JP2020019544A - 飲料容器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記容器本体の筒軸方向を上下方向とするとともに、当該容器本体の上端が開口している構成において、
前記容器本体に装着されている前記キャップの回転動作を規制する施錠状態と、当該規制を解除する解錠状態とを切り替えるロック機構と、当該ロック機構を作動させる施錠装置とを備え、
前記ロック機構は、前記キャップ内に配置されて上下方向に延長する支柱部を備えたロックピンと、前記容器本体の周縁において前記支柱部の下端と係合する凹部とを備え、
前記施錠装置は、記憶部を含んで構成される制御手段と、指紋センサーと、アクチュエーターと、当該アクチュエーターの動作を前記ロックピンに伝達して当該ロックピンを上下運動させる伝達機構とを備え、
前記制御手段は、前記指紋センサーが読み取った指紋を指紋データとして前記記憶部に記憶させるとともに、前記記憶部に記憶されている指紋データに対応する指紋が前記指紋センサーによって読み取られた際に前記アクチュエーターを作動させ、
前記施錠状態では、前記伝達機構により前記ロックピンが下方に押し下げられて、当該ロックピンの下端が前記凹部に係合し、
前記解錠状態では、前記ロックピンロックピンの下端と前記凹部との係合状態が解除される、
ことを特徴とする飲料容器である。
前記蓋は、上面と下面との間に、前記アクチュエーターと前記伝達機構とが収納される空間を有し、
前記キャップ本体は、前方に、左右方向に回転軸を有して前後方向に揺動する開栓ボタンを備えるとともに、周縁に上下方向に貫通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔は、前記キャップ本体が前記容器本体にねじ込まれている状態で、前記凹部の上方に配置される位置に形成され、
前記キャップ本体と前記蓋とは、後方に形成されたヒンジによって連結されているとともに、当該蓋の前方に形成されている第1のフックと前記開栓ボタンの上端側に形成されている第2のフックとが係合することで係合前記蓋が前記飲み口を密閉する閉状態となるように構成され、
前記ロックピンは、左右方向に延長する横バーの下方に前記支柱部が連結されてなり、
前記ロック機構は、前記ロックピンと、前記凹部と、前記ロックピンを上方に押し上げる方向に付勢するスプリングと、前記挿通孔とにより構成され、
前記伝達機構は、上下方向を軸方向とした棒状で、下端が前記蓋の下面から突出可能に設置されたスライドピンを備え、
前記施錠状態では、前記スライドピンの下端が前記ロックピンの上面に当接するとともに、当該ロックピンが前記スプリングの復元力に抗して押し下げられることで、前記横バーが前記開栓ボタンの揺動領域に介在して当該開栓ボタンの揺動が規制され、
前記解錠状態では、前記スライドピンが上方に後退しつつ、前記ロックピンが前記スプリングの復元力によって上方に付勢されて前記横バーが前記開栓ボタンの上方に配置されて前記開栓ボタンへの前記規制が解除されるとともに、前記開栓ボタンを後方に押圧されると、前記第1のフックと前記第2のフックとの係合状態が解除されて前記蓋が開状態となる飲料容器とすることもできる。
<基本的な構成と構造>
本発明の実施例として、指紋認証技術に基づいて施錠と解錠とが可能なダイレクトタイプの飲料容器を挙げる。図1に本発明の実施例に係る飲料容器1aの外観を示した。飲料容器1aは、上記非特許文献2に記載した従来の飲料容器と同様に、円筒状の容器本体2の開口端側に蓋4を備えたキャップ3が着脱自在に取り付けられてなる。そして、図1では、蓋4が閉じられた状態(以下、閉状態とも言う)の飲料容器1aが示されている。
図2および図3に示したように、開栓ボタン6における係止部材62の後方には、ロック機構の主要部品であるロックピン7が取り付けられている。ロックピン7は、下方が開放する逆U字型で、開栓ボタン6を左右から跨ぎつつ、下端側がキャップ本体部5の周縁にて上下方向に貫通する孔54に挿通されている。図3に示したように、ロックピン7は、逆U字の上辺に対応する横バー71の両端に逆U字の縦棒に対応する支柱部72が一体的に形成されてなる。支柱部72の下端側は、キャップ本体部5における上記の貫通孔(以下、挿通孔54とも言う)に挿入されている。また、支柱部72には、スプリング73が環装されている。スプリング73は、圧縮された状態ではロックピン7を上方に押し上げるように付勢する。蓋4の下面前方には、ロックピン7の横バー71の上面に当接して、施錠状態においてロックピン7を下方に押し下げるためのスライドピン91の下端側が露出している。そして、ロック機構は、施錠状態にあるとき、ロックピン7が閂(かんぬき)のように作用し、開栓ボタン6に対する押圧動作と、容器本体2の上端側に取り付けられているキャップ本体部5の回動動作とを規制する。
図4に施錠装置8の機能ブロック構成を示した。施錠装置8は、電源となるポリマーリチウムイオン電池などの二次電池86を電源として動作し、アクチュエーター9と、アクチュエーター9の動作をロックピン7に伝達して当該ロックピンを上下運動させる伝達機構と、アクチュエーター9の動作を制御するための電子回路10とを備えている。
次に、施錠装置8による飲料容器1aの施錠動作と解錠動作とについて具体的に説明する。図6および図7に、施錠状態および解錠状態にあるときのスライドピン91の下端位置とロック機構の動作状態との関係を示した。なお、図6と図7は、飲料容器1aを上下方向と前後方向とを含む面で切断したときの縦断面図であり、図1におけるa−a矢視断面に対応している。また、図6および図7では、飲料容器1aの上方側を拡大して示している。そして、図6(A)および図7(A)は、それぞれ、飲料容器1aの上方側の全体的な構造を示しており、図6(B)および図7(B)は、それぞれ、図6(A)および図7(A)の一部を拡大した図であり、カム92の回転状態と、スライドピン91の下端位置やロックピン7と係止部材62との位置関係をより詳しく示している。
<伝達機構>
上記実施例に係る飲料容器1aでは、アクチュエーター9の作動軸94の動作とスライドピン91の上下運動とを連動させる伝達機構としてカム92を用いていたが、伝達機構は、上記実施例に限らず、種々の変形例が考えられる。図9に、第1の変形例に係る飲料容器1bを示した。第1の変形例に係る飲料容器1bは、ソレノイドなど、前後あるいは左右方向の水平面内で軸方向に直線運動する作動軸94を備えたアクチュエーター9を備えている。図9に示した例では、前後方向に作動軸94を移動させるアクチュエーター9を備えている。そして、アクチュエーター9の作動軸94の先端とスライドピン91の上端とがテーパー状に形成されているとともに、作動軸94とスライドピン91は、互いのテーパー面(95,96)が平行となるように配置されている。
上記実施例や変形例に係る飲料容器(1a〜1c)では、開栓ボタン6における係止部材62のフック63が前方に向かって突出し、当該フック63に係合する蓋4に形成されたフック42が後方に向かって突出していた。そして、開栓ボタン6を押すと係止部材62の上端側が後方に向かって揺動していた。しかし、従来の飲料容器には、開栓ボタン6における係止部材62のフック63が後方に向かって突出し、蓋4に形成されているフック42が前方に向かって突出しているものもある。そして、このようなフック(42,63)を備えた飲料容器では、開栓ボタン6を押すと係止部材62の上端側が前方に揺動するように構成されている。もちろん、本発明は、このような飲料容器にも適用することができる。
上記実施例に係る飲料容器1aでは、ロックピン7の支柱部72に環装されていたスプリング73は、施錠状態において圧縮状態となっていたが、施錠状態において伸張状態となるように支柱部72に換装されていてもよい。スプリング73を施錠状態で伸張させるためには、例えば、挿通孔54内にスプリング73を配置しておくとともに、スプリング73の上端を挿通孔54の上端に固定しておき、スプリング73の下端を挿通孔54内にて支柱部72に固定しておけばよい。
6 開栓ボタン、7 ロックピン、8 施錠装置、9アクチュエーター、
10 電子回路、20 記憶部、21 容器本体の首部、25 凹部、
41 蓋(キャップ)の上面、42 蓋のフック、43 蓋の下面、52 飲み口、
53 ヒンジ部、54 挿通孔、61 スライド部材、62 係止部材、
71 ロックピンの横バー、72 ロックピンの支柱部、73 スプリング、
81 指紋センサー、83 プッシュスイッチ、84 LEDランプ、
85 コネクター、91 スライドピン、92 カム、94 アクチュエーターの作動軸
Claims (4)
- 有底筒状の容器本体の開口端側にキャップがねじ込まれることで当該容器本体が密封状態で閉栓される飲料容器であって、
前記容器本体の筒軸方向を上下方向とするとともに、当該容器本体の上端が開口している構成において、
前記容器本体に装着されている前記キャップの回転動作を規制する施錠状態と、当該規制を解除する解錠状態とを切り替えるロック機構と、当該ロック機構を作動させる施錠装置とを備え、
前記ロック機構は、前記キャップ内に配置されて上下方向に延長する支柱部を備えたロックピンと、前記容器本体の周縁において前記支柱部の下端と係合する凹部とを備え、
前記施錠装置は、記憶部を含んで構成される制御手段と、指紋センサーと、アクチュエーターと、当該アクチュエーターの動作を前記ロックピンに伝達して当該ロックピンを上下運動させる伝達機構とを備え、
前記制御手段は、前記指紋センサーが読み取った指紋を指紋データとして前記記憶部に記憶させるとともに、前記記憶部に記憶されている指紋データに対応する指紋が前記指紋センサーによって読み取られた際に前記アクチュエーターを作動させ、
前記施錠状態では、前記伝達機構により前記ロックピンが下方に押し下げられて、当該ロックピンの下端が前記凹部に係合し、
前記解錠状態では、前記ロックピンロックピンの下端と前記凹部との係合状態が解除される、
ことを特徴とする飲料容器。 - 請求項1に記載の飲料容器であって、
前記キャップは、上面に飲み口を備えたキャップ本体と、前記飲み口を上方から覆って密閉させる開閉可能な蓋とから構成され、
前記蓋は、上面と下面との間に、前記アクチュエーターと前記伝達機構とが収納される空間を有し、
前記キャップ本体は、前方に、左右方向に回転軸を有して前後方向に揺動する開栓ボタンを備えるとともに、周縁に上下方向に貫通する挿通孔が形成され、
前記挿通孔は、前記キャップ本体が前記容器本体にねじ込まれている状態で、前記凹部の上方に配置される位置に形成され、
前記キャップ本体と前記蓋とは、後方に形成されたヒンジによって連結されているとともに、当該蓋の前方に形成されている第1のフックと前記開栓ボタンの上端側に形成されている第2のフックとが係合することで係合前記蓋が前記飲み口を密閉する閉状態となるように構成され、
前記ロックピンは、左右方向に延長する横バーの下方に前記支柱部が連結されてなり、
前記ロック機構は、前記ロックピンと、前記凹部と、前記ロックピンを上方に押し上げる方向に付勢するスプリングと、前記挿通孔とにより構成され、
前記伝達機構は、上下方向を軸方向とした棒状で、下端が前記蓋の下面から突出可能に設置されたスライドピンを備え、
前記施錠状態では、前記スライドピンの下端が前記ロックピンの上面に当接するとともに、当該ロックピンが前記スプリングの復元力に抗して押し下げられることで、前記横バーが前記開栓ボタンの揺動領域に介在して当該開栓ボタンの揺動が規制され、
前記解錠状態では、前記スライドピンが上方に後退しつつ、前記ロックピンが前記スプリングの復元力によって上方に付勢されて前記横バーが前記開栓ボタンの上方に配置されて前記開栓ボタンへの前記規制が解除されるとともに、前記開栓ボタンを後方に押圧されると、前記第1のフックと前記第2のフックとの係合状態が解除されて前記蓋が開状態となる、
ことを特徴とする飲料容器。 - 請求項2に記載の飲料容器であって、前記ロックピンが、横バーの左右両端に支柱部が連結されて下方が開放する逆U字状に形成され、前記挿通孔が、前方から見て、前記開栓ボタンの左右に一つずつ形成されていることを特徴とする飲料容器。
- 前記2または3に記載の飲料容器であって、前記蓋の前記空間に前記施錠装置が設置されているとともに、当該キャップの表面に前記指紋センサーの指紋読み取り部が配置されていることを特徴とする飲料容器。
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CN113133626A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-07-20 | 翰斯科技(深圳)有限公司 | 容器自锁机构及自锁水杯 |
WO2021193919A1 (ja) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | 住友重機械建機クレーン株式会社 | クレーン、クレーン本体及びプログラム |
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CN107468017A (zh) * | 2017-10-09 | 2017-12-15 | 龚方煜 | 一种保护女性健康与安全的杯子、杯盖、控制组件及方法 |
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- 2018-08-01 JP JP2018145063A patent/JP2020019544A/ja active Pending
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