JP2020022014A - 情報処理システム、伝票作成方法、プログラム及び媒体 - Google Patents

情報処理システム、伝票作成方法、プログラム及び媒体 Download PDF

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【課題】第1の伝票画像に表示されているコード画像を読み取り可能な状態で縮小し、新たなコード画像が表示された第2の伝票画像を作成できる情報処理システムを提供すること。【解決手段】少なくとも一つのコード画像が表示されている第1の伝票画像の前記コード画像の方向を判定する判定手段と、判定した前記コード画像の方向に従って第1の伝票画像を変倍縮小する縮小手段と、変倍縮小により空いた領域に新たなコード画像が表示されている第2の伝票画像を作成する作成手段と、を有する情報処理システムにより上記課題を解決する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、伝票作成方法、プログラム及び媒体に関する。
コードシンボルを用紙に画像形成する場合、縮小レイアウト機能を利用して縮小レイアウトを行うと、画像の縮小によりコードシンボルから情報が読み取れなくなってしまう可能性があることは従来から知られている。
このため、コードシンボルを含んだ複数ページの原稿を縮小レイアウトする場合には、まず、コードシンボルを該コードシンボルのコード方式における読み取り可能な最小サイズ以上の所定サイズで配置するコード領域を確保し、このコード領域にコードシンボルを当該所定サイズで配置する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
作業指示書などの伝票に印刷されたバーコード等のコード画像を利用する既存システムがある。このような既存システムを利用するユーザは、新たなコード画像を追加したい場合がある。しかしながら、伝票画像を単純に縮小してしまうと伝票に印刷されたコード画像を読み取れなくなる(認識できなくなる)可能性があった。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みなされたもので、第1の伝票画像に表示されているコード画像を読み取り可能な状態で縮小し、新たなコード画像が表示された第2の伝票画像を作成できる情報処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為、本願請求項1は、少なくとも一つのコード画像が表示されている第1の伝票画像の前記コード画像の方向を判定する判定手段と、判定した前記コード画像の方向に従って前記第1の伝票画像を変倍縮小する縮小手段と、変倍縮小により空いた領域に新たなコード画像が表示されている第2の伝票画像を作成する作成手段と、を有する情報処理システムであることを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、第1の伝票画像に表示されているコード画像を読み取り可能な状態で縮小し、新たなコード画像が表示された第2の伝票画像を作成できる。
本実施形態に係るジョブ管理システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るジョブ管理システムで利用する作業指示書の一例のイメージ図である。 コンピュータの一例のハードウェア構成図である。 作業工程管理システムの一例の機能構成図である。 印刷工場におけるジョブの作業工程の一例を示したイメージ図である。 カラーコード付き作業指示書を作成する処理の一例のフローチャートである。 カラーコード画像を生成する処理の一例のフローチャートである。 3進数を表現可能なコード化ルールについて説明するための図である。 光学シンボルにコード化するための情報の例を示す図である。 光学シンボルの各セルに割り当てる色数を4色とした場合の光学シンボルの例を示す図である。 カラーコード付き作業指示書を作成する処理イメージを示す図である。 バーコード画像を含む画像を縮小する処理の一例のフローチャートである。 バーコード画像の一例のイメージ図である。 縦方向に縮小する前のバーコード画像の一例のイメージ図である。 縦方向に縮小した後のバーコード画像の一例のイメージ図である。 横方向に縮小する前のバーコード画像の一例のイメージ図である。 横方向に縮小した後のバーコード画像の一例のイメージ図である。 変化回数確認処理の一例の説明図である。 バーコード画像の一例のイメージ図である。 変化回数確認処理の一例の説明図である。 ゲート通過時のジョブステータス更新処理の一例のフローチャートである。 一時保管場所への保管時のジョブステータス更新処理の一例のフローチャートである。 作業工程管理システムが表示するUI画面の一例の遷移図である。 UI画面におけるグルーピング処理の一例の説明図である。 UI画面における検索条件指定処理の一例の説明図である。 一時保管場所のマップ表示画面の一例のイメージ図である。 作業工程管理システムの他の例の機能構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態では印刷工場におけるジョブの作業工程の管理を、作業指示書(伝票)を利用した機能(作業指示書の機能)により実現するジョブ管理システムを例に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るジョブ管理システムの一例の構成図である。図2は、本実施形態に係るジョブ管理システムで利用する作業指示書の一例のイメージ図である。図1のジョブ管理システム1は、顧客システム10、作業工程管理システム14、プリンタ16及び1台以上のカメラ18がインターネットやLANなどのネットワーク20を介してデータ通信可能に接続されている。
顧客システム10は顧客が使用している既存システムの一例であって、ジョブIDが表示された図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800を作成する。ジョブIDはジョブを識別する識別情報の一例である。また、顧客システム10用の作業指示書800には、顧客システム10側で利用している少なくとも一つのバーコード画像801が表示されている。
なお、ジョブIDは顧客システム10用の作業指示書800にバーコード画像801で表示されていてもよいし、テキストで表示されていてもよい。顧客システム10は、顧客システム10用の作業指示書800により実現される既存の機能をユーザに提供する。
作業工程管理システム14、プリンタ16及び1台以上のカメラ18は、作業指示書800に新たな機能を追加する情報処理システム12を構成している。作業工程管理システム14は、複数の作業工程からなるジョブの進捗を、図2(B)のカラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810を利用して後述のように管理する。なお、情報処理システム12は後述のようにカラーコード画像811からジョブIDを特定できる。
プリンタ16は情報処理システム12用の作業指示書810を印刷する。カメラ18は印刷工場内のジョブの作業工程に対応付いた場所を撮影可能に設置される。なお、ジョブの作業工程に対応付いた場所とは、作業工程間の移動で印刷物が通過する場所や、印刷物が一時的に保管される一時保管場所などである。
カメラ18はPTZカメラやIPカメラを利用できる。PTZカメラは、PTZ(Pan Tilt Zoom)機能をネットワーク20経由で操作可能なカメラであって、撮影画像や撮影動画をネットワーク20経由で送信可能なカメラである。IPカメラはネットワーク20経由で操作可能なカメラであって、撮影画像や撮影動画をネットワーク20経由で送信可能なカメラである。カメラ18で撮影された撮影画像や撮影動画はネットワーク20経由で作業工程管理システム14に送信される。
作業指示書800に新たな機能を追加する情報処理システム12では、情報処理システム12用の作業指示書810が、その作業指示書810に対応するジョブの中間生成物や材料の一例である印刷物に貼付される。作業指示書810は例えばカメラ18により撮影されやすい印刷物の上に貼付される。
作業工程管理システム14は作業指示書810を撮影したカメラ18に対応するジョブの作業工程と、作業指示書810のカラーコード画像811から特定されたジョブIDとに基づいて、ジョブの作業工程の進捗(ジョブの状態)を管理する。また、作業工程管理システム14はジョブの作業工程の履歴や、作業指示書810を撮影したときの様子を表す撮影画像や撮影動画を管理する。
なお、図1に示すジョブ管理システム1の構成は一例である。例えばジョブ管理システム1は、他のシステムが含まれていてもよいし、作業工程管理システム14が別の名称であってもよい。作業工程管理システム14は一台のサーバ環境で実現してもよいし、複数台のサーバ環境で実現するようにしてもよい。
<ハードウェア構成>
顧客システム10及び作業工程管理システム14は例えば図3に示すハードウェア構成のコンピュータ500により実現される。
図3はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図3のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。顧客システム10及び作業工程管理システム14は例えば図3に示すようなコンピュータ500のハードウェア構成により、後述する各種処理を実現できる。なお、プリンタ16及びカメラ18のハードウェア構成についての説明は省略する。
<ソフトウェア構成>
図4は作業工程管理システムの一例の機能構成図である。なお、図4の機能構成は本実施形態の説明に不要な構成について適宜省略している。図4の作業工程管理システム14は、UI部30、ジョブID検出部32、ジョブ管理部34、カラーコード画像生成部36、カラーコード付き作業指示書作成部38、印刷指示部40、撮影画像取得部42、カラーコード認識部44、カラーコード管理テーブル記憶部46及びジョブ管理テーブル記憶部48を有する構成である。
UI部30は、ユーザから必要な各種設定を受け付ける画面、後述のジョブステータス一覧画面、ジョブ詳細履歴画面などの各種画面の表示を制御する。ジョブID検出部32は例えば図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800にバーコード画像801やテキストで表示されているジョブIDを検出する。
ジョブ管理部34は、利用可能なカラーコードIDをカラーコード管理テーブル記憶部46に記憶して管理している。ジョブ管理部34は利用可能なカラーコードIDの数を制限し、カラーコードIDを表現する為に必要な値の範囲を狭くすることで、カラーコード画像811のサイズを最大化し、後述のカラーコード認識を容易にしている。
ジョブ管理部34は、利用していないカラーコードIDがカラーコード管理テーブル記憶部46に残っていなければ、カラーコード管理テーブル記憶部46から最終更新の古いカラーコードIDを選択して再利用する。ジョブ管理部34は、ジョブID検出部32が検出したジョブIDと選択したカラーコードIDとを対応付けてカラーコード管理テーブル記憶部46で管理する。
また、ジョブ管理部34は、ジョブID及びカラーコードIDに対応するジョブ情報をジョブ管理テーブル記憶部48に記憶して管理する。なお、ジョブ管理テーブル記憶部48はジョブの作業工程の進捗情報や履歴情報、作業指示書810を撮影したときの様子を表す撮影画像ファイルや撮影動画ファイルなどを管理し、後述のジョブステータス一覧画面等を表示するために利用される。
カラーコード画像生成部36はジョブ管理部34から提供されたカラーコードIDから後述するカラーコード画像811を生成する。カラーコード付き作業指示書作成部38は図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800から図2(B)のカラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810を作成する。印刷指示部40は図2(B)のカラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810の印刷をプリンタ16に指示する。
撮影画像取得部42はカメラ18から撮影画像や撮影動画を取得する。カラーコード認識部44は、撮影画像や撮影動画に写っていたカラーコード画像811からカラーコードIDをデコードする。カラーコード認識部44は、例えばカラーコード画像811を撮影したカメラ18又はジョブの作業工程を識別する識別情報と、デコードしたカラーコードIDとをジョブ管理部34に提供する。ジョブ管理部34はデコードしたカラーコードIDに対応するジョブIDを、ジョブ管理テーブル記憶部48を参照して特定する。
これにより、ジョブ管理部34はカラーコード画像811を撮影したカメラ18に対応するジョブの作業工程と、デコードしたカラーコードIDに対応するジョブIDとに基づいて、ジョブ管理テーブル記憶部48で管理されるジョブの作業工程の進捗情報(ジョブステータス)を更新できる。
<処理>
図5は印刷工場におけるジョブの作業工程の一例を示したイメージ図である。図5の作業工程は「印刷」と「断裁」と「折り」と「製本」と「検査」と「一時保管1」と「一時保管2」とを含んでいる。カメラ16aは作業工程「印刷」と「断裁」と「折り」と「製本」と「検査」とを行う場所の手前のゲートに設置されている。また、カメラ16bは作業工程「一時保管1」と「一時保管2」とを行う場所に設置されている。
情報処理システム12用の作業指示書810は作業工程間を移動する過程や一時保管場所に保管されている状態で、カメラ16aやカメラ16bにより撮影される。なお、図5に示すように印刷工場では作業工程間の移動が一定でなく、ジョブによって情報処理システム12用の作業指示書810が撮影されず、検知や記録がされない作業工程が含まれる場合がある。図5では全ての作業工程を行うジョブの移動を表す矢印と、作業工程の一部をスキップするジョブの移動を表す矢印と、を表している。
図5では作業工程「印刷」により印刷物が出力されたあと、その印刷物の上に作業指示書810を貼付する。これにより、図5の例では印刷物がゲートを通過する過程や、一時保管場所に保管されている状態で、印刷物の上に貼付された作業指示書810がカメラ16aやカメラ16bにより撮影される。
《カラーコード付き作業指示書の作成》
図6はカラーコード付き作業指示書を作成する処理の一例のフローチャートである。作業工程管理システム14のジョブID検出部32はステップS11において、顧客システム10用の作業指示書800にバーコード画像801やテキストで表示されているジョブIDを検出する。なお、作業指示書800からジョブIDを検出する検出枠はオペレータにより予め設定しておいてもよいし、OCR等を利用して自動で設定してもよい。
ステップS12に進み、ジョブ管理部34は利用するカラーコードIDをカラーコード管理テーブル記憶部46から選択し、選択したカラーコードIDとジョブID検出部32が検出したジョブIDとを対応付けて管理する。
ステップS13に進み、カラーコード画像生成部36はジョブIDと対応付けられたカラーコードIDから図7に示す手順でカラーコード画像811を生成する。なお、図7に示す手順は例えば特開2017−199306号公報に記載されている技術を利用するものである。
図7はカラーコード画像を生成する処理の一例のフローチャートである。カラーコード画像生成部36はステップS21においてカラーコード化対象のカラーコードIDの入力を受け付ける。ステップS22に進み、カラーコード画像生成部36はカラーコードIDの文字列を、各桁の値に分解する。ステップS23に進み、カラーコード画像生成部36は分解された各桁の値を、特開2017−199306号公報に記載されている光学シンボルの各セルに割り当てる色数に応じた値に変換する。例えばカラーコード画像生成部36は各セルに割り当てる色数が4色であれば、各桁の値を例えば図8に示すようなコード化ルールに従って3進数による値に変換する。
図8は、3進数を表現可能なコード化ルールについて説明するための図である。図8はR色(赤色)と、G色(緑色)と、B色(青色)とK色(黒色)との4色を用いた場合のコード化ルールの例を示している。4色を用いる場合は、3値すなわち3進数での表現が可能である。
例えば、図8(a)に例示されるように、時計回り、すなわち、R色からK色、K色からB色、B色からG色、G色からR色への各遷移は値「0」を表現する。また、反時計回り、すなわち、R色からG色、G色からB色、B色からK色、K色からR色への各遷移は値「1」を表現する。さらに、対角線上、すなわち、R色とB色との間の双方向の遷移、および、K色とG色との間の双方向の遷移は、それぞれ値「2」を表現する。
例えば、図8(b)に示されるように、G色、R色、B色、K色、G色の順に各セルが順次接続されたセル列において、図中で左から右に向けて各セルの色遷移を見た場合について考える。この場合は、G色からR色への遷移が値「0」を表し、R色からB色への遷移が値「2」を表し、B色からK色への遷移が値「1」を表し、K色からG色への遷移が値「2」をそれぞれ表す。したがって、図8(b)の配列は値「3d2120」、すなわち10進数の値「69」を表す。なお、値の表記において先頭の「3d」は、続く数字が3進数による値であることを示している。
4色の色遷移を用いたコード化ルールは、図8(a)に示した例に限定されず、例えば図8(d)に示した例であってもよい。図8(e)は図8(d)に示したコード化ルールに従った色遷移と値とを関連付ける変換テーブルの例を示す。図8(e)において、例えば遷移元のセルの色がR色で値「2」を表現したい場合、遷移元のセルに隣接する遷移先のセルの色をB色とする。同様に、遷移元のセルの色がK色で値「1」を表現したい場合は遷移先のセルの色をG色とする。
図7のステップS23に続いてステップS24に進み、カラーコード画像生成部36は遷移元のセルの色と、ステップS23で変換された3進数の値と、図8(a)に示したようなコード化ルールの変換テーブルとに従い、光学シンボルの各セルに色を割り当てる。なお、カラーコード画像生成部36は光学シンボルの主コードのセル列における各セルの色の配列を予め記憶しているものとする。
図9および図10を用いて、光学シンボルの各セルに割り当てる色数を4色とした場合のより具体的な例について説明する。図9は光学シンボルにコード化するための情報の例を示す図である。図10は光学シンボルの各セルに割り当てる色数を4色とした場合の光学シンボルの例を示す図である。
図9は主コード部300の各セル「d1」、「d2」、「d3」及び「d4」に接続される副コード部301の各セル列が値「3d1」、「3d1」、「3d0」及び「3d1」の例である。
図10は図9に例示した情報を、図8を用いて説明したコード化ルールに従いコード化した光学シンボルの例を示す。この例では主コード部300のセル列は、偶数個のセルを含み、先端のセルをK色として、K色およびR色が交互に配置されて構成されている。
また、副コード部301は例えば左端のセルにおいて、当該セルが接続される主コード部300のセルのK色を最初の遷移元の色として、セルの色が割り当てられる。図10の例では、遷移元のセルである主コード部300のセルのK色、副コード部301のセルの値「3d1」に従い、図8(a)のコード化ルールの変換テーブルを参照して、光学シンボルの一番左側の副コード部301のセルにR色が割り当てられている。
図6のステップS13に続いてステップS14に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38はステップS13で生成したカラーコード画像811を利用して情報処理システム12用の作業指示書810を作成する。
図11はカラーコード付き作業指示書を作成する処理イメージを示す図である。用紙サイズやレイアウト枠はオペレータにより予め設定しておいてもよい。図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800は変倍縮小されることで空きスペースが生成される。図2(B)の情報処理システム12用の作業指示書810は、顧客システム10用の作業指示書800を変倍縮小することで生成された空きスペースにカラーコード画像811を貼付したものである。
なお、図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800には、顧客システム10側で利用している少なくとも一つのバーコード画像801が表示されている。従って、単純に顧客システム10用の作業指示書800を縮小すると、バーコード画像801が機能しなくなる(認識できなくなる)可能性がある。
そこで、カラーコード付き作業指示書作成部38はバーコード画像801の機能を損なうことなく空きスペースを生成するため、図12に示す手順でバーコード画像801の方向を確認し、バーコード画像801の機能を損なわない方向へ変倍縮小を行う。
図12はバーコード画像を含む画像を縮小する処理の一例のフローチャートである。ステップS31においてカラーコード付き作業指示書作成部38は図2(A)の顧客システム10用の作業指示書800のバーコード画像801の位置を切り出す。ステップS32に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38は切り出した図13のようなバーコード画像がBk(モノクロ)画像かRGB画像かを判定する。図13はバーコード画像の一例のイメージ図である。
Bk(モノクロ)画像でなければ、カラーコード付き作業指示書作成部38はステップS33に進み、RGB画像をLab画像やLuv画像に変換し、変換後、L成分のみを抽出したモノクロ画像を作成し、ステップS34に進む。また、モノクロ画像であれば、カラーコード付き作業指示書作成部38はステップS33をスキップしてステップS34に進む。
ステップS34においてカラーコード付き作業指示書作成部38は図13のバーコード画像における全画素をラスタースキャンする。ここで、画素位置(x,y)は図13に表示されているX方向、Y方向に従った位置とする。カラーコード付き作業指示書作成部38は画素位置xが同一の画素を積算した値、すなわちY方向へ画素の値を積算していく。
また、ステップS35に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38は全画素を積算する。カラーコード付き作業指示書作成部38は全画素を積算した値を全画素数で除算することで平均値を求める。
ステップS36に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38は図18に示すようにステップS34で求めた画素位置xが同一の画素の積算値とステップS35で求めた平均値とを比較することで変化回数を確認する。図18は変化回数確認処理の一例の説明図である。例えばカラーコード付き作業指示書作成部38は、平均値より高い積算値から低い積算値への変化の回数と、平均値より低い積算値から高い積算値への変化の回数とを合計した変化回数を確認する。
ステップS37に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38はステップS36で確認した変化回数が24回以上か否かを判定する。変化回数が24回以上であればステップS38に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38は例えば図14のバーコード画像を図15のバーコード画像のように縦方向に縮小する方向への変倍縮小を行う。図14は縦方向に縮小する前のバーコード画像の一例のイメージ図である。図15は、縦方向に縮小した後のバーコード画像の一例のイメージ図である。
例えば図13に示したバーコード画像をX方向に縮小すると、黒線が接近し、白黒の変化が判別しにくくなる。一方、図13に示したバーコード画像をY方向に縮小しても黒線の間隔が変化しないため、白黒の判別に影響はない。
一方、変化回数が24回以上でなければステップS39に進み、カラーコード付き作業指示書作成部38は例えば図16のバーコード画像を図17のバーコード画像のように横方向に縮小する方向への変倍縮小を行う。
図12のフローチャートの処理は以下の考えに基づき、バーコード画像の方向を判定している。例えば図13に示すような縦方向のバーコードの場合、黒線に幅がある為、白線から黒線への変化、黒線から白線への変化がセットで生じる。バーコードの表示桁数に応じて変化回数は変わってくるが、一般的なバーコードについて調べたところ、変化回数が24回以上であれば図13のような縦方向のバーコードと判定できる。
同様に、図19に示すような横方向のバーコードの場合、カラーコード付き作業指示書作成部38はステップS36において、図20に示すように変化回数の確認を行う。図19はバーコード画像の一例のイメージ図である。図20は変化回数確認処理の一例の説明図である。
図20の場合、平均値より高い積算値から低い積算値への変化の回数と、平均値より低い積算値から高い積算値への変化の回数とを合計した変化回数は極端に少ないため、例えばバーコード画像以外の情報を積算したとしても変化回数が24回以上とならない。したがって、変化回数が24回以上でなれば図19に示すような横方向のバーコードと判定できる。
なお、上記したバーコード画像の方向を判定する方法に替えて、フーリエ変換や特徴抽出法の一つであるハフ変換等でもバーコード画像の方向を判定できる。しかし、近年のプリンタは中間調処理を行う。特に電子写真方式のプリンタにおいては万線ディザを用いる場合がある。
ハフ変換を用いた場合は、画像中の線分成分を抽出することができる。バーコードの線分成分が支配的とはいえ、中間調処理、特に万線ディザの影響を排除できるか難しい。万線ディザの影響を少なくするにはステップS31においてバーコード画像801の位置を厳密に指定しなければならない。フーリエ変換を用いた場合も同様に、バーコード周辺の中間調処理の影響を厳密に排除できるかが問題となる。
一方、本実施形態のバーコード画像の方向を判定する方法では、ステップS31で切り出したバーコード画像の周辺に万線ディザ画像や何らかの文字や画像が含まれていたとしても、変化回数として数えられることが無く、問題とならない。
このように、本実施形態の作業工程管理システム14ではバーコード画像801の機能を損なわない方向への変倍縮小により空きスペースを作成し、その空きスペースに、遠隔で読み取ることのできるカラーコード画像811を追加できる。顧客システム10用の作業指示書800を変倍縮小してもバーコード画像801の機能は損なわれず、顧客システム10用の作業指示書800の機能を残したまま、カラーコード画像811による機能を情報処理システム12用の作業指示書810に追加できる。
図6のステップS14に続いてステップS15に進み、印刷指示部40はステップS14で作成されたカラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810(カラーコード付き作業指示書)の印刷をプリンタ16に指示する。プリンタ16は印刷指示部40からの指示により例えば図2(B)に示すようなカラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810を印刷する。
《ゲート通過時のジョブステータスの更新》
本実施形態に係るジョブ管理システム1では、カラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810がカメラ18aにより撮影されることでジョブ管理テーブル記憶部48のジョブステータスが以下のように更新される。
図21はゲート通過時のジョブステータス更新処理の一例のフローチャートである。作業工程管理システム14の撮影画像取得部42はカメラ18aから撮影画像や撮影動画を取得すると、ステップS52に進む。
ステップS52において、カラーコード認識部44は撮影画像取得部42が取得した撮影画像や撮影動画からのカラーコード画像811の切り出しを試みる。ステップS53に進み、カラーコード認識部44は例えば特開2017−199306号公報に記載されている手順でカラーコード画像811の認識処理を行う。
カラーコード認識部44はカラーコード画像811が認識されると、カラーコード画像811から各セルの画像を検出する。ステップS54に進み、カラーコード認識部44はステップS53で検出した各セルの色情報、及び、各セルの接続情報、をシンボル情報として認識する。カラーコード認識部44はステップS54に進み、例えば図8(A)に示したコード化ルールに従ってシンボル情報をデコードすることで、カラーコード画像811にコード化されていたカラーコードIDを復元する。
ステップS55に進み、カラーコード認識部44は、例えばカラーコード画像811を撮影したカメラ18aの識別情報及びデコードにより復元したカラーコードIDをジョブ管理部34に提供する。ジョブ管理部34は、ジョブ管理テーブル記憶部48を参照してカラーコードIDに対応するジョブIDを特定する。
そして、ジョブ管理部34は例えばカラーコード画像811を撮影したカメラ18aの識別情報と、カラーコード画像811から復元したカラーコードIDに対応するジョブIDとに基づき、ジョブ管理テーブル記憶部48で管理されているジョブステータスを「未検出」から「通過済み」などに更新できる。
《一時保管場所への保管時のジョブステータスの更新》
本実施形態に係るジョブ管理システム1では、カラーコード画像811が付与された情報処理システム12用の作業指示書810がカメラ18bにより撮影されることでジョブ管理テーブル記憶部48のジョブステータスが以下のように更新される。
図22は一時保管場所への保管時のジョブステータス更新処理の一例のフローチャートである。作業工程管理システム14の撮影画像取得部42はカメラ18bから撮影画像を取得すると、ステップS62に進む。
ステップS62において、カラーコード認識部44は撮影画像取得部42が取得した撮影画像や撮影動画からのカラーコード画像811の切り出しを試みる。ステップS63に進み、カラーコード認識部44は例えば特開2017−199306号公報に記載されている手順でカラーコード画像811の認識処理を行う。
ステップS63でカラーコード画像811が認識されれば、カラーコード認識部44はステップS64からS65に進み、カラーコード画像811から認識されたシンボル情報をデコードすることで、カラーコード画像811にコード化されていたカラーコードIDを復元する。
ステップS66に進み、カラーコード認識部44は、例えばカラーコード画像811を撮影したカメラ18bの識別情報及びデコードにより復元したカラーコードIDをジョブ管理部34に提供する。ジョブ管理部34は、ジョブ管理テーブル記憶部48を参照してカラーコードIDに対応するジョブIDを特定する。
そして、ジョブ管理部34は例えばカラーコード画像811を撮影したカメラ18bの識別情報と、カラーコード画像811から復元したカラーコードIDに対応するジョブIDとに基づき、そのジョブIDのジョブステータスが変化なしで所定時間経過したか否かを判定する。
ジョブステータスが変化なしで所定時間経過していれば、ジョブ管理部34は後述するジョブ詳細履歴画面に滞留アラートを表示する為の処理を行い、その後、ステップS70の処理に進む。ジョブステータスが変化なしで所定時間経過していなければ、ジョブ管理部34はステップS70に進む。ステップS70において、ジョブ管理部34はジョブ管理テーブル記憶部48で管理されるジョブステータスを「未検出」から「現プロセス」などに更新できる。
ステップS63でカラーコード画像811が認識されなければ、カラーコード認識部44はステップS64からS68に進み、一時保管場所に設置されたカメラ18bからの撮影画像からカラーコード画像811を認識できなかった場合であって、ジョブステータスが、その一時保管場所に保管されていることになっているジョブIDを更新する為の処理である。
カラーコード認識部44は、例えばカメラ18bの識別情報をジョブ管理部34に提供する。ジョブ管理部34は提供されたカメラ18bの識別情報に対応する一時保管場所のジョブステータスが「現プロセス」のジョブIDのうち、所定回数連続で撮影画像からカラーコード画像811が認識されなかったジョブIDがあるか否かを判定する。
一時保管場所のジョブステータスが「現プロセス」のジョブIDのうち、所定回数連続で撮影画像からカラーコード画像811が認識されなかったジョブIDがあれば、ジョブ管理部34はステップS69に進み、そのジョブIDと対応付けられているカラーコードIDをNullにし、ステップS70に進む。
また、一時保管場所では印刷物が重ねられているなど、情報処理システム12用の作業指示書810がカメラ18bから撮影できない状態で保管されている可能性もある。この点を考慮し、ジョブ管理部34は一時保管場所のジョブステータスが「現プロセス」のジョブIDのうち、所定回数連続で撮影画像からカラーコード画像811が認識されなかったジョブIDが無ければ、ステップS69をスキップしてステップS70に進む。
図21及び図22のフローチャートの処理によれば、情報処理システム12用の作業指示書810を貼付した印刷物のジョブステータスを自動更新することで、情報処理システム12用の作業指示書810を貼付した印刷物のトラッキングが可能となる。
《ジョブの照会》
ジョブ管理システム1のオペレータは作業工程管理システム14が提供する各種のUI画面により印刷工場におけるジョブの作業工程の進捗情報や履歴情報、作業指示書810を撮影したときの様子を表す撮影画像ファイルや撮影動画ファイルなどを照会できる。
図23は作業工程管理システムが表示するUI画面の一例の遷移図である。作業工程管理システム14のUI部30は、例えばジョブステータス一覧画面1000を表示装置502に表示させる。ジョブステータス一覧画面1000は、ジョブID、カラーコードID、ジョブ名、最終更新データ、1つ以上の作業工程の進捗情報を含むジョブ情報を一覧表示する。
1つ以上の作業工程の進捗情報は、作業工程の進捗が「未検出」「通過済み」「現プロセス」又は「アラート」の何れであるかを示している。作業工程の進捗「未検出」は、その作業工程に対応するカメラ18で情報処理システム12用の作業指示書810を撮影していないことを表す。作業工程の進捗「通過済み」は、その作業工程に対応するカメラ18で情報処理システム12用の作業指示書810を最終更新より前に撮影したことを表している。作業工程の進捗「現プロセス」は、その作業工程に対応するカメラ18で情報処理システム12用の作業指示書810を最終更新で撮影したことを表している。作業工程の進捗「アラート」は、例えば滞在アラートなどのアラートが生じていることを表す。
なお、ジョブステータス一覧画面1000の鍵マーク1002は例えば長期保管ジョブなどに対応付けられたカラーコードIDが自動リリースされないようにロックされていることを表している。このように、作業工程管理システム14はカラーコードIDが再利用されないロック機能をオペレータに提供する。
オペレータはジョブステータス一覧画面1000から一つのジョブを選択することによりジョブ詳細履歴画面1010を表示させることができる。ジョブ詳細履歴画面1010は作業工程ごとに開始日時、完了日時、撮影画像や撮影動画を表示する画面に遷移するためのボタンが表示されている。なお、作業工程が「一時保管1」又は「一時保管2」の場合は、更に一時保管場所における保管エリアを表すアドレスもジョブ詳細履歴画面1010に表示される。
また、ジョブ詳細履歴画面1010の撮影画像や撮影動画を表示する画面1020に遷移するためのボタンが押下されると、UI部30は撮影画像や撮影動画を表示する画面1020に遷移する。撮影画像や撮影動画を表示する画面1020は、再生ボタンが押下されることにより、作業指示書810を撮影したときの様子を表す撮影画像ファイルや撮影動画ファイルを表示する。
なお、作業工程「一時保管1」又は「一時保管2」に対応するジョブのマップ表示画面1030に遷移するためのボタンが押下されると、UI部30は図26に示すマップ表示画面1030に遷移する。図26は一時保管場所のマップ表示画面の一例のイメージ図である。UI部30は例えば一時保管場所の撮影画像を背景に表示した上で、印刷物が保管されている保管エリアがマーク「●」などで識別できるように表示を行う。
なお、図23のジョブステータス一覧画面1000は図24に示すようにグルーピングを行って表示してもよいし、図25に示すように検索条件の指定を受け付けるようにしてもよい。
図24はUI画面におけるグルーピング処理の一例の説明図である。図24(A)はグルーピング処理前のジョブステータス一覧画面1000の例である。図24(B)及び図24(C)はグルーピング処理後のジョブステータス一覧画面1000の1つ以上の作業工程の進捗情報を「1階エリア」「2階エリア」ごとにグルーピングし、視覚的に把握しやすくした例である。
図24(C)ではグルーピングした「1階エリア」を畳んで表示している。グルーピングした作業項目の進捗情報を畳んで表示する場合、畳んでいる「1階エリア」のグループに含まれる作業項目の進捗情報が分かるように、グループに含まれる作業項目の進捗情報のアンド(論理積)を、そのグループの進捗情報として表示する。
図25はUI画面における検索条件指定処理の一例の説明図である。図25は検索行を設けたジョブステータス一覧画面1000の例である。オペレータは検索行に検索条件を指定することで、検索条件に合致したジョブを検索できる。なお、図25のように設けられた検索行は画面遷移が少なく、即時性及び視認性が向上するという効果を有する。図25(A)は検索行にテキストで検索条件を入力している例である。図25(B)は検索条件をプルダウンで選択している例である。
以上、本実施形態に係る作業工程管理システム14によれば、印刷工場におけるジョブの作業工程の進捗情報を一覧で確認できる。また、本実施形態に係る作業工程管理システム14によれば、印刷工場におけるジョブの作業工程の履歴情報、作業指示書810を撮影したときの様子を表す撮影画像ファイルや撮影動画ファイルなどを簡単な操作で確認できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は作業工程管理システム14で情報処理システム12用の作業指示書810を作成していた。第2の実施形態は顧客システム10で情報処理システム12用の作業指示書810を作成するものである。なお、第2の実施形態は一部を除いて第1の実施形態と同一である。したがって、第1の実施形態と同一の部分については適宜説明を省略する。
<システム構成>
図27は作業工程管理システムの他の例の機能構成図である。図27の作業工程管理システム14aは図4の作業工程管理システム14からカラーコード付き作業指示書作成部38及び印刷指示部40を除いた構成である。一方、顧客システム10aはカラーコード付き作業指示書作成部60及び印刷指示部62が追加されている。
第2の実施形態に係るジョブ管理システム1ではカラーコード画像811の生成までを第1の実施形態と同様に作業工程管理システム14aで行い、図6のステップS14及びS15を顧客システム10のカラーコード付き作業指示書作成部60及び印刷指示部62で行う。
第2の実施形態に係るジョブ管理システム1においても第1の実施形態に係るジョブ管理システム1と同様な効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
上記した第1及び第2の実施形態は、顧客システム10用の作業指示書800に新しいコード(カラーコード画像811)を追加した情報処理システム12用の作業指示書810によって実現する技術である。この技術は、例えばAGV(無人搬送車)に代表される搬送システムの技術への応用が可能である。
例えば物品を搬送する搬送システムでは、その物品にカラーコード画像811が追加された情報処理システム12用の作業指示書810を貼付し、搬送中の物品をカメラ18により撮影することで、搬送装置により搬送中の物品の作業工程を管理できる。また、物品を搬送中の搬送装置の位置、及び、物品の搬送先を特定できるので、搬送システムは物品を搬送する搬送装置の移動も制御できる。
[第4の実施形態]
上記した第1及び第2の実施形態は、印刷工場におけるジョブの作業工程の管理について説明したが、例えばベルトコンベアに流れている物品の作業工程の管理にも適用が可能である。例えばベルトコンベアに流れている物品の作業工程の管理に本実施形態の技術を提供すれば、ベルトコンベアに流れている物品のトラッキングが可能となり、ベルトコンベアの分岐の制御も可能である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。顧客システム10用の作業指示書800は特許請求の範囲に記載した第1の伝票画像の一例である。情報処理システム12用の作業指示書810は第2の伝票画像の一例である。バーコード画像801は第1の伝票画像に表示されているコード画像の一例である。カラーコード画像811は新たなコード画像の一例である。
図12に示したバーコード画像801の方向を確認するカラーコード付き作業指示書作成部38は判定手段の一例である。図12に示したバーコード画像801の機能を損なわない方向へ変倍縮小を行うカラーコード付き作業指示書作成部38は縮小手段の一例である。生成したカラーコード画像811を利用して情報処理システム12用の作業指示書810を作成するカラーコード付き作業指示書作成部38は作成手段の一例である。カラーコード画像生成部36は生成手段の一例である。
1 ジョブ管理システム
10 顧客システム
12 情報処理システム
14 作業工程管理システム
16 プリンタ
18、18a、18b カメラ
20 ネットワーク
30 UI部
32 ジョブID検出部
34 ジョブ管理部
36 カラーコード画像生成部
38、60 カラーコード付き作業指示書作成部
40、62 印刷指示部
42 撮影画像取得部
44 カラーコード認識部
46 カラーコード管理テーブル記憶部
48 ジョブ管理テーブル記憶部
800 顧客システム用の作業指示書
801 バーコード画像
810 情報処理システム用の作業指示書
811 カラーコード画像
1000 ジョブステータス一覧画面
1010 ジョブ詳細履歴画面
1020 撮影画像や撮影動画を表示する画面
1030 ジョブのマップ表示画面
特開2014−42148号公報

Claims (9)

  1. 少なくとも一つのコード画像が表示されている第1の伝票画像の前記コード画像の方向を判定する判定手段と、
    判定した前記コード画像の方向に従って前記第1の伝票画像を変倍縮小する縮小手段と、
    変倍縮小により空いた領域に新たなコード画像が表示されている第2の伝票画像を作成する作成手段と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記縮小手段は、前記第1の伝票画像に表示されている前記コード画像の機能を損なわない方向へ前記第1の伝票画像を変倍縮小すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記縮小手段は、判定した前記コード画像の方向が縦方向であった場合に、前記第1の伝票画像を縦方向に変倍縮小し、判定した前記コード画像の方向が横方向であった場合に、前記第2の伝票画像を横方向に変倍縮小すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 隣接して接続されるセル間の色の遷移を用いて値が表現されたカラーコード画像を前記新たなコード画像として生成する生成手段、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理システム。
  5. 前記生成手段は、前記第1の伝票画像から検出した第1の識別情報と対応付く第2の識別情報の前記カラーコード画像を生成すること
    を特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記第1の伝票画像に表示されている前記コード画像はバーコード画像であること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。
  7. 少なくとも一つのコード画像が表示されている第1の伝票画像の前記コード画像の方向を判定する判定ステップと、
    判定した前記コード画像の方向に従って前記第1の伝票画像を変倍縮小する縮小ステップと、
    変倍縮小により空いた領域に新たなコード画像が表示されている第2の伝票画像を作成する作成ステップと、
    を情報処理システムで実行する伝票作成方法。
  8. コンピュータを、
    少なくとも一つのコード画像が表示されている第1の伝票画像の前記コード画像の方向を判定する判定手段、
    判定した前記コード画像の方向に従って前記第1の伝票画像を変倍縮小する縮小手段、
    変倍縮小により空いた領域に新たなコード画像が表示されている第2の伝票画像を作成する作成手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の情報処理システムで生成された第2の伝票画像が表示されている媒体。
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