JP2020022004A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い輝度のダイナミックレンジ(HDR)で画像の撮像を可能とする所定のフォーマットで撮像した画像について、その所定のフォーマットに対応していない電子機器においても表示を可能とする撮像装置を提供する。【解決手段】デジタルカメラ100は、被写体を撮像し、元画像データを生成するイメージセンサ115と、輝度のダイナミックレンジが広い第1画像データを生成するための特定の撮影モードにおいて、元画像データから、第1画像データと、第1画像データよりも小さい輝度のダイナミックレンジを有する第2画像データとを生成する画像処理部120と、第1画像データおよび第2画像データを記録媒体に記録するメモリカード142と、を備える。第1画像データ及び第2画像データは静止画のデータであり、第2画像データは、第1画像データよりも高い露出値で生成される。【選択図】図1

Description

本開示は、広い輝度のダイナミックレンジの画像の撮影が可能な撮像装置に関する。
特許文献1の画像処理装置は、撮像により得られた静止画データを取得する取得部と、取得部に取得された静止画データを用いて、輝度のダイナミックレンジが互いに異なり、かつ、互いに独立して再生することが可能な第1静止画データおよび第2静止画データを含む、論理的に1つのデータ単位を生成する生成部と、生成部によって生成されたデータ単位を出力する出力部と、を備える。この画像処理装置によれば、利便性の高い静止画データを得ることができる。
国際公開2018/021261号ガゼット 特開2018−74226号公報
本開示は、広い輝度のダイナミックレンジ(HDR)で画像の撮像を可能とする所定のフォーマットで撮像した画像について、その所定のフォーマットに対応していない電子機器においても表示を可能とする撮像装置を提供する。
本開示の第一の態様において、被写体を撮像し、元画像データを生成する撮像部と、輝度のダイナミックレンジが広い第1画像データを生成するための特定の撮影モードにおいて、元画像データから、第1画像データと、第1画像データよりも小さい輝度のダイナミックレンジを有する第2画像データとを生成する画像処理部と、第1画像データおよび第2画像データを記録媒体に記録する記録部と、を備える撮像装置が提供される。第1画像データ及び第2画像データは静止画のデータであり、第2画像データは、第1画像データよりも高い露出値で生成される。
本開示によれば、広い輝度のダイナミックレンジで画像の撮像を可能とする所定のフォーマットで撮影した画像に関して、その所定のフォーマットの画像の再生機能を有しない電子機器においても、その画像と同様の画像を表示させることができ、ユーザの利便性を損なうことがない。
本開示の一実施の形態であるデジタルカメラの構成を示すブロック図 HDR画像の表示の問題を説明した図 HDR画像撮影時の画像データの生成を説明した図 デジタルカメラにおける画像撮影時の処理を示すフローチャート デジタルカメラにおける画像撮影時の別の処理を説明した図 デジタルカメラにおける画像撮影時の別の処理を示すフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(本開示に至った経緯)
撮像装置において輝度のダイナミックレンジを拡大した画像を撮影する方法として、HDR(High Dynamic Range)がある。HDRで撮影した静止画(以下「HDR画像」という)は、HDR画像を再生する機能を有する再生装置(例えば、テレビ、パーソナルコンピュータ)で適切に再生(表示)することができる。しかし、再生装置が、HDR画像を再生する機能を有していない場合、その再生装置はHDR画像を適正に再生することができない。よって、例えば、撮像装置においてHDR機能により撮影を行いHDR画像が生成され、メモリカードに記録された後、メモリカードがデジタルカメラから取り出されて再生装置に挿入されたときに、その再生装置がHDR画像の再生機能を有していない場合は、HDR画像を適切に再生(表示)することはできない。このため、ユーザの利便性が損なわれる。
この問題を解決するため、例えば、特許文献2では、撮像装置においてHDR画像を、HDR画像よりもダイナミックレンジが低いSDR画像に変換し、出力している。しかし、この方法では、撮像装置に変換機能を持たせる必要があり、また、HDR画像からSDR(Standard Dynamic Range)画像への変換タイミングを特定するのが困難であり、撮像装置への実装上問題がある。
本開示では、このような問題を解決すべく、HDR機能により画像を撮影する際に、HDR画像とともに、一般的な再生装置で再生できるよく知られたフォーマット(例えば、JPEG)の画像を生成する撮像装置を提供する。HDR画像の再生機能を有しない再生装置は、よく知られたフォーマットの画像を再生することで、ユーザはHDR画像と実質的に同一画像の内容を閲覧することができ、ユーザの不便を解消できる。以下、このような撮像装置の詳細を説明する。
(実施の形態1)
〔1−1.構成〕
図1は、本開示の実施の形態にかかるデジタルカメラの構成を示した図である。デジタルカメラ100は、被写体を撮像して画像データを生成する。特に、本実施の形態のデジタルカメラ100は、ダイナミックレンジの広いHDR画像の撮影する機能を有している。
デジタルカメラ100は、光学系110を介して形成された被写体像をイメージセンサ115で撮像し画像データを生成する。画像処理部120は、イメージセンサ115により生成された撮像データに対して各種処理を施して画像データを生成する。コントローラ135は、画像処理部120にて生成された画像データをカードスロット140に装着されたメモリカード142に記録する。また、コントローラ135は、メモリカード142に記録された画像データを、使用者による操作部150の操作にしたがい液晶モニタ130上に表示させること(再生)ができる。
光学系110は、フォーカスレンズ、ズームレンズ、光学式手ぶれ補正レンズ(OIS)、絞り、シャッタ、等を含む。光学系110に含まれる各種レンズは、何枚から構成されるものであっても、何群から構成されるものであってもよい。
イメージセンサ115は、光学系110を介して形成された被写体像を撮像して撮像データを生成する。イメージセンサ115は、所定のフレームレート(例えば、30フレーム/秒)で新しいフレームの画像データを生成する。イメージセンサ115における、撮像データの生成タイミングおよび電子シャッタ動作は、コントローラ135によって制御される。イメージセンサ115は、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ、またはNMOSイメージセンサなど、種々のイメージセンサを用いることができる。
画像処理部120は、イメージセンサ115から出力された撮像データに対して各種の処理を施して画像データを生成する。また、画像処理部120は、メモリカード142から読み出した画像データに各種の処理を施して、液晶モニタ130に表示するための画像を生成する。各種処理としては、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されない。画像処理部120は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータ、プロセッサなどで構成してもよい。
液晶モニタ130は、デジタルカメラ100の背面に備わる。液晶モニタ130は、画像処理部120にて処理された画像データに基づく画像を表示する。なお、液晶モニタに代えて、有機ELモニタなど、他のモニタを用いてもよい。
コントローラ135はCPUを含み、デジタルカメラ100全体の動作を統括制御する。コントローラ135は、CPUに代えて、所定の機能を実現するように設計された専用の電子回路で構成されるプロセッサを含んでもよい。すなわち、コントローラ135は、CPU、MPU、GPU、DSU、FPGA、ASIC等の種々のプロセッサで実現できる。コントローラ135は1つまたは複数のプロセッサで構成してもよい。また、コントローラ135は、画像処理部120などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。図示していないが、コントローラ135はROMを内蔵する。また、ROMには、コントローラ135が実行する様々なプログラムが記憶されている。また、コントローラ135はCPUの作業領域として機能するRAM(図示せず)を内蔵している。
バッファメモリ125は、画像処理部120やコントローラ135のワークメモリとして機能する記録媒体である。バッファメモリ125は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などにより実現される。
カードスロット140は、着脱可能なメモリカード142が挿入される手段である。カードスロット140は、メモリカード142を電気的及び機械的に接続可能である。メモリカード142は、内部にフラッシュメモリ等の記録素子を備えた外部メモリである。メモリカード142は、画像処理部120で生成される画像データなどのデータを格納できる。
フラッシュメモリ145は不揮発性の記録媒体である。
操作部150は、デジタルカメラ100の外装に設けられた操作釦や操作レバー等のハードキーの総称であり、使用者による操作を受け付ける。操作部150は、例えば、レリーズ釦、モードダイヤル、タッチパネルを含む。操作部150はユーザによる操作を受け付けると、ユーザ操作に対応した操作信号をコントローラ135に送信する。
Wi-Fiモジュール155は、通信規格IEEE802.11またはWi−Fi規格に準拠した通信を行う通信モジュール(回路)である。デジタルカメラ100は、Wi-Fiモジュール155を介して、Wi-Fiモジュールを搭載した他の機器と通信することができる。デジタルカメラ100は、Wi-Fiモジュール155を介して、他の機器と直接通信を行ってもよいし、アクセスポイント経由で通信を行ってもよい。
Bluetoothモジュール160は、通信規格802.15.1すなわちBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信を行うためのモジュール(回路)である。デジタルカメラ100は、Bluetoothモジュール160を介して他の機器とBluetooth規格に準拠した通信を行うことができる。
なお、デジタルカメラ100は撮像装置の一例である。イメージセンサ115は撮像部の一例である。画像処理部120は画像処理部の一例である。コントローラ135は制御部の一例である。液晶モニタ130は表示部の一例である。カードスロット140は記録部の一例である。メモリカード142は記録媒体の一例である。
〔1−2.動作〕
以上のような構成を有するデジタルカメラ100における画像撮像動作を以下に説明する。
本実施の形態のデジタルカメラ100は、輝度のダイナミックレンジが広い静止画であるHDR画像を生成するための特定の撮影モード(以下「HDR撮影モード」という)を有する。HDR撮影モードは、例えば、モードダイヤル、所定の操作ボタン、メニュー画面などを介してユーザが設定することができる。
本実施の形態では、HDR画像の記録フォーマットとして、例えば、HDR Still Photo interface(以下「HSPフォーマット」という)を採用する。HSPフォーマットは、全米家電協会(CTA: Consumer Technology Association)により、HDRで静止画を記録するために規定されたフォーマット(CTA-2072)である。HSPフォーマットでは、HLG(Hybrid Log-Gamma)方式にしたがいHDR画像を生成する。このため、デジタルカメラ100は、HDR撮影モードでの撮影では、被写体の高輝度の情報が失われないようにするため、適正露出よりも低い露出値で画像を撮像する。例えば、適正露出よりも一段分低い露出で画像を撮像する。ここで、適正露出とは、コントローラ135により、ユーザにより指定された又は自動で設定された絞り値、シャッタ速度及びISO感度に基づき自動で決定される露出値である。
図2に示すように、HDR撮影モードで撮影した画像は、HDR画像の表示に対応している電子機器80(例えば、テレビ、パーソナルコンピュータ)でしか再生することができない。すなわち、SDR(Standard Dynamic Range)静止画にしか対応しておらず、HDR画像の表示に対応していない電子機器82では、HDR撮影モードで撮影した画像を表示することができない。これは、ユーザにとっては不便である。本実施の形態のデジタルカメラ100はこのような問題を解決する。
図3は、デジタルカメラ100によるHDR画像の撮影時の画像データの生成を説明した図である。
デジタルカメラ100は、ユーザからHDR撮影モードでの画像撮影の指示を受けたときに、高輝度の情報が失われないようにするため適正露出よりも低い露出値で撮像動作を行い、RAWデータ50(元画像データの一例)を生成する。RAWデータ50は、例えば、適正露出よりも1段階低い露出値で生成される。
その後、デジタルカメラ100は、RAWデータ50から、フォーマット及び露出の異なる2つの画像データ52、54を生成する。1つの画像データはHDRフォーマットにしたがった画像データ52(以下「HDR画像データ」という)であり、他の画像データはJPEGフォーマットにしたがった画像データ54(以下「JPEG画像データ」という)である。HDR画像データ52は、RAWデータ50から、適正露出よりも低い露出で生成される。例えば、HDR画像データ52は、適正露出よりも1段階低い露出で生成される。JPEG画像データ54は、RAWデータ50から、適正露出で生成される。
このように、デジタルカメラ100は、ユーザからHDR撮影モードでの画像撮影の指示を受けたときに、露出が異なる2種類の画像データ、すなわち、HDR画像データ52とJPEG画像データ54を同時に生成する。HDR画像データ52とJPEG画像データ54は、同じRAWデータ50から生成されるため、同じ被写体を撮影した画像となる。HDR画像データ52とJPEG画像データ54には、拡張子を異ならせた同じファイル名が付与される。例えば、HDR画像データ52には、ファイル名「XXXXX.HSP」(または、「XXXXX.HDR」)を、JPEG画像データ54には、ファイル名「XXXXX.JPG」を付与する。このように、同じファイル名(拡張子を除く)を付与することで、同時に生成されたHDR画像データ52とJPEG画像データ54とを対応づけて管理することができる。HDR画像データ52とJPEG画像データ54はメモリカード142に格納される。
HDR画像に対応した電子機器80は、HDR画像データ52を再生することができる。しかし、HDR画像に対応していない電子機器82は、HDR画像データ52を再生することができない。しかし、HDR画像に対応していない電子機器82は、JPEG画像データ54を再生することができる。このように、HDR画像に対応していない機器であっても、HDR画像データ52と同じ被写体及び構図の画像を表示することができる。
〔1−2−1.画像撮像動作〕
図4は、デジタルカメラにおける画像撮影時の処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートを参照して、デジタルカメラにおける画像撮像時の処理を説明する。
ユーザによりレリーズ釦の押下による画像撮影指示がなされると(S10でYES)、コントローラ135は、撮影モードがHDR撮影モードか否かを判断する(S11)。HDR撮影モードである場合(S11でYES)、コントローラ135は、イメージセンサ115を制御して、適正露出である第1の露出値よりも低い第2の露出値で画像を撮像し、RAWデータ50を生成する(S12)。第2の露出値は、例えば、第1の露出値(適正露出)から一段低い露出値に設定される。
次に、コントローラ135は、画像処理部120を制御して、RAWデータ50から、第1の露出値で、JPEGフォーマットにしたがってJPEG画像データ54(第2画像データの一例)を生成する(S13)。さらに、コントローラ135は、画像処理部120を制御して、RAWデータ50から、第2の露出値で、HDRフォーマットにしたがってHDR画像データ52(第1画像データの一例)を生成させる(S14)。
コントローラ135は、生成されたHDR画像データ52とJPEG画像データ54とを関連づけてメモリカード142に記録する(S15)。このとき、コントローラ135は、HDR画像データ52とJPEG画像データ54に、拡張子を異ならせて同じファイル名を付して、メモリカード142に記録する。
一方、撮影モードがHDR撮影モードでない場合(S11でNO)、コントローラ135は、イメージセンサ115を制御して、適正露出で画像を撮像し、RAWデータを生成する(S16)。そして、コントローラ135は、画像処理部120を制御して適正露出でJPEG画像データを生成し(S17)、生成したJPEG画像データをメモリカード142に記録する(S18)。
以上のようにして、デジタルカメラ100は、HDR撮影モードにおいては、HDR画像データとともにJPEG画像データを生成し、メモリカード142に記録する。また、HDR撮影モードでない場合は、デジタルカメラ100は、JPEG画像データのみを生成し、メモリカード142に記録する。
〔1−2−2.画像撮像動作の別の例〕
デジタルカメラ100における画像撮像時の別の処理を説明する。図4のフローチャートに示す処理では、ユーザによるレリーズ釦の画像撮影指示に対して、1回の撮像動作により生成された1つのRAWデータから、HDR画像データとJPEG画像データとを生成した。これに対して、以下に示す処理では、図5に示すように、ユーザによるレリーズ釦の画像撮影指示に対して、露出を変えて2回撮像動作を行い、それぞれの撮像動作により生成されたRAWデータ50a、50bから、HDR画像データ52とJPEG画像データ54とをそれぞれ生成する。
図6は、デジタルカメラ100における画像撮像時の別の処理を示すフローチャートである。
ユーザによりレリーズ釦の押下による画像撮影指示がなされると(S20でYES)、コントローラ135は、撮影モードがHDR撮影モードか否かを判断する(S21)。HDR撮影モードである場合(S21でYES)、コントローラ135は、イメージセンサ115を制御して、適正露出である第1の露出値で、画像を撮像してRAWデータ50b(第2の元画像データの一例)を生成し、さらに、画像処理部120を制御してそのRAWデータ50bからJPEG画像データ54を生成する(S22)。
次に、コントローラ135は、イメージセンサ115を制御して、第1の露出値よりも低い第2の露出値で画像を撮像してRAWデータ50a(第1の元画像データの一例)を生成し、さらに、画像処理部120を制御してそのRAWデータ50aからHDR画像データ52を生成する(S23)。
コントローラ135は、JPEG画像データ54とHDR画像データ52とを関連づけてメモリカード142に記録する(S24)。このとき、JPEG画像データとHDR画像データとに、拡張子を異ならせて同じファイル名を付して、メモリカード142に記録する。
一方、撮影モードがHDR撮影モードでない場合(S21でNO)、コントローラ135は、イメージセンサ115を制御して、適正露出で画像を撮像し、RAWデータを生成する(S25)。そして、コントローラ135は、適正露出でJPEG画像データを生成し(S26)、メモリカード142に記録する(S27)。
以上のような処理によっても、デジタルカメラ100は、HDR撮影モードにおいて、HDR画像データとともにJPEG画像データを生成し、メモリカード142に記録することができる。また、HDR撮影モードでない場合は、デジタルカメラ100は、JPEG画像データのみを生成し、メモリカード142に記録することができる。
本実施の形態のデジタルカメラ100では、記録した画像を液晶モニタ130上で再生する場合、HDR画像データとJPEG画像データのペアにおいていずれかの画像を表示させる。この場合、いずれを表示させるかは、ユーザによる操作部150を介した指示により切り替えられるようにしてもよい。
また、デジタルカメラ100は、HDR画像データをよりダイナミックレンジが小さいSDR画像データに変換し、外部の機器に出力する機能を有してもよい。
〔1−3.効果、等〕
以上のように本実施の形態のデジタルカメラ100は、被写体を撮像し、RAWデータ50、50a、50bを生成するイメージセンサ115と、輝度のダイナミックレンジが広いHDR画像データを生成するためのHDR撮影モード(特定の撮影モードの一例)において、RAWデータから、HDR画像データ52と、HDR画像データよりも小さい輝度のダイナミックレンジを有するJPEG画像データ54とを生成する画像処理部120と、HDR画像データ52およびJPEG画像データ54をメモリカード142に記録するカードスロット140と、を備える。
HDR画像データ52及びJPEG画像データ54は静止画のデータである。JPEG画像データ54は、HDR画像データ52よりも高い露出値(例えば、適正露出)で生成される。
この構成により、HDR画像データの生成時においてJPEG画像データも同時に生成される。このため、HDR画像データを再生できない電子機器においては、HDR画像データに関連するJPEG画像データを再生することで、ユーザはHDR画像データと実質的に同一の被写体の静止画を閲覧することができる。
デジタルカメラ100は、絞り値、シャッタ速度及びISO感度に基づき適正露出を決定するコントローラ135をさらに備えてもよい。このとき、図4に示すように、イメージセンサ115は、適正露出である第1の露出値よりも低い第2の露出値で被写体を撮像してRAWデータ50を生成し(S12)、画像処理部120は、RAWデータ50から、第2の露出値でHDR画像データ52を生成し(S14)、かつ、第1の露出値でJPEG画像データ54を生成してもよい(S13)。これにより、HDR画像データ52とともにJPEG画像データ54を生成できる。
または、図6に示すように、イメージセンサ115は、適正露出よりも低い露出値で被写体を撮像してRAWデータ50aを生成し、画像処理部120は、RAWデータ50aからHDR画像データ52を生成してもよい(S23)。また、イメージセンサ115は、適正露出で被写体を撮像してRAWデータ50bを生成し、画像処理部120は、RAWデータ50bからJPEG画像データ54を生成してもよい(S22)。これによっても、HDR画像データ52とともにJPEG画像データ54を生成できる。
また、デジタルカメラ100は液晶モニタ130と、HDR画像データ又はJPEG画像データを液晶モニタ130に表示させるコントローラ135と、同時に記録されたHDR画像データ又はJPEG画像データのいずれかを液晶モニタ130に表示する際に、HDR画像データの表示とJPEG画像データの表示を切り替えるための指示を受け付ける操作部150と、をさらに備えてもよい。これにより、HDR画像データとJPEG画像データのうちの表示させる画像をユーザが自由に切り替えることが可能になる。
HDR画像データとJPEGデータとは拡張子を除いて同じファイル名を有するように設定する。これにより、同時に生成されたHDR画像データとJPEGデータを関連づけて管理することが可能になる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
上記の実施の形態で説明した画像データのフォーマットは一例であり、他のフォーマットでもよい。例えば、HSPフォーマットに代えて、HEIF(High Efficiency Image File Format)、AVIF(AV Image File Format)でもよい。また、JPEGフォーマットに代えて、TIFF(Tagged Image File Format)、PNG(Portable Network Graphics)でもよい。
撮像装置の例としてデジタルカメラを説明したが、これに限定されない。撮像装置は、画像撮影機能を有する電子機器(例えば、ビデオカメラ、スマートフォン、タブレット端末等)であればよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、広い輝度のダイナミックレンジ(HDR)の画像の撮像機能を有する撮像装置に有用である。
50,50a、50b RAWデータ
52 HDR画像データ
54 JPEG画像データ
80 HDR対応機器
82 HDR非対応機器
100 デジタルカメラ
110 光学系
115 イメージセンサ
120 画像処理部
125 バッファメモリ
130 液晶モニタ
135 コントローラ
140 カードスロット
142 メモリカード
145 フラッシュメモリ
150 操作部
155 Wi−Fiモジュール
160 Bluetoothモジュール

Claims (6)

  1. 被写体を撮像し、元画像データを生成する撮像部と、
    輝度のダイナミックレンジが広い第1画像データを生成するための特定の撮影モードにおいて、前記元画像データから、前記第1画像データと、前記第1画像データよりも小さい輝度のダイナミックレンジを有する第2画像データとを生成する画像処理部と、
    前記第1画像データおよび第2画像データを記録媒体に記録する記録部と、を備え、
    前記第1画像データ及び前記第2画像データは静止画のデータであり、
    前記第2画像データは、前記第1画像データよりも高い露出値で生成される
    撮像装置。
  2. 絞り値、シャッタ速度及びISO感度に基づき適正露出を決定する制御部をさらに備え、
    前記撮像部は、適正露出である第1の露出値よりも低い第2の露出値で被写体を撮像して前記元画像データを生成し、
    前記画像処理部は、前記元画像データから、前記第2の露出値で前記第1画像データを生成し、かつ、前記第1の露出値で前記第2画像データを生成する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 絞り値、シャッタ速度及びISO感度に基づき適正露出を決定する制御部をさらに備え、
    前記撮像部は、適正露出よりも低い露出値で被写体を撮像して第1の元画像データを生成し、
    前記画像処理部は、前記第1の元画像データから前記第1画像データを生成し、
    前記撮像部は、適正露出で被写体を撮像して第2の元画像データを生成し、
    前記画像処理部は、前記第2の元画像データから前記第2画像データを生成する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 表示部と、
    前記第1画像データ又は前記第2画像データを前記表示部に表示させる制御部と、
    同時に記録された前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれかを前記表示部に表示する際に、前記第1画像データの表示と前記第2画像データの表示を切り替えるための指示を受け付ける操作部と、
    をさらに備えた
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第1画像データと前記第2画像データとは拡張子を除き同じファイル名を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第1画像データは、HDR Still Photo interfaceフォーマットにしたがい記録された画像であり、前記第2画像データは、JPEGフォーマットにしたがい記録された画像である、請求項1に記載の撮像装置。
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