JP2020018219A - 収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視者が搭乗した状態で、監視者が後方確認を的確に行い易い収穫機を提供する。【解決手段】監視者が搭乗した状態で圃場の自動走行が可能な収穫機であって、自動走行中に前進走行に引き続き後進走行が行われるとき、前進走行が行われている間に次の後進走行を監視者に報知する報知手段が備えられている。【選択図】図9

Description

本発明は、監視者が搭乗した状態で圃場の自動走行が可能な収穫機に関する。
例えば特許文献1に開示された自律走行作業車両では、自動走行中において、進行方向が変化する際に、次の動作の予告報知が報知手段(文献では「スピーカ」)を介して報知される。
特開2015−188423号公報
特許文献1の自律走行作業車両では、監視者(文献では「オペレータ」)は、遠隔操作によって自律走行作業車両を操作可能である。収穫機が圃場を自動走行する場合、圃場の畦際における旋回走行などで、収穫機が後進走行を行う頻度は多い。このため、収穫機が自動走行する場合においては、監視者が後進走行の開始前に収穫機の後方を的確に確認できるように、監視者が収穫機に搭乗することが望ましい。
上述した実情に鑑みて、本発明の目的は、監視者が搭乗した状態で、監視者が後方確認を的確に行い易い収穫機を提供することにある。
本発明による収穫機は、監視者が搭乗した状態で圃場の自動走行が可能な収穫機であって、前記自動走行中に前進走行に引き続き後進走行が行われるとき、前記前進走行が行われている間に次の後進走行を前記監視者に報知する報知手段が備えられていることを特徴とする。
本発明によると、自動走行の前進走行中に、監視者に次の後進走行が報知され、監視者に後方確認の注意が促される。このため、監視者は次の後進走行のための後方確認の準備をでき、監視者は次の後進走行の経路上に障害物等があるかどうかをしっかりと確認できる。これにより、監視者が搭乗した状態で、監視者が後方確認を的確に行い易い収穫機が実現される。
本発明において、前記前進走行から前記後進走行への切換の際に停車するように構成され、前記監視者が前記後進走行を指示するための操作手段が備えられ、前記操作手段の操作が判定されることによって、前記後進走行が開始されると好適である。
本構成であると、収穫機が前進走行後に停車するため、監視者は後進走行前の後方確認を行い易くなる。そして、後進走行の開始前に操作手段の操作が判定されるため、監視者が後方確認を十分に行った後で操作手段を操作することによって、収穫機と、後進走行時の経路上の障害物と、の接触の虞が大きく軽減される。
本発明において、前記監視者が操作可能な操作具が備えられ、前記自動走行が行われているときに、前記操作具が操作されると停車するように構成されていると好適である。
本構成であれば、監視者の意思に基づく操作具の操作によって自動走行中の停車が可能となり、監視者の後方確認の作業が容易になる。
本発明において、前記操作具は、走行操作具であり、前記自動走行に基づく前記後進走行が行われているときに、前記走行操作具が所定の操作をされると停車するように構成されていると好適である。
本構成によると、走行操作具が、自動走行中の停車用の操作具として用いられるため、走行操作具とは別の操作具が設けられる構成と比較して、操作具の構成が簡素になる。また、後進走行中に走行操作具が所定の操作をされると停車するため、監視者は、後方確認をしながら咄嗟の判断で収穫機を停車させることができる。
本発明において、走行モードを、前記自動走行を実行する自動走行モードと、手動走行を実行する手動走行モードと、に切換可能な走行モード管理部が備えられ、前記操作具の操作によって停車すると、前記走行モード管理部は、前記走行モードを前記自動走行モードから前記手動走行モードに切換えると好適である。
本構成であると、収穫機の停車によって自動走行モードが解除されるため、自動走行が好適に中断される。なお、本発明における手動走行モードとは、収穫機を手動操作するモードに限定されず、異常状態を示すモードであったり、手動操作するための準備状態のモードであったりする場合も含まれる。当該異常状態や当該準備状態のモードでは、収穫機の手動操作が許可されていなくても良い。
本発明において、機体後方を撮像する撮像手段が備えられ、前記報知手段に、前記監視者が搭乗する搭乗部に設けられたメータパネルが備えられ、前記報知手段は、前記後進走行を報知する際に、前記メータパネルに前記撮像手段によって撮像された撮像画像を表示すると好適である。
本構成であれば、機体後方が撮像手段によって撮像され、撮像された撮像画像が搭乗部のメータパネルに表示される。このため、搭乗部に搭乗した監視者が、メータパネルに表示された撮像映像を確認することによって後方確認できる。これにより、搭乗部から機体後方を直接確認し難い場合であっても、監視者は後方確認を行い易くなる。
収穫機の一例としてのコンバインの側面図である。 コンバインの自動走行の概要を示す図である。 自動走行における走行経路を示す図である。 コンバインの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 自動走行における制御系統を示す系統ブロック図である。 制御ユニットの走行モードの状態遷移を示す図である。 後進を用いた旋回走行経路の例を示す図である。 後進を用いた旋回走行経路の例を示す図である。 前進走行における自動走行の制御のフローチャートを示す図である。 後進走行における自動走行の制御のフローチャートを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明においては、特に断りがない限り、図1に示す矢印「F」の方向が機体前方向であり、矢印「B」の方向が機体後方向である。また、図1に示す矢印「U」の方向が上方向であり、矢印「D」の方向が下方向である。
〔コンバインの全体構成〕
図1に示すように、収穫機の一形態である普通型のコンバインは、機体10、クローラ式の走行装置11、運転部12(搭乗部)、脱穀装置13、穀粒タンク14、収穫装置H、搬送装置16、穀粒排出装置18、自車位置検出モジュール80を備えている。
走行装置11は、コンバインにおける下部に備えられている。コンバインは、走行装置11によって自走可能である。
また、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14は、走行装置11よりも上側に備えられ、これらは機体10の上部として構成されている。コンバインを運転する運転者やコンバインの作業を監視する監視者が、運転部12に搭乗可能である。通常、運転者と監視者とは兼務される。なお、運転者と監視者とが別人の場合、監視者は、コンバインの機外からコンバインの作業を監視していても良い。
穀粒排出装置18は、穀粒タンク14の後下部に連結されている。また、自車位置検出モジュール80は、運転部12の前上部に取り付けられている。
収穫装置Hは、コンバインの前部に備えられている。そして、搬送装置16は、収穫装置Hよりも後側に隣接して設けられている。また、収穫装置Hは、刈取装置15およびリール17を有している。刈取装置15は、圃場の植立穀稈を刈り取る。また、リール17は、回転駆動しながら収穫対象の植立穀稈を掻き込む。この構成により、収穫装置Hは、圃場の穀物を収穫する。そして、コンバインは、刈取装置15によって圃場の植立穀稈を刈り取りながら走行装置11によって走行する刈取走行が可能である。
このように、コンバインは、圃場における作物としての植立穀稈を刈り取る刈取装置15を有している。
刈取装置15によって刈り取られた刈取穀稈は、搬送装置16によって脱穀装置13へ搬送される。脱穀装置13において、刈取穀稈は脱穀処理される。脱穀処理により得られた収穫物としての穀粒は、穀粒タンク14に貯留される。穀粒タンク14に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置18によって機外に排出される。
また、運転部12には、通信端末2が設置されている。通信端末2は、種々の情報を表示可能に構成されている。本実施形態において、通信端末2は、運転部12に固定されている。なお、通信端末2は、運転部12に対して着脱可能に構成されていても良いし、コンバインの機外に位置していても良い。
図2に示すように、このコンバインは、圃場において設定された走行経路に沿って自動走行する。自車位置を検出するために、自車位置検出モジュール80が用いられる。自車位置検出モジュール80には、衛星航法モジュール81と慣性航法モジュール82とが含まれる。衛星航法モジュール81は、人工衛星GSからのGNSS(Global Navigation Satellite System)の信号(GPS信号を含む)を受信して、自車位置を算出するための測位データを出力する。慣性航法モジュール82は、ジャイロ加速度センサおよび磁気方位センサを組み込んでおり、瞬時の走行方向を示す位置ベクトルを出力する。慣性航法モジュール82は、衛星航法モジュール81による自車位置算出を補完するために用いられる。慣性航法モジュール82は、衛星航法モジュール81とは別の場所に設置されてもよい。
このコンバインによって圃場での収穫作業を行う場合の手順は、以下に説明する通りである。
まず、監視者は、コンバインを手動で操作し、図2に示すように、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行う。これにより既作業地となった領域は、外周領域SAとして設定される。そして、外周領域SAの内側に未作業地のまま残された領域は、作業対象領域CAとして設定される。図2は、外周領域SAと作業対象領域CAの一例を示している。
また、このとき、外周領域SAの幅をある程度広く確保するために、監視者は、機体10を二周または三周走行させる。この走行においては、機体10が一周する毎に、コンバインの作業幅分だけ外周領域SAの幅が拡大する。最初に、例えば二周または三周の走行が終わると、外周領域SAの幅は、コンバインの作業幅の二倍から三倍程度の幅となる。
外周領域SAは、作業対象領域CAにおいて収穫走行を行うときに、コンバインが方向転換するためのスペースとして利用される。また、外周領域SAは、収穫走行を一旦終えて、穀粒の排出場所へ移動する際や、燃料の補給場所へ移動する際等の移動用のスペースとしても利用される。
なお、図2に示す運搬車CVは、コンバインから排出された穀粒を収集し、運搬することができる。穀粒排出の際、コンバインは運搬車CVの近傍へ移動した後、穀粒排出装置18によって穀粒を運搬車CVへ排出する。
外周領域SAおよび作業対象領域CAが設定されると、図3に示すように、作業対象領域CAにおける走行経路が算定される。算定された走行経路は、作業走行のパターンに基づいて順次設定され、設定された走行経路に沿って、コンバインが自動走行する。なお、このコンバインは、旋回走行のための旋回パターンとして、図3に示すようなU旋回パターンと、図7に示すような切り返しを伴う旋回パターン(以下、「α旋回パターン」と称する)と、図8に示すようなスイッチバック旋回パターンと、を有する。U旋回パターンは、U字状の旋回走行経路に沿って方向転換する旋回パターンである。α旋回パターンは、図7に示すような前後進を繰り返しながら方向転換を行う旋回パターンである。スイッチバック旋回パターンは、図8に示すような後進走行をともなってU旋回パターンよりも狭い領域でU旋回パターンと同様の方向転換をする旋回パターンである。後進走行を伴う旋回走行に関しては後述する。
図4に、本発明による自動操舵システムを利用するコンバインの制御系が示されている。コンバインの制御系は、多数のECUと呼ばれる電子制御ユニットからなる制御ユニット5、および、この制御ユニット5との間で車載LANなどの配線網を通じて信号通信(データ通信)を行う各種入出力機器から構成されている。
報知デバイス62は、監視者等に作業走行状態や種々の警告を報知するためのデバイスであり、ブザー、ランプ、スピーカなどである。また、報知デバイス62の一構成としてメータパネル62Aが含まれる。メータパネル62Aは、運転部12に設けられ、監視者等に作業走行状態や種々の警告を報知するためのディスプレイである。
通信部66は、このコンバインの制御系が、通信端末2(図1参照)との間で、あるいは、遠隔地に設置されている管理コンピュータとの間でデータ交換するために用いられる。通信端末2には、圃場に立っている監視者、またはコンバインに乗り込んでいる監視者が操作するタブレットコンピュータ、自宅や管理事務所に設置されているコンピュータなども含まれる。制御ユニット5は、この制御系の中核要素であり、複数のECUの集合体として示されている。自車位置検出モジュール80からの信号は、車載LANを通じて制御ユニット5に入力される。
制御ユニット5は、入出力インタフェースとして、出力処理部58と入力処理部57とを備えている。出力処理部58は、機器ドライバ65を介して種々の動作機器70と接続している。動作機器70として、走行関係の機器である走行機器群71と、作業関係の機器である作業機器群72と、がある。走行機器群71には、例えば、操舵機器、エンジン機器、変速機器、制動機器などが含まれる。作業機器群72には、図1に示すような収穫作業装置(収穫装置H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18)における動力制御機器などが含まれる。
入力処理部57には、走行状態センサ群63、作業状態センサ群64、監視者が操作可能な走行操作ユニット90、などが接続されている。走行状態センサ群63に、撮像手段としてのバックカメラ63Aと、前方障害物センサ63Bと、後方障害物センサ63Cと、が含まれる。バックカメラ63Aは、例えば機体10(図1乃至図3参照、以下同様)の後端部に設けられ、車体後方の映像を撮像する。前方障害物センサ63Bおよび後方障害物センサ63Cは、例えば、LRF(Laser Range Finder)であって、例えばレーザー光のような空中伝搬する信号に基づいて障害物を検知するが、カメラ等の画像センサであっても良い。前方障害物センサ63Bは、例えば収穫装置Hの前端部に設けられ、刈取走行が行われていない状態でコンバインの前進走行が行われる際に、機体前方の障害物を検知可能に構成されている。後方障害物センサ63Cは、例えば機体10の後端部に設けられ、コンバインの後進走行が行われる際に、機体後方の障害物を検知可能に構成されている。上述の機器以外に、走行状態センサ群63には、エンジン回転数センサ、オーバーヒート検出センサ、ブレーキペダル位置検出センサ、変速位置検出センサ、操舵位置検出センサなどが含まれる。作業状態センサ群64には、図1に示すような収穫作業装置(収穫装置H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18)の駆動状態を検出するセンサ、穀稈や穀粒の状態を検出するセンサなどが含まれる。
走行操作ユニット90は、監視者によって手動操作され、その操作信号が制御ユニット5に入力される操作具の総称である。走行操作ユニット90には、主変速操作具91、操舵操作具92、モード操作具93、自動開始操作具94、後進指示操作具95、などが含まれる。走行操作ユニット90のうちの何れか(例えば操舵操作具92)は、自動走行が行われているときに、操作具が操作されると停車するように構成されている。
主変速操作具91は、走行装置11を前進駆動または後進駆動させるための操作具である。主変速操作具91の車速調節範囲のうち、車速がゼロとなる中立位置に調節されていると、走行装置11は停止する。主変速操作具91の車速調節範囲のうち、中立位置よりも前側は前進位置であって、主変速操作具91が前進位置に操作されると、走行装置11は前進駆動する。また、主変速操作具91の車速調節範囲のうち、中立位置よりも後側は後進位置であって、主変速操作具91が後進位置に操作されると、走行装置11は後進駆動する。
手動走行モードでは、操舵操作具92が中立位置から左右に揺動操作されると、左のクローラ機構のクローラ速度と右のクローラ機構のクローラ速度とが調整され、機体10の向きが変更される。モード操作具93は、自動運転が行われる自動走行モードと手動運転が行われる手動走行モードとを切換えるための指令を制御ユニット5に与える機能を有する。自動開始操作具94は、自動走行を開始するための最終的な自動開始指令を制御ユニット5に与える機能を有する。なお、図4では、自動開始操作具94が一つだけ示されているが、誤操作を防止するために、複数の自動開始操作具94が備えられ、複数の自動開始操作具94が同時に操作されることによって、最終的な自動開始指令が出力される構成であっても良い。詳細は後述するが、後進指示操作具95は、自動走行において監視者が後進走行を指示するための操作手段であって、自動走行の後進走行が行われる前に、後進指示操作具95の人為操作が必要である。なお、モード操作具93による操作とは無関係に、自動走行モードから手動走行モードへの移行が、ソフトウエアによって自動的に行われる場合もある。例えば、自動運転が不可能な状況が発生すると、制御ユニット5は、強制的に自動走行モードから手動走行モードへの移行を実行する。
制御ユニット5には、走行制御部51、作業制御部52、走行モード管理部53、走行経路設定部54、自車位置算出部55、報知部56、などが備えられている。自車位置算出部55は、自車位置検出モジュール80から逐次送られてくる測位データに基づいて、予め設定されている機体10の特定箇所の地図座標(または圃場座標)である自車位置を算出する。自車位置として、機体10の基準点(例えば車体中心、図1に示す収穫装置Hの中心など)の位置を設定することができる。報知部56は、制御ユニット5の各機能部からの指令等に基づいて報知データを生成し、報知デバイス62に与える。
走行制御部51は、エンジン制御機能、操舵制御機能、車速制御機能などを有し、走行機器群71に制御信号を与える。作業制御部52は、図1に示すような収穫作業装置(収穫装置H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18など)の動きを制御するために、作業機器群72に制御信号を与える。
このコンバインは、自動走行で収穫作業を行う自動運転と、手動走行で収穫作業を行う手動運転と、の両方で走行可能である。このため、走行制御部51には、手動走行制御部51Aと自動走行制御部51Bとが含まれる。なお、自動運転を行う際には、自動走行モードが設定され、手動運転を行うためには手動走行モードが設定される。上述したように、走行モードの切換えは、走行モード管理部53によって管理される。つまり、走行モード管理部53は、走行モードを、自動走行を実行する自動走行モードと、手動走行を実行する手動走行モードと、に切換可能なように構成されている。
自動走行モードが設定されている場合、図5に示すような制御ブロックに基づいて自動走行が行われる。自動走行制御部51Bは、自動操舵および停車を含む車速変更の制御信号を生成して、走行機器群71を制御する。走行経路は走行経路設定部54によって設定され、自車位置は自車位置算出部55によって算出される。そして、自動操舵に関する制御信号は、自車位置と走行経路との間の方位ずれ、および、位置ずれが解消されるように生成される。車速変更に関する制御信号は、主変速操作具91の前進位置に対応して設定された車速値に基づいて生成される。
走行経路設定部54は、経路算出アルゴリズムによって自ら走行経路を生成する。なお、通信端末2(図1参照)や遠隔地の管理コンピュータ等で生成された走行経路を走行経路設定部54がダウンロードして用いる構成であっても良い。
手動走行モードが選択されている場合、監視者による操作に基づいて、手動走行制御部51Aが制御信号を生成し、走行機器群71を制御することによって、手動運転が実現される。なお、走行経路設定部54によって算出された走行経路は、手動運転であっても、コンバインが当該走行経路に沿って走行するためのガイダンス目的で利用できる。
〔自動走行モードと手動走行モードとの切換えの条件〕
図6に示すように、自動走行モードと手動走行モードとの切換えは、所定の条件を満たすことによって行われる。手動走行モードと自動走行モード以外に自動待機モードが設けられ、手動走行モードから自動走行モードへの切換えは、直接行われるのではなく、自動待機モードを経由して行われる。手動走行モードから自動待機モードへの移行条件(条件01とする)に、監視者によってモード操作具93がON操作されることによって自動走行モードへのモード切替要求が出力されることが含まれる。また、主変速操作具91の位置が中立位置であることも、条件01の条件に含まれる。
条件01に含まれる条件として、上述したもの以外に以下の条件[1−1]〜[1−7]が例示される。
[1−1]:自動走行制御部51Bが、自車位置近傍の目標走行経路を決定し、自車位置との間の位置ずれを算出可能である。
[1−2]:操舵操作具92が中立位置に調整されている。
[1−3]:収穫装置Hおよび脱穀装置13の駆動が停止している。
[1−4]:自車位置検出モジュール80が正常動作している(衛星航法モジュール81から適正な測位データが出力され、かつ、慣性航法モジュール82から適正な位置ベクトルデータが出力されている)。
[1−5]:穀粒タンク14に余裕がある。
[1−6]:燃料に余裕がある。
[1−7]:未作業地である作業対象領域CAが残っている。
つまり、条件01は、自動運転予備条件群であり、これらが全て(または略全て)成立することで、自動運転のために必要な走行機器群71および作業機器群72の準備が整っていることになる。そして、自動待機モードへ移行するために必要な条件01を満たすと、制御ユニット5の走行モードは手動走行モードから自動待機モードへ移行する。なお、監視者が制御ユニット5の走行モードを自動待機モードから手動モードへ移行させたい場合、監視者がモード操作具93をOFF操作すると、制御ユニット5の走行モードは自動待機モードから手動モードへ移行する。
自動待機モードから自動走行モードへの移行条件(条件02とする)は、自動開始操作具94がON操作されることである。自動待機モードにおいて自動開始操作具94がONされると条件02が成立し、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードに移行する。このとき、主変速操作具91は中立位置に位置するため、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードに移行しても、いきなり作業走行が開始されることはない。そして、監視者が、主変速操作具91を中立位置よりも前側に倒す操作、即ち前進操作をすることによって、自動走行が開始される。
自動走行モードから手動モードへの移行条件は、自動走行モードにおいて機体10(図1乃至図3参照、以下同様)が前進走行している場合と、自動走行モードにおいて機体10が後進走行している場合と、で異なる。機体10が前進走行している場合、監視者が主変速操作具91を前進位置から中立位置または後進位置に操作すると、走行装置11が停止して、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードから手動走行モードに移行する(条件03)。この場合、機体10の停車後に自動走行を再開する場合には、監視者は、主変速操作具91を中立位置に操作して、自動開始操作具94をON操作した後で、主変速操作具91を前進操作する必要がある。つまり、自動走行モードにおいて機体10が前進走行している場合、主変速操作具91の前進操作のみが許容される。自動走行モードにおいて機体10が前進走行している場合、主変速操作具91が前進位置の範囲で操作されると、機体10の車速が調整されつつ前進走行が継続される。
なお、監視者が主変速操作具91を前進位置から中立位置に操作すると、機体10が停車して、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードから手動モードへ移行するが、手動モードではなくて自動待機モードへ移行する構成であっても良い。また、自動走行モードにおいて機体10が前進走行している場合、監視者が主変速操作具91を前進位置から中立位置に操作すると、自動走行モードは保持されて、監視者が主変速操作具91を再び前進位置に操作すると、自動走行が再び開始される構成であっても良い。
自動走行モードにおいて機体10が後進走行している場合、主変速操作具91の操作は許容されない。この場合、監視者が主変速操作具91に対して何らかの操作を行うだけで、走行装置11が停止して、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードから手動走行モードに移行する(条件04)。このように、自動走行に基づく後進走行が行われているときに、走行操作具としての主変速操作具91が所定の操作をされると、機体10が停車するように、自動走行制御部51Bは構成されている。そして、主変速操作具91の操作によって機体10が停車すると、走行モード管理部53は、走行モードを自動走行モードから手動走行モードに切換える。
自動運転中は、運転部12に搭乗している監視者が自動運転状態を監視することが前提となっている場合、運転部12が無人状態で、自動運転されることは避けなければならない。このため、運転部12内のメインスイッチが操作された後、ドアが開くことを検出するドアスイッチを設け、このドアスイッチがドアの解放を検出した時点で、自動走行の停止または機体10の停止あるいはその両方を行うとよい。このドアスイッチによる監視者の不在検知に代えて、監視者用座席(運転座席)に着座スイッチを設けて、この着座スイッチによって監視者の不在が検知される構成であっても良い。更に、監視者用座席にシートベルトと、シートベルトが使用されていることを検出するベルトスイッチとが備えられ、ベルトスイッチの信号に基づいて監視者不在が検知されると、自動走行が中止され、機体10が停止する構成であっても良い。もちろん上述した監視者不在を検知する構成の全て、またはいくつかを同時に採用してもよい。
条件03および条件04に含まれる条件として、上述したもの以外に以下の条件[2−1]〜[2−12]が例示される。条件03および条件04では、複数の条件のうちの一つでも該当すると、制御ユニット5の走行モードが自動走行モードから手動走行モードに移行するが、特定の二つ以上の条件に該当する場合に当該走行モードが移行する構成であっても良い。
[2−1]:モード操作具93がOFF操作された。
[2−2]:機体10が圃場外に出た(許容外位置ずれの1つ)。
[2−3]:目標走行経路に対する自車位置の位置ずれが許容範囲外である。
[2−4]:車速が異常である。
[2−5]:エンジンがオーバーヒートになった。
[2−6]:穀粒タンク14の満杯状態が検出された。
[2−7]:搬送装置16での詰まりが検出された。
[2−8]:作業機器群72の異常が検出された。
[2−9]:車載LANの通信不良が検出された。
[2−10]:自車位置検出モジュール80が異常状態である(衛星航法モジュール81から適正な測位データが出力されていない、または、慣性航法モジュール82から適正な位置ベクトルデータが出力されていない)。
[2−11]:コンバインが作業対象領域CAを刈り抜けた際に、前方障害物センサ63Bによって障害物が検知された。
[2−12]:コンバインの後進走行時に、後方障害物センサ63Cによって障害物が検知された。
手動走行モードに切換えるための操作具は、主変速操作具91のような走行操作具でなくても良い。例えば、操作具としてのモード操作具93や自動開始操作具94の操作によって停車すると、走行モード管理部53は、走行モードを自動走行モードから手動走行モードに切換える構成であっても良い。
監視者によるモード操作具93や自動開始操作具94などの操作具を通じて、自動走行モードから手動走行モードへの移行、または手動走行モードから自動走行モードへの移行が要求された際に、条件不成立で移行が行われない場合も考えられる。このような場合、その旨の報知が報知部56と報知デバイス62とによって行われる。
〔後進走行を伴う旋回走行について〕
コンバインの旋回走行の旋回パターンとして、図7に示すように、前後進を繰り返しながら方向転換するα旋回パターンと、図8に示すように、スイッチバックを伴うU字状の方向転換をするスイッチバック旋回パターンと、が例示される。図7のα旋回パターンでは、90度の切り返し旋回走行経路が示されている。即ち、移行元走行経路L1および前進走行経路ML1に沿ってコンバインの前進走行が行われた後、切り返し点P1で機体10(図1乃至図3参照)が一旦停車し、後進走行経路ML2に沿ってコンバインの後進走行が行われる。そして、切り返し点P2で機体10が再度停車した後、前進走行経路ML3に沿ってコンバインの前進走行が再び行われ、移行先走行経路L2に至る。
図8のスイッチバック旋回パターンでは直線往復走行での経路移行で用いられる180度の切り返し旋回走行が示されている。即ち、移行元走行経路L1および前進走行経路ML4に沿ってコンバインの前進走行が行われた後、切り返し点P3で機体10が一旦停車し、後進走行経路ML5に沿ってコンバインの後進走行が行われる。そして、切り返し点P4で機体10が再度停車した後、前進走行経路ML6に沿ってコンバインの前進走行が再び行われ、移行先走行経路L2に至る。
このように、後進走行を伴う旋回走行は、穀粒タンク14が満杯になって、作業対象領域CAの走行経路から離脱したコンバインが、運搬車CVに対して位置合わせする時などにも行われる。
図4、図7乃至図9に示すように、自動走行モードにおいてコンバインが前進走行経路ML1(またはML4)に沿って前進走行して(ステップ#01)、コンバインが切り返し点P1(またはP3)に到達したかどうかの判定が行われる(ステップ#02)。前進走行が行われている間も、上述した条件03の判定処理が同時並行で行われる。このとき、主変速操作具91の前進操作が許容され、主変速操作具91の前進操作による機体10の車速調整が可能である。
コンバインが切り返し点P1(またはP3)に到達していないことが判定されると(ステップ#02:No)、コンバインの自車位置が、切り返し点P1(またはP3)に接近したかどうかが判定される(ステップ#03)。切り返し点P1(またはP3)に対する接近の判定は、距離に基づく判定であっても良いし、時間に基づく判定であっても良い。例えば、自車位置と切り返し点P1(またはP3)との離間距離が、予め設定された距離以下であると、切り返し点P1(またはP3)に対する自車位置の接近が判定される構成であっても良い。また、切り返し点P1(またはP3)へ到達する時刻が算出され、その時刻に達するまでの残り時間が予め設定された時間を下回ると、切り返し点P1(またはP3)に対する自車位置の接近が判定される構成であっても良い。なお、切り返し点P1(またはP3)に対する接近が判定されたときの自車位置は、前進走行経路ML1(またはML4)上であっても良いし、移行元走行経路L1上であっても良い。
コンバインの自車位置が、切り返し点P1(またはP3)に接近したことが判定されると(ステップ#03:Yes)、報知部56を介して報知デバイス62に対して報知指令が行われる(ステップ#04)。つまり、報知手段としての報知部56および報知デバイス62は、自動走行中に前進走行に引き続き後進走行が行われるとき、前進走行が行われている間に次の後進走行を監視者に報知する。具体的な一例として、運転部12に設けられたメータパネル62Aに、バックカメラ63Aによって撮像された車体後方の映像が表示される。つまり、報知手段としての報知デバイス62に、監視者が搭乗する運転部12に設けられたメータパネル62Aが備えられている。この状態で、報知部56は、後進走行を報知する際に、バックカメラ63Aによって撮像された撮像画像をメータパネル62Aに表示しつつ、次の後進走行を監視者に報知する。そして、後進指示操作具95の操作の受け付けが開始され(ステップ#05)、入力処理部57は監視者による後進指示操作具95の人為操作を受け付けられる状態になる。このとき、監視者が後進指示操作具95を操作すると、指示信号が後進指示操作具95から入力処理部57を介して自動走行制御部51Bに送信される。なお、ステップ#05よりも前に後進指示操作具95が操作されても、後進指示操作具95の操作は入力処理部57に受け付けられない。
このように、コンバインの自車位置が、切り返し点P1(またはP3)に接近したことが報知された後で、後進指示操作具95の操作の受け付けが開始される構成によって、監視者に後方確認を行うように注意が促される。
コンバインが切り返し点P1(またはP3)に到達したことが判定されると(ステップ#02:Yes)、出力処理部58を介して走行機器群71に停車指令が出力され、走行装置11が停止する(ステップ#06)。そして、ステップ#05にて後進指示操作具95の操作の受け付けが開始された後に、後進指示操作具95の操作が行われたかどうかが判定される(ステップ#07)。このとき、後進指示操作具95の操作が既に行われて指示信号が自動走行制御部51Bに入力された場合(ステップ#07:Yes)、走行装置11が直ちに後進駆動され、後進走行経路ML2(またはML5)に沿って後進走行が開始される(ステップ#08)。
後進指示操作具95が操作されていない場合、走行装置11の停止状態が継続される。また、ステップ#05にて後進指示操作具95の操作の受け付けが開始される前に、後進指示操作具95の操作が行われた場合にも、ステップ#07の判定はNoとなって、走行装置11の停止状態が継続される。このように、前進走行から前記後進走行への切換の際に機体10が停車するように構成され、操作手段としての後進指示操作具95が操作されたことが判定されることによって、後進走行が開始される。バックカメラ63Aによって撮像された車体後方の映像を、監視者がメータパネル62Aで確実に確認するように促すため、後進指示操作具95は、メータパネル62Aの付近に設けられると好適である。
図10に示すように、自動走行モードにおいてコンバインが後進走行経路ML2(またはML5)に沿って後進走行する間(ステップ#11)、コンバインが切り返し点P2(またはP4)に到達したかどうかの判定が行われる(ステップ#12)。ステップ#11の処理が繰り返されている間も、上述した条件04の判定処理が同時並行で行われる。このとき、主変速操作具91の前進操作が禁止される。後進走行中に主変速操作具91が操作されると、走行装置11が停止して、制御ユニット5の走行モードは自動走行モードから手動走行モードへ移行する。また、障害物(例えば圃場で作業する監視者)の存在が後方障害物センサ63Cによって検知された場合にも、走行装置11が停止して、制御ユニット5の走行モードは自動走行モードから手動走行モードへ移行する。
コンバインが切り返し点P2(またはP4)に到達していないことが判定されると(ステップ#12:No)、報知部56を介して報知デバイス62に対して報知指令が行われる(ステップ#13)。つまり、後進走行中である旨の報知が報知デバイス62によって行われる。後進走行中においても、メータパネル62Aに、バックカメラ63Aによって撮像された車体後方の映像が表示され、メータパネル62Aは、コンバインよりも後側の撮像画像を表示しつつ、後進走行中の状態を監視者に報知する。
コンバインが切り返し点P2(またはP4)に到達したことが判定されると(ステップ#12:Yes)、出力処理部58を介して走行機器群71に停車指令が出力され、走行装置11が停止する(ステップ#14)。そして、走行装置11が前進駆動され、前進走行経路ML3(またはML6)に沿って前進走行が開始される(ステップ#15)。
〔別実施形態〕
本発明は、上述の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
(1)上述した実施形態の図9において、切り返し点P1(P3)に対する自車位置の接近が判定されてから(ステップ#03:Yes)、報知指令が出力(ステップ#04)されているが、この実施形態に限定されない。例えば、前進走行中は常に報知指令が出力される構成であっても良い。つまり、自動走行中に前進走行に引き続き後進走行が行われるとき、報知手段としての報知部56および報知デバイス62は、前進走行が行われている間に次の後進走行が行われることを、監視者に報知する構成であれば良い。
(2)上述した実施形態に、監視者が後進走行を指示するための操作手段として、後進指示操作具95が示されているが、後進指示操作具95は、独立した操作具でなくても良い。例えば後進指示操作具95は、主変速操作具91と兼用されていても良いし、自動開始操作具94と兼用されていても良い。
(3)上述した実施形態に、監視者が操作可能であって、自動走行が行われているときに操作すると停車するように構成されている操作具として、主変速操作具91が示されているが、操作具は主変速操作具91に限定されない。例えば、このような操作具は、操舵操作具92であっても良いし、モード操作具93であってっも良いし、自動開始操作具94であっても良い。自動開始操作具94の場合、自動開始操作具94のトグル操作によって、自動走行と停車とが交互に行われる構成であっても良い。
(4)上述した実施形態では、走行モード管理部53は、自動走行モードと手動走行モードとに切換可能なように構成されているが、走行モードは自動走行モードおよび手動走行モードに限定されない。例えば、走行モード管理部53が自動走行モードから手動走行モードに切換える際に、走行モード管理部53は、まずは手動準備モードに切換えて、手動走行の条件が整ってから手動走行モードに切換える構成であっても良い。また、自動走行中に操作具の操作によって停車した場合、走行モード管理部53は、自動走行モードから、状態異常を示す異常モードに切換える構成であっても良い。
(5)上述した実施形態の撮像手段としてバックカメラ63Aが示されたが、バックカメラ63A以外にも、撮像手段は赤外線センサやLRF(Laser Range Finder)等であっても良い。また、撮像手段によって撮像された映像は、メータパネル62A以外に、バックモニタに表示されても良いし、タッチパネル式の表示装置に表示されても良い。
なお、上述の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能である。また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、普通型のコンバインだけでなく、自脱型のコンバインにも利用可能である。また、トウモロコシ収穫機、ジャガイモ収穫機、ニンジン収穫機、サトウキビ収穫機等の種々の収穫機にも利用できる。
53 :走行モード管理部
56 :報知部(報知手段)
62 :報知デバイス(報知手段)
62A :メータパネル
63A :バックカメラ(撮像手段)
91 :主変速操作具(操作具)
95 :後進指示操作具(操作手段)

Claims (6)

  1. 監視者が搭乗した状態で圃場の自動走行が可能な収穫機であって、
    前記自動走行中に前進走行に引き続き後進走行が行われるとき、前記前進走行が行われている間に次の後進走行を前記監視者に報知する報知手段が備えられている収穫機。
  2. 前記前進走行から前記後進走行への切換の際に停車するように構成され、
    前記監視者が前記後進走行を指示するための操作手段が備えられ、
    前記操作手段の操作が判定されることによって、前記後進走行が開始される請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記監視者が操作可能な操作具が備えられ、
    前記自動走行が行われているときに、前記操作具が操作されると停車するように構成されている請求項1または2に記載の収穫機。
  4. 前記操作具は、走行操作具であり、
    前記自動走行に基づく前記後進走行が行われているときに、前記走行操作具が所定の操作をされると停車するように構成されている請求項3に記載の収穫機。
  5. 走行モードを、前記自動走行を実行する自動走行モードと、手動走行を実行する手動走行モードと、に切換可能な走行モード管理部が備えられ、
    前記操作具の操作によって停車すると、前記走行モード管理部は、前記走行モードを前記自動走行モードから前記手動走行モードに切換える請求項3または4に記載の収穫機。
  6. 機体後方を撮像する撮像手段が備えられ、
    前記報知手段に、前記監視者が搭乗する搭乗部に設けられたメータパネルが備えられ、
    前記報知手段は、前記後進走行を報知する際に、前記メータパネルに前記撮像手段によって撮像された撮像画像を表示する請求項1から5の何れか一項に記載の収穫機。
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