JP2020018541A - ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することが可能なガイドワイヤの提供を目的とする。【解決手段】当該ガイドワイヤ1は、軸方向の中途に一または二以上の開口11eを有する有底中空形状のコアシャフト11と、このコアシャフト11の外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で開口11eに連通する拡張部31と、コアシャフト11の周りに巻回され、拡張部31の外周を覆うコイル体41と、を備え、開口11eを介して拡張部31に流体を圧送すると、拡張部31内の圧力によりコイル体41が内側から支持される。【選択図】図1

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
例えば、石灰化の進行により生じた血管内の閉塞部位(例えば、慢性完全閉塞:CTO)などを治療する際、バルーンカテーテル等の治療器具に先行してこれらを案内するためのガイドワイヤが挿入される。
このようなガイドワイヤとしては、例えば、先端部に内側コイルと外側コイルとを有するガイドワイヤなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなガイドワイヤによれば、その柔軟性により不規則に湾曲する血管内であっても円滑に進行することができ、トルク伝達性にも優れているとされている。
特開2017−113607号公報
しかしながら、上述したような従来のガイドワイヤにおいては、湾曲する血管内を円滑に進行することはできるものの、先端部が柔軟なため、CTOなどのような固い閉塞部位に遭遇したときにこれを貫通しながら進むのは難しいという問題がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することが可能なガイドワイヤを提供することにある。
本開示のいくつかの態様は、
(1)軸方向の中途に一または二以上の開口を有する有底中空形状のコアシャフトと、
このコアシャフトの外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で前記開口に連通する拡張部と、
前記コアシャフトの周りに巻回され、前記拡張部の外周を覆うコイル体と、を備え、
前記開口を介して前記拡張部に流体を圧送すると、前記拡張部内の圧力により前記コイル体が内側から支持されるガイドワイヤ、
(2)前記拡張部が複数設けられ、
これら複数の拡張部は、前記コアシャフトの軸方向に沿って配設されており、
前記複数の拡張部のそれぞれは、前記開口の少なくとも一つに連通している前記(1)に記載のガイドワイヤ、
(3)前記拡張部が、バルーンを用いて形成されている前記(1)または(2)に記載のガイドワイヤ、および
(4)前記拡張部が、前記コイル体の内周上に固着された膜部材を用いて形成されている前記(1)に記載のガイドワイヤ、
である。
本発明は、柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することが可能なガイドワイヤを提供することができる。
本発明の第1の実施形態におけるバルーン拡張時の状態を示す概略的断面図であって、(a)は軸方向に切断した図、(b)は径方向に切断した図をそれぞれ示す。 図1のバルーン収縮時の状態を示す概略的断面図であって、(a)は軸方向に切断した図、(b)は径方向に切断した図をそれぞれ示す。 図1の変形例を示すバルーン拡張時の軸方向に切断した概略的断面図であって、(a)は第1の変形例、(b)は第2の変形例、(c)は第3の変形例をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施形態におけるバルーン拡張時の状態を示す軸方向に切断した概略的断面図である。 図4のバルーン収縮時の状態を示す軸方向に切断した概略的断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す軸方向に切断した概略的断面図である。
当該ガイドワイヤは、軸方向の中途に一または二以上の開口を有する有底中空形状のコアシャフトと、このコアシャフトの外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で上記開口に連通する拡張部と、上記コアシャフトの周りに巻回され、上記拡張部の外周を覆うコイル体と、を備え、上記開口を介して上記拡張部に流体を圧送すると、上記拡張部内の圧力により上記コイル体が内側から支持される。
なお、本明細書において、「コイル体の内周」とは、コイル体の内側に形成された空間を臨む部位の素線の表面を意味する。
以下、本発明の第1〜第3の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、当該図面に記載の実施形態にのみ限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態におけるバルーン拡張時の状態を示す概略的断面図である。当該ガイドワイヤ1は、図1(a)、(b)に示すように、概略的に、コアシャフト11と、拡張部31と、コイル体41と、先端固着部51とにより構成されている。
コアシャフト11は、ガイドワイヤ1の中心軸を構成する部材である。このコアシャフト11は、軸方向の中途に一または二以上の開口を有する有底中空形状の部材である。また、コアシャフト11の外形は、例えば、その先端部が先端方向に向かって段階的に縮径するように形成することができる。本実施形態では、コアシャフト11の外形は、その先端から小径部11a、テーパ部11b、大径部11cの順で構成され、ガイドワイヤ1が一直線状に延びた状態で、小径部11aは円柱形状であり、大径部11cは小径部11aよりも大きな外径を有する円柱形状であり、テーパ部11bは小径部11aと大径部11cとに連続し小径部11aから大径部11cに向かって漸次拡径する円錐台形状である。また、コアシャフト11は、軸方向の中途に穿設された一つの開口11eと、基端に穿設された開口11fと、これら開口11e、11fを連通する通孔11dとを有している。開口11fには、流体を相通するためのチューブ21が接続されてる。
拡張部31は、コアシャフト11の外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で開口に連通する。本実施形態では、拡張部31が一つの略チューブ状のバルーン311を用いて形成されており、このバルーン311がコアシャフト11の開口11eを含む大径部11cの一部、テーパ部11bおよび小径部11aの外周全体を密閉状態(気密・液密)で覆っている。バルーン311の先端は小径部11aの先端の外周に、バルーン311の基端は大径部11cの中途の外周に、それぞれ溶着等で固定されており、開口11eを通して内部に受け入れた流体によりバルーン311が拡張して後述するコイル体41の内周41aを径外方に向かって加圧する。
バルーン311を構成する材料としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、例えば、可撓性を有する樹脂材料等を採用することができる。上記樹脂材料としては、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等が挙げられる。これらの中では、柔軟性および強度向上の観点から、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマーが好ましく、ポリウレタンエラストマーがより好ましい。
バルーン311の厚みとしては、材料等にもよるが、通常10μm〜150μmであり、コイル体41との密着性を確保してより確実にコイル体41の内周41aを加圧する観点からは、100μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましく、バルーン311自体の強度を確保する観点からは、50μm以上が好ましく、100μm以上がより好ましい。
コイル体41は、コアシャフト11の外周の少なくとも一部を覆うようにコアシャフト11の周りに巻回され、かつ拡張部31の外周を覆う。このコイル体41としては、例えば、1本の単線を用いて螺旋状に巻回した単条のコイル、2本以上の単線を用いて多重螺旋状に巻回した多条のコイル、1本の撚線(複数の線材を予め互いに撚り合った一束の線)を用いて螺旋状に巻回した単条のロープコイル、2本以上の撚線を用いて多重螺旋状に巻回した多条のロープコイル等を採用することができる。本実施形態では、コイル体41として単条のコイルが例示され、その先端が後述する先端固着部51に固着されていると共に、基端が接合部61にてコアシャフト11の外周に固着されている。
接合部61におけるコイル体41とコアシャフト11との固着方法としては、例えば、蝋付け法等を採用することができる。上記蝋付け法にて用いられるロウ材としては、例えば、Sn−Pb合金、Pb−Ag合金、Sn−Ag合金、Au−Sn合金などの金属ロウ等が挙げられる。
先端固着部51は、コアシャフト11の先端とコイル体41の先端とが互いに固着している部位である。具体的には、この先端固着部51は、例えば、コアシャフト11の先端とコイル体41の先端とが一体的に蝋付けすることで形成することができる。先端固着部51の形状としては、ガイドワイヤ1が血管内を進行する際に血管の内壁に損傷を与えないように、例えば、先端固着部51の先端方向が滑らかに湾曲した半球形状となるように成形することができる。なお、先端固着部51に用いるロウ材としては、例えば、コイル体41とコアシャフト11との蝋付け方法にて例示したものと同様のもの等が挙げられる。
次に、当該ガイドワイヤ1の使用態様について説明する。当該ガイドワイヤ1を先端から血管内に挿入し、血管に沿って処置部位まで押し進める。この際、必要に応じてガイドワイヤ1の先端部を回転させたり、ガイドワイヤ1の先端部を閉塞部位(CTO)に穿通して貫通させる。
この際、閉塞部位の円滑な穿通やガイドワイヤ1先端部の確実な回転を行うため、バルーン311(拡張部31)の拡張を行うことができる。具体的には、図2(a)、(b)に示すようなバルーン311が収縮した状態のガイドワイヤ1に、チューブ21から、開口11f、通孔11dおよび開口11eを介して拡張部31に流体を圧送すると、拡張部31内の圧力が上昇し、図1(a)、(b)に示すように、コイル体41の内周41aが拡張部31の外周にて押圧されて当該コイル体41が内側から支持される。これにより、先端部が硬直化して穿通性およびトルク伝達性が向上する。
次に、ガイドワイヤ1が処置部位に到達した後、ガイドワイヤ1にバルーンカテーテルやステント(不図示)などの器具を介装し、この器具をガイドワイヤ1に沿って処置部位まで搬送して各種の処置を実行する。上記処置が完了した後、当該ガイドワイヤ1は、上記血管を逆行させて身体から引き抜かれ、一連の操作が終了する。
以上のように、当該ガイドワイヤ1は、上記構成であるので、柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することができ、湾曲したり、分岐したり、閉塞部位のある血管内において、ガイドワイヤ1を処置部位まで容易かつ確実に押し進めることができる。これは、拡張部31の収縮時にはコイル体41の内周41aが加圧されないために柔軟性を有している一方で、バルーン311(拡張部31)の拡張時にはコイル体41の内周41aが加圧されることでガイドワイヤ1の先端部が硬直化し、この硬直化した先端部により閉塞部位の穿通性やガイドワイヤ1基端部に加えた回転操作に対する先端部へのトルク伝達性が向上するためであると推察される。また、本実施形態では、拡張部31がバルーン311を用いて形成されているので、拡張部31の拡張を容易かつ確実に行うことができる。
なお、上述した拡張部31の先端は、必ずしもコアシャフト11の先端(小径部の先端)に位置する必要はなく、拡張部31m1(バルーン311m1)の先端はコアシャフト11の先端から基端側に向かって離間した部位に位置していてもよい(第1の変形例:図3(a)参照)。このように、拡張部31m1先端のコアシャフト11との接合部位がコアシャフト11の先端から離間していることで、ガイドワイヤ1m1先端部の柔軟性をより高めることができ、例えば、急激な湾曲にも円滑に対応することができる。
また、上述した拡張部31の基端は、必ずしもコアシャフト11における接合部61の先端に位置する必要はなく、拡張部31m2(バルーン311m2)の基端(第2の変形例:図3(b)参照)や拡張部31m3(バルーン311m3)の基端(第3の変形例:図3(c)参照)は、コアシャフト11における接合部61の先端から先端側に向かって離間した部位に位置していてもよい。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態におけるバルーン拡張時の状態を示す軸方向に切断した概略的断面図である。当該ガイドワイヤ2は、図4に示すように、概略的に、コアシャフト12と、拡張部32と、コイル体41と、先端固着部51とにより構成されている。当該ガイドワイヤ2は、第1の実施形態とはコアシャフト12および拡張部32の構成が異なっている。なお、コイル体41および先端固着部51の構成、コアシャフト12および拡張部32の形状以外の構成、並びにガイドワイヤ2の使用態様については第1の実施形態のものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略すると共に、第1の実施形態の説明を援用する。
コアシャフト12は、ガイドワイヤ2の中心軸を構成する部材である。このコアシャフト12は、軸方向の中途に二以上の開口を有する有底中空形状の部材である。本実施形態では、コアシャフト12の外形は、第1の実施形態と同様な小径部12a、テーパ部12b、および大径部12cを有している。また、コアシャフト12は、軸方向の中途に穿設された三つの開口12e(以下、これらをコアシャフト12の先端から基端に向かって順に「第1開口12e1」、「第2開口12e2」および「第3開口12e3」とも称する)と、基端に穿設された開口12fと、これら開口12e、12fを連通する通孔12dとを有している。開口12fには、流体を相通するためのチューブ21が接続されてる。
拡張部32は、コアシャフト12の外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で開口に連通する。この拡張部32は複数設けられ、これら複数の拡張部は、コアシャフト12の軸方向に沿って配設されており、複数の拡張部32のそれぞれは、開口の少なくとも一つに連通している。本実施形態では、拡張部32が三つの略チューブ状のバルーンが設けられており、ガイドワイヤ2の先端から基端に向かって第1拡張部321(第1バルーン3211)、第2拡張部322(第2バルーン3221)、第3拡張部323(第3バルーン3231)の順で配設されている。第1〜第3バルーン3211〜3231は、それぞれ第1〜第3開口12e1〜12e3に連通し、これら各開口12e1〜12e3を含むコアシャフト12の一部の外周全体をそれぞれ密閉状態(気密・液密)覆っている。なお、第1〜第3バルーン3211〜3231それぞれの先端および基端はコアシャフト12の外周に溶着等で固定されている。このため、図5に示すようなバルーン3211〜3231が収縮した状態のガイドワイヤ2に、チューブ21から、開口12f、通孔12dおよび開口12e1〜12e3を介して拡張部32に流体を圧送すると、内部に受け入れた流体により第1〜第3バルーン3211〜3231が拡張し、図4に示すように、コイル体41の内周41aが径外方に向かって押圧されて当該コイル体41が内側から支持される。これにより、先端部が硬直化して穿通性およびトルク伝達性が向上する。
以上のように、当該ガイドワイヤ2は、上記構成であるので、柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することができ、湾曲したり、分岐したり、閉塞部位のある血管内において、ガイドワイヤ2を処置部位まで容易かつ確実に押し進めることができる。また、本実施形態では、拡張部32が三つ設けられ、この第1拡張部321〜第3拡張部323がコアシャフト12の軸方向に沿って配設されており、第1拡張部321〜第3拡張部323がそれぞれ第1開口12e1〜第3開口12e3に連通しているので、より迅速に流体を拡張部32に導入または拡張部32から排出することができ、迅速に手技を行うことができる。
[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態を示す軸方向に切断した概略的断面図である。当該ガイドワイヤ3は、図6に示すように、概略的に、コアシャフト11と、拡張部33と、コイル体41と、先端固着部51とにより構成されている。当該ガイドワイヤ3は、第1の実施形態とは拡張部33の構成が異なっている。なお、コアシャフト11、コイル体41および先端固着部51の構成、並びにガイドワイヤ3の使用態様については第1の実施形態のものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略すると共に、第1の実施形態の説明を援用する。
拡張部33は、コアシャフト11の外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で開口に連通する。本実施形態のガイドワイヤ3は、拡張部33の一部とコイル体41とが一体的に形成されている。具体的には、拡張部33は、コイル体41の内周41a上に固着された膜部材331を用いて形成され、このコイル体41に固着した膜部材331と、先端固着部51の基端面51aと、接合部61の先端面61aとにより拡張部33が構成されている。この拡張部33は、開口11eに連通し、この開口11eを含むコアシャフト11の一部の外周全体を密閉状態(気密・液密)覆っている。このため、チューブ21から、開口11f、通孔11dおよび開口11eを介して拡張部33に流体を圧送すると、図6に示すように、内部に受け入れた流体により膜部材331が拡張し、コイル体41の内周41aが径外方に向かって押圧されて当該コイル体41が内側から支持される。これにより、先端部が硬直化して穿通性およびトルク伝達性が向上する。
膜部材331を構成する材料としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、例えば、可撓性を有する樹脂材料等を採用することができる。上記樹脂材料としては、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等が挙げられる。これらの中では、作製容易性、柔軟性および強度向上の観点から、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマーが好ましく、ポリウレタンエラストマーがより好ましい。
膜部材331の厚みとしては、材料等にもよるが、通常10μm〜150μmであり、コイル体41との密着性を確保してより確実にコイル体41の内周41aを加圧する観点からは、100μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましく、膜部材331自体の強度を確保する観点からは、50μm以上が好ましく、100μm以上がより好ましい。
膜部材331をコイル体41に固着する方法としては、例えば、接着剤を介して可撓性のフィルムをコイル体41の内周41aに接着する方法、熱可塑性の樹脂材料をコイル体の内周41aに塗布した後に溶着する方法等を採用することができる。
以上のように、当該ガイドワイヤ3は、上記構成であるので、コイル体41を内側から万遍なく均等に支持することができ、柔軟性を有しつつ、時には優れた穿通性およびトルク伝達性を発揮することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上述した実施形態では、一重のコイル体41を備えているガイドワイヤ1〜3について説明したが、コアシャフトの径方向に多重に設けられた複数のコイル体を備えているガイドワイヤであってもよい。かかる場合、拡張部は、最も内側(コアシャフトの軸側)に位置するコイル体と、コアシャフトとの間に設けられることが好ましい。
また、上述した第1の実施形態では、小径部11a、テーパ部11bおよび大径部11cを有するコアシャフ11を備えたガイドワイヤ1、第2の実施形態では、小径部12a、テーパ部12bおよび大径部12cを有するコアシャフ12を備えたガイドワイヤ2について説明したが、先端から基端まで同一外径のコアシャフトや、その他の形状のコアシャフトを備えているガイドワイヤであってもよい。
また、上述した実施形態では、先端固着部51および接合部61を備えているガイドワイヤ1〜3について説明したが、これらのうちの少なくともいずれかを備えていないガイドワイヤであってもよい。
1、2、3 ガイドワイヤ
11、12 コアシャフト
11e、12e 開口
31、32、33 拡張部
311 バルーン
331 膜部材
41 コイル体
51 先端固着部
61 接合部

Claims (4)

  1. 軸方向の中途に一または二以上の開口を有する有底中空形状のコアシャフトと、
    このコアシャフトの外周の少なくとも一部を覆うように設けられ、内部が密閉状態で前記開口に連通する拡張部と、
    前記コアシャフトの周りに巻回され、前記拡張部の外周を覆うコイル体と、を備え、
    前記開口を介して前記拡張部に流体を圧送すると、前記拡張部内の圧力により前記コイル体が内側から支持されるガイドワイヤ。
  2. 前記拡張部が複数設けられ、
    これら複数の拡張部は、前記コアシャフトの軸方向に沿って配設されており、
    前記複数の拡張部のそれぞれは、前記開口の少なくとも一つに連通している請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記拡張部が、バルーンを用いて形成されている請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記拡張部が、前記コイル体の内周上に固着された膜部材を用いて形成されている請求項1に記載のガイドワイヤ。
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