JP2020020269A - 圧縮機 - Google Patents

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Atsushi Maeda
淳 前田
成瀬 友博
Tomohiro Naruse
友博 成瀬
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
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    • F04D17/08Centrifugal pumps
    • F04D17/10Centrifugal pumps for compressing or evacuating
    • F04D17/12Multi-stage pumps

Abstract

【課題】本発明は、腐食環境下においても強度の低下を抑制するバランスシール(ラビリンスシール装置)を設置した圧縮機を提供する。例えば、CO2用の遠心多段圧縮機に適用した場合であっても、CO2中の液滴による浸食による劣化や損傷を抑制したバランスシールを設置した圧縮機を提供する。【解決手段】本発明の圧縮機は、複数の羽根車が設置された回転軸と、初段の羽根車と最終段の羽根車との間で、流体を、一度、機外へ排出する吐出流路と、初段の羽根車と最終段の羽根車との間で、排出された流体を、再度、機内へ注入する吸込流路と、最終段の羽根車の後段であって、回転軸側に設置されるバランスドラムと静止側であるケーシングに設置されたホルダーとの間に設置される複数のラビリンスフィンを有するバランスシールと、を具備し、バランスシールは、高圧側にアブレーダブルなラビリンスシールを、低圧側に非接触なラビリンスシールを有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、圧縮機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平11−13688号公報(特許文献1)がある。この公報には、遠心形流体機械におけるラビリンスシール装置において、非接触シールにラビリンスシールを用い、回転軸側または内側ケーシングを含む静止側のいずれかにラビリンスフィンを複数段設け、この中の低圧側のラビリンスフィンに対向する内側ケーシング部分に造隙被削コーティングを施すことが記載されている。
特開平11−13688号公報
前記特許文献1には、複数段のラビリンスフィンを用いた遠心形流体機械が記載され、
その低圧側のラビリンスフィンに対向する内側ケーシング部分に造隙被削コーティングを設置することが記載されている。しかし、特許文献1に記載されるラビリンスシール装置は、腐食環境下におけるラビリンスシール装置の強度の低下が懸念される。
このようなラビリンスシール装置を、例えば、二酸化炭素(以下、CO2と記載する)用の遠心多段圧縮機に適用する場合には、CO2中の液滴による浸食(erosion)による影響を検討し、ラビリンスシール装置に対する劣化や損傷の発生によるラビリンスシール装置の強度の低下を検討する必要がある。
そこで、本発明は、腐食環境下においても強度の低下を抑制するバランスシール(ラビリンスシール装置)を設置した圧縮機を提供する。例えば、CO2用の遠心多段圧縮機に適用した場合であっても、CO2中の液滴による浸食による劣化や損傷を抑制したバランスシールを設置した圧縮機を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の圧縮機は、複数の羽根車が設置された回転軸と、初段の羽根車と最終段の羽根車との間で、流体を、一度、機外へ排出する吐出流路と、初段の羽根車と最終段の羽根車との間で、排出された流体を、再度、機内へ注入する吸込流路と、最終段の羽根車の後段であって、回転軸側に設置されるバランスドラムと静止側であるケーシングに設置されたホルダーとの間に設置される複数のラビリンスフィンを有するバランスシールと、を具備し、バランスシールは、高圧側にアブレーダブルなラビリンスシールを、低圧側に非接触なラビリンスシールを有する。
本発明によれば、腐食環境下においても強度の低下を抑制するバランスシールを設置した圧縮機を提供することができる。例えば、CO2用の遠心多段圧縮機に適用した場合であっても、CO2中の液滴による浸食による劣化や損傷を抑制したバランスシールを設置した圧縮機を提供することができる。
なお、上記した以外の課題、効果及び構成は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本実施例に係る遠心多段圧縮機の全体構成を説明する説明図である。 本実施例に係るバランスシールを説明する説明図である。
以下、実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る遠心多段圧縮機の全体構成を説明する説明図である。
本実施例に記載する圧縮機100は、CO2用の遠心多段圧縮機である。この遠心多段圧縮機は、回転軸3に複数の羽根車4が設置される。
本実施例に記載する圧縮機100は、羽根車4(羽根車41、羽根車42、羽根車43、羽根車44、羽根車45)が5段に設置される。
初段の羽根車41と最終段の羽根車45との間には、流体(CO2)を、一度、機外へ排出する吐出流路5bと、初段の羽根車41と最終段の羽根車45との間には、排出された流体(CO2)を、再度、機内へ注入する吸込流路5cとが設置される。本実施例に記載する圧縮機100では、羽根車43と羽根車44との間に、吐出流路5b及び吸込流路5cが設置される。
羽根車43と羽根車44との間、つまり、吐出流路5bと吸込流路5cとの間には、流路を形成する中間ダイアフラム6が設置される。
そして、最終段の羽根車45の後段であって、回転軸3側に設置されるバランスドラム(図2参照)と静止側であるケーシング1に設置されたホルダー(図2参照)との間に設置される複数のラビリンスフィン(図2参照)を有するバランスシール7が設置される。
なお、ケーシング1は、圧縮機100の外郭を形成する静止体である。複数段(本実施例では5段)の羽根車4は、回転軸3に設置され、その回転によってCO2を圧縮するものである。
また、羽根車41、羽根車42、羽根車43によって昇圧され、温度が上昇したCO2は、圧縮の効率を上げるために、吐出流路5bを介して、一度、圧縮機100外へ排出され、ガスクーラ(図示なし)を通して冷却された後、吸込流路5cを介して、再度、圧縮機100内へ注入され、羽根車44、羽根車45によって昇圧される。
中間ダイアフラム6には、中間ステージラビリンス8が設置される。中間ステージラビリンス8は、回転体である羽根車43と静止体である中間ダイアフラム6との間に生じる隙間に流れる漏れ流量を低減する目的で設置される。
図2は、本実施例に係るバランスシールを説明する説明図である。
すなわち、図2は、バランスシール7の近傍を拡大したものである。
バランスシール7は、最終段の羽根車45の後段に設置され、回転軸3側(回転体側)に設置されるバランスドラム21(回転軸3のスラスト力を低減させるもの)と静止体側であるケーシング(内側ケーシング)1に設置されたホルダー22(バランスシール7を支持するもの)との間に設置される複数のラビリンスフィン73を有する。
そして、高圧側にアブレーダブルなラビリンスシール(高圧側バランスシール71)を、低圧側に非接触なラビリンスシール(低圧側バランスシール72)を有する。
アブレーダブルなラビリンスシールとは、被切削用のシール部材を使用したラビリンスシールであり、バランスシール7に使用されるラビリンスフィン73の回転よって、被切削用のシール部材が削られることにより、最適な距離を確保するものである。
一方、非接触なラビリンスシールとは、アブレーダブルなラビリンスシールのような被切削用のシール部材を使用しないものである。
なお、ラビリンスフィン73は、耐食性の高い金属であることが好ましく、本実施例では、ステンレス鋼を使用する。
また、高圧側バランスシール71に設置されるラビリンスフィン73がバランスドラム21に、低圧側バランスシール72に設置されるラビリンスフィン73がホルダー22に、設置されていることが好ましい。これは、将来のメンテナンス性を考慮したものであり、高圧側のラビリンスフィン73の損傷より、低圧側のラビリンスフィン73の損傷のほうが大きいと予想されるためである。
また、高圧側バランスシール71に設置されるラビリンスフィン73が対向するホルダー22には、被削コーティング74が設置される。被削コーティング74は、被切削用のシール部材であり、被削コーティング74が削られることにより、バランスドラム21とホルダー22との間が、最適な距離に確保され、シール性が向上する。
なお、被削コーティング74は、樹脂であることが好ましく、本実施例では、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)を主成分とした樹脂を使用する。
なお、高圧側のラビリンスシール(高圧側バランスシール71)と低圧側のラビリンスシール(低圧側バランスシール72)との長さの比は、シール性を考慮して、高圧側に対する低圧側は、3分の1〜5分の1程度であることが好ましい。
なお、シャフト31は回転軸3の一部分であり、貫通孔81は、高圧側バランスシール71の圧力を低減させる目的で形成され、シャントホール82は、高圧側バランスシール71にガスを供給する目的で形成される。
取り扱い流体であるCO2は、流体中に水蒸気を含むウエットガスであることが多い。
また、比較的重い気体であるCO2は、昇圧されると流体の温度が上昇しやすい。このため、圧縮の効率を上げるために、昇圧され、温度が上昇したCO2を、一度、圧縮機100外へ排出し、ガスクーラ(図示せず)を通してCO2を冷却し、冷却されたCO2を、再度、圧縮機100内へ注入し、昇圧するといったプロセスを採用することが多い。
ガスクーラにて冷却され、再度、圧縮機100内へ注入されるCO2は、高圧、低温の条件となり、湿度が100%となる。
このCO2は、湿度100%の流体であるため、静温低下に伴い、CO2に含まれる水分(水蒸気)が液化し、その液分にCO2が溶解することで炭酸となる。炭酸と金属との接触は、バランスシール7の炭酸腐食を引き起こす。
特に、バランスシール7に炭酸腐食が発生した場合は、回転体と静止体との隙間が拡大し、漏れ流量の増大につながる。漏れ流量が増大すると、圧縮機100の内部で循環する流量が増大し、圧縮機100の性能低下を招く。
また、炭酸腐食が継続すると、羽根車45に損傷が発生し、圧縮機100の振動過大となる場合がある。
本実施例によれば、こうした課題を解決することができる。
また、本実施例によれば、被切削用のシール部材に樹脂(ポリマー)を使用した場合であっても、高圧側にアブレーダブルなラビリンスシールを設置することにより、腐食環境下におけるバランスシール7の強度の低下や、CO2中の液滴による浸食によるバランスシール7の劣化や損傷の発生を抑制することができる。
本実施例によれば、
(1)漏れに対する影響が比較的大きい高圧側に、アブレーダブルなラビリンスシールを用いることにより、大きな漏れ低減効果が実現できる
(2)漏れに対する影響が比較的小さく、腐食環境となる低圧側に、非接触な耐食性の高い金属からなるラビリンスシールを用いることにより、漏れ低減作用をさほど減ずることなく、腐食に強い構造が実現できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
1 ケーシング
3 回転軸
4 羽根車
5b 吐出流路
5c 吸込流路
6 中間ダイアフラム
7 バランスシール
8 中間ステージラビリンス
21 バランスドラム
22 ホルダー
31 シャフト
45 最終段の羽根車
71 高圧側バランスシール
72 低圧側バランスシール
73 ラビリンスフィン
81 貫通孔
82 シャントホール
100 圧縮機

Claims (5)

  1. 複数の羽根車が設置された回転軸と、
    初段の前記羽根車と最終段の前記羽根車との間で、流体を、一度、機外へ排出する吐出流路と、
    初段の前記羽根車と最終段の前記羽根車との間で、排出された流体を、再度、機内へ注入する吸込流路と、
    最終段の前記羽根車の後段であって、回転軸側に設置されるバランスドラムと静止側であるケーシングに設置されたホルダーとの間に設置される複数のラビリンスフィンを有するバランスシールと、を具備し、
    前記バランスシールは、高圧側にアブレーダブルなラビリンスシールを、低圧側に非接触なラビリンスシールを有することを特徴とする圧縮機。
  2. 前記ラビリンスフィンは、金属であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 高圧側のラビリンスフィンが、前記バランスドラムに、低圧側のラビリンスフィンが、前記ホルダーに、設置されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記高圧側のラビリンスフィンが対向する前記ホルダーには、被削コーティングが設置されていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記被削コーティングは、樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の圧縮機。
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