JP2020018280A - 育苗ポット内分画板 - Google Patents

Abstract

【課題】育苗ポット内の植物苗を分割しやすいように、また分画された植物苗の生育に偏りがないようにダンボール等浸水性があり、生分解性のある素材を組み合わせた育苗ポット内分画板を提供する。【解決手段】ダンボールのような浸水性があり、生分解性のある素材１、２を組み合わせた分画板３を、一般的な育苗ポット内に装入することを特徴とする育苗ポット内分画板である。【選択図】図３

Description

この発明は、育苗ポット内に複数の植物苗を互いに根絡みしないよう装入でき、しかも移植の作業性を向上させ、さらに生育に手間を増やさず、使用後の廃棄性に優れた育苗ポット内分画板に関するものである。

従来、一つのポットに複数の幼苗を植えこむことができる植物育苗ポットは、分画板と一体となっているか、浸水性が低い素材で間仕切りがなされていた。

実願２００６−４７００

従来の間仕切りがなされているポットでは、一つずつ灌水、肥料の管理を行わなければならず、必ずしも複数の幼苗が平均的に生育するとは限らず、出来上がりに偏りが出ることが多かった。本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

ダンボールのような浸水性があり、生分解性のある素材（１）（２）を組み合わせた分画板（３）を、一般的な育苗ポット内に装入する。本発明は、以上の構成よりなる育苗ポット内分画板である。

本ポット内分画板を使用することで、分画板に設けられた切断箇所（４）により、ポット内が分割されてはいるが、水または肥料をポット内の一か所に与えるだけで、水または肥料は、それぞれの仕切られた植物苗に回るため、従来より比較的均質な植物の育成に効果のあるものである。
また、分画板の耐久性が浸水及び生分解により弱くなるため、一つのポット内の土塊を取り出したのち、素手で容易に、それぞれの苗に見合った量の土塊ごとに分割できる。根がらみもわずかであるため、一本ずつ苗を取り扱うときに便利である。さらに、植物への損傷も低減させることができる。

本発明の正面図である。 本発明の正面図である。 本発明の斜視図である。 本発明の斜視図である。

以下、本発明を実施するための形態について説明する。ダンボール等浸水性があり、生分解性のある素材を切断する（１）（２）。素材（１）の下部に設けられた切り込みに、素材（２）の上部に設けられた切り込みをお互いに差し込み、組み合わせる。本発明は、以上のような構造である。これを使用するときは、一体となったこの製品を、一般的な育苗ポット内に装入し、土を入れ、蒔種または植苗または挿し木などすればよい。また、素材（１）（２）の形状を工夫すれば分画数を変えることもできる。

１ ダンボール等浸水性があり、生分解性のある素材を切断し、下部に切り込みのあるもの
２ ダンボール等浸水性があり、生分解性のある素材を切断し、上部に切り込みのあるもの
３ １，２を組み合わせた育苗ポット内分画板
４ 分画板に設けられた切断箇所
５ 一般的な育苗ポット

Claims (1)

1. ダンボール等浸水性があり、生分解性のある素材を切断し、切り込みを組み合わせて作成した育苗ポット内分画板

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