JP2020020466A - 制振ダンパー及び制振装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図15(a)に示す制振装置100では、建造物BLの架構に柱P1、P2と梁Q1、Q2で形成された空間103内の対角線方向に片ブレース101が設置され、この片ブレース101に制振ダンパー102が配設されている。図15(b)に示す制振装置104では、建造物の架構に形成される空間103にY型ブレース105が設置され、その頂部と柱P1を連結する制振ダンパー106が設置されている。
これらの制振装置100,104は、地震等の発生時に制振ダンパー102,106によって減衰力を付与することができる。
この免震装置では、歯車装置における歯車列の数を適宜に設定でき、歯車列を介して回転質量体を増速させて回転することで回転慣性が効果的に増加して振動の減衰を発揮できる。しかも、免震装置を小型化できるとしている。
本発明に係る制振ダンパーによれば、ギア部とロータリーダンパーを同軸で一体回転させると共に、ギア部の外径に応じてロータリーダンパーの回転数を変化させて減衰特性を任意に設定できるため、大きな制振効果を発揮できる。しかも、ギア部とロータリーダンパーが同軸であるため、制振ダンパーの外形をよりコンパクトにすることができる。
本発明による制振ダンパーにおいて、伝達部材とギア部の間に仲介ギア部を噛合させることで、小径の歯部及び大径の歯部を介してギア部をより高速回転させることができるため、減衰特性の一層大きな増幅効果を得られる。
本発明によれば、重りとなる第一回転体を取り付けることで回転慣性モーメントを付与できるため、第一回転体との組み合わせを選択できて、制振ダンパーの減衰特性を一層、任意に設定することができる。
本発明によれば、回転慣性モーメント(等価質量)は質量に比例し、回転半径の2乗に比例することから、第二回転体において軸固定部から支持部を介して重りまでの回転半径を大きくすることで小さな重り(質量)で大きな抵抗力を得ることができる。
第二回転体は、ロータリーダンパーのギア部側とギア部の反対側とのいずれかの位置を選択して取り付けできる。
この場合、位置が下がる方向に旋回する重り部は重力によって回転慣性モーメントを増幅する方向に働く。これに対向して設けられた重り部は位置が上がる方向に旋回し回転慣性モーメントを減縮させる方向に働くため、重力の影響を相殺させることができる。
制振ダンパーを縦置きすることによって平面的な設置スペースが小さくて済むため、建造物等の制振対象物において設置位置の制約が小さい。
制振ダンパーの第一回転体をロータリーダンパーの外側に設置したことにより、第一回転体を取り外し、追加、または質量の異なるものに交換することができ、用途変更等に伴い制振対象物の振動性状が変化した場合においても、最適な減衰特性に調整して対応可能である。
制振ダンパーの第二回転体は軸部材に固定した軸固定部の径方向外側に支持部を介して重りを設けたため、重りを質量の異なるものに交換することで、用途変更等に伴い制振対象物の振動性状が変化した場合においても、最適な減衰特性に調整して対応可能である。
複数の制振ダンパーを配設することで、ロータリーダンパーは1種類のみで広範囲かつ連続的に減衰特性を設定できる。
一部の制振ダンパーをギア部及びロータリーダンパーで構成することで、要求される減衰特性に対応するように制振装置の減衰特性を調整できる。
この場合も、要求される減衰特性に対応するように制振装置の減衰特性を調整できる。
図1から図3は第一実施形態による制振装置1を示すものである。図1に示す制振装置1は、例えば鉄筋コンクリート造の建造物BLの例えば下層部の架構に取り付けられている。なお、制振装置1の設置箇所は低層部に限らず高層部等、任意の層に設置してもよい。制振装置1は、建造物BLの架構の相対変位可能な二層間に配設されている。この建造物BLは、例えば1フロアの左右の柱P1及び柱P2と上下の梁Q1及び梁Q2とで仕切られた空間4を上下左右に多数有している。空間4において、柱P1及び柱P2の中間には中間柱P3が設置され、空間4が2つの空間4A、4Bに仕切られている。
制振装置1は、空間4A内で上下に設置されたY型ブレース6A、6Bによって揺動可能に支持されている。そのため、空間4における他方の空間4Bの領域の自由度が大きく、任意の用途に利用可能である。
例えば空間4Aにおいて、Y型ブレース6Aの2本のブレース部材6aの先端部にラック部材10が連結されている。建造物BLが地震等で振動した場合、その横揺れに応じてY型ブレース6Aの2本のブレース部材6aが揺動し、ラック部材10がその長手方向に沿って水平方向に往復運動する。ラック部材10にはその長手方向に沿って歯部が配列形成されている。
ピニオンギア16は略円盤状であり、その外周に形成した歯部はラック部材10の歯部に噛合している。
また、減衰部13において、固定具19を軸部材14から取り外すことで、回転体18を取り外して異なる質量のものに交換したり、複数個に追加したり、取り外したりすることができる。
ロータリーダンパー17は外径が一定の円盤状に形成されていて交換可能ではない。ロータリーダンパー17は回転によって所定の減衰特性を発揮でき、減衰力はその回転速度に依存する。図3では、ロータリーダンパー17はピニオンギア16よりも大径に形成されている。
各制振ダンパー12において、振動に対する減衰力(抵抗力)を大きくするには、ピニオンギア16の外径(歯数)を小さくすることと、回転体18の質量を大きくすることの一方または両方を行う。また、振動に対する減衰力を小さくするには、ピニオンギア16の外径を大きくすることと、回転体18の質量を小さくすることの一方または両方を行う。
また、図2及び図3において、以下の説明では、4組の減衰部13は、便宜上、減衰部13A、13B,13C、13Dということがある。また、各減衰部13A、13B,13C、13Dの各制振ダンパー12におけるピニオンギア16、ロータリーダンパー17、回転体18も、便宜上、符号16a、16b、16c、16d、17a、17b、17c、17d、18a、18b、18c、18dとすることがある。本実施形態では、ラック部材10を挟んで複数、例えば4組の減衰部13が上下に配列されている。
しかし、本発明では、上述した構成に代えて、上部のY型ブレース6Aの各ブレース部材6aで支持枠部23を吊り下げ支持し、下部のY型ブレース6Bの各ブレース部材6bにラック部材10を連結して往復運動させてもよい。制振装置1の位置を階高の中央付近とすることで、これより高い位置や低い位置にする場合よりも、ブレース部材6a、6bの応力を小さくできるが、制振装置1の位置や支持方法は上述のものによらなくてもよい。
本実施形態による制振ダンパー12において、ロータリーダンパー17は交換可能ではないが、回転体18は質量の異なるものに交換可能である。また、各減衰部13において、回転体18の一方または両方を異なるものに交換することによって、制振装置1の減衰特性を増減調整することができる。しかも、制振装置1は外形寸法を従来よりもコンパクトにすることができる。
地震発生時に地盤等の支持構造物が水平方向に振動すると、支持構造物に支持された建造物BLが応答して水平方向に振動する。建造物BLが地震等で振動して変形すると、架構の各空間4の上層と下層とに水平方向の層間変位が生じる。即ち、建造物BLの振動により、空間4A内の上層と下層に設置されたY型ブレース6A、6Bがそれぞれ往復運動する。空間4Aの下層に支持されたY型ブレース6Bが往復運動することでブレース部材6bを介して、縦置きされた制振装置1が水平方向に振動する。また、空間4Aの上層に支持されたY型ブレース6Aが往復運動することで一対のブレース部材6aで支持されたラック部材10が制振装置1と異なる位相で水平方向に往復運動する。
回転体18の質量の調整に際し、回転体18は縦置きされた制振装置1の支持枠部23の外側に設置されているため、軸部材14の固定具19を外して回転体18を取り外し、異なる質量の回転体18を装着することができる。また、回転体18の追加や撤去も行える。
また、回転体18を質量の異なるものに交換して装着することで、回転体18の反力を任意に増減調整することができる。したがって、建造物BLの用途変更や経年劣化等により振動性状が変化した場合でも、回転体18を追加したり交換したりすることで最適な減衰特性を得られる。そのため、制振装置1は建造物BLの特性に応じて最適な設計が可能になる。
また、制振装置1は建造物BLにおける空間4A内に縦置きで取り付けるため、横置きと比較して一層専有スペースが小さくて済む。しかも、制振ダンパー12の回転体18を軸部材14の外側に設置するため、異なる質量のものへの交換、追加や撤去が容易である。
また、制振装置1は、建造物BLの柱P1,P2と梁Q1,Q2で仕切られた空間4よりも狭い柱P1と中間柱P3で仕切られた小さな空間4Aに設置できるため、図15(a)、(b)に示す従来技術と比較して、残りの空間4Bを有効に利用できる。
本実施形態による制振装置20では、2個の制振ダンパー21を対向させて軸部材14に固定した減衰部22が、Y型ブレース6Aの2本のブレース部材6aの間に連結されたラック部材10を挟んでその上下に4組設置されている。4組の減衰部22は、図4及び図5において、便宜上、減衰部22A、22B,22C、22Dとする。また各減衰部22の制振ダンパー21におけるピニオンギア16、ロータリーダンパー17、回転体18は、便宜上、符号16a〜16d、17a〜17d、18a〜18dで示す。
建造物BLの空間4Aにおける層間応答として、振幅±A(mm)、周期T=0.5(sec)の正弦波を想定すると、次の式が成り立つ。
角速度ω = 2π/T
層間変位Dis=A・sin(ωt) (mm)
層間速度Vel = Aω・cos(ωt) (mm/sec)
層間加速度Acc=Aω2・sin(ωt) (mm/sec2)
各制振ダンパー12、21の回転速度V=60Vel/2πp (回転/min)
但し、層間速度の単位換算:60Vel (mm/min)
ピニオンギア16の周長:2πp (mm)
pはピニオンギア16の半径。
Fv=T/(p/1000) (N)
但し、ロータリーダンパー17のトルク値T=CVα (N・m)
Cは減衰係数、αは定数。
各制振ダンパー12、21の回転体18の反力
Fm=md・(Acc/1000) (N)
但し、回転体18の質量:m (kg)
回転体18の半径:r (mm)
慣性モーメントI=mr2/2 (kg・mm2) 但し、円柱体の場合
等価質量md=I/p2 = m・(r/p)2/2 (kg)
各制振ダンパー12、21の抵抗力Fn=Fv+Fm (N)
制振装置1の抵抗力Fall = ΣFn
但し、n=1,2,3,4・・・ であり、制振ダンパー12、21の数量を示す。
先ず、表1は第一実施形態による制振装置1を示すものであり、減衰部13A、減衰部13B、減衰部13C、減衰部13Dにおいて抵抗力を最大限高めた事例である。
4基の減衰部13を各減衰部13A、13B、13C、13Dとして、それぞれにピニオンギア16とロータリーダンパー17と回転体18を設置した。この場合の各回転体18の等価質量はいずれも325kgであり、制振装置1の抵抗力Fallは上記の式により求められる。
表2は第一実施形態による制振装置1を示すものであり、ピニオンギア16の外径(歯数数)の調整により最適な減衰特性に調整した事例である。
4個の制振ダンパー12A1、12A2、12B1、12B2はそれぞれにピニオンギア16とロータリーダンパー17と回転体18を設置した。これらの各回転体18の等価質量はいずれも325kgである。これに対し、他の4個の制振ダンパー12C1、12C2、12D1、12D2ではロータリーダンパー17は設置しないで、ピニオンギア16と回転体18のみを設置した。さらに、ピニオンギア16の半径を60mmと80mmに拡径させることで、等価質量は55kgと15kgとした。
表3は第二実施形態による制振装置20を示すものである。ラック部材10とピニオンギア16との間に、ラック部材10の直線運動を回転運動に変換する仲介ギア部24(24A,24B)を備えている。なお、表3において、ピニオン半径欄のかっこ内の数値は仲介ギア部24を設置した効果を考慮した見かけのギア外径である。ここでは、仲介ギア部24のギア部26(大径の歯部)とピニオン部25(小径の歯部)の外径比を3としており、各減衰部22A〜22Dにおける見かけのギア外径は1/3になっている。
4基の減衰部22A〜22Dはそれぞれにピニオンギア16とロータリーダンパー17と回転体18を設置した。4個の制振ダンパー12A1〜12B2は各回転体18の等価質量がいずれも1200kgである。これに対し、制振ダンパー12C1〜12D2ではピニオンギア16c、16dの外径を段階的に拡径させることで、等価質量は300kgと130kgとした。
本第三実施形態による制振装置30では、各制振ダンパー31において円板状の回転体18に代えて振り子状の回転体32を設置した。この回転体32は、ロータリーダンパー17の外側で軸部材14と同軸に固定された例えば略円板状の軸固定部33と、軸固定部33の外周面に連結されていて径方向外側に延びる例えば棒状の支持部34と、支持部34の先端に取り付けられた重り部35とで構成されている。制振ダンパー31が軸部材14を中心に回転する際に、回転体32は軸部材14を中心に振り子状に揺動して往復運動可能となる。
重り部35は例えば円板状に形成されていて、支持部34に対して異なる質量のものに交換可能とされている。また、回転体32がロータリーダンパー17の外側に設置された場合には、回転体32全体を支持部34の長さの異なるものや異なる質量の重り部35に交換可能としてもよい。
回転体32の回転慣性モーメント(等価質量)は質量に比例し、回転半径の2乗に比例することから、軸固定部33から重り部35までの回転半径を大きくすることで、小さな質量の重り部35によって大きな抵抗力を得ることができる。
なお、回転体32の重り部35を質量の異なるものに交換したり、支持部34を長さの異なるものに交換したり、回転体32の追加や撤去等も容易に行うことができる。また、ピニオンギア16の半径長さによって回転体32の揺動による往復運動の範囲をコントロールできるため、第一実施形態と同様に空間4A内に複数の回転体32を設置可能である。
本変形例では、減衰部13におけるピニオンギア16とロータリーダンパー17の間に回転体32の軸固定部33を設置した。ピニオンギア16と軸固定部33とロータリーダンパー17は軸部材14によって同軸に固定されている。しかも、軸固定部33の外周面に設けた支持部34の先端部には重り部35が交換可能に固定されている。
本変形例の場合も、上側の減衰部13Aに設けた回転体32の支持部34及び重り部35は上方に設置され、下側の減衰部13Bに設けた回転体32の支持部34及び重り部35は下方に設置されている。
本第四実施形態による制振装置40では、例えば横方向(ラック部材10に沿う方向)に2組の減衰部13A、13C設置した。本第四実施形態では、制振装置40の制振ダンパー41において、回転体42は軸固定部33と支持部34と重り部35からなり、しかも、軸固定部33はピニオンギア16とロータリーダンパー17との間に設置され、軸部材14によって同軸に固定されている。回転体42は軸固定部33を中心に180°対向する位置に支持部34と重り部35がそれぞれ径方向外側に突出して、対称に2組配設されている。本実施形態に示す例では、軸固定部33に対して一方の支持部34と重り部35は上方に設置され、他方の支持部34及び重り部35は下方に設置されている。制振ダンパー41に設けられた2組の回転体42は軸固定部33を共用しているが、軸固定部33を軸部材14に別個に設置してもよい。
しかも、本実施形態による制振装置40では、2組の減衰部13をラック部材10に沿って並列に配列させたため、各2組の回転体42が往復回転運動する際に互いに干渉することを回避できる。なお、回転体42を設けた減衰部13は2組に限定されることなく、互いに干渉しない範囲で適宜の数を配設できる。
また、支持枠部23は四角形状に形成したが、支持枠部23の形状は任意であり、ピニオンギア16、ロータリーダンパー17、回転体18、32、42を支持できれば良い。また、重りとなる回転体18、18a、18b、18c、18dは第一回転体に含まれ、回転体32、42は第二回転体に含まれる。
6A、6B Y型ブレース
6a、6b ブレース部材
10 ラック部材
12、21、31、41 制振ダンパー
13、13A、13B、13C、13D 減衰部
14 軸部材
16、16a、16b、16c、16d ピニオンギア
17、17a、17b、17c、17d ロータリーダンパー
18、18a、18b、18c、18d、32、42 回転体
22、22A、22B、22C、22D 減衰部
24、24A、24B 仲介ギア部
25 ピニオン部(小径の歯部)
26 ギア部(大径の歯部)
33 軸固定部
34 支持部
35 重り部
Claims (12)
- 制振対象物の振動を伝達する伝達部材の直線運動を回転運動に変換するギア部と、
前記ギア部と同軸に設けられていて振動を減衰させるロータリーダンパーと、
前記ギア部及びロータリーダンパーを同軸に支持して一体回転させる軸部材と、
を備えたことを特徴とする制振ダンパー。 - 制振対象物の振動を伝達する伝達部材の直線運動を回転運動に変換する仲介ギア部と、
前記仲介ギア部に噛合するギア部と、
前記ギア部と同軸に設けられていて振動を減衰させるロータリーダンパーと、
前記ギア部及びロータリーダンパーを同軸に支持して一体回転させる軸部材と、
を備え、前記仲介ギア部は、前記伝達部材に設けた歯部に噛合する小径の歯部と前記ギア部に噛合する大径の歯部とが同軸に一体回転可能に設けられていることを特徴とする制振ダンパー。 - 前記軸部材には、前記ギア部とロータリーダンパーの間、または前記ロータリーダンパーに対して前記ギア部と反対側に第一回転体が取り付けられ、前記第一回転体は前記軸部材によって前記ギア部と同軸に支持されて一体回転する請求項1または2に記載された制振ダンパー。
- 前記軸部材には、前記軸部材と同軸に設けられた軸固定部と、前記軸固定部に設けられていて前記軸部材から径方向外側に延びる支持部と、前記支持部に設けられた重り部と、を有する振り子状の第二回転体が設けられた請求項1または2に記載された制振ダンパー。
- 前記第二回転体は、前記ギア部と前記ロータリーダンパーの間、または前記ロータリーダンパーに対して前記ギア部と反対側に設けられた請求項4に記載された制振ダンパー。
- 前記第二回転体は、前記軸固定部の対向する位置に前記支持部及び前記重り部がそれぞれ径方向外側に設けられている請求項4または5に記載された制振ダンパー。
- 前記軸部材が水平方向に配設され、少なくとも前記ギア部及びロータリーダンパーが縦置きされている請求項1から6のいずれか1項に記載された制振ダンパー。
- 前記第一回転体は前記ロータリーダンパーの外側に設置されていて、取り外し可能、追加可能または交換可能とした請求項3に記載された制振ダンパー。
- 前記第二回転体は少なくとも重り部が取り外し可能、追加可能または交換可能とした請求項4,5,6のいずれか1項に記載された制振ダンパー。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載された制振ダンパーが、それぞれ前記伝達部材の直線運動を回転運動に変換するように複数設けられていることを特徴とする制振装置。
- 複数の前記制振ダンパーの少なくとも一部は、前記ギア部及びロータリーダンパーで構成されている請求項10に記載された制振装置。
- 複数の前記制振ダンパーの少なくとも一部は、前記ギア部及び前記第一回転体または第二回転体で構成されている請求項10または11に記載された制振装置。
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