球しようとしても該流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に保持されている遊技球Pと当接しその進入が阻まれることになり該排出球保持孔には遊技球Pが入球することができない。そして、次の順番でくる戻入球保持孔68,71,74や下方の流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが保持されていない排出球保持孔69,70,72,73,75,76に流入することとなる。従って、流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に遊技球Pが保持されていればいるほど排出球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが入球しないこととなり、戻入球保持孔68,71,74へ入球する確率が上昇する。このような構成を採用することで第1ゾーンA内にてより長く滞在する確率を高めさらに循環する遊技球Pが球流落口14aに流落する確率を上げる変更を可能とした。
こうして球通路31aに放出された遊技球Pは、該球通路31aを流下し、前記遊技球持上装置32の流入口33aより箱形部33内に入り、ソレノイド36の作動で昇降部材35が上昇動することで流出口34bから放出されて球受皿10bに入る。球受皿10bに入った遊技球Pは、前記球受皿10aに入った場合と同様に、回転体13bの上面との摩擦により遠心力やスピンが掛かり、該球受皿10b内にて継続的に転動し、該球受皿10bの外周壁の切欠開口10b′より前記球受入口87bに流入したり中心部の前記球流落口14bに流落したりする。球流落口14bに流落すると例えば特別状態には至らず遊技者にとって不利な結果となる。また、遊技球Pが球受入口87bに流入すると、該遊技球Pは回転円盤66bの球保持孔91〜99の内のいずれかに保持され、戻入球保持孔91,92,94,95,97,98に保持された遊技球Pは該回転円盤66bが回転することで前記球開放孔88bから囲壁86内に放出され、放出された遊技球Pは前記傾斜スロープ89b上に滑落し、該傾斜スロープ89bから勢いよく飛び出すことにより球受皿10bに戻される。従ってまた該遊技球Pには球流落口14bに流落する可能性が再来する。一方、遊技球Pが排出球保持孔93,96,99に保持されると該遊技球Pは前記球流出孔84bから前記球通路31bに放出され、該球通路31bを流下し、前記遊技球持上装置32の流入口33bより箱形部33内に入り、ソレノイド36の作動で昇降部材35が上昇動することで流出口34aから放出され球受皿10aに入る。このため該遊技球Pは該球受皿10a内にて再び転動するようになり、遊技者は該遊技球Pが球流落口14aに流落し特別遊技状態が発生する期待をまたも持つことができるようになる。
なお、前記球流落口14a,14bの周囲に形成された障害部18a,18bは、流入しようとする遊技球Pが該障害部18a,18b(図4,図5)に衝突し、該遊技球Pを跳ね飛ばす可能性があるので、該遊技球Pの挙動を一律でなく一層複雑で興味あるものにする。
また、回転体13a,13bの回転速度が遅いと遊技球Pは球流落口14a,14bに流入し易くなり、回転速度が速いと該球受皿10a,10b内における遊技球Pの動きが活発になるので、遊技球Pは球流落口14a,14bに流入し難くなる。このため回転体13a,13bの回転速度を変化させることにより遊技性に優れた興味深い趣向性の高いものとなる。
なお、前記遊技球持上装置32のソレノイド36は球通路31a,球通路31bに設けた通過球センサが遊技球Pを検知したことを契機として作動するようにすればよい。
また、前記ロータリーソレノイド59を作動させ球流出孔83を開くことにより、流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′に保持された遊技球Pは該球流出孔83から排出されるが、どのタイミングで排出するかや排出された遊技球Pの処遇をどのように設定するかは、遊技機の機種に従い様々で多種多様に設定し得る。
また、前記流路切替機構12の前記ソレノイド105,110をどのような契機で作動させるかについても機種の要望に従い自由に設定可能であるが、例えば、遊技機に設けられたディスプレイに抽選表示をし、前記非循環球流入孔80に流入させる遊技球Pの数が該抽選の結果に従って決定され、ソレノイド105,110が作動することでその抽選結果どうり遊技球Pが該流路切替機構12より球戻機構11aに送給されるようにすることができる。このため、例えば非循環球流入孔80または循環球流入孔81に1分毎に1個ずつ遊技球Pが供給されるようにすることで、遊技者にとって有利または不利な状況を時間の経過に従い変化させることが可能となる。そして、ソレノイド105を作動させることで遊技球Pが追加的に多数投入され、ソレノイド110を作動させることによっては該遊技球Pの投入先が前記戻入球保持孔または排出球保持孔と連通する循環球保持孔81か、流入阻止球保持孔と連通する非循環球流入孔80かのいずれかに導かれるように切り替えられ、これによっても有利または不利な状況、確率が変化する。このため遊技者が持つワクワクする期待感を増大させたり、或いは時として失望させるなど、遊技者を常に飽きることなく楽しませることができる。
また、本発明に係る遊技球振分装置は、以上説明したように、球受皿10aと球戻機構11aとからなる第1ゾーンAと、球受皿10bと球戻機構11bとからなる第2ゾーンBとを遊技球Pが行き来し、そのいずれかのゾーンの球受皿の球流落口に該遊技球Pが流落し得るようにしたので、遊技者はどの球流落口に遊技球Pが入ったのかを明確に視認することができるとともに、遊技球Pが両ゾーン間を移動する状況を見て、有利になったとか不利になったとかいう確率変化の状況を楽しむことができ娯楽性が増す。
また、球受皿10aおよび球受皿10bに入った遊技球Pは、回転体上面との摩擦により遠心力やスピンが掛かることで継続的に転動するとともに、面白い動きをするので、遊技者を大いに楽しませることができる。
また、球戻機構11aについては、流入阻止球保持孔69′,70′,72′,73′,75′,76′とその上方の排出球保持孔69,70,72,73,75,76とが連通して形成され、該流入阻止球保持孔に先に遊技球Pが保持されている場合にはその上方の排出球保持孔69,70,72,73,75,76に遊技球Pが流入しようとしても、先に流入阻止球保持孔に流入した遊技球Pと当接しその流入が阻まれることとなる。例えば、先に流入阻止球保持孔のうちどれか1つに遊技球Pが入球すると、遊技球振分装置内にて循環する遊技球Pおよび循環球流入孔81から投入される遊技球Pは6つの排出球保持孔のうち必ずどれか1つに入球することができなくなる。つまり、戻入球保持孔68,71,74へ入球する確率は9分の3から8分の3へと変化する。このような構成を採用することによって、遊技者にとって不利となる排出球保持孔69,70,72,73,75,76へ遊技球Pが入球する確率を減らし、第1ゾーンAにより長く滞在する可能性を高め遊技者にとって有利となる状況へと変化させることができる。このため流入阻止球保持孔に先に遊技球Pが保持されているかどうかによって、有利または不利な状況、確率が変化し、遊技者が持ち得る期待も変化し、遊技者を飽きさせないとともに、こうした遊技球Pの活動的な動きを見て楽しむことができる。
なおこの実施形態では、前記球受皿10a,10bにそれぞれ一つの球流落口14a,14bを形成したが、複数の球流落口が形成されていてもよい。
なおこの実施形態では、流入阻止球保持孔は排出球保持孔に対してのみその下方位置に連通するように設けられたが、戻入球保持孔に対しても設けることができる。
なおこの実施形態では、流入阻止球保持孔は排出球保持孔に対してその下方位置に連通するように所定の角度をずらし省スペース化を実現するよう設けられているが、所定の角度をずらすことなくその直下に位置させて形成することもできる。
10…組付台、 10a,10b…球受皿、 10a′,10b′…切欠開口、 11a,11b…球戻機構、 12…流路切替機構、 12a…ビス、 13a,13b…回転体、 14a,14b…球流落口、 15a,15b…垂下筒、 16a,16b…歯車、 17a,17b…小筒体、 18a,18b…障害部、 20a,20b…回転駆動機構、 21a,21b…モータ、 22…ビス、 23a,23b…歯車、 30a,30b…球移送手段、 31a,31b…球通路、 32…遊技球持上装置、 33…箱形部、 33′…ビス、 33a,33b…流入口、 34a,34b…流出口、 35a,35b…棒状部、 35a′,35b′…上端面、 36…ソレノイド、 36a…作動杆、 37…第1リンク、 38…第2リンク、 39…支持片、 39′…ビス、 40…連結ピン、 41,42…支軸、 43…支軸、 44,45…取付部、 50a,50b…組付板、 51…ビス、 52a,52b…モータ、 53…ビス、 54…筒孔、 55…歯車、 56…支持筒、 57…支軸、 58…取付片、 59…ロータリーソレノイド、 59a…ビス、 60…開閉弁、 61a,61b…ケース体、 62…ビス、 63a,63b…下部円盤体、 64a,64b…上部円盤体、 65…ビス、 66a,66b…回転円盤、 67…筒部、 67a,67b…歯車、 68,71,74…戻入球保持孔、 69,70,72,73,75,76…排出球保持孔、 69′,70′,72′,73′,75′,76′…流入阻止球保持孔、 69a,70a,72a,73a,75a,76a…球導入斜面、 77…リブ、 78…外周壁面、 80…非循環球流入孔、 81…循環球流入孔、 83,84a,84b…球流出孔、 85…前側上面壁、 86…囲壁、 87a,87b…球受入口、 88a,88b…球開放孔、 89a,89b…傾斜スロープ、 91,92,94,95,97,98…戻入球保持孔、 93,96,99…排出球保持孔、 100…球入口、 101…整流樋、 102…支軸、 103…球止部材、 104…係合軸、 105…ソレノイド、 106…作動片、 107…切替弁、 108…支軸、 109…係合軸、 110…ソレノイド、 111…作動片、 P…遊技球、 A…第1ゾーン、 B…第2ゾーン

Claims (5)

  1. スリ鉢形に形成された球受皿と、該球受皿の中央部に上面が該球受皿の底面部と連なるように配設された円形状の回転体と、該回転体を水平面内で回転させる回転駆動機構とからなり、該回転体の中心部に球流落口が形成され、該球受皿内に流入した遊技球は該回転体が回転する際に該回転体の上面との摩擦により遠心力やスピンが掛かることで該球受皿内にて継続的に転動し、該球受皿の外周縁より流出したり前記球流落口に流落するようにしたことを特徴とする遊技球振分装置。
  2. 前記遊技球振分装置を隣接して複数個配置し、該遊技球振分装置の前記球受皿の外周縁から流出した遊技球を他の遊技球振分装置の球受皿に移動可能に設け、一方の遊技球振分装置の球流落口に遊技球が流落した場合に他方の遊技球振分装置の球流落口に遊技球が流落するよりも遊技者にとって有利になるように球流落口に優劣の差異を設けてなることを特徴とする請求項1に記載した遊技球振分装置。
  3. 外周縁部に形状の異なる複数種類の球保持孔が形成された回転円盤を傾斜面内で回転動するように支持した球戻機構を前記球受皿の一側縁に設け、前記球受皿の外周縁から流出した遊技球が前記回転円盤の球保持孔に保持され、該球保持孔には受け入れられた遊技球を前記遊技球振分装置内で循環する循環球として導く循環球保持孔を有し、該循環球保持孔には形状に従い前記球受皿に戻す戻入球保持孔と、他の部位に排出する排出球保持孔との種別を有することを特徴とする請求項1または2に記載した遊技球振分装置。
  4. 前記回転円盤の循環球保持孔に隣接し形成され、遊技領域から遊技球が入球することで該遊技球が隣接する循環球保持孔に遊技球が入球するのを阻止する流入阻止球保持孔を有し、該流入阻止球保持孔は入球した遊技球を前記遊技球振分装置内で循環させることのない非循環球とする非循環球保持孔として前記循環球保持孔と高低差をもって配設し、
    遊技領域からの遊技球を前記回転円盤の循環球保持孔又は非循環球保持孔のいずれかに流入させるよう切り替え可能とする流路切替機構を備えていることを特徴とする請求項3に記載した遊技球振分装置。
  5. 前記球戻機構は傾斜状に形成されたケース体内にて前記回転円盤が回転動するように設けられ、該ケース体の下縁部に前記球受皿から流出した遊技球を該回転円盤の球保持孔に流入させる球受入口を形成するとともに、該ケース体の上縁部に球開放口を形成し、該ケース体の中央部に傾斜スロープを形成し、前記球開放口から放出された遊技球が該傾斜スロープ上を滑落し前記球受入口を飛び越すようにジャンプすることで前記球受皿に戻されるようにしたことを特徴とする請求項3乃至4のいずれかに記載した遊技球振分装置。
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